JP6931824B2 - 分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、分離装置に関し、より詳細には、気体に含まれている固体を気体から分離する分離装置に関する。
従来、この種の分離装置としては、例えば、ロータ(回転体)と、複数の流路と、送風部と、駆動装置(モータ)と、排出部と、捕集部と、を備える分離器が知られている(特許文献1)。
複数の流路の各々は、気体の流入口及び流出口を有し、ロータの回転中心軸のまわりにある。送風部は、複数の流路に気体を流す。駆動装置は、ロータを回転させることによって複数の流路を回転中心軸のまわりで回転させる。排出部は、複数の流路の各々で発生した気流(例えば、空気)に含まれている固体(例えば、微粒子、塵埃等)を、複数の流路の各々の流入口に近い位置よりも流出口に近い位置で回転中心軸から離れる方向へ排出する。
また、特許文献1に記載された一変形例の分離器では、排出部は、枠体(外筒体)の下流側において枠体の径方向に沿って貫通した排出口(排出孔)により構成されている。
国際公開第2016/092847号
分離装置の分野においては、気体に含まれている固体を気体から分離する分離性能を更に向上させることが望まれている。
本発明の目的は、気体に含まれている固体を気体から分離する分離性能の向上を図ることが可能な分離装置を提供することにある。
本発明に係る一態様の分離装置は、外筒体と、回転体と、複数の羽根と、モータと、を備える。前記外筒体は、円筒状であり、第1端に気体の流入口を有し、第2端に気体の流出口を有する。前記回転体は、前記外筒体の内側において、前記回転体の回転中心軸が前記外筒体の中心軸と揃うように配置されている。前記複数の羽根は、前記回転体と前記外筒体との間で前記回転体の外周に沿う方向において互いに離れるように前記回転体に連結されている。前記モータは、前記回転体を前記回転中心軸のまわりで一方向に回転させる。前記外筒体は、前記第1端と前記第2端との間において前記外筒体の内外を連通させる排出孔を有する。前記外筒体における前記排出孔の内周面が、前記回転体の回転方向に沿った方向において後方に位置する後内面及び前方に位置する前内面を有する。前記前内面は、前記排出孔を通る前記外筒体の一径方向に対して傾斜する傾斜面を有する。前記前内面の前記傾斜面では、前記回転体から遠い側の外側端が前記回転体に近い側の内側端よりも前記回転方向の前方に位置している。前記前内面は、前記一径方向に対して傾斜していない平坦面を有する。
本発明に係る一態様の分離装置は、外筒体と、回転体と、複数の羽根と、モータと、を備える。前記外筒体は、円筒状であり、第1端に気体の流入口を有し、第2端に気体の流出口を有する。前記回転体は、前記外筒体の内側において、前記回転体の回転中心軸が前記外筒体の中心軸と揃うように配置されている。前記複数の羽根は、前記回転体と前記外筒体との間で前記回転体の外周に沿う方向において互いに離れるように前記回転体に連結されている。前記モータは、前記回転体を前記回転中心軸のまわりで一方向に回転させる。前記外筒体は、前記第1端と前記第2端との間において前記外筒体の内外を連通させる排出孔を有する。前記外筒体における前記排出孔の内周面が、前記回転体の回転方向に沿った方向において後方に位置する後内面及び前方に位置する前内面を有する。前記前内面は、前記排出孔を通る前記外筒体の一径方向に対して傾斜する傾斜面を有する。前記前内面の前記傾斜面では、前記回転体から遠い側の外側端が前記回転体に近い側の内側端よりも前記回転方向の前方に位置している。前記前内面は、前記前内面の傾斜面の前記内側端側に、凸曲面を有する。
本発明の分離装置は、気体に含まれている固体を気体から分離する分離性能の向上を図ることが可能となる。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る分離装置の要部斜視図である。図1Bは、同上の分離装置の別の方向から見た要部斜視図である。 図2は、同上の分離装置の要部断面斜視図である。 図3Aは、同上の分離装置の正面図である。図3Bは、同上の分離装置の左側面図である。 図4は、同上の分離装置を示し、図3AのX−X線断面図である。 図5は、同上の分離装置を示し、図3AのY−Y線断面図である。 図6は、同上の分離装置の分解斜視図である。 図7Aは、同上の分離装置における外筒体及び捕集器を示し、上側から見た分解斜視図である。図7Bは、同上の分離装置における外筒体及び捕集器を示し、下側から見た分解斜視図である。 図8は、同上の分離装置における外筒体の排出孔の説明図である。 図9は、同上の分離装置の変形例1における外筒体の排出孔の説明図である。 図10は、同上の分離装置の変形例2における外筒体の排出孔の説明図である。 図11は、同上の分離装置の変形例3の断面図である。
(実施形態)
以下では、本実施形態の分離装置1について、図1A〜7Bに基づいて説明する。
分離装置1は、例えば、送風機能を有する空調設備の上流側に設けられ、空気(気体)中の固体を分離する。空調設備は、例えば、上流側から下流側へ空気を送風する送風装置である。送風装置は、例えば、電動ファンである。空調設備は、送風装置に限らず、例えば、換気装置、エアコンディショナ、給気キャビネットファン、送風装置と熱交換器とを備える空気調和システム等でもよい。空調設備により分離装置1に流す空気の流量は、例えば、100m3/h〜300m3/hである。分離装置1に流れる空気の流量は、空調設備を流れる空気の流量と略同じである。
分離装置1は、図1A、1B、2、4〜6に示すように、外筒体2と、回転体3と、複数の羽根36と、モータ4と、を備える。外筒体2は、第1端21に気体の流入口23を有し、第2端22に気体の流出口24を有する。回転体3は、外筒体2の内側に配置されている。複数の羽根36は、回転体3に連結されている。分離装置1では、図2及び4に示すように、外筒体2と回転体3との間に、流入口23から流出口24に向かう流路5が形成されている。モータ4は、回転体3を回転させる。ここにおいて、分離装置1は、回転体3とモータ4の回転軸42との両方に連結されたシャフト7を備える。また、分離装置1は、シャフト7とモータ4の回転軸42とを連結する軸継手(シャフトカップリング)8を備える(図2、4及び6参照)。
