JP6935283B2 - 処理装置 - Google Patents
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Description
本発明は、処理槽の周方向において、ガスの流量における分布を変えることを可能とした処理装置を提供することを目的とする。
上記構成によれば、流量変更部を構成する部材の点数が増えることを抑えつつ、処理槽の周方向において、処理空間に供給されるガスの流量に分布を形成することができる。
上記構成によれば、保持空間内において変更部材の位置を個別に変えることによって、処理槽の周方向において、ガスの流量における分布をより複雑にすることができる。
図1から図11を参照して、処理装置をスパッタ装置として具体化した第1実施形態を説明する。以下では、スパッタ装置の構成、変更機構の構成、変更機構の作用、および、試験例を説明する。
図1が示すように、処理装置の一例であるスパッタ装置10は、筒状を有する真空槽11を備え、真空槽11の内部には、成膜対象Sを支持する支持部12が位置している。真空槽11は処理槽の一例であり、処理対象の一例である成膜対象Sに対する処理が行われる処理空間11Sを区画する。支持部12は例えば成膜対象Sを支持するステージである。成膜対象Sには、例えば、シリコン基板、ガラス基板、および、樹脂基板などを用いることができる。
図2から図4を参照して、変更機構の構成を説明する。以下では、図2および図3を参照して変更機構の第1例を説明し、図3を参照して変更機構の第2例を説明する。なお、図2および図4は、真空槽11の径方向と高さ方向とによって規定される平面に沿う断面構造を示している。こうした断面構造において、真空槽11における径方向の中心を通る軸を対称軸とするとき、変更機構は、対象軸に対する一方と他方とに対称な構成を有している。そのため、図2および図4では、変更機構において、対称軸に対する一方のみを示し、他方の図示が省略されている。また、第1例と第2例との間では、位置変更部の構成が異なっているため、第2例の説明では、位置変更部の構成についてのみ詳しく説明する。
図2が示すように、筐体17と磁気回路16との間に、ガス通路20が位置している。ガス通路20は、処理空間11Sにおける互いに異なる2以上の供給位置に向けてガスを通す通路であり、本実施形態では、ガス通路20のなかで保持空間20aから処理空間11Sまでの部分が真空槽11の周方向に沿う環状を有することによって、環状を有した供給位置に向けてガスを通す。ガス通路20と処理空間11Sとが繋がる部分が供給位置である。ガス通路20は、処理空間11Sに通じる途中に保持空間20aを含んでいる。保持空間20aは、真空槽11の周方向に沿う環状を有している。筐体17は、筐体17における他の部分に比べて、筐体17の径方向における外側に突き出た部分である突出部17aを含む。突出部17aによって区画される空間が、ガス通路20の一部である保持空間20aである。
図4が示すように、変更機構40が備える位置変更部41は、第1駆動部41a1、第2駆動部41a2、第1駆動軸41b1、第2駆動軸41b2、および、付勢部材41cを備えている。付勢部材41cは、高さ方向D1において、突出部17aの内周面における下面17a2と変更部材31との間に位置している。付勢部材41cは、突出部17aの内周面における下面17a2から上面17a1に向かう方向に沿って変更部材31を付勢している。
図5から図8を参照して、変更機構の作用を説明する。
図5が示すように、ターゲット13の被スパッタ面13Sと対向する平面視において、磁気回路16の中心C1と変更部材31の中心C2とがほぼ一致しているとき、磁気回路16と変更部材31との間の隙間Gは、変更部材31の周方向においてほぼ一定である。そのため、保持空間20aから処理空間11Sに向かうコンダクタンスも、変更部材31の周方向においてほぼ一定である。結果として、処理空間11Sに供給される単位時間当たりのスパッタガスGsの流量は、変更部材31の周方向においてほぼ一定である。
図9から図11を参照して、試験例を説明する。
[試験例1]
図9および図10を参照して、試験例1を説明する。
図9は、試験例1のスパッタ装置における断面構造であって、高さ方向D1と径方向D2とによって規定される平面に沿う断面構造を示している。
Qb=Q2+Q3
図10が示すように、変更部材31が高さ方向D1における位置と径方向D2における位置との両方を変えることが可能な構成によれば、第3距離d3が第1距離d1以上であるときには、径方向D2に沿って変更部材31の位置を変えることによって、第1総流量と第2総流量との差を最大で4%とすることができることが認められた。これに対して、第3距離d3が第1距離d1よりも小さいときには、径方向D2に沿って変更部材31の位置を変えることによって、第1総流量Qaと第2総流量Qbとの差を最大で100%とすることができることが認められた。すなわち、第1総流量Qaを所定の流量に設定する一方で、第2総流量Qbを0に設定すること、あるいは、第1総流量Qaを0に設定する一方で、第2総流量Qbを所定の流量に設定することが可能であることが認められた。
