JP6928229B2 - 容器受渡し装置 - Google Patents

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Description

本発明は容器受渡し装置に関し、詳しくは移送手段のグリッパにロボットのハンドを同期させて移動させ、上記ハンドとグリッパとによって上記容器を同時に保持しながら当該容器の受け渡しを行う容器受渡し装置に関する。
従来、飲料充填装置等の分野において、搬送装置と搬送装置との間で容器の受渡しが行われており、このような容器受渡し装置として、容器を把持するグリッパを備えた移送手段と、上記容器を保持するハンドを有するロボットと、これらを制御する制御手段とを備えたものが知られている(特許文献1)。
上記特許文献1の容器受渡し装置では、上記移送手段のグリッパに上記ロボットのハンドを同期させて移動させ、上記ハンドとグリッパとによって上記容器を同時に保持しながら当該容器の受け渡しを行うようになっている。
特許第4873287号公報
しかしながら、このような容器受渡し装置において異常が発生し、上記制御手段が上記ロボットおよび移送手段を緊急に停止させると、同期して移動していたハンドとグリッパとが同時に停止しない場合があり、上記ハンドとグリッパとが同時に容器を把持している領域においてハンドやグリッパが破損する恐れがあった。
このような問題に鑑み、本発明は異常停止時にハンドやグリッパの破損を防止することが可能な容器受渡し装置を提供するものである。
すなわち請求項1の発明にかかる容器受渡し装置は、容器を把持するグリッパを備えた移送手段と、上記容器を保持するハンドを有するロボットと、上記移送手段と上記ロボットとを制御する制御手段とを備え、
上記移送手段のグリッパに上記ロボットのハンドを同期させて移動させ、上記ハンドとグリッパとによって上記容器を同時に保持しながら当該容器の受け渡しを行う容器受渡し装置において、
上記移送手段に、上記グリッパを揺動させる揺動手段と、当該揺動手段を作動させて上記グリッパを上記ハンドから退避させる作動手段とを設け、
上記制御手段は、異常発生時に上記移送手段と上記ロボットとに対して同時に緊急停止を指令するようになっており、
上記制御手段は、異常発生時に上記移送手段と上記ロボットとに対して同時に緊急停止を指令する際、上記作動手段を作動させて、上記グリッパと上記ハンドとの間で容器の受け渡しを行う受け渡し領域内に位置するグリッパを上記ハンドから退避させることを特徴としている。
上記発明によれば、上記ロボットおよび移送手段を緊急に停止させる際に、上記制御手段が上記作動手段を作動させて、上記受渡し領域内に位置するグリッパの揺動手段により、当該受渡し領域内に位置するグリッパを上記ロボットのハンドから退避させることが可能となっている。
その結果、ロボットのハンドと移送手段のグリッパとが同時に停止しなくても、これらが同時に容器を保持することが無いため、これらハンドおよびグリッパの破損を防止することができる。
本実施例にかかる容器受渡し装置の平面図 グリッパの平面図 グリッパを揺動させる揺動手段および作動手段を示す側面図 作動手段を示す正面図 ロボットのハンドの動作を示す側面図 ハンドの正面図
以下図示実施例について説明すると、図1は容器1の受渡しを行いながら搬送する容器受渡し装置2を示し、横転状態の容器1を搬送する供給コンベヤ3と、起立状態の容器1を搬送する移送手段4と、供給コンベヤ3上の横転状態の容器1を保持し、これを起立状態としてから上記移送手段4に受け渡すロボット5とを備え、これらは制御手段6によって制御されるようになっている。
上記容器1としては例えばペットボトルを搬送するようになっており、筒状の本体部1aの上部に設けられた首部1bには、当該首部1bを囲繞するフランジ部1c(図3参照)が形成されている。
本実施例において、上記供給コンベヤ3は空の容器1を供給するようになっており、上記移送手段4の下流側には、飲料等を充填する充填装置や、キャッピングを行うキャッパ等を備えた充填システムが配置され、この充填システムは複数のスターホイール7を備えている。そして上記容器受渡し装置2は上記充填システムの一部を構成するものとなっている。
上記供給コンベヤ3は、上記制御手段6によって制御されるモータMによって駆動されるとともに、その搬送速度は上記モータMに接続されたエンコーダEを介して制御手段6によって認識されるようになっている。
また供給コンベヤ3には上記容器1の幅よりも若干広い間隔でサン3aが設けられており、上記容器1は上記首部1bが上記移送手段4側を向くように載置されるとともに、サン3aとサン3aとの間でランダムな位置および向きで搬送されるようになっている。
