JP6931297B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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本発明は、互いに嵌合可能な第1ハウジング及び第2ハウジングと、第2ハウジングに装着されたレバーと、を備えたレバー式コネクタ、に関する。
従来から、オスハウジングとメスハウジングとの嵌合を補助するレバーを備えたレバー式コネクタが提案されている(例えば、特許文献1〜5を参照。)。
例えば、従来のレバー式コネクタの一つ(以下「従来コネクタ」という。)では、一方のハウジングにレバーが回動可能に装着され、他方のハウジングに突出ピンが設けられる。そして、レバーのカム孔に突出ピンを挿入した状態にてレバーを嵌合開始位置から嵌合完了位置まで回動させることにより、双方のハウジングが互いに引き寄せられ、双方のハウジングが嵌合するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2009−117059号公報 特開2007−035593号公報 特開平7−235342号公報 特開2002−367729号公報 特開2013−016316号公報
従来コネクタのようなレバー式コネクタは、一方のハウジングに回動軸が設けられ、その回動軸周りに回動するようにレバーが装着される。レバー式コネクタの操作フィーリングを向上する観点から、レバー及び回動軸は、レバーを出来る限りスムーズに回動できるように構成されることが望ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、レバーを回動する操作の操作感に優れたレバー式コネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るレバー式コネクタは、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1)
互いに嵌合可能な第1ハウジング及び第2ハウジングと、前記第2ハウジングに設けられた回動軸に装着されると共に前記回動軸周りに嵌合開始位置から嵌合完了位置まで回動可能なレバーと、を備えたレバー式コネクタであって、
前記第1ハウジングは、
嵌合時に該第1ハウジングと共に嵌合方向に移動するカムボスを有し、
前記レバーは、
前記カムボスを受け入れ可能なカム溝を有し、前記嵌合時に前記カム溝に沿って前記カムボスを移動させながら前記嵌合開始位置から前記嵌合完了位置まで移動し、
前記回動軸は、
該回動軸の外周面のうち、前記レバーが前記カムボスを移動させるときに前記レバーが前記カムボスから受ける反力に起因して前記レバーが該回動軸の前記外周面を押圧する前記回動軸の周方向の領域とは異なる前記周方向の領域における前記回動軸の軸方向の両端部分を除く中央部、凹部を有している、
レバー式コネクタであること。
(2)
上記(1)に記載のレバー式コネクタにおいて、
前記回動軸は、
該回動軸の前記外周面における軸対称な2箇所に一対の前記凹部を有している、
レバー式コネクタであること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のレバー式コネクタにおいて、
前記レバーは、
前記第2ハウジングの表面から離れる第1の向きへの弾性変形が可能なレバー側係止部であって、該レバーが前記嵌合開始位置にあるときに前記第2ハウジングに設けられたハウジング側係止部に係止するレバー側係止部、を有し、
前記第1ハウジングは、
前記嵌合時に該第1ハウジングと共に嵌合方向に移動する押圧部であって、前記レバー側係止部を前記第1の向きに押圧することによって前記レバー側係止部と前記ハウジング側係止部との係止を解除する押圧部、を有する、
レバー式コネクタであること。
上記(1)の構成のレバー式コネクタによれば、第2ハウジングに設けられる回動軸の側面のうち、レバーがカムボスから受ける反力に起因してレバーが回動軸の側面を押圧する領域とは異なる領域に、凹部が設けられている。この凹部は、例えば、回動軸を樹脂によって成形する際の成形収縮によって生じる窪み等(いわゆるヒケ)を防ぐために設けられ得る。このような凹部がレバーの回動時に回動軸がレバーから力を受ける領域を避けて設けられているため、凹部に起因するガタツキ等を生じることなくスムーズにレバーを回動させることができる。
したがって、本構成のレバー式コネクタは、レバーを回動する操作の操作感に優れる。
上記(2)の構成のレバー式コネクタによれば、回動軸の側面における軸対称な2箇所に一対の凹部が設けられている。これにより、凹部が1箇所に設けられる場合に比べ、成形収縮による窪み等(ヒケ)を更に抑制しながら、回動軸の周方向の強度のバランスを整えてレバーの使用時の回動軸の歪み等を抑制できる。その結果、本構成のレバー式コネクタは、レバーを回動する操作の操作感を長期間にわたって維持し易い。
