JP6934370B2 - 中空糸膜モジュールの製造方法 - Google Patents

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本発明は、浄水器、燃料電池の加湿装置や除湿装置などに用いられる中空糸膜モジュールを製造する方法に関する。
浄水器には、飲料水の濾過手段として例えば、図11に示すような中空糸膜モジュール100が用いられている。この種の中空糸膜モジュール100としては、多数の中空糸膜101の束をモジュールケース102内に組み込み、ウレタン樹脂等からなるポッティング材103によってモジュールケース102に液密に、かつ中空糸膜101の中空部が閉塞しないように接着固定(ポッティング)したものが知られている。
このような中空糸膜モジュール100を製造するための方法としては、従来から例えば図12に示すように、予め中空糸膜101の束をモジュールケース102内に挿入してから、これを遠心注入装置200の回転テーブル201に円周方向等間隔で複数セットすると共に、回転テーブル201の外径側を向いた各モジュールケース102の開口部をアダプタ202で閉塞し、回転テーブル201を、鉛直軸201aの周りに所定の回転速度で水平旋回させながら、各アダプタ202に接続されたホース203を介して、未硬化のポッティング材103’を遠心力によって所定量投入し、ポッティング材103の架橋硬化後、モジュールケース102とアダプタ202との境界部(破線Cで示す位置)を切断することによって製品を取り出す、といった方法が知られている(例えば下記特許文献1参照)。
しかしながら、このような製造方法によれば、モジュールケース102とアダプタ202との境界部Cを切断することによって製品を取り出した後は、製品から切離されたアダプタ202及びホース203は廃棄され、しかもこれらアダプタ202及びホース203の内部に残留したポッティング材103’の硬化物も一緒に廃棄されることになるので、多量の廃棄物が発生するばかりでなく、ポッティング材料の歩留まりも悪いといった問題があった。
上記問題を解消するため、本願発明者らは先に参考例として下記特許文献2に示すように、予め中空糸膜の束が挿入されたモジュールケースの開口部内に位置する中空糸膜の端部を低粘度の液状ポッティング材料にディッピングしてこの液状ポッティング材料を中空糸膜の端部間の隙間へ毛細管現象により充填させる第1ディッピング工程と、モジュールケースの開口部及び中空糸膜の端部を高粘度の液状ポッティング材料にディッピングしてこの液状ポッティング材料を中空糸膜の束とモジュールケースの間へ所定量充填させる第2ディッピング工程とを有する中空糸膜モジュールの製造方法を提案しており、この参考例に係る製造方法によれば、ディッピングによって、中空糸膜の端部間の隙間への液状ポッティング材料の充填と、中空糸膜の束とモジュールケースの間への液状ポッティング材料の充填とを効率よく行うことができるため、製造過程で生じる廃棄物を減少させ、材料の歩留まりを向上させることができる。
特開2003−320223号公報 特開2016−175002号公報
記参考例に係る製造方法を更に発展させ、第1ディッピング工程における液状ポッティング材料の充填量を増大し、ディッピング効率を向上することができる中空糸膜モジュールの製造方法を提供することを課題とする。
空糸膜モジュールの製造方法は、中空糸膜の束を挿入したモジュールケースの開口部に位置する前記中空糸膜の端部を低粘度の液状ポッティング材料にディッピングしてこの液状ポッティング材料を前記中空糸膜の端部間の隙間へ毛細管現象により充填させる第1ディッピング工程と、前記モジュールケースの開口部及び前記中空糸膜の端部を高粘度の液状ポッティング材料にディッピングしてこの液状ポッティング材料を前記中空糸膜の束と前記モジュールケースの間へ充填させる第2ディッピング工程とを順次実施し、前記モジュールケースに前記中空糸膜の束を挿入するときに前記中空糸膜の端部を前記モジュールケースの開口部からケース外部へ突出させることにより、前記第1ディッピング工程を開始するに際し前記モジュールケースをディッピング装置にセットしたときに前記中空糸膜の端部が前記低粘度の液状ポッティング材料に浸漬した状態とする。
