JP6931493B2 - 緑内障治療用点眼組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、緑内障治療用点眼組成物に関するものであり、より詳しくは、眼球乾燥の副作用が少なく且つ常温で安定した緑内障治療用点眼組成物に関するものである。
緑内障は、眼圧の上昇による視神経萎縮、視野欠損、視力喪失などの視神経機能に異常をもたらす疾患であって、房水の生成と排出経路に異常があるときに発病し、主に排出経路に異常があるときに発病する。
このような緑内障治療薬物としては、プロスタグランジン類似体、β遮断剤、炭酸脱水素酵素阻害剤、交感神経興奮剤、副交感神経作用剤などがあり、特に、ラタノプロスト(Latanoprost)は、プロスタグランジン類似体(Prostaglandin Analogue、PGA)であって緑内障の一次治療剤として用いられ、眼圧降下効果が大きく且つ服薬コンプライアンスが高いと知られている。その他、タフルプロスト(Tafluprost)があり、該タフルプロストは、近年開発された薬物であって既存のラタノプロストと類似した眼圧降下効果を奏するものと知られている。
しかしながら、緑内障治療は持続的な薬物治療を重要とする疾患であるにもかかわらず、点眼組成物に含まれているベンザルコニウム塩化物のような保存剤による眼球炎症誘発及び眼球乾燥誘発といった副作用のため患者らの長期的な治療に邪魔となっている。このようなベンザルコニウム塩化物は、四級アンモニウム塩に属する窒素カチオン界面活性剤であって、保存剤の役割だけでなく界面活性剤の役割をして、プロスタグランジン類似体が容器の樹脂に吸着することを防止したりもする。また、薬物の吸収率を増加させる効果を奏するが、刺激、炎症誘発、眼球乾燥誘発といった毒性効果もある。このため、近年、保存剤が含まれていない緑内障治療用点眼組成物に関する開発が進められてきている[大韓民国公開特許第10−2016−0102319号参照]。
しかし、ベンザルコニウム塩化物のような保存剤を含まない点眼組成物を常温で保管する場合に安定性が確保できず、保存剤フリーの単回投与点眼組成物であるキサラタン(Xalatan(登録商標))及びタフロタンエス(Taflotan(登録商標)−s)のいずれも冷蔵保管で発売されている。
したがって、本発明の目的は、眼球乾燥の副作用が少なく且つ常温で安定した緑内障治療用点眼組成物を提供することである。
一方で、本発明は、プロスタグランジン類似体、増粘剤、及び可溶化剤を含む緑内障治療用点眼組成物であって、前記増粘剤がカルボキシメチルセルロース又はその塩であり、前記可溶化剤がチロキサポールである緑内障治療用点眼組成物を提供する。
本発明の一実施形態において、前記プロスタグランジン類似体は、ラタノプロスト、タフルプロスト、ウノプロストン、トラボプロスト、及びビマトプロストから選択される1種以上であってよい。
本発明の一実施形態において、前記カルボキシメチルセルロース又はその塩は、2%水溶液の20℃での粘度が25〜800cPsの範囲であってよい。
本発明の一実施形態において、前記チロキサポールの含量は、緑内障治療用点眼組成物の全体を基準にして0.01〜1%(w/v)の範囲であってよい。
本発明の一実施形態において、前記緑内障治療用点眼組成物は保存剤を含まないものであってよい。
本発明に係る緑内障治療用点眼組成物は、増粘剤としてカルボキシメチルセルロース又はその塩を含有し且つ可溶化剤としてチロキサポールを含有して、眼球乾燥の副作用が少なく且つ常温で安定である。特に、本発明に係る緑内障治療用点眼組成物は、保存剤を実質的に含まないながらも常温で安定しており、常温保管が可能な形態への製品化が可能である。
以下、本発明をより詳しく説明する。
本発明の一実施形態は、プロスタグランジン類似体、増粘剤、及び可溶化剤を含む緑内障治療用点眼組成物であって、前記増粘剤がカルボキシメチルセルロース又はその塩であり、前記可溶化剤がチロキサポールである緑内障治療用点眼組成物に関するものである。
本発明の一実施形態において、前記プロスタグランジン類似体は、眼圧降下効果を奏する緑内障治療に使用可能なものであれば、特に制限されることなく使用可能である。具体的に、前記プロスタグランジン類似体としては、ラタノプロスト、タフルプロスト、ウノプロストン、トラボプロスト、ビマトプロストなどを単独で又は2種以上組み合わせて用いてよい。安定性及び効能の面から、前記プロスタグランジン類似体は、特にラタノプロスト、タフルプロスト、及びビマトプロストから選択される1種以上であってよい。
前記プロスタグランジン類似体の含量は、プロスタグランジン類似体の種類、症状の程度などに応じて選択されてよく、具体的に、緑内障治療用点眼組成物の全体を基準にして0.0001〜0.2%(w/v)の範囲であってよい。
