JP6932032B2 - レンジフード - Google Patents

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Description

本発明は、レンジフードに関する。
従来から、特開2005−230419号公報(特許文献1)に記載のシステムキッチン及び特開2006−125671号公報(特許文献2)に記載のレンジフードが知られている。
特許文献1に記載のシステムキッチンは、画像投影手段を有している。この画像投影手段は、システムキッチンのキッチンカウンター上に、操作パネル画像を表示する。特許文献1に記載のシステムキッチンにおいては、使用者がこの操作パネル画像を指で触れることにより、システムキッチンを構成する各種機器(レンジフード、ガスコンロ等)の操作が行われる。
特許文献2に記載のレンジフードは、表示手段を有している。この表示手段は、例えば有機ELディスプレイである。この表示手段は、レンジフードの幕板に設けられている。この表示手段には、例えば静止画像又は動画像が表示される。
特開2005−230419号公報 特開2006−125671号公報
厨房においては、調理中に、湯気や油分の蒸発等が生じる。そのため、特許文献1に記載にシステムキッチン及び特許文献2に記載のレンジフードにおいては、表示された映像が、この湯気や油分の蒸発等の影響により不鮮明となるおそれがある。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本発明は、調理中に湯気や油分の蒸発等が発生する環境下においても視認しやすい映像を投影することができるレンジフードを提供する。
本発明の一態様に係るレンジフードは、フード本体と、フード本体の内部に配置され、かつ映像光を発する光学モジュールと、フード本体の内部に配置され、かつ映像光を反射することにより映像光に基づく投影画像を壁面に投射する自由曲面ミラーと、光学モジュールと自由曲面ミラーとの相対的な位置関係を調整する調整機構とを備える。
本発明の一態様に係るレンジフードによると、調理中に湯気や油分の蒸発等が発生する環境下においても視認しやすい画像を投影することができる。
上記のレンジフードにおいて、調整機構は、投影画像のスローレシオが1.0以下となるように、光学モジュールと自由曲面ミラーとの相対的な位置関係を調整してもよい。この場合には、壁面との距離が短いキッチンにおいても、大きい映像を投射することができる。
上記のレンジフードにおいて、調整機構は、投影画像の投影角度が25°以上35°以下となるように、光学モジュールと自由曲面ミラーとの相対的な位置関係を調整してもよい。この場合には、映像光が整流板等により遮られることなく、歪みの少ない映像を投射することができる。
上記のレンジフードにおいて、フード本体には、フード本体の内部に空気を導入する吸入口と、フード本体の内部から空気を吐出する吐出口とが設けられていてもよい。この場合には、吸入口から導入される空気により、光学モジュールを冷却することができる。
上記のレンジフードは、透明カバーをさらに備えていてもよい。フード本体には、自由曲面ミラーによって反射された映像光が通過する映像光出口が設けられていてもよい。透明カバーは、映像光出口を覆うように配置されていてもよい。この場合には、調理中に発生する湯気や調理中に蒸発した油分等が光学モジュール、自由曲面ミラーに付着することを抑制することができる。
上記のレンジフードは、調整機構をユーザが操作するための位置調整操作部をさらに備えていてもよい。フード本体は、加熱調理器に対向する側の面である下面と、下面の反対側の面である上面と、下面及び上面の双方に連なる前面とを有していてもよい。位置調整操作部は、上面及び前面の少なくとも一方に配置されていてもよい。この場合には、投射映像が投射される壁面、投射映像のスローレシオ、投射映像の投射角度等をユーザが容易に調整することができる。
本発明の一態様に係るレンジフードによると、調理中に湯気や油分の蒸発等が発生する環境下においても視認しやすい画像を投影することができる。