上記(3)の構成のレバー式コネクタによれば、レバーを嵌合開始位置に仮係止する機構を備えたレバー式コネクタにおいて、レバーを回動する操作の操作感を向上できる。
本発明によれば、レバーを回動する操作の操作感に優れるレバー式コネクタレバー式コネクタを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1(a)は、本発明の実施形態に係るレバー式コネクタを構成するオスハウジングを前方からみた場合の斜視図であり、図1(b)は、図1(a)に示すカムボスの周りを拡大した斜視図である。 図2(a)は、本発明の実施形態に係るレバー式コネクタを構成するレバーが装着されたメスハウジングを前方から見た場合の斜視図であり、図2(b)は、図2(a)に示すレバー側係止部の周りを拡大した斜視図であり、図2(c)は、レバー側係止部の周りを拡大した正面図(前面図)である。 図3は、オスハウジングとメスハウジングとの嵌合開始状態を示す平面図である。 図4(a)は、レバーの正面図であり、図4(b)は、レバーが仮係止位置にある状態の図3のA−A断面に相当する断面図であり、図4(c)は、レバーが本係止位置にある状態の図3のA−A断面に相当する断面図である。 図5は、レバーが仮係止位置にある状態の図3のB−B断面に相当する断面図である。 図6(a)は、オスハウジングとメスハウジングとの嵌合開始状態の前の段階におけるカムボスとレバーとの位置関係を示し、図6(b)は、オスハウジングとメスハウジングとの嵌合開始状態におけるカムボスとレバーとの位置関係を示し、図6(c)は、オスハウジングとメスハウジングとの嵌合開始状態の後の段階におけるカムボスとレバーとの位置関係を示す。 図7(a)は、図6(b)に示す状態をオスハウジング側からみた場合の斜視図であり、図7(b)は、図7(a)に示すレバー側係止部の周りを拡大した斜視図である。 図8(a)は、図6(a)のC−C断面図であり、図8(b)は、図6(b)のD−D断面図であり、図8(c)は、図6(c)のE−E断面図である。 図9(a)は、図8(a)に示す状態のレバー側係止部の周りを拡大した正面図であり、図9(b)は、図8(b)に示す状態のレバー側係止部の周りを拡大した正面図である。 図10(a)は、嵌合完了状態にあるレバー式コネクタの側面図であり、図10(b)は、図10(a)のF−F断面図であり、図10(c)は、図10(a)のG−G断面図である。 図11(a)は、レバーを仮係止位置から本係止位置に移動させる際にメスハウジングの回動軸の外周面がレバーから力を受ける範囲を説明するための図10のH−H断面に相当する断面図であり、図11(b)は、レバーを本係止位置から仮係止位置に移動させる際にメスハウジングの回動軸の外周面がレバーから力を受ける範囲を説明するための図10のH−H断面に相当する断面図である。 図12は、メスハウジングの回動軸に設けられた肉抜き部の配置を説明するための図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るレバー式コネクタ1について説明する。
本発明の実施形態に係るレバー式コネクタ1は、図1に示すオスハウジング100と、オスハウジング100を収容する(オスハウジング100が内挿される)ようにオスハウジング100と嵌合する図2に示すメスハウジング200と、メスハウジング200に回動可能に装着される図2に示すレバー300と、を備える。
以下、図1及び図2に示すように、「嵌合方向」、「幅方向」、「上下方向」、「前」、「後」、「上」、「下」、及び、レバー300の「回動方向」を定義する。「嵌合方向」、「幅方向」及び「上下方向」は、互いに直交する。更に、「オスハウジング100とメスハウジング200との嵌合時」を単純に「嵌合時」とも称呼する。図2は、レバー300が仮係止位置(嵌合開始位置)にある状態を示しており、レバー300は、仮係止位置(嵌合開始位置)から回動方向の前方に回動することにより、本係止位置(嵌合完了位置)に向けて移動する。
図1(a)に示すように、オスハウジング100は、樹脂製であり、幅方向に長い角筒状の本体周壁部101と、本体周壁部101の下端部から幅方向に一体に延在するステー部102と、を備える。本体周壁部101の内部には、複数(本例では、8本)の電線W1の端部にそれぞれ接続された複数のオス端子T1(図4(b)、図4(c)を参照)をそれぞれ収容する複数の端子収容室103(図4(b)、図4(c)を参照)が嵌合方向に沿って形成されている。
本体周壁部101の上面の幅方向両端付近には、一対の上面リブ104が形成されている。一対の上面リブ104は、上方向に突出し、且つ、本体周壁部101の嵌合方向のほぼ全域に亘って互いに平行に嵌合方向に延びている。本体周壁部101の両側面の上側部分及び下側部分には、それぞれ、上側リブ105及び下側リブ106が形成されている。上側リブ105及び下側リブ106は、幅方向の外側に突出し、且つ、本体周壁部101の後端部付近から嵌合方向中央より若干前方側の位置まで互いに平行に嵌合方向に延びている。
