JP6933469B2 - モータ制御回路、モータ制御方法、及びプログラム - Google Patents

モータ制御回路、モータ制御方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、モータ制御回路、モータ制御方法、及びプログラムに関する。
従来の空気調和機のインバータユニットは、直流電源装置の出力する直流電圧を昇圧し、昇圧電圧を用いて、冷凍サイクルを駆動するモータをインバータ制御している。従来は、昇圧電圧の電圧値を固定値とし、低能力型の装置では、COP(Coefficient Of Performance)を重視して相対的に低電圧の設定とし、高能力型の装置では、最大出力を重視して、相対的に高電圧の設定としている。このため、低能力型の装置では、大きい冷暖房能力が得られず、高能力機種ではCOPが低くなってしまうという問題が発生する。
この問題に対処するため、昇圧電圧の電圧値を、可変とした電源装置が提案されている。昇圧電圧の電圧値を可変とした空気調和機は、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されている空気調和機は、室外気温が低い暖房運転時に、力率改善回路(昇圧回路)を駆動して、昇圧電圧の電圧値を相対的に高くして、暖房能力を向上する。
特開平11−316041号公報
特許文献1に開示されている昇圧電圧の制御手法では、室温が基準温度に達するまでは、モータの回転数(回転速度)にかかわらず昇圧電圧を高電圧とする。
しかし、低速状態で昇圧電圧の電圧値を高くした場合、力率改善回路でエネルギーが消費されるため、消費電力が大きくなってしまい、COPが低下する。一方、昇圧電圧を高電圧としなければ、最大出力の向上は望めない。このように、従来の空気調和機は、省電力と高能力を共に充足することは、困難である。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、低消費電力で大出力を得ることができるモータ制御回路、モータ制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る第1のモータ制御回路は、
直流電圧を出力する直流電源回路と、
前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する昇圧回路と、
前記直流電源回路から出力された直流電圧を用いて、モータを駆動するインバータ回路と、
前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記直流電源回路の出力する直流電圧を前記モータの回転数の上昇に伴って上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、
前記モータの回転数を前記プロファイルに適用することによって目標直流電圧を求め、前記直流電源回路が前記目標直流電圧を出力するように、前記昇圧回路を制御して、前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する制御回路と、
を備え
前記モータの巻線はY結線であり、
前記プロファイル記憶手段は、前記昇圧回路による前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子電圧の変化の割合の2倍とする前記プロファイルを記憶する。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る第2のモータ制御回路は、
直流電圧を出力する直流電源回路と、
前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する昇圧回路と、
前記直流電源回路から出力された直流電圧を用いて、モータを駆動するインバータ回路と、
前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記直流電源回路の出力する直流電圧を前記モータの回転数の上昇に伴って上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、
前記モータの回転数を前記プロファイルに適用することによって目標直流電圧を求め、前記直流電源回路が前記目標直流電圧を出力するように、前記昇圧回路を制御して、前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する制御回路と、
を備え、
前記モータの巻線はΔ結線であり、
前記プロファイル記憶手段は、前記昇圧回路による前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子間電圧の変化の割合と等しくする前記プロファイルを記憶する。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る第3のモータ制御回路は、
直流電圧を出力する直流電源回路と、
前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する昇圧回路と、
前記直流電源回路から出力された直流電圧を用いて、モータを駆動するインバータ回路と、
前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記直流電源回路の出力する直流電圧を前記モータの回転数の上昇に伴って上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、
前記モータの回転数を前記プロファイルに適用することによって目標直流電圧を求め、前記直流電源回路が前記目標直流電圧を出力するように、前記昇圧回路を制御して、前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する制御回路と、
を備え、
前記モータの回転数は、目標回転数である。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る第1のモータ制御方法は、
直流電圧を用いて、Y結線の巻線を有するモータの回転数に応じて、最大トルク制御と弱め界磁制御とのいずれかにより、前記モータをインバータ駆動する駆動ステップと、
前記直流電圧を生成する電圧生成ステップと、
を備え、
前記駆動ステップで、前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの回転数を適用することによって目標直流電圧を求め、前記電圧生成ステップで、この目標直流電圧を出力するように制御し、
前記プロファイルは、前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子電圧の変化の割合の2倍とするプロファイルである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る第2のモータ制御方法は、