実施の形態1に係るレンジフードの側面図である。 実施の形態1に係るレンジフードの正面図である。 図2のIII−IIIにおける断面図である。 自由曲面ミラーの角度調整の態様を示す模式図である。 映像光の投射方向の切り替えの態様を示す模式図である。 調整機構の構成例を示す側面模式図である。 調整機構の構成例を示す上面模式図である。 調整機構の別の構成例を示す側面模式図である。 調整機構の別の構成例を示す上面模式図である。 実施の形態2に係るレンジフードの断面図である。 実施の形態2の変形例1に係るレンジフードの断面図である。 実施の形態2の変形例1に係るレンジフードの断面図である。 実施の形態2の変形例2に係るレンジフードの断面図である。 実施の形態2の変形例3に係るレンジフードの断面図である。 実施の形態2の変形例4に係るレンジフードの断面図である。
(実施の形態1)
以下に、実施の形態1に係るレンジフードの構成を、図を参照して説明する。
図1〜図3に示されるように、実施の形態1に係るレンジフードは、フード本体1を有している。フード本体1は、加熱調理器具2の上方に、所定の間隔を置いて配置されている。加熱調理器具2は、例えばガスコンロ、電磁誘導加熱調理器又はハロゲンヒータである。フード本体1は、例えばキッチンの前壁面3aに吊金具等を用いて取り付けられている。
フード本体1は、下面1aと、上面1bと、側面とを有している。下面1aは、フード本体1の加熱調理器具2に対向する側の面である。上面1bは、フード本体1の下面1aの反対側の面である。上面1bは、別の観点からいえば、フード本体1の天井3bに対向する側の面である。
下面1aは、取り外し部1aaを有していてもよい。取り外し部1aaは、フード本体1から取り外し可能となっている。取り外し部1aaは、後述する投射装置5の下方に位置している。取り外し部1aaをフード本体1から取り外すことにより、フード本体1の内部に配置されている投射装置5を容易に取り外すことが可能となる。
側面は、下面1a及び上面1bに連なっている。すなわち、側面は、下面1a及び上面1bの双方に交差する面内において延在している。側面は、第1側面1cと、第2側面1dと、第3側面1eと、第4側面1fとにより構成される。第1側面1cは、前壁面3aに取り付けられる側の面である。第2側面1dは、第1側面1cの反対側の面である。第1側面1cは、ユーザ側からみて、フード本体1の後面となる。第2側面1dは、ユーザ側からみて、フード本体1の前面となる。第3側面1e及び第4側面1fは、第1側面1c及び第2側面1dに連なる面である。フード本体1は、例えばカラー鋼板により形成されている。
レンジフードは、整流板4をさらに有していてもよい。整流板4は、下面1aとの間に間隔を置いて配置されている。整流板4は、下面1aとの間で、フード本体1を下面1aから上面1bに向かう方向に貫通する換気口(図示せず)に接続される換気流路11を画している。
レンジフードは、換気ファン6と、換気ダクト7とをさらに有している。換気ファン6は、例えば、シロッコファンである。換気ファン6は、換気ダクト7及び換気口に接続されている。換気ファン6は、加熱調理器具2上に配置されている鍋等から発生する油煙等を、換気流路11及び換気口を介して吸引するとともに、換気ダクト7を介して外部に排出する。
フード本体1には、映像光出口12が設けられている。映像光出口12において、フード本体1の内部は、外部と連通している。映像光出口12は、ガラス等の透明カバーで覆われている。映像光出口12は、例えば下面1aに設けられている。自由曲面ミラー52において反射された映像光54は、映像光出口12を通過して、前壁面3a(又は側壁面3c)に投射される。
レンジフードは、投射装置5をさらに有している。投射装置5は、光学モジュール51と、自由曲面ミラー52と、調整機構53とを有している。光学モジュール51は、例えば、レーザプロジェクタである。
但し、光学モジュール51は、液晶プロジェクタ、DLP(Digital Light Processing)(登録商標)プロジェクタ等であってもよい。光学モジュール51は、フード本体1の内部に配置されている。光学モジュール51は、有線又は無線により取得した映像情報に基づいて、映像光54を投射する。