本体周壁部101の両側面には、それぞれ、カムボス107が形成されている。カムボス107は、上側リブ105及び下側リブ106の前端部の近傍位置に形成され、上側リブ105及び下側リブ106より大きく幅方向外側に突出している。図1(b)に示すように、カムボス107の断面形状(カムボス107の突出方向に直交する断面の形状)は、嵌合方向に沿って長径が延びる楕円状の形状となっている(図5他も参照。)。
図1(b)に示すように、カムボス107の近傍に位置する下側リブ106の前端部は、嵌合時にレバー300のレバー側係止部304(図4(a)他を参照)を幅方向外側へ押圧する押圧部108として機能するようになっている(詳細は後述される)。押圧部108は、押圧面109と傾斜面110とを含む。
押圧面109は、押圧部108の上側領域を構成し、カムボス107の直下に位置している。押圧面109は、嵌合方向に垂直な平面に対して幅方向外側に向けて傾斜した平面である。別の言い方をすると、押圧面109は、その法線ベクトルが前向きの成分及び幅方向外向きの成分のみを有する平面である。
傾斜面110は、押圧部108の下側領域を構成し、押圧面109の下端縁に連続している。傾斜面110は、嵌合方向に垂直な平面に対して幅方向外側及び下側に向けて傾斜した平面である。別の言い方をすると、傾斜面110は、その法線ベクトルが前向きの成分、幅方向外向きの成分および下向きの成分を有する平面である。押圧面109及び傾斜面110の各々の機能等については後述される。
図2(a)に示すように、メスハウジング200は、樹脂製であり、幅方向に長い角筒状の本体周壁部201を備える。嵌合時、本体周壁部201の内周面とオスハウジング100の本体周壁部101の外周面とが重なるように、オスハウジング100とメスハウジング200とが嵌合する(図3、図4(b)、図4(c)及び図5も参照)。本体周壁部201の内部には、複数(本例では、8本)の電線W2の端部にそれぞれ接続された複数のメス端子T2(図4(b)、図4(c)を参照)をそれぞれ収容する複数の端子収容室202(図4(b)、図4(c)を参照)が嵌合方向に沿って形成されている。
本体周壁部201の上壁の内側面の幅方向両端付近には、一対の上面溝部203が形成されている。一対の上面溝部203は、上方向に窪み、且つ、本体周壁部201の前端から後側に向けて互いに平行に嵌合方向に延びている。本体周壁部201の両側壁には、それぞれ、嵌合方向に延びる窓(貫通孔)204が形成されている。窓204の上縁面205及び下縁面206は、本体周壁部201の前端から後側に向けて互いに平行に嵌合方向に延びている。本体周壁部201の両側壁の内側面の前端部には、それぞれ、窓204の上縁面205及び下縁面206の前端部と連続し、且つ、幅方向外側に窪んだ側面溝部207が形成されている。
嵌合時、オスハウジング100の一対の上面リブ104が一対の上面溝部203に挿入・案内され、オスハウジング100の一対のカムボス107が一対の側面溝部207を通過し、オスハウジング100の一対の上側リブ105及び下側リブ106が一対の窓204の上縁面205及び下縁面206にそれぞれ当接・案内される。
本体周壁部201の両側面の後側における所定位置には、それぞれ、幅方向外側に突出する回動軸208が形成されている。この一対の回動軸208には、レバー300の一対の孔303(レバー300とメスハウジング200との連結部)が嵌め込まれる。よって、レバー300は、一対の回動軸208を中心に回動可能にメスハウジング200に装着されることになる。各回動軸208の外周面には、成形収縮に起因する窪み等(いわゆるヒケ)の発生を抑制するための肉抜き部208aが設けられている(図11及び図12を参照)。肉抜き部208aの配置等については後述される。
本体周壁部201の上面の幅方向中央部には、上側に向けて突出するロックビーク209が形成されている(図4(b)も参照)。ロックビーク209は、本係止位置にあるレバー300を本係止位置に保持するために設けられている(詳細は後述される)。
本体周壁部201の両側面の前側領域には、それぞれ、窓204の下縁面206から下側且つ幅方向内側に向けて傾斜して延びる受け入れ面210(平面)が形成されている(図5、図6及び図8を参照)。受け入れ面210の機能等については後述される。
図2(a)及び図4(a)に示すように、レバー300は、樹脂製であり、一対のアーム部301と、一対のアーム部301の一端同士を繋ぐ連結部302と、を有する略U字状の形状を有する。一対のアーム部301には貫通孔である一対の孔303が形成されている。一対の孔303にメスハウジング200の一対の回動軸208が挿入されることにより、レバー300は、一対のアーム部301がメスハウジング200の両側面を挟んだ状態にて、メスハウジング200に対して(一対の回動軸208を中心に)回動可能となっている。