分離装置1は、上流側から流路5に流入した空気を、回転体3のまわりで螺旋状に回転させながら、流路5の下流側に流すことができる。ここにおける「上流側」は、空気の流れる方向でみたときの上流側(一次側)を意味する。また、「下流側」は、空気の流れる方向でみたときの下流側(二次側)を意味する。分離装置1の外筒体2は、空気に含まれている固体を外筒体2の外側に排出するために、外筒体2の内外を連通させる排出孔25(図2、5、6、7A及び7B参照)を有する。また、分離装置1は、外筒体2の内側から排出孔25を通って排出された固体が入る捕集器6を更に備える。
空気中の固体としては、例えば、微粒子、塵埃等が挙げられる。微粒子としては、例えば、粒子状物質等を挙げることができる。粒子状物質としては、微粒子として直接空気中に放出される一次生成粒子、気体として空気中に放出されたものが空気中で微粒子として生成される二次生成粒子等がある。一次生成粒子としては、例えば、土壌粒子(黄砂等)、粉塵、植物性粒子(花粉等)、動物性粒子(カビの胞子等)、煤等が挙げられる。粒子状物質は、大きさの分類として、例えば、PM2.5(微小粒子状物質)、PM10、SPM(浮遊粒子状物質)等を挙げることができる。PM2.5は、粒子径2.5μmで50%の捕集効率を持つ分粒装置を透過する微粒子である。PM10は、粒子径10μmで50%の捕集効率を持つ分粒装置を透過する微粒子である。SPMは、粒子径10μmで100%の捕集効率を持つ分粒装置を透過する微粒子であり、PM6.5−7.0に相当し、PM10よりも少し小さな微粒子である。
分離装置1の各構成要素については、以下に、より詳細に説明する。
上述のように、分離装置1は、外筒体2と、回転体3と、複数の羽根36と、モータ4と、シャフト7と、軸継手8と、捕集器6と、を備える。
外筒体2は、円筒状に形成されており、第1端21に気体の流入口23を有し、第2端22に気体の流出口24を有する。外筒体2の材質は、例えば、ABS樹脂である。
回転体3は、図4及び5に示すように、外筒体2の内側で外筒体2と同軸的に配置されている。「外筒体2と同軸的に配置されている」とは、回転体3が、回転体3の回転中心軸30(図4参照)を外筒体2の中心軸20(図4及び7A参照)に揃えるように配置されていることを意味する。回転体3において、回転中心軸30に直交する断面(例えば、図5参照)における外周線は、円形状である。回転体3の材質は、例えば、ポリカーボネート樹脂である。
回転体3の回転中心軸30に沿った方向において、回転体3の長さは、外筒体2の長さよりも短い。回転体3は、図4に示すように、流入口23側の第1端31と、流出口24側の第2端32と、を有する。回転体3の第1端31は、外筒体2の中心軸20に沿った方向において、外筒体2の流入口23と流出口24との間で、流入口23の近くに配置されている。また、回転体3の第2端32は、外筒体2の中心軸20に沿った方向において、外筒体2の流入口23と流出口24との間で、流出口24の近くに配置されている。
外筒体2と回転体3との間には、回転体3に連結された複数(ここでは、24枚)の羽根36が配置されている。複数の羽根36の各々の材質は、例えば、ポリカーボネート樹脂である。
複数の羽根36の各々は、図4及び5に示すように、外筒体2の内周面27との間に隙間が形成されるように配置されている。言い換えれば、分離装置1は、複数の羽根36の各々と外筒体2の内周面27との間に隙間がある。すなわち、複数の羽根36の各々における回転体3の外周面37からの突出長さは、回転体3の径方向における回転体3の外周面37と外筒体2の内周面27との距離よりも短い。複数の羽根36の各々は、回転体3の外周面37と外筒体2の内周面27との間の空間(流路5)において回転体3の回転中心軸30と平行に配置されている。複数の羽根36の各々は、平板状である。複数の羽根36の各々は、回転体3の周方向に沿った方向に交差(本実施形態では、略直交)するように配置されている。複数の羽根36は、図5に示すように回転体3の周方向において略等間隔で離れて配置されている。
上述の回転体3は、図2、4及び6に示すように、外筒体2の中心軸20(図4及び7A参照)に沿った方向において並ぶ2つの回転部材3a、3bを備える。回転部材3a、3bは、図4に示すように、有底円筒状に形成されている。より詳細には、2つの回転部材3a、3bは、流入口23側の第1端31a、31bに底壁33a、33bを有し、流出口24側の第2端32a、32bに開口34a、34bを有する。以下では、説明の便宜上、2つの回転部材3a、3bのうち流入口23に近い位置(相対的に上流側)にある回転部材3aを上流側回転部材3aと称し、流出口24に近い位置(相対的に下流側)にある回転部材3bを下流側回転部材3bとも称することもある。有底円筒状の上流側回転部材3aでは、底壁33aが、流入口23側に膨らむ形状に形成されている。これにより、分離装置1では、外筒体2の流入口23から流入する気体の圧力損失を低減することが可能となる。また、上流側回転部材3aの内側には、上流側回転部材3aに一体の補強壁38が設けられている。これにより、分離装置1では、上流側回転部材3aの機械的強度をより向上させることが可能となる。また、有底円筒状の下流側回転部材3bの内側には、下流側回転部材3bの底壁33bの中央部から開口34b側へ突出する円筒状のリブ39が設けられている。外筒体2の中心軸20に沿った方向において、リブ39の長さは、下流側回転部材3bの長さよりも短い。
分離装置1では、複数の羽根36の各々が、上流側回転部材3aの外周面から突出している羽根片36aと、下流側回転部材3bの外周面から突出している羽根片36bと、で構成されている(図4参照)。言い換えれば、分離装置1では、上流側回転部材3aに連結された複数(24枚)の羽根片36aと、下流側回転部材3bに連結された複数(24枚)の羽根片36bと、が一対一で対応し、複数(24枚)の羽根36を構成している。以下では、説明の便宜上、羽根片36aを上流側羽根片36aと称し、羽根片36bを下流側羽根片36bと称することもある。
複数の上流側羽根片36aは、回転体3の周方向において略等間隔で離れて配置されている。また、複数の下流側羽根片36bは、回転体3の周方向において略等間隔で離れて配置されている。ここにおいて、一対一に対応する上流側羽根片36aと下流側羽根片36bとは、外筒体2の中心軸20に平行な方向において一直線上に並んでいる。
回転体3は、図2、4及び6に示すように、シャフト7及び軸継手8を介してモータ4の回転軸(シャフト)42と連結されている。より詳細には、分離装置1では、回転体3がシャフト7に連結され、シャフト7が軸継手8によってモータ4の回転軸42と連結されている。分離装置1では、回転軸42とシャフト7とが、一直線上に並ぶように配置されている。
