JP6925955B2 - 結線切替コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブルの結線方式を切り替える結線切替コネクタに関するものである。
従来、この種の結線切替コネクタとしては、例えば、特許文献1に開示された結線変換コネクタがある。
この結線変換コネクタは、ケーブルのプラグと嵌合可能な入力側ジャックと、ストレート結線用出力側ジャック、クロス結線用出力側ジャック、およびフルクロス結線用出力側ジャックとを備える。ストレート結線用出力側ジャックは、配列順番が同じ入力側ジャックのコンタクトとそれぞれ電気的に接続されたコンタクトを備え、ケーブルの長さを延長させるのに用いられる。クロス結線用出力側ジャックは、一部が、配列順番が異なる入力側ジャックのコンタクトと電気的に接続され、残りが、配列順番が同じ入力側ジャックのコンタクトと電気的に接続されたコンタクトを備える。フルクロス結線用出力側ジャックは、配列順番が異なる入力側ジャックのコンタクトとそれぞれ電気的に接続されたコンタクトを備える。クロス結線用出力側ジャックおよびフルクロス結線用出力側ジャックは、ケーブルの結線方式を切り替えるのに用いられる。
特開2001−326041号公報
しかしながら、上記従来の特許文献1に開示された結線変換コネクタは、ケーブルのプラグと嵌合可能なジャックを合計で4個備えて構成され、大型化する。また、ケーブルの結線方式を切り替える結線切替コネクタと、ケーブルの長さを延長させる延長コネクタとは、従来一般的に別々に構成され、その都度、目的に応じたコネクタを用いる必要がある。このため、一般的には、結線切替コネクタと延長コネクタとの各コネクタを必要に応じて別々に用意しておかなければならず、煩雑であった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
ケーブル内部の結線方式が異なるケーブルどうしを接続させてケーブルの結線方式を切り替える結線切替コネクタにおいて、
一方のケーブルに設けられたプラグが差し込まれる第1のジャックと、他方のケーブルに設けられたプラグが差し込まれる第2のジャックと、第1のジャックおよび第2のジャックの各コンタクトの配置順が異なるコンタクトどうしを接続する切替状態を少なくとも一部に含むクロス結線切替状態と第1のジャックおよび第2のジャックの各コンタクトの配置順が同じコンタクトどうしを接続させるストレート結線切替状態とに第1のジャックおよび第2のジャックの各コンタクト間の電気的接続を切り替える結線切替スイッチと、第1のジャックおよび第2のジャックの各コンタクト間の電気的接続を結線切替スイッチによってクロス結線切替状態に結線させるクロス結線用配線と、第1のジャックおよび第2のジャックの各コンタクト間の電気的接続を結線切替スイッチによってストレート結線切替状態に結線させるストレート結線用配線と、第1のジャックに接続される第1ジャック側機器の第1ジャック側フレームグランド電位が伝わる第1のジャックの第1ジャックシェルと第2のジャックに接続される第2ジャック側機器の第2ジャック側フレームグランド電位が伝わる第2のジャックの第2ジャックシェルとの間の電気的接続を断続するフレームグランド断続スイッチと、第1ジャックシェルおよびフレームグランド断続スイッチ間を接続する第1ジャック側フレームグランド用配線と、第2ジャックシェルおよびフレームグランド断続スイッチ間を接続する第2ジャック側フレームグランド用配線とが1つの基板に備えられて構成されることを特徴とする。