一対のアーム部301の他端部(自由端部)近傍には、それぞれ、幅方向内側に突出するレバー側係止部304が一体に形成されている。図2(a)〜図2(c)に示すように、レバー300が仮係止位置にある状態にて、一対のレバー側係止部304が、メスハウジング200の一対の窓204に進入すると共に、一対のレバー側係止部304が上縁面205と下縁面206とに挟まれるように係止されている。レバー側係止部304の係止によって、レバー300が仮係止位置に係止されると共に、レバー300の本係止位置への移動が禁止される。
このように、一対の窓204の一対の下縁面206は、係止が解除される前の(仮係止位置にあるレバー300の)レバー側係止部304が、レバー300の本係止位置への移動に伴って回動方向前方に動こうとする経路上に、レバー側係止部304の動きを妨げるように設けられた係止壁として機能する。
各レバー側係止部304には、幅方向内側に突出する突出部305が形成されている。また、各レバー側係止部304の下面(即ち、下縁面206に向かい合う壁面)のうち、幅方向内側の縁部分は、テーパ面312が設けられることで面取りされている。テーパ面312は、上下方向に垂直な平面に対して幅方向内側に向けて傾斜した平面である。別の言い方をすると、テーパ面312は、その法線ベクトルが幅方向内向きの成分および下向きの成分のみを有する平面である。テーパ面312の機能等については後述される。
嵌合時、一対のレバー側係止部304の突出部305が、オスハウジング100の一対のカムボス107の近傍に位置する押圧部108(より具体的には、押圧面109、図1(b)を参照)によって押圧されることにより、一対のレバー側係止部304が幅方向外側に弾性変形する(図8(b)、図9(b)の矢印を参照)。その結果、レバー側係止部304の下縁面206による係止が解除され、レバー300が仮係止位置から本係止位置に向けて回動方向の前方に移動し得るようになる。
一対のアーム部301の幅方向内側面にはそれぞれ、カム溝306が形成されている(例えば、図5等を参照)。一対のカム溝306は、嵌合時、レバー300の仮係止位置から本係止位置までの回動に伴ってオスハウジング100の一対のカムボス107をカム溝306の入口部307から最奥部308まで引き寄せるために設けられている(詳細は後述される)。なお、各カム溝306は、回動方向の後側に位置する側壁309と、側壁309と連続すると共に回動方向の前側に位置する側壁310と、によって画成されている。
レバー300の連結部302の回動方向の前端部の幅方向中央部には、ロックビーク保持部311が形成されている(図2(a)及び図4(a)を参照)。ロックビーク保持部311は、メスハウジング200のロックビーク209(図2(a)及び図4(b)を参照)と協働し、本係止位置にあるレバー300を本係止位置に保持するために設けられている。
具体的には、レバー300が仮係止位置から本係止位置に達すると、ロックビーク保持部311がロックビーク209に当接・保持される。この結果、本係止位置にあるレバー300が本係止位置に保持される。一方、この状態にてロックビーク保持部311によるロックビーク209の保持を解除すると、レバー300が本係止位置から仮係止位置に向けて(回動方向の後方に)移動可能となる。
レバー300の連結部302におけるロックビーク保持部311の幅方向両側の近傍位置には、ロックビーク保持部311より大きくメスハウジング200の本体周壁部201に向かって突出する一対の擦動リブ313が形成されている(図2(a)及び図4(a)〜図4(c)を参照)。
図4(b)に示すように、レバー300が仮係止位置にあるとき、擦動リブ313は、本体周壁部201の上壁の後側端部211(図4(b)を参照)に当接している。更に、図4(c)に示すように、レバー300が本係止位置にあるとき、擦動リブ313は、本体周壁部201の上壁の所定箇所に当接している。
よって、レバー300が仮係止位置にあるとき及び本係止位置にあるときの双方において、レバー300に大きな外力が及んだ場合であっても、連結部302がメスハウジング200の本体周壁部201に近付くように変形すること、及び、そのような変形に伴って一対のアーム部301がメスハウジング200の表面(本体周壁部201の側面)から離れる向きに変形することが抑制される。その結果、一対の擦動リブ313を有さない場合に比べ、レバー300がメスハウジング200から意図せず外れる可能性を小さくすることができる。
なお、レバー300が仮係止位置から本係止位置まで移動する過程の全てにおいて、一対の擦動リブ313がメスハウジング200の本体周壁部201の表面に当接し続けるように、構成されていてもよい。よって、レバー300が仮係止位置から本係止位置まで移動する過程の全てにおいて、一対の擦動リブ313がメスハウジング200の本体周壁部201の表面に当接し続けるため、レバー300がメスハウジング200から意図せず外れることをより確実に抑制できる。