モータ4は、回転体3を回転体3の回転中心軸30のまわりで一方向に回転させる。回転体3の回転数は、例えば、1500rpm〜3000rpmである。モータ4は、例えば、直流モータである。モータ4は、例えば、外部の駆動回路により駆動される。
モータ4は、図2及び4に示すように、モータ本体41と、モータ本体41から一部が突出している上述の回転軸42と、を備える。回転軸42は、円柱状である。モータ4は、回転体3の内側に配置されている。より詳細には、モータ4は、下流側回転部材3bの内側に配置されている。ここにおいて、分離装置1は、モータ4及び軸継手8を収容するモータハウジング9(図2、4及び6参照)を備える。モータハウジング9は、下流側回転部材3b内に収納される。モータハウジング9は、後述のリヤカバー12に対して複数のねじによって固定されている。
モータハウジング9の材質は、例えば、アルミニウムである。モータハウジング9は、図4に示すように、ハウジング本体部90と、フランジ部95と、を有する。ハウジング本体部90は、流入口23側の第1端91に底壁93を有し、流出口24側の第2端92に開口94を有する。ここにおいて、モータハウジング9では、ハウジング本体部90の底壁93に、軸継手8の通る円形状の孔931が形成されている。また、モータハウジング9は、底壁93における孔931の周縁から流入口23側に突出した有底円筒状の軸継手収納部98を有する。モータハウジング9では、軸継手収納部98の底壁983に、シャフト7の通る円形状の孔987が形成されている。フランジ部95は、ハウジング本体部90の第2端92からハウジング本体部90の径方向外向きに突出している。フランジ部95は、モータハウジング9をリヤカバー12に対して複数のねじによって固定するために設けられている。
シャフト7(図4、5及び6参照)は、丸棒状であり、長手方向の第1端71と、第1端71とは反対側の第2端72と、を有する。シャフト7の材質は、例えば、ステンレス鋼である。シャフト7は、その軸線が回転体3の回転中心軸30と一致するように配置される。言い換えれば、シャフト7は、その軸線が外筒体2の中心軸20と一致するように配置される。シャフト7は、その一部が、回転体3内に配置される。より詳細には、分離装置1では、シャフト7の第1端71が、外筒体2の中心軸20に沿った方向において外筒体2の第1端21よりも外側に配置され、シャフト7の第2端72が下流側回転部材3bの内側に配置される。ここにおいて、シャフト7は、図4に示すように、上流側回転部材3aの底壁33aにおける中央に形成された孔35aと、下流側回転部材3bの底壁33bにおける中央に形成された孔35bと、を通っている。また、回転体3は、シャフト7に対して2つのボルト78(図4参照)と、2つのボルト78に一対一に対応する2つのナットと、によって連結されている。2つのボルト78の各々は、シャフト7において径方向に貫通した孔を通っている。これにより、回転体3は、シャフト7と一緒に回転することができる。
分離装置1は、シャフト7を回転自在に支持するための第1軸受75及び第2軸受76(図4及び6参照)を備えている。これにより、分離装置1では、モータ4によって回転体3をより安定して回転させることが可能となる。分離装置1では、第1軸受75がシャフト7の第1端71を回転自在に支持する。また、分離装置1では、第2軸受76がシャフト7の第2端72の近くの部位を回転自在に支持する。第2軸受76は、軸継手収納部98の底壁983に2本のねじによって固定されている。シャフト7の第2端72は、軸継手8によってモータ4の回転軸42と連結されている。軸継手8は、下流側回転部材3bの内側に配置されている。
分離装置1は、図1A〜6に示すように、フロントカバー(第1カバー)11と、リヤカバー(第2カバー)12と、を更に備える。また、分離装置1は、図3A、4、5及び6に示すように、ボトムカバー(第3カバー)13を更に備える。
フロントカバー11は、外筒体2の第1端21から外方に突出した第1フランジ211(図1B及び2参照)に対して、複数(例えば、4本)のねじによって着脱可能に取り付けられる。リヤカバー12は、外筒体2の第2端22から外方に突出した第2フランジ221(図1A及び2参照)に対して、複数(例えば、4本)のねじによって着脱可能に取り付けられる。ボトムカバー13は、フロントカバー11及びリヤカバー12それぞれに対して、複数(例えば、2本)のねじによって着脱可能に取り付けられる。
外筒体2の中心軸20に沿った一方向から見て、フロントカバー11の外周形状は、正方形状である。フロントカバー11は、図1A及び2に示すように、第1フレーム部111と、軸受取付部112と、4つの第1梁部113と、を備える。第1フレーム部111は、第1フランジ211に重ねて配置される。第1フレーム部111の外周形状は、フロントカバー11の外周形状と同じある。第1フレーム部111の内周形状は、円形状である。第1フレーム部111の内径は、外筒体2の内径と略同じである。第1フレーム部111は、第1フランジ211に対して複数のねじによって固定される。軸受取付部112は、円環状であって、第1フレーム部111の内側に配置されている。軸受取付部112には、上述の第1軸受75が取り付けられる。4つの第1梁部113は、第1フレーム部111と軸受取付部112とを繋いでいる。4つの第1梁部113は、軸受取付部112の周方向において略等間隔で離れて配置されている。第1軸受75は、ブッシュ軸受であり、軸受取付部112に圧入されることで軸受取付部112に取り付けられている。フロントカバー11の材質は、例えば、アルミニウムである。
外筒体2の中心軸20に沿った一方向から見て、リヤカバー12の外周形状は、正方形状である。リヤカバー12は、図1B及び2に示すように、第2フレーム部121と、ハウジング取付部122と、4つの第2梁部123と、を備える。第2フレーム部121の外周形状は、リヤカバー12の外周形状と同じである。第2フレーム部121の内周形状は、円形状である。第2フレーム部121の内径は、外筒体2の内径と同じであるのが好ましい。第2フレーム部121は、第2フランジ221に重ねて配置される。第2フレーム部121は、第2フランジ221に対して複数のねじによって固定される。ハウジング取付部122は、円環状であって、第2フレーム部121の内側に配置されている。ハウジング取付部122には、モータハウジング9のフランジ部95が重ねて配置される。ハウジング取付部122には、モータハウジング9のフランジ部95が複数のねじによって固定される。4つの第2梁部123は、第2フレーム部121とハウジング取付部122とを繋いでいる。4つの第2梁部123は、ハウジング取付部122の周方向において略等間隔で離れて配置されている。リヤカバー12の材質は、例えば、アルミニウムである。