本発明の一実施形態において、前記増粘剤は、カルボキシメチルセルロース又はその塩である。前記カルボキシメチルセルロース又はその塩は、点眼組成物の粘度を増加させて眼からの主成分の排出を遅延させ且つ主成分の貯留時間を増加させ、また外部眼組織での生体利用率を上昇させる役割をする。また、前記カルボキシメチルセルロース又はその塩は、眼球乾燥症治療活性を示し、長期間投与の際に生じ得る眼球乾燥症の副作用を低減させることができる。
特に、前記カルボキシメチルセルロース又はその塩は、後述する可溶化剤としてのチロキサポールとともに用いられることで、ベンザルコニウム塩化物のような別途の保存剤を含まなくてもプロスタグランジン類似体が容器の樹脂に吸着することを防止し且つ類縁物質が発生することを効果的に抑制することができる。これにより、本発明の一実施形態に係る緑内障治療用点眼組成物は、保存剤による眼球乾燥の副作用が少なく且つ常温でも安定して常温保管が可能な形態への製品化が可能である。
本発明の一実施形態において、前記カルボキシメチルセルロースの塩は、薬剤学的に許容されるアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩などであってよいが、これらに限定されるものではない。例えば、ナトリウム塩、カルシウム塩などであってよい。
前記カルボキシメチルセルロース又はその塩は、2%水溶液の20℃での粘度が25〜800cPs、好ましくは、25〜200cPsの範囲であってよい。前記カルボキシメチルセルロース又はその塩の、2%水溶液の20℃での粘度が25cPs未満であると、低粘度によって増粘剤効果が不足することがあり、また、800cPsを超えると、高粘度によって無菌ろ過が困難となることがある。
前記カルボキシメチルセルロース又はその塩の粘度に応じて緑内障治療用点眼組成物の粘度が調節されてよい。
本発明の一実施形態において、前記緑内障治療用点眼組成物は、20℃での粘度が3〜15cPs、好ましくは、8〜12cPsの範囲であってよい。前記緑内障治療用点眼組成物の20℃での粘度が3cPs未満であると、薬物の安定性が劣化したり薬物の粘膜付着性が低減したりすることがあり、また、15cPsを超えると、高粘度によって薬物の遅延放出及び視野ぼけ現象が生じることがある。
前記粘度は、ブルックフィールド(Brookfield)回転粘度計で測定して得ることができる。
本発明の一実施形態において、前記カルボキシメチルセルロース又はその塩の含量は、緑内障治療用点眼組成物の全体を基準にして0.1〜1%(w/v)、好ましくは、0.1〜0.5%(w/v)の範囲であってよい。前記カルボキシメチルセルロース又はその塩の含量が0.1%(w/v)未満であると、低粘度によって増粘剤効果が不足することがあり、また、1%(w/v)を超えると、高粘度によって無菌ろ過が困難となることがある。
本発明の一実施形態において、前記可溶化剤はチロキサポールである。前記チロキサポールは、プロスタグランジン類似体の水溶解度を増加させる役割をする。前記チロキサポールは、親水性基が電荷をもたないものの、分子内に極性基をもつことで水との親和力がよく且つ眼球に対する刺激が少ないため、長期間の治療の際にも有利に用いることができる。
特に、前記チロキサポールは、上述したようにカルボキシメチルセルロース又はその塩とともに用いられるときに可溶化効果が増大し、ベンザルコニウム塩化物のような別途の保存剤を含むことなく常温で緑内障治療用点眼組成物を安定させることができる。
前記チロキサポールの含量は、プロスタグランジン類似体の種類に応じて異なってよいが、緑内障治療用点眼組成物の全体を基準にして0.01〜1%(w/v)、好ましくは、0.05〜0.5%(w/v)の範囲であってよい。前記チロキサポールの含量が0.01%(w/v)未満であると、薬物の容器への吸着が増加したり、薬物の安定性が劣化したりすることがあり、また、1%(w/v)を超えると、薬物の吸収低下または角膜損傷が生じることがある。
本発明の一実施形態に係る緑内障治療用点眼組成物は、等張化剤、緩衝剤、pH調節剤、及び/又は抗酸化剤などをさらに含んでよい。
前記等張化剤は、点眼組成物が眼球に十分に吸収できるように点眼組成物の浸透圧を体内の浸透圧と類似のものにさせる役割をする。
前記等張化剤としては、マンニトール、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、グリセリン、プロピレングリコール、ソルビトール、グルコースなどがあり、これらを単独で又は2種以上組み合わせて用いてよい。吸収率の向上の面から、特にマンニトール、塩化ナトリウム及び/又はグリセリンが好ましい。