また、図10(a)に示すように、レバー300の一対のアーム部301には、それぞれ、レバー300が本係止位置にあるときにアーム部301の前端の所定位置から下方に向けて延びるガイド部314(図2(a)も参照)が、アーム部301と一体に設けられている。
図10(a)のF−F断面図である図10(b)に示すように、メスハウジング200の本体周壁部201の一対の側壁には、それぞれ、レバー300が本係止位置にあるときのガイド部314の根元部より若干上方に位置するアーム部301の内壁に向かい合う位置にて、幅方向外側に突出する突起212が形成されている。また、本体周壁部201の一対の側壁の前端部には、それぞれ、該側壁の前端部に対して幅方向外側に所定距離だけ離れて該側壁の前端部と向かい合うように、嵌合方向に延びる挟持壁213が形成されている。
レバー300が仮係止位置から本係止位置に向かう途中の段階で、各ガイド部314が挟持壁213と本体周壁部201の側壁との間の空間に進入し、レバー300が本係止位置にあるときに、各ガイド部314が挟持壁213と本体周壁部201の側壁との間で幅方向に挟持されるようになっている。
ここで、レバー300が本係止位置にあるとき(即ち、レバー式コネクタ1が嵌合完了状態にあるとき)に、突起212がアーム部301を幅方向外側に向けて押圧し、且つ、挟持壁213がアーム部301と一体のガイド部314を幅方向内側に向けて押圧するように、突起212及び挟持壁213が配置・構成されている。即ち、ガイド部314と挟持壁213とは密着している。よって、搬送時等において嵌合完了状態にあるレバー式コネクタ1が振動を受けても、レバー300のガタ付きが発生しない。よって、レバー300のガタ付きに起因する異音の発生を防止できる。更に、レバー300のガタ付きに起因する回動軸208及びカムボス107の擦動摩耗の発生を防止できる。
以下、図3〜図9を参照しながら、メスハウジング200に対してオスハウジング100を嵌合させる際の動作について説明する。
先ず、レバー300が仮係止位置に係止されたメスハウジング200とオスハウジング100との前面同士を対向配置すると共に、図6(a)に示すように、メスハウジング200に対してオスハウジング100を挿入する。図6(a)は、嵌合開始状態の前の段階を示す。
図6(a)に示す段階では、レバー300の一対のレバー側係止部304の突出部305がオスハウジング100の一対の下側リブ106の押圧部108(より具体的には、押圧面109、図1(b)を参照)によって未だ押圧されていない。よって、図8(a)及び図9(a)に示すように、一対のレバー側係止部304(の下面)が、メスハウジング200の一対の窓204の下縁面206に係止されており、レバー300の本係止位置への移動が禁止されている。
次いで、図6(b)に示すように、メスハウジング200に対してオスハウジング100を嵌合方向に更に押圧して嵌合開始状態まで挿入する(図3、図4(b)、図5も参照)。嵌合開始状態では、図6(b)に示すように、オスハウジング100の一対のカムボス107が、レバー300の一対のカム溝306の入口部307に位置すると共に、カム溝306の側壁310に接触開始している。
嵌合開始状態では、図7(a)及び図7(b)に示すように、一対のレバー側係止部304の突出部305が一対の下側リブ106の押圧部108における押圧面109によって押圧されて押圧面109に乗り上がることにより、図8(b)及び図9(b)に示すように、一対のレバー側係止部304が幅方向外側に弾性変形している(図8(b)及び図9(b)の矢印を参照)。
ここで、図8(b)及び図9(b)に示すように、嵌合開始状態では、レバー側係止部304の突出部305の先端が下縁面206の幅方向外側縁より幅方向内側に位置している一方で、レバー側係止部304の下面に形成されたテーパ面312の下端が下縁面206の幅方向外側縁より幅方向外側に位置している。
よって、レバー300に対して回動方向前向きのモーメントを与えると、テーパ面312の縁部分を下縁面206の幅方向外側縁に対して滑らせながら(レバー側係止部304の幅方向外側への弾性変形量を増大させながら)、レバー側係止部304を仮係止位置から回動方向前方に移動させられる。即ち、嵌合開始状態では、レバー側係止部304の下縁面206による係止が解除され、レバー300が仮係止位置から本係止位置に移動可能な状態となっている。
このように、レバー側係止部304の下面にテーパ面312が形成されていることにより、レバー側係止部304の先端が下縁面206の幅方向外側縁より幅方向内側に位置しているにもかかわらず、レバー300が仮係止位置から本係止位置に移動可能な状態となっている。換言すると、テーパ面312を設けることで、レバー側係止部304の下縁面206による係止を容易に解除可能としながら、レバー側係止部304の幅方向内側への突出全長を大きくすることができる。
