JP6926912B2 - モニタ支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、IABP駆動装置等の医療機器を駆動する駆動装置等に用いて好適なモニタ支持構造に関する。
IABP(大動脈バルーンポンピング)において被駆動機器を駆動するIABP駆動装置として、下記特許文献1に記載されているものが知られている。この駆動装置は、接続されるバルーンカテーテルのバルーンを拡張および収縮させるための圧力発生手段を収納する本体筐体部と、該本体筐体部のモニタ設置部に支持されるモニタ部とを有している。モニタ部は、バルーンカテーテルの駆動状態等に関する各種の情報を表示可能な表示部と、圧力発生手段および表示部を制御する制御部とを有している。
このようなIABP駆動装置においては、輸送上の便宜や作業性の観点から、本体筐体部に対してモニタ部は工具等を使用せずに容易に着脱できることが要請され、医療機器としての特性上、本体筐体部の走行に伴う振動やモニタ部の回動等による緩みが発生しないこと、圧力発生手段等の作動に伴う振動により、モニタ部に揺れやガタツキが生じ難いこと等が要請される。
特開2015−188674号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、モニタ部の本体筐体部に対する着脱を容易に行え、かつモニタ部の揺れやガタツキが生じ難いモニタ支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るモニタ支持構造は、
本体筐体部の上部に設けられたモニタ設置部に、モニタ支持部を介して、モニタ部を支持するモニタ支持構造であって、
前記モニタ設置部は、
底面を有し、上面が開口された略円柱状の柱状凹部と、
前記柱状凹部の上部に設けられ、その一部が該柱状凹部の内面よりも内側に突出するように設けられた爪部材とを有し、
前記モニタ支持部は、
前記モニタ部がその上部に取り付けられる支柱部と、
該支柱部の下部に一体的に設けられ、前記柱状凹部に着脱可能にかつ回動可能に嵌入される略円柱状の柱状凸部とを有し、
前記柱状凸部は、
前記柱状凹部に嵌入される際に、前記爪部材の前記一部が干渉することなく通過するようにその側面に凹陥するように形成された切欠部と、
該柱状凹部に嵌入された状態で、該柱状凸部をその中心軸を中心として所定方向に回動した場合に、前記爪部材に係合して該柱状凸部を該柱状凹部の前記底面に向けて押圧する係合部とを有し、
前記柱状凸部は、その下面に設けられ、該柱状凸部が該柱状凹部から離間するように付勢しつつ回転可能な少なくとも一つのプランジャ機能付ボールローラを有する。
本発明に係るモニタ支持構造は、前記本体筐体部は接続される医療機器を駆動する駆動部を収納しており、前記モニタ部は前記医療機器の駆動状態を含む情報を表示する医療機器用駆動装置に好適に用いることができる。
本発明に係るモニタ支持構造では、柱状凸部の下面に、該柱状凸部が該柱状凹部から離間するように付勢しつつ回転可能なプランジャ機能付ボールローラを有しているので、該柱状凹部内で該柱状凸部を円滑に回動することができ、したがってモニタ部の本体筐体部に対する着脱(取り付け、取り外し)を容易に行い得る。これに加えて、プランジャ機能付ボールローラのプランジャ機能により柱状凸部の下面が柱状凹部の底面から離間するように付勢されつつ、爪部材と係合部との係合により、柱状凸部が柱状凹部の底面に向けて押圧されるため、柱状凸部の下面と柱状凹部の底面との間のガタツキが少なく、これによりモニタ部の揺れやガタツキを抑制することができる。
