JP6933419B1 - ルアー及びフックガード - Google Patents

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Abstract

【課題】根掛り防止用のフックガードを確実に取り付けることができるルアーを提供すること。【解決手段】ルアー1は、本体部10が、装着部材3を取り付けるための装着口20と、装着口20に連通する固定孔21とを有しており、装着部材3が、ワイヤと、第一曲部32と、第一曲部32と所定の間隔を空けた位置に形成された第二曲部33と、装着口20に収容可能なワイヤ取付部34と、第二曲部33を基点として下方へ延びるように形成された線材部35とを有する。ルアー1は、装着口20が、本体部10の外側から内側に向けて形成されており、固定孔21が、本体部10の外側から内側に向けて形成されると共に装着口20に対して交差する方向に形成されており、装着口20にワイヤ取付部34が収容された状態において、固定孔21に締結部材22が挿通されることにより、ワイヤ取付部34と締結部材22とが係合して固定されることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、釣りに用いられるルアー、及び当該ルアーに用いられる根掛り防止のためのフックガードに関する。
従来、漁業やレジャー等の魚釣りにおいては、生餌に代えてルアー(疑似餌とも称する)が用いられることがある。前記ルアーは、対象魚に応じて、各種の形態のものが用いられる。例えば、ブラックバスやスズキ等の対象魚は、小魚を補食しており、当該対象魚を釣り上げるために小魚の形状をしたルアーが用いられることがある。前記ルアーは、集魚効果を上げるためにルアーの形や色彩等に工夫がなされている。
また、前記ルアーは、魚がルアーに食い付いたり、魚がルアーに触れたりした際にフックが魚に引っ掛かるようにフック(針とも称する)がルアー本体から露出するように取り付けられている。そのため、ルアーを遊泳させる際に、木や藻などの障害物にフックが引っ掛かって根掛りすることがあった。従って、根掛りを防止するために、フックの前方側に逆V字形状のワイヤ(フックガードとも称する)を取り付けたルアーが知られている(例えば、特許文献1)。前記ルアーは、フックガードにより、根掛りを回避しつつ、食い付いた魚には、フックが引っ掛かるものとされている。
実用新案登録第3198089号公報
ところで、特許文献1の考案に係るフックガードは、矩形状の熱可塑性樹脂の平板に、ワイヤの基端側を埋め込んだ構造を有し、当該平板をルアー本体に両面テープで貼り付けることによって取り付けされている。そのため、ルアーの遊泳中に両面テープが剥がれて、ワイヤが脱落する問題があった。
また、最近では、集魚効果の向上にあたり、ルアーに各種の部材の取り付けを行いたいという要請がある。しかしながら、特許文献1の考案に係るルアーは、集魚効果を持たせた部材の取り付けには対応することができない問題があった。
そこで、本発明は、根掛り防止用のフックガードを確実に取り付けることができると共に、遊泳状態を変化させるための部材や集魚効果を有する部材等の各種の装着部材を取り付けることが可能なルアーを提供することを目的としている。また、本発明は、前記ルアーに適した根掛り防止用のフックガードを提供することを目的としている。
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明のルアーは、釣り用のルアーであって、本体部と、前記本体部に取り付け可能な一又は複数の装着部材と、を有し、前記本体部は、前記装着部材を取り付けるための少なくとも一つの装着口と、前記装着口に連通する固定孔と、を有し、前記装着部材は、前記装着口に収容可能な取付部と、前記装着口に前記取付部が収容された状態において、前記本体部の外側に露出する露出部と、を有しており、前記取付部は、前記装着口に収容された状態において前記固定孔に挿通される締結部材と係合することにより前記本体部に固定されること、を特徴とするものである。
上述したルアーは、装着部材が、取付部を有しており、当該取付部が、ルアーの本体部における装着口に収容された状態で、固定孔を介して締結部材により固定されるものとされている。従って、上述したルアーは、装着部材をルアーの本体部に確実に固定することができる。また、上述したルアーは、装着部材の種類に関係なく、共通の取付構造を提供することができる。そのため、上述したルアーは、各種の装着部材を交換可能に取り付けることができるので、汎用性の高いルアーを提供することができる。ここで、装着口及び取付部の形状や大きさは、各種のものとすることができる。例えば、装着口は、矩形状、円形、楕円形などとすればよい。また、取付部は、装着口に挿入可能な各種の形状のものとすることができる。例えば、取付部は、矩形の板状に形成され、締結部材を挿通可能な開孔を有するものとすることができる。また、装着部材が、例えば、ワイヤで形成されている場合は、取付部として、ワイヤをU字形状に曲げたものや円環状に形成したものなどとすればよい。なお、装着口は、装着部材に応じて、適宜の個数で形成すればよい。
(2)上述した本発明のルアーは、前記装着口が、前記本体部の外側から内側に向けて形成されており、前記固定孔が、前記本体部の外側から内側に向けて形成されると共に、前記装着口に対して交差する方向に形成されており、前記装着口に前記取付部が収容された状態において、前記固定孔を介して前記締結部材が挿通されることにより、前記取付部と前記締結部材とが係合して固定されるものであるとよい。
上述したルアーは、取付部が装着口に収容された状態において、固定孔を介して締結部材を取付部に対して交差する方向から挿通することができる。これにより、取付部と締結部材とを係合させて固定することができる。従って、ルアーの本体部と、装着部材とを確実に固定することができる。また、上述した構成によれば、装着部材の種類に関係なく、共通の取付構造を提供することができる。そのため、上述した構成によれば、各種の装着部材を交換可能に取り付けることが可能となり、汎用性の高いルアーを提供することができる。
