JP6935834B1 - スクロール圧縮機、熱源ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストは増大させることなくスクロール圧縮機及び熱源ユニットの振動を抑制する。【解決手段】スクロール圧縮機10は、第1接続部21A、第2接続部22A、第3接続部23Aのうち、2又は3の接続部と、スクロール圧縮機構50と、を備える。第1接続部21Aは、吸入配管21を接続する。第2接続部22Aは、吐出配管22を接続する。第3接続部23Aは、インジェクション配管23を接続する。スクロール圧縮機構50は、固定スクロール60、可動スクロール70、及びオルダム継手80を有する。スクロール圧縮機10において、配管固定部材24が伸びる上面視における第1直線L1と、オルダム継手80の往復運動方向とのなす角度は、10°以下である。配管固定部材24は、吸入配管21、吐出配管22、インジェクション配管23のうち2又は3の配管を固定する。【選択図】図3
Description
スクロール圧縮機、及び熱源ユニットに関する。
スクロール圧縮機が駆動されると、オルダム継手の往復運動による慣性力の影響でオルダム運動方向の加振力が大きくなりスクロール圧縮機及びスクロール圧縮機を含む熱源ユニットに剛体振動が起こり、これらの信頼性を損なう場合がある。特許文献1(特開平2−485号公報)には、該慣性力を考慮したバランスウエイトを用いて振動を所定方向に伝達させることについて開示されている。しかし、バランスウエイトを追加することによって、スクロール圧縮機及び熱源ユニットの製造コストは増大する。
製造コストは増大させることなくスクロール圧縮機及び熱源ユニットの振動を抑制する。
第1観点のスクロール圧縮機は、第1接続部、第2接続部、第3接続部のうちの2又は3の接続部と、スクロール圧縮機構と、を備える。第1接続部は、吸入配管を接続する。第2接続部は、吐出配管を接続する。第3接続部は、インジェクション配管を接続する。スクロール圧縮機構は、固定スクロール、可動スクロール、及びオルダム継手を有する。スクロール圧縮機において、配管固定部材が伸びる上面視における第1方向と、オルダム継手の往復運動方向とのなす角度は、10°以下である。配管固定部材は、吸入配管、吐出配管、インジェクション配管のうち2又は3の配管を固定する。
このように各配管を並べて設計することによって、製造コストを増大させることなく、オルダム継手の往復運動方向の振動を抑制することができる。
第2観点の冷媒サイクル装置の熱源ユニットは、第1観点のスクロール圧縮機と、吸入配管と、吐出配管と、インジェクション配管と、配管固定部材と、を備える。吸入配管は、第1接続部に接続される第1鉛直部を有する。吐出配管は、第2接続部に接続される第2鉛直部を有する。インジェクション配管は、第3接続部に接続される第3鉛直部を有する。配管固定部材は、吸入配管、吐出配管、インジェクション配管のうち2又は3の配管を固定する。
これによって、オルダム継手の往復運動方向の振動を抑制し、熱源ユニットの信頼性を担保する。
第3観点の冷媒サイクル装置の熱源ユニットは、第2観点の熱源ユニットであって、配管固定部材は、吐出配管とインジェクション配管とを固定する。
これによって、熱源ユニット振動を抑制することに寄与する。
第4観点の冷媒サイクル装置の熱源ユニットは、第2観点の熱源ユニットであって、配管固定部材は、吸入配管とインジェクション配管とを固定する。
これによって、熱源ユニット振動を抑制することに寄与する。
第5観点の冷媒サイクル装置の熱源ユニットは、第2観点の熱源ユニットであって、配管固定部材は、吐出配管と吸入配管とを固定する。
これによって、熱源ユニット振動を抑制することに寄与する。
第6観点の冷媒サイクル装置の熱源ユニットは、第2観点の熱源ユニットであって、配管固定部材は、吸入配管、吐出配管、及びインジェクション配管を固定する。
これによって、熱源ユニット振動を抑制することに寄与する。
第7観点の冷媒サイクル装置の熱源ユニットは、第2観点から第6観点のいずれかの熱源ユニットであって、配管固定部材は、金属製である。
これによって、熱源ユニットの信頼性を担保することに寄与する。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)スクロール圧縮機が使用される冷媒サイクル装置の概要
図1は、本発明の一実施形態に係るスクロール圧縮機10が利用される冷媒サイクル装置1の冷媒回路図である。スクロール圧縮機10が採用される冷媒サイクル装置1として、「冷房運転専用の冷媒サイクル装置」、「暖房運転専用の冷媒サイクル装置」、及び「四路切換弁を用いて冷房運転および暖房運転のいずれかに切り換え可能な冷媒サイクル装置」などが挙げられる。ここでは、説明の便宜上、「冷房運転専用の冷媒サイクル装置」を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスクロール圧縮機10が利用される冷媒サイクル装置1の冷媒回路図である。スクロール圧縮機10が採用される冷媒サイクル装置1として、「冷房運転専用の冷媒サイクル装置」、「暖房運転専用の冷媒サイクル装置」、及び「四路切換弁を用いて冷房運転および暖房運転のいずれかに切り換え可能な冷媒サイクル装置」などが挙げられる。ここでは、説明の便宜上、「冷房運転専用の冷媒サイクル装置」を用いて説明する。
