JP6930413B2 - ロボットハンド - Google Patents

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Description

本発明は、アクチュエータによって駆動されるロボットハンドに関する。
従来、この種のロボットハンドとして、例えば特許文献1に示すものが知られている。こうしたロボットハンドは、駆動源としてのセラミック製の圧電素子材料と、ピストンと、ピストンを介して圧電素子材料を上向きに押すプリセットばねと、ピストンの下端に係合するピストンロッドと、ピストンロッドの下端に係合する一対のフィンガとを備えている。各フィンガは、一辺が長いL字状に形成され、支持枠に軸を介して回動可能に支持されている。一対のフィンガは、バックラッシュ取りばねによって連結されている。
そして、圧電素子材料に電圧を印加すると、圧電素子材料が伸びることによってピストンを介してピストンロッドが下方へ押し下げられる。すると、ピストンロッドは、その一対のテーパ面において一対のフィンガをバックラッシュ取りばねの付勢力に抗して押し開くように一対のフィンガの基端を下方に押す。これにより、一対のフィンガは、これらの先端同士が離れるように回動されて開かれる。
一方、圧電素子材料への電圧の印加を止めると、伸びていた圧電素子材料が元の長さに戻る。すると、一対のフィンガは、バックラッシュ取りばねの付勢力によって、それらの先端同士が近づくように回動されて閉じられる。これに伴い、ピストン及びピストンロッドが元の位置へ押し戻される。
特開平1−274986号公報
ところで、上述のロボットハンドの場合、L字状のフィンガの二辺の長さの比を大きくする増幅構造を採用することで、圧電素子材料の僅かな伸び量でも一対のフィンガの先端同士の開閉幅(移動量)が大きくなるように構成されている。このため、フィンガの動作に伴ってフィンガに僅かな衝撃が働いた場合でも、当該僅かな衝撃が上記増幅構造を介して大きな衝撃となって衝撃に弱いセラミック製の圧電素子材料に働いてしまう。したがって、フィンガからの衝撃ができるだけ圧電素子材料に伝わらないように、フィンガの動作速度を遅くしなければならないという問題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、物品を把持する把持部の動作速度を速くすることができるロボットハンドを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するロボットハンドは、本体部と、前記本体部に設けられ、誘電エラストマー製の誘電層と、前記誘電層を挟むように配置された導電エラストマー製の電極層とを有するアクチュエータと、物品を把持可能な把持部と、前記誘電層が前記電極層によって挟まれる方向における前記アクチュエータの伸縮動作に伴って、前記把持部を、前記把持部が前記物品を把持する把持位置と前記把持部が前記物品を把持しない非把持位置との間で変位させる変位機構と、を備えることを要旨とする。
この構成によれば、アクチュエータが弾力性を有しているため、把持部の動作時に把持部からアクチュエータに伝わる衝撃がアクチュエータによって吸収される。したがって、物品を把持する把持部の動作速度を速くすることができる。
上記ロボットハンドにおいて、前記変位機構は、前記アクチュエータにおける前記誘電層が前記電極層によって挟まれる方向の一端側に固定された状態で前記把持部と係合し、前記アクチュエータの伸縮動作に伴って前記把持部を前記把持位置及び前記非把持位置のうちの一方へ変位させる変位部材と、前記把持部を前記把持位置及び前記非把持位置のうちの他方へ付勢する付勢部材とを備えていることが好ましい。
この構成によれば、変位部材及び付勢部材によって把持部を把持位置と非把持位置との間で変位させることができる。
上記ロボットハンドにおいて、前記把持部は、前記物品を把持する一対の把持片を備え、一対の前記把持片は、それぞれ軸により前記把持位置と前記非把持位置との間で回動可能に支持されていることが好ましい。
この構成によれば、アクチュエータの伸縮動作により、一対の把持片を把持位置と非把持位置との間で回動させることができる。
上記ロボットハンドにおいて、前記付勢部材は、一対の前記把持片同士の間に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、付勢部材を一対の把持片の外側に配置する場合に比べてロボットハンドを小型化できる。
上記ロボットハンドにおいて、前記誘電層は、ポリロタキサンの環状分子同士が架橋されたエラストマー(以下、「架橋されたポリロタキサン」と言う)によって構成されていることが好ましい。
この構成によれば、架橋点が自由に動くエラストマーによって誘電層が構成されるため、弾性変形を繰り返すアクチュエータの耐久性を高めることができる。
本発明によれば、物品を把持する把持部の動作速度を速くすることができる。
一実施形態のロボットハンドを示す斜視図。 ロボットハンドの一対の把持片が非把持位置にあるときの状態を示す断面図。 ロボットハンドの一対の把持片が把持位置にあるときの状態を示す断面図。 ロボットハンドのアクチュエータを示す断面模式図。