直流電圧を用いて、Δ結線の巻線を有するモータの回転数に応じて、最大トルク制御と弱め界磁制御とのいずれかにより、前記モータをインバータ駆動する駆動ステップと、
前記直流電圧を生成する電圧生成ステップと、
を備え、
前記駆動ステップで、前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの回転数を適用することによって目標直流電圧を求め、前記電圧生成ステップで、この目標直流電圧を出力するように制御し、
前記プロファイルは、前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子間電圧の変化の割合と等しくするプロファイルである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る第3のモータ制御方法は、
直流電圧を用いて、モータの目標回転数に応じて、最大トルク制御と弱め界磁制御とのいずれかにより、前記モータをインバータ駆動する駆動ステップと、
前記直流電圧を生成する電圧生成ステップと、
を備え、
前記駆動ステップで、前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの目標回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、目標回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの目標回転数を適用することによって目標直流電圧を求め、前記電圧生成ステップで、この目標直流電圧を出力するように制御する。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る第1のプログラムは、
コンピュータに、
直流電源装置から直流電圧が印加され、Y結線された巻線を有する駆動対象のモータに接続されたインバータ回路を制御して、前記直流電圧を複数相の電圧に変換して前記モータを駆動する動作を制御する処理において、
前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの回転数を適用することによって目標直流電圧を求める処理、
求めた目標直流電圧を出力するように前記直流電源装置を制御する処理、
を実行させ
前記プロファイルは、前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子電圧の変化の割合の2倍とするプロファイルである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る第2のプログラムは、
コンピュータに、
直流電源装置から直流電圧が印加され、Δ結線された巻線を有するモータに接続されたインバータ回路を制御して、前記直流電圧を複数相の電圧に変換して前記モータを駆動する動作を制御する処理において、
前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの回転数を適用することによって目標直流電圧を求める処理、
求めた目標直流電圧を出力するように前記直流電源装置を制御する処理、
を実行させ、
前記プロファイルは、前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子間電圧の変化の割合と等しくするプロファイルである。
上記本発明の目的を達成するため、本発明に係る第3のプログラムは、
コンピュータに、
直流電源装置から直流電圧が印加され、駆動対象のモータに接続されたインバータ回路を制御して、前記直流電圧を複数相の電圧に変換して前記モータを駆動する動作を制御する処理において、
前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの目標回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、目標回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの目標回転数を適用することによって目標直流電圧を求める処理、
求めた目標直流電圧を出力するように前記直流電源装置を制御する処理、
を実行させる。
本発明によれば、弱め界磁制御になってから、インバータ駆動の電圧源である直流電圧を昇圧し、昇圧電力をモータの回転数にする。従って、昇圧のためのエネルギーロスが発生しない。一方、弱め界磁制御中は、直流電圧を昇圧するので、大きな出力を得ることができる。これにより、低消費電力で、大出力をうることができる。
本発明の実施の形態1に係るモータ制御回路とモータの構成図である。 図1に示すモータの実回転数と直流電源装置の目標直流電圧との関係を定義するプロファイルである。 図1に示すモータの実回転数とモータの端子電圧との関係を示す図である。 図1に示す制御ユニットが実行するモータ回転制御処理のフローチャートである。 図1に示す制御ユニットが実行する直流電圧制御処理のフローチャートである。 (a)と(b)は、モータの実回転数と直流電源装置の目標直流電圧と実直流電圧との関係を示す図である。 (a)〜(d)は、直流電源装置の出力する直流電圧を昇圧する回転数の基点をどこに設定するのがよいかを説明するための図であり、(a)は基点を最小負荷での弱め界磁制御の開始回転数に合わせた図、(b)は軽負荷時の最大トルク制御と弱め界磁制御とを実行する回転数領域を示す図、(c)は重負荷時の最大トルク制御と弱め界磁制御とを実行する回転数領域を示す図、(d)は基点を大負荷での弱め界磁制御の開始回転数に合わせた図、である。 モータ回転数に対する直流電圧の変化の程度が、モータ回転数に対する端子電圧の変化の程度より大きい場合の、モータの制御例を示す図である。 モータ回転数に対する直流電圧の変化の程度が、モータ回転数に対する端子電圧の変化の程度より小さい場合の、モータの制御例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るモータ制御回路とモータの構成図である。 図10に示す制御ユニットが実行する直流電圧制御処理のフローチャートである。 (a)と(b)は、モータの目標回転数と目標直流電圧とモータの実回転数と実直流電圧との関係を示す図である。 巻線がΔ結線されたモータの一例を示す。 (a)は、Δ結線されたモータを制御する場合の、モータ回転数と直流電圧との関係を示す図、(b)は、モータ回転数と端子間電圧との関係を示す図である。 負荷の大きさに応じて基点回転数を設定する変形例における、テーブルの例である。
以下、本発明の実施の形態に係る直流電源装置を備えるモータ制御回路を、図面を参照しつつ説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る直流電源装置を備えるモータ制御回路を、図1乃至図9を参照しつつ説明する。