記モジュールケースの開口部に対する前記中空糸膜の端部の突出量xを
a+2h≧x≧a+1/2h
ただし、
a:モジュールケース開口部の設置個所から液状ポッティング材料の液面までの距離
h:液状ポッティング材料の液深さ
によって規定する。
ジュールケースをディッピング装置にセットしてから第1ディッピング工程を開始するまでの間で既に中空糸膜の端部が低粘度の液状ポッティング材料に浸漬した状態とされるため、浸漬しない場合と比較して、浸漬時間が増大するとともに第1ディッピング工程開始後における浸漬面積が増大する。したがって第1ディッピング工程における液状ポッティング材料の充填量を増大することができ、ディッピング効率を向上することができる。
参考例において、ディッピング工程と液状ポッティング材料の粘度との関係を示す線図である。 参考例において用いられるディッピング装置の概略構成を示す説明図である。 参考例において、ディッピング装置に液状ポッティング材料を投入した状態を示す説明図である。 参考例において、ディッピング装置の液状ポッティング材料貯留空間にモジュールケースの開口部を重合させた状態を示す説明図である。 参考例において、ディッピング装置の液状ポッティング材料を中空糸膜の端部間の隙間へ充填させる第1ディッピング工程を示す説明図である。 参考例において、液状ポッティング材料の粘度調整過程を示す説明図である。 参考例において、ディッピング装置の液状ポッティング材料を中空糸膜の束とモジュールケースの間へ充填させる第2ディッピング工程を示す説明図である。 参考例において、製品の取出し工程を示す説明図である。 実施の形態において、ディッピング装置の液状ポッティング材料を中空糸膜の端部間の隙間へ充填させる第1ディッピング工程の開始時の状態を示す説明図である。 内部液面有効長に係る比較試験の結果を示す説明図である。 中空糸膜モジュールの概略構造を示す説明図である。 遠心注入装置を用いた従来の中空糸膜モジュールの製造方法の一例を示す説明図である。
以下、実施の形態に係る中空糸膜モジュールの製造方法を説明するが、これに先立って参考例を説明する。
参考例・・・・
製造する中空糸膜モジュールは、図11に示したような浄水器用中空糸膜モジュール100とする。
図1は、第1及び第2ディッピング工程と液状ポッティング材料の粘度との関係を示す。
すなわち、例えば液状ウレタン樹脂等からなるポッティング材料は、調合・撹拌開始後しばらくの間は粘度がきわめて低い状態となっているが、ある程度の時間が経過すると(図1の例では調合・撹拌開始後300s程度)、非線形的に粘度が高くなることが知られている。
そこで、当該参考例に係る中空糸膜モジュールの製造方法では、まず液状ポッティング材料が低粘度の状態(1500mPa・s以下)において第1ディッピング工程Aを実行することにより、この液状ポッティング材料を中空糸膜の端部間の隙間へ毛細管現象により充填させ、次に粘度調整工程Bとなる所定時間を経て高粘度(5000mPa・s以上)となった液状ポッティング材料を、中空糸膜の束とその外周のモジュールケースとの間へ所定量充填させる第2ディッピング工程Cを実行する。
詳しくは、まず図2において、参照符号1はディッピング装置であり、このディッピング装置1は、筒状のハウジング11と、ハウジング11の内周に配置された可動底部12と、可動底部12をハウジング11の内周で軸方向(上下方向)へ往復移動させる電動又は流体圧アクチュエータ13とを備える。また、ハウジング11の上端面からハウジング11の内周面及び可動底部12の上面を覆うように、合成樹脂製の遮液シート14が着脱可能に敷設されており、この遮液シート14の内側は、可動底部12の移動によって容積が可変の液状ポッティング材料貯留空間1aとなっている。