図1において、冷媒サイクル装置1は、利用ユニット2及び熱源ユニット3を備え、利用ユニット2と熱源ユニット3とは、液冷媒連絡配管4及びガス冷媒連絡配管5によって接続されている。図1に示すように、冷媒サイクル装置1は、利用ユニット2と熱源ユニット3とを各々1つ有するセパレート型である。但し、これに限定されるものではなく、冷媒サイクル装置1は、利用ユニット2を複数の有するマルチ式であってもよい。
冷媒サイクル装置1では、スクロール圧縮機10、室外熱交換器6、エコノマイザ熱交換器7、膨張弁8、室内熱交換器9等の機器が配管により接続されることで、冷媒回路100が構成されている。
(1−1)利用ユニット
利用ユニット2に搭載される室内熱交換器9は、伝熱管と多数の伝熱フィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室内熱交換器9は、液側が液冷媒連絡配管4に接続され、ガス側がガス冷媒連絡配管5に接続され、冷媒の蒸発器として機能する。
利用ユニット2に搭載される室内熱交換器9は、伝熱管と多数の伝熱フィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室内熱交換器9は、液側が液冷媒連絡配管4に接続され、ガス側がガス冷媒連絡配管5に接続され、冷媒の蒸発器として機能する。
(1−2)熱源ユニット3
熱源ユニット3は、スクロール圧縮機10、室外熱交換器6、エコノマイザ熱交換器7、膨張弁8等を搭載している。スクロール圧縮機10については後で詳述する。
熱源ユニット3は、スクロール圧縮機10、室外熱交換器6、エコノマイザ熱交換器7、膨張弁8等を搭載している。スクロール圧縮機10については後で詳述する。
(1−2−1)室外熱交換器
室外熱交換器6は、伝熱管と多数の伝熱フィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室外熱交換器6は、その一方がスクロール圧縮機10から吐出された冷媒が流れる吐出配管22側に接続され、他方が吸入配管21側に接続されている。室外熱交換器6は、スクロール圧縮機10から吐出配管22を介して供給されるガス冷媒の凝縮器として機能する。
室外熱交換器6は、伝熱管と多数の伝熱フィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室外熱交換器6は、その一方がスクロール圧縮機10から吐出された冷媒が流れる吐出配管22側に接続され、他方が吸入配管21側に接続されている。室外熱交換器6は、スクロール圧縮機10から吐出配管22を介して供給されるガス冷媒の凝縮器として機能する。
(1−2−2)エコノマイザ熱交換器
エコノマイザ熱交換器7は、図1のように、室外熱交換器6と膨張弁8との間に配置される。エコノマイザ熱交換器7は、室外熱交換器6から膨張弁8に向かって流れる冷媒と、インジェクション配管23を流れる冷媒との間で熱交換を行わせる。
エコノマイザ熱交換器7は、図1のように、室外熱交換器6と膨張弁8との間に配置される。エコノマイザ熱交換器7は、室外熱交換器6から膨張弁8に向かって流れる冷媒と、インジェクション配管23を流れる冷媒との間で熱交換を行わせる。
(1−2−3)膨張弁
膨張弁8は、室外熱交換器6と液冷媒連絡配管4とを接続する配管に設けられている。膨張弁8は、配管を流れる冷媒の圧力や流量の調節を行うための開度調整可能な電動弁である。
膨張弁8は、室外熱交換器6と液冷媒連絡配管4とを接続する配管に設けられている。膨張弁8は、配管を流れる冷媒の圧力や流量の調節を行うための開度調整可能な電動弁である。
(2)スクロール圧縮機の詳細構成
図2は、本発明の一実施形態に係るスクロール圧縮機10の縦断面図である。図3は、スクロール圧縮機10の外観を示す模式図である。図4は、スクロール圧縮機10の上面視における模式図である。本発明の一実施形態に係るスクロール圧縮機10は、いわゆる全密閉圧縮機であり、冷凍サイクルを行う冷媒回路100に接続され、冷媒回路100の冷媒を吸入して圧縮する。スクロール圧縮機10は、熱源ユニット3の底板12に固定される。
図2は、本発明の一実施形態に係るスクロール圧縮機10の縦断面図である。図3は、スクロール圧縮機10の外観を示す模式図である。図4は、スクロール圧縮機10の上面視における模式図である。本発明の一実施形態に係るスクロール圧縮機10は、いわゆる全密閉圧縮機であり、冷凍サイクルを行う冷媒回路100に接続され、冷媒回路100の冷媒を吸入して圧縮する。スクロール圧縮機10は、熱源ユニット3の底板12に固定される。
スクロール圧縮機10では、ケーシング11の内部空間に、本体機構であるスクロール圧縮機構50と、電動機30と、下部軸受部材44と、回転シャフトである駆動軸40とが収容されている。
