JP6925570B1 - 冗長化システム、制御方法及びプログラムセット - Google Patents

冗長化システム、制御方法及びプログラムセット Download PDF

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Abstract

冗長化システムは、制御系CPUユニット(11a)、制御系CPUユニット(11a)に代わって制御可能な待機系CPUユニット(11b)、制御系CPUユニット(11a)及び待機系CPUユニット(11b)と増設ケーブル(C11,C12,C21,C22)を介して数珠つなぎに接続される複数の増設ベースユニット(20a,20b)を備える。増設ベースユニット(20a,20b)同士は多重化された増設ケーブル(C21,C22)を介して接続され、制御系CPUユニット(11a)が多重化された増設ケーブル(C21,C22)のうち使用している増設ケーブルの通信異常を検知した際、制御系CPUユニット(11a)に代わって制御する待機系CPUユニット(11b)は制御系CPUユニット(11a)に再起動を指示し、制御系CPUユニット(11a)は別の増設ケーブルを通信路に設定する。

Description

本開示は、冗長化システム、制御方法及びプログラムセットに関する。
稼働系が稼働中に障害を生じた場合に待機系に切り替わり、稼働を維持する冗長化システムが存在する。この冗長化システムにおいて異常が発生した場合、異常が発生した片方のシステムが復旧するまでの間、もう片方のシステムのみで制御を行うことから、異常が発生した片方のシステムが素早く復旧して冗長化システムとして正常に動作することが求められている。
特許文献1は、冗長化システムで制御を行っている制御系にノイズなどにより一時的な異常が発生した場合、異常が発生した制御系をリセットし制御系内の異常を取り除く処理を行う。その間、もう一方の制御系で継続制御を行い、正常に二重化システムとして復旧することを開示する。
特開平6−223001号公報
しかし、異常を取り除く処理では、異常が発生した部位の復旧に時間がかかり、その間冗長化システムが維持されない状態が生じる。
そこで本開示の目的は、上記の事情に鑑み、片方のシステムで増設ケーブル異常が発生してから二重化システムとして復旧するまでの時間を短縮することができる冗長化システムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本開示に係る冗長化システムは、制御対象機器を制御する制御系CPUユニットと、制御対象機器を制御系CPUユニットに代わって制御可能な待機系CPUユニットと、制御系CPUユニット及び待機系CPUユニットと増設ケーブルを介して数珠つなぎに接続される複数の増設ベースユニットと、を備え、増設ベースユニット同士は、多重化された増設ケーブルを介して接続され、制御系CPUユニットは、待機系CPUユニットが判定した増設ケーブルの異常判定結果に基づいて多重化された増設ケーブルの異常内容を確認し、制御系CPUユニットが多重化された増設ケーブルのうち使用している増設ケーブルの通信異常の発生を検知した際に、制御系CPUユニットに代わって制御する待機系CPUユニットは、制御系CPUユニットに対して再起動を指示し、制御系CPUユニットは、多重化された増設ケーブルのうち別の増設ケーブルを通信路に設定する。
本開示によれば、片方のシステムで増設ケーブル異常が発生してから復旧するまでの時間を短縮することができる。
本開示の実施の形態1に係る冗長化システムの構成を示す図 本開示の実施の形態1に係る基本ベースユニットの構成を示す図 本開示の実施の形態1に係るCPUユニットの構成を示す図 本開示の実施の形態1に係るルーティングテーブルの構成を示す図 本開示の実施の形態1に係る増設ベースユニットの構成を示す図 本開示の実施の形態1に係る増設ベースユニットのハードウェア構成の一例を示す図 本開示の実施の形態1に係るCPUユニットによる系切り替え指示処理の動作の一例を示すフローチャート 本開示の実施の形態1に係るCPUユニットによる系切り替え処理の動作の一例を示すフローチャート 本開示の実施の形態1に係るCPUユニットによる再起動処理の動作の一例を示すフローチャート 本開示の実施の形態2に係るCPUユニットの構成を示す図 本開示の実施の形態2に係る再起動設定テーブルの構成を示す図
以下、図面を参照しながら、本開示の実施の形態に係る冗長化システムを説明する。各図面においては、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。
(実施の形態1)
図1を参照しながら、実施の形態1に係る冗長化システム1000を説明する。冗長化システム1000は、例えばセンサからセンサ値を取得してセンサ値に基づいて工作機械を制御する制御システムである。冗長化システム1000は、制御装置1aと制御装置1bと制御装置2aと制御装置2bとを備える。制御装置1aと制御装置1bとはトラッキングケーブルTCにより通信可能に接続されている。制御装置1aと制御装置2aとは増設ケーブルC11により通信可能に接続されている。同様に、制御装置1bと制御装置2aとは増設ケーブルC12により通信可能に接続されている。制御装置2aと制御装置2bとは増設ケーブルC21及び増設ケーブルC22により通信可能に接続されている。同様に、制御装置2bと図示しない他の制御装置とは、増設ケーブルC31及び増設ケーブルC32により通信可能に接続されている。当該図示しない他の制御装置は、増設ケーブルによりさらなる他の制御装置と通信可能に接続されていてもよい。
