JP3336239B2 - 複数材射出成形方法 - Google Patents

複数材射出成形方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数材射出成形方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、少なくとも2個以上の加熱シリン
ダを有し、複数材(例えば、二種類、二色等)の樹脂で
成形を行うようにした射出成形機(以下「複数材射出成
形機」という。)には各種のものが提供されているが、
例えば、反転タイプの複数材射出成形機の場合、前記各
加熱シリンダを固定プラテン側に配設し、各加熱シリン
ダの射出ノズルから樹脂を射出するたびに金型装置を反
転させるようにしている。
【0003】図2は従来の反転タイプの複数材射出成形
機における第1工程図、図3は従来の反転タイプの複数
材射出成形機における第2工程図、図4は従来の反転タ
イプの複数材射出成形機における第3工程図、図5は従
来の反転タイプの複数材射出成形機における第4工程図
である。図において、11は固定プラテン、12は該固
定プラテン11と対向させて配設され、図示しない型締
装置によって進退 (図における左右方向に移動)させら
れる可動プラテン、13は前記固定プラテン11に取り
付けられた固定金型、14は該固定金型13に対向させ
て配設され、反転装置15を介して可動プラテン12に
取り付けられた可動金型であり、前記固定金型13及び
可動金型14によって金型装置が構成される。
【0004】そして、前記型締装置によって、可動プラ
テン12及び可動金型14を前進(図における右方に移
動)させて型閉じを行い、可動金型14を固定金型13
に押し付けて型締めを行い、可動プラテン12及び可動
金型14を後退(図における左方に移動)させて型開き
を行うことができる。なお、型締めが行われた状態にお
いて可動金型14と固定金型13との間にキャビティ空
間が形成される。
【0005】18は第1の樹脂を溶融させるための一次
加熱シリンダ、19は第2の樹脂を溶融させるための二
次加熱シリンダである。前記第1、第2の樹脂は、互い
に種類又は色が異ならせてあり、それぞれ一次射出ノズ
ル20及び二次射出ノズル21から射出され、前記キャ
ビティ空間に充填(てん)される。この場合、型締めが
行われた状態で、一次加熱シリンダ18側においては、
一次射出ノズル20から射出された第1の樹脂がキャビ
ティ空間に充填され、一次成形品部25を成形する。一
方、二次加熱シリンダ19側においては、二次射出ノズ
ル21から射出された第2の樹脂がキャビティ空間に充
填され、前のショットで成形された一次成形品部25の
表面に二次成形品部26を成形する。
【0006】続いて、図3に示すように可動プラテン1
2及び可動金型14が後退させられて型開きが行われ、
一次加熱シリンダ18側においては、一次成形品部25
のスプルー・ランナ部28が除去される。一方、二次加
熱シリンダ19側においては、一次成形品部25及び二
次成形品部26から成る成形品27が、図示しないエジ
ェクタピンを突き出すことによって落下させられる。
【0007】次に、図4の矢印で示すように可動金型1
4が反転装置15によって反転させられ、一次成形品部
25が一次加熱シリンダ18側から二次加熱シリンダ1
9側に移動させられる。そして、図5に示すように再び
可動プラテン12及び可動金型14が前進させられて型
閉じ及び型締めが行われ、一次加熱シリンダ18側にお
いては、一次射出ノズル20から射出された第1の樹脂
がキャビティ空間に充填され、一次成形品部25を成形
する。一方、二次加熱シリンダ19側においては、二次
射出ノズル21から射出された第2の樹脂がキャビティ
空間に充填され、前のショットで成形された一次成形品
部25の表面に二次成形品部26を成形する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の複数材射出成形機においては、可動金型14を反転
装置15によって反転させる必要があるので、搭載する
ことができる金型装置が限定されるだけでなく、反転装
置15を配設する分だけコストが高くなってしまう。