本実施の形態に係るモータ制御回路100は、IPM(Interior Permanent Magnet)モータ(以下、単にモータ)30を駆動するものであり、直流電源回路11と、力率改善回路12と、平滑化回路13と、直流電圧センサ14と、直流電流センサ15と、インバータ回路16と、制御ユニット20とを備える。
直流電源回路11は、リアクタ111と、全波整流回路(フルブリッジ)112とを備える。リアクタ111の一端は、商用電源等の交流電源113の一方の出力端に接続されている。全波整流回路112は、リアクタ111の他端に一方の電圧入力端が接続され、交流電源113の他方の端子に他方の電圧入力端が接続されている。全波整流回路112は、リアクタ111を介して、交流電源113から電圧入力端間に印加される交流電圧を全波整流して、直流電圧を出力する。
力率改善回路12は、全波整流回路121と、スイッチング素子を構成するNPNバイポーラトランジスタ122(以下、単に、トランジスタ122)とを備える。
全波整流回路121は、リアクタ111の他端に一方の電圧入力端が接続され、交流電源113の他方の端子に他方の電圧入力端が接続されている。
トランジスタ122は、スイッチング素子として機能し、全波整流回路121の正電圧出力端にコレクタが接続され、エミッタが全波整流回路121の負電圧出力端に接続され、ベースが制御ユニット20の後述するスイッチパルス出力制御部26に接続されている。トランジスタ122のコレクタ・エミッタ間には、環流ダイオード123が接続されている。トランジスタ122は、制御ユニット20により高速にスイッチングされる。トランジスタ122がオンすることにより、リアクタ111と力率改善回路12とを含む回路が閉じ、リアクタ111に、全波整流回路112を流れる電流に加えて、全波整流回路121及びトランジスタ122を流れる電流が加わる。続いて、トランジスタ122がオフすると、リアクタ111に蓄積された磁気エネルギーにより、リアクタ111に高電圧が発生し、この電圧が全波整流回路112で整流され、高電圧が出力される。
トランジスタ122がオンしている割合が大きくなる(デューティDが大きくなる)に従って、リアクタ111に蓄積される磁気エネルギーが大きくなる。このため、全波整流回路112から出力される電圧も徐々に高くなる。
平滑化回路13は、電解コンデンサ、図示せぬチョークコイルなどから構成され、全波整流回路112から出力される脈動する直流電圧を平滑化する。
直流電源回路11、力率改善回路12、平滑化回路13は、モータ30のインバータ駆動に使用される直流電圧及びその昇圧電圧を生成及び出力する直流電源装置10を構成する。直流電源装置10は、後述するように、最大トルク制御によるインバータ駆動中に、省電力となるような直流電圧を、インバータ駆動用にインバータ回路16に供給し、弱め界磁制御によるインバータ駆動中には、直流電圧を昇圧して、高能力となるような直流電圧を、インバータ駆動用にインバータ回路16に供給する。
直流電圧センサ14は、平滑化された直流電圧Eの電圧値(実直流電圧Er)を測定する。
直流電流センサ15は、直流回路を流れる電流の値を測定する。直流電流センサ15は、例えば、シャント抵抗とシャント抵抗の両端間の電圧降下を測定する電圧計などから構成される。
インバータ回路16は、3対のスイッチング素子を備えた周知の構成であって、制御ユニット20からのPWM制御信号に従って、直流入力電圧をu,v,wの3相の出力電圧に変換して、駆動対象であるモータ30の3つのモータ端子Tu、Tv、Twに印加する。インバータ回路16は、例えば、Intelligent Power Module(IPM)から構成される。
制御ユニット20は、マイクロプロセッサ等から構成され、メモリに記憶しているプログラムを実行することにより、後述する各部の機能及び各処理を実行する。例えば、制御ユニット20は、外部より回転数指令を受信し、回転数指令により指示された目標回転数(正確には、単位時間あたりの回転数、以下同じ)ωtでモータ30を回転させるように、インバータ回路16を制御する。また、制御ユニット20は、モータ30を高効率で且つ高能力で駆動するため、直流電源回路11、力率改善回路12及び平滑化回路13から構成される直流電源装置10の出力する直流電圧Eの大きさを制御する。
より具体的に説明すると、制御ユニット20は、機能的に、モータ制御部21と、PWM出力制御部22と、回転数算出部23と、目標直流電圧決定部24と、PI制御部25と、スイッチパルス出力制御部26とを備える。
モータ制御部21は、外部より供給される回転数指令が指示する目標回転数ωtと、回転数算出部23から出力される実回転数ωrとの偏差ωeを求める。モータ制御部21は、求めた偏差ωeに基づいて、ベクトル制御演算を行って、モータ30の各モータ端子Tu、Tv、Twに印加すべき電圧を求め、求めた印加電圧が得られるようにインバータ回路16を切り替えるためのPWM制御信号(切り替え制御信号)を生成する。
モータ30は、永久磁石を用いており、永久磁石の磁束が一定である。このため、回転数が上がるにつれて、逆起電力が増加し、ある回転数に達すると、逆起電力が印加電圧と等しくなってしまう。これを防ぐため、モータ制御部21は、高回転域で印加電圧を弱める弱め界磁制御(弱め磁束制御)を実行し、低回転域では通常の電圧を印加する最大トルク制御を実行する。ここでは、モータ30の負荷であるコンプレッサが最小(最軽)負荷状態であるときの弱め界磁制御の基点回転数(最大トルク制御と弱め界磁制御との切り替え回転数、その回転数より高い回転数域で弱め界磁制御を行う)をω1とする。
PWM出力制御部22は、モータ制御部21から出力されたPWM制御信号をインバータ回路16に出力する。
回転数算出部23は、直流電流センサ15が検出した直流電流の単位時間当たりの脈数等からモータ30の実際の回転数、即ち、実回転数ωrを求める。
目標直流電圧決定部24は、図2に例示するモータの回転数(本実施の形態では、実回転数ωr)と直流電圧Eの目標値(目標直流電圧)Etとの関係を定義するプロファイルを記憶しており、このプロファイルに実回転数ωrを適用して、対応する目標直流電圧Etを求める。
このプロファイルでは、目標直流電圧Etは、実回転数ωrが基点回転数ω1未満の領域では、最小値ELに固定され、実回転数ωrが基点回転数ω1以上の領域では、実回転数ωrの増加に伴って最小値ELから最大値EHまで上昇し、最大値EHに達すると、以後、最大値EHを維持する。
最小値ELは、実験等により予め設定される目標直流電圧Etの最小電圧である。最小値ELは、例えば、モータ30が基点回転数ω1よりわずかに低い実回転数ωrで回転し、力率改善回路12が高電力効率で稼働している状態において、直流電源装置10が出力する直流電圧Eに設定される。