ボトムカバー13(図3A、4、5及び6参照)は、フロントカバー11及びリヤカバー12に結合されている。ボトムカバー13は、外筒体2の下方に配置される。ボトムカバー13は、外筒体2の中心軸20に沿った方向を長手方向とする矩形板であり、長手方向の一端がフロントカバー11に対して複数のねじによって固定され、長手方向の他端がリヤカバー12に対して複数のねじによって固定されている。ボトムカバー13の長手方向の長さは、外筒体2の長さよりも長く、ボトムカバー13の短手方向の長さは、外筒体2の外径よりも長い。ボトムカバー13の材質は、例えば、アルミニウムである。
分離装置1では、外筒体2は、フロントカバー11とリヤカバー12とボトムカバー13とを含む筐体100が、図3Aに示すように、外筒体2を三方から囲んでいる。筐体100は、フロントカバー11、リヤカバー12及びボトムカバー13の他に、外筒体2の上方に配置されるトップカバー、外筒体2の径方向において外筒体2の両側に配置される一対のサイドカバーを備えていてもよい。
分離装置1は、図3A、4及び6に示すように、フロントパネル16と、リヤパネル17と、通気パネル18と、を更に備える。
フロントパネル16の外周形状は、正方形状である。フロントパネル16には、その厚さ方向に貫通する通気孔161(図1、4及び6参照)が形成されている。フロントパネル16は、フロントカバー11における外筒体2側とは反対側に重ねて配置される。フロントパネル16は、複数のねじによってフロントカバー11に固定される。通気孔161の開口形状は、円形状である。通気孔161の内径は、外筒体2の内径及び回転体3の外径よりも小さく、フロントカバー11の軸受取付部112の外径よりも大きい。フロントパネル16の材質は、例えば、アルミニウムである。
リヤパネル17の外周形状は、正方形状である。リヤパネル17には、その厚さ方向に貫通する通気孔171(図3B、4及び6参照)が形成されている。リヤパネル17は、リヤカバー12における外筒体2側とは反対側に重ねて配置される。リヤパネル17は、複数のねじによってリヤカバー12に固定される。通気孔171の開口形状は、円形状である。通気孔171の内径は、外筒体2の内径よりも小さく回転体3の外径及びリヤカバー12のハウジング取付部122の外径よりも大きい。リヤパネル17の材質は、例えば、アルミニウムである。
通気パネル18の外周形状は、略円形状である。通気パネル18の外径は、リヤカバー12におけるハウジング取付部122の外径と同じである。通気パネル18の中央部には、メッシュ181(図3B及び4参照)が設けられている。通気パネル18は、リヤカバー12における外筒体2側とは反対側においてハウジング取付部122に重ねて配置される。通気パネル18は、複数のねじによってハウジング取付部122に固定される。
分離装置1では、シャフト7に連結されている回転体3の回転方向A1(図5参照)が、モータ4の回転軸42(図2及び4参照)の回転方向と同じとなる。回転体3の回転方向A1は、外筒体2の流入口23側から見て、時計回りの方向(図5参照)である。回転体3の回転方向A1は、外筒体2の流出口24側から見て、反時計回りの方向である。回転体3の回転角速度は、モータ4の回転軸42の回転角速度と同じである。
分離装置1では、モータ4の回転軸42の回転により回転体3が回転すると、回転体3と複数の羽根36とが同じ方向に回転する。分離装置1は、回転体3が回転することで、流路5(図2、4及び5参照)に流入した空気に対して回転中心軸30のまわりの回転方向の力を与えることが可能となる。分離装置1では、回転体3が回転することにより、流路5を流れる空気の速度ベクトルが、回転中心軸30に平行な方向の速度成分と、回転中心軸30のまわりの回転方向の速度成分と、を有することになる。
分離装置1の分離特性に関しては、回転体3の回転速度が速くなるにつれて分離効率が高くなる傾向にある。また、分離装置1の分離特性に関しては、分粒径が大きくなるにつれて分離効率が高くなる傾向にある。分離装置1では、例えば、規定粒径以上の微粒子を分離するように回転体3の回転速度が設定されているのが好ましい。規定粒径の微粒子としては、例えば、空気動力学的粒子径が、0.3μm〜10μmの粒子を想定している。「空気動力学的粒子径」とは、空気動力学的挙動が、比重1.0の球形粒子と等価になるような粒子の直径を意味する。空気動力学的粒子径は、粒子の沈降速度から求められる粒径である。分離装置1で分離されずに空気中に残る固体としては、分離装置1で分離することを想定している微粒子よりも粒径の小さな微粒子(言い換えれば、質量が小さな微粒子)を挙げることができる。
分離装置1では、外筒体2の流入口23から外筒体2内に流入した空気に含まれている固体を外筒体2の外側に排出するために、外筒体2に、外筒体2の内外を連通させる排出孔25(図2、5、6、7A及び7B参照)が形成されている。また、分離装置1は、外筒体2の内側から排出孔25を通って排出された固体が入る捕集器6を備える。分離装置1では、排出孔25から排出された固体が、例えば、重力沈降等により、捕集器6の底面に堆積する。
排出孔25は、外筒体2の第1端21と第2端22との間で、回転体3の回転中心軸30に沿った方向に細長いスリット状に形成されている。外筒体2の中心軸20に沿った方向において、排出孔25と流入口23との距離は、羽根36と流入口23との距離よりも短いが、あくまでも一例であり、これに限らない。また、外筒体2の中心軸20に沿った方向において、排出孔25と流出口24との距離は、羽根36と流出口24との距離よりも長いが、あくまでも一例であり、これに限らない。分離装置1では、外筒体2に流入した空気中の固体の大きさや外筒体2の中心軸20(図4及び7A参照)に沿った方向における位置に関係なく、外筒体2の内周面27付近を通っている固体を、排出孔25から排出することが可能となる。これにより、分離装置1は、外筒体2の内周面27に固体が付着して堆積するのを抑制することが可能となる。