簡単のため、以下、制御装置1aと制御装置1bとを、総括して制御装置1と呼称することがある。制御装置2a及び制御装置2bについても同様に、総括して制御装置2と呼称することがある。また、後述するその他の構成についても同様である。
冗長化システム1000においては、制御装置1aと制御装置1bとにより制御装置1が二重化されている。また、冗長化システム1000においては、増設ケーブルC21及び増設ケーブルC22により、制御装置2aと制御装置2bとを接続する増設ケーブルが二重化されている。また、冗長化システム1000においては、各制御装置2は、制御装置1に直列に接続されている。
制御装置1は、基本ベースユニット10とCPUユニット11と電源ユニット12とを備える。冗長化システム1000が制御装置1aと制御装置1bとを備え、制御装置1aのCPUユニット11aと制御装置1bのCPUユニット11bとがトラッキングケーブルTCにより接続されていることにより、制御装置1が二重化されている。
CPUユニット11及び電源ユニット12は、基本ベースユニット10が備える図示しないスロットに接続されている。CPUユニット11は、制御装置1又は制御装置2のI/Oユニットに接続されたセンサ及び工作機械を制御する。CPUユニット11は、トラッキングケーブルTCにて接続された他のCPUユニット11と通信する。また、詳細は後述するが、CPUユニット11は、増設ベースユニット20に切り替え制御信号を送信することにより、当該増設ベースユニット20にて使用される出力コネクタを切り替える。電源ユニット12は、基本ベースユニット10及びCPUユニット11に電力を供給する。制御装置1は、電源ユニット12を複数備えてもよい。また、I/Oユニットが基本ベースユニット10のスロットに接続されていてもよい。CPUユニット11の構成の詳細は後述する。
基本ベースユニット10は、図示しないスロットに接続されたユニットと通信し、増設ケーブルにて接続された増設ベースユニット20と通信する。基本ベースユニット10は、出力コネクタ101を備える。図1では、基本ベースユニット10aの出力コネクタ101aに増設ケーブルC11が接続され、基本ベースユニット10bの出力コネクタ101bに増設ケーブルC12が接続されている。基本ベースユニット10の構成の詳細は後述する。
制御装置1がこれらのユニットを備えることにより、制御装置1は、制御装置2のI/Oユニット21に接続されたセンサ及び工作機械を制御できる。
制御装置2は、増設ベースユニット20とI/Oユニット21と電源ユニット22とを備える。I/Oユニット21及び電源ユニット22は、増設ベースユニット20が備える図示しないスロットに接続されている。I/Oユニット21は、図示しないセンサ及び工作機械に通信可能に接続されている。電源ユニット22は、増設ベースユニット20及びI/Oユニット21に電力を供給する。増設ベースユニット20は、図示しないスロットに接続されたユニットと通信し、増設ケーブルにて接続された他のベースユニットと通信する。制御装置2がこれらのユニットを備えることにより、制御装置1は、制御装置2と通信し、I/Oユニット21に接続されたセンサ及び工作機械を制御することができる。制御装置2は、I/Oユニット21を複数備えてもよいし、電源ユニット22を複数備えてもよい。センサ及び工作機械は、本開示に係る制御対象機器の一例である。
増設ベースユニット20は、入力コネクタ201と入力コネクタ202と出力コネクタ211と出力コネクタ212とを備える。図1では、入力コネクタ201aに増設ケーブルC11が接続され、入力コネクタ202aに増設ケーブルC12が接続され、出力コネクタ211aに増設ケーブルC21が接続され、出力コネクタ212aに増設ケーブルC22が接続されている。同様に、入力コネクタ201bに増設ケーブルC21が接続され、入力コネクタ202bに増設ケーブルC22が接続され、出力コネクタ211bに増設ケーブルC31が接続され、出力コネクタ212bに増設ケーブルC32が接続されている。つまり、各増設ベースユニット20は直列に接続されている。また、増設ベースユニット20aは、後述する基本ベースユニット10a及び基本ベースユニット10bに接続されているので、各増設ベースユニット20は、基本ベースユニット10に直列に接続されている。
増設ベースユニット20が入力コネクタと出力コネクタとを2つずつ備えることにより、増設ベースユニット20同士を接続する増設ケーブルを二重化できる。また、増設ベースユニット20が入力コネクタを2つ備えることにより、二重化された2つの制御装置1、つまり制御装置1aと制御装置1bとを増設ベースユニット20aに接続できる。増設ベースユニット20の構成の詳細は後述する。増設ベースユニット20は、本開示に係る増設ベースユニットの一例である。
なお、ここでいう「入力」及び「出力」の表現は、前段のベースユニットから後段の増設ベースユニットへの信号の流れを基準としている。そのため、前段のベースユニットとの通信に使用されるコネクタは「入力コネクタ」であり、後段の増設ベースユニットとの通信に使用されるコネクタは「出力コネクタ」である。なお、「前段のベースユニット」は、基本ベースユニット、増設ベースユニットのいずれの場合もありえる。
次に、図2を参照しながら、基本ベースユニット10の構成を詳細に説明する。なお、図2では、代表して基本ベースユニット10aの構成を示すが、基本ベースユニット10bの構成も同様のものとなる。