前記等張化剤の含量は、緑内障治療用点眼組成物の全体を基準にして0.3〜3%(w/v)の範囲であってよい。前記等張化剤の含量が0.3%(w/v)未満であると、保存性によって薬物の吸収低下が生じることがあり、また、3%(w/v)を超えると、高張性によって眼球の脱水症などの副作用が生じることがある。
前記緩衝剤及びpH調節剤は、常温でプロスタグランジン類似体の安定性をさらに向上させ且つ類縁物質であるラタノプロスト酸(Latanoprost acid)、タフルプロスト酸(Tafluprost acid)、ビマトプロスト酸(Bimatoprost acid)などの発生を低減させる役割をする。
前記緩衝剤としては、リン酸二水素ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、ホウ酸、クエン酸、ε−アミノカプロン酸、リン酸水素ナトリウム七水和物、クエン酸ナトリウムなどがあり、これらを単独で又は2種以上組み合わせて用いてよい。
前記pH調節剤としては、塩酸、乳酸、クエン酸、リン酸、及び酢酸のような酸性;又は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、及び炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ性のものを用いてよい。
本発明の一実施形態に係る緑内障治療用点眼組成物のpHは、常温での安定性の面から5.5〜7.5の範囲に調節されることが好ましい。
前記抗酸化剤としては、エデト酸などを用いてよく、その含量は、0.01〜0.1%(w/v)の範囲であってよい。
本発明の一実施形態において、前記緑内障治療用点眼組成物は、保存剤を含まなくてよい。このとき、前記緑内障治療用点眼組成物は、常温保管が可能な単回投与形態(single dose form)への剤形化が可能である。
また、本発明の一実施形態において、前記緑内障治療用点眼組成物は、保存剤を含んでよい。このとき、前記緑内障治療用点眼組成物は、常温保管が可能な多回与形態(multidose form)への剤形化が可能である。このとき、保存剤としては、ベンザルコニウム塩化物、ソルビン酸、カルビン酸カリウム、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチルなどを単独で又は2種以上組み合わせて用いてよい。
本発明の一実施形態に係る緑内障治療用点眼組成物は、
滅菌精製水に緩衝剤を溶解させる第1段階;
前記溶液に等張化剤、チロキサポール、カルボキシメチルセルロース又はその塩を順に溶解させる第2段階;及び
前記溶液にプロスタグランジン類似体を溶解させる第3段階で製造されてよい。
前記第3段階の後、前記溶液のpHを調節してろ過する第4段階をさらに行ってよい。
前記第1〜第4段階が順に行われたほうが、カルボキシメチルセルロース又はその塩の沈澱の発生を防止できることから好ましい。
前記第3段階において、前記プロスタグランジン類似体を完全に溶解させるためにプロスタグランジン類似体含有溶液を50〜70℃に昇温させてよい。
以下、実施例、比較例及び実験例を挙げて本発明をより具体的に説明することにする。なお、これらの実施例、比較例及び実験例は本発明を説明するためのものであるに過ぎず、本発明の範囲がこれらに限定されるものではないことは当業者にとって自明である。
[実施例1〜3及び比較例1〜5:ラタノプロスト点眼組成物の製造]
下記の表1の組成にて下記方法に従いラタノプロスト点眼組成物を製造した(単位:%、w/v)。
滅菌精製水(900mL)にリン酸二水素ナトリウムとリン酸一水素ナトリウムを入れて溶解させた。次いで、マンニトール、チロキサポール、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムを順に溶解させてからラタノプロストを入れた。次いで、温度を60℃まで昇温してラタノプロストを完全に溶解させ、常温に点眼組成物を冷却させてからラタノプロストが完全に溶解したことを確認した。pH6.0を示すように1N塩酸を適量投入してpHを調節し、総組成物の量が1000mLになるように滅菌精製水を投入した。次いで、前記組成物を無菌ろ過(PES材質のメンブレインフィルター、0.2μm)した。
Figure 0006931493
[実施例4〜9:ラタノプロスト点眼組成物の製造]
点眼組成物の粘度と可溶化剤の含量を異にして、下記の表2の組成にて下記の方法に従いラタノプロスト点眼組成物を製造した(単位:%、w/v)。