レバー側係止部304の幅方向内側への突出全長が大きくなると、レバー300に意図しない外力が作用した際にレバー側係止部304において最大剪断力が発生する剪断面の面積を大きくすることができる。この結果、最大剪断力を小さくできるので、レバー300に意図しない外力が作用した際のレバー側係止部304の剪断力に起因する破損を抑制できる。
上述のように、嵌合開始状態では、レバー300が仮係止位置から本係止位置に移動可能な状態となっている。よって、嵌合開始状態にて、メスハウジング200に対してオスハウジング100を嵌合方向に更に押圧すると、カムボス107がカム溝306の側壁310を押圧することで、レバー300が仮係止位置から本係止位置に向けて回動開始する。または、嵌合開始状態にて、作業者による手作業等によって、レバー300に対して回動方向前向きのモーメントを直接与えることで、レバー300が仮係止位置から本係止位置に向けて回動開始する。
このように、レバー300を仮係止位置から本係止位置に向けて回動開始すると、図6(c)及び図8(c)に示すように、弾性変形しているレバー側係止部304の突出部305は、レバー300の回動方向前方への回動に伴ってメスハウジング200の受け入れ面210に向かって動く(図8(c)の矢印を参照)。このとき、レバー側係止部304の突出部305は、回動方向に沿って、押圧面109から傾斜面110を経て受け入れ面210に向かう。
ここで、上述したように、傾斜面110は、嵌合方向に垂直な平面に対して幅方向外側及び下側に向けて傾斜している。別の言い方をすると、傾斜面110は、レバー側係止部304が回動する向きに沿ってレバー側係止部304の突出部305が徐々に受け入れ面210に近付くように傾斜している。よって、レバー側係止部304の係止解除の後、弾性変形しているレバー側係止部304の突出部305が傾斜面110を弾性回復しながら押圧する際、突出部305が下向きの反力を受ける。換言すると、傾斜面110によるレバー300の回動を補助する効果が得られる。この回動補助効果により、レバー300を仮係止位置から本係止位置に向けて回動開始させる際に要する力を小さくできると共に、レバー300の操作がスムーズになることから操作フィーリングが向上する。
更に、レバー側係止部304の突出部305を押圧面109から傾斜面110を経て受け入れ面210に移動させるとき、傾斜面110は、押圧面109と受け入れ面210との間の段差を埋めるように配置され且つ傾斜するように構成されている。よって、レバー側係止部304が、押圧面109から受け入れ面210に向かって更にスムーズに移動する。その結果、レバー300の操作フィーリングが更に向上する。
図6(c)及び図8(c)に示すように、弾性変形している一対のレバー側係止部304の突出部305は、メスハウジング200の一対の受け入れ面210(図5、図6も参照)上に移動すると、弾性回復しながら受け入れ面210を押圧するようになる。
ここで、受け入れ面210は、幅方向に垂直な平面に対して下側に向けて傾斜している。よって、弾性変形しているレバー側係止部304の突出部305が受け入れ面210を弾性回復しながら押圧する際、突出部305が下向きの反力を受ける。この反力を受けて、レバー300は、回動方向前方側の(本係止位置への)力を受ける。換言すると、受け入れ面210によるレバー300の回動の補助効果が得られる。この受け入れ面210による回動補助効果によっても、レバー300が仮係止位置から本係止位置に向けて回動開始するときの操作フィーリングが向上する。
一対のレバー側係止部304の突出部305が一対の受け入れ面210上に移動した後、受け入れ面210による回動補助効果を受けながら、レバー300を本係止位置に向けて更に回動させていく。そして、カム溝306の側壁309がカムボス107をメスハウジング200の後方へ向けて押圧することにより、レバー300の回動の進行に応じ、カムボス107(ひいては、オスハウジング100)が、メスハウジング200の後方へ向けて引き寄せられていく(図6(c)を参照)。
レバー300の回動の進行に伴い、レバー側係止部304の突出部305は受け入れ面210上を擦動していく。受け入れ面210による回動補助効果は、レバー300の回動方向前方側への回動の進行に伴ってレバー側係止部304の弾性変形量が減少していくことにより、次第に減少していく。
レバー300を本係止位置に向けて更に回動させていくと、カム溝306の側壁309がカムボス107をメスハウジング200の後方へ向けて更に押圧することにより、レバー300の回動の進行に応じ、カムボス107(ひいては、オスハウジング100)が、メスハウジング200の後方へ向けて更に引き寄せられていく。