まず電動又は流体圧アクチュエータ13によってディッピング装置1の可動底部12をストローク下限まで降下させ、これによって液状ポッティング材料貯留空間1aを拡張させ、この液状ポッティング材料貯留空間1aに図3に示すように、複数の材料を混合・撹拌した所要量の液状ポッティング材料(例えば液状ウレタン樹脂)2を投入する。
次に図4に示すように、予め中空糸膜101の束が挿入された中空糸膜モジュール用ケース(モジュールケース)102の下端縁を、液状ポッティング材料貯留空間1aに液状ポッティング材料2が投入されたディッピング装置1のハウジング11の上端面(ハウジング11の上端面を覆う遮液シート14)に密接させた状態に固定することによって、液状ポッティング材料貯留空間1aをモジュールケース102の下端開口部に重合させる。モジュールケース102は下端が開口し上部が閉じた有底筒状であって、中空糸膜101の束はモジュールケース102内の上部で折り返された状態でモジュールケース102に挿入され、その両端部(図では片側の端部のみ示す)101aはモジュールケース102の下端開口部102a内に位置している。
尚、中空糸膜101は合成樹脂製の細い中空管状をなすものであって、その両端部101aは周知の方法によって予め閉じた状態としておく。これは、各中空糸膜101の中空部に、後述する第1ディッピング工程Aにおいて液状ポッティング材料2が浸入することのないようにするためである。
次に図1に示す第1ディッピング工程Aを実行する。この第1ディッピング工程Aにおいては図5に示すように、電動又は流体圧アクチュエータ13によってディッピング装置1の可動底部12をストローク上限より低い所定高さh1まで上昇させ、これによって液状ポッティング材料貯留空間1aの容積を縮小させ、この液状ポッティング材料貯留空間1aに貯留された液状ポッティング材料2の一部をモジュールケース102の下端開口部102a内へ押し上げて注入する。このため、モジュールケース102の下端開口部102a内にある中空糸膜101の両端部101aは液状ポッティング材料2に浸漬(ディッピング)される。
図1に示したように、第1ディッピング工程Aが実行されるタイミングでは、液状ポッティング材料2は粘度が1500mPa・s以下であって、きわめて低粘度であるため、図5に示すように、モジュールケース102の下端開口部102a内へ注入された液状ポッティング材料2の一部は毛細管現象によって多数の中空糸膜101の端部101a間の隙間へ浸入する。
第1ディッピング工程Aの後は、粘度調整工程Bに移行し、すなわち図6に示すように電動又は流体圧アクチュエータ13によってディッピング装置1の可動底部12が高さh1に保持される。液状ポッティング材料2は、時間の経過に伴って粘度が非線形的に高くなっていく。尚、図6では、粘度が上昇した液状ポッティング材料2を、図5と異なるハッチングで示している。
そして、液状ポッティング材料2の粘度が5000mPa・s以上となった時点(図1の例では液状ポッティング材料の調合から300s程度)で、第2ディッピング工程Cを実行する。この第2ディッピング工程Cでは、電動又は流体圧アクチュエータ13によって高さh1に保持されていたディッピング装置1の可動底部12を、図7に示すように、ストローク上限高さh2まで上昇させ、これによって液状ポッティング材料貯留空間の容積をほぼ0となるまで縮小させ、液状ポッティング材料貯留空間に残留していた液状ポッティング材料2をモジュールケース102の下端開口部102a内へ押し上げて注入する。
この時点では、上述のように、液状ポッティング材料2の粘度は5000mPa・s以上に上昇しており、第1ディッピング工程Aにおいて中空糸膜101の端部101a間の隙間へ充填された液状ポッティング材料2の粘度も高くなっているため、第2ディッピング工程Cでは、この液状ポッティング材料2は中空糸膜101の端部101a間の隙間へ浸入することはできず、モジュールケース102の下端部と中空糸膜101の束の下部との間へ充填され、すなわち中空糸膜101の束の下部外周が液状ポッティング材料2にディッピングされる。