(2−1)ケーシング、吸入配管、吐出配管、及びインジェクション配管
ケーシング11は、縦長の円筒状に形成された密閉容器である。ケーシング11の内部空間では、上から下へ向かって順に、スクロール圧縮機構50と、電動機30と、下部軸受部材44とが配置されている。また、駆動軸40は、その軸方向がケーシング11の高さ方向に沿う姿勢で配置されている。なお、スクロール圧縮機構50の詳細な構造については、後述する。
ケーシング11は、縦長の円筒状に形成された密閉容器である。ケーシング11の内部空間では、上から下へ向かって順に、スクロール圧縮機構50と、電動機30と、下部軸受部材44とが配置されている。また、駆動軸40は、その軸方向がケーシング11の高さ方向に沿う姿勢で配置されている。なお、スクロール圧縮機構50の詳細な構造については、後述する。
ケーシング11には、図3に示すように、配管として吸入配管21、吐出配管22、及び、インジェクション配管23、が取り付けられる。吸入配管21は、第1接続部21Aを介して、吸入配管21のうち鉛直方向に延びる部分である第1鉛直部21Bに接続されている。第1鉛直部21Bは、その一部がケーシング11の上蓋11aに溶接固定されている。第1鉛直部21Bの下端は、スクロール圧縮機構50の固定スクロール60に接続される。吸入配管21は、第1鉛直部21Bを介して、スクロール圧縮機構50の圧縮室Scと連通する。吸入配管21及び第1鉛直部21Bには、スクロール圧縮機10による圧縮前の、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒が流れる。
吐出配管22は、第2接続部22Aを介して、吐出配管22のうち鉛直方向に延びる部分である第2鉛直部22Bに接続されている。第2鉛直部22Bは、その一部がケーシング11の円筒部材11bに溶接固定されている。第2鉛直部22Bは、ケーシング11の内部の端部が、スクロール圧縮機構50の軸受ハウジング51の下方に形成された高圧空間S1に突き出すように配置される。吐出配管22及び第2鉛直部22Bには、スクロール圧縮機構50による圧縮後の、冷凍サイクルにおける高圧の冷媒が流れる。
インジェクション配管23は、第3接続部23Aを介して、インジェクション配管23のうち鉛直方向に延びる部分である第3鉛直部第3鉛直部23Bに接続されている。第3鉛直部23Bは、その一部がケーシング11の上蓋11aに溶接固定されている。第3鉛直部23Bのケーシング11の内部の端部は、固定スクロール60に接続されており、第3鉛直部23Bは、固定スクロール60に形成されたインジェクション通路に冷媒を供給する。インジェクション通路は、スクロール圧縮機構50の圧縮室Scと連通しており、第3鉛直部23Bから供給された冷媒は、冷凍サイクルにおける低圧と高圧との中間の圧力(中間圧)として圧縮室Scに供給される。
なお、本実施形態のスクロール圧縮機10において、第1鉛直部21B、第2鉛直部22B及び第3鉛直部23Bは、図2や図3に示すように、ケーシング11に固定される継手管と、その継手管に挿入された状態のケーシング11の内側及び外側の管とから成っている。
図4に示すように、上面視において、各配管21,22,23の各接続部21A,22A,23Aは1つの第1直線L1上に位置するように配置される。また、第1直線L1上に位置する各接続部21A,22A,23Aから延びる各配管21,22,23は、各鉛直部21B,22B,23Bを固定部材24で固定されている。
具体的に、第1直線L1は、図4に示すように、各接続部21A,22A,23Aと各配管21,22,23とが接続される端部を上面視した場合に、その中心を結ぶ直線が略一直線となることが好ましいが、スクロール圧縮機10の剛体振動を抑えることができるのであれば多少屈折していても構わない。各配管21,22,23は、第1直線L1と後述するオルダム継手80の往復運動方向とのなす角度が、10°以下になるように配置される。なお、各配管21,22,23は、スクロール圧縮機10の剛体振動を抑えることができるのであれば該角度は多少ずれていてもかまわない。
配管固定部材24は、各接続部21A,22A,23Aから鉛直方向に延びている各配管21,22,23の一部を互いに固定する。配管固定部材24は、例えば、鉄等の金属であって、図3に示すように各配管21,22,23を周方向に囲むように形成された板金状の部材であってもよい。配管固定部材24には、配管固定部材24と各配管21,22,23との間に振動を低減するための減振部材が含まれていてもよい。この構造をとることよって、スクロール圧縮機構50に加わる振動を低減することが可能である。詳しくは後で詳述する。
(2−2)支持ブラケット、及び防振ゴム
ケーシング11の下部には、ケーシング11を室外機の底板12に固定するための支持ブラケット13が設けられている。支持ブラケット13は、ケーシング11の底部に取り付けられてケーシング11を下方から支持する取付部13aと、防振ゴム14を介して底板12に固定される支持脚(脚)13bとを有している。取付部13aと支持脚13bとは、一体に形成されている。支持脚13bは、ケーシング11の周方向に間隔をあけて4つ設けられている。