以下、ロボットハンドの一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、ロボットハンド11は、略直方体状をなす本体部12と、本体部12に設けられた一対のアクチュエータ13と、本体部12に設けられて物品14を把持可能な把持部を構成する一対の把持片15と、一対の把持片15を変位させる変位機構16とを備えている。
本体部12における長手方向Zの一端部にはロボットハンド11をロボットアーム(図示略)に取り付けるための1つの取付孔17と2つのねじ孔18とが形成され、他端部には一対の把持片15が長手方向Zと直交する奥行方向Yに延びる一対の軸19を介して回動可能に支持されている。
一対の把持片15は、基端部15aが本体部12内で一対の軸19によって回動可能に支持され、中間部15b及び先端部15cが本体部12外に位置している。そして、一対の把持片15は、それぞれ軸19により、物品14を把持する把持位置(図3に示す位置)と物品14を把持しない非把持位置(図2に示す位置)との間で回動可能に支持されている。
一対の把持片15は、略矩形板状をなしており、長手方向Z及び奥行方向Yの両方と直交する幅方向Xにおいて互いに離れて対向するように配置されている。したがって、本実施形態では、一対の把持片15の対向方向が幅方向Xと一致している。一対の把持片15の中間部15bにおける幅方向Xの内側の面には、それぞれ凹部20が形成されている。
これらの凹部20の底面同士は、付勢部材の一例としてのコイルばね21によって連結されている。すなわち、コイルばね21は、幅方向Xにおける一対の把持片15同士の間に配置されている。なお、一対の把持片15は、通常、略平行になる非把持位置(図2に示す位置)に位置している。
本体部12内における幅方向Xの両側には、一対の収容部22が設けられている。一対の収容部22は、奥行方向Yの両側と幅方向Xの内側とが開口している。一対の収容部22には、一対の略直方体状をなすアクチュエータ13がそれぞれ収容されている。一対のアクチュエータ13は、これらの幅方向Xの外側の面が、本体部12内における幅方向Xの両内側面にそれぞれ固定されている。
図4に示すように、アクチュエータ13は、エラストマー製圧電素子であり、導電エラストマー製の電極層を構成する第1対向電極層23及び導電エラストマー製の電極層を構成する第2対向電極層24が誘電エラストマー製の誘電層25を幅方向Xにおいて間に挟むように交互に配置されてなる多層構造体によって構成されている。したがって、本実施形態では、アクチュエータ13における誘電層25が第1対向電極層23及び第2対向電極層24によって挟まれる方向が幅方向Xと一致している。
第1対向電極層23及び第2対向電極層24は、その厚さが例えば、1〜100μmである薄膜状に形成されている。幅方向Xで隣り合う誘電層25同士の間において、第1対向電極層23は誘電層25における長手方向Zの中央側から一方側の範囲に配置されるとともに、第2対向電極層24は誘電層25における長手方向Zの中央側から他方側の範囲に配置されている。
第1対向電極層23及び第2対向電極層24を構成する導電エラストマー(第1対向電極層23及び第2対向電極層24の材料)は特に限定されるものではなく、公知のエラストマー製圧電素子に用いられる導電エラストマーを用いることができる。上記導電エラストマーとしては、例えば、絶縁性高分子及び導電性フィラーを含有する導電エラストマーが挙げられる。
上記絶縁性高分子としては、例えば、架橋されたポリロタキサン、シリコーンエラストマー、アクリルエラストマー、ウレタンエラストマーが挙げられる。これら絶縁性高分子のうちの一種を用いてもよいし、複数種を併用してもよい。上記導電性フィラーとしては、例えば、ケッチェンブラック(登録商標)、カーボンブラック、銅や銀等の金属粒子が挙げられる。これら導電性フィラーのうちの一種を用いてもよいし、複数種を併用してもよい。
誘電層25は、その厚さが例えば、10〜300μmである薄膜状に形成されている。誘電層25を構成する誘電エラストマー(誘電層25の材料)は特に限定されるものではなく、公知のエラストマー製圧電素子に用いられる誘電エラストマーを用いることができる。上記誘電エラストマーとしては、例えば、架橋されたポリロタキサン、シリコーンエラストマー、アクリルエラストマー、ウレタンエラストマーが挙げられる。これら誘電エラストマーのうちの一種を用いてもよいし、複数種を併用してもよい。本実施形態の誘電層25を構成する誘電エラストマー(誘電層25の材料)は、架橋されたポリロタキサンによって構成されている。
幅方向Xで隣り合う誘電層25同士の間の領域であって第1対向電極層23及び第2対向電極層24が配置されていない領域には、絶縁エラストマー製の絶縁部26が設けられている。絶縁部26の厚さは、第1対向電極層23及び第2対向電極層24の厚さと同じになっている。
絶縁部26を構成する絶縁エラストマー(絶縁部26の材料)は公知のエラストマー製圧電素子等において絶縁部分に用いられる公知の絶縁エラストマーを用いることができる。上記絶縁エラストマーとしては、例えば、架橋されたポリロタキサン、シリコーンエラストマー、アクリルエラストマー、ウレタンエラストマーが挙げられる。これら絶縁エラストマーのうちの一種を用いてもよいし、複数種を併用してもよい。