本構成によれば、ケーブルの結線方式を切り替える場合には、結線切替スイッチをクロス結線切替状態に切り替えることで、第1のジャックにプラグが差し込まれる一方のケーブルは、ストレート結線からクロス結線へ、または、クロス結線からストレート結線へ、結線方式を切り替えて、第2のジャックにプラグが差し込まれる結線方式が異なる他方のケーブルと電気的に接続される。また、ケーブルの長さを延長させる場合には、結線切替スイッチをストレート結線切替状態に切り替えることで、第1のジャックにプラグが差し込まれる一方のケーブルは、結線方式を変えずに、第2のジャックにプラグが差し込まれる結線方式が同じ他方のケーブルと電気的に接続される。したがって、1つの基板に、第1および第2の2個のジャック、結線切替スイッチ、並びにクロス結線用およびストレート結線用配線を備えることで、ケーブルの結線方式を切り替えると共にケーブルの長さを延長させることが可能になる。このため、本構成の結線切替コネクタを1つ用意しておくだけで、結線の切替とケーブルの延長とに対応することができ、結線切替コネクタと延長コネクタとの各コネクタを必要に応じて別々に用意しておかなければならない、従来の煩雑さが解消される。また、ジャックを4個備えて構成される従来の特許文献1に開示された結線変換コネクタに比べ、2個のジャックを備えることで結線切替コネクタを構成できるので、結線切替コネクタの小型化を図ることができる。
ケーブルの周囲が導電性を持つ被覆で覆われてシールドが施されたケーブルが使用され、第1ジャック側機器および第2ジャック側機器間が結線切替コネクタを介して接続される場合、第1ジャック側フレームグランドおよび第2ジャック側フレームグランド間がシールドケーブルおよび結線切替コネクタを介して短絡する。このため、第1ジャック側フレームグランドおよび第2ジャック側フレームグランド間に電位差があると、フレームグランドに大電流が流れて機器を破損させることが起こり得る。しかし、本構成によれば、このような場合であっても、フレームグランド断続スイッチを開放させることで、第1ジャック側フレームグランドおよび第2ジャック側フレームグランド間のシールドケーブルによる電気的接続が切り離される。このため、シールドケーブルが使用されて第1ジャック側機器および第2ジャック側機器間が結線切替コネクタを介して接続されても、フレームグランドに大電流が流れて機器が破損する事態を回避することが可能になる。
また、本発明は、第1ジャック側フレームグランド用配線に設けられて第1ジャック側フレームグランド電位に接続される第1ジャック側端子を基板に備えることを特徴とする。
本構成によれば、第1ジャック側機器と結線切替コネクタとの間がシールドケーブルによって接続され、第2ジャック側機器と結線切替コネクタとの間がシールドされていないアンシールドケーブルによって接続される場合、第1ジャック側端子を第1ジャック側フレームグランド電位に接続することで、第1ジャック側機器と結線切替コネクタとの間を接続するシールドケーブルの両端を第1ジャック側フレームグランドに接地することができる。このため、第1ジャック側機器と結線切替コネクタとの間を接続するシールドケーブルの耐ノイズ性能を確実に発揮させることができる。
また、本発明は、さらに、第2ジャック側フレームグランド用配線に設けられて第2ジャック側フレームグランド電位に接続される第2ジャック側端子を基板に備えることを特徴とする。
本構成によれば、第1ジャック側機器と結線切替コネクタとの間、および、第2ジャック側機器と結線切替コネクタとの間が共にシールドケーブルによって接続される場合、第1ジャック側端子を第1ジャック側フレームグランド電位、第2ジャック側端子を第2ジャック側フレームグランド電位に接続することで、第1ジャック側機器と結線切替コネクタとの間、および、第2ジャック側機器と結線切替コネクタとの間がそれぞれ両端接地される。さらに、フレームグランド断続スイッチを閉じることで、各シールドケーブルの電位が共通接続されて、第1ジャック側機器と第2ジャック側機器との間が各シールドケーブルによって多並列接地される。このため、第1ジャック側機器と第2ジャック側機器との間を接続する各シールドケーブルの耐ノイズ性能を確実に発揮させることができる。
また、本発明は、基板が回路基板であり、配線が回路基板に薄膜の導電体がパターニングされて形成されることを特徴とする。
本構成によれば、配線の結線を導電体のパターニングによって容易に行えるので、結線切替コネクタの量産化および低コスト化が図れる。