滅菌精製水(900mL)にリン酸二水素ナトリウムとリン酸一水素ナトリウムを入れて溶解させた。次いで、塩化ナトリウム、チロキサポール、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムを順に溶解させてからラタノプロストを入れた。次いで、温度を60℃まで昇温してラタノプロストを完全に溶解させ、常温に点眼組成物を冷却させてからラタノプロストが完全に溶解したことを確認した。pH6.0を示すように1N塩酸を適量投入してpHを調節し、総組成物の量が1000mLになるように滅菌精製水を投入した。次いで、前記組成物を無菌ろ過(PES材質のメンブレインフィルター、0.2μm)した。
Figure 0006931493
[実施例10〜12及び比較例6〜7:タフルプロスト点眼組成物の製造]
下記の表3の組成にて下記の方法に従いタフルプロスト点眼組成物を製造した(単位:%、w/v)。
滅菌精製水(900mL)にリン酸二水素ナトリウムを入れて溶解させた。次いで、グリセリン、チロキサポール、エデト酸、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムを順に溶解させてからタフルプロストを入れた。次いで、温度を60℃まで昇温してタフルプロストを完全に溶解させ、常温に点眼組成物を冷却させてからタフルプロストが完全に溶解したことを確認した。pH6.0を示すように1N水酸化ナトリウムを適量投入してpHを調節し、総組成物の量が1000mLになるように滅菌精製水を投入した。次いで、前記組成物を無菌ろ過(PES材質のメンブレインフィルター、0.2μm)した。
Figure 0006931493
[実施例13:ビマトプロスト点眼組成物の製造]
下記の表4の組成にて下記の方法に従いビマトプロスト点眼組成物を製造した(単位:%、w/v)。
滅菌精製水(900mL)に塩化ナトリウム、チロキサポール、クエン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム七水和物、及びカルボキシメチルセルロースナトリウムを順に溶解させてからビマトプロストを入れた。次いで、温度を60℃まで昇温してビマトプロストを完全に溶解させ、常温に点眼組成物を冷却させてからビマトプロストが完全に溶解したことを確認した。pH7.0〜7.2を示すように1N塩酸を適量投入してpHを調節し、総組成物の量が1000mLになるように滅菌精製水を投入した。次いで、前記組成物を無菌ろ過(PES材質のメンブレインフィルター、0.2μm)した。
Figure 0006931493
[実験例1:増粘剤の種類によるラタノプロスト点眼組成物の安定性]
LDPE容器に保管されている実施例2及び比較例1〜3の点眼組成物を半透過性容器加速保管条件(40℃、相対湿度25%)で2ヶ月間保管したときのラタノプロスト含量の変化を確認した。ラタノプロスト含量は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分析した。その結果を下記の表5に表した。
Figure 0006931493
前記表5から、カルボキシメチルセルロースナトリウムを含有した実施例2を除いては、急激なラタノプロスト含量低下が生じることが分かる。
[実験例2:可溶化剤の含量によるラタノプロスト点眼組成物の安定性]
LDPE容器に保管されている実施例1〜3の点眼組成物を半透過性容器加速保管条件(40℃、相対湿度25%)で2ヶ月間保管したときのラタノプロスト含量の変化を確認した。ラタノプロスト含量は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分析した。その結果を下記の表6に表した。
Figure 0006931493
前記表6から、チロキサポールを0.1%以上用いたときにラタノプロスト含量損失が少ないことが分かる。
[実験例3:増粘剤と可溶化剤の有無によるラタノプロスト点眼組成物の安定性]
LDPE容器に保管されている実施例1及び比較例4〜5の点眼組成物を半透過性容器加速保管条件(40℃、相対湿度25%)で2ヶ月間保管したときのラタノプロスト含量の変化と類縁物質の発生の有無を確認した。ラタノプロスト含量は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分析した。その結果を下記の表7に表した。
Figure 0006931493
前記表7から、カルボキシメチルセルロースナトリウムを含有するがチロキサポールを含有しない場合(比較例4)、20%以上のラタノプロスト含量損失が発生し、チロキサポールを含有するがカルボキシメチルセルロースナトリウムを含有しない場合(比較例5)、実施例1に比べてラタノプロスト含量損失は類似しているものの、類縁物質の発生が2倍以上であることを確認することができる。このことから、カルボキシメチルセルロースナトリウムやチロキサポールをともに含有するとき、ラタノプロスト含量損失や類縁物質の発生量が最小化することが分かる。