(3)上述した本発明のルアーにおける前記装着口は、前記取付部を収容した状態において、前記装着口の開口端に沿って前記装着部材を折り曲げ可能であるとよい。
かかる構成によれば、ルアーにおける装着口を、装着部材の加工用の治具とすることができる。これにより、装着部材を、釣場の環境に合わせて、折り曲げることができる。ここで、前記折り曲げは、例えば、装着口の上下の開口端に沿った上下方向の折り曲げや、装着口の左右の開口端に沿った左右方向(幅方向)への折り曲げなど、各種の方向への折り曲げを含むものとすることができる。なお、装着口の開口端の形状は、矩形や、円形、楕円形など、各種の形状のものとすることができる。
(4)上述した本発明のルアーは、前記露出部が、水に対して抵抗を付与するリップ、錘、集魚部材、又は、フックガードの一又は複数から形成されているとよい。
かかる構成によれば、ルアーに各種の機能を付与することができる。装着部材の露出部が、水に対して抵抗を付与するリップである場合は、例えば、ルアーに振動を与えたり、ルアーを水中に潜らせたり、あるいは、水面から飛び跳ねさせたりするなどの機能を付与できる。これにより、ルアーによる釣果の向上が期待できる。ここで、リップの形状は、各種の形状や大きさのものとすればよい。
また、前記露出部が、錘である場合は、ルアーの重量バランスを変化させることができ、例えば、ルアーを水中に沈ませることができる。これにより、釣果の向上が期待できる。ここで、錘の形状は、各種の形状や大きさのものとすることができ、例えば、集魚効果のある形状のものとすることもできる。
また、前記露出部が、集魚部材である場合は、集魚効果により、釣果を向上させることができる。ここで、集魚部材は、例えば、ワーム(みみず等を模したゴム部材)や光を反射させるような板状部材など、各種の集魚効果を有する部材を用いることができる。また、集魚部材に線状部材を用いる場合は、前記線状部材が、フックの先端に至る程度の長さに形成されているとよい。かかる構成とすることにより、フックが魚に視認されることを抑制でき、魚の警戒心を緩和させることができる。これにより、釣果向上の効果が期待できる。また、フックの根掛りを抑制する効果も期待できる。
また、前記露出部が、フックガードである場合は、フックが根掛りすることを抑制することができる。ここで、フックガードは、例えば、一定の形状を保持することが可能なワイヤ等を素材とした各種の形状や大きさのものを用いることができる。例えば、フックガードは、ワイヤを逆V字形状に屈曲させたものなどを好ましく用いることができる。
(5)上述した本発明のルアーは、前記締結部材に、錘及び集魚部材のいずれか一方又は双方を取り付けることが可能なものであるとよい。
かかる構成によれば、装着部材の取り付けに用いられる締結部材を利用して、錘及び集魚部材のいずれか一方又は双方を取り付けることができる。そのため、上述した構成によれば、装着部材の効果を活かしつつ、新たに集魚効果を付与することができる。これにより、釣果の向上が期待できる。また、錘や集魚部材の設置スペースを集約できるので、ルアーの小型化が容易となる。
(6)上述した本発明のルアーは、前記締結部材が、ネジ及びナットで構成されており、前記ネジ及び前記ナットのいずれか一方又は双方が錘として作用するものであるとよい。
かかる構成によれば、締結部材そのものを錘として機能させることができる。これにより、錘をルアーの本体部に内蔵させたり、前記本体部と一体化させたりすることが可能である。そのため、ルアーの外観を損ねることを抑制でき、釣果の向上が期待できる。
(7)上述した本発明のルアーは、前記集魚部材が、ゴム、又は樹脂材料を素材とする少なくとも1本の線状部材で形成されるものであるとよい。
かかる構成によれば、線状部材が、水中で揺らいで集魚効果を発揮するので、釣果の向上が期待できる。ここで、線状部材は、フックガードの先端又はフックの先端に至る程度の長さに形成するとよい。かかる構成とすることにより、フックが魚に視認されることを抑制でき、魚の警戒心を緩和させる効果が期待できる。これにより、釣果の向上が期待できる。また、フックの根掛りを抑制する効果も期待できる。
(8)上述した課題を解決すべく提供される本発明のルアーは、釣り用のルアーであって、本体部と、前記本体部に取り付け可能な一又は複数の装着部材と、を有しており、前記本体部は、前記装着部材を取り付けるための少なくとも一つの装着口と、前記装着口に連通する固定孔と、を有しており、前記装着部材は、ワイヤと、前記ワイヤの中間部に形成された第一曲部と、前記第一曲部と所定の間隔を空けた位置に形成された第二曲部と、 前記第一曲部から前記第二曲部に亘って形成されると共に、前記装着口に収容可能なワイヤ取付部と、前記第二曲部を基点として、下方へ延びるように形成された線材部と、を有しており、前記装着口は、前記本体部の外側から内側に向けて形成されており、前記固定孔は、前記本体部の外側から内側に向けて形成されると共に、前記装着口に対して交差する方向に形成されており、前記装着口に前記ワイヤ取付部が収容された状態において、前記固定孔を介して締結部材が挿通されることにより、前記ワイヤ取付部と前記締結部材とが係合して固定されること、を特徴とするものである。
上述したルアーは、装着部材がワイヤで形成され、第一曲部から第二曲部に亘ってワイヤ取付部が形成されたものとされている。また、ワイヤ取付部は、ルアーの本体部に形成された装着口に収容された状態で、固定孔を介して締結部材により固定されるものとされている。従って、上述したルアーは、ワイヤ取付部を介して、装着部材を、ルアーの本体部に確実に固定することができる。ここで、装着口は、例えば、フックの取り付け位置よりも前方側に配置するとよい。これにより、装着部材における線材部を、フックよりも前方側に配置することができ、フックの根掛りを効果的に抑制することが期待できる。
(9)上述した本発明のルアーは、前記第二曲部が、前記ワイヤ取付部を前記装着口に収容した状態において、前記ワイヤを前記装着口の開口端に沿って折り曲げることにより形成されるものであるとよい。