各第1対向電極層23及び各第2対向電極層24は、電線27を介して電源28と電気的に接続されている。したがって、各第1対向電極層23と各第2対向電極層24との間には、電源28によって電圧が印加されるようになっている。なお、アクチュエータ13は、公知の絶縁エラストマーによって構成された保護膜29によって全体が覆われている。
図2に示すように、一対のアクチュエータ13における幅方向Xの内側(一端側)の面には、長手方向Zに延びる一対の略矩形板状の変位部材30の基端部30aがそれぞれ固定されている。一対の変位部材30の先端部30bは、一対の把持片15の基端部15aの幅方向Xの内側の面における一対の軸19よりも長手方向Zにおける一対のアクチュエータ13側の位置に係合している。すなわち、一対の変位部材30の先端部30bにおける幅方向Xの外側の面が一対の把持片15の基端部15aにおける幅方向Xの内側の面に接触している。この場合、一対の変位部材30の先端部30bにおける幅方向Xの外側の面は、凸曲面になっている。
なお、本実施形態では、変位部材30とコイルばね21とによって変位機構16が構成されている。
次に、ロボットハンド11の作用について説明する。
図2に示すように、ロボットハンド11は、一対のアクチュエータ13の各第1対向電極層23と各第2対向電極層24との間に電圧が印加されていない状態では、一対の把持片15が非把持位置に位置した状態になっている。この状態で一対のアクチュエータ13の各第1対向電極層23と各第2対向電極層24との間に電圧が印加されると、図3に示すように、一対のアクチュエータ13は、幅方向Xにおいて収縮するように弾性変形するとともに、長手方向Z及び奥行方向Yにおいて伸長するように弾性変形する。
すると、一対のアクチュエータ13の幅方向Xでの収縮動作に追従して一対の変位部材30が互いに離れるように幅方向Xの外側へ直線的に移動される。これにより、一対の変位部材30の先端部30bが一対の把持片15の基端部15aを幅方向Xの外側に向かって押圧する。すると、一対の把持片15は、それぞれ一対の軸19を回動中心としてこれらの先端部15c同士がコイルばね21の付勢力に抗して幅方向Xにおいて互いに近づくように、回動される。そして、一対の把持片15が把持位置まで回動すると、一対の把持片15によって物品14が把持(挟持)された状態になる。
この状態でロボットハンド11を所望の位置へ移動させた後、一対のアクチュエータ13の各第1対向電極層23と各第2対向電極層24との間への電圧の印加を止めると、図2に示すように、弾性変形していた一対のアクチュエータ13は、自らの弾性復元力によって弾性変形前の元の形状に戻る。これにより、一対の変位部材30は、互いに近づくように幅方向Xの内側へ直線的に移動されて移動前の元の位置に戻る。すると、一対の変位部材30の先端部30bによる一対の把持片15の基端部15aの幅方向Xの外側への押圧状態が解除される。
すると、一対の把持片15は、それぞれ一対の軸19を回動中心としてこれらの先端部15c同士がコイルばね21の付勢力によって幅方向Xにおいて互いに離れるように回動されて非把持位置に戻る。これにより、一対の把持片15による物品14の把持状態(挟持状態)が解除される。
このように、ロボットハンド11では、アクチュエータ13の幅方向Xにおける伸縮動作に伴って、一対の把持片15を、変位部材30によって非把持位置から把持位置へ回動(変位)させることができるとともにコイルばね21によって把持位置から非把持位置へ回動(変位)させることができる。
ここで、アクチュエータ13の伸縮動作を速くして一対の把持片15の動作速度を速くすると、一対の把持片15からアクチュエータ13に伝わる衝撃が大きくなってしまう。しかし、本実施形態のアクチュエータ13は、弾力性を有しているため、一対の把持片15からアクチュエータ13に伝わる衝撃をアクチュエータ13自体で吸収することができる。したがって、物品14を把持する一対の把持片15の動作速度を速くしてもアクチュエータ13が破損することはない。
因みに、衝撃に弱いセラミック製のアクチュエータを採用したロボットハンドでは、動作速度を速くすると、当該アクチュエータに大きな衝撃が伝わって当該アクチュエータが破損するおそれがある。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)ロボットハンド11において、一対の把持片15の駆動源となるアクチュエータ13は、誘電エラストマー製の誘電層25と、誘電層25を挟むように配置された導電エラストマー製の第1対向電極層23及び第2対向電極層24とを有している。このため、アクチュエータ13が弾力性を有するので、一対の把持片15の動作時に一対の把持片15からアクチュエータ13に伝わる衝撃をアクチュエータ13自体で吸収できる。したがって、一対の把持片15の動作速度を速くすることによってアクチュエータ13に大きな衝撃が伝わってもアクチュエータ13が破損することはない。よって、物品14を把持する一対の把持片15の動作速度を速くすることができる。
