JP6927561B2 - 医療用保持機構 - Google Patents
医療用保持機構 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6927561B2 JP6927561B2 JP2017007709A JP2017007709A JP6927561B2 JP 6927561 B2 JP6927561 B2 JP 6927561B2 JP 2017007709 A JP2017007709 A JP 2017007709A JP 2017007709 A JP2017007709 A JP 2017007709A JP 6927561 B2 JP6927561 B2 JP 6927561B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- holding mechanism
- spring
- injection head
- arm members
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
ベース部と、
該ベース部に回動可能に連結された第1のアーム部材と、
上記ベース部に回動可能に連結された第2のアーム部材と、
上記第1および第2のアーム部材の先端側の端部がそれぞれ回動可能に連結され、医療機器(薬液注入器)が取り付けられる保持部材と、
を備え、上記ベース部、上記第1および第2のアーム部材、ならびに上記対象物保持部材によって平行リンクが構成される医療用保持機構であって、
さらに、
上記医療機器を上昇させる補助力を付与する付勢手段を備える、
医療用保持機構。
・「薬液注入装置」とは、薬液を注入する薬液注入装置のことをいい、本明細書では、特には少なくとも造影剤を注入する装置のことをいう。薬液注入装置は、基本的には、注入ヘッド(薬液注入器)とコンソールとで構成される。当然ながら付加的な構成要素を備えていてもよい。注入ヘッドは、1つまたは複数のピストン駆動機構と制御回路(制御部等であってもよい)等を有する。コンソールは、ディスプレイと制御回路(制御部等であってもよい)等を有する。制御回路が、ヘッドおよびコンソールとは別のユニットとして設けられていてもよい。
・「薬液注入器」−本発明に係る保持機構で保持を予定している薬液注入器(注入ヘッド等とも呼ばれる)の重量はおよそ3.0Kg〜12.0Kgである。
・本明細書で、数値の範囲に関して「a〜b」のように表現した場合、「a」以上「b」以下であることを意図する。
本実施形態の薬液注入装置100は、図8に一例を示ように注入ヘッド110とそれに電気的に接続されたコンソール210とを備えている。また、注入ヘッド110とコンソール210とに有線で電力を供給する電源ユニット190が設けられていてもよい。図8では一例として撮像装置300−1、300−2(単に撮像装置300ともいう)も描かれている。
注入ヘッド110は、どのようなタイプのものであってもよいが、ここでは、アンギオグラフィ用すなわち血管造影検査用のものが保持されている。図2に示すように、注入ヘッド110は、筐体111を有し、筐体111の前方側には、シリンジ(不図示)が取り付けられる凹部141が設けられている。この注入ヘッド110は、いわゆる二筒式と呼ばれるもので、2本のシリンジを保持する。アンギオグラフィ検査では、カテーテルを通じて造影剤等を注入する必要があり、高圧注入が可能なピストン駆動機構(不図示)を備えている。
注入ヘッド110を保持するものとしては、例えば、可動式スタンドであってもよいし、撮像装置等の一部であるレールに取り付けられるタイプのスタンドであってもよい。図1を参照して本実施形態の可動式スタンドの例を以下説明する。図1に示すように、この可動式スタンド301は、キャスターが取り付けられた複数の脚を有する脚部310と、そこから上方に延びる支柱305と、支柱305に取り付けられた本発明の一形態に係る保持機構320とを備えている。支柱305は、この例ではストレートなものとなっているが、他の形態では、湾曲したものであってもよい。
保持機構320は、いわゆる平行リンク機構を構成するものであり、支柱305の上部に取り付けられている。保持機構320は、注入ヘッド110を昇降自在に保持する。具体的には、水平方向に延びる軸A330(図1参照)を中心としてアーム330が回動するように構成されている(昇降動作については他の図面を参照して後述する)。
図4に示すように、第1のアーム部材331はスプリング360を取り囲む収容体の一部を構成している。つまり、収容体用の部品が平行リンク機構の一方のアーム部材を兼用する構成となっている。限定されるものではないが、第1のアーム部材331は、断面形状が略コ字型(例えば、図4の左側、後側、右側の3つの面を備えるような形状)であってもよい。第1のアーム部材331の前面側に他のカバー部材333(図3参照、断面コ字型)が取り付けられ、これにより、第2のアーム部材337およびスプリング360等が包囲され、収容される。断面コ字型のアーム部材331の場合、その剛性が高くなるので、本実施形態のように比較的重量のある注入ヘッド110(一例で3.0Kg〜12.0Kg)のようなものを保持する好適である。また、このアーム部材331内にスプリング360を配置する構成によれば、スプリング360を外に配置する構成に比べて、全体をコンパクトに構成できるという利点もある。
図9に示す保持機構は、可動式スタンドではなく、透視撮像装置の一部であるレール390に取り付けられるタイプのものである。レール390は、断面形状が四角形で、一例で、図11に示すような透視撮像装置のベッド395に沿うように配置されたものである。撮像装置は、Cアーム393を備え、血管造影を行うことができるものであってもよい。