基本ベースユニット10は、出力コネクタ101と1以上のスロット102とバスBBとを備える。出力コネクタ101及びスロット102は、バスBBに通信可能に接続されている。
出力コネクタ101は、増設ケーブルを介して後段の増設ベースユニット20aの入力コネクタに通信可能に接続されている。基本ベースユニット10aにおいては、出力コネクタ101aが増設ケーブルC11を介して後段の増設ベースユニット20aの入力コネクタ201aに通信可能に接続されている。
スロット102は、バスBBに接続され、CPUユニット11、電源ユニット12などのユニットを接続可能なスロットである。スロット102は、接続されたユニットとバスBBとを通信可能に接続する。
スロット102に接続されたCPUユニット11が、バスBB、出力コネクタ101及び増設ケーブルを介して増設ベースユニット20aと通信する。また、CPUユニット11は、増設ベースユニット20aよりも後段の増設ベースユニット20とも、当該増設ベースユニット20よりも前段にある各増設ベースユニット20を介して通信する。
次に、図3を参照しながら、CPUユニット11の構成を詳細に説明する。CPUユニット11は、制御部110と第1通信部115と第2通信部116と記憶部117とを備える。
第1通信部115は、例えばスロット102に挿入可能な通信インタフェースである。第2通信部116は、例えばトラッキングケーブルTCを挿入可能な通信インタフェースである。
記憶部117は、制御部110が実行する制御プログラムを保存する。また、記憶部117は、制御部110が制御プログラムを実行するときのワークメモリとして機能する。記憶部117は、例えば制御プログラムを保存するROM(Read Only Memory)と、ワークメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)とを備える。
記憶部117は、増設ケーブルの正常・異常の判定結果を格納し、CPUユニット11が増設ケーブルの異常内容を確認して正常な増設ケーブルを通信路に設定するためのルーティングテーブル118を保存する。図4にルーティングテーブル118の例を示す。ルーティングテーブル118の増設ケーブルCx1判定結果の欄には、二重化された増設ケーブルの一方の増設ケーブルCx1(x=1,2…n)の正常・異常の判定結果が格納されており、増設ケーブルCx2判定結果の欄には、二重化された増設ケーブルの他方の増設ケーブルCx2(x=1,2…n)の正常・異常の判定結果が格納されている。図4に示す例において、増設ケーブルCx1判定結果の欄は、上から順番に増設ケーブルC11、C21、Cn1の正常・異常の判定結果が格納されており、それぞれ「正常」、「異常」、「正常」と格納されている。増設ケーブルCx2判定結果の欄は、上から順番に増設ケーブルC12、C22、Cn2の正常・異常の判定結果が格納されており、それぞれ「正常」、「正常」、「正常」と格納されている。正常・異常の判定は、CPUユニット11の起動時、所定時間経過時、エラー発生時等に行われ、判定結果が格納される。
図3に戻って、制御部110は、記憶部117に保存された制御プログラムを読み出して実行する。制御部110は、例えばMPU(Micro Processing Unit)、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサを備える。制御部110は、制御プログラムを実行することにより、基本ベースユニット10及び増設ベースユニット20に接続された各ユニットと第1通信部115を介して通信する。制御部110は、特に、増設ベースユニット20に接続されたI/Oユニット21と通信し、当該I/Oユニット21に接続されたセンサ及び工作機械を制御する。
また、制御部110は、第2通信部116を介して他のCPUユニット11の状態を監視し、自身及び他のCPUユニット11のいずれも正常な状態のときには、他のCPUユニット11と通信し、自身と他のCPUユニット11とのいずれか一方のみが第1通信部115を介して各ユニットと通信するように調整する。
また、制御部110は、制御プログラムを実行することにより、異常判定部111、異常箇所検出部112、切替制御部113、再起動処理部114として機能する。
異常判定部111は、CPUユニット11と他のユニットとの通信に異常があるか否かを判定する。ここで、他のユニットとは、基本ベースユニット10に接続されたユニットのみではなく、基本ベースユニット10よりも後段の各増設ベースユニット20に接続されたユニットも含む。通信に異常があるか否かの判定は、例えばCPUユニット11がいずれかのI/Oユニット21へアクセスする信号を送信した時に、送信対象のI/Oユニット21から応答が返ってくるか否かにより判定する。
異常箇所検出部112は、異常判定部111がCPUユニット11と他のユニットとの通信に異常があると判定したとき、通信経路のうちどの箇所に異常があるかを検出する。どのようにして異常箇所を検出するかについては切り替え制御の動作の説明にて後述する。