かかる構成によれば、ルアーにおける装着口を、第二曲部の加工用の治具とすることができる。これにより、装着部材を、釣場の環境に合わせて、折り曲げることができる。ここで、前記折り曲げは、例えば、装着口の上下の開口端に沿った上下方向の折り曲げや、装着口の左右の開口端に沿った左右方向(幅方向)への折り曲げなど、各種の方向への折り曲げを含むものとすることができる。なお、装着口の開口端の形状は、矩形や、円形、楕円形など、各種の形状のものとすることができる。
(10)上述した本発明のルアーは、前記線材部が、一対の前記ワイヤで形成されると共に、前記第二曲部から両端部に向けて拡幅されているものであるとよい。
かかる構成によれば、線材部における拡幅された部分が、フックよりも先に障害物に接触し、フックが障害物に接触して引っ掛かることを抑制できる。また、ルアーの本体部が障害物に接触して引っ掛かることを抑制できる。これらにより、ルアーが根掛りすることを抑制できる。なお、線材部は、一定の形状を保持すると共に、一定の弾性を有するものとするとよい。
(11)上述した本発明のルアーは、前記本体部の下方側に水に対して抵抗力を付与するリップが装着されており、前記リップは、前記本体部から下方に所定の長さで延びるように形成されており、前記装着口は、前記リップの上方側に位置するように開口されており、前記第二曲部が、前記リップに沿う方向に屈曲形成されており、前記線材部は、前記ワイヤ取付部を前記装着口に収容した状態において、前記リップの上方側に位置すると共に、前記リップの下端部を基点として後方側に屈曲された第三曲部が形成されているものであるとよい。
上述したルアーは、本体部の下方側にリップが装着されており、装着口が、当該リップの上方側に位置するように開口されている。そのため、上述したルアーは、装着口に線材部を収容した際に、線材部の一部がリップと重なることになる。また、上述したルアーは、線材部が、リップの下端部を基点として後方側に屈曲されることにより、第三曲部が形成されている。これにより、上述したルアーは、第三曲部から先の線材部が、リップの下端部から下方に突出し、フックの根掛りを抑制することができる。
(12)上述した本発明のルアーは、前記線材部における一端側に懸架部が形成されているものであるとよい。
かかる構成によれば、懸架部に、例えば、集魚部材等を懸架することができる。これにより、上述したルアーは、線材部による根掛り抑制機能を活かしつつ、ルアーに集魚効果を付与することができる。ここで、懸架部は、取り付ける部材に応じて各種の形状のものとすることができる。例えば、懸架部は、線材部を円環状に折り曲げて形成するとよい。また、集魚部材には、例えば、ワームや光沢のあるブレードなど、各種のものを用いることができる。
(13)上述した課題を解決すべく提供される本発明のフックガードは、一定の形状を保持可能なワイヤで形成された釣り用のルアーに装着されるフックガードであって、前記ワイヤの中間部に形成された第一曲部と、前記第一曲部と所定の間隔を空けた位置に形成された第二曲部と、前記第一曲部から前記第二曲部に亘って形成されたワイヤ取付部と、前記第二曲部を基点として、下方へ延びるように形成された線材部と、を有していること、を特徴とするものである。
上述したフックガードは、第一曲部から第二曲部に亘って形成されたワイヤ取付部により、フックガードをルアーの本体部に確実に固定することができる。これにより、上述したルアーは、ルアーの遊泳中にフックガードが、脱落することを抑制でき、フックの根掛りを安定に抑制できる。ここで、第一曲部は、装着口に挿入可能なように、例えば、装着口の幅に合わせてU字形状に形成するとよい。これにより、ルアーの本体部にフックガードを取り付ける際に、第一曲部に、例えば、ボルト等の締結部材を引っ掛けることにより、固定することができる。
(14)上述した本発明のフックガードは、前記第二曲部が、前記ワイヤ取付部を、前記ルアーに設けられた装着口に収容した状態において、前記装着口の開口端に沿って折り曲げることにより形成されるものであるとよい。
かかる構成によれば、ルアーにおける装着口を、第二曲部の加工用の治具とすることができる。これにより、上述したフックガードは、装着部材を、釣場の環境に合わせて、折り曲げることができる。ここで、前記折り曲げは、例えば、装着口の上下の開口端に沿った上下方向の折り曲げや、装着口の左右の開口端に沿った左右方向(幅方向)への折り曲げなど、各種の方向への折り曲げを含むものとすることができる。なお、装着口の開口端の形状は、矩形や、円形、楕円形など、各種の形状のものとすることができる。
(15)上述した本発明のフックガードは、前記線材部が、一対の前記ワイヤで形成されると共に、前記第二曲部から両端部に向けて拡幅されているものであるとよい。
かかる構成によれば、線材部における拡幅された部分が、フックよりも先に障害物に接触し、フックが障害物に接触して引っ掛かることを抑制できる。また、上述したフックガードは、ルアーの本体部が障害物に接触して引っ掛かることを抑制できる。これらにより、ルアーが根掛りすることを抑制できる。なお、線材部は、一定の形状を保持すると共に、一定の弾性を有するものとするとよい。
(16)上述した本発明のフックガードは、前記線材部の一端側に懸架部が形成されているものであるとよい。
かかる構成によれば、懸架部に、例えば、集魚部材等を懸架することができる。これにより、上述したフックガードは、線材部による根掛り抑制機能を活かしつつ、ルアーに集魚効果を付与することができる。ここで、懸架部は、取り付ける部材に応じて各種の形状のものとすることができる。例えば、懸架部は、線材部を円環状に折り曲げて形成するとよい。また、集魚部材には、例えば、ワームや光沢のあるブレードなど、各種のものを用いることができる。
(17)上述した本発明のフックガードは、前記線材部が、前記第一曲部及び前記第二曲部の他に一又は複数の曲部を有するものであるとよい。
かかる構成によれば、釣場の環境に応じて、各種の形状のフックガードを提供することができる。例えば、上述したフックガードは、リップを有するルアーにおいて、リップの形状に合わせて、曲部を形成することができる。これにより、リップに阻害されずにフックガードを適正に機能させることができる。