自由曲面ミラー52は、反射面52aを有している。反射面52aは、自由曲面となっている。ここで、自由曲面とは、位置を変数とする3次以上の多項式により表現される曲面である。反射面52aは、例えば凸面である。反射面52aは、凹面であってもよい。光学モジュール51からの映像光54は、反射面52aにおいて反射される。自由曲面ミラー52は、反射面52aが光学モジュール51の映像光54を発する側と対向するように配置されている。
反射面52aにおいて反射された映像光54は、前壁面3aに向かって拡大して投射される。すなわち、反射面52aにおいて反射された映像光54に基づいて、前壁面3aに投射映像55が投射される。自由曲面ミラー52は、軸52bに取り付けられている。自由曲面ミラー52は、これにより、図4中の実線矢印で示されるように、軸52b周りに回転可能となっている。
なお、自由曲面ミラー52は、前壁面3aと平行な方向に沿う軸の周り(図4中において、点線矢印により示されている)に回転可能となっていてもよい。これにより、図5に示されるように、映像光54は、側壁面3cに向かって反射される。すなわち、投射映像55は、自由曲面ミラー52と光学モジュール51との相対的な角度を調整することにより、側壁面3cに拡大して投射されてもよい。
調整機構53は、光学モジュール51と自由曲面ミラー52との相対的な位置関係を調整する。より詳細には、図6A、図6B、図7A及び図7Bに示されるように、調整機構53は、例えば、スライド機構53aと、ミラー角度調整機構53bとを有している。スライド機構53aには、光学モジュール51が取り付けられている。ミラー角度調整機構53bには、自由曲面ミラー52が取り付けられている。
スライド機構53aは、自由曲面ミラー52と光学モジュール51との相対的な距離を調整する。スライド機構53aには、例えば、ラックアンドピニオン式のXYステージ、サーボモータ式のXYステージが用いられる。
自由曲面ミラー52と光学モジュール51との相対的な距離が変化することにより、投射映像55の大きさが変化する。スライド機構53aは、投射映像55のスローレシオが1.0以下となるように、自由曲面ミラー52と光学モジュール51との相対的な距離を調整することが好ましい。ここで、スローレシオとは、自由曲面ミラー52における映像光54の反射位置と投射映像55が投射される壁面(前壁面3a又は側壁面3c)との水平方向における距離である水平距離L1(図1参照)を投射映像55の幅W(図2参照)で除した値である。
ミラー角度調整機構53bは、自由曲面ミラー52と光学モジュール51との相対的な角度を調整する。ミラー角度調整機構53bには、例えばヒンジ構造、ネジ式構造、ユニバーサルジョイント(自在継手)構造が用いられる。
自由曲面ミラー52と光学モジュール51との相対的な角度が変化することにより、投射映像55の投射角度が変化する。ミラー角度調整機構53bは、投射映像55の投射角度θが25°以上35°以下となるように、自由曲面ミラー52と光学モジュール51との相対的な角度を調整することが好ましい。ここで、投射映像55の投射角度θとは、自由曲面ミラー52で反射された映像光54の中心位置を通る直線と前壁面3aに垂直な直線(投射映像55が側壁面3cに投射されている場合、側壁面3cに垂直な直線)とがなす角度をいう。
調整機構53は、位置調整操作部をさらに有している。ユーザが位置調整操作部を操作することにより、調整機構53は、光学モジュール51と自由曲面ミラー52との相対的な位置関係を調整する。位置調整操作部は、例えば第1スイッチ53cと、第2スイッチ53dとを有している。
第1スイッチ53c及び第2スイッチ53dは、第2側面1dに配置されていることが好ましい。第1スイッチ53c及び第2スイッチ53dは、上面1bに配置されていてもよい。すなわち、位置調整操作部は、上面1b及び第2側面1dの少なくとも一方に配置されていればよい。
第1スイッチ53cを操作することにより、スライド機構53aを介した光学モジュール51の位置調整が行われる。第2スイッチ53dを操作することにより、ミラー角度調整機構53bを介した自由曲面ミラー52の角度調整が行われる。