【0009】また、金型装置を冷却するための冷却水を
循環させるための流路を、反転装置15の回転軸内に配
設しなければならないので、冷却効率が低下し、成形サ
イクルがその分長くなってしまう。さらに、一つの成形
品27を成形するために、同じキャビティ空間内に一次
成形品部25を成形するための領域、及び二次成形品部
26を成形するための領域が必要になるので、成形品2
7の取り数がその分少なくなってしまう。
【0010】本発明は、前記従来の複数材射出成形機の
問題点を解決して、搭載することができる金型装置が限
定されることがなく、コストを低くすることができ、成
形サイクルを短くすることができるとともに、成形品の
取り数を多くすることができる複数材射出成形方法を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の複
数材射出成形方法においては、一次射出成形機において
一次成形品部を成形し、第1位置において取出機によっ
て前記一次成形品部を一次射出成形機の一次金型装置か
ら取り出し、前記一次成形品部を、前記取出機によって
把持した状態で搬送し、第2位置において二次射出成形
機の二次金型装置にセットし、前記二次射出成形機にお
いて、前記一次成形品部に重ねて二次成形品部を成形す
ることによって成形品を成形し、他の取出機によって前
記成形品を前記二次金型装置から取り出す。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における複数材射出成形機の側面図、図6は
本発明の実施の形態における複数材射出成形機の平面図
である。図において、31は図示しない一次成形品部を
成形する一次射出成形機、32は前記一次射出成形機3
1と並列させて配設され、前記一次成形品部に重ねて二
次成形品部を成形する二次射出成形機である。
【0013】前記一次射出成形機31は一次射出装置3
3及び型締装置34を有し、前記一次射出装置33は、
フレーム35の上に配設された加熱シリンダ36、該加
熱シリンダ36内に配設された図示しないスクリューを
進退(図6における左右方向に移動)させる駆動部3
7、前記加熱シリンダ36に図示しない第1の樹脂を供
給するホッパ38等を備える。
【0014】また、前記型締装置34は、ケーシング4
0に配設された固定プラテン41及びリヤプラテン4
2、前記固定プラテン41とリヤプラテン42とを連結
するタイバー102、前記固定プラテン41とリヤプラ
テン42との間においてタイバー102に沿って進退さ
せられる図示しない可動プラテン、前記固定プラテン4
1に取り付けられた図示しない固定金型、前記可動プラ
テンに取り付けられた図示しない可動金型、前記可動プ
ラテンを進退させる図示しないトグル機構、前記可動金
型から一次成形品部を突き出す油圧式のエジェクタ装置
等を備える。なお、前記固定金型及び可動金型によって
一次金型装置が構成される。
【0015】一方、前記二次射出成形機32は二次射出
装置43及び型締装置44を有し、前記二次射出装置4
3は、フレーム45の上に配設された加熱シリンダ4
6、該加熱シリンダ46内に配設された図示しないスク
リューを進退(図6における左右方向に移動)させる駆
動部47、前記加熱シリンダ46に図示しない第2の樹
脂を供給するホッパ48等を備える。
【0016】また、前記型締装置44は、ケーシング内
50に配設された固定プラテン51及びリヤプラテン5
2、前記固定プラテン51とリヤプラテン52とを連結
するタイバー53、前記固定プラテン51とリヤプラテ
ン52との間においてタイバー53に沿って進退(図6
における左右方向に移動)させられる図示しない可動プ
ラテン、前記固定プラテン51に取り付けられた図示し
ない固定金型、前記可動プラテンに取り付けられた図示
しない可動金型、前記可動プラテンを進退させる図示し
ないトグル機構、前記可動金型から図示しない成形品を
突き出す油圧式のエジェクタ装置等を備える。なお、前
記固定金型及び可動金型によって二次金型装置が構成さ
れる。また、前記一次金型装置及び二次金型装置によっ
て金型装置が構成される。
【0017】そして、前記一次射出成形機31の固定プ
ラテン41の上に架台61が取り付けられる。該架台6