本発明によれば、根掛り防止用のフックガードを確実に取り付けることができると共に、遊泳状態の変化させるための部材や集魚効果を有する部材等の各種の装着部材を取り付けることが可能なルアーを提供することができる。また、本発明によれば、前記ルアーに適した根掛り防止用のフックガードを提供することができる。
(a)は、本発明の第一実施形態に係るルアーを表す外観斜視図であり、(b)は、本発明の第一実施形態に係るルアーの正面図である。 (c)は、本発明の第一実施形態に係るルアーの左側面図であり、(d)は、本発明の第一実施形態に係るルアーの底面図である。 本発明の第一実施形態に係るルアーの縦方向断面図である。 (a)は、本発明の第一実施形態に係るルアーを底面方向から見た一部分解斜視図であり、(b)は、本発明の第一実施形態に係るフックガードの外観斜視図である。 本発明の第一実施形態に係るルアーにおいてフックガードを形成する場合の第一変形例を表す説明図である。 本発明の第二変形例に係るルアーを表す一部分解斜視図である。 (a)は、本発明の第二実施形態に係るルアーを表す正面図であり、(b)は、本発明の第二実施形態に係るルアーの左側面図である。 本発明の第二実施形態に係るルアーにおいてフックガードを形成する場合の一例を表す説明図である。 本発明の第二実施形態に係るルアーの一部分解斜視図である。
≪第一実施形態≫
本発明に係るルアー及びフックガードの第一実施形態について、図1〜図6を参照しながら、以下に詳細を説明する。なお、図1〜図9の各図において、フックは省略して描いてあることに留意されたい。また、第一実施形態では、ルアー1Aに装着部材3としてのフックガード30Aが装着されている場合を例として説明する。
図1及び図2に示すように、ルアー1Aは、魚の形状に形成された本体部10と、本体部10に装着されるフックガード30A等、を備えており、釣り用に供されるものである。
本体部10は、本実施形態では、頭と胴体の一部とを有する頭部10aと、胴体中央部10bと、胴体後方部10cと、尻部10dと、の4つの部位に分割して形成されている。本体部10は、例えば、樹脂材料を素材として成型することにより形成されている。また、本体部10は、図5に示すように、幅方向に二分される左右一対の成型部材をビス等で接合して形成され、中空構造を有している。
図3及び図5に示すように、頭部10a、胴体中央部10b、及び胴体後方部10cは、それぞれ左右方向への揺動を許容するリング12により連結されている。また、胴体後方部10c及び尻部10dは、左右方向への揺動を許容する連結部材13により連結されている。これらにより、本体部10は、魚体のごとく左右に揺動(蛇行)しながら水中を遊泳することができる。なお、頭部10a、胴体中央部10b、胴体後方部10c、及び尻部10dの連結は、リング12や連結部材13に代えて、ワイヤや糸などで連結するようにしてもよい。また、本体部10は、分割されたものだけではなく、一体的に形成されたものや各種の個数に分割されたものなど、使用する環境や釣魚の種類等に応じて適宜変更することができる。また、本体部10を中空構造とするか否かは、ルアー1Aを使用する環境や製造工程等を考慮して、適宜選択すればよい。
頭部10aは、前端側の幅方向中央付近に釣糸(図示せず)を接続するためのアイ14が設けられている。ルアー1Aは、アイ14に釣糸を接続した状態で、当該釣糸を牽引することにより、水中や水面付近において遊泳させることができる。また、頭部10a及び胴体後方部10cの下方には、それぞれフック(図示せず)を取り付けるためのアイ15が設けられている。フックは、各種のものを使用することができ、例えば、先端が3つに枝分かれしたものを用いることができる。なお、アイ14及びアイ15を設ける位置は、使用する環境等に応じて、適宜変更することが可能である。
頭部10aは、図1及び図2に示すように、左右一対の目16、16と、ヒレ17,17が設けられている。目16,16は、魚に模した形状や色彩により形成されている。ヒレ17,17は、例えば、図示のように左右側に突出するように形成されており、ルアー1Aを遊泳させる際に、水に対して抵抗力を付与することができる。ヒレ17,17は、本実施形態では、本体部10に対して上下方向に回動可能に設けられており、適宜、ヒレ17,17の方向を変更することができる。なお、ヒレ17,17は、水に抵抗力を付与するものだけではなく、集魚効果を発する模様が描かれたものなど、各種の形態のものを用いることができる。また、ヒレ17,17は、回動可能なものだけではなく、固定されたものでもよい。また、目16やヒレ17は、適宜設ければよく、目16やヒレ17を備えないものとすることもできる。
図2、図3、及び図4(a)に示すように、本体部10における頭部10aは、装着部材3を収容する装着口20と、装着口20に連通する固定孔21と、装着部材3を固定するための締結部材22等を有している。
装着口20は、フックガード30Aに設けられるワイヤ取付部34やその他の装着部材3に設けられる取付部44を収容可能なように、本体部10の外側から内側に向けて所定の深さとなるように形成されている。装着口20は、本体部10の表面に開口し、本実施形態では、フック(図示せず)よりも前方側に位置するように配置されている。これにより、フックガード30Aを、フックよりも前方側に配置することができ、フックの根掛りを効果的に抑制することができる。また、装着口20は、図2(c)に示すように前面視において、横方向が長手となるように略矩形状に開口した開口端20aを有している。なお、装着口20や開口端20aの形状や大きさは、後述するワイヤ取付部34や取付部44の形状に合わせて、各種のものとすることができる。例えば、装着口20の開口端20aは、矩形状、円形、楕円形などとすればよい。
図3〜図5に示すように、装着口20から所定距離後方には、固定孔21が、装着口20と連通するように形成されている。固定孔21は、本体部10の外側から内側に向けて形成されると共に、装着口20に対して交差する方向(本実施形態では、上下方向)に形成されている。