(2)ロボットハンド11において、変位機構16は、アクチュエータ13の幅方向Xにおける伸縮動作に伴って一対の把持片15を把持位置へ変位させる変位部材30と、一対の把持片15を非把持位置へ付勢するコイルばね21とを備えている。このため、変位部材30及びコイルばね21によって一対の把持片15を把持位置と非把持位置との間で変位させることができる。
(3)ロボットハンド11において、一対の把持片15は、それぞれ軸19により把持位置と非把持位置との間で回動可能に支持されている。このため、アクチュエータ13の伸縮動作により、一対の把持片15を把持位置と非把持位置との間で回動させることができる。
(4)ロボットハンド11において、コイルばね21は、幅方向Xにおける一対の把持片15同士の間に配置されている。このため、コイルばね21を幅方向Xにおける一対の把持片15の外側に配置する場合に比べてロボットハンド11を小型化できる。
(5)ロボットハンド11において、誘電層25は、架橋されたポリロタキサンによって構成されている。このため、架橋点が自由に動くエラストマーによって誘電層25が構成されるため、弾性変形を繰り返すアクチュエータ13の耐久性を高めることができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は次のように変更してもよい。
・コイルばね21は、必ずしも幅方向Xにおける一対の把持片15同士の間に配置する必要はない。例えば、コイルばね21は、幅方向Xにおける一対の把持片15の外側にそれぞれ配置してもよい。
・一対の把持片15は、必ずしも軸19により把持位置と非把持位置との間で回動可能に支持される必要はない。例えば、一対の把持片15を一対の変位部材30にそれぞれ連結し、一対の把持片15が把持位置と非把持位置との間で幅方向Xに直線的に移動するようにしてもよい。このようにすれば、コイルばね21及び一対の軸19を省略することができる。この場合、変位機構16は変位部材30によって構成される。
・付勢部材は、コイルばね21に限らず、板ばねやゴムなどの弾性体によって構成してもよい。
・一対のアクチュエータ13のうちの一方と当該一方のアクチュエータ13に固定された変位部材30とを省略してもよい。この場合、省略された方のアクチュエータ13と対応する片方の把持片15は、把持位置で固定することが好ましい。
・コイルばね21によって一対の把持片15を把持位置に付勢し、一対のアクチュエータ13によってコイルばね21の付勢力に抗して一対の把持片15を非把持位置に変位させるようにしてもよい。
・アクチュエータ13における誘電層25の積層数は適宜変更してもよい。このようにすれば、一対の把持片15のストローク(変位量)を調整することができる。
・アクチュエータ13における幅方向Xの面の面積は適宜変更してもよい。このようにすれば、一対の把持片15による物品14に対する把持力(挟持力)の大きさを調整することができる。
11…ロボットハンド、12…本体部、13…アクチュエータ、14…物品、15…把持部を構成する把持片、16…変位機構、19…軸、21…付勢部材の一例としてのコイルばね、23…電極層を構成する第1対向電極層、24…電極層を構成する第2対向電極層、25…誘電層、30…変位部材。

Claims (5)

  1. 本体部と、
    前記本体部に設けられ、誘電エラストマー製の誘電層と、前記誘電層を挟むように配置された導電エラストマー製の電極層とを有するアクチュエータと、
    物品を把持可能な把持部と、
    前記誘電層が前記電極層によって挟まれる方向における前記アクチュエータの伸縮動作に伴って、前記把持部を、前記把持部が前記物品を把持する把持位置と前記把持部が前記物品を把持しない非把持位置との間で変位させる変位機構と、を備え
    前記変位機構は、前記アクチュエータにおける前記誘電層が前記電極層によって挟まれる方向の一端側に固定された状態で前記把持部と係合する変位部材を備え、
    前記変位部材は、電圧の印加に基づく前記アクチュエータの収縮動作に伴って前記把持部を前記把持位置へ変位させることを特徴とするロボットハンド。
  2. 前記変位機構は、前記把持部を前記非把持位置へ付勢する付勢部材と
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のロボットハンド。
  3. 前記把持部は、前記物品を把持する一対の把持片を備え、
    一対の前記把持片は、それぞれ軸により前記把持位置と前記非把持位置との間で回動可能に支持されていることを特徴とする請求項2に記載のロボットハンド。
  4. 前記付勢部材は、一対の前記把持片同士の間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のロボットハンド。
  5. 前記誘電層は、架橋されたポリロタキサンによって構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のロボットハンド。
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