一方、目標直流電圧Etの最大値EHは、モータ30の最大出力を可能とするために必要とされる電圧に設定される。
基点回転数ω1以上の領域において、実回転数ωrの変化に対する目標直流電圧Etの変化の割合dE/dωは、図3に示す、モータ30の実回転数ωrの変化に対するモータ端子Tu、Tv、Twの電圧(端子電圧)Vu、Vv、Vwの変化の割合dV/dωの2倍にほぼ等しく設定されている。即ち、dE/dω≒2・dV/dωが成立する。これは、図1に示すように、モータ30がY結線であるため、インバータ回路16によって、直流電圧Eが、2つの巻線に直列に印加されるからである。
図2に示す実回転数ωr対目標直流電圧Etのプロファイルは、テーブル、グラフ、関数などの任意の形態で制御ユニット20に予め記憶されている。
なお、モータ30の端子電圧Vu、Vv、Vwは、図3に示すように、モータ30の実回転数ωrとほぼ線形の関係を有する。
図1に示すPI制御部25は、直流電圧Eが、目標直流電圧決定部24により決定された目標直流電圧Etに一致するように、力率改善回路12のトランジスタ122がオンするデューティDを求める。具体的には、PI制御部25は、目標直流電圧決定部24から出力された目標直流電圧Etと、直流電圧センサ14で検出された実直流電圧Erとの偏差Ee(=Et−Er)を求める。PI制御部25は、偏差Eeに基づく比例積分(PI)制御により、トランジスタ122のベース電圧のデューティDの変化分ΔD=k1・Ee+k2∫Eedtを求める。PI制御部25は、従前のデューティDに求めた変化分ΔDを加算して、新たなデューティD(=D+ΔD)を求める。
スイッチパルス出力制御部26は、PI制御部25が求めたデューティDを有する高周波のスイッチパルスをスイッチ素子を構成するトランジスタ122のベースに印加する。これにより、実直流電圧Erが、目標直流電圧Etよりも小さい場合には、スイッチパルスのデューティDが徐々に大きくなり、トランジスタ122のオンデューティが大きくなって、実直流電圧Erが徐々に増加する。一方、実直流電圧Erが、目標直流電圧Etよりも大きい場合には、スイッチパルスのデューティDが徐々に小さくなり、トランジスタ122のオンデューティが減少して、実直流電圧Erが徐々に減少する。
制御対象であるモータ30は、空気調和機のコンプレッサを駆動する。モータ30は、IPMモータであり、ロータ内部に磁石が埋め込まれた構造をもつ回転界磁形式の同期モータである。モータ30は、Y結線された界磁巻線を有する。u相、v相、w相の各界磁巻線は一端が中性点で相互に接続され、他端がモータ端子Tu、Tv、Twを介して、インバータ回路16の出力端に接続されている。各モータ端子Tu、Tv、Twの電圧が端子電圧Vu、Vv、Vwである。
次に、上記構成を有するモータ制御回路100が、モータ30を駆動する動作を説明する。
モータ30の起動が指示され、回転数指令が制御ユニット20に供給されると、モータ制御部21は、図4に示すモータ回転制御処理を開始し、回転数指令により指示される目標回転数ωtと回転数算出部23が算出した実回転数ωrとの偏差ωe(=ωt−ωr)を求める(ステップS101)。
続いて、モータ制御部21は、弱め界磁制御を実行するか否かを、端子電圧Vu、Vv,Vw、実回転数ωr、端子電流等により判別する(ステップS102)。
弱め界磁制御を実行すると判別すると(ステップS102:Yes)、モータ制御部21は、弱め界磁制御と、目標回転数ωtと実回転数ωrとの偏差ωeに基づくベクトル制御とにより、インバータ回路16に供給するPWM制御信号を生成する(ステップS103)。
PWM出力制御部22は、モータ制御部21が生成したPWM制御信号をインバータ回路16に出力する(ステップS104)。インバータ回路16は、直流電源回路11と力率改善回路12と平滑化回路13とを含む直流電源装置10から出力された直流電圧Eを用いて、PWM出力制御部22から供給されたPWM制御信号に従って、印加電圧を切り替えて、モータ30の回転を制御する。
一方、弱め界磁制御を実行しないと判別すると(ステップS102:No)、モータ制御部21は、最大トルク制御と、偏差ωeに基づくベクトル制御とにより、インバータ回路16に供給するPWM制御信号を生成する(ステップS105)。
PWM出力制御部22は、モータ制御部21が生成したPWM制御信号をインバータ回路16に出力する(ステップS104)。インバータ回路16は、直流電源装置10から出力された直流電圧Eを用いて、PWM制御信号に従って、モータ30の回転を制御する。
以後、同様の動作が繰り返され、モータ30の実回転数ωrが目標回転数ωtに一致するように制御され、負荷であるコンプレッサが駆動される。
制御ユニット20は、図4に示すモータ回転制御処理と並行して、直流電源装置10の出力する直流電圧Eを制御する直流電圧制御処理を実行する。
この直流電圧制御処理を図5のフローチャートを参照して説明する。
モータ30の制御を開始すると、制御ユニット20は、図5の直流電圧制御処理を開始する。まず、回転数算出部23は、直流電流センサ15が検出した直流電流の単位時間当たりの脈数等からモータ30の実回転数ωrを求める(ステップS201)。
目標直流電圧決定部24は、実回転数ωrと、図2のプロファイルに示す最小負荷での弱め界磁制御の基点回転数(最大トルク制御と弱め界磁制御の切り替え回転数)ω1とを比較し、ωr≧ω1であるか否かを判別する(ステップS202)。
ωr≧ω1であると判別すると(ステップS202:Yes)、目標直流電圧決定部24は、記憶しているプロファイルに従って、目標直流電圧Etを求める。
次に、PI制御部25は、目標直流電圧決定部24が求めた目標直流電圧Etと直流電圧センサ14が検出した実直流電圧Erとの偏差Ee(=Et−Er)を求める(ステップS203)。PI制御部25は、PI制御により、トランジスタ122のベースに印加するスイッチパルスのデューティDの変化分ΔD=k1・Ee+k2∫Eedtを求める(ステップS204)。PI制御部25は、従前のデューティDに求めた変化分ΔDを加算して、新たなデューティD(=D+ΔD)を求める(ステップS205)。
スイッチパルス出力制御部26は、デューティDを有する高周波のスイッチパルスをトランジスタ122のベースに印加する(ステップS206)。その後処理はステップS201に戻る。
このような制御を実行することにより、目標直流電圧Etよりも実直流電圧Erが小さい場合には、トランジスタ122がオンする割合が増加して、実直流電圧Erが徐々に増加し、目標直流電圧Etよりも実直流電圧Erが大きい場合には、トランジスタ122がオンする割合が減少して、実直流電圧Erが徐々に減少し、目標直流電源電圧に近づく。