また、本発明は、第1ジャック側端子と第2ジャック側端子が、第1ジャック側フレームグランド用配線と第2ジャック側フレームグランド用配線にそれぞれ設けられるランドと、ネジを着脱自在とするネジ固定部によってそれぞれ構成されることを特徴とする。
本構成によれば、第1ジャック側フレームグランド用配線に設けられる第1ジャック側ランドとネジ固定部によって第1ジャック側端子が構成され、第1ジャック側端子のネジ固定部にネジを締結してリード線の一端を第1ジャック側ランドに電気的に接続させて回路基板に固定し、リード線の他端を第1ジャック側フレームグランド電位に接続することで、第1ジャック側端子は第1ジャック側フレームグランド電位に接続される。また、第2ジャック側フレームグランド用配線に設けられる第2ジャック側ランドとネジ固定部によって第2ジャック側端子が構成され、第2ジャック側端子のネジ固定部にネジを締結してリード線の一端を第2ジャック側ランドに電気的に接続させて回路基板に固定し、リード線の他端を第2ジャック側フレームグランド電位に接続することで、第2ジャック側端子は第2ジャック側フレームグランド電位に接続される。
本発明によれば、結線切替コネクタを1つ用意しておくだけで結線の切替とケーブルの延長とに対応することができ、複数種類のコネクタを必要に応じて別々に用意しておかなければならない従来の煩雑さが解消されると共に、小型化を図れる結線切替コネクタを提供することができる。
(a)は、本発明の一実施の形態による結線切替コネクタの平面図、(b)は結線切替コネクタへのリード線取り付け状態を示す部分側断面図である。 一実施の形態による結線切替コネクタの概略構成を示す斜視図である。 一実施の形態による結線切替コネクタがストレート結線切替状態に切替接続された際における各コンタクト間の接続状態を示す図である。 一実施の形態による結線切替コネクタがクロス結線切替状態に切替接続された際における各コンタクト間の接続状態を示す図である。 (a)は、一実施の形態による結線切替コネクタを構成するFG断続スイッチを開放させることで第1ジャック側FGおよび第2ジャック側FG間のシールドケーブルによる電気的接続が切り離されることを説明するための結線図、(b)は、一実施の形態による結線切替コネクタの第1ジャック側端子を第1ジャック側FG電位に接続することで第1ジャック側機器および結線切替コネクタ間のシールドケーブルの両端接地が行えることを説明するための結線図、(c)は、一実施の形態による結線切替コネクタの第1ジャック側端子および第2ジャック側端子を第1ジャック側FG電位および第2ジャック側FG電位に接続することで第1ジャック側機器および第2ジャック側機器間を各シールドケーブルで多並列接地が行えることを説明するための結線図である。
次に、本発明の一実施の形態による結線切替コネクタについて説明する。
図1(a)は、この一実施の形態による結線切替コネクタ1の平面図、同図(b)は、結線切替コネクタ1へのリード線取り付け状態を示す部分側断面図である。図2は、結線切替コネクタ1の概略構成を示す斜視図である。
結線切替コネクタ1は、LAN(Local Area Network)ケーブル内部の結線方式が異なるLANケーブルどうしを接続させて、LANケーブルの結線方式を切り替えると共に、ケーブル内部の結線方式が同じLANケーブルどうしを接続させて、LANケーブルの長さを延長させるのに用いられる。
結線切替コネクタ1は、1つの回路基板2に、第1のジャック3、第2のジャック4、結線切替スイッチ5、およびフレームグランド(以下、FGと記す)断続スイッチ6が実装されて、構成される。第1のジャック3には一方のLANケーブルに設けられた図示しないプラグが差し込まれ、第2のジャック4には他方のLANケーブルに設けられた図示しないプラグが差し込まれる。第1のジャック3および第2のジャック4は共に同じ構造をしており、回路基板2の両端部側の端面に、プラグが差し込まれる差し込み口7が開口している。この差し込み口7には、図示しないがプラグの8個のコンタクトと電気的に接続される8個のコンタクトが所定の配置順で設けられている。