捕集器6は、外筒体2における回転体3側とは反対側に設けられている。捕集器6は、外筒体2の外側において排出孔25を覆うように配置されている。これにより、捕集器6の内部空間は、外筒体2の内側の流路5と連通している。分離装置1では、外筒体2の内側から排出孔25を通って排出された固体が捕集器6に入る。捕集器6は、外筒体2に対して着脱可能に取り付けられている。
捕集器6は、蓋がない器である。捕集器6は、図7Aに示すように、底壁60と、周壁65と、取付フランジ66と、を備える。
底壁60は、外筒体2の中心軸20(図4及び7A参照)に平行な方向を長手方向とする長方形状に形成されている。底壁60の長手方向の長さは、外筒体2の中心軸20に平行な方向における排出孔25の長さよりも長い。底壁60は、図5に示すように、外筒体2の斜め下方に位置する。また、底壁60は、ボトムカバー13上に配置される。
周壁65は、底壁60の外周縁の全周から底壁60の厚さ方向に突出している。周壁65は、第1側壁61、第2側壁62、第3側壁63及び第4側壁64を備える。第1側壁61は、底壁60の長手方向において外筒体2の第1端21及び第2端22のうち第1端21に近い側の端縁から、底壁60の厚さ方向に突出している。第2側壁62は、底壁60の長手方向において外筒体2の第1端21及び第2端22のうち第2端22に近い側の端縁から、底壁60の厚さ方向に突出している。したがって、第1側壁61と第2側壁62とは、外筒体2の中心軸20に平行な方向において互いに対向する。第1側壁61の形状と第2側壁62の形状とは同じである。第1側壁61及び第2側壁62のそれぞれにおける底壁60側とは反対側の先端面611及び612は、外筒体2の外周面28に沿った形状に形成されている。
第3側壁63は、底壁60の短手方向において外筒体2に近い側の端縁から底壁60の厚さ方向に突出している。第4側壁64は、底壁60の短手方向において外筒体2から遠い側の端縁から底壁60の厚さ方向に突出している。したがって、第3側壁63と第4側壁64とは、外筒体2の一径方向に平行な方向において互いに対向する。第4側壁64の突出寸法は、第3側壁63の突出寸法よりも長い。第3側壁63の突出寸法は、第1側壁61及び第2側壁62の第3側壁63側の端における突出寸法と同じである。第4側壁64の突出寸法は、第1側壁61及び第2側壁62の第4側壁64側の端における突出寸法と同じである。捕集器6では、第1側壁61と第2側壁62と第3側壁63と第4側壁64とで、平面視形状が矩形枠状の周壁65を構成している。平面視において、排出孔25は、捕集器6の周壁65に囲まれている。
取付フランジ66は、第4側壁64の外周縁から第4側壁64と同一面内で外方に突出している。
分離装置1では、外筒体2の外周面28に、捕集器6が着脱可能に取り付けられる取付部26(図7B参照)が設けられている。ここにおいて、取付部26には、捕集器6の取付フランジ66がねじによって取り付けられる。取付部26は、外筒体2の外周面28から突出している。取付部26は、取付フランジ66の第1側壁61、第2側壁62、第3側壁63及び第4側壁64それぞれに一対一に対応する第1側片261、第2側片262、第3側片263及び第4側片264を備える。
第1側片261と第2側片262とは、外筒体2の中心軸20に平行な方向において互いに対向する。外筒体2の中心軸20に平行な方向から見て、第1側片261及び第2側片262の形状は、捕集器6の第1側壁61及び第2側壁62の形状と同じである。第1側片261と第2側片262との互いの対向面間の距離は、捕集器6の第1側壁61と第2側壁62との互いの外面間の距離と略同じである。外筒体2の径方向に平行な一方向から見て、第3側片263の形状は、捕集器6の第3側壁63の形状と同じである。取付部26においては、第1側片261、第2側片262及び第4側片264に対して捕集器6の取付フランジ66がねじによって固定される。分離装置1では、取付部26に捕集器6を取り付けた状態において、捕集器6の周壁65の先端面が外筒体2の外周面28に接触或いは近接する。ここにおいて、捕集器6は、周壁65の先端面が全周に亘って外筒体2の外周面28に接触しているのが好ましい。
分離装置1は、捕集器6の内部空間を複数(本実施形態では、3つ)の空間に分ける複数(本実施形態では、2つ)の仕切壁10(図2、5及び7A参照)を更に備える。複数の仕切壁10は、捕集器6の内部空間に配置されている。複数の仕切壁10の各々は、回転体3の回転中心軸30(図4参照)に沿った方向(平行な方向)に交差(本実施形態では、直交)する。ここにおいて、複数の仕切壁10の各々は、回転体3の回転中心軸30に平行な方向に直交する(つまり、仕切壁10と回転中心軸30とのなす角度が90°である)場合に限らない。複数の仕切壁10の各々は、例えば、回転体3の回転中心軸30に平行な方向に30°〜150°の範囲で交差してもよい。本実施形態の分離装置1では、複数の仕切壁10が、捕集器6内に配置され回転体3の回転中心軸30に沿った方向に並んでいる。これにより、分離装置1では、複数(2つ)の仕切壁10によって、捕集器6の内部空間が、回転中心軸30に沿った方向に並ぶ複数(3つ)の空間に分けられている。複数の仕切壁10は、一例として、回転体3の回転中心軸30に沿った方向において略等間隔で配置されている。複数の仕切壁10は、捕集器6の底壁60上に配置されている。複数の仕切壁10の各々の先端面10a(図7A参照)は、外筒体2の外周面28に沿った形状に形成されている。複数の仕切壁10の各々の先端面10aの曲率半径は、外筒体2の外周面28の曲率半径と同じであるのが好ましい。分離装置1では、仕切壁10が捕集器6と一体である。分離装置1では、捕集器6及び複数の仕切壁10の材質が合成樹脂であり、捕集器6と仕切壁10とが一体成形されている。
分離装置1では、回転体3の回転中、外筒体2の流入口23から流入した空気中の固体の一部が、流路5(図2参照)を通る途中でその遠心力等によって捕集器6に入る。
分離装置1では、外筒体2に対して捕集器6を着脱可能に取り付けてあることにより、例えば、人が捕集器6を外筒体2から取り外して捕集器6内の固体を廃棄し、その後、捕集器6を外筒体2に取り付けることができる。