一方、ステップS202で、ωr≧ω1が成立していないと判別された場合(ステップS202:No)、PI制御部25は、実直流電圧Er>最小値ELが成立しているか否かを判別する(ステップS207)。
Er>ELが成立していない、即ち、Er≦ELであると判別された場合(ステップS207:No)、処理は前述のステップS203に進む。ωr<ω1のとき、目標直流電圧Etは、最小値ELに設定されている。このため、PI制御部25は、実直流電圧Erが最小値ELに一致するようにデューティDを設定し、トランジスタ122のオン・オフを制御する。
一方、Er>ELが成立していると判別された場合(ステップS207:Yes)、PI制御部25は、デューティDを0に設定する(ステップS208)。従って、スイッチパルス出力制御部26は、ローレベルの信号をトランジスタ122に出力し続ける。このため、トランジスタ122はオフし続け、力率改善回路12は停止状態となり、直流電源装置10からは、交流電源113の出力電圧を全波整流回路112で整理して得られる分だけの実直流電圧Erが出力される。
図5に示す直流電圧制御処理により、直流電源装置10から出力される直流電圧Eを、図6(a)、(b)を参照して具体的に説明する。
図6(a)は、図2に示した実回転数ωrと目標直流電圧Etの関係を定義するプロファイル、図6(b)は直流電源装置10から出力される実直流電圧Erを示す。
モータ30の実回転数ωrが回転数ω1以上のときには、図5のステップS202で、Yesと判別され、ステップS203〜S206の処理が実行される。このため、図6(a)に示すプロファイル上で、実回転数ωrに応じて目標直流電圧Etが増減する区間IIIでは、PI制御部25は、実回転数ωrに対応する目標直流電圧Etに実直流電圧Erが一致するように、スイッチングパルスのデューティDを調整する。このため、図6(b)に示すように、実直流電圧Erは、実回転数ωrの変化に応じて変化する。
また、図6(a)に示すプロファイル上において、ωr≧ω1で且つ実直流電圧Erが目標直流電圧Etの最大値EHに達している区間IVでは、PI制御部25は、実直流電圧Erが最大値EHに一致するように、スイッチングパルスのデューティDを調整する。このため、図6(b)に示すように、実直流電圧Er=EHとなる。
一方、図6(a)のプロファイル上で、実回転数ωrが十分に低い区間Iでは、ωr<ω1と判別される(ステップ202:No)。この区間では、図6(b)に示すように、モータ30の負荷が小さいため、力率改善回路12が動作しなくても、直流電源回路11による整流動作のみで実直流電圧Erが最小値ELを越えてしまう。このため、ステップS207でYesと判別され、デューティDは0に設定される(ステップS208)。このため、トランジスタ122はオフした状態を維持する。この区間Iでは、実回転数ωrの増加に伴って、モータ30の負荷が増加するため、実回転数ωrの増加に伴って実直流電圧Erは低下する。
また、図6(a)のプロファイル上で、ωr<ω1の状態で(ステップ202:No)、実直流電圧Erが目標直流電圧Etの最小値ELに一致する区間IIでは、ステップS207でNoと判別され、PI制御部25は、実直流電圧Erが、プロファイルに定められた目標直流電圧Etの最小値ELに一致するようにデューティDを決定する。このため、図6(b)に示すように、実直流電圧Erは最小値ELを維持する。
このように、区間Iでは、スイッチパルスをオフすることにより消費電力が削減され、区間IIでは、直流電圧Eの適性化により消費電力が削減され、区間IIIでは、直流電圧Eが最小値ELと最大値EHとの間でスムーズに切り替えられ、区間IVでは、直流電圧Eを最大値EHとすることによりモータ30の能力の向上を実現することができる。
上記構成では、直流電源装置10の昇圧動作の基点回転数を最小負荷状態における、弱め界磁制御の基点回転数ω1としている。このため、モータ30の負荷の大きさにかかわらず、昇圧動作が実行されるのは、弱め界磁制御中となる。従って、電力効率を高めることができる。
この点を図7を参照してより詳細に説明する。モータ制御部21が最大トルク制御と弱め界磁制御とを切り替える回転数は、モータ30の負荷の大きさにより変化する。例えば、モータ30の負荷が大きくなると、モータ30の巻線抵抗に流れる電流が大きくなり、巻き線での電圧降下(巻線電圧)が相対的に大きくなる。このため、図7(b)、(c)に示すように、軽い負荷のときに最大トルク制御と弱め界磁制御とを切り替える基点回転数ω1よりも、重い負荷で最大トルク制御と弱め界磁制御とを切り替える回転数ω3の方が低くなる。
ここで、直流電源装置10の出力直流電圧Eの昇圧を開始する基点回転数をω1とした場合のプロファイルを図7(a)に、ω3とした場合のプロファイルを図7(d)に示す。
図7(d)に示すプロファイルの場合、図7(b)に示すように、軽負荷の場合には、最大トルク制御を実行中に、直流電源装置10の昇圧動作を実行してしまう。このため、電力効率が低下してしまう。これに対し、本実施形態では、図7(a)に示すように、モータ30の負荷が最も軽い時の最大トルク制御と弱め磁束制御の切り替える回転数ω1を、昇圧動作の基点回転数に設定している。従って、図7(a)〜(c)に示すように、負荷がどのような大きさであっても、最大トルク制御によるインバータ駆動中に、直流電圧Eを、インバータ駆動用にインバータ回路16に供給し、弱め界磁制御によるインバータ駆動中には、直流電圧を昇圧して、インバータ駆動用にインバータ駆動用にインバータ回路16に供給することができる。従って、最大トルク制御実行中に、昇圧処理を行って、電力効率を低下させるという事態を防止できる。
また、本実施の形態においては、実回転数ωrの変化に対する目標直流電圧Etの変化の割合(図2の傾きdE/dω)を、モータ30の実回転数ωrの変化に対する端子電圧Vの変化の割合(図3のdV/dω)の2倍とした。これにより、実回転数ωrの変化に対する直流電圧Eの変化を、実回転数ωrに対する端子間電圧の変化に一致させることができる。
これに対し、図8は、昇圧時の回転数の変化に対する直流電圧の変化の割合dE/dωが、実回転数ωrの変化に対する端子電圧Vの変化の割合dV/dωの2倍よりも十分大きい場合の例を示す。この例の場合、実回転数ωrが基点回転数ω1に達して、昇圧動作を開始すると、目標直流電圧Etが急激に上昇し、一点鎖線で示す端子電圧の2倍を超えてしまう。これに伴い、実直流電圧Erも端子電圧の2倍を越えてしまう。すると、モータ制御部21は、弱め界磁制御を中断し、最大トルク制御を再開してしまう。このため、最大トルク制御期間中に昇圧駆動を行うことになり、電力効率が低下する。また、コンプレッサを安定して駆動することができなくなるおそれがある。
また、図9に示すように、昇圧時の回転数対電源電圧dE/dωが、実回転数ωrに対する端子電圧Vの変化の割合dV/dωの2倍よりも小さい場合には、実直流電圧Erが上昇せず、大きな出力を得られなくなってしまう。
このように、実回転数ωrの変化に対する実直流電圧Erの変化の割合dE/dωを、実回転数ωrに対する端子電圧Vの変化の割合dV/dωのほぼ2倍とすることにより、電力効率の向上と大きい最大出力の確保の両方を達成可能となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、高い電力効率を確保しつつ、モータの最大出力を大きくすることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、モータ30の実回転数ωrと目標直流電圧Etとの関係を定義するプロファイルに従って、直流電源装置10を制御した。この発明はこれに限定されず、モータ30の目標回転数ωtと目標直流電圧Etとの関係を定義するプロファイルに従って、直流電源装置10の昇圧動作を制御することも可能である。
以下、目標回転数ωtに従って目標直流電圧Etを制御する実施の形態2を、図10〜図12を参照して説明する。
本実施の形態のモータ制御回路110の基本構成は、図1に示す実施の形態1のモータ制御回路100と同一である。ただし、図10に示す制御ユニット20Aの目標直流電圧決定部24Aは、図12(a)に示す目標回転数ωtと目標直流電圧Etとの関係を定義するプロファイルを記憶している。このプロファイルにおいて、ELは、目標直流電圧Etの最小電圧を示し、例えば、モータ30が基点回転数ω1よりわずかに低い実回転数ωrで回転し、力率改善回路12が高電力効率で稼働している状態において、直流電源装置10が出力する直流電圧Eに設定される。また、EHは、目標直流電圧Etの最大電圧を示し、モータ30の最大出力を可能とするために必要とされる電圧に設定される。目標直流電圧Etの昇圧の基点回転数は、実施の形態1と同様に、最軽負荷における最大トルク制御と弱め界磁制御の切り替え回転数ω1である。また、基点回転数ω1以上の回転数領域における目標回転数ωtの変化に対する目標直流電圧Et変化の割合(dEt/dωt)は、目標回転数ωtの変化に対する端子電圧Vの変化の割合(dV/dωt)の2倍に設定されている。
また、目標直流電圧決定部24Aには、実回転数ωrは供給されず、代わりに、回転数指令が供給される。目標直流電圧決定部24Aは、回転数指令が指示する目標回転数ωtを図12(a)に示すプロファイルに適用して、目標直流電圧Etを求め、PI制御部25に提供する。
次に、制御ユニット20Aによる直流電圧制御処理を図11に示すフローチャートを参照して説明する。なお、モータ回転制御処理は、図4に示す処理と同一である。
モータ30の制御を開始すると、制御ユニット20Aは、図11の直流電圧制御処理を開始する。まず、目標直流電圧決定部24は、外部から供給される回転数指令を取り込み、指示されている目標回転数ωtを取得する(ステップS301)。
目標直流電圧決定部24は、取得した目標回転数ωtと、図12(a)のプロファイルに示す基点回転数ω1とを比較し、ωt≧ω1であるか否かを判別する(ステップS302)。
ωt≧ω1であると判別すると(ステップS302:Yes)、処理はステップS203に進み、実施形態1と同様に、目標直流電圧Etと実直流電圧Erとの偏差Eeを求め(ステップS203)、スイッチパルスのデューティDの変化分ΔDを求め(ステップS204)、新たなデューティDを求め(ステップS205)、デューティDを有するスイッチパルスをトランジスタ122に印加する(ステップS206)。その後処理はステップS301に戻る。
一方、ステップS302で、ωt≧ω1が成立していないと判別された場合(ステップS302:No)、実直流電圧Er>最小値ELが成立しているか否かを判別し(ステップS207)、Er>ELが成立していないと判別された場合(ステップS207:No)、処理は前述のステップS203に進む。
一方、ステップS207で、Er>ELが成立していると判別された場合(ステップS207:Yes)、デューティDを0に設定し(ステップS208)、ステップS206に進む。
このような直流電圧制御によれば、図12(a)、(b)に示すように、モータ30の実回転数ωrが基点回転数ω1以上の区間IIIでは、実直流電圧Erは、目標回転数ωtの変化に応じて変化する。
また、ωt>ω1で且つ実直流電圧Erが目標直流電圧Etの最大値EHに達している区間IVでは、実直流電圧Erが最大値EHに一致するように、スイッチングパルスのデューティDが調整され、実直流電圧Er≒EHが維持される。
一方、目標回転数ωtが十分に低い区間Iでは、ωt<ω1と判別される。この区間では、モータ30の負荷が小さいため、直流電源回路11による整流動作のみで実直流電圧Erがプロファイルに設定された最低値ELを越えてしまう。このため、デューティDは0に設定される。
一方、ωt<ω1の状態で、実直流電圧Erが目標直流電圧Etの最小値ELに一致する区間IIでは、実直流電圧Erが、目標直流電圧Etの最小値ELに一致するようにデューティDを決定し、実直流電圧Erは最小値ELを維持する。
このような構成により、区間Iでは、スイッチパルスをオフすることによる、消費電力の削減、区間IIでは、直流電圧Eの適性化による消費電力の削減、区間IIIでは、直流電圧Eの最小値ELと最大値EHとの間のスムーズな切り替え、区間IVでは、直流電圧Eを最大値EHとすることによるモータ30の能力の向上を実現することができる。
目標回転数ωtは実回転数ωrよりも、変動が少ない。従って、モータ30の回転数として目標回転数ωtを採用して、直流電源装置10の動作を制御することにより、制御を安定して行うことができる。
また、目標回転数ωtの変化に対する目標直流電圧Etの変化の割合を、目標回転数ωtの変化に対する端子電圧Vの変化の割合の2倍としている。これにより、図8及び図9を参照して説明したように、電力効率の向上と大きい最大出力の確保の両方を達成可能となる。
なお、この発明は上記実施の形態に限定されず、種々の応用及び変形が可能である。例えば、上記実施の形態においては、モータ30の巻線がY結線の場合を説明した。この発明は、図13に示すΔ結線のモータ31にも適用可能である。ただし、この場合、直流電圧Eと各巻線に印加される電圧(端子間電圧)はほぼ等しい。従って、図14(a)、(b)に示すように、回転数ωの変化に対する直流電圧Eの変化の割合dE/dωを、回転数ωの変化に対するモータ端子間電圧Vの変化の割合dV/dωと等しい値とすることが望ましい。
上記実施の形態においては、空気調和機のコンプレッサを駆動するIPMモータ30を例にこの発明を説明した。ただし、この発明は、特定の構造のモータ及び特定の負荷を対象とするモータに限定されず、永久磁石を備え、弱め界磁制御を行う種々のモータに適用可能である。例えば、自動車、各種産業機械、電子機器などの負荷を駆動する種々のモータに適用可能である。