図13のような保持機構の構成を採用してもよい。この例では、上述した実施形態同様、保持機構は、第1および第2のアーム部材331、337と、それを保持するベース部材325と、対象物保持部材341と、スプリング(図示省略)とを備えている。
図15〜図19を参照してさらに別の形態の構成について説明する。この例の保持機構720は、ガススプリングに代えてコイルスプリング760(図18参照)を有し、また、回転させる範囲が少なくて済む(180°未満)いわゆるクイックリリース方式のレバー745を有している。第1のアーム部材731および第2のアーム部材737でアーム730が構成されそのアーム730がベース部725の上部側の所定の軸周り回動するようになっている点、および、対象物保持部材741の姿勢を維持したままアーム730が昇降するように構成されている点等に関しては、他の実施形態と共通である。また、技術的思想が上述の実施形態と共通する箇所については、説明を省略するものとする。
本出願は下記の発明を開示する:
1.ベース部(325)と、
該ベース部(325)に回動可能に連結された第1のアーム部材(331)と、
上記ベース部(325)に回動可能に連結された第2のアーム部材(337)と、
上記第1および第2のアーム部材の先端側の端部がそれぞれ回動可能に連結され、医療機器が取り付けられる保持部材(341)と、
を備え、上記ベース部、上記第1および第2のアーム部材、ならびに上記対象物保持部材によって平行リンクが構成される医療用保持機構であって、
さらに、
上記医療機器を上昇させる補助力を付与する付勢手段(360)を備える、
医療用保持機構(320)。
上記第1および第2のアーム部材と連動して動く移動部材(332)と、
上記第1および第2のアーム部材がその可動範囲の一方の端部まできたときに上記移動部材が当接する第1の受け部(339a)と、
上記第1および第2のアーム部材がその可動範囲の他方の端部まできたときに上記移動部材が当接する第2の受け部(339b)と、
を有する回動範囲規制構造をさらに備える、上記に記載の医療用保持機構。
上記に記載の医療用保持機構と、それが接続される可動式スタンドとを備える保持機構(保持システム)。上記に記載の医療用保持機構と、それが接続されるレール取付型の保持手段とを備える保持機構(保持システム)。
−圧縮コイルスプリングは、第1のコイルスプリング(761′)と、それとはバネ定数の異なる第2のコイルスプリング(762′)とを有する。
−両コイルスプリングは同軸上に直列に配置されている。
110 注入ヘッド
111 筐体
141 凹部
145 クランパ
161 ボタン
190 電源ユニット
210 コンソール
300視撮像装置
301 可動式スタンド
310 脚部
305 支柱
310 脚部
320 保持機構
325 ベース部材
330 アーム
331 第1のアーム部材
331p 突出部
332 軸
333 カバー部材
335a、335b プレート
337 第2のアーム部材
339 凹部
339a、339 受け部
341 対象物保持部材
341p 受け部
345 レバー
346 軸
346w 受け部材
360 スプリング
361、363 取付部
390 レール
393 Cアーム
395 ベッド
401 連結ブロック
401a、401b ガイドローラ
405 支持バー
407 固定ハンドル
720 保持機構
730 アーム
731 第1のアーム部材
745 レバー
745a カム部
760 コイルスプリング
765 シリンダアセンブリ
Claims (7)
- 薬液を注入する薬液注入器と、
前記薬液注入器を保持する医療用保持機構と、
前記医療用保持機構が取り付けられる支持部材と、
を有し、
前記医療用保持機構は、
ベース部と、
該ベース部に回動可能に連結された第1のアーム部材と、
前記ベース部に回動可能に連結された第2のアーム部材と、
前記第1および第2のアーム部材の先端側の端部がそれぞれ回動可能に連結され、前記薬液注入器が取り付けられる保持部材と、
前記薬液注入器を上昇させる補助力を付与する付勢手段と、
を備え、前記ベース部、前記第1および第2のアーム部材、ならびに前記保持部材によって平行リンクが構成される、
システム。 - 前記第1のアーム部材の断面形状が略コ字型である、請求項1に記載のシステム。
- 前記付勢手段が、断面略コ字型の前記第1のアーム部材の内側に配置されている、請求項2に記載のシステム。
- 前記付勢手段がスプリングである、請求項1〜3いずれか1項に記載のシステム。
- 前記第1および第2のアーム部材の回動範囲を規制するための回動範囲規制構造であって、
前記第1および第2のアーム部材と連動して動く移動部材と、
前記第2のアーム部材に設けられた、前記第1および第2のアーム部材がその可動範囲の一方の端部まできたときに前記移動部材が当接する第1の受け部と、
前記第2のアーム部材に設けられた、前記第1および第2のアーム部材がその可動範囲の他方の端部まできたときに前記移動部材が当接する第2の受け部と、
を有する回動範囲規制構造をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載のシステム。 - 前記第1および第2のアーム部材が回動しないようにするロック手段をさらに備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記スプリングは、圧縮コイルスプリングまたはガススプリングである、請求項4に記載のシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016010872 | 2016-01-22 | ||
JP2016010872 | 2016-01-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017131648A JP2017131648A (ja) | 2017-08-03 |