図1は、本発明に係るモニタ支持構造が適用可能なIABP駆動装置の概略構成図である。 図2Aは、本発明の一実施形態に係るモニタ支持構造におけるモニタ支持部の正面図である。 図2Bは、図2Aのモニタ支持部の平面図である。 図2Cは、図2Aのモニタ支持部の底面図である。 図2Dは、図2Aのモニタ支持部の右側面図である。 図2Eは、図2Aのモニタ支持部の左側面図である。 図3Aは、図2Aのモニタ支持部の柱状凸部を斜め上から見た斜視図である。 図3Bは、図2Aのモニタ支持部の柱状凸部を斜め下から見た斜視図である。 図3Cは、図3AのIIIc−IIIc線に沿った断面図である。 図4Aは、図1のモニタ設置部の柱状凹部およびその近傍の平面図である。 図4Bは、図4Aの柱状凹部およびその近傍の側面図である。 図4Cは、図4Aの柱状凹部およびその近傍の側面図であり、ピン部が引き抜く方向にスライドされた状態を示す図である。 図4Dは、図4Aの柱状凸部およびその近傍の正面図である。 図5Aは、図2Aの柱状凸部を図4Aの柱状凹部に嵌入した状態の断面図である。 図5Bは、図5Aの状態から柱状凸部を所定方向に回動した状態の断面図である。
以下、本発明に係るモニタ支持構造を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
まず、図1を参照して、本発明に係るモニタ支持構造が適用された医療機器用駆動装置の一例として、IABP駆動装置について説明する。IABP駆動装置1は、不図示のIABP用バルーンカテーテルのバルーンを拡張および収縮させる装置である。被駆動機器であるバルーンカテーテルは、IABP駆動装置1の不図示のカテーテル接続部に接続して使用される。IABP用バルーンカテーテルの先端には、心臓の拍動に合わせて拡張および収縮するバルーンが備えられており、バルーンは下行大動脈内に留置されて使用される。
IABP駆動装置1は、本体筐体部2およびモニタ部3を有している。モニタ部3は、本体筐体部2の上部(上面)に設けられたモニタ設置部4に、モニタ支持部(基部)5を介して支持されている。
本体筐体部2の内部には、IABP用バルーンカテーテルのバルーンを拡張および収縮させるための駆動部としての圧力発生手段(不図示)が収納されている。圧力発生手段は、バルーンを拡張させるヘリウム等のガスを貯蔵するガスタンクや、所定の圧力に保たれる圧力室や、圧力を伝達する圧力伝達隔壁装置(アイソレータ)や、圧力室を接続する配管および電磁弁等を有している。本体筐体部2の底部には、複数のキャスター21が備えられており、必要に応じてIABP駆動装置1を迅速に移動させることが可能である。
モニタ部3は、本体筐体部2のモニタ設置部4にモニタ支持部5を介して着脱可能に取り付けられる。モニタ部3は、略矩形平板状の形状を有しており、モニタ部3の外周部は、樹脂製の衝撃吸収材で保護されている。また、モニタ部3は、不図示のケーブルによって本体筐体部2と接続されており、その内部に収納された機器と通信可能である。モニタ部3は、表示部31、制御部(不図示)、パイロットランプ32、操作部33等を有する。
表示部31は、モニタ部3の表面側に配置されており、被駆動機器であるバルーンカテーテルの駆動状態を、チャートなどの形式で表示できる。表示部31は、液晶ディスプレイで構成され、表示部31の表示内容は、モニタ部3に内蔵される制御部によって制御される。制御部は、モニタ部3の内部に収納されており、マイクロプロセッサおよびメモリ等によって構成される。制御部は、本体筐体部2内に収納される各種機器、バルーンカテーテルおよびモニタ部3における他の部分から信号を受け取るとともに、演算処理を実施し、本体筐体部2内の圧力発生手段や、表示部31およびパイロットランプ32等の制御を行う。