切替制御部113は、異常箇所検出部112が、基本ベースユニット10の内部通信に異常があると判定したとき、基本ベースユニット10と増設ベースユニット20とを接続する増設ケーブルに異常があると判定したとき、又は後段の各増設ベースユニット20同士を接続する増設ケーブルのいずれかに異常があると判定したとき、他のCPUユニット11と通信し、制御系の切り替えを指令する信号を当該他のCPUユニット11に送信する。このとき、制御部110は、第1通信部115を介した各ユニットとの通信を停止する。さらに、切替制御部113は、他のCPUユニット11から制御系の切り替えを指令する信号を受信したとき、第1通信部115を介した各ユニットとの通信を開始する。これらの機能により、基本ベースユニット10aと基本ベースユニット10bとのうちいずれか一方のみが増設ベースユニット20aとの通信を行う。つまり、これらの機能により、センサ及び工作機械を制御する制御系が切り替わる。同時に2つの制御系が有効となることはないので、増設ベースユニット20aにおいては、入力コネクタ201aと入力コネクタ202aとのうちいずれか一方のみが基本ベースユニット10と増設ベースユニット20aとの通信に使用される。
また、切替制御部113は、ルーティングテーブル118にしたがって、増設ケーブルにて接続された2つの増設ベースユニット20のうち前段の増設ベースユニット20に切り替え制御信号を送信する。その結果、増設ベースユニット20同士の通信において、当該増設ベースユニット20にて使用される出力コネクタが切り替わるので、二重化された増設ケーブルのうち異常が生じていない増設ケーブルを経由した通信をすることができる。
再起動処理部114は、系切り替えにより新たに制御系となったCPUユニット11aとCPUユニット11bの一方のCPUユニットがトラッキングケーブルTCを介して他方のCPUユニットに再起動の指示を行う。再起動指示を受けて、制御系から待機系に切り替わった他方のCPUユニットの再起動を行う
次に、図5を参照しながら、増設ベースユニット20の構成を詳細に説明する。なお、図5では、代表して増設ベースユニット20aの構成を示すが、増設ベースユニット20b及び増設ベースユニット20bに接続された図示しない他のベースユニットの構成も同様のものとなる。
増設ベースユニット20は、入力コネクタ201と入力コネクタ202と出力コネクタ211と出力コネクタ212と入力制御部221と入力切替部222と出力制御部231と出力切替部232と1以上のスロット290とバスBとを備える。スロット290は、バスBに通信可能に接続されている。詳細は後述するが、入力切替部222は、入力制御部221の制御に基づき、入力コネクタ201と入力コネクタ202とのいずれか一方とバスBとを通信可能に接続する。同様に、出力切替部232は、出力制御部231の制御に基づき、出力コネクタ211と出力コネクタ212とのいずれか一方とバスBとを通信可能に接続する。バスBは、増設ベースユニット20の内部で各要素を接続する内部バスである。
入力コネクタ201及び入力コネクタ202は、増設ケーブルを介して前段のベースユニットの出力コネクタに通信可能に接続されている。増設ベースユニット20aにおいては、入力コネクタ201aが増設ケーブルC11を介して前段の基本ベースユニット10aの出力コネクタ101aに通信可能に接続され、入力コネクタ202aが増設ケーブルC12を介して前段の基本ベースユニット10bの出力コネクタ101bに通信可能に接続されている。
出力コネクタ211及び出力コネクタ212は、増設ケーブルを介して後段のベースユニットの入力コネクタに通信可能に接続されている。増設ベースユニット20aにおいては、出力コネクタ211aが増設ケーブルC21を介して後段の増設ベースユニット20bの入力コネクタ201bに通信可能に接続され、出力コネクタ212aが増設ケーブルC22を介して後段の増幅ベースユニット20bの入力コネクタ202bに通信可能に接続されている。
入力制御部221は、入力コネクタ201及び入力コネクタ202が受信した信号を監視し、前段のベースユニットとバスBとの通信に使用されている入力コネクタを特定し、後述の入力切替部222を制御して特定した入力コネクタとバスBとを接続する。当該通信に使用される入力コネクタと当該通信に使用されない入力コネクタとでは、入力コネクタが受信する信号が異なるので、入力制御部221は、入力コネクタ201及び入力コネクタ202が受信した信号を監視することにより、前段のベースユニットとバスBとの通信に使用されている入力コネクタを特定できる。例えば、入力制御部221は、入力コネクタが受信するクロック信号が、周期的に変化するものであるか全く変化しないものであるかを判別することによって、当該通信に使用される入力コネクタを特定できる。
なお、詳細は後述するが、前段のベースユニットが1つの増設ベースユニット20である場合、2つの基本ベースユニット10のいずれであっても、入力コネクタ201と入力コネクタ202とのうちいずれか一方のみが当該前段のベースユニットとバスBとの通信に使用される。
入力切替部222は、入力制御部221の制御に基づいて、前段のベースユニットとバスBとの通信に使用されている入力コネクタとバスBとを通信可能に接続する。図5では入力切替部222をスイッチとして記載しているが、入力切替部222は、例えばトランジスタ、リレーなどのスイッチング素子を含む切り替え回路である。
出力制御部231は、バスBを介して前段のベースユニットから切り替え制御信号を受信したとき、出力切替部232を制御して、バスBに接続されている出力コネクタを切り替える。詳細は後述するが、CPUユニット11は、ルーティングテーブル118にしたがって、当該2つの増設ベースユニット20のうち前段の増設ベースユニット20に、切り替え制御信号を送信する。そのため、出力制御部231は、バスBを介して前段のベースユニットから切り替え制御信号を受信することができる。その結果、増設ベースユニット20bにおいては、入力コネクタ201bと入力コネクタ202bとのうちいずれか一方のみが増設ベースユニット20aと増設ベースユニット20bとの通信に使用される。
