JP6926781B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
ところで、ユーザー全員に対して、一律に機能の使用を制限してしまうと、ユーザーによっては、業務に支障をきたしてしまう場合がある。
本発明は、ユーザーに与える不便さの度合いに応じて権限を設定することができる情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
請求項1の発明は、権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段を有し、前記検知手段は、前記権限設定によって制限される機能の使用を困難な操作とする期間を設け、該期間中に該困難な操作が行われた場合に、不便さの度合いが高くなるようにし、前記設定手段は、前記期間の終了後に、前記ユーザーの権限を設定し、前記期間の長さを調整する調整手段をさらに有し、前記調整手段は、達成レベルの高い管理目標の場合には、前記期間を短くする、情報処理装置である。
請求項14の発明は、コンピュータを、権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段として機能させ、前記検知手段は、前記権限設定によって制限される機能の使用を困難な操作とする期間を設け、該期間中に該困難な操作が行われた場合に、不便さの度合いが高くなるようにし、前記設定手段は、前記期間の終了後に、前記ユーザーの権限を設定し、前記期間の長さを調整する調整手段としてさらに機能させ、前記調整手段は、前記期間中に、前記検知手段によって検知された前記不便さの度合いが高い場合、該期間を短くする、情報処理プログラムである。
請求項15の発明は、コンピュータを、権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段として機能させ、前記設定手段は、ユーザーの権限の設定として、対象としている機能を使用可能か否かに設定すること、又は、ユーザーインターフェイスとして該機能の使用を困難な操作に設定すること、を行い、前記設定手段は、前記検知手段が不便さの度合いを検知できなかった場合であって、目標とする達成レベルが低いときは、前記ユーザーと同じ組織に所属するユーザーの不便さの度合いを用いて、権限の設定を行う、情報処理プログラムである。
請求項16の発明は、コンピュータを、権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段として機能させ、前記設定手段は、ユーザーの権限の設定として、対象としている機能を使用可能か否かに設定すること、又は、ユーザーインターフェイスとして該機能の使用を困難な操作に設定すること、を行い、前記設定手段は、前記検知手段が不便さの度合いを検知できなかった場合であって、目標とする達成レベルが高いときは、不便さの度合いが低い場合として、権限の設定を行う、情報処理プログラムである。
請求項14の情報処理プログラムによれば、ユーザーに与える不便さの度合いに応じて権限を設定することができる。また、期間中に困難な操作が行われた場合に、不便さの度合いが高くなるようにすることができる。また、期間の長さを調整することができる。そして、期間中に、不便さの度合いが高い場合、その期間を短くすることができる。
請求項15の情報処理プログラムによれば、ユーザーに与える不便さの度合いに応じて権限を設定することができる。また、ユーザーの権限の設定として、対象としている機能を使用可能か否かに設定すること、又は、ユーザーインターフェイスとして該機能の使用を困難な操作に設定すること、を行うことができる。そして、不便さの度合いを検知できなかった場合であって、目標とする達成レベルが低いときは、ユーザーと同じ組織に所属するユーザーの不便さの度合いを用いて、権限の設定を行うことができる。
請求項16の情報処理プログラムによれば、ユーザーに与える不便さの度合いに応じて権限を設定することができる。また、ユーザーの権限の設定として、対象としている機能を使用可能か否かに設定すること、又は、ユーザーインターフェイスとして該機能の使用を困難な操作に設定すること、を行うことができる。そして、不便さの度合いを検知できなかった場合であって、目標とする達成レベルが高いときは、不便さの度合いが低い場合として、権限の設定を行うことができる。
近年の複合機には、多様な機能が搭載されている。しかし、セキュリティや印刷コスト等の観点から、各機能を利用できるユーザーを限定したい場合がある。その実現手段として、ユーザーやグループ毎に各機能の利用権限情報を管理できる技術が知られている。
管理者がこの利用権限情報を適切に設定することはかなりの手間であり、それを解決するための技術として、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1に記載の技術によって、画像処理装置毎の機能に対するアクセス制御を制御装置で管理する画像処理システムにおいて、新規の画像処理装置を設置する際に、そのアクセス制御情報の設定を制御装置において自動的に行うことが可能となる。つまり、複合機の初期設置の際に、管理者はその複合機の機種や機能を鑑みながら手動で権限を設定する必要がなくなる。
しかし、特許文献1に記載の技術では、(1)権限による機能制限をかけることによって、利用者の業務に支障をきたす可能性がある。さらに、業務に支障をきたした場合でも、例えば、その利用者から直接訴えがない限り、管理者がそれを知ることはほとんどない。(2)ユーザーの業務が変わり、必要とする権限が変わる場合がある。しかし、それに追従して権限を変更することはできない。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。また、「A、B、C」等のように事物を列挙した場合は、断りがない限り例示列挙であり、その1つのみを選んでいる場合(例えば、Aのみ)を含む。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
情報処理装置100は、ユーザーの業務効率の低下を抑えつつ、組織としての利益目標(コスト削減、セキュリティリスク低減等)を達成する。
例えば、必要性を判断したい機能又は設定について、「選択までの操作が面倒になる(例えば、ステップ数増加又は時間増加となる)」ようにする。そして、ユーザーが別階層の設定を選択するか否かで必要性を判断する。例えば、操作ステップが増加する例(1)と選択操作ができるまでの時間が増加する例(2)がある。
操作ステップが増加する例(1−1)として、必要性を判断したい機能又は設定を画面外に配置する期間を設けるようにしてもよい。そして、ユーザーが画面外の設定を選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
具体的な例(1−1−1)として、必要性を判断したい機能又は設定を「スクロール範囲外(同一ページであるが、現在表示されている領域外)」に配置する期間を設けるようにしてもよい。そして、ユーザーが画面外の設定を選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
また、具体的な別の例(1−1−2)として、必要性を判断したい機能又は設定を「別ページ(同一ページではなく、現在表示されている領域外)」に配置する期間を設けるようにしてもよい。そして、ユーザーが画面外の設定を選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
具体的な例(1−2−1)として、必要性を判断したい機能又は設定を「フォルダ内」に配置する期間を設けるようにしてもよい。そして、ユーザーが画面外の設定を選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
具体的な例(2−1−1)として、必要性を判断したい設定が選択(又は変更)は最初グレーアウトされていて、一定時間がたつとグレーアウトが解除される期間を設けるようにしてもよい。この場合、他の設定はすぐに選択可能でスタート可能である。そして、ユーザーが当該設定を待ってでも選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
操作ステップが増加する例(3−1)として、必要性を判断したい機能又は設定を「選択に通常ステップ(1ステップ)以上要する」期間を設けるようにしてもよい。そして、ユーザーが画面外の設定を選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
具体的な例(3−1−1)として、必要性を判断したい機能又は設定を「ダブルタップで選択する」期間を設けるようにしてもよい。そして、ユーザーが画面外の設定を選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
また、具体的な別の例(3−1−2)として、必要性を判断したい機能又は設定を「確認画面を表示した後にOKを選択させる」期間を設けるようにしてもよい。そして、ユーザーが画面外の設定を選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
具体的な例(3−2−1)として、必要性を判断したい機能又は設定を「別のボタンを押しつつ、選択する」期間を設けるようにしてもよい。例えば、シフトボタンと機能ボタンの両方を選択するようにすればよい。そして、ユーザーが画面外の設定を選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
具体的な例(4−1−1)として、必要性を判断したい機能又は設定を「ロングタップで選択する」期間を設けるようにしてもよい。そして、ユーザーが画面外の設定を選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
また、具体的な別の例(4−1−2)として、必要性を判断したい機能又は設定を「スワイプ(タップ後に動かす)で選択する」期間を設けるようにしてもよい。そして、ユーザーが画面外の設定を選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
受付モジュール110は、操作環境変更モジュール115と接続されている。受付モジュール110は、ユーザー(主に、管理者)からの指示を受け付ける。受け付ける指示として、例えば、管理目標、達成レベル、期間(以下、試用期間を例示して説明する)、対象とするユーザー等が含まれている。具体的には、「用紙削減」という目標が指定され、どの程度削減したいかの達成レベルとして「大削減、中削減、小削減」のいずれかが指定される。
例えば、操作環境変更モジュール115は、管理目標から、制限される機能を抽出する。次に、機能又は達成レベルから、ユーザーインターフェイスの変更箇所を特定し、ユーザー毎に、ユーザーインターフェイスの変更を行う。そして、変更したユーザーインターフェイスの試用期間を設定する。なお、試用期間は、試用期間調整モジュール140によって変更され得る。
例えば、「カラーコピー権限:禁止」にする前に、試用期間中はコピーのカラーモードのデフォルトを「白黒」にしておく。この試用期間において、設定を「白黒」から「カラー」にしてコピーを行う頻度が高いユーザーがいるとする。そのユーザーに対しても、「カラーコピー権限:禁止」にしてしまうと、業務に支障をきたしてしまうと推測できる。そこで、「カラーコピー権限:禁止」にしてしまう前に、カラーコピー機能の使用を困難な操作とする試用期間を設けて、検知モジュール130が、ユーザーに与える不便さの度合いを検知するようにしている。
例えば、必要性を判断したい設定が選択(又は変更)可能になるまでに時間を設けるようにしてもよい。なお、他の設定はすぐに選択可能(つまり、スタート可能)である。
これによって、ユーザーが、その設定を待ってでも選択するか否かで必要性を判断するようにしてもよい。
具体的には、必要性を判断したい設定について、選択(又は変更)ボタンの表示は最初グレーアウトされていて、予め定められた時間が経過すると、そのグレーアウトが解除されるようにしてもよい。もちろんのことながら、他の設定はすぐに選択可能である。なお、ここでグレーアウトとは、操作できないことを示すものであり、一般的に、その選択ボタンをグレーで表示するものである。この後、ユーザーが予め定められた時間を待ってでも選択した場合は、必要性が高いと判断し、ユーザーが予め定められた時間を待たずに、他の操作を行った場合は、必要性が低いと判断するようにしてもよい。
また、検知モジュール130は、設定モジュール135によって制限される機能の使用を困難な操作とする試用期間を設け、その試用期間中にその困難な操作が行われた場合に、不便さの度合いが高くなるようにしてもよい。ここで、「試用期間」とは、不便さの度合いを検知するための期間である。
また、設定モジュール135は、試用期間の終了後に、ユーザーの権限を設定するようにしてもよい。
また、設定モジュール135は、ユーザーの権限の設定として、対象としている機能を使用可能か否かに設定すること、又は、ユーザーインターフェイスとしてその機能の使用を困難な操作に設定すること、を行うようにしてもよい。
また、設定モジュール135は、不便さの度合いが低い場合には、ユーザーの権限として、対象としている機能を使用できないように設定する、又は、その機能の使用を困難な操作に設定するようにしてもよい。「不便さの度合いが低い場合」であるので、その機能が制限されたとしても、そのユーザーにとっては、それほど不便にはならないということである。
また、設定モジュール135は、不便さの度合いが低い場合には、ユーザーの権限として、対象としている機能を使用できないように設定する、又は、その機能の使用を困難な操作に設定するようにしてもよい。
また、設定モジュール135は、不便さの度合いが高い場合には、ユーザーの権限は変更しないようにしてもよい。ここで、「ユーザーの権限は変更しない」として、具体的には、試用期間前の状態に戻すことをいう。
また、設定モジュール135は、検知モジュール130が不便さの度合いを検知できなかった場合であって、目標とする達成レベルが低いときは、ユーザーと同じ組織に所属するユーザーの不便さの度合いを用いて、権限の設定を行うようにしてもよい。ここで、「不便さの度合いを検知できなかった場合」として、例えば、対象とする機能が使用されなかった場合、使用回数が低いため、不便さの度合いを検知できるレベルに達しなかった場合が該当する。
また、設定モジュール135は、検知モジュール130が不便さの度合いを検知できなかった場合であって、目標とする達成レベルが高いときは、不便さの度合いが低い場合として、権限の設定を行うようにしてもよい。ここで、「不便さの度合いを検知できなかった」ということは、対象としている機能をあまり使わないユーザーなので利用制限しても不便ではないとみなすものである。
設定モジュール135の処理内容については、詳細な例を示す図8〜図11を用いて後述する。
また、試用期間調整モジュール140は、達成レベルの高い管理目標の場合には、試用期間を短くするようにしてもよい。ここで、「達成レベル」とは、管理目標に対して達成の度合いを示すものであり、複数段階で示されることが一般的である。例えば、管理目標が「用紙削減」である場合、達成レベルとして「大削減」、「中削減」、「小削減」等がある。ここで、「達成レベルの高い」とは、達成が困難であることをいい、予め定められた達成レベル(例えば、「大削減」、「中削減」等)であってもよいし、予め定められた順位までの達成レベル(例えば、達成が困難である順に並べた場合に、第2位までの達成レベル等)であってもよい。
また、試用期間調整モジュール140は、ユーザーの使用履歴から権限設定によって制限される機能の利用頻度が低い場合、試用期間を長くするようにしてもよい。ここで、「利用頻度が低い場合」として、例えば、利用頻度が予め定められた閾値未満又は以下である場合をいう。
また、試用期間調整モジュール140は、試用期間中に、検知モジュール130によって検知された不便さの度合いが高い場合、その試用期間を短くするようにしてもよい。ここで、「不便さの度合いが高い場合」とは、例えば、不便さの度合いが予め定められた閾値より高い又は以上である場合をいう。さらに、対象ユーザー数のうち予め定められた閾値以上の割合のユーザーにおいて、不便さの度合いが高い場合としてもよい。例えば、その判断した時点で、試用期間を終了させてもよい。
試用期間調整モジュール140の処理内容については、詳細な例を示す図12を用いて後述する。
図2(a)に示す例では、画像処理装置210は、情報処理装置100、画像処理モジュール220を有している。画像処理装置210として、例えば、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等がある。なお、情報処理装置100を有する機器として、画像処理装置210に限定されるものではなく、機能を制限し、ユーザーインターフェイスを変更することができるものであるならば、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット等であってもよい。
情報処理装置100は、画像処理モジュール220と接続されている。画像処理モジュール220は、情報処理装置100と接続されている。画像処理モジュール220は、情報処理装置100の本来の機能を提供するものである。ただし、ユーザーによって、機能が制限されることがある。なお、画像処理装置210は、ユーザーの権限を管理できる。
ユーザー端末230に対する管理者の操作によって、情報処理装置100に権限変更の指示が行われる。情報処理装置100は、各画像処理装置210におけるユーザーインターフェイスを変更して、試用期間中の操作履歴にしたがって、ユーザーの権限を変更する。
ステップS302では、管理目標を受け付ける。管理者の操作によって、例えば、「用紙削減」という目標が指定される。この処理は、定期的に行うようにしてもよい。ユーザーの業務が変わった場合に対応するためである。
ステップS304では、達成レベルを受け付ける。管理者の操作によって、例えば、用紙をどの程度削減したいかの達成レベルとして「大削減、中削減、小削減」のいずれかが指定される。
ステップS306では、試用期間を受け付ける。管理者の操作によって、例えば、1週間等が指定される。なお、ユーザー毎に試用期間を異ならせてもよい。また、画像処理装置210毎に試用期間を異ならせてもよい。
ステップS308では、対象ユーザーを受け付ける。管理者の操作によって、例えば、ユーザーID(複数のユーザーを含むユーザーグループ等であってもよい)が指定される。
例えば、試用期間中ユーザーインターフェイステーブル500を用いて、ユーザーインターフェイスを変更する。図5は、試用期間中ユーザーインターフェイステーブル500のデータ構造例を示す説明図である。試用期間中ユーザーインターフェイステーブル500は、機能欄510、達成レベル欄520、ユーザーインターフェイスのデフォルト欄530を有している。機能欄510は、機能を記憶している。達成レベル欄520は、その機能に対応する達成レベルを記憶している。ユーザーインターフェイスのデフォルト欄530は、その機能又はその達成レベルに対応するユーザーインターフェイスのデフォルトを記憶している。つまり、機能欄510又は達成レベル欄520に対応するユーザーインターフェイスのデフォルト欄530を抽出し、そのユーザーインターフェイスのデフォルト欄530内のユーザーインターフェイスに変更させるものである。
例えば、試用期間中ユーザーインターフェイステーブル500の1行目では、機能「複数ページまとめ機能」(機能欄510)に対応する達成レベルとして「大削減」、「中削減」、「小削減」(達成レベル欄520)がある。そして、達成レベル「大削減」(達成レベル欄520)に対応するユーザーインターフェイスのデフォルトとして「8ページを1枚の用紙にまとめる」(ユーザーインターフェイスのデフォルト欄530)があり、達成レベル「中削減」に対応するユーザーインターフェイスのデフォルトとして「4ページを1枚の用紙にまとめる」(ユーザーインターフェイスのデフォルト欄530)があり、達成レベル「小削減」に対応するユーザーインターフェイスのデフォルトとして「2ページを1枚の用紙にまとめる」(ユーザーインターフェイスのデフォルト欄530)がある。例えば、「中削減」が指定された場合は、「4ページを1枚の用紙にまとめる(4アップ)」をデフォルトとして、ユーザーに提示する。なお、デフォルトであるので、ユーザーによって変更することが可能である。例えば、ユーザーによっては、デフォルトである「4ページを1枚の用紙にまとめる(4アップ)」を、「2ページを1枚の用紙にまとめる(2アップ)」に変更したり、「複数ページまとめ機能無し(つまり、1ページを1枚の用紙に印刷)」に変更したりしてもよい。デフォルトから変更したユーザーにとっては、余分な変更操作(不便さの一例)をしてまでも、他の機能にしたいという意思を有しているとみなされる。そして、その変更の回数が多い場合は、デフォルト(「4ページを1枚の用紙にまとめる(4アップ)」)のままでは、業務に支障をきたすものであると認められる。
『メニュー表示の最後に「ステイプル指定」を移動する』については、図6の例を用いて説明する。
『「ステイプル指定」を「その他の設定」項目に移動する』については、図7の例を用いて説明する。
このように、必要性を判断すべき機能について、設定又は選択のプロセスを面倒(使用を困難)にし、その面倒さを乗り越えた、又は、乗り越えようとした場合に、本当に必要があると推測するものである。
図6(a)に示す例では、通常UI画面600には、設定領域610、スタートボタン635を表示する。設定領域610には、カラー/白黒設定領域612、片面/両面設定領域614、複数ページまとめ設定領域616、ステイプル有無設定領域618、スクロールバー630を表示する。これは、試用期間前(つまり、操作環境変更モジュール115による変更前)におけるユーザーインターフェイスを示している。ここでは、ステイプル有無設定領域618が設定領域610の先頭ページに表示されている。つまり、スクロールバー630を操作することなく、ステイプル有無設定領域618の操作(例えば、「なし」から「あり」に変更する操作)を行うことができる。
図6(b)に示す例は、操作環境変更モジュール115によってユーザーインターフェイスが変更された後の状態を示している。試用期間中UI画面650には、設定領域660、スタートボタン635を表示する。設定領域660内には、ステイプル有無設定領域618をメニュー表示の最後に移動している。つまり、ステイプル有無設定領域618の操作を行いたい場合は、スクロールバー630内をポインタ670で下に移動させるという操作が必要である。ステイプル有無設定領域618を、スクロールしないと見えない位置に移動している。そして、その操作の結果、設定領域660に、トレイ設定領域622、表紙設定領域624、ステイプル有無設定領域618を表示する。したがって、図6(a)の例の場合に比べると、ステイプル有無設定領域618の使用を困難な操作にしている。
図7(a)に示す例では、通常UI画面700には、設定領域710、スタートボタン735を表示する。設定領域710には、カラー/白黒設定領域712、片面/両面設定領域714、ステイプル有無設定領域716、「その他の設定」ボタン718を表示する。これは、試用期間前(つまり、操作環境変更モジュール115による変更前)におけるユーザーインターフェイスを示している。ここでは、ステイプル有無設定領域716が設定領域710の先頭ページに表示されている。つまり、「その他の設定」ボタン718を操作することなく、ステイプル有無設定領域716の操作(例えば、「なし」から「あり」に変更する操作)を行うことができる。
図7(b)に示す例は、操作環境変更モジュール115によってユーザーインターフェイスが変更された後の状態を示している。試用期間中UI画面750には、設定領域760、スタートボタン735を表示する。設定領域760内には、カラー/白黒設定領域712、片面/両面設定領域714、「その他の設定」ボタン718を表示する。つまり、設定領域760では、ステイプル有無設定領域716が設定領域710から削除されており、「その他の設定」ボタン718がポインタ770によって選択されると、ステイプル有無設定領域716を表示する。具体的には、図7(c)に示す例のようになる。試用期間中UI画面750には、設定領域780、スタートボタン735を表示する。設定領域780内には、トレイ設定領域722、表紙設定領域724、ステイプル有無設定領域716を表示する。つまり、ステイプル有無設定領域716の操作を行いたい場合は、「その他の設定」ボタン718を選択するという操作が必要である。ステイプル有無設定領域716を、機能階層(ユーザーインターフェイスにおける階層)の深いところに隠すようにしている。したがって、図7(a)の例の場合に比べると、ステイプル有無設定領域716の使用を困難な操作にしている。
ステップS802では、試用期間が終了したか否かを判断し、終了した場合はステップS604へ進み、それ以外の場合は終了するまで待機する。この処理は、定期的に行うようにしてもよい。ユーザーの業務が変わった場合に対応するためである。
ステップS804では、操作履歴を収集する。具体的には、図3の例に示すフローチャートによる処理によって、ユーザーインターフェイスが変更された機器(図2の例では、画像処理装置210)から、試用期間における操作履歴を収集する。例えば、操作履歴テーブル900を収集する。図9は、操作履歴テーブル900のデータ構造例を示す説明図である。操作履歴テーブル900は、ログID欄910、操作日時欄920、ユーザーID欄930、操作欄940を有している。ログID欄910は、本実施の形態において、ログを一意に識別するための情報(ログID:IDentification)を記憶している。操作日時欄920は、操作日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。ユーザーID欄930は、本実施の形態において、ユーザーを一意に識別するための情報(ユーザーID)を記憶している。操作欄940は、操作を記憶している。
前述したように、操作履歴として、直訴ボタンが押された回数、頻度等を含めるようにしてもよい。また、操作履歴として、音収集装置が舌打ち、文句等の音を収集した回数、頻度等を含めるようにしてもよい。また、操作履歴として、使用できない機能のボタンが押された回数、頻度等を含めるようにしてもよい。
図9の例では、ログID:12345、操作日時:2017年05月17日10時00分00秒に、ユーザーID:FX0001が、操作:ステイプル指定を行い、ログID:12346、操作日時:2017年05月17日10時00分10秒に、ユーザーID:FX0001が、操作:コピーを行ったことを示している。つまり、図6又は図7の例に示したユーザーインターフェイスであったにもかかわらず、ユーザーID:FX0001のユーザーは、ステイプル指定を行ったことを示している。
図10の例では、ユーザーID:FX0001は、不便さの度合い:1/5である。これは、試用期間(例えば、5日間)を分母として、利用回数を分子としたものであるが、これに限定されるものでなく、単に利用回数としてもよいし、分母を画像処理装置210の利用回数としてもよいし、ユーザー毎に重みを乗算してもよい。
なお、画像処理装置210に対しての操作が少ない場合、又は、対象としている操作が少ない場合(例えば、ステイプル指定の操作回数が予め定められた閾値以下である場合)、不便さの度合いを算出しない(不便さの度合いを検知できないとする)。サンプル数が少なく、権限変更の判断には不十分だからである。
ステップS810では、「不便さの度合い<閾値」であるか否かを判断し、「不便さの度合い<閾値」の場合(ユーザーインターフェイスを変更したにもかかわらず、不便とはならない場合)はステップS812へ進み、それ以外の場合(ユーザーインターフェイスを変更したことによって、不便になった場合)はステップS814へ進む。
ステップS812では、対象ユーザーの権限を設定する。つまり、その対象ユーザーの権限として、対象機能を使用できないように設定する、又は、対象機能の使用を困難な操作に設定する(試用期間中におけるユーザーインターフェイスのままとする)。これによって、業務に支障をきたさない範囲で、管理目標の達成ができる可能性が高まる。
ステップS814では、対象ユーザーについて、元の設定に戻す。つまり、その対象ユーザーの権限は変更しない。試用期間前のユーザーインターフェイスに戻す。これによって、その対象ユーザーにおいては、業務に支障をきたさないようにすることができる。
ステップS818では、対象ユーザーと同じグループに属しているユーザーの不便さの度合いを対象ユーザー不便さの度合いとし、ステップS810へ進む。例えば、ユーザーテーブル1100を用いる。図11は、ユーザーテーブル1100のデータ構造例を示す説明図である。ユーザーテーブル1100は、ユーザーID欄1110、ユーザー名欄1120、グループ欄1130を有している。ユーザーID欄1110は、ユーザーIDを有している。ユーザー名欄1120は、そのユーザーIDのユーザーのユーザー名を記憶している。グループ欄1130は、そのユーザーIDのユーザーが属しているグループを記憶している。ユーザーテーブル1100を用いて、対象ユーザーと同じグループのユーザーを抽出し、抽出したユーザーの不便さの度合いを、情報処理装置100を用いて抽出し、ステップS810の判断処理を行う。
ステップS820では、ユーザーは残っているか否かを判断し、残っている場合はステップS806に戻り、それ以外の場合(全てのユーザーを対象とした場合)は処理を終了する(ステップS899)。
ステップS1202では、達成レベルが「高」の場合はステップS1204へ進み、達成レベルが「高以外」の場合はステップS1206へ進む。達成レベルが「高」である場合は、早く権限を制限して管理目標を達成しやすくすべきであること、また、業務に支障をきたす可能性があるユーザーに対しては試用期間を短くすべきだからである。
ステップS1204では、管理者が設定した試用期間を短くし、処理を終了する(ステップS1299)。例えば、試用期間から予め定められた期間を差し引いてもよいし、予め定められた係数(1未満の値)を試用期間に乗算してもよい。
ステップS1206では、利用頻度が「低」の場合はステップS1208へ進み、利用頻度が「低以外」の場合はステップS1210へ進む。操作履歴を参照して、利用頻度が「低」か否かを判断すればよい。
ステップS1208では、試用期間を長くする。サンプル数を多くするためである。
ステップS1210では、標準の試用期間とする。
また、試用期間の調整は動的に行ってもよい。つまり、試用期間中において、試用期間の調整を行うようにしてもよい。
また、前述の実施の形態の説明内での比較処理において、「以上」、「以下」、「より大きい」、「より小さい(未満)」としたものは、その組み合わせに矛盾が生じない限り、それぞれ「より大きい」、「より小さい(未満)」、「以上」、「以下」としてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
105…試用環境変更処理モジュール
110…受付モジュール
115…操作環境変更モジュール
120…権限設定処理モジュール
125…操作履歴収集モジュール
130…検知モジュール
135…設定モジュール
140…試用期間調整モジュール
145…制御モジュール
210…画像処理装置
220…画像処理モジュール
230…ユーザー端末
290…通信回線
Claims (16)
- 権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、
前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段
を有し、
前記検知手段は、前記権限設定によって制限される機能の使用を困難な操作とする期間を設け、該期間中に該困難な操作が行われた場合に、不便さの度合いが高くなるようにし、
前記設定手段は、前記期間の終了後に、前記ユーザーの権限を設定し、
前記期間の長さを調整する調整手段
をさらに有し、
前記調整手段は、達成レベルの高い管理目標の場合には、前記期間を短くする、
情報処理装置。 - 権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、
前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段
を有し、
前記検知手段は、前記権限設定によって制限される機能の使用を困難な操作とする期間を設け、該期間中に該困難な操作が行われた場合に、不便さの度合いが高くなるようにし、
前記設定手段は、前記期間の終了後に、前記ユーザーの権限を設定し、
前記期間の長さを調整する調整手段
をさらに有し、
前記調整手段は、前記ユーザーの使用履歴から前記権限設定によって制限される機能の利用頻度が低い場合、前記期間を長くする、
情報処理装置。 - 権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、
前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段
を有し、
前記検知手段は、前記権限設定によって制限される機能の使用を困難な操作とする期間を設け、該期間中に該困難な操作が行われた場合に、不便さの度合いが高くなるようにし、
前記設定手段は、前記期間の終了後に、前記ユーザーの権限を設定し、
前記期間の長さを調整する調整手段
をさらに有し、
前記調整手段は、前記期間中に、前記検知手段によって検知された前記不便さの度合いが高い場合、該期間を短くする、
情報処理装置。 - 権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、
前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段
を有し、
前記設定手段は、ユーザーの権限の設定として、対象としている機能を使用可能か否かに設定すること、又は、ユーザーインターフェイスとして該機能の使用を困難な操作に設定すること、を行い、
前記設定手段は、前記検知手段が不便さの度合いを検知できなかった場合であって、目標とする達成レベルが低いときは、前記ユーザーと同じ組織に所属するユーザーの不便さの度合いを用いて、権限の設定を行う、
情報処理装置。 - 権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、
前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段
を有し、
前記設定手段は、ユーザーの権限の設定として、対象としている機能を使用可能か否かに設定すること、又は、ユーザーインターフェイスとして該機能の使用を困難な操作に設定すること、を行い、
前記設定手段は、前記検知手段が不便さの度合いを検知できなかった場合であって、目標とする達成レベルが高いときは、不便さの度合いが低い場合として、権限の設定を行う、
情報処理装置。 - 前記困難な操作として、期間前に比べて、前記機能を利用するにあたって操作回数を増やすこと、又は、前記機能に対応する要素を見つけにくくすること、である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記検知手段は、前記権限設定によって制限される機能の使用を困難な操作とする期間を設け、該期間中に該困難な操作が行われた場合に、不便さの度合いが高くなるようにし、
前記設定手段は、前記期間の終了後に、前記ユーザーの権限を設定し、
前記困難な操作として、期間前に比べて、前記機能を利用するにあたって操作回数を増やすこと、又は、前記機能に対応する要素を見つけにくくすること、である、
請求項4又は5に記載の情報処理装置。 - 前記設定手段は、前記不便さの度合いが低い場合には、前記ユーザーの権限として、対象としている機能を使用できないように設定する、又は、該機能の使用を困難な操作に設定する、
請求項4又は5に記載の情報処理装置。 - 前記設定手段は、前記不便さの度合いが高い場合には、前記ユーザーの権限は変更しない、
請求項4又は5に記載の情報処理装置。 - 前記設定手段は、ユーザーの権限の設定として、対象としている機能を使用可能か否かに設定すること、又は、ユーザーインターフェイスとして該機能の使用を困難な操作に設定すること、を行い、
前記設定手段は、前記不便さの度合いが低い場合には、前記ユーザーの権限として、対象としている機能を使用できないように設定する、又は、該機能の使用を困難な操作に設定する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記設定手段は、ユーザーの権限の設定として、対象としている機能を使用可能か否かに設定すること、又は、ユーザーインターフェイスとして該機能の使用を困難な操作に設定すること、を行い、
前記設定手段は、前記不便さの度合いが高い場合には、前記ユーザーの権限は変更しない、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、
前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段
として機能させ、
前記検知手段は、前記権限設定によって制限される機能の使用を困難な操作とする期間を設け、該期間中に該困難な操作が行われた場合に、不便さの度合いが高くなるようにし、
前記設定手段は、前記期間の終了後に、前記ユーザーの権限を設定し、
前記期間の長さを調整する調整手段
としてさらに機能させ、
前記調整手段は、達成レベルの高い管理目標の場合には、前記期間を短くする、
情報処理プログラム。 - コンピュータを、
権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、
前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段
として機能させ、
前記検知手段は、前記権限設定によって制限される機能の使用を困難な操作とする期間を設け、該期間中に該困難な操作が行われた場合に、不便さの度合いが高くなるようにし、
前記設定手段は、前記期間の終了後に、前記ユーザーの権限を設定し、
前記期間の長さを調整する調整手段
としてさらに機能させ、
前記調整手段は、前記ユーザーの使用履歴から前記権限設定によって制限される機能の利用頻度が低い場合、前記期間を長くする、
情報処理プログラム。 - コンピュータを、
権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、
前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段
として機能させ、
前記検知手段は、前記権限設定によって制限される機能の使用を困難な操作とする期間を設け、該期間中に該困難な操作が行われた場合に、不便さの度合いが高くなるようにし、
前記設定手段は、前記期間の終了後に、前記ユーザーの権限を設定し、
前記期間の長さを調整する調整手段
としてさらに機能させ、
前記調整手段は、前記期間中に、前記検知手段によって検知された前記不便さの度合いが高い場合、該期間を短くする、
情報処理プログラム。 - コンピュータを、
権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、
前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段
として機能させ、
前記設定手段は、ユーザーの権限の設定として、対象としている機能を使用可能か否かに設定すること、又は、ユーザーインターフェイスとして該機能の使用を困難な操作に設定すること、を行い、
前記設定手段は、前記検知手段が不便さの度合いを検知できなかった場合であって、目標とする達成レベルが低いときは、前記ユーザーと同じ組織に所属するユーザーの不便さの度合いを用いて、権限の設定を行う、
情報処理プログラム。 - コンピュータを、
権限設定の対象であるユーザーに与える不便さの度合いを検知する検知手段と、
前記不便さの度合いにしたがって、前記ユーザーの権限を設定する設定手段
として機能させ、
前記設定手段は、ユーザーの権限の設定として、対象としている機能を使用可能か否かに設定すること、又は、ユーザーインターフェイスとして該機能の使用を困難な操作に設定すること、を行い、
前記設定手段は、前記検知手段が不便さの度合いを検知できなかった場合であって、目標とする達成レベルが高いときは、不便さの度合いが低い場合として、権限の設定を行う、
情報処理プログラム。
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