パイロットランプ32は、モニタ部3の頂部に配置されており、バルーンカテーテルの駆動状態を表す。パイロットランプ32は、透明または半透明のカバーおよびカバーの内部に配置された複数のLED等によって構成される。制御部は、バルーンカテーテルの駆動状態に応じて、パイロットランプ32の点灯色や点灯状態(常時点灯・点滅・消灯)を変更する。パイロットランプ32は、モニタ部3に対して表面側、背面側、側面側のいずれの方向に操作者がいる場合にでも視認できるように、衝撃吸収材から前後にはみ出た状態で、モニタ部3の中央上部に配置されている。
操作部33は、表示部31と同様にモニタ部3の表面側に配置されており、表示部31の下方に配置されている。操作部33は、複数のボタン、選択キー等によって構成されており、IABP駆動装置1の操作者は、操作部33を介して操作信号を入力し、IABP駆動装置1の駆動開始および停止、駆動条件の変更等を行うことができる。操作部33が配置されているモニタ部3の下部は、表示部31が配置されているモニタ部3の上部に対して、表面が向いている前方に向かって15度〜20度傾斜した形状を有している。このような形状を有するモニタ部3は、表示部31を鉛直に近い状態に立てた状態で、操作部33のボタン操作を正確に行うことができるため、視認性と操作性を両立できる。
モニタ部3は、本体筐体部2から鉛直方向に伸びる略柱状のモニタ支持部5の上端に設けられ、所定の方向に可動する可動部34を有している。可動部34は、図示は省略するが、モニタ支持部5を中心軸とする回転方向に可動する第1可動部と、水平に配置される軸を中心軸とする回転方向に可動する第2可動部とを有する。第2可動部には、モニタ挿入部が設けられ、該モニタ挿入部にモニタ部3が着脱可能に取り付けられる。モニタ部3は、第1可動部により、鉛直方向の中心軸を有する水平方向の姿勢変更を行うことができ、第2可動部により、水平方向の中心軸を有する傾き方向の姿勢変更を行うことができる。
モニタ支持部5は、図2A〜図2E、図3A〜図3Cに示すように構成されている。モニタ支持部5は、略円柱状(または円筒状)の支柱部6および略円柱状の柱状凸部7を有している。柱状凸部7は、支柱部6よりも大径に設定されており、支柱部6の下部にこれと略同軸上に配置され、複数のボルト(不図示)により一体的に固定されている。
柱状凸部7は、モニタ設置部4の柱状凹部(図4A参照、詳細後述)8に着脱可能にかつ回動可能に嵌合され、嵌合された際に該柱状凹部8の底面81に当接可能な下面71を有している。
柱状凸部7は、その側部の互いに略180度対向する位置に、一対の軸方向切欠部(切欠部)72,72を有している。これらの軸方向切欠部72は、柱状凹部8に嵌入される際に、対応する爪部材(図4A参照、詳細後述)83が干渉することなく通過するように、柱状凸部7の側面に凹陥して、柱状凸部7の下面から上面にまで至るように形成されている。
柱状凸部7は、その側部の互いに略180度対向する位置に、一対の周方向切欠部(係合部)73,73を有している。これらの周方向切欠部73は、その周方向の一端が対応する軸方向切欠部72の上部に連続し、その底面が柱状凸部7の下面71と略平行するように、柱状凸部7の側面に凹陥するように形成されており、その上部は柱状凸部7の上面に至っている。周方向切欠部73は、柱状凸部7が柱状凹部8に嵌入されて、柱状凸部7をその中心軸を中心として所定方向(本実施形態では、平面視において、反時計方向)に回動した場合に、対応する爪部材83の一部(下面)に当該底面が係合して柱状凸部7の下面71が柱状凹部8の底面81に当接するように押圧する係合部として機能するものである。周方向切欠部73の前記一端と反対側の他端は、爪部材83が当接可能な側面となっている。
柱状凸部7は、その側面に開口するロック穴74を有している。ロック穴74は、ロックピン(図4A〜図4D参照、詳細後述)84の先端部が挿抜可能に挿入(嵌入)されるように、柱状凸部7の側面に開口するように形成されている。
