JP6930229B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関するものである。
窒化物半導体であるGaN、AlN、InN等または、これらの混晶である材料は、広いバンドギャップを有しており、高出力電子デバイスまたは短波長発光デバイス等として用いられている。このうち、高出力デバイスとしては、電界効果型トランジスタ(FET:Field-Effect Transistor)、特に、高電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Transistor)に関する技術が開発されている(例えば、特許文献1)。このような窒化物半導体を用いたHEMTは、高出力・高効率増幅器、大電力スイッチングデバイス等に用いられる。
窒化物半導体を用いた電界効果型トランジスタとしては、電子走行層にGaNを用い電子供給層にAlGaNを用いたHEMTがある。このHEMTでは、AlGaNとGaNの格子定数差に起因した歪みがAlGaNに生じ、これにより発生したピエゾ分極により、電子走行層において高濃度の2DEG(Two-Dimensional Electron Gas)が生成される。また、高出力化に対応するため電子走行層にGaNを用い電子供給層にInAlNを用いたHEMTもある。InAlNは自発分極が大きいため、電子供給層に用いることにより、高濃度の2DEGを誘起することができ、電子供給層にAlGaNを用いたHEMTよりもドレイン電流を多く流すことができる。このため、HEMTの高出力化や高効率化の要求に対応することができる。
ところで、近年、電子走行層にGaNを用いたHEMTの高出力化に伴い、発熱量の増加によるデバイス性能への影響が問題となっている。この問題を解決するため、ダイヤモンド等の熱伝導率の高い基板を支持基板として用いることが検討されている。具体的には、Si基板の裏面にダイヤモンド基板をヒートスプレッダーとして貼り合わせ、Si基板の表面にGaN等の窒化物半導体層を成膜する方法が開示されている(例えば、特許文献2)。しかしながら、開示されている構造のものは、ダイヤモンドとGaN等の窒化物半導体層との間に、熱伝導率の低いSi基板が存在しているため、放熱が良好ではない。このため、Si基板の上にGaN等の窒化物半導体層を成膜した後、Si基板を除去し、GaN等の窒化物半導体層の裏面に直接、ダイヤモンド基板をCVD(chemical vapor deposition)により形成する方法が開示されている(例えば、非特許文献1)。このような構造にすることにより、放熱性を大きく向上させることができる。
特開2002−359256号公報 特表2008−522447号公報
G.H.Jessen et al.,"AlGaN/GaN HEMT on diamond technology demonstration,"Tech.Dig.−IEEE Compd.Semicond.Integr.Circuit Symp.CSIC,pp.271-274,2006.
しかしながら、GaN等の窒化物半導体材料とダイヤモンドとは、熱膨張率が大きく異なっている。このため、非特許文献1に記載されている半導体装置の場合、半導体装置の製造工程や半導体装置が動作している際に、熱により膜剥がれやクラック等が生じる場合があり、半導体装置の歩留まりの低下や信頼性の低下が招かれる。
よって、GaN等の窒化物半導体を用いた半導体装置において、放熱性が高く、歩留まりや信頼性の高いものが求められている。
本実施の形態の一観点によれば、半導体装置の製造方法は、基板の上に窒化物半導体により窒化物半導体層を形成する工程と、前記窒化物半導体層より前記基板を除去する工程と、ダイヤモンド基板の上にアモルファスカーボンを含む材料により緩衝層を形成する工程と、前記緩衝層と、前記基板の除去された前記窒化物半導体層とを接合する工程と、を有する。
開示の半導体装置によれば、放熱性が高く、歩留まりや信頼性の高いGaN等の窒化物半導体を用いた半導体装置を得ることができる。
ダイヤモンド基板を用いた窒化物半導体装置の説明図 第1の実施の形態における半導体装置の構造図 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(1) 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(2) 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(3) 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(4) 第1の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(5) 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(1) 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(2) 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(3) 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(4) 