そして供給コンベヤ3の上方には、上記ロボット5による容器1の取り出し位置よりも上流側に、上記容器1を撮影するカメラ8が設けられており、当該カメラ8が撮影した容器1の画像を上記制御手段6が画像認識して、サン3aとサン3aとの間に位置する容器1の位置および傾きを認識するようになっている。
上記移送手段4は、水平面において循環走行される無端状のチェーンコンベヤ11と、当該チェーンコンベヤ11に等間隔に設けられて上記容器1を把持するグリッパ12とを備え、上記ロボット5によって起立状態とされた容器1を受け取って、これを下流側に隣接する上記スターホイール7に受け渡すようになっている。
上記チェーンコンベヤ11は、複数のスプロケット11aと、スプロケット11aの間に張設されたチェーン11bと、当該チェーン11bに等間隔に設けられて上記グリッパ12の設けられる保持部材13(図3参照)とによって構成されている。
上記スプロケット11aのうち、一つのスプロケット11aは上記制御手段6によって制御されるモータMによって駆動され、上記グリッパ12の移動速度は上記モータMに接続されたエンコーダEを介して上記制御手段6によって認識されるようになっている。
また上記スターホイール7は上記チェーンコンベヤ11と同期して作動するとともに、図示しないが上記グリッパ12と同じ間隔で把持手段を備えており、上記移送手段4とスターホイール7とが接近した位置でグリッパ12から上記把持手段へと容器1が受け渡されるようになっている。
図2は上記グリッパ12の平面図を示しており、ベース部材14の先端部に設けられて上記容器1の首部1bを支持する支持部15と、上記ベース部材14に設けられた一対の把持部材16とから構成されている。
上記ベース部材14は、上記グリッパ12によって容器1を受け取る際には略水平を向くようになっており、その先端に設けられた上記支持部15が上記容器1のフランジ部1cの下方に位置するようになっている。
上記支持部15はその先端部が上記容器1の首部1bに合わせて円弧状に形成されており、容器1をグリッパ12によって把持すると、首部1bが嵌合するようになっている。
上記把持部材16はそれぞれ基端部がベース部材14に固定された板バネ17の先端に設けられており、把持部材16は上記板バネ17の弾性変形によって開閉するようになっている。
また把持部材16の先端部には爪部16aが形成されており、容器1をグリッパ12によって把持した状態では、上記爪部16aと上記支持部15との間で容器1の首部1bを挟持するようになっている。
さらに、上記把持部材16と把持部材16との間には、把持部材16同士を常時閉鎖方向に付勢するバネ18が設けられており、上記グリッパ12で容器1を保持する際および当該グリッパ12から容器1を取り出す際には、上記容器1を把持部材16の間で強制的に移動させ、上記バネ18の付勢力に抗して把持部材16同士を強制的に開かせるようになっている。
そして本実施例の移送手段4は、上記グリッパ12を揺動させる揺動手段21と、当該揺動手段21を作動させる作動手段22とを備えている。図3は上記移送手段4における図1のII−II部の断面図を示すとともに、図3(a)は上記グリッパ12が上記ロボット5から容器1を受け取る受取り位置に位置した状態を、図3(b)は後述する異常発生時にグリッパ12が上記ロボット5から離れる方向へ退避した退避位置に位置した状態を示している。
上記揺動手段21は、先端に上記グリッパ12の固定されたロッド23と、当該ロッド23の基部に設けられたピニオン部24と、上記保持部材13に移動可能に設けられて上記ピニオン部24に噛合するラック部25と、上記ラック部25に連結されたカムフォロア26とから構成されている。
上記ロッド23は上記保持部材13に支持軸27を介して揺動可能に軸支されており、上記支持軸27は水平に設けられることで、上記ロッド23の先端に設けられたグリッパ12を上記支持軸27を中心として上下方向に揺動させるようになっている。
上記ピニオン部24は上記ロッド23の基端部に固定され、上記ロッド23と共に上記支持軸27を中心に回転するように設けられている。一方上記ラック部25は上記ピニオン部24と噛合するとともに、上記保持部材13に形成された係合溝13aに沿って上下に移動可能に設けられている。
このような構成により、上記ラック部25が上下に移動すると、当該ラック部25に噛合したピニオン部24と一体となってロッド23が揺動し、これにより上記ロッド23の先端に設けられたグリッパ12が上記受取り位置と退避位置との間で上下に移動するようになっている。