固定孔21の内部には、図3に示すように、締結部材22としてのナット23及びネジ24が設けられている。ナット23には、本実施形態では、所定の重量を有する錘23aが設けられている。そのため、ルアー1Aは、適宜のバランスを保ちながら遊泳することができる。上述したように、ナット23に錘23aを設けることにより、錘23aを設ける設置スペースを集約でき、ルアー1Aの外観を損ねることを抑制することができる。なお、錘23aの重量は、ルアー1Aの形状や材質等に合わせて変更することができる。
ネジ24は、固定孔21に挿通されることにより、中間部分が、ナット23と螺合すると共に、先端側が、後述するワイヤ取付部34や取付部44と引っ掛かる(係合する)。これにより、ワイヤ取付部34や取付部44を装着口20に確実に固定することができる。なお、ネジ24には、後述する第二実施形態のように、適宜、錘50や集魚部材51などの各種の部材を取り付けることができる。また、ネジ24に重量を付与してネジ24自体を錘50として機能させることもできる。
次に、装着口20に装着されるフックガード30A(装着部材3とも称する)について、図1〜図4を参照しながら、以下に詳細を説明する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、フックガード30Aは、本実施形態では、一定の形状を保持可能な、例えば、ピアノ線等の金属製のワイヤで形成されている。フックガード30Aは、第一曲部32と、一対の第二曲部33,33と、第一曲部32から第二曲部33,33に亘って形成されたワイヤ取付部34と、を有している。また、フックガード30Aは、前記の他、第二曲部33,33を基点として、下方へ延びるように形成された一対の線材部35L,35Rを有している。
第一曲部32は、ワイヤの中間部(本実施形態では、略中央)をU字形状に折り曲げることにより形成されている。第一曲部32は、両側に位置するワイヤの間隔が、装着口20に挿入可能な幅となるように形成されている。第一曲部32は、U字形状の他、環状のものやフック状のものなど各種の形状に形成することができる。なお、第一曲部32は、ネジ24で固定する際に、ネジ24と係合可能な形状とすることが望ましい。
第二曲部33は、ワイヤを、第一曲部32を挟んで所定の間隔を空けた位置で折り曲げることにより形成されている。第二曲部33は、本実施形態では、第一曲部32を挟んで両側に対となるように形成されている。第二曲部33,33の曲げ方向は、後述する線材部35L,35Rに応じて、適宜変更することができる。
ワイヤ取付部34は、第一曲部32から第二曲部33に亘って形成されている。すなわち、装着口20に挿入可能なU字形状の突出部分が、ワイヤ取付部34を形成している。ワイヤ取付部34は、装着部材3における取付部44に相当するものである。ワイヤ取付部34は、装着口20に挿入することにより、装着口20の内部に収容される。図3及び図4(a)に示すように、装着口20にワイヤ取付部34が収容された状態において、固定孔21を介してネジ24(締結部材22)が挿通されることにより、ワイヤ取付部34とネジ24とが係合すると共に、ネジ24とナット23とが螺合する。これにより、ワイヤ取付部34が、装着口20に固定される。従って、ルアー1Aの本体部10にフックガード30Aを確実に固定することができる。
線材部35L,35Rは、第二曲部33,33を基点として下方に延びるように形成されている。線材部35L,35Rは、装着部材3における露出部45に相当するものである。線材部35L,35Rは、第一曲部32の両側に位置するワイヤをそれぞれ第二曲部33を基点に所定の方向に折り曲げることにより形成することができる。なお、線材部35は、一定の形状を保持すると共に、一定の弾性を有するものとするとよい。
ここで、本実施形態では、線材部35L,35Rが、第二曲部33,33から両端部に向けて拡幅されている。すなわち、線材部35L,35Rが逆V字形状に形成されている。従って、線材部35における拡幅された部分が、フックよりも先に障害物に接触し、フックが障害物に接触して引っ掛かることを抑制できる。また、ルアー1Aの本体部10が障害物に接触して引っ掛かることを抑制できる。これらにより、ルアー1Aが根掛りすることを抑制できる。また、本実施形態では、第二曲部33,33において、線材部35L,35Rが、それぞれ遊泳方向の後方側に向けて傾斜するように折り曲げ形成されている。従って、障害物に線材部35L,35Rが引っ掛かることをより一層抑制することができる。
以上が、本発明の第一実施形態に係るルアー1A及びフックガード30Aの構成であり、次にフックガード30Aを形成する場合の第一変形例について図5を参照しながら、以下に詳細を説明する。なお、図5は、理解を容易にするために、本体部10を分割した状態で描いているが、フックガード30Aを形成する際は、本体部10を接合した状態で行うことに留意されたい。また、第一実施形態と同一の部品には同一の符号を用いていることに留意されたい。
≪第一変形例≫
上述した第一実施形態では、フックガード30Aにおける第一曲部32と、第二曲部33とが、事前に形成された状態で提供されている。これに対し、第一変形例では、例えば、第一曲部32が事前に形成されており、第二曲部33が事後的に形成される。
図5に示すように、中間部でU字形状に折り返されて、第一曲部32が形成されることによりワイヤ取付部34が形成されたワイヤが、装着口20に収容される。ワイヤ取付部34が装着口20に収容された状態において、ワイヤを装着口20の開口端20aに沿って折り曲げることにより一対の第二曲部33,33が形成される。すなわち、第一変形例によれば、ルアー1Aにおける装着口20を、第二曲部33の加工用の治具とすることができる。これにより、フックガード30Aを、釣場の環境に合わせて、適時に折り曲げることができる。