上記実施の形態においては、モータの回転数を直流電流の脈数から求めたが、回転数その他の物理パラメータを求める手法は任意である。
直流電源回路11、力率改善回路12、平滑化回路13等の構成自体は、既知の任意の回路構成を使用可能である。
また、直流電源回路11で最大電圧EHを出力し、それをチョッパ回路などで降圧して最小電圧ELまでの電圧を発生させるような構成が考えられる。このような構成であっても、直流電源装置10の出力する直流電圧Eは、最小値ELとそれより高い電圧を出力することができるので、本願発明の昇圧の範囲に含まれるものである。
例えば、力率改善回路12のスイッチング素子として、NPNバイポーラトランジスタ122に代えてPNPバイポーラトランジスタの利用が可能である、さらに、バイポーラトランジスタに代えてMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等、任意のスイッチ素子の利用が可能である。また、直流電圧を昇圧する昇圧回路として、力率改善回路を用いる回路以外の公知の回路を利用可能である。
直流電源装置10として、AC/DC回路を説明したが、直流電圧を出力できるならば、DC/DC回路でもよい。
また、上記実施の形態では、区間IIIで直流電圧Eの大きさを連続的に変化させる例を示したが、モータの回転数に応じて電圧を変化させることができるならば、電圧の変化は段階的、非連続的な変化であってもよい。
上記実施の形態においては、モータ30の回転数(即ち、実回転数ωr又は目標回転数ωt)を求めて、回転数に応じて目標直流電圧Etを設定した。この発明は、これに限定されず、モータ30のモータ端子Tu、Tv、Twの端子電圧Vを電圧計で計測し、計測した電圧に基づいて、目標直流電圧Etを設定してもよい。このような構成の場合も、端子電圧V∝回転数の関係が近似的に成立しているので、本願発明の、モータの回転数に応じて目標直流電圧を設定する構成には含まれる。
また、上記実施の形態においては、直流電圧の昇圧を開始する基点回転数を、最小負荷状態での弱め界磁制御の開始回転数ω1に固定したが、モータの負荷を測定し、負荷の大きさに応じて、基点回転数ω1を変更してもよい。この場合、図15に例示するように、負荷の大きさ別に弱め界磁制御の基点回転数(目標回転数又は実回転数)を求めて、予めテーブルなどに格納しておき、モータの駆動中に、例えば、周期的に負荷の大きさを、例えば、電流値等から求め、求められた負荷の大きさに対応する回転数を基点として、昇圧を開始するようにしてもよい。
上記実施の形態においては、目標直流電圧Etを最小値から最大値に変化させる基点回転数を、最軽負荷における最大トルク制御と弱め界磁制御の切り替え回転数とした。この発明はこれに限定されず、基点回転数を、比較的軽負荷における最大トルク制御と弱め界磁制御の切り替え回転数、あるいは、その回転数を基準として定められた任意の回転数等としてもよい。また、異なる観点から基点回転数を設定してもよい。ただし、モータの電力効率の観点からは、ω1とすることが望ましい。
モータの回転数(実回転数ωr、目標回転数ωt)の変化に対する目標直流電圧Etの変化の割合を、実施の形態1のY結線の場合には、実回転数ωrの変化に対する端子電圧Vの変化の割合の2倍、実施の形態2のY結線の場合には、目標回転数ωtの変化に対する端子電圧Vの変化の割合の2倍、Δ結線の場合には、実回転数ωrの変化に対する端子間電圧Vの変化の割合と等しくする例を示した。ここでの「2倍」、「等しい」は厳格な意味ではない。図8及び図9を参照して説明したように、電力効率の向上と大きい最大出力の確保の両方を達成可能ならば、±20%程度の差異は「2倍」あるいは「1倍」含まれる範囲である。
力率改善回路12により直流電源回路11が出力する電圧自体を昇圧する例を示したが、直流電源回路11が出力した直流電圧を、力率改善回路、その他の昇圧回路で昇圧する構成でも本願発明の直流電圧を昇圧する構成に含まれる。
また、力率改善回路12の制御のため、電圧値の偏差にEeに基づくPI制御を使用したが、P制御だけでも、I制御だけでも、PID制御でも、かまわない。また、その他の制御手法を使用してもよい。
上記実施の形態においては、図2、図12(a)に例示する回転数−直流電圧値のプロファイルを予め用意し、プロファイルに従って、直流電源装置の出力電圧を制御した。ただし、これに限定されず、同様の機能を実現できるならば、他の手法を採用可能である。
10 直流電源装置
11 直流電源回路
12 力率改善回路(昇圧回路)
13 平滑化回路
14 直流電圧センサ
15 直流電流センサ
16 インバータ回路
20 制御ユニット
20A 制御ユニット
21 モータ制御部
22 PWM出力制御部
23 回転数算出部
24 目標直流電圧決定部
24A 目標直流電圧決定部
25 PI制御部
26 スイッチパルス出力制御部
30 IPMモータ
100 モータ制御回路
111 リアクタ
112 全波整流回路(フルブリッジ回路)
113 交流電源
121 全波整流回路
122 NPNバイポーラトランジスタ(トランジスタ)
123 環流ダイオード
Tu、Tv、Tw モータ端子

Claims (9)

  1. 直流電圧を出力する直流電源回路と、
    前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する昇圧回路と、
    前記直流電源回路から出力された直流電圧を用いて、モータを駆動するインバータ回路と、
    前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記直流電源回路の出力する直流電圧を前記モータの回転数の上昇に伴って上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、
    前記モータの回転数を前記プロファイルに適用することによって目標直流電圧を求め、前記直流電源回路が前記目標直流電圧を出力するように、前記昇圧回路を制御して、前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する制御回路と、
    を備え、
    前記モータの巻線はY結線であり、
    前記プロファイル記憶手段は、前記昇圧回路による前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子電圧の変化の割合の2倍とする前記プロファイルを記憶する、
    ータ制御回路。
  2. 直流電圧を出力する直流電源回路と、
    前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する昇圧回路と、
    前記直流電源回路から出力された直流電圧を用いて、モータを駆動するインバータ回路と、