ケーシング11の下部には、ケーシング11を室外機の底板12に固定するための支持ブラケット13が設けられている。支持ブラケット13は、ケーシング11の底部に取り付けられてケーシング11を下方から支持する取付部13aと、防振ゴム14を介して底板12に固定される支持脚(脚)13bとを有している。取付部13aと支持脚13bとは、一体に形成されている。支持脚13bは、ケーシング11の周方向に間隔をあけて4つ設けられている。
底板12は、その一部が上方に膨出しており、底板12の膨出部分に防振ゴム14が設置されている。防振ゴム14は、上下方向に延びる円筒状のゴム材で構成されている。底板12には、締結ナット15aが溶接されている。
そして、支持ブラケット13の上方から締結ボルト15bを差し込んで締結ナット15aに締結させることで、ケーシング11の支持脚13bと底板12との間に防振ゴム14が挟み込まれた状態で、ケーシング11が底板12に固定される。
各支持脚13bに取り付けられた4つの防振ゴム14のうちの少なくとも1つ(ここでは防振ゴム14a,14b)は、図4に示すように、ケーシング11の円筒部材11bの中心を通って、各配管21,22,23を結ぶ第1直線L1に直交する第2直線L2上に存在するように取り付けられる。ここで、直交するとは、第1直線L1に対して第2直線L2が90°±5°の角度であることが好ましい。ただし、スクロール圧縮機10の剛体振動を抑えることができるのであれば該角度は多少ずれていてもかまわない。該防振ゴム14a,14bのうちの1つの防振ゴム14aは、他の3つの防振ゴム14b,14c,14dと比較して第1直線L1から最も遠い位置にあり、スクロール圧縮機構50に加わる振動を効率よく低減することが可能である。そのため、該防振ゴム14aは、他の3つの防振ゴム14b,14c,14dよりもバネ定数の高い素材で形成されていることが好ましい。
(2−3)電動機
電動機30は、固定子31と回転子32とを備えている。固定子31は、ケーシング11に固定されている。回転子32は、固定子31と同軸に配置されている。回転子31には、駆動軸40の主軸部41が挿通されている。
電動機30は、固定子31と回転子32とを備えている。固定子31は、ケーシング11に固定されている。回転子32は、固定子31と同軸に配置されている。回転子31には、駆動軸40の主軸部41が挿通されている。
(2−4)駆動軸
駆動軸40には、主軸部41と、偏心部42とが形成されている。主軸部41は、下側の部分が電動機30の回転子32を貫通している。偏心部42は、主軸部41よりも小径の円柱状に形成され、主軸部41の上端面に突設されている。偏心部42の軸心は、主軸部41の軸心に対して偏心している。
駆動軸40には、主軸部41と、偏心部42とが形成されている。主軸部41は、下側の部分が電動機30の回転子32を貫通している。偏心部42は、主軸部41よりも小径の円柱状に形成され、主軸部41の上端面に突設されている。偏心部42の軸心は、主軸部41の軸心に対して偏心している。
駆動軸40には、上下方向に貫通する給油通路43が形成されている。ケーシング11の底部には、潤滑油である冷凍機油が貯留されている。駆動軸40が回転すると、ケーシング11の底部に貯留された冷凍機油が、給油通路43へ吸い上げられ、下部軸受部材44やスクロール圧縮機構50の摺動箇所へ供給される。
(2−5)スクロール圧縮機構
スクロール圧縮機構50は、軸受ハウジング51と、固定スクロール60と、可動スクロール70と、オルダム継手80とを備えている。スクロール圧縮機構50では、固定スクロール60と可動スクロール70によって、流体室である圧縮室Scが形成される。オルダム継手80は、可動スクロール70の自転運動を規制するための部材である。
スクロール圧縮機構50は、軸受ハウジング51と、固定スクロール60と、可動スクロール70と、オルダム継手80とを備えている。スクロール圧縮機構50では、固定スクロール60と可動スクロール70によって、流体室である圧縮室Scが形成される。オルダム継手80は、可動スクロール70の自転運動を規制するための部材である。
(2−5−1)軸受ハウジング
軸受ハウジング51は、厚肉の円板状に形成されており、その外周縁部がケーシング11に固定されている。軸受ハウジング51の中央部には、中央凹部52と、環状凸部53とが形成されている。中央凹部52は、軸受ハウジング51の上面に開口する円形状の窪みである。環状凸部53は、中央凹部52の外周に沿って形成され、軸受ハウジング51の上面から突出している。環状凸部53の突端面は、平坦面となっている。
軸受ハウジング51は、厚肉の円板状に形成されており、その外周縁部がケーシング11に固定されている。軸受ハウジング51の中央部には、中央凹部52と、環状凸部53とが形成されている。中央凹部52は、軸受ハウジング51の上面に開口する円形状の窪みである。環状凸部53は、中央凹部52の外周に沿って形成され、軸受ハウジング51の上面から突出している。環状凸部53の突端面は、平坦面となっている。