出力切替部232は、出力制御部231の制御に基づいて、バスBに接続される出力コネクタを切り替える。つまり、出力切替部232は、前段のベースユニットから受信した切り替え制御信号に基づいて、出力コネクタ211及び出力コネクタ212のうち1の出力コネクタとバスBとを通信可能に接続する。図5では出力切替部232をスイッチとして記載しているが、出力切替部232は、例えばトランジスタ、リレーなどのスイッチング素子を含む切り替え回路である。
スロット290は、バスBに接続され、I/Oユニット21、電源ユニット22などのユニットを接続可能なスロットである。スロット290は、接続されたユニットとバスBとを通信可能に接続する。
次に、増設ベースユニット20のハードウェア構成の一例について、図6を参照しながら説明する。図6に示す増設ベースユニット20は、例えばマイクロコントローラにより実現される。なお、基本ベースユニット10についても、同様のハードウェア構成を採用しうる。
増設ベースユニット20は、バス2000を介して互いに接続された、プロセッサ2001と、メモリ2002と、インタフェース2003とを備える。
プロセッサ2001は、例えばMPU、CPUなどのプロセッサである。プロセッサ2001が、メモリ2002上に保存された制御プログラムを実行することにより、増設ベースユニット20の入力制御部221及び出力制御部231の機能が実現される。
メモリ2002は、例えば、ROMとRAMとを含む主記憶装置である。メモリ2002は、プロセッサ2001が実行する制御プログラムを保存する。また、メモリ2002は、プロセッサ2001が制御プログラムを実行する際のワークメモリとして機能する。
インタフェース2003は、増設ベースユニット20と他のユニットとを通信可能に接続するための入出力インタフェースである。インタフェース2003により、入力コネクタ201、入力コネクタ202、出力コネクタ211、出力コネクタ212及びスロット290の機能が実現される。
次に、図7、8、9を参照しながら、CPUユニット11による切り替え制御の動作の一例を説明する。図7に示す動作は、制御系として動作するCPUユニット11の制御部110に通信異常が生じた場合の系切り替え指示の処理を示す。図7に示す動作は、制御系CPUユニットとして動作する基本ベースユニット10a上のCPUユニット11aによる動作であり、CPUユニット11aの異常判定部111が、CPUユニット11aと他のユニットとの通信に異常があると判定したときに開始される。
CPUユニット11aの制御部110の異常箇所検出部112は、基本ベースユニット10aに接続された増設ベースユニット20a上のユニットにアクセス可能か否かを判定する(ステップS101)。
増設ベースユニット20a上のユニットにアクセス可能でないとき(ステップS101:No)、異常箇所検出部112は、基本ベースユニット10aと増設ベースユニット20aとを接続する増設ケーブルC11を異常箇所として検出する(ステップS102)。
制御部110の切替制御部113は、CPUユニット11bとトラッキング通信部である第2通信部116からトラッキングケーブルTCを介して通信し、制御系をCPUユニット11aから待機系CPUユニットとして動作する基本ベースユニット10b上のCPUユニット11bへと切り替える指示を行う(ステップS103)。そして制御部110は、系切り替え指示の動作を終了する。
増設ベースユニット20a上のユニットにアクセス可能であるとき(ステップS101:Yes)、異常箇所検出部112は、増設ベースユニット20aに接続された増設ベースユニット20b上のユニットにアクセス可能か否かを判定する(ステップS104)。
CPUユニット11がいずれの増設ケーブルを使用しているかは、初期設定の段階でいずれか定められており、記憶部117に記憶されている。増設ベースユニット20b上のユニットにアクセス可能でないとき(ステップS104:No)、異常箇所検出部112は、増設ベースユニット20aと増設ベースユニット20bとを接続する増設ケーブルC21又は増設ケーブルC22のうち、現在使用している増設ケーブルを異常箇所として検出する(ステップS105)。異常である増設ケーブルが検出されると、異常箇所検出部112は、記憶部117のルーティングテーブル118に当該増設ケーブルが異常である旨を書き換え、ルーティングテーブル118を更新する(ステップS106)。例えば、現在用いているケーブルが増設ケーブルC21の場合、当該増設ケーブルC21を異常箇所として検出すると、異常箇所検出部112は、記憶部117のルーティングテーブル118に当該増設ケーブルC21が異常である旨を書き換え、ルーティングテーブル118を更新する。
切替制御部113は、CPUユニット11bと通信し、制御系をCPUユニット11aから基本ベースユニット10b上のCPUユニット11bへと切り替える指示を行う(ステップS107)。そして制御部110は、系切り替え指示処理の動作を終了する。
増設ベースユニット20b上のユニットにアクセス可能であるとき(ステップS104:Yes)、制御部110は、さらに後段の各増設ベースユニット20について、ステップS104−S107と同様の動作を実行する。この動作を繰り返すことにより、切替制御部113は、ルーティングテーブル118を更新し、制御系を基本ベースユニット10b上のCPUユニット11bへと切り替える指示を行い、系切り替え指示処理の動作を終了する。