図6A及び図6Bに示されるように、第1スイッチ53cによるスライド機構53aを介した光学モジュール51の位置調整及び第2スイッチ53dによるミラー角度調整機構53bを介した自由曲面ミラー52の角度調整は、機械的に行われてもよい。この場合、第1スイッチ53c及び第2スイッチ53dは、例えば摘み操作部であってもよい。第1スイッチ53c及び第2スイッチ53dの回転がスライド機構53a及びミラー角度調整機構53bに機械的に伝達されることにより、位置調整及び角度調整が行われる。
第1スイッチ53cによるスライド機構53aを介した光学モジュール51の位置調整及び第2スイッチ53dによるミラー角度調整機構53bを介した自由曲面ミラー52の角度調整は、電気的に行われてもよい。
この場合には、図7A及び図7Bに示されるように、調整機構53は、第1駆動機53eと、第2駆動機53fと、制御部53gとをさらに有している。第1駆動機53e及び第2駆動機53fは、例えばモータである。制御部53gは、例えばマイコンである。
第1スイッチ53cが操作されたことを示す信号は、制御部53gに送られる。制御部53gは、この信号に基づき、第1駆動機53eを制御する。これにより、第1駆動機53eは、スライド機構53aを介して光学モジュール51の位置を調整する。
第2スイッチ53dが操作されたことを示す信号は、制御部53gに送られる。制御部53gは、この信号に基づき、第2駆動機53fを制御する。これにより、第2駆動機53fは、ミラー角度調整機構53bを介して自由曲面ミラー52の角度を調整する。
投射装置5は、図1に示されるように、フード本体1の内部に配置されている。より具体的には、投射装置5は、換気流路11よりも第2側面1d側に配置されている。投射装置5は、フード本体1に取り付けられている。投射装置5は、フード本体1から取り外し可能であることが好ましい。
以下に、実施の形態1に係るレンジフードの効果を説明する。
上記のとおり、実施の形態1に係るレンジフードにおいては、フード本体1の内部に、光学モジュール51と、自由曲面ミラー52とが配置されている。また、上記のとおり、実施形態に係るレンジフードにおいては、調整機構53が光学モジュール51と自由曲面ミラー52との相対的な位置を調整することにより、投射映像55の投射角度θ、投射映像55の大きさ及び投射映像55が投射される壁面が適宜変更することができる。
すなわち、実施の形態1に係るレンジフードによると、調理中に発生する湯気や油分の蒸発等の影響を受けにくい場所を選んで投射映像55を投射することが可能となる。したがって、実施の形態1に係るレンジフードによると、調理中に湯気や油分の蒸発等が発生する環境下においても視認しやすい映像を投影することができる。
投射角度θが25°以上である場合、自由曲面ミラー52において反射された映像光54に対する整流板4等による干渉を抑制することができる。投射角度θが35°以下である場合、投射映像55の歪みは大きくはない。そのため、この場合には、映像光54に対して適宜台形補正を行うことにより、投射映像55の歪みを補正することができる。
レンジフードは、投射装置5と投射映像55が投射される壁面との距離を十分に確保することができない場所に設置されることが多い。スローレシオが1.0以下である場合には、投射装置5と投射映像55が投射される壁面との距離が短い場合であっても、壁面に相対的に大きな投射映像55を投射することができる。
映像光出口12が透明カバーにより覆われている場合、調理中に生じた湯気や油煙等がフード本体1の内部に侵入し難い。そのため、この場合には、調理中に生じた湯気や油煙等が光学モジュール51、自由曲面ミラー52等に付着することを抑制できる。
位置調整操作部(例えば第1スイッチ53c及び第2スイッチ53d)が上面1b及び第2側面1dの少なくとも一方に配置されている場合、ユーザは、容易に光学モジュール51と自由曲面ミラー52との相対的な位置を調整することができる。すなわち、この場合には、ユーザは、投射映像55のスローレシオ、投射角度θ、投射映像55が投射される壁面を容易に調整することができる。
(実施の形態2)
以下に、実施の形態2に係るレンジフードの構成を、図を参照して説明する。なお、以下においては、実施の形態1に係るレンジフードの構成と異なる点を説明し、重複する説明は繰り返さない。