軸受ハウジング51には、中央膨出部54が形成されている。中央膨出部54は、中央凹部52の下側に位置して下方へ膨出している。中央膨出部54には、中央膨出部54を上下に貫通する貫通孔が形成されており、駆動軸40の主軸部41が挿通され、駆動軸40を回転可能に支持している。
軸受ハウジング51の上面のうち環状凸部53の外側の部分は、平坦面55となっている。軸受ハウジング51には、図5Aに示すように平坦面55に開口する二つの固定側キー溝56が形成されている。
固定側キー溝56は、駆動軸40の主軸部41の中心軸と直交する直線に沿って延びる細長い溝である。2つの固定側キー溝56は、駆動軸40の主軸部41の中心軸を挟んでそれぞれ反対側に位置している。固定側キー溝56にオルダム継手80の固定側キー部82が係合する。
図2に示すように、軸受ハウジング51の上には、固定スクロール60と可動スクロール70とが載置されている。固定スクロール60は、ボルト等によって軸受ハウジング51に固定されている。一方、可動スクロール70は、駆動軸40により駆動されて公転運動を行う。
(2−5−2)固定スクロール
固定スクロール60は、固定側鏡板部61と、固定側ラップ62と、を一体に形成した部材である。固定側鏡板部61は、円板状に形成されている。固定側ラップ62は、渦巻き壁状に形成されており、固定側鏡板部61の下面に設けられている。固定スクロール60は、固定スクロール基板61と、固定スクロール基板61の下面から渦巻状に下方に向かって延びる固定側ラップ62と、を一体に形成した部材である。
固定スクロール60は、固定側鏡板部61と、固定側ラップ62と、を一体に形成した部材である。固定側鏡板部61は、円板状に形成されている。固定側ラップ62は、渦巻き壁状に形成されており、固定側鏡板部61の下面に設けられている。固定スクロール60は、固定スクロール基板61と、固定スクロール基板61の下面から渦巻状に下方に向かって延びる固定側ラップ62と、を一体に形成した部材である。
固定側鏡板部61には、吐出ポート61aが形成されている。吐出ポート61aは、固定側鏡板部61の中央付近に形成された貫通孔であって、固定側鏡板部61を厚さ方向に貫通している。また、固定側鏡板部61の外周付近には、第1鉛直部21Bが挿入されている。
(2−5−3)可動スクロール
図5Bに示す可動スクロール70は、可動側鏡板部71と、可動側ラップ72と、を一体に形成した部材である。可動側鏡板部71は、円板状に形成されている。可動側ラップ72は、渦巻き壁状に形成されており、可動側鏡板部71の上面に突設されている。
図5Bに示す可動スクロール70は、可動側鏡板部71と、可動側ラップ72と、を一体に形成した部材である。可動側鏡板部71は、円板状に形成されている。可動側ラップ72は、渦巻き壁状に形成されており、可動側鏡板部71の上面に突設されている。
可動スクロール70には、可動側鏡板部71の下面に開口する二つの可動側キー溝73が形成されている。可動側キー溝73にオルダム継手80の可動側キー部81が係合する。
スクロール圧縮機構50において、固定スクロール60と可動スクロール70は、固定側鏡板部61の下面と可動側鏡板部71の上面が互いに向かい合い、固定側ラップ62と可動側ラップ72が互いに噛み合うように配置されている。そして、スクロール圧縮機構50では、固定側ラップ62と可動側ラップ72とが互いに噛み合うことによって、複数の圧縮室Scが形成される。
(2−5−4)オルダム継手
図6A、図6Bに示すように、オルダム継手80は、一つのリング部83と、二つの可動側キー部81と、二つの固定側キー部82とを備えている。リング部83は、断面が矩形に形成されている。また、リング部83の厚さは、リング部83の全周に亘って一定となっている。リング部83の上面と下面とは、互いに平行な平坦面となっている。可動側キー部81は、リング部83の上面よりも上側に位置している。固定側キー部82は、リング部83の下面よりも下側に位置している。ここでは、二つの可動側キー部81及び二つの固定側キー部82が周方向に概ね等間隔で並んでいるが、各キー部の数や並び方には様々なバリエーションがある。ここでは、2つの可動側キー部81は、リング部83の中心を挟んで反対側に配置されている。2つの固定側キー部82は、リング部83の中心を挟んで反対側に配置されている。
図6A、図6Bに示すように、オルダム継手80は、一つのリング部83と、二つの可動側キー部81と、二つの固定側キー部82とを備えている。リング部83は、断面が矩形に形成されている。また、リング部83の厚さは、リング部83の全周に亘って一定となっている。リング部83の上面と下面とは、互いに平行な平坦面となっている。可動側キー部81は、リング部83の上面よりも上側に位置している。固定側キー部82は、リング部83の下面よりも下側に位置している。ここでは、二つの可動側キー部81及び二つの固定側キー部82が周方向に概ね等間隔で並んでいるが、各キー部の数や並び方には様々なバリエーションがある。ここでは、2つの可動側キー部81は、リング部83の中心を挟んで反対側に配置されている。2つの固定側キー部82は、リング部83の中心を挟んで反対側に配置されている。