一般的に、ノイズの影響を受けない環境下では、アンシールド・ツイステッド・ペア(UTP:Unshielded Twisted Pair)と称されるシールドが施されていないタイプのLANケーブル(以下、アンシールドケーブルと記す)が使用される。ノイズ環境下では、CAT(カテゴリ)7等の通信規格に適合するシールド・ツイステッド・ペア(STP:Shielded Twisted Pair)またはスクリーンド・ツイステッド・ペア(ScTP:Screended Twisted Pair)と称されるシールドタイプのLANケーブル(以下、シールドケーブルと記す)が使用される。シールドケーブルは、導線の周囲が金属製の箔や導電性を持つ組み紐などで覆われてシールドが施され、ケーブル内部へ外来ノイズが侵入するのが遮断される。第1のジャック3のシェル(外殻)3aおよび第2のジャック4のシェル4aは、シールドケーブルに設けられたプラグが差し込まれると、それぞれプラグのシェルと電気的に接続され、シールドケーブル周囲のシールドと同電位に接続される。
第1ジャックシェル3aおよびFG断続スイッチ6間は第1ジャック側FG用配線パターン8aによって接続され、第2ジャックシェル4aおよびFG断続スイッチ6間は第2ジャック側FG用配線パターン8bによって接続される。第1ジャックシェル3aには、第1のジャック3に接続される図示しない第1ジャック側機器の第1ジャック側FG電位が伝わり、第2ジャックシェル4aには、第2のジャック4に接続される図示しない第2ジャック側機器の第2ジャック側FG電位が伝わる。FG断続スイッチ6は、第1ジャック側FG電位が伝わる第1ジャックシェル3aと、第2ジャック側FG電位が伝わる第2ジャックシェル4aとの間の電気的接続を断続する。
図1(a)に示すように、第1ジャック側FG用配線パターン8aには第1ジャック側端子9aが設けられ、第2ジャック側FG用配線パターン8bには第2ジャック側端子9bが設けられる。第1ジャック側端子9aは、第1ジャック側FG用配線パターン8aに設けられる第1ジャック側ランドA(本願で言う「ランド」とは、部品取付け及び接続に用いる導体パターンのことを言う)と、ネジを着脱自在とするネジ固定部によって構成される。第2ジャック側端子9bは、第2ジャック側FG用配線パターン8bに設けられる第2ジャック側ランドAと、ネジを着脱自在とするネジ固定部によって構成される。なお、前記ネジ固定部にはネジが装着可能な穴10a、10bが開口して形成されている。
図1(b)に示すように、第1ジャック側ランドAに開口する穴10aにネジ11を挿入して、リード線12の一端に設けられる圧着端子13を第1ジャック側ランドAに電気的に接続させて、ネジ11の端部を回路基板2を介してナット14で締結することで固定し、リード線12の他端を第1ジャック側FG電位に接続することで、第1ジャック側端子9aは第1ジャック側FG電位に接続される。また、第2ジャック側ランドAに開口する穴10bにネジ11を挿入して、リード線12の一端を第2ジャック側ランドAに電気的に接続させて、ネジ11の端部を回路基板2を介してナット14で締結することで固定し、リード線12の他端を第2ジャック側FG電位に接続することで、第2ジャック側端子9bは第2ジャック側FG電位に接続される。
第1のジャック3および第2のジャック4の各コンタクト間における回路基板2には、図3および図4に実線で示す8本のクロス結線用配線パターン21と、点線で示す8本のストレート結線用配線パターン22とが結線切替スイッチ5を介して形成されている。なお、図3および図4において図1と同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。回路基板2は多層配線基板になっており、クロス結線用配線パターン21およびストレート結線用配線パターン22は相互に電気的に接触しないように多層に形成されている。また、第1ジャック側FG用配線パターン8aおよび第2ジャック側FG用配線パターン8bは回路基板2の基板表面に形成されている。これらクロス結線用配線パターン21およびストレート結線用配線パターン22、並びに、第1ジャック側FG用配線パターン8aおよび第2ジャック側FG用配線パターン8bは、回路基板2に薄膜の導電体がパターニングされて形成される。