第2の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(5) 第3の実施の形態における半導体装置の構造図 第3の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(1) 第3の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(2) 第3の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(3) 第3の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(4) 第3の実施の形態における半導体装置の製造方法の工程図(5) 第4の実施の形態におけるディスクリートパッケージされた半導体デバイスの説明図 第4の実施の形態における電源装置の回路図 第4の実施の形態における高周波増幅器の構造図
実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
〔第1の実施の形態〕
最初に、ダイヤモンド基板の上にGaN等の窒化物半導体層が形成されている半導体装置について、より詳細に説明する。図1(a)は、ダイヤモンド基板910の上に、直接、GaN層931、AlGaN層932が積層されており、AlGaN層932の上には、ゲート電極941、ソース電極942及びドレイン電極943が形成されているHEMTを示す。このようなHEMTでは、HEMTの製造工程において熱が加えられたり、HEMTの動作中に発熱したりすると、熱によりダイヤモンド基板910及びGaN層931等が熱膨張する。
ところで、窒化物半導体であるGaNの熱膨張率は、5.59×10−6/Kであり、ダイヤモンドの熱膨張率は、1.1×10−6/Kであり、GaNとダイヤモンドとの熱膨張率の差は大きい。このため、HEMTに熱が加わったり、HEMTが発熱したりすると、図1(b)に示すように、いわゆる膜剥がれが生じたり、図1(c)に示すように、クラック951が発生したりする場合があり、歩留まりの低下や信頼性の低下が招かれる。
(半導体装置)
次に、第1の実施の形態における半導体装置について、図2に基づき説明する。
本実施の形態における半導体装置は、ダイヤモンド基板10の上に、アモルファスカーボンにより緩衝層20が形成されており、緩衝層20の上に、バッファ層30、電子走行層31、スペーサ層32、電子供給層33、キャップ層34が積層して形成されている。バッファ層30、電子走行層31、スペーサ層32、電子供給層33、キャップ層34は、窒化物半導体をエピタキシャル成長させることにより形成されている。これにより、電子走行層31において、電子走行層31とスペーサ層32との界面近傍には、2DEG31aが生成される。キャップ層34の上にはゲート電極41が形成されており、電子供給層33の上にはソース電極42及びドレイン電極43が形成されている。また、ゲート電極41が形成されている領域を除き、キャップ層34の上には、SiN等により保護膜50が形成されている。本願においては、電子走行層31を第1の半導体層と記載し、電子供給層33を第2の半導体層と記載する場合がある。
ダイヤモンド基板10は、多結晶ダイヤモンド、単結晶ダイヤモンド、単結晶ダイヤモンドと多結晶ダイヤモンドとを貼り合わせた基板等により形成されており、熱伝導率が1000W・m−1・K−1以上のものが好ましい。
緩衝層20は、厚さが約10nmのアモルファスカーボンにより形成されている。一般的には、アモルファスカーボンは、DLC(Diamond Like Carbon)とも呼ばれている。
バッファ層30は、厚さが約2μmのGaN等により形成されている。電子走行層31は、膜厚が約200nmのi−GaNにより形成されている。スペーサ層32は、膜厚が約5nmのi−AlGaNにより形成されており、電子供給層33は、膜厚が約30nmのn−AlGaNにより形成されており、n型となる不純物元素としてSiが5×1018cm−3の濃度でドープされている。キャップ層34は、膜厚が約10nmのn−GaNにより形成されており、n型となる不純物元素としてSiが5×1018cm−3の濃度でドープされている。
本実施の形態における半導体装置においては、ダイヤモンド基板10と窒化物半導体であるGaNにより形成されたバッファ層30との間には、アモルファスカーボンにより緩衝層20が形成されている。アモルファスカーボンは、結晶構造がアモルファスであることから、炭素原子が比較的自由に動きやすいため、ダイヤモンド基板10やバッファ層30が熱膨張した場合であっても、ダイヤモンド基板10とバッファ層30との間に生じる応力を緩和することができる。これにより、ダイヤモンド基板10と窒化物半導体との間における膜剥がれやクラックが生じることを抑制することができ、歩留まりの低下を抑制し、信頼性を向上させることができる。
尚、緩衝層20は、ダイヤモンド基板10とバッファ層30との間に生じる応力を緩和するためアモルファスであればよい。しかしながら、緩衝層20は、放熱性を向上させるためにダイヤモンド基板10を用いていることから、できるだけ熱伝導率の高い材料であることが好ましい。また、緩衝層20が導電性を有している材料により形成されている場合、半導体装置における容量が増加するため高周波特性が悪くなる。このため、緩衝層20は、アモルファスであって、絶縁性が高く、熱伝導率が高い材料が好ましい。このような要件を満たす材料として最も好ましい材料の1つがアモルファスカーボンである。このような、アモルファスカーボンは炭素により形成されているため、同じ炭素により形成されているダイヤモンド基板10との密着性も高いことから、この観点からも好ましい材料である。