ここで、前記折り曲げは、例えば、上下の開口端20aに沿った上下方向の折り曲げや、左右の開口端20aに沿った左右方向(幅方向)への折り曲げなど、各種の方向への折り曲げを含むものとすることができる。なお、開口端20aの形状は、矩形や、円形、楕円形など、各種の形状のものとすることができる。また、開口端20aは、ワイヤの折り曲げだけではなく、後述するリップ40等の他の装着部材3を折り曲げることも可能である。
以上が、第一変形例に係るルアー1A及びフックガード30Aの構成であり、次に、フックガード30Aに代えて、装着部材3としてリップ40が装着された第二変形例について、以下に説明する。第二変形例においても、第一実施形態と同一の部材には、同一の符号を使用していることに留意されたい。
≪第二変形例≫
図6に示すように、第二変形例では、本体部10の装着口20に、リップ40が装着されている。リップ40は、例えば、樹脂や金属等を素材とした板状の部材で形成されており、装着口20に装着するための取付部44と、リップ40の本体を形成する露出部45とを有している。
取付部44は、露出部45の上端側から延びるように形成された突出部分を、露出部45の上端側のリップ曲部43で折り曲げることで形成されている。リップ曲部43は、フックガード30における第二曲部33に相当するものである。取付部44は、装着口20に収容可能なように、装着口20よりもやや小さく形成されている。また、取付部44は、固定孔21と対応する位置に孔が形成されており、当該孔にネジ24を螺合又は挿通することにより、リップ40を本体部10に固定することができる。
露出部45は、リップ形状に形成されており、水に対して抵抗力を付与することができる。リップの形状、大きさ、色等は、釣場の環境に合わせて、適宜変更することができる。このように露出部45が、リップ40である場合は、例えば、ルアー1Aに振動を与えたり、ルアー1Aを水中に潜らせたり、あるいは、水面から飛び跳ねさせたりするなどの機能を付与できる。これにより、ルアー1Aによる釣果の向上が期待できる。
このように、第二変形例では、フックガード30Aに代えて、リップ40を装着口20に交換可能に装着することができる。すなわち、装着部材3の種類に関係なく、共通の取付構造を提供することができる。そのため、各種の装着部材3を交換可能に取り付けることができるので、汎用性の高いルアーを提供することができる。
なお、第二変形例では、装着部材3における露出部45がリップ40である場合を例示したが、リップ40に代えて、露出部45として錘及び集魚部材等を用いることも可能である。ここで、露出部45が錘である場合は、ルアー1Aの重量バランスを変化させることができ、例えば、ルアー1Aを水中に沈ませることができる。これにより、釣果の向上が期待できる。ここで、錘の形状は、各種の形状や大きさのものとすることができ、例えば、集魚効果のある形状のものとすることもできる。
また、露出部45が、集魚部材である場合は、集魚効果により、釣果を向上させることができる。ここで、集魚部材は、ゴム、又は樹脂材料を素材とする少なくとも1本の線状部材で形成されるものであるとよい。例えば、集魚部材は、ワーム(みみず等を模したゴム部材)や光を反射させるようなブレード(例えば、スプーンやスピナーとも称されるルアー部材)など、各種の集魚効果を有する部材を用いることができる。また、集魚部材に線状部材を用いる場合は、前記線状部材が、フックの先端に至る程度の長さに形成されているとよい。かかる構成とすることにより、フックが魚に視認されることを抑制でき、魚の警戒心を緩和させることができる。これにより、釣果向上の効果が期待できる。また、フックの根掛りを抑制する効果も期待できる。なお、線状部材の形状や長さは、釣場の環境や釣魚に合わせて変更することができる。
このように、第一実施形態や第二変形例によれば、装着部材3の種類に関係なく、共通の取付構造を提供することができる。そのため、各種の装着部材3を交換可能に取り付けることができるので、汎用性の高いルアー1Aを提供することができる。
以上が、第二変形例の構成であり、次に、装着口20の近傍にリップ18が固定されたルアー1Bにフックガード30Bを取り付ける場合を例とした第二実施形態について、以下に詳細を説明する。
≪第二実施形態≫
第二実施形態におけるルアー1Bは、リップ18が装着口20の下方側に固定されていることと、本体部10が3分割で形成されている以外は、第一実施形態におけるルアー1Aと同様であるので、同様部分の説明は省略する。また、図示において、第一実施形態と同一の部材には、同一の符号を用いていることに留意されたい。
図7〜図9に示すように、ルアー1Bは、頭部10aと、胴体中央部10bと、尻部10dと、を有している。装着口20は、頭部10aにおけるリップ18の上方側に位置するように開口されている。ルアー1Bは、装着口20の下方側にリップ18が固定されている。リップ18は、頭部10aに固定するための固定部18aと、頭部10aから露出するリップ部18bと、を有している(図8及び図9参照)。
固定部18aは、頭部10aに対して前方側に向けて下り傾斜となるように接着等により固定されている。また、固定部18aは、頭部10aに固定された状態において、上面側が装着口20の下面を形成している。そのため、ワイヤ取付部34を装着口20に収容した状態において、ワイヤ取付部34の下面側を、下方から支持することができる。なお、固定部18aは、頭部10aと一体的に形成することもできる。また、固定部18aが装着口20に収容された状態で固定することもできる。かかる場合は、同一の装着口20にワイヤ取付部34と、固定部18aと、を固定すればよい。
リップ部18bは、固定部18aの下端側から所定の長さで延びるように形成されている。第二実施形態では、リップ部18bが、固定部18aの傾斜方向よりもさらに下方側に向けて傾斜するように形成されている。リップ部18bは、ルアー1Bを水中で遊泳させる際に、水に対して抵抗力を付与できる。これにより、ルアー1Bに集魚効果を付与することができる。
フックガード30Bは、線材部35L,35Rの形状が異なる以外は、第一実施形態で説明したフックガード30Aと同様であるので、同様の部分の説明は省略する。フックガード30Bは、ワイヤで形成され、第一曲部32と、第二曲部33と、ワイヤ取付部34と、線材部35L,35Rと、を有している。フックガード30Bは、前記の他、線材部35L,35Rに、第三曲部36と、懸架部37と、を有している。