クロス結線用配線パターン21は、第1のジャック3および第2のジャック4の各コンタクト間の電気的接続を結線切替スイッチ5を介してクロス結線切替状態に結線させる。ストレート結線用配線パターン22は、第1のジャック3および第2のジャック4の各コンタクト間の電気的接続を結線切替スイッチ5を介してストレート結線切替状態に結線させる。
結線切替スイッチ5は、操作部5aのスライド操作に応じて、8極の各極における共通端子cと切替端子aまたは切替端子bとの間の接続を、同時に連結して切り替える。操作部5aのスライド操作によって図3に示すように共通端子cと切替端子aとが接続されると、第1のジャック3および第2のジャック4の各コンタクトの配置順が同じコンタクトどうしを接続させる図3に示すストレート結線切替状態に、第1のジャック3および第2のジャック4の各コンタクト間の電気的接続が切り替えられる。このストレート結線切替状態では、第1のジャック3の配置順1,2,3,4,5,6,7,8にある各コンタクトが第2のジャック4の配置順1,2,3,4,5,6,7,8にある各コンタクトに接続される。
また、操作部5aのスライド操作によって図4に示すように共通端子cと切替端子bとが接続されると、第1のジャック3および第2のジャック4の各コンタクトの配置順が異なるコンタクトどうしを接続する切替状態を少なくとも一部に含む図4に示すクロス結線切替状態に、第1のジャック3および第2のジャック4の各コンタクト間の電気的接続が切り替えられる。このクロス結線切替状態では、第1のジャック3の配置順1,2,3,4,5,6,7,8にある各コンタクトが第2のジャック4の配置順3,6,1,7,8,2,4,5にある各コンタクトに接続される。
本実施形態では、クロス結線切替状態が、第1のジャック3および第2のジャック4の各コンタクトの配置順が全て異なるコンタクトどうしを接続するフルクロス結線切替状態の場合について説明しているが、クロス結線用配線パターン21の接続態様を変えることで、第1のジャック3および第2のジャック4の各コンタクトの配置順が異なるコンタクトどうしを接続する結線切替状態を一部に含むクロス結線切替状態にも、同様にして切り替えることができる。
このような本実施形態の結線切替コネクタ1によれば、LANケーブルの結線方式を切り替える場合には、操作部5aを操作して結線切替スイッチ5を図4に示すクロス結線切替状態に切り替えることで、第1のジャック3にプラグが差し込まれる一方のLANケーブルは、ストレート結線からクロス結線へ、結線方式を切り替えて、第2のジャック4にプラグが差し込まれる結線方式が異なる他方のLANケーブルと電気的に接続される。また、第2のジャック4にプラグが差し込まれる一方のLANケーブルは、クロス結線からストレート結線へ、結線方式を切り替えて、第1のジャック3にプラグが差し込まれる結線方式が異なる他方のLANケーブルと電気的に接続される。また、LANケーブルの長さを延長させる場合には、操作部5aを操作して結線切替スイッチ5を図3に示すストレート結線切替状態に切り替えることで、第1のジャック3にプラグが差し込まれる一方のLANケーブルは、結線方式を変えずに、第2のジャック4にプラグが差し込まれる結線方式が同じ他方のLANケーブルと電気的に接続される。
したがって、1つの回路基板2に、第1および第2の2個のジャック3,4、結線切替スイッチ5、並びにクロス結線用配線パターン21およびストレート結線用配線パターン22を備えることで、LANケーブルの結線方式を切り替えると共にLANケーブルの長さを延長させることが可能になる。このため、本実施形態の結線切替コネクタ1を1つ用意しておくだけで、結線の切替とLANケーブルの延長とに対応することができ、結線切替コネクタと延長コネクタとの各コネクタを必要に応じて別々に用意しておかなければならない、従来の煩雑さが解消される。また、ジャックを4個備えて構成される従来の特許文献1に開示された結線変換コネクタに比べ、2個のジャック3,4を備えることで結線切替コネクタ1を構成できるので、結線切替コネクタ1の小型化を図ることができる。