半径が150mmであるシリコン基板を準備し、試験例1で説明したスパッタ装置10Tを用いてシリコン基板にタングステン膜を形成したときの膜厚を測定した。膜厚の測定結果は、図11に示すとおりであった。なお、図11では、スパッタガスの流量が、変更部材31の周方向においてほぼ一定である条件でタングステン膜を形成したときの膜厚を破線で示し、スパッタガスの流量が、変更部材31の周方向において偏りを有する状態でタングステン膜を形成したときの膜厚を実線で示している。
(1)位置変更部32が変更部材31の位置を変えることによって、1つの供給位置と他の供給位置との間において、保持空間20aから各供給位置に向かう部分のコンダクタンスを異ならせることができるため、真空槽11の周方向において、スパッタガスの流量における分布を変えることが可能である。
・位置変更部32および変更部材31は、1次元方向に沿ってのみ変更部材31の位置を変えることが可能に構成されてもよい。こうした構成であっても、変更部材31が、1つの供給位置と他の供給位置との間において、保持空間20aから各供給位置に向かうコンダクタンスを変えることが可能であれば、上述した(1)に準じた効果を得ることはできる。
図12を参照して、処理装置をスパッタ装置として具体化した第2実施形態を説明する。第2実施形態は、第1実施形態と比べて、スパッタ装置に対する変更機構の位置が異なる。そのため以下では、こうした相違点を詳しく説明する一方で、第1実施形態と共通する構成には、同じ符号を付すことによってその詳しい説明を省略する。
図12が示すように、スパッタ装置50の真空槽11には、真空槽11の処理空間11Sにスパッタガスを供給する供給配管51が固定されている。供給配管51は、真空槽11の外部に位置する第1部分51aと、真空槽11を貫通するとともに、真空槽11の内部に位置する部分を含む第2部分51bとを含んでいる。第1部分51aと第2部分51bとは、それぞれ真空槽11の周方向に沿う環状を有している。
以上説明した処理装置の第2実施形態によれば、上述した(1)から(6)の効果を得ることができる。
・供給配管51において、第1部分51aおよび第2部分51bの少なくとも一方が、真空槽11の径方向D2に沿って延びる線状を有してもよい。なお、第2部分51bが真空槽11の径方向D2に沿って延びる線状を有する構成では、供給配管51は、2つ以上の第2部分51bを有することによって、処理空間11Sにおける互いに異なる2以上の供給位置に向けてスパッタガスを供給することができる。また、第1部分51aが真空槽11の径方向D2に沿って延びる線状を有する構成では、第1部分51aが区画する保持空間52aに位置する変更部材は、第1部分51aに収容される形状、例えば立方体状や直方体状を有してればよい。
Claims (6)
- 処理対象に対する処理が行われる処理空間を区画する処理槽と、
前記処理空間に通じる途中に保持空間を含み、前記処理空間に向けてガスを通すガス通路と、
前記保持空間に保持され、前記保持空間内での位置が変わることによって、前記保持空間から前記処理空間における1つの供給位置に向かう部分のコンダクタンスを前記保持空間から前記処理空間における他の供給位置に向かう部分のコンダクタンスと異ならせるように構成された流量変更部と、
前記保持空間内での前記流量変更部の位置を変える位置変更部と、
前記位置変更部の駆動を制御する制御部であって、前記制御部は、前記位置変更部に、前記保持空間内において前記流量変更部の位置を変えさせることによって、前記1つの供給位置と前記他の供給位置との間において前記コンダクタンスを異ならせる前記制御部と、を備え、
前記処理槽は、筒状を有し、
前記ガス通路のなかで、前記保持空間から前記処理空間までの部分は、前記処理槽の周方向に沿う環状を有し、
前記保持空間は、前記処理槽の周方向に沿う環状を有し、
前記流量変更部は、前記保持空間における周方向の全体に位置する
処理装置。 - 前記流量変更部は、前記保持空間の周方向に沿う環状を有した1つの変更部材から構成される
請求項1に記載の処理装置。 - 前記流量変更部は、複数の変更部材から構成され、
前記位置変更部は、前記各変更部材における位置を個別に変えるように構成される
請求項1に記載の処理装置。 - 前記位置変更部は、前記保持空間内での前記流量変更部の位置であって、高さ方向における位置と、径方向における位置とを個別に変えるように構成され、
前記制御部は、前記位置変更部に、前記保持空間内において前記流量変更部の前記高さ方向の位置と前記径方向の位置との少なくとも一方を変えさせる
請求項1に記載の処理装置。 - 前記ガス通路は、前記ガスが流れる方向において、前記保持空間よりも上流に位置し、かつ、前記保持空間に通じる上流通路を含み、
前記保持空間は、前記上流通路が繋がる上流開口と、前記上流開口よりも下流に位置し、かつ、前記処理空間に通じる下流開口を含み、
前記ガスが流れる方向と直交する断面において、前記保持空間の断面積は、前記上流開口の断面積および前記下流開口の断面積よりも大きい
請求項1から4のいずれか一項に記載の処理装置。 - 前記処理装置は、
前記処理空間に露出する被スパッタ面を含むターゲットと、
前記ターゲットに電力を供給するターゲット電源と、をさらに備える
請求項1から5のいずれか一項に記載の処理装置。
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