第二曲部33は、リップ部18b(リップ18)に沿う方向(下方側)に屈曲形成されている。従って、線材部35L,35Rは、ワイヤ取付部34を装着口20に収容した状態において、リップ部18bの上方側に位置する。また、線材部35L,35Rは、リップ部18bよりも所定長さ分、長く形成されている。従って、線材部35L,35Rは、一部がリップ部18bと重なると共に、下端側がリップ部18bから下方側に突出している。
第三曲部36は、リップ部18bの下端部を基点として、線材部35L,35Rの下端側を後方側に屈曲させることにより形成されている。従って、突出した線材部35L,35Rの下端側により、フックの根掛りを抑制することができる。
懸架部37は、線材部35L,35Rの下端側に形成されている。懸架部37は、各種の集魚部材を懸架可能なように線材部35L,35Rを円環状に折り曲げることにより形成されている。ここで、集魚部材は、上述と同様に、例えば、ワームや光沢のあるブレード、あるいは、線状部材など、各種のものを用いることができる。なお、懸架部37は、集魚部材を懸架可能なものであれば、各種の形状に形成することができる。
また、第二実施形態では、締結部材22としてのネジ24の頭部に錘50及び集魚部材51が取り付けられている。集魚部材51は、図8に示すように、ゴム、又は樹脂材料を素材とする少なくとも1本の線状部材で形成されるものであるとよい。これにより、線状部材が、水中で揺らいで集魚効果を発揮するので、釣果の向上が期待できる。また、線状部材は、フックガード30の先端又はフック(図示せず)の先端に至る程度の長さに形成するとよい。かかる構成とすることにより、フックが魚に視認されることを抑制でき、魚の警戒心を緩和させることができる。これにより、釣果向上の効果が期待できる。また、フックの根掛りを抑制する効果も期待できる。なお、線状部材の形状や長さは、釣場の環境や釣魚に合わせて変更することができる。
上述したように、本発明に係るルアー1(1A,1B)によれば、装着部材3の取り付けに用いられる締結部材22を利用して、錘50及び集魚部材51を取り付けることができる。そのため、装着部材3の効果を活かしつつ、新たに集魚効果を付与することができる。これにより、釣果の向上が期待できる。また、錘50や集魚部材51の設置スペースを集約することができるので、ルアーの小型化が容易となる。また、締結部材22そのものを錘50として機能させることができる。これにより、錘50をルアー1の本体部10に内蔵させたり、本体部10と一体化させたりすることが可能である。そのため、ルアー1の外観を損ねることを抑制することができ、釣果の向上が期待できる。なお、第二実施形態では、ネジ24に錘50及び集魚部材51の双方を設けるようにしているが、錘50及び集魚部材51のいずれか一方が設けられるものでもよい。また、懸架部37を排したり、錘50や集魚部材51を排したりすることもできる。
以上が、本発明のルアー及びフックガードに係る第二実施形態の構成であるが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、各種の変形を行うことができる。
本実施形態では、装着部材3として、フックガード30、錘50、集魚部材51、及びリップ40を例示したが、装着部材3は、上述したものに限定されず、各種の部材を採用することができる。また、本実施形態では、装着口20が、本体部10に対して1つだけ設けられている構成を例示したが、装着口20は、釣場の環境や釣魚の種類に応じて、複数設けられていてもよい。例えば、フックを複数有するルアー1の場合は、フック毎に装着口20及びフックガード30が複数設けられていてもよい。また、装着口20を設ける位置は、装着部材3の種類に応じて、適宜変更することができる。例えば、集魚部材51を装着部材3として用いる場合は、装着口20が、フックの前方側以外の場所(例えば、尻部11d等)に設けられていてもよい。また、装着口20の形状や大きさ、あるいは、形成方向は、取付部44(ワイヤ取付部34を含む)の形状や大きさに合わせて、適宜変更することができる。また、ルアー1は、魚体に模したものだけではなく、各種の形態のものとすることができる。例えば、ルアー1が、カエルやエビ等に模したものや小動物に模した形状に形成されていてもよい。
本実施形態では、露出部45が、水に対して抵抗を付与するリップ40、錘50、集魚部材51又は、フックガード30で形成されているものを例示したが、露出部45は、釣場の環境や釣魚の種類に合わせて、各種のものに変更することができる。
本実施形態では締結部材22が、ネジ24及びナット23で構成されているが、締結部材22は、適宜変更することができる(例えば、ピン等)。また、本実施形態では、締結部材22が脱着可能なものとしているが、固定孔21に固定されるものでもよい。また、締結部材22は、錘50として作用しないものとすることもできる。
第二変形例では、露出部45が、予めリップ形状に形成されたリップ40を装着口20に装着するものとしたが、リップ40の取付部44を装着口20に収容した状態において、開口端20aを基点として、折り曲げ加工することによりリップ曲部43を形成するようにしてもよい。かかる場合は、リップ40として、一定の形状を保持可能で、折り曲げ加工可能な素材を用いるとよい。
第一曲部32及び第二曲部33等の曲部は、各種の形状に形成することができる。また、取付部44(ワイヤ取付部34を含む)の形状や大きさは、装着口20に合わせて、適宜変更することができる。
本実施形態では、ワイヤの略中央に第一曲部32が形成されているが、第一曲部32を形成する位置は、適宜変更することができる。例えば、第一曲部32を、ワイヤの一端側寄りに形成し、第二曲部33を1カ所だけ設けることにより、線材部35が1本のワイヤで形成されるようにしてもよい。かかる場合は、ワイヤ取付部34をフック状に形成すればよい。