実施の形態2に係るレンジフードは、フード本体1と、整流板4と、投射装置5と、換気ファン6と、換気ダクト7とを有している。また、フード本体1は、下面1aと、上面1bと、側面とを有している。フード本体1には、換気流路11と、映像光出口12とが設けられている。これらの点に関して、実施の形態2に係るレンジフードの構成は、実施の形態1に係るレンジフードの構成と共通している。
図8に示されるように、実施の形態2に係るレンジフードにおいては、フード本体1には、吸入口13と、吐出口14とが設けられている。この点に関して、実施の形態2に係るレンジフードの構成は、実施の形態1に係るレンジフードの構成と異なっている。
吸入口13からは、フード本体1の内部に空気が導入される。吐出口14からは、フード本体1の内部の空気が吐出される。この空気により、投射装置5(より具体的には、光学モジュール51)が冷却される。この空気の導入及び吐出は、吸入口13及び吐出口14における空気の圧力差を利用して行ってもよい。この空気の導入及び吐出は、フード本体1の内部に配置されているファン15を用いて行ってもよい。なお、ファン15には、例えばシロッコファン、プロペラファンが用いられる。
吸入口13は、上面1bに設けられていることが好ましい。吐出口14は、下面1aに設けられていることが好ましい。吸入口13及び吐出口14は、投射装置5(より具体的には、光学モジュール51)を挟み込むように配置されていることが好ましい。
吐出口14は、映像光出口12よりも整流板4(換気流路11)から離れた位置に配置されていることが好ましい。すなわち、吐出口14と整流板4との間の水平距離L2は、映像光出口12と整流板4との間の水平距離L3よりも大きいことが好ましい。
実施の形態2に係るレンジフードは、フィルタ8をさらに有していてもよい。フィルタ8は、吸入口13を覆うようにフード本体1に取り付けられている。フィルタ8は、例えば、メッシュ状の部材である。フィルタ8は、埃や油等の通過を妨げる。但し、フィルタ8の構成はこれに限られない。例えば、吸入口13にガラリ加工を施すことにより、フィルタ8としてもよい。
以下に、実施の形態2に係るレンジフードの効果を説明する。
実施の形態2に係るレンジフードにおいては、上記のとおり、フード本体1に、吸入口13及び吐出口14が設けられている。吸入口13からはフード本体1の内部に空気が導入され、吐出口14からはフード本体1の内部の空気が吐出される。この空気により、投射装置5が冷却される。そのため、実施の形態2に係るレンジフードによると、投射装置5の冷却を行うことができる。
上面1bは、下面1aよりも加熱調理器具2から離れている。そのため、上面1b側の空気は、下面1a側の空気よりも温度が低くなっている。そのため、吸入口13が上面1bに設けられ、吐出口14が下面1aに設けられている場合には、相対的に温度の低い空気をフード本体1の内部に導入することができる。したがって、この場合には、吸入口13から導入される空気により、投射装置5をさらに効率的に冷却することができる。
吸入口13及び吐出口14が投射装置5を挟み込むように配置されている場合、吸入口13から導入され、かつ吐出口14から吐出されるまでの空気の経路上に、投射装置5が位置していることになる。そのため、この場合には、吸入口13から導入される空気により、投射装置5をさらに効率的に冷却することができる。
水平距離L2が水平距離L3よりも大きい場合、吐出口14から吐出された空気が、映像光出口12を覆う透明カバーの直下を通過して換気流路11に向かう。これにより、調理中に発生した油煙等の映像光出口12を覆う透明カバーとの接触が抑制される。すなわち、この場合には、透明カバーの油煙等による汚濁を抑制することができる。
<変形例>
以下に、実施の形態2の変形例に係るレンジフードを、図を参照して説明する。
図9に示されるように、実施の形態2に係るレンジフードにおいては、吸入口13が複数の孔13aにより構成されていてもよい。孔13aの内径は、虫等が侵入できない範囲において、可能な限り大きいことが好ましい。より具体的には、孔13aの内径は、2mm以上5mm以下であることが好ましい。この場合、フード本体1の内部に、虫等が浸入することを抑制できる。