図2に示すように、オルダム継手80は、可動スクロール70の可動側鏡板部71と軸受ハウジング51の間に配置されている。運転中のスクロール圧縮機構50において、オルダム継手80の可動側キー部81は、可動スクロール70の可動側キー溝73の内面と摺接する。また、オルダム継手80の固定側キー部82は、軸受ハウジング51の固定側キー溝56の内面と摺接する。したがって、オルダム継手80は、軸受ハウジング51に対する可動スクロール70の公転動作を許容するとともに、軸受ハウジング51に対する可動スクロール70の回転動作を阻む役割を果たす。言い換えると、オルダム継手80が軸受ハウジング51とも可動スクロール70とも摺動することによって、可動スクロール70は、軸受ハウジング51に固定されている固定スクロール60に対して、回転せずに公転する。
(3)運転動作
以下、スクロール圧縮機10の運転動作について説明する。スクロール圧縮機10において、可動スクロール70が公転運動を行うと、吸入配管21を通ってスクロール圧縮機構50へ流入した低圧のガス冷媒が、固定側ラップ62及び可動側ラップ72の外周側の端部付近から圧縮室Scへ吸入される。可動スクロール70が更に移動すると、圧縮室Scが吸入配管21から遮断された閉じきり状態となり、その後、圧縮室Scは、固定側ラップ62及び可動側ラップ72に沿ってそれらの内周側端部へ向かって移動していく。その過程で圧縮室Scの容積が次第に減少し、圧縮室Sc内のガス冷媒が圧縮されていく。
以下、スクロール圧縮機10の運転動作について説明する。スクロール圧縮機10において、可動スクロール70が公転運動を行うと、吸入配管21を通ってスクロール圧縮機構50へ流入した低圧のガス冷媒が、固定側ラップ62及び可動側ラップ72の外周側の端部付近から圧縮室Scへ吸入される。可動スクロール70が更に移動すると、圧縮室Scが吸入配管21から遮断された閉じきり状態となり、その後、圧縮室Scは、固定側ラップ62及び可動側ラップ72に沿ってそれらの内周側端部へ向かって移動していく。その過程で圧縮室Scの容積が次第に減少し、圧縮室Sc内のガス冷媒が圧縮されていく。
可動スクロール70の移動に伴って圧縮室Scの容積が次第に縮小していくと、やがて圧縮室Scは吐出ポート61aに連通する。そして、圧縮室Sc内で圧縮された冷媒(即ち、高圧のガス冷媒)は、吐出ポート61aを通って吐出ガス通路へ流入し、その後にケーシング11の内部空間におけるスクロール圧縮機構50と電動機30の間の部分へ吐出される。ケーシング11の内部空間へ吐出された高圧のガス冷媒は、吐出配管22を通ってケーシング11の外部へ流出してゆく。
ケーシング11の内部空間には、冷凍機油が貯留されている。ケーシング11内に貯留された冷凍機油の圧力は、スクロール圧縮機構50から吐出されたガス冷媒の圧力と実質的に等しくなっている。スクロール圧縮機10の運転中には、駆動軸40が回転し、ケーシング11の底部に貯留された冷凍機油が給油通路43へ吸い上げられ、下部軸受部材44やスクロール圧縮機構50の摺動箇所へ供給される。
(4)特徴
(4−1)
本開示のスクロール圧縮機10は、第1接続部21A、第2接続部22A、第3接続部23Aのうち、2又は3の接続部と、スクロール圧縮機構50と、を備える。第1接続部21Aは、吸入配管21を接続する。第2接続部22Aは、吐出配管22を接続する。第3接続部23Aは、インジェクション配管23を接続する。スクロール圧縮機構50は、固定スクロール60、可動スクロール70、及びオルダム継手80を有する。固定部材24は、吸入配管21、吐出配管22、インジェクション配管23のうち2又は3の配管を固定する。スクロール圧縮機10において、配管固定部材24が伸びる上面視における第1方向と、オルダム継手80の往復運動方向とのなす角度は、10°以下である。
(4−1)
本開示のスクロール圧縮機10は、第1接続部21A、第2接続部22A、第3接続部23Aのうち、2又は3の接続部と、スクロール圧縮機構50と、を備える。第1接続部21Aは、吸入配管21を接続する。第2接続部22Aは、吐出配管22を接続する。第3接続部23Aは、インジェクション配管23を接続する。スクロール圧縮機構50は、固定スクロール60、可動スクロール70、及びオルダム継手80を有する。固定部材24は、吸入配管21、吐出配管22、インジェクション配管23のうち2又は3の配管を固定する。スクロール圧縮機10において、配管固定部材24が伸びる上面視における第1方向と、オルダム継手80の往復運動方向とのなす角度は、10°以下である。
スクロール圧縮機10において、電動機30へ通電すると、駆動軸40によって可動スクロール70が駆動される。可動スクロール70は、その自転運動がオルダム継手80によって規制されており、自転運動は行わずに公転運動だけを行う。
このとき、オルダム継手80は、固定側キー部82が固定側キー溝56に沿って図6Aの矢印方向に往復運動している。そして、オルダム継手80の往復運動による慣性力の影響で、オルダム継手80の往復運動方向の加振力が大きくなっている。そのため、オルダム継手80の不釣り合い慣性力による振動がケーシング11に伝達され、スクロール圧縮機10の剛体振動が大きくなる。