本実施形態では、一対の第二曲部33,33が、それぞれ左右対称となるように形成されているが、第二曲部33,33の曲げ方向が、それぞれ異なるものとしてもよい。また、第二曲部33は、装着口20に収容された状態で形成されるものや、装着口20に収容される前に事前に形成されるものなど、第二曲部33の形成するタイミングは、適宜変更することができる。
本実施形態では、線材部35L,35Rが、一対のワイヤで形成されると共に、第二曲部33から両端部に向けて拡幅されているものを例示したが、線材部35L,35Rは、フックの形状や大きさに合わせて各種の形状や大きさに形成することができる。例えば、線材部35L,35Rの両端部が拡幅されていないものとしてもよい。また、線材部35L,35Rの長さが互いに異なるものや、線材部35L,35Rのいずれか一方が存在しないものとすることも可能である。また、線材部35が3本以上の複数本のワイヤで形成されていてもよい。
第二実施形態では、懸架部37が、円環状に形成されているが、懸架部37は、円環状のものだけではなく、各種の形状や大きさのものを採用することができる。また、本実施形態では、フックガード30における線材部35L,35Rが、第一曲部32、第二曲部33、及び第三曲部36を設ける構成を例示したが、本発明は、これに限定されるものではなく、一又は複数の曲部を有するものとすることができる。例えば、複雑な形状のリップを有するルアーにフックガード30を設ける場合は、リップの形状に合わせて、複数の曲部を形成すればよい。これにより、リップに阻害されずにフックガード30を適正に機能させることができる。懸架部37は、線材部35L,35Rのいずれか一方に設けるものや、懸架部37を排することもできる。
第二実施形態では、リップ18が設けられたルアー1Bにおいて、フックガード30Bに懸架部37を設けているが、第一実施形態のようにリップ18を有しないルアー1Aにおいて、懸架部37を設けることもできる。
以上が、本発明の実施形態と変形例であるが、本発明は上述した実施形態や変形例において例示したものに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲でその教示及び精神から他の実施形態があり得ることは当業者に容易に理解できよう。
本発明のルアー及びフックガードは、漁業やレジャーにおける魚釣り等に好ましく利用することができる。
1 :ルアー
1A:ルアー
1B:ルアー
3 :装着部材
10 :本体部
20 :装着口
20a:開口端
21 :固定孔
22 :締結部材
23 :ナット(締結部材)
23a:錘
24 :ネジ(締結部材)
30A:フックガード(装着部材)
30B:フックガード(装着部材)
32 :第一曲部
33 :第二曲部
34 :ワイヤ取付部(取付部)
35L:線材部(露出部)
35R:線材部(露出部)
36 :第三曲部
40 :リップ(装着部材)
44 :取付部
50 :錘
51 :集魚部材

Claims (7)

  1. 釣り用のルアーであって、
    本体部と、
    前記本体部に取り付け可能な一又は複数の装着部材と、
    前記本体部の下方側に装着され、水に対して抵抗力を付与するリップと、を有しており、
    前記本体部は、
    前記装着部材を取り付けるための少なくとも一つの装着口と、
    前記装着口に連通する固定孔と、を有しており、
    前記装着部材は、
    ワイヤと、
    前記ワイヤの中間部に形成された第一曲部と、
    前記第一曲部と所定の間隔を空けた位置に形成された第二曲部と、
    前記第一曲部から前記第二曲部に亘って形成されると共に、前記装着口に収容可能なワイヤ取付部と、
    前記第二曲部を基点として、下方へ延びるように形成された線材部と、を有しており、
    前記リップは、前記本体部から下方に所定の長さで延びるように形成されており、
    前記装着口は、前記本体部の外側から内側に向けて形成されると共に、前記リップの上方側に位置するように開口されており、
    前記第二曲部は、前記リップに沿う方向に屈曲形成されており、
    前記固定孔は、前記本体部の外側から内側に向けて形成されると共に、前記装着口に対して交差する方向に形成されており、
    前記装着口に前記ワイヤ取付部が収容された状態において、前記固定孔を介して締結部材が挿通されることにより、前記ワイヤ取付部と前記締結部材とが係合して固定されており、
    前記線材部は、前記ワイヤ取付部を前記装着口に収容した状態において、前記リップの上方側に位置すると共に、前記リップの下端部を基点として後方側に屈曲された第三曲部が形成されていること、を特徴とするルアー。
  2. 前記第二曲部が、前記ワイヤにおいて前記装着口の開口端に沿って折り曲がった部分によって構成されていること、を特徴とする請求項1に記載のルアー。
  3. 前記締結部材が、ネジ及びナットで構成されており、前記ネジ及び前記ナットのいずれか一方又は双方が錘として作用すること、を特徴とする請求項1又は2に記載のルアー。
  4. 前記締結部材、錘及び集魚部材のいずれか一方又は双方が取り付けられていること、を特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のルアー。
  5. 前記集魚部材が、ゴム、又は樹脂材料を素材とする少なくとも1本の線状部材で形成されていること、を特徴とする請求項4に記載のルアー。
  6. 前記線材部が、一対の前記ワイヤで形成されると共に、前記第二曲部から両端部に向けて拡幅されていること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のルアー。
  7. 前記線材部における一端側に懸架部が形成されており、
    前記懸架部が、前記線材部の一端側を折り曲げた部分によって構成されていること、を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のルアー。
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