図10に示されるように、実施の形態2に係るレンジフードにおいては、吸入口13にガイド13bが設けられていてもよい。ガイド13bは、光学モジュール51の発熱部51aに向かって延在している。このことを別の観点からいえば、ガイド13bは、吸入口13から導入される空気が光学モジュール51の発熱部51aに向かうように配置されている。発熱部51aは、例えば光学モジュール51の光源が配置されている部分である。この場合、吸入口13から導入された空気が発熱部51aに集中的に供給されるため、投射装置5をより効率的に冷却することができる。
図11に示されるように、実施の形態2に係るレンジフードにおいては、フード本体1の内部にトラップ機構13cが設けられていてもよい。トラップ機構13cは、吸入口13に接続されている。トラップ機構13cの内部には、流路13caが設けられている。
流路13caは、第1部分13cbと、第2部分13ccと、第3部分13cdとにより構成されている。第1部分13cbは、吸入口13から下面1aに向かって延在している。第2部分13ccは、下面1aから上面1bに向かって延在している。第3部分13cdは、第1部分13cbと第2部分13ccとを接続している。
吸入口13から導入された空気は、まず第1部分13cbを流れる。空気中に含まれている油や埃等は、空気よりも重い。そのため、吸入口13から導入された空気中に含まれている油や埃等は、第2部分13ccに流れずに、第3部分13cdにたまる。他方で、第1部分13cbを流れる空気は、第3部分13cdを経由して、第2部分13ccに流れる。そのため、トラップ機構13cが設けられている場合には、フード本体1の内部への油及び埃等の侵入を抑制することができる。
図12に示されるように、実施の形態2に係るレンジフードは、冷却ダクト9をさらに有していてもよい。冷却ダクト9は、冷却ダクト9は、フード本体1の内部に配置されている。冷却ダクト9は、吸入口13及び吐出口14に接続されている。冷却ダクト9内には、投射装置5が配置されている。冷却ダクト9は、不燃性材料により形成されている。冷却ダクト9は、例えば金属材料により形成される。なお、不燃性であれば、樹脂材料等を用いることも可能である。
冷却ダクト9が設けられてない場合、吸入口13から導入された空気がフード本体1内部で拡がる。そのため、吸入口13から導入された空気の一部は、投射装置5の冷却にあまり寄与しない。
他方で、冷却ダクト9が設けられている場合、吸入口13から導入された空気が流れる範囲は冷却ダクト9により画されるため、吸入口13から導入された空気は、フード本体1内部で拡がらない。そのため、吸入口13から導入された空気の殆どは、投射装置5の冷却に寄与する。したがって、この場合には、投射装置5の冷却をより効率的に行うことが可能となる。
図13に示されるように、フード本体1は、突出部16を有していてもよい。好ましくは、突出部16は下面1a側に設けられている。突出部16において、下面1aは、上面1bから下面1aに向かう方向に周囲から突出している。すなわち、突出部16に位置する下面1aは、突出部16を取り囲んでいる下面1aよりも上面1bから下面1aに向かう方向に突出している。
突出部16は、上面1b側に設けられていてもよい。この場合、突出部16において、上面1bは、下面1aから上面1bに向かう方向に周囲から突出している。
突出部16におけるフード本体1の内部には、投射装置5の一部が配置される。より具体的には、突出部16が下面1a側に設けられている場合、光学モジュール51は、映像光54を投射する側が突出部16の内部に位置することで、フード本体1の内部において傾斜して配置されている。
他方、突出部16が上面1b側に設けられている場合、光学モジュール51は、映像光54を投射する側の反対側が突出部16の内部に位置することで、フード本体1の内部で傾斜して配置されている。
映像光54が整流板4等により遮られてしまうことを防ぐためには、光学モジュール51をフード本体1の内部で傾斜させて配置することが有効である。しかしながら、フード本体1に突出部16が設けられていない場合、フード本体1の高さ(下面1aと上面1bとの間の距離)を大きくしない限り、フード本体1内において光学モジュール51を大きく傾斜して配置することは困難である。