また、この工程では、第1ディッピング工程Aにおいてモジュールケース102の下端部と中空糸膜101の束の下部との間へ充填された液状ポッティング材料2の液面高さを、第1ディッピング工程Aにおいて中空糸膜101の端部101a間の隙間へ毛細管現象によって浸入した液状ポッティング材料2の高さ近傍まで押し上げることができる。
そして、さらに所要の時間が経過することによって、液状ポッティング材料2が架橋硬化したら、ディッピング装置1から図8に示すように、モジュールケース102内にポッティング材103(液状ポッティング材料2の硬化物)を介してモジュールケース102に中空糸膜101の束が接着固定(ポッティング)された製品部を分離する。
ディッピング装置1から取り出した製品部は、ポッティング材103による固定部を、モジュールケース102の下端から所定の高さ(図8に破線で示す位置)で切断する。これによって、中空糸膜101の閉じた端部101aが、ポッティング材103の一部と共に切除されるので、中空部がポッティング材103の切断面に開口し、先に説明した図11に示すような中空糸膜モジュール100を得ることができる。
上述の方法によれば、液状ポッティング材料2が調合初期に低粘度であることを利用して中空糸膜101の端部101a間の隙間へ充填させてから、経時的に高粘度となった液状ポッティング材料2を中空糸膜101の束とモジュールケース102の間へ充填させるものであるため、液状ポッティング材料2を安定的に充填することができる。
また、液状ポッティング材料2のシールのためにディッピング装置1に敷設する合成樹脂製の遮液シート14は使い捨てとなるが、それ以外に廃棄する資材はなく、しかもポッティング材103による固定部も、その一部が切除されるだけなので、液状ポッティング材料の歩留まりを著しく向上させることができる。したがって、製造コストの大幅な低減を図ることができる。
上記参考例に係る製造方法はこれを要約すると、以下のようになる。
(1)予め中空糸膜101の束が挿入されたモジュールケース102の開口部102a内に位置する前記中空糸膜101の端部101aを低粘度の液状ポッティング材料2にディッピングしてこの液状ポッティング材料2を前記中空糸膜101の端部101a間の隙間へ毛細管現象により充填させる第1ディッピング工程Aと、前記モジュールケース102の開口部102a及び前記中空糸膜101の端部101aを高粘度の液状ポッティング材料2にディッピングしてこの液状ポッティング材料2を前記中空糸膜101の束と前記モジュールケース102の間へ所定量充填させる第2ディッピング工程Cとを順次実施する。
(2)第2ディッピング工程Cによって中空糸膜101の束とモジュールケース102の間へ充填させる液状ポッティング材料2は、第1ディッピング工程Aによって前記中空糸膜101の端部101a間の隙間へ充填させたのと同じ液状ポッティング材料2の粘度を経時的に上昇させたものである。
(3)第1及び第2ディッピング工程A,Cが、ディッピング装置1を用いて行われ、このディッピング装置1は、モジュールケース102の開口部102aに重合可能であると共に可動底部12によって容積が可変の液状ポッティング材料投入空間1aを有するものである。
上記参考例に係る製造方法では、図4に示したように、モジュールケース102に中空糸膜101の束を挿入するときに中空糸膜101の端部101aをモジュールケース102の開口部102aからケース102外部へ突出させないので、第1ディッピング工程Aを開始するに際して、モジュールケース102をディッピング装置1にセットしてから第1ディッピング工程Aを開始する(電動又は流体圧アクチュエータ13を駆動して液状ポッティング材料2の液面を上昇させる)までの間は未だ、中空糸膜101の端部101aは液状ポッティング材料2に浸漬しておらず、よって液状ポッティング材料2は毛細管現象によって中空糸膜101の端部101a間の隙間へ浸入していない。したがって毛細管現象による隙間への浸入が未だ開始していないため、工程サイクル時間内における液状ポッティング材料2の浸入量すなわち充填量が限られたものになる。