1は、二次射出成形機32側に延び、先端を固定プラテ
ン51の上方に臨ませたアーム62を有し、該アーム6
2の上にレール63が敷設される。また、該レール63
の上にキャリッジ64が走行自在に配設され、該キャリ
ッジ64に取出機65が搭載される。該取出機65は、
一次射出成形機31によって成形された一次成形品部
を、チャック66によって一次金型装置から取り出し、
取出機65によって把持した状態で二次射出成形機32
側に搬送した後、二次金型装置にセットする。そのため
に、前記チャック66は、一次成形品部を一次金型装置
から取り出す第1位置ST1、及び前記一次成形品部を
二次金型装置にセットする第2位置ST2を採る。そし
て、前記取出機65とアーム62とはケーブル70によ
って接続される。
【0018】なお、一次成形品部を一次金型装置から取
り出す際に、一次成形品部から図示しないスプルー・ラ
ンナ部が除去されるが、該スプルー・ランナ部は、ラン
ナ取出コンベヤ101上に落下させられ、排出される。
また、前記二次射出成形機32の固定プラテン51の上
に架台71が取り付けられる。該架台71は、一次射出
成形機31と反対側に延び、先端を成形品取出コンベヤ
68の上方に臨ませたアーム72を有し、該アーム72
の上にレール73が敷設される。また、該レール73に
キャリッジ74が走行自在に配設され、該キャリッジ7
4に取出機75が搭載される。該取出機75は、二次射
出成形機32によって前記一次成形品部に重ねて成形さ
れた二次成形品部、すなわち、成形品を、二次金型装置
からチャック76によって取り出し、成形品取出コンベ
ヤ68上に落下させる。そのために、前記チャック76
は、成形品を二次金型装置から取り出す第3位置ST
3、及び前記成形品を成形品取出コンベヤ68上に落下
させる第4位置ST4を採る。
【0019】なお、成形品を二次金型装置から取り出す
際に、成形品から図示しないスプルー・ランナ部が除去
されるが、該スプルー・ランナ部は、ランナ取出コンベ
ヤ77上に落下させられ、排出される。次に、一次金型
装置及び二次金型装置について説明する。図7は本発明
の実施の形態における一次金型装置の要部断面図、図8
は本発明の実施の形態における一次金型装置の固定金型
側の金型パターンを示す図、図9は本発明の実施の形態
における二次金型装置の要部断面図、図10は本発明の
実施の形態における二次金型装置の固定金型側の金型パ
ターンを示す図である。
【0020】図7及び8において、81は固定金型、8
2は可動金型、83はスプルー、84はランナ、85は
ゲート、86はキャビティ、87はコア、88は前記キ
ャビティ86とコア87との間に形成されたキャビティ
空間、89はエジェクタ装置のエジェクタピン、PLは
パーティングライン、K1、K2は縦方向及び横方向に
おける各キャビティ86間の距離である。前記固定金型
81及び可動金型82によって一次金型装置が構成され
る。
【0021】まず、一次射出装置33(図6)の図示し
ない射出ノズルから射出された第1の樹脂、例えば、ポ
リエチレンは、スプルー83からランナ84及びゲート
85を通り、前記キャビティ空間88に充填される。そ
して、該キャビティ空間88内において前記ポリエチレ
ンが冷却されると、一次成形品部90(図9)が成形さ
れる。
【0022】また、図9及び10において、91は固定
金型、92は可動金型、93はスプルー、94はラン
ナ、95はゲート、96はキャビティ、97はコア、9
8は前記キャビティ96とコア97との間に形成された
キャビティ空間、99、100はエジェクタ装置のエジ
ェクタピン、PLはパーティングライン、K3、K4は
縦方向及び横方向における各キャビティ96間の距離で
ある。前記固定金型91及び可動金型92によって二次
金型装置が構成される。なお、前記距離K1〜K4は、
K1=K3K2=K4である。
【0023】また、二次射出装置43の図示しない射出
ノズルから射出された第2の樹脂、例えば、ポリプロピ
レンは、スプルー93からランナ94及びゲート95を
通り、前記キャビティ空間98に充填される。そして、
該キャビティ空間98内において前記ポリプロピレンが
冷却されると、一次成形品部90に重ねて図示しない二