他方で、フード本体1が突出部16を有している場合、光学モジュール51の一部(突出部16が下面1a側に設けられている場合には、映像光54を投射する側、突出部16が上面1b側に設けられている場合には、映像光54を投射する側の反対側)が突出部16の内部に位置することで、光学モジュール51をフード本体1の内部で傾斜して配置することができる。そのため、この場合には、映像光54が整流板4等により遮られてしまうことを抑制することができる。
なお、上記の実施の形態において、各図中同一又は相当部分には、同一符号を付している。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。さらに、長さ、幅、厚さ、深さなどの寸法関係は、図面の明瞭化のために適宜変更されており、実際の寸法関係を表すものではない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 フード本体、1a 下面、1aa 取り外し部、1b 上面、1c 第1側面、1d 第2側面、1e 第3側面、1f 第4側面、11 換気流路、12 映像光出口、13 吸入口、13a 孔、13b ガイド、13c トラップ機構、13ca 流路、13cb 第1部分、13cc 第2部分、13cd 第3部分、14 吐出口、15 ファン、16 突出部、2 加熱調理器具、3a 前壁面、3b 天井、3c 側壁面、4 整流板、5 投射装置、51 光学モジュール、51a 発熱部、52 自由曲面ミラー、52a 反射面、52b 軸、53 調整機構、53a スライド機構、53b ミラー角度調整機構、53c 第1スイッチ、53d 第2スイッチ、53e 第1駆動機、53f 第2駆動機、53g 制御部、54 映像光、55 投射映像、6 換気ファン、7 換気ダクト、8 フィルタ、9 冷却ダクト、L1,L2,L3 水平距離、W 幅。

Claims (5)

  1. フード本体と、
    前記フード本体の内部に配置され、かつ映像光を発する光学モジュールと、
    前記フード本体の内部に配置され、かつ前記映像光を反射することにより前記映像光に基づく投影画像を壁面に投射する自由曲面ミラーと、
    前記光学モジュールと前記自由曲面ミラーとの相対的な位置関係を調整する調整機構とを備え
    前記フード本体には、前記フード本体の内部に空気を導入する吸入口と、前記フード本体の内部から空気を吐出する吐出口とが設けられ、
    前記吸入口と前記吐出口とが前記光学モジュールを挟み込むように配置されている、レンジフード。
  2. 前記調整機構は、前記投影画像のスローレシオが1.0以下となるように、前記光学モジュールと前記自由曲面ミラーとの相対的な位置関係を調整する、請求項1に記載のレンジフード。
  3. 前記調整機構は、前記投影画像の投影角度が25°以上35°以下となるように、前記光学モジュールと前記自由曲面ミラーとの相対的な位置関係を調整する、請求項1又は請求項2に記載のレンジフード。
  4. 透明カバーをさらに備え、
    前記フード本体には、前記自由曲面ミラーによって反射された前記映像光が通過する映像光出口が設けられ、
    前記透明カバーは、前記映像光出口を覆うように配置される、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のレンジフード。
  5. 前記調整機構をユーザが操作するための位置調整操作部をさらに備え、
    前記フード本体は、加熱調理器に対向する側の面である下面と、前記下面の反対側の面である上面と、前記下面及び前記上面の双方に連なる前面とを有し、
    前記位置調整操作部は、前記上面及び前記前面の少なくとも一方に配置される、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載のレンジフード。
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