[実験例4:本発明のラタノプロスト点眼組成物と市販製品の安定性の比較]
LDPE容器に保管されている実施例1の点眼組成物と市販製品である保存剤0.02%含有キサラタン(登録商標)(ファイザー社製、常温保管)及び保存剤フリーキサラタン(登録商標)(ファイザー社製、冷蔵保管)を半透過性容器加速保管条件(40℃、相対湿度25%)で2ヶ月間保管したときのラタノプロストの含量変化と類縁物質の発生の有無を確認した。ラタノプロスト含量は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分析した。その結果を下記の表8に表した。
Figure 0006931493
前記表8から、市販製品である保存剤0.02%含有キサラタン及び保存剤フリーキサラタンは、ラタノプロストが容器の樹脂に吸着して点眼組成物中のラタノプロストの含量が大きく減少したことが分かる。特に、保存剤フリーキサラタンは、保存剤が含有されていなかっため保存剤0.02%含有キサラタンよりも多くのラタノプロスト含量損失が発生し、類縁物質の発生量も約1.5倍多いことが分かる。これに対し、実施例1は、ラタノプロスト含量損失が1%以内で発生し、類縁物質も市販製品より少なく発生して相対的に加速保管条件で安定していることが分かる。
[実験例5:増粘剤の粘度及び可溶化剤の含量によるラタノプロスト点眼組成物の安定性]
LDPE容器に保管されている実施例4〜9の点眼組成物を半透過性容器加速保管条件(40℃、相対湿度25%)で2ヶ月間保管したときのラタノプロスト含量を確認した。ラタノプロスト含量は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分析した。その結果を下記の表9に表した。
Figure 0006931493
前記表9から、増粘剤の粘度及び可溶化剤の含量によってラタノプロストが容器の樹脂に吸着して損失となる程度が異なっており、実施例9で最も少ないラタノプロストの含量減少を示した。
[実験例6:実施例1及び2のラタノプロスト点眼組成物の眼圧降下効果]
実施例1及び2のラタノプロスト点眼組成物が眼圧に及ぼす影響を、保存剤0.02%含有キサラタンに比べて眼圧上昇が誘導されたニュージーランドホワイトウサギで評価した。実験は、各群当たり5匹のウサギを用いて行い、眼圧上昇誘導は0.1%デキザメタゾン(dexamethasone)を一日4回、4週間にかけて両眼に点眼して行った。この後、実施例1及び2の点眼組成物と保存剤0.02%含有キサラタンを両眼に、眼球及び結膜を十分に潤すことができるようにそれぞれ1日1回、3滴を点眼した。
眼圧(Intraocular pressure:IOP)は、投与後に、眼圧計(TonoVet(登録商標)、KRUUSE)を用いて、初期眼圧値及び0日目、3日目、7日目、10日目及び14日目に測定した。このとき、点眼してから4時間後に両眼の眼圧を測定した。
その結果を下記の表10に表した。
Figure 0006931493
前記表10から、実施例1及び2のラタノプロスト点眼組成物が市販製品である保存剤0.02%含有キサラタンと同等レベルの眼圧降下効果を奏することが分かる。
[実験例7:実施例5のラタノプロスト点眼組成物の眼圧降下効果]
実施例5のラタノプロスト点眼組成物が眼圧に及ぼす影響を、保存剤0.02%含有キサラタンに比べて眼圧上昇が誘導されたニュージーランドホワイトウサギで前記実験例6と同じ方法にて評価した。その結果を下記の表11に表した。
Figure 0006931493
前記表11から、実施例5のラタノプロスト点眼組成物が市販製品である保存剤0.02%含有キサラタンと同等レベルの眼圧降下効果を奏することが分かる。
[実験例8:可溶化剤の含量によるタフルプロスト点眼組成物の安定性]
LDPE容器に保管されている実施例10〜12の点眼組成物を半透過性容器加速保管条件(40℃、相対湿度25%)で2ヶ月間保管したときのタフルプロスト含量の変化を確認した。タフルプロスト含量は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分析した。その結果を下記の表12に表した。
Figure 0006931493
前記表12から、チロキサポールを0.3%以上用いたときに含量損失が少ないことが分かる。
[実験例9:増粘剤と可溶化剤の有無によるタフルプロスト点眼組成物の安定性]
LDPE容器に保管されている実施例10及び比較例6〜7の点眼組成物を半透過性容器加速保管条件(40℃、相対湿度25%)で2ヶ月間保管したときのタフルプロスト含量の変化を確認した。タフルプロスト含量は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分析した。その結果を下記の表13に表した。