そして、上記ラック部25の下端部にはプレート28を介して上記カムフォロア26が設けられており、このカムフォロア26は上記チェーン11bの下方に無端状に形成されたカム29に沿って移動するようになっている。
上記カム29は上記チェーンコンベヤ11に沿って無端状に設けられるとともに、カムフォロア26の移動軌跡の上下に設けられており、カムフォロア26が下降位置に位置した状態を維持して、上記グリッパ12が受取り位置に位置するようになっている。
そしてカムフォロア26がこの下降位置から上昇位置に上昇すると、上記ピニオン部24とともにロッド23が回転し、グリッパ12が退避状態に位置するようになっている。
そして、上記揺動手段21を作動させる作動手段22は、上記無端状に設けられたカム29の一部分に設けられており、上下に移動可能に設けられた可動カム29aと、当該可動カム29aを昇降させる昇降手段30とから構成されている。
上記作動手段22を構成する可動カム29aの設けられる範囲は、図1に示す受渡し領域Pとなっており、具体的には、移送手段4におけるグリッパ12の移動する区間に、上記ロボット5のハンド5bの作業可能範囲が重複した範囲となっている。
上記可動カム29aは通常上記カム29と同じ高さの下降位置に位置しており、上記昇降手段30が上記可動カム29aを昇降させると、上記カムフォロア26が下降位置から上昇位置へと上昇し、上記グリッパ12が受渡し位置から退避位置へと移動するようになっている。
上記カム29における可動カム29aの上流側および下流側に隣接する部分において、上方に位置するカムレールの端部には、上記可動カム29aが上昇する際にカムフォロア26が通過できる程度の逃がしgが形成されている。
本実施例のロボット5としては従来公知の6軸のロボットを用いることができ、図5に示すように、アーム5aの先端には例えば特開平10−77095号公報に記載した構成を有するハンド5bが設けられている。
上記ハンド5bは、上記アーム5aにより図1において一点鎖線で示す作業可能範囲内で移動可能となっており、上記移送手段4のグリッパ12が移動する受渡し領域Pでは、当該グリッパ12の移動に同期して移動し、起立状態の容器1を受け渡すようになっている。
図6に示すように、本実施例のハンド5bは容器1を吸着保持する吸着ヘッド31を2組備え、各組の吸着ヘッド31は上記移送手段4に設けられたグリッパ12の間隔と同じ間隔で設けられている。
また各吸着ヘッド31は上記アーム5aの先端に固定された板状のフレーム32に対して個別に揺動可能に設けられており、当該フレーム32の先端部および基端部にはそれぞれフレーム32を貫通するように設けられた支持軸33が設けられ、このうち先端側の支持軸33の両端には、一端に上記吸着ヘッド31が固定されたブラケット34が揺動可能に設けられている。
またフレーム32の基端側に設けられた支持軸33の両端には、図示しないエア供給手段に接続されたエアシリンダ35が回転可能に設けられており、当該エアシリンダ35の先端は上記ブラケット34の他端に連結されている。
このような構成により、上記エアシリンダ35が伸縮すると、上記ブラケット34が上記支持軸33を中心に揺動することとなり、その結果上記ブラケット34の先端に設けられた吸着ヘッド31が揺動するようになっている。
上記ブラケット34の端部には、上記吸着ヘッド31に隣接した位置に断面コ字形のセンタリングガイド36が固定されており、上記吸着ヘッド31が容器1の本体部1aの下側の外周面を吸着保持すると、上記センタリングガイド36は上記本体部1aの上側を支持するようになっている。
図6に示すように、上記センタリングガイド36は上記容器1の本体部1aの直径と略同じ幅を有しており、またその先端は上記吸着ヘッド31よりも突出するように設けられている。
このため、上記容器1をハンド5bによって保持する際には、最初にセンタリングガイド36が容器1の本体部1aに接触し、その後容器1に沿ってセンタリングガイド36が下降すると、上記吸着ヘッド31が本体部1aの外周面を吸着保持し、容器1が安定した状態で保持されるようになっている。
なお、センタリングガイド36は図3(a)から図3(b)へ移動する際、グリッパ12の把持部材16が通過可能な大きさ、形状としており、センタリングガイド36とグリッパ12とがお互いに干渉しないようにしている。
上記2つのエアシリンダ35は、上記制御手段6によって個別に制御されるようになっており、これにより上記ブラケット34に設けられた上記吸着ヘッド31をそれぞれ個別に下記第1位置および第2位置に位置させるようになっている。
上記第1位置は、上記フレーム32がアーム5aによって下方を向いた状態において、上記吸着ヘッド31およびセンタリングガイド36が下方を向いた状態であり、上記第2位置は、同じく上記フレーム32がアーム5aによって下方を向いた状態において、上記吸着ヘッド31およびセンタリングガイド36が約45°移送手段4側に傾いた状態となっている。
供給コンベヤ3上の容器1を保持する際には、2つの吸着ヘッド31のうち一方が第1位置に位置し、他方の吸着ヘッド31を上記第2位置に位置させて、供給コンベヤ3から退避させるようになっている。
そして容器1を上記移送手段4のグリッパ12に受け渡す際には、2つの吸着ヘッド31をともに上記第2位置に位置させ、その状態で上記ロボット5が上記アーム5aによって上記フレーム32を斜め45°に傾斜させ、これにより吸着ヘッド31に吸着保持された容器1を起立状態とするようになっている。
以下、上記構成を有する容器受渡し装置2の動作について説明すると、まず容器受渡し装置2における正常運転時において、上記供給コンベヤ3は横転状態の容器1を搬送し、このとき各容器1は首部1bが移送手段4側を向いているものの、サン3aとサン3aとの間でランダムな向きで搬送されるようになっている。
上記容器1が供給コンベヤ3の上方に設けられたカメラ8の下方を通過すると、カメラ8が撮影した画像を制御手段6によって認識し、サン3aとサン3aとの間における容器1の有無や、容器1の位置および向きが認識される。
その後、制御手段6は、エンコーダEから得た供給コンベヤ3の搬送速度に基づいて、認識した容器1が供給コンベヤ3のどの位置を搬送されているかを認識し続けるようになっている。
横転状態の容器1が上記供給コンベヤ3によってロボット5の作業可能範囲まで搬送されると、ロボット5は上記アーム5aによってハンド5bを移動させ、上記供給コンベヤ3上の容器1を保持する。
このとき、図5に示すように、ロボット5は上記アーム5aによって上記フレーム32を下方に向けており、また一方の吸着ヘッド31を第1位置に、他方の吸着ヘッド31を第2位置に位置させている。
続いて、ロボット5は上記制御手段6が認識した各容器1の位置および向きに基づいて、上記第1位置に位置した吸着ヘッド31およびセンタリングガイド36の向きを調整し、その後当該吸着ヘッド31を上記供給コンベヤ3の搬送速度に同期させながら下降させる。
すると、最初に上記センタリングガイド36が容器1に接触し、その後当該センタリングガイド36によって姿勢が維持されたまま、上記吸着ヘッド31が容器1の本体部1aを吸着保持する。
このようにして一方の吸着ヘッド31で容器1を吸着保持すると、ロボット5はハンド5bを一旦上昇させ、上記一方の吸着ヘッド31を第1位置から第2位置に揺動させ、吸着した容器1を供給コンベヤ3より持ち上げる。
逆に、他方の吸着ヘッド31を第2位置から第1位置に揺動させて、その後は、上記一方の吸着ヘッド31の時と同様、上記他方の吸着ヘッド31を用いて供給コンベヤ3の容器1を吸着保持する。
このようにして2つの吸着ヘッド31でそれぞれ容器1を吸着保持すると、ロボット5はアーム5aを移動させて、上記フレーム32を略45°に傾斜させ、さらに第1位置に位置していた上記他方の吸着ヘッド31を第1位置から第2位置に揺動させる。これにより、ハンド5bによって保持した2本の容器が起立状態となる。
一方、上記制御手段6は上記移送手段4によるグリッパ12の位置および搬送速度をエンコーダEを介して認識しており、これによりロボット5は上記ハンド5bを上記移送手段4によって移動するグリッパ12に同期させながら接近させる。
このとき、作動手段22は可動カム29aを下降位置に位置させており、これにより受渡し領域Pを移動する各グリッパ12のカムフォロア26は下降位置を維持するため、グリッパ12は容器1の受け取りが可能な受取り位置に位置している。
そして上記受渡し領域Pにおいて、上記ロボット5が上記吸着ヘッド31に保持された容器1を上記グリッパ12に対して押し込み、ハンド5bと上記グリッパ12とで瞬間的に容器1を保持したら、吸着ヘッド31の負圧が解消されるとともに、ロボット5がハンド5bを上記グリッパ12より離脱させ、容器1の受渡しが完了する。
その後、グリッパ12はチェーンコンベヤ11によって上記スターホイール7まで移動し、チェーンコンベヤ11と上記スターホイール7とが接近した位置において容器1の受渡しが行われ、飲料の充填などの生産作業が行われる。そして、所定量の生産が完了すると、ロボット5への容器1の供給を停止し、容器受渡し装置2を含む充填システムを正常に停止させる。
次に、受渡し装置2の上流に配置された装置や下流の充填システムに異常が発生した場合など、上記ロボット5や移送手段4を緊急に停止する際の動作について説明する。
上述した様に、上記ロボット5と移送手段4とは異なる駆動手段によって駆動されており、異常発生時にロボット5もしくは移送手段4に対して制御手段6が同時に停止を指令したとしても、ロボット5に比べて移送手段4のほうが停止までに時間がかかる場合がある。
そのため、上記受渡し領域Pにおいて、移送手段4のグリッパ12とロボット5のハンド5bとによって同時に容器1を保持していると、その停止までにかかる時間の違いからグリッパ12とハンド5bとが破損する恐れがある。
そこで本実施例では、上述したような異常が発生し、上記制御手段6がロボット5および移送手段4に対して緊急停止を指令すると同時に、上記移送手段4に設けた作動手段22にも作動を指令するようになっている。
すると、図3(b)に示すように、上記作動手段22における昇降手段30が可動カム29aを下降位置から上昇位置へと上昇させ、これにより揺動手段21におけるカムフォロア26が上昇し、上記グリッパ12が受渡し位置から退避位置へと回転する。
制御手段6が緊急停止の指令を発した時に、ロボット5のハンド5bが保持していた容器1がグリッパ12に受け渡された直後であっても、直ちにグリッパ12が退避位置へと移動するため、ロボット5のハンド5bと移送手段4のグリッパ12とが同期している間に容器1を退避させることができる。従って、グリッパ12および把持された容器1の移動軌跡が、上記ロボット5の吸着ヘッド31やセンタリングガイド36とは干渉しないようになっている。
このことから、ロボット5のハンド5bと移送手段4のグリッパ12とに緊急停止指令を受けてから停止するまでの時間に違いがあって、これらが同期して移動しなくなっても、同時に容器1を保持することはなく、また相互に衝突することも無いので、ハンド5bやグリッパ12、そして容器1の破損を防止することができる。
そして、異常停止の状態から容器受渡し装置2を復帰させる際、停止時間の違いからロボット5のハンド5bの位置と移送手段4のグリッパ12の位置との間にずれが生じることとなる。
しかしながら、上記制御手段6はエンコーダEからの信号に基づいて各グリッパ12の位置を認識しているため、再作動時には制御手段6が当該グリッパ12の位置に基づいて上記ロボット5のハンド5bを制御するようになっている。
なお本実施例では、移送手段4のグリッパ12は起立状態の容器1を上記ロボット5のハンド5bから受け取るようになっているが、グリッパ12が横転状態の容器1を把持する構成として、上記ロボット5のハンド5bによって上方から横転状態で容器1を受け取るようにしてもよい。なお、その場合のグリッパ12が退避する方向は下方となる。
また上記グリッパ12を退避位置に移動させる揺動手段21およびこれを作動させる作動手段22については、上記可動カム29aによりカムフォロア26を昇降させて、上記ラック部25を昇降させる構成に対して、当該ラック部25をエアシリンダによって昇降可能とし、当該エアシリンダを上記制御手段7によって制御する構成とすることも考えられる。
1 容器 2容器受渡し装置
3 供給コンベヤ 4 移送手段
5 ロボット 5b ハンド
6 制御手段 12 グリッパ
21 揺動手段 22 作動手段
P 受渡し領域

Claims (1)

  1. 容器を把持するグリッパを備えた移送手段と、上記容器を保持するハンドを有するロボットと、上記移送手段と上記ロボットとを制御する制御手段とを備え、
    上記移送手段のグリッパに上記ロボットのハンドを同期させて移動させ、上記ハンドとグリッパとによって上記容器を同時に保持しながら当該容器の受け渡しを行う容器受渡し装置において、
    上記移送手段に、上記グリッパを揺動させる揺動手段と、当該揺動手段を作動させて上記グリッパを上記ハンドから退避させる作動手段とを設け、
    上記制御手段は、異常発生時に上記移送手段と上記ロボットとに対して同時に緊急停止を指令するようになっており、
    上記制御手段は、異常発生時に上記移送手段と上記ロボットとに対して同時に緊急停止を指令する際、上記作動手段を作動させて、上記グリッパと上記ハンドとの間で容器の受け渡しを行う受け渡し領域内に位置するグリッパを上記ハンドから退避させることを特徴とする容器受渡し装置。
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