本実施形態では、各配管21,22,23を第1直線に沿って配置した状態で同一の配管固定部材によって相互に固定することによって、オルダム継手80の往復運動方向の支持剛性を上げることが可能であり、スクロール圧縮機10の剛体振動を効果的に抑えることができる。これによって、振動により各配管にかかる応力を抑え、配管折れ等のリスクを低減し、スクロール圧縮機10の信頼性を高めることが可能である。また、該構成はスクロール圧縮機10の生産におけるコストを増大させることなく該リスクの低減を図るものである。
(4−2)
本開示の冷媒サイクル装置1の熱源ユニット3は、上記構成のスクロール圧縮機10と、吸入配管21と、吐出配管22と、インジェクション配管23と、配管固定部材24と、を備える。吸入配管21は、第1接続部21Aに接続される第1鉛直部21Bを有する。吐出配管22は、第2接続部22Aに接続される第2鉛直部22Bを有する。インジェクション配管23は、第3接続部23Aに接続される第3鉛直部23Bを有する。配管固定部材24は、吸入配管21、吐出配管22、インジェクション配管23のうち2つ又は3つの配管を固定する。本実施形態においては、配管固定部材24は、吸入配管21、吐出配管22、及びインジェクション配管23を固定する。また、配管固定部材24は、金属製である。
本開示の冷媒サイクル装置1の熱源ユニット3は、上記構成のスクロール圧縮機10と、吸入配管21と、吐出配管22と、インジェクション配管23と、配管固定部材24と、を備える。吸入配管21は、第1接続部21Aに接続される第1鉛直部21Bを有する。吐出配管22は、第2接続部22Aに接続される第2鉛直部22Bを有する。インジェクション配管23は、第3接続部23Aに接続される第3鉛直部23Bを有する。配管固定部材24は、吸入配管21、吐出配管22、インジェクション配管23のうち2つ又は3つの配管を固定する。本実施形態においては、配管固定部材24は、吸入配管21、吐出配管22、及びインジェクション配管23を固定する。また、配管固定部材24は、金属製である。
熱源ユニット3は、上記構造をとることによってスクロール圧縮機10の剛体振動を効果的に抑え、その信頼性を高めることが可能である。また、配管固定部材24は、好ましくは吸入配管21、吐出配管22、インジェクション配管23の3つの配管を固定することによって、剛体振動をより効果的に抑えることが可能である。配管固定部材24には、強度の高い金属製の部材を使用することで、配管固定部材24が変形等することを抑制し、熱源ユニット3の信頼性をより高めることが可能である。
(5)変形例
(5−1)変形例1
本開示において、配管固定部材24は、各接続部21A,22A,23Aから鉛直方向に延びている吸入配管21、吐出配管22、及びインジェクション配管23を互いに固定している。これによって、オルダム継手80の不釣り合い慣性力による振動を抑えることが好ましいが、スクロール圧縮機10の振動を抑えることができるのであれば、該3つの配管21,22,23のうちの2つを配管固定部材24で互いに固定してもよい。具体的には、配管固定部材24は、図7に示すように吐出配管22とインジェクション配管23とを互いに固定してもよいし、図8に示すように吸入配管21とインジェクション配管23とを互いに固定してもよいし、図9に示すように吐出配管22と吸入配管21とを互いに固定してもよい。
(5−1)変形例1
本開示において、配管固定部材24は、各接続部21A,22A,23Aから鉛直方向に延びている吸入配管21、吐出配管22、及びインジェクション配管23を互いに固定している。これによって、オルダム継手80の不釣り合い慣性力による振動を抑えることが好ましいが、スクロール圧縮機10の振動を抑えることができるのであれば、該3つの配管21,22,23のうちの2つを配管固定部材24で互いに固定してもよい。具体的には、配管固定部材24は、図7に示すように吐出配管22とインジェクション配管23とを互いに固定してもよいし、図8に示すように吸入配管21とインジェクション配管23とを互いに固定してもよいし、図9に示すように吐出配管22と吸入配管21とを互いに固定してもよい。
3つの配管21,22,23のうちの2つを互いに固定した配管固定部材24が伸びる上面視における第1直線L1と、オルダム継手80の往復運動方向とのなす角度は10°以下であることによって、スクロール圧縮機10の振動を抑えることができる。なお、スクロール圧縮機10の振動を抑えることができるのであれば、該角度は多少ずれていてもかまわない。
(5−2)変形例2
本開示において、スクロール圧縮機10は、吸入配管21、吐出配管22、及びインジェクション配管23の3つの配管21,22,23を備えている。しかし、本開示に示す発明は、インジェクション配管23を備えないスクロール圧縮機10においても適用することが可能である。