分離装置1では、捕集器6に溜まった固体を廃棄する場合、例えば、ボトムカバー13をフロントカバー11及びリヤカバー12から取り外し、その後、捕集器6を外筒体2から取り外し、次に、捕集器6内の固体を廃棄し、その後、捕集器6を外筒体2に取り付け、続いて、ボトムカバー13をフロントカバー11及びリヤカバー12に取り付ける。分離装置1のメンテナンスでは、取り外した捕集器6の代わりに、交換用の捕集器6を外筒体2に取り付けてもよい。
分離装置1では、外部の空気がフロントパネル16の通気孔161(図1A、4及び6参照)及びフロントカバー11の第1フレーム部111(図1A及び2参照)の内側の空間を通して外筒体2の流入口23に流入する。外筒体2に流入した空気に含まれていた固体は、流路5(図2参照)において螺旋状に回転するときに回転体3の回転中心軸30(図4参照)から外筒体2の内周面27に向かう方向の遠心力を受ける。遠心力を受けた固体は、外筒体2の内周面27へ向かい、外筒体2の内周面27付近を内周面27に沿って螺旋状に回転する。そして、分離装置1では、空気中の固体の一部が、流路5を通過する途中で排出孔25(図2及び5参照)から排出され捕集器6に捕集される。
分離装置1では、外筒体2の内側において旋回流が発生するので、外筒体2の流入口23から外筒体2内に流入した空気中の固体(塵等)の一部が、排出孔25を通して捕集器6内に捕集され、固体(塵等)が分離(除去)された空気(清浄化された空気)の一部が、外筒体2の流出口24から流出する。
本願発明者らは、特許文献1に記載された分離器のように流出口の近くに排出孔を有する比較例の分離装置を作製し、PM2.5と同等の粒径を有する試験用紛体を利用して固体の分離特性を測定する実験を行った。ここにおいて、試験用紛体(Test powders)としては、例えば、JIS Z 8901において規定されている「試験用紛体1」の11種(Class 11)を用いた。この11種の化学成分は、SiO2、Fe23、Al23等である。また、この11種の中位径は、1.6〜2.3μmである。実験の結果、本願発明者らは、枠体の内周面、枠体における排出孔の内周面等に試験用紛体(固体)の凝集体(塊)が付着しているという知見を得た。そして、本願発明者らは、比較例の分離装置において分離性能及び容器(捕集器)での捕集効率の更なる向上が難しい理由として、枠体の内周面、枠体における排出孔の内周面等に付着した固体の凝集体そのものが剥れて下流側へ流れること、枠体の内周面、枠体における排出孔の内周面等に付着した固体の凝集体から固体が再飛散したりすること、等があると考えた。
これに対し、本実施形態の分離装置1では、外筒体2における排出孔25の内周面が、図5及び8に示すように、回転体3の回転方向A1に沿った方向において後方に位置する後内面251及び前方に位置する前内面252を有する。
前内面252は、外筒体2の径方向のうち排出孔25を通る一径方向B1(図8参照)に対して傾斜する傾斜面2521を有する。ここにおいて、「一径方向B1に対して傾斜する」とは、外筒体2の中心軸20(図4、7A参照)及び一径方向B1を含む仮想の平面に対して傾斜していることを意味する。傾斜面2521では、回転体3から遠い側の外側端P22が回転体3に近い側の内側端P21よりも回転方向A1の前方に位置している。要するに、分離装置1では、外筒体2における排出孔25が、回転体3の回転方向A1においてそれぞれ後方及び前方に位置する後内面251及び前内面252を有し、前内面252が、外筒体2の外側を向いた傾斜面2521を有する。傾斜面2521の法線方向は、外筒体2の外側を向いている。外筒体2の中心軸20に直交する断面において、図8に示すように、前内面252の内側端(ここでは、前内面252における傾斜面2521の内側端P21)の接線T2と傾斜面2521とのなす鋭角の角度をθ2とすると、外筒体2では、θ2が20°である。θ2は、20°に限らず、例えば、1°〜80°が妥当であり、3°〜60°が好適な範囲であり、5°〜25°が更に好適な範囲である。傾斜面2521への固体の付着及び堆積を抑制する観点からは、θ2は、45°以下であるのが好ましい。一方、外筒体2の排出孔25付近の機械的強度、形状安定性等の観点からは、θ2は、15°以上であるのが好ましい。ここにおいて、外筒体2の材質は、上述のように、例えば、ABS樹脂である。外筒体2の厚さ(外筒体2の径方向における厚さ)は、例えば、5mmであるが、これに限らず、例えば、2mm〜20mm程度の範囲で適宜変更してもよい。外筒体2の厚さは、外筒体2の材質、外径及び長さ等に応じて適宜設定すればよい。
分離装置1では、後内面251は、上述の一径方向B1(図8参照)に対して傾斜する傾斜面2511を有する。傾斜面2511では、回転体3から遠い側の外側端P12が回転体3に近い側の内側端P11よりも回転方向A1の前方に位置している。要するに、分離装置1では、外筒体2における排出孔25の後内面251が、外筒体2の内側を向いた傾斜面2511を有する。これにより、分離装置1では、前内面252の傾斜面2521を含む仮想平面と後内面251の傾斜面2511を含む仮想平面とが、略平行となっている。外筒体2の中心軸20に直交する断面において、図8に示すように、後内面251における傾斜面2511の内側端P11の接線T1と傾斜面2511とのなす鈍角の角度をθ1とすると、外筒体2では、θ1が170°であるが、この値に限らず、例えば、180°でもよい。
本実施形態の分離装置1では、比較例の分離装置と比べて、排出孔の内周面に固体が付着、堆積しにくくなり(本実施形態では、排出孔25の内周面の一部である前内面252に固体が付着、堆積しにくくなり)、分離性能を向上させることが可能となる。また、本実施形態の分離装置1では、捕集器6での捕集効率を向上させることが可能となる。
分離装置1は、例えば、住宅等に設置する空気浄化システムにおいて、空調設備の上流側に配置されたHEPAフィルタ(high efficiency particulate air filter)等のエアフィルタよりも上流側に配置して使用する。「HEPAフィルタ」とは、定格流量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を持ち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタである。エアフィルタは、100%の粒子捕集効率を必須の条件とはしない。空気浄化システムは、分離装置1を備えることにより、PM2.5等の微粒子がエアフィルタへ到達するのを抑制することが可能となる。よって、空気浄化システムでは、分離装置1よりも下流側にあるエアフィルタ等の長寿命化を図ることが可能となる。例えば、空気浄化システムでは、エアフィルタに捕集される微粒子等の総質量が増加することによる圧力損失の上昇を抑制することが可能となる。これにより、空気浄化システムでは、エアフィルタの交換頻度を少なくすることが可能となる。空気浄化システムは、エアフィルタと空調設備とが互いに異なる筐体に収納された構成に限らず、空調設備の筐体内にエアフィルタを備えていてもよい。言い換えれば、空調設備が、送風装置に加えてエアフィルタを備えていてもよい。