次成形品部が成形される。
【0024】次に、前記構成の複数材射出成形機の動作
について説明する。まず、一次射出成形機31の型締装
置34において図示しない可動プラテンを前進 (図6に
おける右方に移動) させて型閉じを行い、前記コア87
をキャビティ86内に挿入すると、キャビティ空間88
が形成される。その後、可動金型82を固定金型81に
押し付けて型締めを行い、キャビティ空間88にポリエ
チレンを充填し、一次成形品部90を成形する。
【0025】続いて、前記可動プラテンを後退 (図6に
おける左方に移動) させて型開きを行い、型開限におい
て前記エジェクタ装置が作動させられ、前記エジェクタ
ピン89が前進(図7における右方に移動) させられ、
一次成形品部90が突き出される。このとき、チャック
66(図1)は、第1位置ST1に置かれていて、前記
可動金型82から突き出され、前記コア87の外周に位
置する一次成形品部90を取り出す。
【0026】次に、キャリッジ64がレール63上を走
行させられ、チャック66は、第1位置ST1から第2
位置ST2に移動させられ、該第2位置ST2において
前記一次成形品部90を二次金型装置にセットする。こ
の場合、チャック76は一次成形品部90を型締装置4
4のコア97に嵌(は)め込むことになるが、距離K1
と距離K3とが、また、距離K2と距離K4とが等しく
されるので、一次成形品部90を容易に二次金型装置に
セットすることができる。
【0027】そして、前記一次成形品部90が二次金型
装置にセットされたことが確認されると、二次射出成形
機32における射出成形が開始される。次に、前記キャ
リッジ64がレール63上を走行させられ、チャック6
6は、第2位置ST2から第1位置ST1に移動させら
れ、該第1位置ST1において待機する。そして、二次
射出成形機32の型締装置44において図示しない可動
プラテンを前進 (図6における右方に移動) させて型閉
じを行い、前記コア97に嵌め込まれた一次成形品部9
0をキャビティ96内に挿入すると、キャビティ空間9
8が形成される。その後、可動金型92を固定金型91
に押し付けて型締めを行い、キャビティ空間98にポリ
プロピレンを充填し、一次成形品部90に重ねて二次成
形品部を成形することによって、成形品を成形すること
ができる。
【0028】続いて、前記可動プラテンを後退 (図6に
おける左方に移動) させて型開きを行い、型開限位置に
おいて前記エジェクタ装置が作動させられ、前記エジェ
クタピン99、100が前進(図9における右方に移
動) させられ、成形品が突き出される。このとき、前記
チャック76は、第3位置ST3に置かれていて、前記
可動金型から突き出され、前記コア97の外周に位置す
る成形品を取り出す。
【0029】次に、前記キャリッジ74がレール73上
を走行させられ、チャック76は、第3位置ST3から
第4位置ST4に移動させられ、該第4位置ST4にお
いて前記成形品を成形品取出コンベヤ68上に落下させ
る。このように、一次成形品部90に重ねて二次成形品
部を成形する場合に反転装置を配設する必要がないの
で、一次金型装置及び二次金型装置に寸法上の制約が加
わらない。したがって、搭載することができる金型装置
が限定されることがない。また、複数材射出成形機及び
金型装置のコストを低くすることができる。
【0030】そして、一次金型装置及び二次金型装置を
冷却する冷却水を循環させるための流路を、各型締装置
34、44の各可動プラテンに自由に配設することがで
きる。したがって、冷却効率を向上させることができ、
成形サイクルをその分短くすることができる。さらに、
一つの成形品を成形するために、一次金型装置及び二次
金型装置が使用されるので、同じキャビティ空間内に一
次成形品部90を成形するための領域、及び二次成形品
部を成形するための領域を設定する必要がなくなる。し
たがって、成形品の取り数をその分多くすることができ
る。
【0031】しかも、一次成形品部90を、一次金型装
置から取り出した後、直ちに二次金型装置にセットする
ことができるので、その間の一次成形品部90の寸法が
変化するのを防止することができる。したがって、一次
成形品部90を二次金型装置に容易にセットすることが