    前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記直流電源回路の出力する直流電圧を前記モータの回転数の上昇に伴って上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、
    前記モータの回転数を前記プロファイルに適用することによって目標直流電圧を求め、前記直流電源回路が前記目標直流電圧を出力するように、前記昇圧回路を制御して、前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する制御回路と、
    を備え、
    前記モータの巻線はΔ結線であり、
    前記プロファイル記憶手段は、前記昇圧回路による前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子間電圧の変化の割合と等しくする前記プロファイルを記憶する、
    ータ制御回路。
  3. 直流電圧を出力する直流電源回路と、
    前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する昇圧回路と、
    前記直流電源回路から出力された直流電圧を用いて、モータを駆動するインバータ回路と、
    前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記直流電源回路の出力する直流電圧を前記モータの回転数の上昇に伴って上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、
    前記モータの回転数を前記プロファイルに適用することによって目標直流電圧を求め、前記直流電源回路が前記目標直流電圧を出力するように、前記昇圧回路を制御して、前記直流電源回路の出力する直流電圧を昇圧する制御回路と、
    を備え、
    記モータの回転数は、目標回転数である、
    ータ制御回路。
  4. 直流電圧を用いて、Y結線の巻線を有するモータの回転数に応じて、最大トルク制御と弱め界磁制御とのいずれかにより、前記モータをインバータ駆動する駆動ステップと、
    前記直流電圧を生成する電圧生成ステップと、
    を備え、
    前記駆動ステップで、前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの回転数を適用することによって目標直流電圧を求め、前記電圧生成ステップで、この目標直流電圧を出力するように制御し、
    前記プロファイルは、前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子電圧の変化の割合の2倍とするプロファイルである、
    モータ制御方法。
  5. 直流電圧を用いて、Δ結線の巻線を有するモータの回転数に応じて、最大トルク制御と弱め界磁制御とのいずれかにより、前記モータをインバータ駆動する駆動ステップと、
    前記直流電圧を生成する電圧生成ステップと、
    を備え、
    前記駆動ステップで、前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの回転数を適用することによって目標直流電圧を求め、前記電圧生成ステップで、この目標直流電圧を出力するように制御し、
    前記プロファイルは、前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子間電圧の変化の割合と等しくするプロファイルである、
    モータ制御方法。
  6. 直流電圧を用いて、モータの目標回転数に応じて、最大トルク制御と弱め界磁制御とのいずれかにより、前記モータをインバータ駆動する駆動ステップと、
    前記直流電圧を生成する電圧生成ステップと、
    を備え、
    前記駆動ステップで、前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの目標回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、目標回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの目標回転数を適用することによって目標直流電圧を求め、前記電圧生成ステップで、この目標直流電圧を出力するように制御する、
    モータ制御方法。
  7. コンピュータに、
    直流電源装置から直流電圧が印加され、Y結線された巻線を有する駆動対象のモータに接続されたインバータ回路を制御して、前記直流電圧を複数相の電圧に変換して前記モータを駆動する動作を制御する処理において、
    前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの回転数を適用することによって目標直流電圧を求める処理、
    求めた目標直流電圧を出力するように前記直流電源装置を制御する処理、
    を実行させ
    前記プロファイルは、前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子電圧の変化の割合の2倍とするプロファイルである、
    プログラム。
  8. コンピュータに、
    直流電源装置から直流電圧が印加され、Δ結線された巻線を有するモータに接続されたインバータ回路を制御して、前記直流電圧を複数相の電圧に変換して前記モータを駆動する動作を制御する処理において、
    前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの回転数を適用することによって目標直流電圧を求める処理、
    求めた目標直流電圧を出力するように前記直流電源装置を制御する処理、
    を実行させ
    前記プロファイルは、前記モータの回転数の変化に対する目標直流電圧の変化の割合を、前記モータの回転数の変化に対する前記モータの端子間電圧の変化の割合と等しくするプロファイルである、
    プログラム。
  9. コンピュータに、
    直流電源装置から直流電圧が印加され、駆動対象のモータに接続されたインバータ回路を制御して、前記直流電圧を複数相の電圧に変換して前記モータを駆動する動作を制御する処理において、
    前記モータの最小負荷状態における弱め界磁制御と最大トルク制御との切り替え回転数よりも高い回転数の領域において、前記モータの目標回転数の上昇に伴って前記直流電圧を上昇させるように、目標回転数と目標直流電圧との関係を規定するプロファイルに、前記モータの目標回転数を適用することによって目標直流電圧を求める処理、
    求めた目標直流電圧を出力するように前記直流電源装置を制御する処理、
    を実行させるプログラム。
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