JP6927561B2 true JP6927561B2 (ja) | 2021-09-01 |
Family
ID=59501844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017007709A Active JP6927561B2 (ja) | 2016-01-22 | 2017-01-19 | 医療用保持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6927561B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113952540B (zh) * | 2021-11-30 | 2024-01-09 | 成都瑞琦医疗科技有限责任公司 | 一种医疗便捷式输液装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3973748A (en) * | 1975-01-31 | 1976-08-10 | Konan Camera Research Institute | Sustaining device |
JPH037677Y2 (ja) * | 1986-04-16 | 1991-02-26 | ||
JPH037678Y2 (ja) * | 1986-06-10 | 1991-02-26 | ||
JPS6354156A (ja) * | 1986-08-23 | 1988-03-08 | オリンパス光学工業株式会社 | 手術顕微鏡の俯仰装置 |
WO2005067808A1 (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Olympus Corporation | 手術用顕微鏡 |
-
2017
- 2017-01-19 JP JP2017007709A patent/JP6927561B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017131648A (ja) | 2017-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6853302B2 (ja) | 多流体医療用注入器システムおよび操作方法 | |
RU2656553C2 (ru) | Панель управления ультразвуковой системы и подъемник дисплея | |
US7025757B2 (en) | Syringe loading devices for use with syringes and medical injectors | |
US8348896B2 (en) | Patency check with pressure monitoring | |
JP7440521B2 (ja) | 液注入器システム用シリンジ保持特徴部 | |
JP2008521456A (ja) | 可動式手すりおよびこの可動式手すりを装備するベッド | |
US20130237917A1 (en) | Power injector with flow rate assessment | |
JP6927561B2 (ja) | 医療用保持機構 | |
US20180043088A1 (en) | Compact medical infusion pumps | |
CN105832489B (zh) | 用于手术台的可调节支撑装置 | |
EP3195842B1 (en) | Surgical table | |
CN115517769A (zh) | 一种用于肝癌治疗的微创介入手术机器人执行装置 | |
JP6352040B2 (ja) | 医療台 | |
US20200352658A1 (en) | User interface for robotic surgical system | |
CN110547787A (zh) | 一种儿科重症监护室仪 | |
CN111938944B (zh) | 一种多功能医院专用病床 | |
US20100331678A1 (en) | Multi-Syringe Power Injector using Single Drive Ram | |
CN112826689A (zh) | 一种肠胃手术检查护理台 | |
CN111770771B (zh) | 注射器柱塞接合机构 | |
JP4241133B2 (ja) | 歯科用診療台 | |
JP4960172B2 (ja) | 薬液注入装置 | |
JP2017023186A (ja) | ストレッチャ | |
JP6700053B2 (ja) | 医療装置 | |
CN218106303U (zh) | 一种手术床 | |
CN216571098U (zh) | 一种麻醉科用麻醉管道辅助支架 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20180509 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201020 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20201217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210218 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210729 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6927561 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |