JP6926694B2 - 射出成形装置 - Google Patents

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本発明は、射出成形装置に関するものである。
バンパーフェイシア等の比較的大型の樹脂成形品を多点ゲート方式にて成形する射出成形方法であって、特にバンパーサイド部にモール溝が延在し、そのモール溝の底部に開口部としての複数の係合溝が形成されたバンパーフェイシアに対し、バンパーサイド部の成形に際して、モール溝の延在方向から溶融成形材料を流入させてモール溝の末端まで回り込ませ、その後にサイドゲートから溶融成形材料を流入させることにより、モール溝またはその近傍でのウエルドの発生を抑制するものが知られている。(特許文献1)。
特開2013−001019号公報
上記従来の射出成形装置のサイドゲート(21)は、ホットランナ(5)と、コールドランナ(4)とで構成され、溶融成形材料の固化を抑制するために、コールドランナには断熱機能が付与されている。しかしながら、断熱機能が付与されているが故に、製品の取り出しまでの冷却工程において固化時間が長くなり、生産性が低いという問題点がある。
本発明が解決しようとする課題は、生産性の高い射出成形装置を提供することである。
本発明は、複数の射出機を型締め加圧ユニットの前後、上下及び左右の少なくともいずれかに配置するとともに、一の型締め加圧ユニットは射出成形時の型締め加圧のみを行い、型締め加圧ユニットの側部に設けられた型開閉ユニットにより、溶融成形材料が射出された成形型を型開きして成形品を脱型するとともに、当該型開きした成形型を閉状態に戻す。型開閉ユニットは、型締め加圧ユニットの両側部にそれぞれ複数配置され、型締め加圧ユニットの成形型セット位置に並ぶ位置と、成形型セット位置に並ぶ位置から退避する位置に移動可能とすることによって上記課題を解決する。
本発明によれば、複数の射出機を型締め加圧ユニットの前後、上下及び左右の少なくともいずれかに配置することで、ランナの入口までの距離を短く設定することができるので、コールドランナの断熱機能を省くことができる。また、型締め加圧ユニットでは射出成型時の型締め加圧のみを行い、型開きは型開閉ユニットで行うので、これらを同時に行うことができる。さらに、型開閉ユニットは、型締め加圧ユニットの成形型セット位置に並ぶ位置と、成形型セット位置に並ぶ位置から退避する位置に移動可能である。これにより、生産性の高い射出成形装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の全体を示す斜視図である。 図1の平面図である。 図1の成形型及び複数の射出機を示す正面図である。 図1の射出成形装置を用いた射出成形工程を示す平面図(その1)である。 図1の射出成形装置を用いた射出成形工程を示す平面図(その2)である。 図1の射出成形装置を用いた射出成形工程を示す平面図(その3)である。 図1の射出成形装置を用いた射出成形工程を示す平面図(その4)である。 図1の射出成形装置を用いた射出成形工程を示す平面図(その5)である。 図1の射出成形装置を用いた射出成形工程を示す平面図(その6)である。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係る射出成形装置の全体を示す斜視図、図2は、同じく平面図、図3は、図1の成形型及び複数の射出機を示す正面図である。本実施形態の射出成形装置1は、図1及び図2に示すように、型締め加圧ユニット3が配置された第1ラインL1と、第1ラインの両側に沿い複数の型開閉ユニット4が配置された第2ラインL2と、各第2ラインL2,L2の外側に沿い成形型2が保管される保管ユニット6が配置された第3ラインL3と、を含む。
本実施形態の射出成形装置1は、型締め及び型開きが可能とされ、複数のランナ23の入口が外周面に開口し、前記ランナ23の出口がキャビティ24に連通する複数対の成形型2と、複数対の成形型2のうちの一対の成形型2に対して、射出成形時の型締め加圧のみを行う一の型締め加圧ユニット3と、型締め加圧ユニット3の前後、上下及び左右の少なくともいずれかに配置され、シリンダ51の先端に装着されたノズル52をランナ23の入口に圧接して溶融成形材料を射出する複数の射出機5と、型締め加圧ユニット3の側部に設けられ、溶融成形材料が射出された成形型2を型開きして成形品9を脱型するとともに、当該型開きした成形型2を閉状態に戻す型開閉ユニット4と、溶融成形材料が射出された成形型2を型締め加圧ユニット3から型開閉ユニット4へ搬送し、溶融成形材料が射出される前の他の成形型2を型開閉ユニット4から型締め加圧ユニット3へ搬送する第1搬送機構7と、を備える。また、本実施形態の射出成形装置1は、必要に応じて、型開閉ユニット4の側部に設けられ、成形型2が保管される保管ユニット6と、保管された成形型2を型開閉ユニット4へ搬出し、保管すべき成形型2を型開閉ユニット4から搬入する第2搬送機構8と、をさらに備えてもよい。
型締め加圧ユニット3は、固定プラテン(固定盤)31と、可動プラテン(可動盤)32と、これらを保持するガイドレール33とを含み、可動プラテン32が、固定プラテン31に対し、ガイドレール33に沿って、型締め加圧位置と、型締め加圧開放位置とに、油圧又は空圧による加圧機34により移動可能とされている。本実施形態の型締め加圧ユニット3は、型締めされた状態の成形型2が搬入され、この成形型2のキャビティに溶融成形材料が射出される間の射出工程においては、可動プラテン32が型締め加圧位置に前進し、射出工程を終了したら、可動プラテン32が型締め加圧開放位置に後退する。そして、型締めされた状態のまま成形型2は、隣接する第2ラインL2の型開閉ユニット4に第1搬送機構7により搬出される。すなわち、本実施形態の型締め加圧ユニット3において成形型2の型開きは行われない。なお、一対のプラテン31,32は、図示するように一方を固定プラテン31、他方を可動プラテン32とするほか、両方を可動プラテンで構成し、相対的移動によって型締め加圧位置と型締め加圧開放位置とに移動可能にしてもよい。
型締め加圧ユニット3の前後、上下及び左右の少なくともいずれかに、複数の射出機5が配置されている。図1〜3に示す実施形態においては、固定プラテン31の後に1機、固定プラテン31の上に2機、固定プラテン31の下に2機(図1及び2においては図示が省略されているが、図3に示すように、固定プラテン31の上に配置された2機と同様に配置されている。)、可動プラテン32の上に1機、可動プラテン32の下に1機(図1〜3においては図示が省略されているが、可動プラテン31の上に配置された2機と同様に配置されている。)の、合計7機の射出機5が配置されている。ただし、本発明における射出機5の数量は2機以上であれば特に限定されない。
本実施形態の射出機5は、図3に示すようにシリンダ51の先端に装着されたノズル52をランナ23の入口に圧接して溶融成形材料を射出する。また、多品種混合ラインのように、異なる成形品を第1ラインL1で生産すると、成形型2によってランナ23の入口の位置が相違するので、これに対応するために、ノズル52を、複数のランナ23のぞれぞれの入口に対し、三次元方向に接近離反させるXYZ駆動機構53を含む(図1参照)。このXYZ駆動機構53は、詳細な図示は省略するが、Z軸方向(図1〜3のノズル52が上下する方向)に駆動するZ軸テーブルが、固定プラテン31又は可動プラテン32に固定され、このZ軸テーブルの上に、Y軸方向に駆動するY軸テーブルが搭載され、このY軸テーブルの上に、X方向に駆動するX軸テーブルが搭載され、このX軸テーブルに射出機5が保持されている。
一対の成形型2のうちの一方は、固定プラテン31にて加圧される固定成形型21とされ、他方は、可動プラテン32にて加圧される可動成形型22とされている。型締め加圧ユニット3によって型締め加圧され、溶融成形材料が射出されている間は、型締め加圧ユニット3による加圧力によって一対の成形型2に型締め力が作用し、射出圧によるキャビティ24からの溶融成形材料の漏洩が防止される。
固定成形型21と可動成形型22のそれぞれは、その合わせ面がパーティング面とされており、両方のパーティング面で一つのパーティングラインが構成される。図3に示すように、固定成形型13と可動成形型14のそれぞれには、凹状又は平面状の成形面が形成され、一対の成形型2が型締めされると、その内部に成形面により構成されたキャビティ24が形成される。このキャビティ24が製品の外形形状に対応する。可動成形型22には、射出成形を終了した成形品を脱型するためのエジェクタピンを含む成形品脱型機構25が設けられている。
また、型締めされた状態の一対の成形型2の内部に形成されるキャビティ24に溶融成形材料を射出するためのランナ23が一対の成形型2の外周面の所定位置に形成されている。図3に、7機の射出機5にそれぞれ対応する7つのランナ23のうちの3つを示す。ランナ23は、一端が溶融成形材料の入口(ゲート)となり、他端がキャビティ24への溶融成形材料の出口となる。本実施形態の成形型2においては、例えば図3に示すように、パーティングラインの上側3つ、下側に3つのランナ23が形成され、さらにキャビティ24の中心部に1つのランナ23が形成されている。これら7つのランナ23は、ホットランナとしてもよいし、コールドランナとしてもよい。ランナ23の長さが充分に短くコールドランナとする場合、断熱機能を付与する必要はない。また、一つのランナ23を成形型2の内部で複数のランナ23に分岐させてもよい。
なお、図3に示す成形型2においては、型締め方向と、上側及び下側の合計6つのランナ23の軸方向が同じ方向でないため、成形品9を脱型する際の容易性から、パーティングラインの所定位置にランナ23を設けているが、本発明においてはランナ23の設定位置はパーティングライン上に何ら限定されるものではない。
射出機5は、インライン方式(可塑化ユニットと射出ユニットが同じユニットの形式であり、溶融成形材料はスクリューにより押し出される)又はプランジャ方式(可塑化ユニットと射出ユニットが別ユニットとされた形式であり、射出機5の内部で溶融された溶融成形材料はプランジャにより押し出される)のいずれのものであってもよい。ただし、本実施形態の射出成形装置1のように、型締め加圧ユニット3の前後、上下又は左右に多数の射出機5を配置する場合には、コンパクトなインライン方式を用いるのが望ましい。
本実施形態の射出機5は、シリンダ51を備え、インライン方式であればシリンダ51の内部にスクリューシャフトが設けられ、プランジャ方式であればシリンダ51に内部にプランジャが設けられている。いずれの方式であっても、シリンダ51の先端には、L字状又は略L字状のノズル52が設けられている。なお、本発明においてノズル52の形状は何ら限定されず、L字状や湾曲状のほか、射出機5を一対の成形型2の中心線上に配置する場合に適用されるように、直線のノズルであってもよい。
本実施形態の射出機5は、7機のそれぞれが独立して、射出圧、射出量、射出時間、射出温度の少なくともいずれかが制御可能とされている。なかでも特に少なくとも射出量は、独立制御とすることが望ましい。これにより、キャビティ24へのランナ23の位置に応じて、適切な射出量の溶融成形材料を射出することができ、ウェルドなどの外観不良の発生を抑制することができる。
第1ラインL1の両側部に設けられた2つの第2ラインL2,L2には、溶融成形材料が射出された成形型2(すなわち成形工程を終了した成形型2)を型開きして成形品9を脱型するとともに、当該型開きした成形型2を閉状態に戻す型開閉ユニット4が配置されている。本実施形態の射出成形装置1においては、左右それぞれの第2ラインL2に、2機ずつ、合計4機の型開閉ユニット4が配置され、各型開閉ユニット4は、第2ラインL2に沿って、第1ラインL1の型締め加圧ユニット3の成形型2のセット位置に並ぶ位置と、この位置から退避する位置とに移動可能とされている。型開閉ユニット4は、詳細な図示は省略するが、一対の成形型2をそれぞれ保持したのち、これら成形型2を開閉する機構と、型開きした状態で成形品脱型機構25を駆動してエジェクタピンを前進及び後退させる機構とを備える。
第1搬送機構7は、図3に示すように、例えばローラなどの搬送機構からなり、型締め加圧ユニット3と、両側それぞれの型開閉ユニット4との間であって、型締め加圧ユニット3の成形型2のセット位置に並ぶ位置に架設されている。本実施形態の第1搬送機構7は、溶融成形材料が射出された成形型2を、型締めした状態で、型締め加圧ユニット3から型開閉ユニット4へ搬送する一方、溶融成形材料が射出される前の他の成形型2を、型締めした状態で、型開閉ユニット4から型締め加圧ユニット3へ搬送する。
保管ユニット6は、図1及び図2に示すように、型開閉ユニット4が配置された第2ラインL2の外側の側部の第3ラインL3に設けられ、成形型2を保管するための台車61と、台車61上に保管された成形型2を型開閉ユニット4へ搬出する一方、保管すべき成形型2を型開閉ユニット4から台車61上へ搬入する第2搬送機構8とを備える。台車61は、第3ラインL3に沿って自走するように構成してもよい。第2搬送機構8は、第1搬送機構7と同様に、ローラなどの搬送機構により構成することができる。保管ユニット6は、第1ラインL1及び第2ラインL2で使用される成形型2とは異なる成形品9の成形型2を保管するユニットであり、第2ラインL2の側部に配置しておくことで、型替えの段取り時間を短縮することができる。
さて、自動車用バンパや自動車用インストルメントパネルのような大型成形製品を射出成型するための射出成形装置1は、成形型2自体が大きく、多点ゲート方式によるものが少なくない。しかしながら、背景技術の項に記載した特許文献1(特開2013−001019号公報)のように、サイドゲートをホットランナとコールドランナとで構成した場合に、コールドランナが長くなることがあり、この場合にはコールドランナに断熱機能が必要とされる。このため、成形品9の取り出しまでの冷却工程において固化時間が長くなり、生産性が低下する。
これに対し、本実施形態の射出成形装置1においては、例えば7機の射出機5を、型締め加圧ユニット3の後と上下に配置しているので、図3に示すように、射出機5からランナ23の入口までの距離を短く設定することができる。その結果、コールドランナの断熱機能を省くことができるので、成形品9の取り出しまでの冷却工程における固化時間が短くなり、生産性が向上する。
また、本実施形態の射出成形装置1においては、型締め加圧ユニット3では射出成型時の型締め加圧のみを行い、成形型2の型開き及び成形品の脱型は型開閉ユニット4で行うので、これらを同時に行うことができる。これによっても、生産性が向上する。この点に関し、図4〜9を参照しながら、本実施形態の射出成形装置1の動作を説明する。
図4において、第1ラインL1では、第1搬送機構7を介して型締め加圧ユニット3に搬入された、型締めされた状態の成形型2を型締め加圧し、7機の射出機5を用いて成形型2のキャビティ24に溶融成形材料を射出し、型締めされた状態のまま、当該成形型2を第1搬送機構7を介して型開閉ユニット4へ搬出する。また、第2ラインL2のそれぞれには、2機ずつの型開閉ユニット4が配置され、型締め加圧ユニット3から第1搬送機構7を介して搬入された成形型2を型開きするとともに、成形品脱型機構25を駆動して成形品9を脱型したのち、成形型2を型締め位置に戻す。第2ラインL2の型開閉ユニット4は、2機が連動して、第1ラインL1の型締め加圧ユニット3の成形型2のセット位置に並ぶ位置と、この位置から退避する位置とに移動する。以下、図4に示す4つの成形型2を2a〜2dとし、型開閉ユニット4を4a〜4dとし、成形型2a〜2dにより成形された成形品を9a〜9dとして、本実施形態の射出成形装置1の動作を説明する。
まず図4に示すように、型締め加圧ユニット3に成形型2aがセットされ、型開閉ユニット4bに2番目の成形型2bが型締めした状態で待機し、型開閉ユニット4cに3番目の成形型2cが型締めした状態で待機し、型開閉ユニット4dに4番目の成形型2dが型締めした状態で待機しているものとする。この状態において、射出成形の開始指令がされると、型締め加圧ユニット3においては、成形型2aを型締め加圧するとともに、7機の射出機5の各ノズル52がそれぞれに対応するランナ23の入口に押圧され、各射出機5の成形条件にしたがって溶融成形材料が成形型2aのキャビティ24内に射出される。図4はこの状態を示す。
成形型2aへの射出成形が終了すると、型締め加圧ユニット3にセットされていた成形型2aが右側の第2ラインL2の型開閉ユニット4aへ第1搬送機構7を介して移動すると同時に、左側の第2ラインL2の型開閉ユニット4bで待機していた成形型2bが第1搬送機構7を介して型締め加圧ユニット3に移動する。図5はこの状態を示す。
図5に示す状態から射出成形の開始指令がされると、図6に示すように、型締め加圧ユニット3においては、成形型2bを型締め加圧するとともに、7機の射出機5の各ノズル52がそれぞれに対応するランナ23の入口に押圧され、各射出機5の成形条件にしたがって溶融成形材料が成形型2bのキャビティ24内に射出される。この成形型2bに対する射出成形と同時に、右側の第2ラインL2の型開閉ユニット4a及び4cが図6において下側に移動したのち、型開閉ユニット4aにある成形型2aの型開きが行われ、成形品脱型機構25を駆動して成形品9aが脱型される。図6はこの状態を示すが、さらに成形型2aを型締め状態に戻し、型開閉ユニット4aにて待機させる。
図6の成形型2aが型締めされた状態では、成形型2bへの射出成形も終了している。これについで、型締め加圧ユニット3にセットされていた成形型2bが左側の第2ラインL2の型開閉ユニット4bへ第1搬送機構7を介して移動すると同時に、右側の第2ラインL2の型開閉ユニット4cで待機していた成形型2cが第1搬送機構7を介して型締め加圧ユニット3に移動する。図7はこの状態を示す。
図7に示す状態から射出成形の開始指令がされると、図8に示すように、型締め加圧ユニット3においては、成形型2cを型締め加圧するとともに、7機の射出機5の各ノズル52がそれぞれに対応するランナ23の入口に押圧され、各射出機5の成形条件にしたがって溶融成形材料が成形型2cのキャビティ24内に射出される。この成形型2cに対する射出成形と同時に、左側の第2ラインL2の型開閉ユニット4b及び4dが図8において上側に移動したのち、型開閉ユニット4bにある成形型2bの型開きが行われ、成形品脱型機構25を駆動して成形品9bが脱型される。図9はこの状態を示すが、さらに成形型2bを型締め状態に戻し、型開閉ユニット4bにて待機させる。
この後の工程も同様の手順で行われ、図9に示す状態から、型締め加圧ユニット3にセットされていた成形型2cが右側の第2ラインL2の型開閉ユニット4cへ第1搬送機構7を介して移動すると同時に、左側の第2ラインL2の型開閉ユニット4dで待機していた成形型2dが第1搬送機構7を介して型締め加圧ユニット3に移動する。
以上のとおり、本実施形態の射出成形装置1によれば、複数の射出機5を、型締め加圧ユニット3の周囲に配置しているので、図3に示すように、射出機5からランナ23の入口までの距離を短く設定することができる。その結果、コールドランナの断熱機能を省くことができ、成形品9の取り出しまでの冷却工程における固化時間が短くなり、生産性が向上する。
また本実施形態の射出成形装置1によれば、複数の射出機5は、それぞれが独立して、射出圧、射出量、射出時間、射出温度の少なくともいずれかが制御可能とされている。これにより、キャビティ24へのランナ23の位置に応じて、適切な射出量等の溶融成形材料を射出することができ、ウェルドなどの外観不良の発生を抑制することができる。
また本実施形態の射出成形装置1によれば、射出機5は、ノズル52を、複数のランナ23のぞれぞれの入口に対し、三次元方向に接近離反させるXYZ駆動機構53を含むので、異なる成形品9に対しても、当該射出成形装置1を共用することができる。
また、本実施形態の射出成形装置1によれば、型締め加圧ユニット3では射出成型時の型締め加圧のみを行い、成形型2の型開き及び成形品の脱型は型開閉ユニット4で行うので、図6及び図9に示すように、射出工程と脱型工程とを同時に行うことができる。これによっても、生産性が向上する。
また本実施形態の射出成形装置1によれば、成形型2が保管される保管ユニット6と、保管された成形型2を型開閉ユニット4へ搬出し、保管すべき成形型2を型開閉ユニット4から搬入する第2搬送機構8とを備えているので、型替えの段取り時間を短縮することができる。
1…射出成形装置
L1…第1ライン
L2…第2ライン
L3…第3ライン
2…成形型
21…固定成形型
22…可動成形型
23…ランナ
24…キャビティ
25…成形品脱型機構
3…型締め加圧ユニット
31…固定プラテン
32…可動プラテン
33…ガイドレール
34…加圧機
4…型開閉ユニット
5…射出機
51…シリンダ
52…ノズル
53…XYZ駆動機構
6…保管ユニット
61…台車
7…第1搬送機構
8…第2搬送機構
9…成形品

Claims (5)

  1. 型締め及び型開きが可能とされ、複数のランナの入口が外周面に開口し、前記ランナの出口がキャビティに連通する複数対の成形型と、
    前記複数対の成形型のうちの一対の成形型に対して、射出成形時の型締め加圧のみを行う一の型締め加圧ユニットと、
    前記型締め加圧ユニットの前後、上下及び左右の少なくともいずれかに配置され、シリンダの先端に装着されたノズルを前記ランナの入口に圧接して溶融成形材料を射出する複数の射出機と、
    前記型締め加圧ユニットの側部に設けられ、前記溶融成形材料が射出された成形型を型開きして成形品を脱型するとともに、当該型開きした成形型を閉状態に戻す型開閉ユニットと、
    前記溶融成形材料が射出された成形型を前記型締め加圧ユニットから前記型開閉ユニットへ搬送し、前記溶融成形材料が射出される前の他の成形型を前記型開閉ユニットから前記型締め加圧ユニットへ搬送する第1搬送機構と、を備え
    前記型開閉ユニットは、前記型締め加圧ユニットの両側部にそれぞれ複数配置され、前記型締め加圧ユニットの成形型セット位置に並ぶ位置と、当該成形型セット位置に並ぶ位置から退避する位置に移動可能とされる射出成形装置。
  2. 前記複数の射出機は、それぞれが独立して、射出圧、射出量、射出時間、射出温度の少なくともいずれかが制御可能とされている請求項1に記載の射出成形装置。
  3. 前記射出機は、前記ノズルを、前記複数のランナのぞれぞれの入口に対し、三次元方向に接近離反させるXYZ駆動機構を含む請求項1又は2に記載の射出成形装置。
  4. 複数の型開閉ユニットを備え、
    一の型開閉ユニットから前記型締め加圧ユニットに前記溶融成形材料が射出される前の成形型を搬入して射出成形を行うと同時に、
    前記型締め加圧ユニットにて溶融成形材料が射出された他の成形型を他の型開閉ユニットに搬入して当該他の成形型を型開きして成形品を脱型する請求項1〜3のいずれか一項に記載の射出成形装置。
  5. 前記型開閉ユニットの側部に設けられ、成形型が保管される保管ユニットと、
    保管された成形型を前記型開閉ユニットへ搬出し、保管すべき成形型を前記型開閉ユニットから搬入する第2搬送機構と、をさらに備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の射出成形装置。
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