柱状凸部7は、その側面に3次元曲面からなる誘導部75を有している。誘導部75は、柱状凸部7を柱状凹部8に嵌入する際に、および嵌入後に所定方向に回動した際に、ロックピン84の先端部が柱状凸部7に干渉して回動の妨げとならないように、外側に適宜に押圧しつつ、ロック穴74に円滑に挿入されるように誘導する。
柱状凸部7の下面には、一対のプランジャ機能付ボールローラ(ボールプランジャ)76が取り付けられている。プランジャ機能付ボールローラ76は、任意の方向に回転自在なボールローラをバネ(圧縮コイルバネ)の付勢力を利用して、ボール保持体に進退可能に保持してなる部品である。プランジャ機能付ボールローラ76は、図3Cに示されているように、柱状凸部7の下面に開口するように穴77,77を形成し、該穴77にボール保持体を螺合または圧入することにより設けることができる。プランジャ機能付ボールローラ76は、柱状凸部7を柱状凹部8に嵌入した際に、柱状凸部7の下面が柱状凹部8の底面から離間するように付勢しつつ、柱状凸部7の所定方向への回動を円滑に行うための部品である。
モニタ設置部4は、図4A〜図4Dに示すように構成されている。モニタ設置部4は、底面81を有し、その上面が開口された略円柱状の柱状凹部8を画成する受け部材82と、柱状凹部8(受け部材82)の上部に設けられ、その一部が柱状凹部8の内面よりも内側に突出するように設けられた一対の爪部材83,83とを有している。一対の爪部材83,83は、互いに略180度対向する位置にネジにより固定されている。
受け部材82には、その一の側面から柱状凹部8の内面に至る貫通孔が設けられており、この貫通孔を貫通してロックピン84が摺動可能に挿通されている。ロックピン84は、人手により把持可能な頭部およびピン部84aを有し、ピン部84aは、上述した柱状凸部7のロック穴74に挿抜可能に挿入される程度の径および長さに設定されている。ロックピン84は、外力が作用しない状態で、ピン部84aの先端部が、柱状凹部8の内面から内側に突出するようにバネにより付勢されている。
ロックピン84は、柱状凸部7を柱状凹部8に嵌入する際、および嵌入後に柱状凸部7を所定方向に回動させた際に、柱状凸部7の誘導部75によりピン部84aの先端が押圧されることにより、図4C中に矢印で示されているように外側にスライドされて、ピン部84aの先端部が柱状凹部8の内面から待避されるようになっている。ロックピン84のピン部84aに柱状凸部7のロック穴74が対応した位置に設定されると、バネの付勢力によって、ピン部84aの先端部がロック穴74に挿入され、柱状凸部7の柱状凹部8に対する回動が規制され、周方向切欠部73の底面と爪部材83の下面との係合により、柱状凸部7が柱状凹部8に固定される。
また、ロックピン84は、その頭部を把持して、該バネの付勢力に抗して、図4C中矢印で示す方向(引き抜く方向)にスライドさせることにより、ピン部84aの先端部が柱状凹部8の内面から待避させることができるようになっている。
柱状凹部8の底面81には、一対のボール受け穴85が形成されている。これらのボール受け穴85は、柱状凸部7を柱状凹部8に嵌入して、所定方向に回動させて、柱状凸部7のロック穴74にロックピン84のピン部84aの先端部が挿入可能な位置となった際に、プランジャ機能付ボールローラ76のボールが嵌り込むことが可能な位置に配置されている。
モニタ設置部4に対するモニタ支持部5の着脱は、次のような手順で行う。なお、本実施形態のように、モニタ部3がモニタ支持部5に着脱可能である場合には、モニタ支持部5からモニタ部3を取り外した状態で行うことが、作業がし易く好ましい。ただし、モニタ支持部5にモニタ部3を取り付けた状態で行ってもよい。