また、図5(a)に示すように、シールドケーブル31,32が使用され、第1ジャック側機器44および第2ジャック側機器45間が結線切替コネクタ1を介して接続される場合、第1ジャック側FG44aおよび第2ジャック側FG45a間がシールドケーブル31,32および結線切替コネクタ1を介して短絡する。このため、第1ジャック側FG44aおよび第2ジャック側FG45a間に電位差があると、第1ジャック側FG44aまたは第2ジャック側FG45aに大電流が流れて、第1ジャック側機器44または第2ジャック側機器45を破損させることが起こり得る。しかし、本実施形態によれば、このような場合であっても、FG断続スイッチ6を開放させることで、第1ジャック側FG44aおよび第2ジャック側FG45a間のシールドケーブル31,32による電気的接続が切り離される。このため、CAT7などの通信規格に適合するシールドケーブル31,32が使用されて、第1ジャック側機器44および第2ジャック側機器45間が結線切替コネクタ1を介して接続されても、第1ジャック側FG44aまたは第2ジャック側FG45aに大電流が流れて第1ジャック側機器44または第2ジャック側機器45が破損する事態を回避することが可能になる。
また、図5(b)に示すように、第1ジャック側機器44と結線切替コネクタ1との間がシールドケーブル31によって接続され、第2ジャック側機器45と結線切替コネクタ1との間がアンシールドケーブル33によって接続される場合、第1ジャック側端子9aを第1ジャック側FG44aの電位に接続することで、第1ジャック側機器44と結線切替コネクタ1との間を接続するシールドケーブル31の両端を第1ジャック側FG44aに接地することができる。このため、第1ジャック側機器44と結線切替コネクタ1との間を接続するシールドケーブル31の耐ノイズ性能を確実に発揮させることができる。
また、図5(c)に示すように、第1ジャック側機器44と結線切替コネクタ1との間、および、第2ジャック側機器45と結線切替コネクタ1との間が共にシールドケーブル31,32によって接続される場合、第1ジャック側端子9aを第1ジャック側FG44aの電位、第2ジャック側端子9bを第2ジャック側FG45aの電位に接続することで、第1ジャック側機器44と結線切替コネクタ1との間、および、第2ジャック側機器45と結線切替コネクタ1との間がそれぞれ両端接地される。さらに、FG断続スイッチ6を閉じることで、各シールドケーブル31,32の電位が共通接続されて、第1ジャック側機器44と第2ジャック側機器45との間が各シールドケーブル31,32によって多並列接地される。このため、第1ジャック側機器44と第2ジャック側機器45との間を接続する各シールドケーブル31,32の耐ノイズ性能を確実に発揮させることができる。
また、本実施形態の結線切替コネクタ1では、クロス結線用配線パターン21およびストレート結線用配線パターン22、並びに、第1ジャック側FG用配線パターン8aおよび第2ジャック側FG用配線パターン8bが、回路基板2に薄膜の導電体がパターニングされて形成されるので、配線の結線を導電体のパターニングによって容易に行える。このため、結線切替コネクタ1の量産化および低コスト化が図れる。なお、配線の結線を導電体のパターニングでなく、電線を使って行うことも可能である。この場合、結線切替コネクタ1の量産化および低コスト化や、第1ジャック側端子9aおよび第2ジャック側端子9bをランドを使って形成することはできないが、上述した各作用効果は奏される。また、これらの配線パターンおよび電線の長さはできる限り短い方が望ましい。