そして、レバー300が本係止位置に到達すると、カムボス107がカム溝306の最奥部308(図5及び図6を参照)に達してオスハウジング100が嵌合完了状態となると共に、上述したように、レバー300のロックビーク保持部311(図2(a)を参照)がメスハウジング200のロックビーク209(図2(a)を参照)に当接・保持される。これにより、オスハウジング100とメスハウジング200とにそれぞれ設けられているオス端子T1とメス端子T2との導通接続が完了すると共に(図4(c)を参照)、レバー300が本係止位置に保持される。
次いで、図11及び図12を参照しながら、メスハウジング200の一対の回動軸208の外周面に設けられた肉抜き部208aの配置について述べる。各回動軸208には、成形収縮に起因するヒケの発生を抑制するために、回動軸208の軸方向(幅方向)における中央部の外周面に、一対の肉抜き部208aが設けられている。
図11(a)に示すように、レバー300を仮係止位置から本係止位置に移動させる際、移動開始時点では、カムボス107の外周面は、点Q1にてカム溝306の側壁309から力を受け、回動軸208の外周面は、点P1にてレバー300の孔303から力を受ける。移動終了時点では、カムボス107の外周面は、点Q2にて側壁309から力を受け、回動軸208の外周面は、点P2にて孔303から力を受ける。したがって、レバー300を仮係止位置から本係止位置に移動させる際には、点P1と点P2との間の範囲(図12において、角度(a1−a2)に対応する範囲)のみにおいて、回動軸208の外周面がレバー300より力を受ける。
逆に、図11(b)に示すように、レバー300を本係止位置から仮係止位置に移動させる際、移動開始時点では、カムボス107の外周面は、点Q3にてカム溝306の側壁310から力を受け、回動軸208の外周面は、点P3にて孔303から力を受ける。移動終了時点では、カムボス107の外周面は、点Q4にて側壁310から力を受け、回動軸208の外周面は、点P4にて孔303から力を受ける。したがって、レバー300を本係止位置から仮係止位置に移動させる際には、点P3と点P4との間の範囲(図12において、角度(b1−b2)に対応する範囲)のみにおいて、回動軸208の外周面がレバー300より力を受ける。
図12から理解できるように、本例では、一対の肉抜き部208aは、レバー300を仮係止位置から本係止位置に移動させる際、及び、本係止位置から仮係止位置に移動させる際の双方において、回動軸208の外周面にてレバー300(より具体的には、孔303の内壁面)から力を受けない範囲に設けられている。具体的には、一対の肉抜き部208aは、回動軸208の外周面における上端部及び下端部にそれぞれ設けられている。
このように、肉抜き部208aが、回動軸208の外周面にてレバー300から力を受けない範囲に設けられることによって、回動軸208の外周面におけるレバー300から力を受ける範囲の全域に亘って外周面が滑らかに維持され得るので、レバー300の操作フィーリングが良好に維持され得る。
以上、本発明の実施形態に係るレバー式コネクタ1によれば、メスハウジング200に設けられる回動軸208の外周面(側面)のうち、レバー300がオスハウジング100のカムボス107を移動させるときにレバー300がカムボス107から受ける反力に起因してレバー300が回動軸208の側面を押圧する領域とは異なる領域に、肉抜き部(凹部)208aが設けられている。この肉抜き部208aは、回動軸208を樹脂によって成形する際の成形収縮によって生じるヒケ(窪み等)を防ぐために設けられる。この肉抜き部208aが、レバー300の回動時にレバー300から力を受ける領域を避けて設けられているため、レバー300の操作時に肉抜き部208aに起因するガタツキ等が生じることがない。したがって、本構成のレバー式コネクタ1は、レバー300を回動する操作の操作感に優れる。
更に、肉抜き部208aは、回動軸208の側面における上端部及び下端部に設けられている。即ち、軸対称な2箇所に肉抜き部208aが設けられている。これにより、成形収縮によるヒケを更に抑制しながら、回動軸208の周方向の強度のバランスを整えてレバー300の使用時の回動軸208の歪み等を抑制できる。よって、レバー300を回動する操作の操作感を長期間にわたって維持し易い。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、肉抜き部208aは、回動軸208の側面における上端部及び下端部に設けられている。これに対し、肉抜き部208aは、レバー300から力を受けない範囲内である限りにおいて、回動軸208の側面における上端部及び下端部とは異なる軸対称な2箇所に設けられていてもよい。また、肉抜き部208aは、レバー300から力を受けない範囲内である限りにおいて、回動軸208の側面における一カ所にのみ設けられていても、3箇所以上に設けられていてもよい。
更に、上記実施形態では、レバー300が回動軸208周りに回動可能であるようにメスハウジング200に装着されている。これに対し、レバー300は、メスハウジング200に対してスライドするように移動可能であるようにメスハウジング200に装着されてもよい。