(アモルファスカーボン)
アモルファスカーボン膜は、高密度な絶縁膜であり、高い絶縁性を有しており、表面平滑性も高い膜である。アモルファスカーボンにおいて、高密度な膜を得るためには、膜中の水素含有量が極力少ない、ダイヤモンドライクであることが好ましい。従って、本実施の形態においては、緩衝層20を形成しているアモルファスカーボン膜は、炭素を90atm%以上含んでいる膜である。
また、緩衝層20を形成しているアモルファスカーボン膜は、膜密度が高く、炭素間結合においてsp2結合の数よりもsp3結合の数が多い状態であることが好ましい。このように、炭素間結合においてsp2結合の数よりもsp3結合の数が多い状態のアモルファスカーボン膜は、高密度なダイヤモンドに近い状態の膜となるため熱伝導率が良好である。
より詳細に説明すると、カーボンにおける炭素間結合には、sp2結合とsp3結合があり、グラファイト(黒鉛)はsp2結合により形成されており、ダイヤモンドはsp3結合により形成されている。従って、アモルファスカーボン膜が、よりダイヤモンドライクであるためには、sp2結合の数よりもsp3結合の数が多い方が好ましく、即ち、炭素間結合が、sp2≦sp3であることが好ましい。
(半導体装置の製造方法)
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について、図3〜図7に基づき説明する。
最初に、図3(a)に示すように、GaN基板60の上に、窒化物半導体層をエピタキシャル成長させることにより、バッファ層30、電子走行層31、スペーサ層32、電子供給層33、キャップ層34を形成する。これにより、電子走行層31において、電子走行層31とスペーサ層32との界面近傍には、2DEG31aが生成される。窒化物半導体層は、GaN基板60の上に、MOVPE(Metal Organic Vapor Phase Epitaxy)によるエピタキシャル成長により形成する。
GaN基板60を形成しているGaNは、転位密度が低いほど良好な熱伝導率特性を示すことから、GaN基板60における転位密度は1×10cm−2以下、更には、1×10cm−2以下であることが好ましい。
バッファ層30は、厚さが約2μmのGaNにより形成されている。電子走行層31は、膜厚が約200nmのi−GaNにより形成されており、スペーサ層32は、膜厚が約5nmのi−Al0.2Ga0.8Nにより形成されている。電子供給層33は、膜厚が約30nmのn−Al0.2Ga0.8Nにより形成されており、キャップ層34は、膜厚が約10nmのn−GaNにより形成されている。
これら窒化物半導体層をMOVPEにより成膜する際には、Alの原料ガスにはTMA(トリメチルアルミニウム)が用いられ、Gaの原料ガスにはTMG(トリメチルガリウム)が用いられる。また、Nの原料ガスにはNH(アンモニア)が用いられる。また、n型の不純物元素となるSiの原料には、SiH(シラン)が用いられる。これら窒化物半導体層を形成する際には、これらの原料ガスは、水素(H)をキャリアガスとしてMOVPE装置の反応炉に供給され、成長温度は、600℃〜1200℃である。また、窒化物半導体層をMOVPEによるエピタキシャル成長により形成する際の成長圧力は、5kPa〜100kPaである。
次に、図3(b)に示すように、GaN基板60を裏面、即ち、窒化物半導体層が形成されている表面とは反対側の面より、研削及びCMP(chemical mechanical polishing:化学機械研磨)により除去する。この際、バッファ層30の裏面30rは、CMPにより表面粗さが1nm以下になるまで平坦化しておく。
次に、図4(a)に示すように、ダイヤモンド基板10を準備し、ダイヤモンド基板10の表面をCMPにより表面粗さが1nm以下になるまで平坦化する。
次に、図4(b)に示すように、ダイヤモンド基板10の上に、FCA(Filtered Cathode Arc)法によりアモルファスカーボン膜を成膜することにより、緩衝層20を形成する。具体的には、グラファイトターゲットを原料として、アーク電流70A、アーク電圧26Vの条件で、膜厚が約10nmのアモルファスカーボン膜を成膜することにより、ダイヤモンド基板10の上に、緩衝層20を形成する。
次に、図5(a)に示すように、GaNにより形成されているバッファ層30の裏面30rと、アモルファスカーボン膜により形成されている緩衝層20の表面20fとを直接接合する。直接接合は、例えば、表面活性化接合(SAB:Surface Activating Bonding)等である。具体的には、高真空中において、バッファ層30の裏面30r及び緩衝層20の表面20fに希ガスビーム(例えばAr)を照射し、汚染層や酸化層を除去することによりダングリングボンドを生成させて活性し、活性化面同士を密着させることにより接合する。このような方法では、アモルファスカーボン及びGaNのダングリングボンド同志が接合されて結合が生じるため、極めて低い界面熱抵抗を実現することが可能となる。表面活性化接合における条件は、真空度が1×10−5Pa〜1×10−7Pa、例えば、6×10−6Pa、希ガスビームの照射エネルギーが約1keV、照射時間が30秒〜600秒、例えば、120秒である。尚、バッファ層30の裏面30rと、緩衝層20の表面20fとの接合は、他の接合方法、例えば、金属や酸化シリコン等とを介した接合方法も考えられる。しかしながら、金属を介した接合の場合には容量が増加することが懸念され、酸化シリコン等を介した場合には、酸化シリコンは熱伝導率が低く、放熱性が悪くなる。従って、バッファ層30の裏面30rと、緩衝層20の表面20fとの接合は、直接接合が好ましい。