上記実施形態では本発明による結線切替コネクタをLANケーブル間の接続切替に用いた場合について説明した。しかし、ストレート結線とクロス結線とが用いられるRS−232Cケーブルなどの他のケーブル間の接続切替にも、同様にして本発明を適用することができ、その場合においても本実施形態と同様な作用効果が奏される。
1…結線切替コネクタ、2…回路基板、3…第1のジャック、3a…第1ジャックシェル、4…第2のジャック、4a…第2ジャックシェル、5…結線切替スイッチ、5a…操作部、6…FG断続スイッチ、7…差し込み口、8a…第1ジャック側FG用配線パターン、8b…第2ジャック側FG用配線パターン、9a…第1ジャック側端子、9b…第2ジャック側端子、10a,10b…穴、11…ネジ、12…リード線、13…圧着端子、14…ナット、21…クロス結線用配線パターン、22…ストレート結線用配線パターン、31,32…シールドケーブル、33…アンシールドケーブル、44…第1ジャック側機器、44a…第1ジャック側FG、45…第2ジャック側機器、45a…第2ジャック側FG、A…ランド

Claims (5)

  1. ケーブル内部の結線方式が異なるケーブルどうしを接続させてケーブルの結線方式を切り替える結線切替コネクタにおいて、
    一方のケーブルに設けられたプラグが差し込まれる第1のジャックと、他方のケーブルに設けられたプラグが差し込まれる第2のジャックと、前記第1のジャックおよび前記第2のジャックの各コンタクトの配置順が異なるコンタクトどうしを接続する切替状態を少なくとも一部に含むクロス結線切替状態と前記第1のジャックおよび前記第2のジャックの各コンタクトの配置順が同じコンタクトどうしを接続させるストレート結線切替状態とに前記第1のジャックおよび前記第2のジャックの各コンタクト間の電気的接続を切り替える結線切替スイッチと、前記第1のジャックおよび前記第2のジャックの各コンタクト間の電気的接続を前記結線切替スイッチによって前記クロス結線切替状態に結線させるクロス結線用配線と、前記第1のジャックおよび前記第2のジャックの各コンタクト間の電気的接続を前記結線切替スイッチによって前記ストレート結線切替状態に結線させるストレート結線用配線と、前記第1のジャックに接続される第1ジャック側機器の第1ジャック側フレームグランド電位が伝わる前記第1のジャックの第1ジャックシェルと前記第2のジャックに接続される第2ジャック側機器の第2ジャック側フレームグランド電位が伝わる前記第2のジャックの第2ジャックシェルとの間の電気的接続を断続するフレームグランド断続スイッチと、前記第1ジャックシェルおよびフレームグランド断続スイッチ間を接続する第1ジャック側フレームグランド用配線と、前記第2ジャックシェルおよびフレームグランド断続スイッチ間を接続する第2ジャック側フレームグランド用配線とが1つの基板に備えられて構成されることを特徴とする結線切替コネクタ。
  2. 前記第1ジャック側フレームグランド用配線に設けられて前記第1ジャック側フレームグランド電位に接続される第1ジャック側端子を前記基板に備えることを特徴とする請求項1に記載の結線切替コネクタ。
  3. 前記第2ジャック側フレームグランド用配線に設けられて前記第2ジャック側フレームグランド電位に接続される第2ジャック側端子を前記基板に備えることを特徴とする請求項2に記載の結線切替コネクタ。
  4. 前記基板は回路基板であり、配線は前記回路基板に薄膜の導電体がパターニングされて形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の結線切替コネクタ。
  5. 前記第1ジャック側端子と第2ジャック側端子は、前記第1ジャック側フレームグランド用配線と第2ジャック側フレームグランド用配線にそれぞれ設けられるランドと、ネジを着脱自在とするネジ固定部によってそれぞれ構成されることを特徴とする請求項2または請求項3を引用する請求項4に記載の結線切替コネクタ。
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