ここで、上述した本発明に係るレバー式コネクタ1の実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(3)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
互いに嵌合可能な第1ハウジング(100)及び第2ハウジング(200)と、前記第2ハウジング(200)に設けられた回動軸(208)に装着されると共に前記回動軸(208)周りに嵌合開始位置から嵌合完了位置まで回動可能なレバー(300)と、を備えたレバー式コネクタ(1)であって、
前記第1ハウジング(100)は、
嵌合時に該第1ハウジング(100)と共に嵌合方向に移動するカムボス(107)を有し、
前記レバー(300)は、
前記カムボス(107)を受け入れ可能なカム溝(306)を有し、前記嵌合時に前記カム溝(306)に沿って前記カムボス(107)を移動させながら前記嵌合開始位置から前記嵌合完了位置まで移動し、
前記回動軸(208)は、
該回動軸(208)の側面のうち、前記レバー(300)が前記カムボス(107)を移動させるときに前記レバー(300)が前記カムボス(107)から受ける反力に起因して前記レバー(300)が該回動軸(208)の側面を押圧する領域とは異なる領域に、凹部(208a)を有している、
レバー式コネクタ。
(2)
上記(1)に記載のレバー式コネクタ(1)において、
前記回動軸(208)は、
該回動軸(208)の側面における軸対称な2箇所に一対の前記凹部(208a)を有している、
レバー式コネクタ。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のレバー式コネクタ(1)において、
前記レバー(300)は、
前記第2ハウジング(200)の表面から離れる第1の向き(幅方向外側)への弾性変形が可能なレバー側係止部であって、該レバー(300)が前記嵌合開始位置にあるときに前記第2ハウジング(200)に設けられたハウジング側係止部(206)に係止するレバー側係止部(304)、を有し、
前記第1ハウジング(100)は、
前記嵌合時に該第1ハウジング(100)と共に嵌合方向に移動する押圧部であって、前記レバー側係止部(304)を前記第1の向き(幅方向外側)に押圧することによって前記レバー側係止部(304)と前記ハウジング側係止部(206)との係止を解除する押圧部(108)、を有する、
レバー式コネクタ。
1 レバー式コネクタ
100 オスハウジング(第1ハウジング)
107 カムボス
108 押圧部
200 メスハウジング(第2ハウジング)
206 下縁面(ハウジング側係止部)
208 回動軸
208a 肉抜き部(凹部)
300 レバー
304 レバー側係止部
306 カム溝

Claims (3)

  1. 互いに嵌合可能な第1ハウジング及び第2ハウジングと、前記第2ハウジングに設けられた回動軸に装着されると共に前記回動軸周りに嵌合開始位置から嵌合完了位置まで回動可能なレバーと、を備えたレバー式コネクタであって、
    前記第1ハウジングは、
    嵌合時に該第1ハウジングと共に嵌合方向に移動するカムボスを有し、
    前記レバーは、
    前記カムボスを受け入れ可能なカム溝を有し、前記嵌合時に前記カム溝に沿って前記カムボスを移動させながら前記嵌合開始位置から前記嵌合完了位置まで移動し、
    前記回動軸は、
    該回動軸の外周面のうち、前記レバーが前記カムボスを移動させるときに前記レバーが前記カムボスから受ける反力に起因して前記レバーが該回動軸の前記外周面を押圧する前記回動軸の周方向の領域とは異なる前記周方向の領域における前記回動軸の軸方向の両端部分を除く中央部、凹部を有している、
    レバー式コネクタ。
  2. 請求項1に記載のレバー式コネクタにおいて、
    前記回動軸は、
    該回動軸の前記外周面における軸対称な2箇所に一対の前記凹部を有している、
    レバー式コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のレバー式コネクタにおいて、
    前記レバーは、
    前記第2ハウジングの表面から離れる第1の向きへの弾性変形が可能なレバー側係止部であって、該レバーが前記嵌合開始位置にあるときに前記第2ハウジングに設けられたハウジング側係止部に係止するレバー側係止部、を有し、
    前記第1ハウジングは、
    前記嵌合時に該第1ハウジングと共に嵌合方向に移動する押圧部であって、前記レバー側係止部を前記第1の向きに押圧することによって前記レバー側係止部と前記ハウジング側係止部との係止を解除する押圧部、を有する、
    レバー式コネクタ。
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