この後、図示はしないが、素子を分離するための素子分離領域を形成する。具体的には、キャップ層34の上にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、素子分離領域が形成される領域に開口を有するレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンの形成されていない領域の窒化物半導体層にアルゴン(Ar)イオンを注入することにより素子分離領域を形成する。素子分離領域は、レジストパターンの形成されていない領域の窒化物半導体層の一部をRIE(Reactive Ion Etching)等によるドライエッチングにより除去することにより形成してもよい。素子分離領域を形成した後、レジストパターンは、有機溶剤等により除去する。
次に、図5(b)に示すように、ソース電極42及びドレイン電極43が形成される領域のキャップ層34を除去する。具体的には、キャップ層34の上に、フォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、ソース電極42及びドレイン電極43が形成される領域に開口を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、ソース電極42及びドレイン電極43が形成される領域のキャップ層34を除去する。
次に、図6(a)に示すように、キャップ層34が除去された電子供給層33の上に、ソース電極42及びドレイン電極43を形成する。具体的には、電子供給層33の上にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、ソース電極42及びドレイン電極43が形成される領域に開口を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、Ta/Alにより形成される金属積層膜を真空蒸着により成膜した後、有機溶剤に浸漬させることにより、レジストパターンの上に形成されている金属積層膜をレジストパターンとともにリフトオフにより除去する。これにより、残存している金属積層膜によりソース電極42及びドレイン電極43が形成される。尚、Ta/Alにより形成される金属積層膜は、電子供給層33の上に、膜厚が約20nmのTa膜、膜厚が約200nmのAl膜の順に形成する。この後、窒素雰囲気中において、400℃〜1000℃の間、例えば、550℃の温度で熱処理することにより、ソース電極42及びドレイン電極43をオーミックコンタクトさせる。
次に、図6(b)に示すように、キャップ層34等の上に、保護膜50を形成する。保護膜50は、ALD(chemical vapor deposition)、スパッタリング等により、膜厚が2nm〜500nmの間、例えば、100nmのSiNを成膜することにより形成する。尚、本実施の形態においては、保護膜50は、SiN以外にも、Si、Al、Hf、Zr、Ti、Ta、Wの酸化物、窒化物、酸窒化物により形成してもよい。
次に、図7(a)に示すように、保護膜50において、ゲート電極41が形成される領域に開口部50aを形成する。具体的には、保護膜50の上に、フォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、ゲート電極41が形成される領域に開口を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、レジストパターンの開口において露出しているSiN膜をフッ素系ガスをエッチングガスとして用いたRIE等のドライエッチングにより除去し、キャップ層34を露出させる。これにより、保護膜50において、ゲート電極41が形成される領域に開口部50aを形成する。この後、不図示のレジストパターンは有機溶剤等により除去する。尚、保護膜50に開口部50aを形成する際には、エッチングガスとして塩素系ガスを用いてもよく、また、フッ酸やバッファードフッ酸等を用いたウェットエッチングにより形成してもよい。
次に、図7(b)に示すように、保護膜50の開口部50aにおいて露出しているキャップ層34の上にゲート電極41を形成する。具体的には、保護膜50、キャップ層34、ソース電極42及びドレイン電極43の上にフォトレジストを塗布し、露光装置による露光、現像を行うことにより、ゲート電極41が形成される領域に開口を有する不図示のレジストパターンを形成する。この後、Ni/Auにより形成される金属積層膜を真空蒸着により成膜した後、有機溶剤に浸漬させることにより、レジストパターンの上に形成されている金属積層膜をレジストパターンとともにリフトオフにより除去する。これにより、残存している金属積層膜によりゲート電極41が形成される。尚、Ni/Auにより形成される金属積層膜は、キャップ層34の上に、膜厚が約30nmのNi膜、膜厚が約400nmのAu膜の順に形成する。