実施の形態・・・・
そこで、当該実施の形態に係る製造方法では、これを改良して、液状ポッティング材料2の浸入量すなわち充填量を増大させるべく図9に示すように、モジュールケース102の内部に中空糸膜101の束を挿入するときに中空糸膜101の端部101aをモジュールケース102の開口部102aからケース102外部へ突出させ、これにより第1ディッピング工程Aを開始するに際しモジュールケース102をディッピング装置1にセットしたときに中空糸膜101の端部101aが低粘度の液状ポッティング材料2に浸漬した状態とし、この状態から第1ディッピング工程Aを開始する。
したがってこの手法によれば、モジュールケース102をディッピング装置1にセットしてから第1ディッピング工程Aを開始するまでの間で既に中空糸膜101の端部101aが低粘度の液状ポッティング材料2に浸漬した状態とされるため、浸漬しない場合と比較して、浸漬時間が増大するとともに第1ディッピング工程A開始後における浸漬面積が増大する。したがって第1ディッピング工程Aにおける液状ポッティング材料2の充填量を増大することができ、ディッピング効率を向上することができる。
モジュールケース102の開口部102aに対する中空糸膜101の端部101aの突出量xはこれを、以下のように設定するのが好ましい。
すなわち、モジュールケース102の開口部102aの設置個所から液状ポッティング材料2の液面までの距離をaとし、液状ポッティング材料2の液深さをhとして、
a+2h≧x≧a+1/2h・・・・(1)式
の式を立て、この(1)式を充足するように突出量xを規定する。
これによれば図10に示すように、上記参考例と比較して、内部液面有効長(mm)が増大するため、ポッティング材料2の充填量を増大することができる。尚、内部液面有効長とは、毛細管現象により吸い上げられた高さのことを云う。また図10において、グラフ図中のエラーバーは、測定された高さの範囲を示し、グラフ図中の●プロットは、その平均値を示している。
当該実施の形態において、その他の構成は上記参考例と同一であるので、その説明を省略することにする。
1 ディッピング装置
1a 液状ポッティング材料貯留空間
11 ハウジング
12 可動底部
13 電動又は流体圧アクチュエータ
14 遮液シート
2 液状ポッティング材料
100 中空糸膜モジュール
101 中空糸膜
101a 端部
102 モジュールケース
102a 下端開口部(開口部)
103 ポッティング材
A 第1ディッピング工程
B 粘度調整工程
C 第2ディッピング工程

Claims (1)

  1. 中空糸膜の束を挿入したモジュールケースの開口部に位置する前記中空糸膜の端部を低粘度の液状ポッティング材料にディッピングしてこの液状ポッティング材料を前記中空糸膜の端部間の隙間へ毛細管現象により充填させる第1ディッピング工程と、
    前記モジュールケースの開口部及び前記中空糸膜の端部を高粘度の液状ポッティング材料にディッピングしてこの液状ポッティング材料を前記中空糸膜の束と前記モジュールケースの間へ充填させる第2ディッピング工程と、を順次実施し、
    前記モジュールケースに前記中空糸膜の束を挿入するときに前記中空糸膜の端部を前記モジュールケースの開口部からケース外部へ突出させることにより、前記第1ディッピング工程を開始するに際し前記モジュールケースをディッピング装置にセットしたときに前記中空糸膜の端部が前記低粘度の液状ポッティング材料に浸漬した状態とし、
    前記モジュールケースの開口部に対する前記中空糸膜の端部の突出量xを
    a+2h≧x≧a+1/2h
    ただし、
    a:モジュールケース開口部の設置個所から液状ポッティング材料の液面までの距離
    h:液状ポッティング材料の液深さ
    によって規定することを特徴とする中空糸膜モジュールの製造方法。
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