トラッキング通信部である第2通信部116からトラッキングケーブルTCを介して制御系をCPUユニット11aから基本ベースユニット10b上のCPUユニット11bへと切り替える指示が行われると、CPUユニット11bは、系切り替え処理を実行する。この系切り替え処理の動作を図8を参照しながら説明する。
CPUユニット11bの制御部110の切替制御部113は、CPUユニット11aからの切り替え指示を受信すると、その切り替え指示が増設ベースユニット間を接続する増設ケーブルの異常によるものであるか否かを判断する(ステップS201)。
切り替え指示が増設ベースユニット間を接続する増設ケーブルの異常によるものでない場合(ステップS201:No)、待機系であるCPUユニット11bを制御系に切り替え、CPUユニット11bにより制御を継続する(ステップS202)。
切り替え指示が増設ベースユニット間を接続する増設ケーブルの異常によるものである場合(ステップS201:Yes)、CPUユニット11aから切り替え指示とともにCPUユニット11bに送信されたルーティングテーブルでCPUユニット11bの記憶部117のルーティングテーブル118を更新する(ステップS203)。
ルーティングテーブル118が更新されると、更新されたルーティングテーブル118に基づき、待機系であるCPUユニット11bを制御系に切り替え、CPUユニット11bにより制御を継続する(ステップS204)。
新たに制御系となったCPUユニット11bの制御部110の再起動処理部114は、CPUユニット11aに対してトラッキングケーブルTCを介して再起動の指示を行う(ステップS205)。このとき、CPUユニット11bの記憶部117に格納されたルーティングテーブル118をトラッキングケーブルTCを介してCPUユニット11aに送信する。そしてCPUユニット11bの制御部110は、系切り替え処理を終了する。
トラッキング通信部である第2通信部116からトラッキングケーブルTCを介してCPUユニット11bから基本ベースユニット10a上のCPUユニット11aへ再起動の指示が行われると、CPUユニット11aは、再起動処理を実行する。この再起動処理の動作について図9を参照しながら説明する。
CPUユニット11aの制御部110は、CPUユニット11bからの再起動指示を受信すると、再起動を開始する(ステップS301)。再起動が行われると、CPUユニット11bから受信したルーティングテーブルをCPUユニット11aの記憶部117に格納してルーティングテーブル118として新たに設定する(ステップS302)。そしてCPUユニット11aの制御部110は、再起動処理を終了する。
以上、実施の形態1に係る冗長化システム1000を説明した。実施の形態1に係る冗長化システム1000によれば、制御系のCPUユニット11aで異常が発生した場合に、トラッキングケーブルTCを介して正常な待機系のCPUユニット11bに制御を切り替える。制御系となったCPUユニット11bは、異常が発生したCPUユニット11aに再起動を指示し、自身が保有するルーティングテーブル118を送信する。これにより、異常が発生した増設ケーブルを除いた増設ケーブルが一重化された冗長化システムとして正常起動する。
増設ケーブルが二重化された冗長化システムでは、増設ケーブルの一方が異常、他方が正常であれば、正常である増設ケーブルでアクセス可能である。しかし、制御系が異常の発生した増設ケーブルを通じてアクセスしていた場合、通信異常が発生する。この場合において、異常が発生したシステムを自動で再起動することで、増設ケーブルが一重であったとしてもコピー処理、異常を取り除く処理を行うことなく高速に復旧が可能となる。
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1において、新しく制御系になったCPUユニット11bは、CPUユニット11aから受信したルーティングテーブルを使ってCPUユニット11bのルーティングテーブル118を更新した。これに対して、CPUユニット11bが増設ケーブルの異常検出を行って、ルーティングテーブル118を更新してもよい。
実施の形態1において、異常により制御系から待機系に変更されたCPUユニット11aが再起動するときに、新しく制御系になったCPUユニット11bから受信したルーティングテーブルを使ってCPUユニット11aのルーティングテーブル118を更新した。これに対して、CPUユニット11aが増設ケーブルの異常検出を行って、ルーティングテーブル118を更新してもよい。
また、実施の形態1において、ルーティングテーブルは、基本ベースユニット10内に保持されていた。これに限らず、増設ベースユニット20内にルーティングテーブルを設けてもよい。また、ルーティングテーブルには、増設ケーブルの異常を検知した場合に、異常があったこと、異常発生個所、検知時刻などの情報を記憶しておいてもよい。これらの情報を記憶しておくことにより、これらの情報を利用して後々に異常原因を特定することが可能である