まず、モニタ設置部4の柱状凹部8の近傍で、モニタ支持部5の柱状凸部7が柱状凹部8に対してなるべく同軸となるように配置するとともに、柱状凸部7の軸方向切欠部72,72がそれぞれ対応する爪部材83,83の柱状凹部8内に突出した部分(以下、この部分をも爪部材83と称する場合がある)に配置されるように、柱状凸部7の中心軸周りの姿勢を調整する。
次いで、軸方向切欠部72,72を爪部材83が通過するように、柱状凹部8内に柱状凸部7を挿入(嵌入)すると、柱状凸部7の下面71の一部およびプランジャ機能付ボールローラ76のローラが柱状凹部8の底面81に当接する。なお、本実施形態では、プランジャ機能付ボールローラ76は、柱状凸部7の中心を通る直線上に2つ設けているので、これらのプランジャ付ボールローラ76が当接している2点と、柱状凸部7の下面71の外周部近傍部分の1点の3点で支持されることになる。
この状態では、図5Aに示されているように、ロックピン84のピン部84aの先端は柱状凸部7の誘導部75内の一部に圧接しており、誘導部75の三次元曲面との位置関係に応じて、誘導部75から受ける押圧力によって、ロックピン84はそのバネの付勢力に抗して押し出される。なお、この状態では、ロックピン84のピン部84aの先端は柱状凸部7の誘導部75内の一部に当接または僅かに離間した状態となっていてもよく、この場合には、ロックピン84は、最大量突出した状態のままとなっている。
次いで、柱状凹部8に対して柱状凸部7を所定方向(平面視において反時計方向)に回動させる。これにより、爪部材83が周方向切欠部73側に相対的に移動し、周方向切欠部73の底面と爪部材83の下面とが摺動しつつ、柱状凸部7が柱状凹部8の底面側に押圧され、周方向切欠部73の軸方向切欠部72と反対側の他端が爪部材83に当接する。この状態では、図5Bに示されているように、プランジャ機能付ボールローラ76が対応する受け穴85に至り、プランジャ機能による付勢力により、該受け穴85にボールが入り込み、位置決めされる。
また、柱状凸部7の柱状凹部8内での反時計方向への回動に伴い、ロックピン84が誘導部75の三次元曲面によって押し出され(図4C参照)、ロック穴74にピン部84aの先端が入り込み(図5B参照)、ロック機能が発揮され、柱状凸部7の柱状凹部8に対する回動が規制された状態となる。これにより、モニタ支持部5のモニタ設置部4に対する装着(取り付け)が完了する。
モニタ支持部5をモニタ設置部4から取り外す場合には、ロックピン84の頭部を把持して、ロックピン84を図4C中に矢印で示されているように外側に引き出して、ピン部84aの先端をロック穴74内から引き抜き、この状態で、柱状凸部7を時計方向に回動する。爪部材83が周方向切欠部73から軸方向切欠部72の上部に相対的に移動したならば、柱状凸部7を柱状凹部8から引き抜くことにより、爪部材83が軸方向切欠部72を通過して、取り外しが完了する。
上述した実施形態によると、柱状凸部7の下面にプランジャ機能付ボールローラ76を設けたので、柱状凸部7を柱状凹部8に挿入して回動させる際に、ボールローラの転がりにより、弱い力で円滑に作業することができる。また、プランジャ機能付ボールローラ76のプランジャ機能により柱状凸部7の下面71が柱状凹部8の底面81から離間するように付勢されつつ、爪部材83の下面と周方向切欠部73の底面との係合により、柱状凸部7が柱状凹部8の底面81に押しつける方向に押圧されるため、柱状凸部7の下面71と柱状凹部8の底面81との間のガタツキが少なく、モニタ部3の揺れやガタツキを抑制することができる。