上記の実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
例えば、分離装置1の変形例1では、図9に示すように、外筒体2における排出孔25の前内面252が、傾斜面2521の内側端P21側に、一径方向B1に対して傾斜していない平坦面2522を有する。ここにおいて、平坦面2522は、一径方向B1に平行で、かつ外筒体2の周方向に直交する平面である。これにより、分離装置1の変形例1では、実施形態の分離装置1と比べて、排出孔25の前内面252の形状安定性の向上を図ることが可能となる。一径方向B1における平坦面2522の長さは、前内面252への固体の付着、堆積を抑制する観点及び形状安定性の観点から、例えば、0.5mm〜1mmであるのが好ましい。また、図9の構成において、外筒体2における排出孔25の後内面251が、傾斜面2511の外側端P12側に、一径方向B1に対して傾斜していない平坦面を有していてもよい。
また、分離装置1の変形例2では、図10に示すように、外筒体2における排出孔25の前内面252が、傾斜面2521の内側端P21側に、凸曲面2523を有する。ここにおいて、凸曲面2523は、外筒体2の中心軸20に直交する断面において、丸みを有する。凸曲面2523の曲率半径は、例えば、0.5mm〜1mmであるのが好ましい。これにより、分離装置1の変形例2では、実施形態の分離装置1と比べて、排出孔25の前内面252の形状安定性及び分離性能の安定性の向上を図ることが可能となる。凸曲面2523は、一例として、外筒体2の中心軸20(図4及び7A参照)に平行な方向を軸方向とする円柱面の一部により構成されている。また、図10の構成において、外筒体2における排出孔25の後内面251が、傾斜面2511の外側端P12側に、凸曲面を有していてもよい。
また、分離装置1の変形例3では、図11に示すように、外筒体2における排出孔25の後内面251が、上述の一径方向B1(図8参照)に対して傾斜する傾斜面2512を有する。傾斜面2512では、回転体3から遠い側の外側端P32が回転体3に近い側の内側端P31よりも回転方向A1の後方に位置している。要するに、分離装置1の変形例3では、外筒体2における排出孔25の後内面251が、外筒体2の外側を向いた傾斜面2512を有する。また、図11の構成において、外筒体2における排出孔25の前内面252が、傾斜面2521の内側端P21側に、一径方向B1に対して傾斜していない平坦面或いは凸曲面を有していてもよい。また、図11の構成において、外筒体2における排出孔25の後内面251が、傾斜面2512の内側端P31側に、一径方向B1に対して傾斜していない平坦面或いは凸曲面を有していてもよい。
例えば、外筒体2の材質は、ABS等の合成樹脂に限らず、金属等でもよい。また、回転体3及び複数の羽根36の材質は、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂に限らず、例えば、金属等でもよい。また、回転体3の材質と複数の羽根36の材質とは互いに異なっていてもよい。
複数の羽根36の各々は、回転体3と別部材として形成され回転体3に固定されることで回転体3に連結されていてもよい。
また、複数の羽根36の各々は、回転体3の回転中心軸30のまわりで螺旋状に形成されていてもよい。ここにおいて「螺旋状」とは、回転数が1以上の螺旋形状に限らず、回転数が1の螺旋形状の一部の形状も含む。
回転体3は、外筒体2の中心軸20に沿った方向において並ぶ2つの回転部材3a、3bを備える構成に限らず、例えば、2つの回転部材3a、3bのうちの1つのみを備える構成でもよい。また、回転体3は、2つの回転部材3a、3bの間に、少なくとも1つの回転部材(回転部材3bと同様の形状の回転部材)を備えていてもよい。この場合、2つの回転部材3a、3bの間にある回転部材にも、複数の羽根36の各々の一部を構成する羽根片が連結されているのが好ましい。
排出孔25は、少なくとも一部が回転体3の回転中心軸30に沿った方向(言い換えれば、外筒体2の中心軸20に沿った方向)に細長いスリット状であればよく、例えば、外筒体2の周方向に沿った方向に長い1乃至複数の弧状スリットを含んでもよい。
分離装置1では、外筒体2に排出孔25が1つだけ形成されているが、これに限らず、排出孔25が複数形成されていてもよい。この場合、複数の排出孔25は、外筒体2の周方向において離れて配置されているのが好ましい。また、この場合、分離装置1に捕集器6を複数設け、複数の捕集器6が複数の排出孔25と一対一で対応するように配置されていてもよい。
分離装置1では、捕集器6の取付フランジ66をねじにより取付部26に取り付けてあるが、これに限らず、外筒体2に対して捕集器6を着脱可能であればよい。要するに、分離装置1では、取付フランジ66及びねじは必須の構成要素ではない。
また、捕集器6及び複数の仕切壁10の材質は、合成樹脂に限らず、金属等でもよい。また、捕集器6と複数の仕切壁10とは互いに異なる材質でもよい。分離装置1では、捕集器6と複数の仕切壁10とが別部材で形成されて接着、溶着、嵌合、ねじ固定等によって一体化されていてもよい。
また、分離装置1では、複数の仕切壁10が外筒体2と一体であってもよい。ここにおいて、複数の仕切壁10は、外筒体2と別部材で形成されて接着、嵌合、ねじ固定等によって外筒体2と一体化されていてもよいし、外筒体2と一体成形されていてもよい。
また、捕集器6内に配置される仕切壁10の数は、複数に限らず、1つでもよい。また、捕集器6内に複数の仕切壁10を配置する場合、仕切壁10の数は、2つに限らず、3つ以上でもよい。
分離装置1において、捕集器6は、必須の構成要素ではない。言い換えれば、分離装置1は、外筒体2の内側から排出孔25を通して外筒体2の外側へ固体を排出できるように構成されていれば、捕集器6を備えていない構成でもよい。