また、実施の形態1においては、制御系のCPUユニット11aと待機系のCPUユニット11bの2台により冗長化システムを構築したが、これに限らず、3台以上の複数のCPUユニットで構成してもよい。この場合、1台が制御系CPUユニットとなり、他のCPUユニットは待機系となる。また、実施の形態1において、増設ベースユニット間の増設ケーブルを2本としたが、これに限らず3本以上の複数本としてもよい。また、全ての増設ベースユニット20の間で増設ケーブルの本数を揃えたが、一部の増設ベースユニット20の間でのみケーブルを多重化すれば十分である場合も考えられる。このような場合、ケーブルを多重化する多重化区間に含まれる増設ベースユニット20が複数の入力コネクタと複数の出力コネクタを備えていればよく、ケーブルを多重化しない非多重化区間に含まれる増設ベースユニット20は、入力コネクタと出力コネクタを少なくとも1つずつ備えていればよい。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2に係る冗長化システム1000を説明する。ただし、実施の形態2において、冗長化システム1000の全体構成は図1に示す実施の形態1の場合と同様である。詳細は後述するが、実施の形態2に係る冗長化システム1000においては、増設ケーブルの異常発生時に、通信異常が生じたCPUユニット11を待機系として再起動するか、異常状態のままとするかをパラメータ設定で任意に選択することができる。
図10を参照しながら、実施の形態2に係るCPUユニット11の構成のうち実施の形態1と異なる点を説明する。実施の形態2に係るCPUユニット11は、記憶部117に再起動設定テーブル119が格納されている点が実施の形態1と異なる。再起動設定テーブル119は、実施の形態1で示した異常が生じたCPUユニット11を待機系として再起動するか否かを示す情報が設定されている。図11に、再起動設定テーブル119の構成例を示す。再起動設定テーブル119には、異常が生じた他方のCPUユニット11を待機系として再起動を実行するか否かを設定する他系リセット機能の設定項目と、再起動を実行するタイミングを設定する項目が設けられている。図11の例では、他系リセット機能の設定項目として、「実行する」と設定されており、他系リセット機能の実行タイミングの設定項目として、「増設ケーブル異常時」と設定されている。前述した図8、9に示した異常発生時の系切り替え、再起動処理において、新たに制御系となったCPUユニットは、再起動設定テーブル119を確認する。新たに制御系となったCPUユニットは、再起動設定テーブル119の設定に応じて、図8に示す再起動の指示の実行を制御する。また、新たに制御系となったCPUユニットが、再起動設定テーブル119に応じて再起動指示の実行を制御するのではなく、異常が生じた他方のCPUユニットが再起動設定テーブル119の設定に応じて再起動の実行を制御してもよい。新たに制御系となったCPUユニットから再起動指示を受けたときに、異常が生じた他方のCPUユニットは、再起動設定テーブル119を確認する。他方のCPUユニットは、再起動設定テーブル119の設定に応じて、図9に示す再起動処理を実行する、あるいは実行しない。再起動設定テーブル119の各設定項目については、ユーザにより任意に設定可能である。すなわち、再起動設定テーブル119は、ユーザの操作によって、再起動を実行するを実行しないに変更可能であり、ユーザが再起動の実行の有無を変更することができる。
実施の形態2によれば、片系異常状態の期間を短縮する場合と、異常が発生した原因調査のため、異常のままとしたい場合を任意に選択できる。なお、再起動設定テーブル119の実行タイミングの設定項目について、図11の例に示す「増設ケーブル異常時」以外に、例えば「バスアクセス異常時」と設定することができ、この場合増設ベースユニット20の内部バスに異常が生じた時に再起動処理を実行させることができる。
本開示は、本開示の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
本開示は、冗長化システムに広く適用することができる。
1,1a,1b,2,2a,2b 制御装置、10,10a,10b 基本ベースユニット、11,11a,11b CPUユニット、12,12a,12b,22,22a,22b 電源ユニット、20,20a,20b 増設ベースユニット、21,21a,21b I/Oユニット、102,290 スロット、110 制御部、111 異常判定部、112 異常箇所検出部、113 切替制御部、114 再起動処理部、115 第1通信部、116 第2通信部、117 記憶部、118 ルーティングテーブル、119 再起動設定テーブル、201,201a,201b,202,202a,202b 入力コネクタ、101,101a,101b,211,211a,211b,212,212a,212b 出力コネクタ、221 入力制御部、222 入力切替部、231 出力制御部、232 出力切替部、1000 冗長化システム、2000 バス、2001 プロセッサ、2002 メモリ、2003 インタフェース、B,BB バス、C11,C12,C21,C22,C31,C32 増設ケーブル、TC トラッキングケーブル。

Claims (7)

  1. 制御対象機器を制御する制御系CPUユニットと、
    前記制御対象機器を前記制御系CPUユニットに代わって制御可能な待機系CPUユニットと、
    前記制御系CPUユニット及び前記待機系CPUユニットと増設ケーブルを介して数珠つなぎに接続される複数の増設ベースユニットと、
    を備え、
    前記増設ベースユニット同士は、多重化された増設ケーブルを介して接続され、
    前記制御系CPUユニットは、前記待機系CPUユニットが判定した増設ケーブルの異常判定結果に基づいて前記多重化された増設ケーブルの異常内容を確認し、