以上の工程により、本実施の形態における半導体装置を作製することができる。
尚、本実施の形態における説明では、GaN基板60を用いた場合について説明したが、GaN基板60に代えて、SiC基板、サファイア基板、Si基板等を用いてもよい。また、キャップ層34はn−GaNに代えて、不純物元素がドープされていないi−GaN等であってもよく、InGaNやInAlN等の他の窒化物半導体材料により形成されているものであってもよく、更には、キャップ層34を形成しないものであってもよい。
尚、上記におけるゲート電極41、ソース電極42、ドレイン電極43は、一例であり、単層、多層を問わず他の構成を用いてもよく、異なる材料により形成してもよい。また、ゲート電極41、ソース電極42、ドレイン電極43の形成方法については、他の方法により形成してもよい。ソース電極42及びドレイン電極43において、成膜直後にオーミックコンタクトが得られる場合には、熱処理は行わなくともよい。また、ゲート電極41を成膜した後、熱処理を行ってもよい。また、本実施の形態における半導体装置は、上記におけるショットキー型ゲート構造以外にもMIS(Metal Insulator Semiconductor)型ゲート構造のものであってもよく。また、ゲート電極41の直下のキャップ層34や電子供給層33の一部を除去することによりゲートリセスを形成したものであってもよい。
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態における半導体装置を第1の実施の形態とは異なる方法により製造する製造方法である。本実施の形態における半導体装置の製造方法について、図8〜図12に基づき説明する。
最初に、図8(a)に示すように、GaN基板60の上に、窒化物半導体層をエピタキシャル成長させることにより、バッファ層30、電子走行層31、スペーサ層32、電子供給層33、キャップ層34を形成する。これにより、電子走行層31において、電子走行層31とスペーサ層32との界面近傍には、2DEG31aが生成される。窒化物半導体層は、GaN基板60の上に、MOVPEによるエピタキシャル成長により形成する。
次に、図8(b)に示すように、GaN基板60を裏面、即ち、窒化物半導体層が形成されている表面とは反対側の面より、研削及びCMPにより除去する。この際、バッファ層30の裏面30rは、CMPにより表面粗さが1nm以下になるまで平坦化しておく。
次に、図9(a)に示すように、ダイヤモンド基板10を準備し、ダイヤモンド基板10の表面10fをCMPにより表面粗さが1nm以下になるまで平坦化する。
次に、図9(b)に示すように、ダイヤモンド基板10の表面10fより、Arイオンをイオン注入することによりアモルファスカーボン膜を形成し、緩衝層20を形成する。具体的には、ダイヤモンド基板10の表面10fに、注入エネルギーが約30keV、ドーズ量が約2×1015cm−2の条件で、Arをイオン注入することにより、ダイヤモンド基板10の表面10fの近傍がアモルファス化する。これによりアモルファスカーボン膜が形成される。このように形成されるアモルファスカーボン膜の膜厚は約10nmであり、ダイヤモンド基板10の上に形成されているアモルファスカーボン膜により緩衝層20が形成される。このように形成された緩衝層20は、ダイヤモンド基板10の表面部分をアモルファス化することにより形成されたものであるため、ダイヤモンド基板10と緩衝層20との密着性は極めて高い。
次に、図10(a)に示すように、GaNにより形成されているバッファ層30の裏面30rと、アモルファスカーボン膜により形成されている緩衝層20の表面20fとを直接接合、例えば、表面活性化接合により接合する。具体的には、高真空中において、バッファ層30の裏面30r及び緩衝層20の表面20fに希ガスビーム(例えばAr)を照射し、汚染層や酸化層を除去することによりダングリングボンドを生成させて活性し、活性化面同士を密着させることにより接合する。このような方法では、アモルファスカーボン及びGaNのダングリングボンド同志が接合されて結合が生じるため、極めて低い界面抵抗を実現することが可能となる。この後、図示はしないが、素子を分離するための素子分離領域を形成する。
次に、図10(b)に示すように、ソース電極42及びドレイン電極43が形成される領域のキャップ層34を除去する。
次に、図11(a)に示すように、キャップ層34が除去された電子供給層33の上に、ソース電極42及びドレイン電極43を形成する。
次に、図11(b)に示すように、キャップ層34等の上に、保護膜50を形成する。
次に、図12(a)に示すように、保護膜50において、ゲート電極41が形成される領域に開口部50aを形成する。
次に、図12(b)に示すように、保護膜50の開口部50aにおいて露出しているキャップ層34の上にゲート電極41を形成する。
以上の工程により、本実施の形態における半導体装置を作製することができる。上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第3の実施の形態〕
(半導体装置)
次に、第3の実施の形態における半導体装置について、図13に基づき説明する。