本開示において、スクロール圧縮機10は、吸入配管21、吐出配管22、及びインジェクション配管23の3つの配管21,22,23を備えている。しかし、本開示に示す発明は、インジェクション配管23を備えないスクロール圧縮機10においても適用することが可能である。
具体的に、スクロール圧縮機10は、吸入配管21及び吐出配管22を備え、配管固定部材24は、吐出配管22と吸入配管21とを互いに固定する。これによって、スクロール圧縮機10の剛体振動を効果的に抑え、その信頼性を高めることが可能である。
(5−3)変形例3
本開示において、スクロール圧縮機10は、4つの支持脚(脚)13bを有している。しかし、本開示に示す発明は、3つの支持脚13bを有するスクロール圧縮機10においても適用することが可能である。
本開示において、スクロール圧縮機10は、4つの支持脚(脚)13bを有している。しかし、本開示に示す発明は、3つの支持脚13bを有するスクロール圧縮機10においても適用することが可能である。
具体的に、図10に示す3つの支持脚13bを有するスクロール圧縮機10においてケーシング11の下部には、ケーシング11を室外機の底板12に固定するための支持ブラケット13が設けられている。支持ブラケット13は、防振ゴム14を介して底板12に固定される支持脚(脚)13bを有している。支持脚13bは、ケーシング11の周方向に間隔をあけて3つ設けられている。
防振ゴム14は、上下方向に延びる円筒状のゴム材で構成されている。各支持脚13bに取り付けられた3つの防振ゴム14のうちの1つは、ケーシング11の円筒部材11bの中心を通って、各配管21,22,23を結ぶ第1直線L1に直交する第2直線L2上に存在するように取り付けられる。ここで、直交するとは、第1直線L1に対して第2直線L2が90°±5°の角度である。ただし、スクロール圧縮機10の剛体振動を抑えることができるのであれば該角度は多少ずれていてもかまわない。
(6)
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 冷媒サイクル装置
3 熱源ユニット
10 スクロール圧縮機
21 吸入配管
21A 第1接続部
21B 第1鉛直部
22 吐出配管
22A 第2接続部
22B 第2鉛直部
23 インジェクション配管
23A 第3接続部
23B 第3鉛直部
24 配管固定部材
50 スクロール圧縮機構
60 固定スクロール
70 可動スクロール
80 オルダム継手
3 熱源ユニット
10 スクロール圧縮機
21 吸入配管
21A 第1接続部
21B 第1鉛直部
22 吐出配管
22A 第2接続部
22B 第2鉛直部
23 インジェクション配管
23A 第3接続部
23B 第3鉛直部
24 配管固定部材
50 スクロール圧縮機構
60 固定スクロール
70 可動スクロール
80 オルダム継手
Claims (7)
- 吸入配管(21)を接続する第1接続部(21A)、吐出配管(22)を接続する第2接続部(22A)、インジェクション配管(23)を接続する第3接続部(23A)のうち、2つ又は3つの接続部と、
固定スクロール(60)、可動スクロール(70)、及びオルダム継手(80)を有するスクロール圧縮機構(50)と、
を備えるスクロール圧縮機(10)であって、
前記吸入配管(21)、前記吐出配管(22)、前記インジェクション配管(23)のうち2又は3の配管を固定する配管固定部材(24)が伸びる上面視における第1直線(L1)と、前記オルダム継手(80)の往復運動方向とのなす角度が、10°以下である、
スクロール圧縮機(10)。 - 請求項1に記載のスクロール圧縮機(10)と、
第1接続部(21A)に接続される第1鉛直部(21B)を有する吸入配管(21)と、
第2接続部(22A)に接続される第2鉛直部(22B)を有する吐出配管(22)と、
第3接続部(23A)に接続される第3鉛直部(23B)を有するインジェクション配管(23)と、
前記鉛直部において、前記吸入配管(21)、前記吐出配管(22)、前記インジェクション配管(23)のうち2又は3の配管を固定する配管固定部材(24)と、
を備える、冷媒サイクル装置(1)の熱源ユニット(3)。 - 前記配管固定部材(24)は、前記吐出配管(22)と前記インジェクション配管(23)とを固定する、
請求項2に記載の冷媒サイクル装置(1)の熱源ユニット(3)。 - 前記配管固定部材(24)は、前記吸入配管(21)と前記インジェクション配管(23)とを固定する、
請求項2に記載の冷媒サイクル装置(1)の熱源ユニット(3)。 - 前記配管固定部材(24)は、前記吐出配管(22)と前記吸入配管(21)とを固定する、
請求項2に記載の冷媒サイクル装置(1)の熱源ユニット(3)。 - 前記配管固定部材(24)は、前記吸入配管(21)、前記吐出配管(22)、及び前記インジェクション配管(23)を固定する、
請求項2に記載の冷媒サイクル装置(1)の熱源ユニット(3)。 - 前記配管固定部材(24)は、金属製である、
請求項2から6のいずれかに記載の冷媒サイクル装置(1)の熱源ユニット(3)。
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