できるだけでなく、一次金型装置及び二次金型装置にお
けるキャビティ空間のパターンを設計する場合に前記寸
法の変化を見込む必要がなくなるので、設計が容易にな
る。
【0032】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、複数材射出成形方法においては、一次射出成形機
において一次成形品部を成形し、第1位置において取出
機によって前記一次成形品部を一次射出成形機の一次金
型装置から取り出し、前記一次成形品部を、前記取出機
によって把持した状態で搬送し、第2位置において二次
射出成形機の二次金型装置にセットし、前記二次射出成
形機において、前記一次成形品部に重ねて二次成形品部
を成形することによって成形品を成形し、他の取出機に
よって前記成形品を前記二次金型装置から取り出す。
【0034】この場合、反転装置を配設する必要がない
ので、一次金型装置及び二次金型装置に寸法上の制約が
加わらない。したがって、搭載することができる金型装
置が限定されることがない。また、複数材射出成形機及
び金型装置のコストを低くすることができる。そして、
一次金型装置及び二次金型装置を冷却する冷却水を循環
させるための流路を、各型締装置の可動プラテンに自由
に配設することができる。したがって、冷却効率を向上
させることができ、成形サイクルをその分短くすること
ができる。
【0035】さらに、一つの成形品を成形するために、
一次金型装置及び二次金型装置が使用されるので、同じ
キャビティ空間内に一次成形品部を成形するための領
域、及び二次成形品部を成形するための領域を設定する
必要がなくなる。したがって、成形品の取り数をその分
多くすることができる。しかも、一次成形品部を、一次
金型装置から取り出した後、直ちに二次金型装置にセッ
トすることができるので、その間の一次成形品部の寸法
が変化するのを防止することができる。したがって、一
次成形品部を二次金型装置に容易にセットすることがで
きるだけでなく、一次金型装置及び二次金型装置におけ
るキャビティ空間のパターンを設計する場合に前記寸法
の変化を見込む必要がなくなるので、設計が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における複数材射出成形機
の側面図である。
【図2】従来の反転タイプの複数材射出成形機における
第1工程図である。
【図3】従来の反転タイプの複数材射出成形機における
第2工程図である。
【図4】従来の反転タイプの複数材射出成形機における
第3工程図である。
【図5】従来の反転タイプの複数材射出成形機における
第4工程図である。
【図6】本発明の実施の形態における複数材射出成形機
の平面図である。
【図7】本発明の実施の形態における一次金型装置の要
部断面図である。
【図8】本発明の実施の形態における一次金型装置の固
定金型側の金型パターンを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における二次金型装置の要
部断面図である。
【図10】本発明の実施の形態における二次金型装置の
固定金型側の金型パターンを示す図である。
【符号の説明】
31 一次射出成形機 32 二次射出成形機 65、75 取出機 81、91 固定金型 82、92 可動金型 90 一次成形品部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)一次射出成形機において一次成形
    品部を成形し、 (b)第1位置において取出機によって前記一次成形品
    部を一次射出成形機の一次金型装置から取り出し、 (c)前記一次成形品部を、前記取出機によって把持し
    た状態で搬送し、第2位置において二次射出成形機の二
    次金型装置にセットし、 (d)前記二次射出成形機において、前記一次成形品部
    に重ねて二次成形品部を成形することによって成形品を
    成形し、 (e)他の取出機によって前記成形品を前記二次金型装
    置から取り出すことを特徴とする複数材射出成形方法。
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