本実施の形態における半導体装置は、ダイヤモンド基板10の上に、アモルファスカーボンにより緩衝層20が形成されており、緩衝層20の上に、バッファ層30、電子走行層31、スペーサ層32、電子供給層133、キャップ層134が積層して形成されている。バッファ層30、電子走行層31、スペーサ層32、電子供給層133、キャップ層134は、窒化物半導体をエピタキシャル成長させることにより形成されている。これにより、電子走行層31において、電子走行層31とスペーサ層32との界面近傍には、2DEG31aが生成される。キャップ層134の上にはゲート電極41が形成されており、電子供給層133の上にはソース電極42及びドレイン電極43が形成されている。また、ゲート電極41が形成されている領域を除き、キャップ層134の上には、SiN等により保護膜50が形成されている。本願においては、電子供給層133を第2の半導体層と記載する場合がある。
電子走行層31は、膜厚が約200nmのi−GaNにより形成されている。スペーサ層32は、膜厚が約1nmのi−AlGaNにより形成されており、電子供給層133は、膜厚が約10nmのInAlGaNにより形成されておりキャップ層134は、膜厚が約2nmのi−GaNにより形成されている。
本実施の形態においては、電子供給層133がInAlGaNにより形成されているため、2DEG31aが多く生成されるため、より高出力化させることができる。
(半導体装置の製造方法)
次に、本実施の形態における半導体装置の製造方法について、図14〜図18に基づき説明する。
最初に、図14(a)に示すように、GaN基板60の上に、窒化物半導体層をエピタキシャル成長させることにより、バッファ層30、電子走行層31、スペーサ層32、電子供給層133、キャップ層134を形成する。これにより、電子走行層31において、電子走行層31とスペーサ層32との界面近傍には、2DEG31aが生成される。窒化物半導体層は、GaN基板60の上に、MOVPEによるエピタキシャル成長により形成する。
バッファ層30は、厚さが約2μmのGaNにより形成されている。電子走行層31は、膜厚が約200nmのi−GaNにより形成されており、スペーサ層32は、膜厚が約1nmのi−Al0.5Ga0.5Nにより形成されている。電子供給層133は、膜厚が約10nmのInAlGaNにより形成されており、キャップ層134は、膜厚が約2nmのi−GaNにより形成されている。
これら窒化物半導体層をMOVPEにより成膜する際には、Alの原料ガスにはTMA(トリメチルアルミニウム)が用いられ、Gaの原料ガスにはTMG(トリメチルガリウム)が用いられ、Inの原料ガスにはTMI(トリメチルインジウム)が用いられる。また、Nの原料ガスにはNH(アンモニア)が用いられる。
次に、図14(b)に示すように、GaN基板60を裏面、即ち、窒化物半導体層が形成されている表面とは反対側の面より、研削及びCMPにより除去する。この際、バッファ層30の裏面30rは、CMPにより表面粗さが1nm以下になるまで平坦化しておく。
次に、図15(a)に示すように、ダイヤモンド基板10を準備し、ダイヤモンド基板10の表面をCMPにより表面粗さが1nm以下になるまで平坦化する。
次に、図15(b)に示すように、ダイヤモンド基板10の上に、FCA法によりアモルファスカーボン膜を成膜することにより、緩衝層20を形成する。
次に、図16(a)に示すように、GaNにより形成されているバッファ層30の裏面30rと、アモルファスカーボン膜により形成されている緩衝層20の表面20fとを直接接合、例えば、表面活性化接合により接合する。この後、図示はしないが、素子を分離するための素子分離領域を形成する。
次に、図16(b)に示すように、ソース電極42及びドレイン電極43が形成される領域のキャップ層134を除去する。
次に、図17(a)に示すように、キャップ層134が除去された電子供給層133の上に、ソース電極42及びドレイン電極43を形成する。
次に、図17(b)に示すように、キャップ層134等の上に、保護膜50を形成する。
次に、図18(a)に示すように、保護膜50において、ゲート電極41が形成される領域に開口部50aを形成する。
次に、図18(b)に示すように、保護膜50の開口部50aにおいて露出しているキャップ層134の上にゲート電極41を形成する。
以上の工程により、本実施の形態における半導体装置を作製することができる。上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
〔第4の実施の形態〕
次に、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、半導体デバイス、電源装置及び高周波増幅器である。
本実施の形態における半導体デバイスは、第1から第3の実施の形態における半導体装置をディスクリートパッケージしたものであり、このようにディスクリートパッケージされた半導体デバイスについて、図19に基づき説明する。尚、図19は、ディスクリートパッケージされた半導体装置の内部を模式的に示すものであり、電極の配置等については、第1から第3の実施の形態に示されているものとは、異なっている。また、本実施の形態においては、第1から第3の実施の形態における半導体装置においてHEMTまたはUMOS構造のトランジスタを1つ形成した場合について説明する場合がある。
最初に、第1から第3の実施の形態において製造された半導体装置をダイシング等により切断することにより、GaN系の半導体材料のHEMT等の半導体チップ410を形成する。この半導体チップ410をリードフレーム420上に、ハンダ等のダイアタッチ剤430により固定する。尚、この半導体チップ410は、第1から第3の実施の形態におけるいずれかの半導体装置に相当するものである。
次に、ゲート電極411をゲートリード421にボンディングワイヤ431により接続し、ソース電極412をソースリード422にボンディングワイヤ432により接続し、ドレイン電極413をドレインリード423にボンディングワイヤ433により接続する。尚、ボンディングワイヤ431、432、433はAl等の金属材料により形成されている。また、本実施の形態においては、ゲート電極411はゲート電極パッドであり、第1から第3の実施の形態における半導体装置のゲート電極41と接続されている。また、ソース電極412はソース電極パッドであり、第1から第3の実施の形態における半導体装置のソース電極42と接続されている。また、ドレイン電極413はドレイン電極パッドであり、第1から第3の実施の形態における半導体装置のドレイン電極43と接続されている。
次に、トランスファーモールド法によりモールド樹脂440による樹脂封止を行なう。このようにして、GaN系の半導体材料を用いたHEMT等のディスクリートパッケージされている半導体デバイスを作製することができる。
次に、本実施の形態における電源装置及び高周波増幅器について説明する。本実施の形態における電源装置及び高周波増幅器は、第1から第3の実施の形態におけるいずれかの半導体装置を用いた電源装置及び高周波増幅器である。
最初に、図20に基づき、本実施の形態における電源装置について説明する。本実施の形態における電源装置460は、高圧の一次側回路461、低圧の二次側回路462及び一次側回路461と二次側回路462との間に配設されるトランス463を備えている。一次側回路461は、交流電源464、いわゆるブリッジ整流回路465、複数のスイッチング素子(図20に示す例では4つ)466及び一つのスイッチング素子467等を備えている。二次側回路462は、複数のスイッチング素子(図20に示す例では3つ)468を備えている。図20に示す例では、第1から第3の実施の形態における半導体装置を一次側回路461のスイッチング素子466及び467として用いている。尚、一次側回路461のスイッチング素子466及び467は、ノーマリーオフの半導体装置であることが好ましい。また、二次側回路462において用いられているスイッチング素子468はシリコンにより形成される通常のMISFET(metal insulator semiconductor field effect transistor)を用いている。
次に、図21に基づき、本実施の形態における高周波増幅器について説明する。本実施の形態における高周波増幅器470は、例えば、携帯電話の基地局用パワーアンプに適用してもよい。この高周波増幅器470は、ディジタル・プレディストーション回路471、ミキサー472、パワーアンプ473及び方向性結合器474を備えている。ディジタル・プレディストーション回路471は、入力信号の非線形歪みを補償する。ミキサー472は、非線形歪みが補償された入力信号と交流信号とをミキシングする。パワーアンプ473は、交流信号とミキシングされた入力信号を増幅する。図21に示す例では、パワーアンプ473は、第1から第3の実施の形態における半導体装置を有している。方向性結合器474は、入力信号や出力信号のモニタリング等を行なう。図21に示す回路では、例えば、スイッチの切り替えにより、ミキサー472により出力信号を交流信号とミキシングしてディジタル・プレディストーション回路471に送出することが可能である。
以上、実施の形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
上記の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
ダイヤモンド基板と、
前記ダイヤモンド基板の上にアモルファスカーボンを含む材料により形成された緩衝層と、
前記緩衝層の上に窒化物半導体により形成された窒化物半導体層と、
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記緩衝層は、炭素が90atm%以上含まれているアモルファスカーボン膜であることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記緩衝層における炭素間のsp2結合の数とsp3結合の数との関係は、
sp2≦sp3であることを特徴とする付記1または2に記載の半導体装置。
(付記4)
前記ダイヤモンド基板は、単結晶ダイヤモンド、または、多結晶ダイヤモンドを含むものにより形成されていることを特徴とする付記1から3のいずれかに記載の半導体装置。
(付記5)
前記窒化物半導体層は、
前記緩衝層の上に窒化物半導体により形成された第1の半導体層と、
前記第1の半導体層の上に、窒化物半導体により形成された第2の半導体層と、
を有することを特徴とする付記1から4のいずれかに記載の半導体装置。
(付記6)
前記第1の半導体層は、GaNを含む材料により形成されており、
前記第2の半導体層は、AlGaNを含む材料により形成されていることを特徴とする付記5に記載の半導体装置。
(付記7)
前記第1の半導体層は、GaNを含む材料により形成されており、
前記第2の半導体層は、InAlGaN、または、InAlNを含む材料により形成されていることを特徴とする付記5に記載の半導体装置。
(付記8)
前記窒化物半導体層の上には、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極が形成されていることを特徴とする付記1から7のいずれかに記載の半導体装置。
(付記9)
付記1から8のいずれかに記載の半導体装置を有することを特徴とする電源装置。
(付記10)
付記1から8のいずれかに記載の半導体装置を有することを特徴とする増幅器。
(付記11)
基板の上に窒化物半導体により窒化物半導体層を形成する工程と、
前記窒化物半導体層より前記基板を除去する工程と、
ダイヤモンド基板の上にアモルファスカーボンを含む材料により緩衝層を形成する工程と、
前記緩衝層と、前記基板の除去された前記窒化物半導体層とを接合する工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記12)
前記緩衝層は、前記ダイヤモンド基板の上に、アモルファスダイヤモンド膜を成膜することにより形成されていることを特徴とする付記11に記載の半導体装置の製造方法。
(付記13)
前記緩衝層は、前記ダイヤモンド基板の表面にイオンを注入しアモルファス化させることにより形成されていることを特徴とする付記11に記載の半導体装置の製造方法。
(付記14)
前記接合は直接接合であることを特徴とする付記11から13のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記15)
前記緩衝層は、炭素が90atm%以上含まれているアモルファスカーボン膜であることを特徴とする付記11から14のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記16)
前記緩衝層における炭素間のsp2結合の数とsp3結合の数との関係は、
sp2≦sp3であることを特徴とする付記11から15のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記17)
前記ダイヤモンド基板は、単結晶ダイヤモンド、または、多結晶ダイヤモンドを含むものにより形成されていることを特徴とする付記11から16のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記18)
前記窒化物半導体層を形成する工程は、
前記緩衝層の上に、窒化物半導体により第1の半導体層を形成する工程と、
前記第1の半導体層の上に、窒化物半導体により第2の半導体層を形成する工程と、
を有することを特徴とする付記11から17のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
(付記19)
前記第1の半導体層は、GaNを含む材料により形成されており、
前記第2の半導体層は、AlGaNを含む材料により形成されていることを特徴とする付記18に記載の半導体装置の製造方法。
(付記20)
前記第1の半導体層は、GaNを含む材料により形成されており、
前記第2の半導体層は、InAlGaN、または、InAlNを含む材料により形成されていることを特徴とする付記18に記載の半導体装置の製造方法。
(付記21)
前記窒化物半導体層の上に、ゲート電極を形成する工程と、
前記窒化物半導体層の上に、ソース電極及びドレイン電極を形成する工程と、
を有することを特徴とする付記11から20のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
10 基板
20 緩衝層
30 バッファ層
31 電子走行層(第1の半導体層)
31a 2DEG
32 スペーサ層
33 電子供給層(第2の半導体層)
34 キャップ層
41 ゲート電極
42 ソース電極
43 ドレイン電極
50 保護膜


Claims (4)

  1. 基板の上に窒化物半導体により窒化物半導体層を形成する工程と、
    前記窒化物半導体層より前記基板を除去する工程と、
    ダイヤモンド基板の上にアモルファスカーボンを含む材料により緩衝層を形成する工程と、
    前記緩衝層と、前記基板の除去された前記窒化物半導体層とを接合する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記緩衝層は、前記ダイヤモンド基板の上に、アモルファスダイヤモンド膜を成膜することにより形成されていることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記緩衝層は、前記ダイヤモンド基板の表面にイオンを注入しアモルファス化させることにより形成されていることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記接合は直接接合であることを特徴とする請求項からのいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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