柱状凸部7を柱状凹部8内に嵌入し、所定方向(反時計方向)に回動させると、プランジャ機能付ボールローラ76のボールが、柱状凹部8の底面81に設けられた対応するボール受け穴85にそれぞれ嵌り込んで位置決めされ、この位置で、ロックピン84のピン部84aがロック穴74に挿入されることによりロックされるようにしたので、ロック位置を感覚的に把握し易い。また、プランジャ機能付ボールローラ76のボールが、柱状凹部8の底面81に設けられたボール受け穴85に嵌り込んで位置決めされることにより、柱状凸部7が柱状凹部8内で位置決めされて安定し、モニタ部3の揺れやガタツキをさらに抑制することもできる。
また、ロックピン84のピン部84aがロック穴74に挿入されることにより、柱状凸部7が柱状凹部8にロックされるようにしたので、柱状凸部7の柱状凹部8に対する固定が確実であり、信頼性の高い装着を実現することができる。さらに、ロックピン84が、誘導部75の三次元曲面により押圧されて、バネによる付勢力に抗して押し出す方向にスライドされつつ、ロック穴74に誘導されるようにしたので、柱状凸部7を柱状凹部8に嵌入する際に、ロックピン84の先端が柱状凸部7の下面に引っ掛かることなく円滑に嵌入できるとともに、柱状凸部7の所定方向への回動によりロック穴74に円滑に導かれるので、一連の作業を円滑に行うことができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上述した実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1…IABP駆動装置
2…本体筐体部
3…モニタ部
4…モニタ設置部
5…モニタ支持部
6…支柱部
7…柱状凸部
71…下面
72…軸方向切欠部(切欠部)
73…周方向切欠部(係合部)
74…ロック穴
75…誘導部
76…プランジャ機能付ボールローラ
8…柱状凹部
81…底面
82…受け部材
83…爪部材
84…ロックピン
84a…ピン部
85…ボール受け穴

Claims (2)

  1. 本体筐体部の上部に設けられたモニタ設置部に、モニタ支持部を介して、モニタ部を支持するモニタ支持構造であって、
    前記モニタ設置部は、
    底面を有し、上面が開口された略円柱状の柱状凹部と、
    前記柱状凹部の上部に設けられ、その一部が該柱状凹部の内面よりも内側に突出するように設けられた爪部材とを有し、
    前記モニタ支持部は、
    前記モニタ部がその上部に取り付けられる支柱部と、
    該支柱部の下部に一体的に設けられ、前記柱状凹部に着脱可能にかつ回動可能に嵌入される略円柱状の柱状凸部とを有し、
    前記柱状凸部は、
    前記柱状凹部に嵌入される際に、前記爪部材の前記一部が干渉することなく通過するようにその側面に凹陥するように形成された切欠部と、
    該柱状凹部に嵌入された状態で、該柱状凸部をその中心軸を中心として所定方向に回動した場合に、前記爪部材に係合して該柱状凸部を該柱状凹部の前記底面に向けて押圧する係合部とを有し、
    前記柱状凸部は、その下面に設けられ、該柱状凸部が該柱状凹部から離間するように付勢しつつ回転可能な少なくとも一つのプランジャ機能付ボールローラを有し、
    前記柱状凹部は、該柱状凹部の内面から内側に突出するようにバネにより付勢されたロックピンを有し、
    前記柱状凸部は、
    前記爪部材が前記係合部に係合した時に前記ロックピンが挿入されて該柱状凸部の前記柱状凹部に対する回動を制限するロック穴と、
    該柱状凸部を該柱状凹部に嵌入する際に、および嵌入後に該柱状凸部を前記所定方向に回動した際に、該ロックピンを前記バネによる付勢力に抗して押圧しつつ該ロック穴に誘導する3次元曲面からなる誘導部とを有するモニタ支持構造。
  2. 前記本体筐体部は接続される医療機器を駆動する駆動部を収納しており、
    前記モニタ部は前記医療機器の駆動状態を含む情報を表示する請求項1に記載のモニタ支持構造。
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