上述の実施形態等から明らかなように、第1の態様に係る分離装置1は、外筒体2と、回転体3と、複数の羽根36と、モータ4と、を備える。外筒体2は、円筒状であり、第1端21に気体の流入口23を有し、第2端22に気体の流出口24を有する。回転体3は、外筒体2の内側に配置されている。回転体3は、その回転中心軸30が外筒体2の中心軸20と揃うように配置されている。複数の羽根36は、回転体3と外筒体2との間で回転体3の外周方向において離れて配置され、回転体3に連結されている。モータ4は、回転体3を回転中心軸30のまわりで一方向に回転させる。外筒体2は、第1端21と第2端22との間において外筒体2の内外を連通させる排出孔25を有する。外筒体2における排出孔25の内周面が、回転体3の回転方向A1に沿った方向において後方に位置する後内面251及び前方に位置する前内面252を有する。前内面252は、排出孔25を通る外筒体2の一径方向B1に対して傾斜する傾斜面2521を有する。前内面252の傾斜面2521では、回転体3から遠い側の外側端P22が回転体3に近い側の内側端P21よりも回転方向A1の前方に位置している。
以上の構成により、分離装置1は、気体に含まれている固体を気体から分離する分離性能の向上を図ることが可能となる。
第2の態様に係る分離装置1では、第1の態様において、排出孔25は、回転中心軸30に沿った方向に細長いスリット状に形成されている。これにより、分離装置1では、気体に含まれている固体を気体から分離する分離性能の更なる向上を図ることが可能となる。
第3の態様に係る分離装置1では、第1又は2の態様において、後内面251は、一径方向B1に対して傾斜する傾斜面2511を有する。後内面251の傾斜面2511では、回転体3から遠い側の外側端P12が回転体3に近い側の内側端P11よりも回転方向A1の前方に位置している。これにより、分離装置1では、外筒体2と回転体3との間に発生する旋回流の乱れを抑制することが可能となり、分離性能の向上を図ることが可能となる。
第4の態様に係る分離装置1では、第2の態様において、後内面251は、一径方向B1に対して傾斜する傾斜面2512を有する。後内面251の傾斜面2512では、回転体3から遠い側の外側端P32が回転体3に近い側の内側端P31よりも回転方向A1の後方に位置している。これにより、分離装置1では、外筒体2の排出孔25の後内面251に固体が付着、堆積するのをより抑制することが可能となる。
1 分離装置
2 外筒体
20 中心軸
21 第1端
22 第2端
23 流入口
24 流出口
25 排出孔
251 後内面
2511 傾斜面
2512 傾斜面
252 前内面
2521 傾斜面
3 回転体
30 回転中心軸
31 第1端
32 第2端
36 羽根
4 モータ
A1 回転方向
B1 一径方向
P11 内側端
P12 外側端
P21 内側端
P22 外側端
P31 内側端
P32 外側端

Claims (5)

  1. 第1端に気体の流入口を有し、第2端に気体の流出口を有する円筒状の外筒体と、
    前記外筒体の内側において、回転中心軸が前記外筒体の中心軸と揃うように配置された回転体と、
    前記回転体と前記外筒体との間で前記回転体の外周に沿う方向において互いに離れるように前記回転体に連結されている複数の羽根と、
    前記回転体を前記回転中心軸のまわりで一方向に回転させるモータと、
    を備え、
    前記外筒体は、前記第1端と前記第2端との間において前記外筒体の内外を連通させる排出孔を有し、
    前記外筒体における前記排出孔の内周面が、前記回転体の回転方向に沿った方向において後方に位置する後内面及び前方に位置する前内面を有し、
    前記前内面は、前記排出孔を通る前記外筒体の一径方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
    前記前内面の前記傾斜面では、前記回転体から遠い側の外側端が前記回転体に近い側の内側端よりも前記回転方向の前方に位置しており、
    前記前内面は、前記一径方向に対して傾斜していない平坦面を有する、
    ことを特徴とする分離装置。
  2. 第1端に気体の流入口を有し、第2端に気体の流出口を有する円筒状の外筒体と、
    前記外筒体の内側において、回転中心軸が前記外筒体の中心軸と揃うように配置された回転体と、
    前記回転体と前記外筒体との間で前記回転体の外周に沿う方向において互いに離れるように前記回転体に連結されている複数の羽根と、
    前記回転体を前記回転中心軸のまわりで一方向に回転させるモータと、
    を備え、
    前記外筒体は、前記第1端と前記第2端との間において前記外筒体の内外を連通させる排出孔を有し、
    前記外筒体における前記排出孔の内周面が、前記回転体の回転方向に沿った方向において後方に位置する後内面及び前方に位置する前内面を有し、
    前記前内面は、前記排出孔を通る前記外筒体の一径方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
    前記前内面の前記傾斜面では、前記回転体から遠い側の外側端が前記回転体に近い側の内側端よりも前記回転方向の前方に位置しており、
    前記前内面は、前記前内面の傾斜面の前記内側端側に、凸曲面を有する、
    ことを特徴とする分離装置。
  3. 前記排出孔は、前記回転中心軸に沿った方向に細長いスリット状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の分離装置。
  4. 前記後内面は、前記一径方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
    前記後内面の前記傾斜面では、前記回転体から遠い側の外側端が前記回転体に近い側の内側端よりも回転方向の前方に位置している
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の分離装置。
  5. 前記後内面は、前記一径方向に対して傾斜する傾斜面を有し、
    前記後内面の前記傾斜面では、前記回転体から遠い側の外側端が前記回転体に近い側の内側端よりも回転方向の後方に位置している
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の分離装置。
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