Figure 0006931493
前記表13から、増粘剤としてカルボキシメチルセルロースナトリウムを用い、可溶化剤としてチロキサポールを用いていない場合である比較例6から、20%以上のタフルプロスト含量損失が発生し、これに対し、比較例7では、実施例10に比べてタフルプロスト含量損失は類似しているものの、類縁物質の発生が10倍以上であることが分かる。このことから、カルボキシメチルセルロースナトリウムとチロキサポールをともに用いるときに、含量損失や類縁物質の発生量が最小化することが分かる。
[実験例10:本発明のタフルプロスト点眼組成物と市販製品の安定性の比較] LDPE容器に保管されている実施例10の点眼組成物と市販製品である保存剤フリータフロタン(登録商標)−エス(参天社製、冷蔵保管)を半透過性容器加速保管条件(40℃、相対湿度25%)で2ヶ月間保管したときのタフルプロスト含量の変化と類縁物質の発生の有無を確認した。タフルプロスト含量は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分析した。その結果を下記の表14に表した。
Figure 0006931493
前記表14から、保存剤フリータフロタン-エスの場合、主成分であるタフルプロストが容器の樹脂に吸着して点眼組成物中のタフルプロストの含量が大きく減少したが、実施例10の点眼組成物は、タフルプロスト含量損失が5%以内で発生し、相対的に加速保管条件で安定していることが分かる。
[実験例11:実施例10のタフルプロスト点眼組成物の眼圧降下効果]
実施例10のタフルプロスト点眼組成物が眼圧に及ぼす影響を、保存剤フリータフロタン−エスに比べて眼圧上昇が誘導されたニュージーランドホワイトウサギで前記実験例6と同じ方法にて評価した。その結果を下記の表15に表した。
Figure 0006931493
前記表15から、実施例10のタフルプロスト点眼組成物が市販製品である保存剤フリータフロタン−エスと同等レベルの眼圧降下効果を奏することが分かる。
[実験例12:ビマトプロスト点眼組成物の安定性]
LDPE容器に保管されている実施例13の点眼組成物を半透過性容器加速保管条件(40℃、相対湿度25%)で2ヶ月間保管したときのビマトプロスト含量の変化及び類縁物質の発生の有無を確認した。ビマトプロスト含量及び類縁物質は、高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて分析した。その結果を下記の表16に表した。
Figure 0006931493
前記表16から、実施例13の点眼組成物は、保存剤を含有していないにもかかわらず、加速保管条件で長期間安定性を保持できることが分かる。
以上、本発明の特定の部分を詳しく記述したところ、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者にとってこのような具体的な記述は単に好適な具現例であるに過ぎず、これで本発明の範囲が制限されるものではないことは明白である。本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、前記内容を基に本発明の範疇内で種々の応用及び変形を行うことが可能であろう。
したがって、本発明の実質的な範囲は、特許請求の範囲とその等価物によって定義されるといえよう。

Claims (6)

  1. プロスタグランジン類似体、増粘剤、及び可溶化剤を含む緑内障治療用点眼組成物であって、前記増粘剤がカルボキシメチルセルロース又はその塩であり、前記可溶化剤がチロキサポールであり、保存剤を含まず、
    前記プロスタグランジン類似体が、ラタノプロスト、タフルプロスト、及びビマトプロストから選択される1種以上である、緑内障治療用点眼組成物。
  2. 前記カルボキシメチルセルロース又はその塩は、2%水溶液の20℃での粘度が25〜800cPsの範囲である、請求項1に記載の緑内障治療用点眼組成物。
  3. 20℃での粘度が3〜15cPsの範囲である、請求項1に記載の緑内障治療用点眼組成物。
  4. 前記カルボキシメチルセルロース又はその塩の含量は、緑内障治療用点眼組成物の全体を基準にして0.1〜1%(w/v)の範囲である、請求項1に記載の緑内障治療用点眼組成物。
  5. 前記チロキサポールの含量は、緑内障治療用点眼組成物の全体を基準にして0.01〜1%(w/v)の範囲である、請求項1に記載の緑内障治療用点眼組成物。
  6. 単回投与形態(single dose form)である、請求項1に記載の緑内障治療用点眼組成物。
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