    前記制御系CPUユニットが前記多重化された増設ケーブルのうち使用している増設ケーブルの通信異常の発生を検知した際に、前記制御系CPUユニットに代わって制御する前記待機系CPUユニットは、前記制御系CPUユニットに対して再起動を指示し、
    前記制御系CPUユニットは、前記多重化された増設ケーブルのうち別の増設ケーブルを通信路に設定する、
    冗長化システム。
  2. 制御対象機器を制御する制御系CPUユニットと、
    前記制御対象機器を前記制御系CPUユニットに代わって制御可能な待機系CPUユニットと、
    前記制御系CPUユニット及び前記待機系CPUユニットと増設ケーブルを介して数珠つなぎに接続される複数の増設ベースユニットと、
    を備え、
    前記増設ベースユニット同士は、多重化された増設ケーブルを介して接続され、
    前記制御系CPUユニットは、増設ケーブルの異常判定を行い、判定結果に基づいて前記多重化された増設ケーブルの異常内容を確認し、
    前記制御系CPUユニットが前記多重化された増設ケーブルのうち使用している増設ケーブルの通信異常の発生を検知した際に、前記制御系CPUユニットに代わって制御する前記待機系CPUユニットは、前記制御系CPUユニットに対して再起動を指示し、
    前記制御系CPUユニットは、前記多重化された増設ケーブルのうち別の増設ケーブルを通信路に設定する、
    冗長化システム。
  3. 前記制御系CPUユニット及び前記待機系CPUユニットは、前記再起動の実行の有無及び実行のタイミングを設定する再起動設定テーブルを備え、前記再起動設定テーブルの設定に応じて前記制御系CPUユニットによる再起動の処理の実行、あるいは前記待機系CPUユニットによる再起動の指示の実行を制御する、
    請求項1又は2に記載の冗長化システム。
  4. 制御対象機器を制御する制御系CPUユニットと、
    前記制御対象機器を前記制御系CPUユニットに代わって制御可能な待機系CPUユニットと、
    前記制御系CPUユニット及び前記待機系CPUユニットと増設ケーブルを介して数珠つなぎに接続される複数の増設ベースユニットと、
    を備え、前記増設ベースユニット同士が多重化された増設ケーブルを介して接続される冗長化システムを制御する方法であって、
    前記制御系CPUユニットは、前記待機系CPUユニットが判定した増設ケーブルの異常判定結果に基づいて前記多重化された増設ケーブルの異常内容を確認し、
    前記制御系CPUユニットが前記多重化された増設ケーブルのうち使用されている増設ケーブルの通信異常の発生を検知した際に、前記制御系CPUユニットに代わって制御する前記待機系CPUユニットは、前記制御系CPUユニットに対して再起動を指示し、
    前記制御系CPUユニットは、前記多重化された増設ケーブルのうち別の増設ケーブルを通信路に設定する、
    制御方法。
  5. 制御対象機器を制御する制御系CPUユニットと、
    前記制御対象機器を前記制御系CPUユニットに代わって制御可能な待機系CPUユニットと、
    前記制御系CPUユニット及び前記待機系CPUユニットと増設ケーブルを介して数珠つなぎに接続される複数の増設ベースユニットと、
    を備え、前記増設ベースユニット同士が多重化された増設ケーブルを介して接続される冗長化システムを制御する方法であって、
    前記制御系CPUユニットは、増設ケーブルの異常判定を行い、判定結果に基づいて前記多重化された増設ケーブルの異常内容を確認し、
    前記制御系CPUユニットが前記多重化された増設ケーブルのうち使用されている増設ケーブルの通信異常の発生を検知した際に、前記制御系CPUユニットに代わって制御する前記待機系CPUユニットは、前記制御系CPUユニットに対して再起動を指示し、
    前記制御系CPUユニットは、前記多重化された増設ケーブルのうち別の増設ケーブルを通信路に設定する、
    制御方法。
  6. 制御対象機器を制御する制御系CPUユニットと、
    前記制御対象機器を前記制御系CPUユニットに代わって制御可能な待機系CPUユニットと、
    前記制御系CPUユニット及び前記待機系CPUユニットと増設ケーブルを介して数珠つなぎに接続される複数の増設ベースユニットと、
    を備え、前記複数の増設ベースユニットとの間を多重化された増設ケーブルを介して接続される冗長化システムを制御するプログラムセットであって、
    記制御系CPUユニット
    前記待機系CPUユニットが判定した増設ケーブルの異常判定結果に基づいて前記多重化された増設ケーブルの異常内容を確認し、
    前記多重化された増設ケーブルのうち別の増設ケーブルを通信路に設定する、
    処理を行わせ、
    前記待機系CPUユニットに、
    前記増設ケーブルの異常判定を行い、
    前記制御系CPUユニットが前記多重化された増設ケーブルのうち使用している増設ケーブルの通信異常の発生を検知した際に、前記制御系CPUユニットに代わって制御、前記制御系CPUユニットに対して再起動を指示する
    処理を行わせる、
    ログラムセット
  7. 制御対象機器を制御する制御系CPUユニットと、
    前記制御対象機器を前記制御系CPUユニットに代わって制御可能な待機系CPUユニットと、
    前記制御系CPUユニット及び前記待機系CPUユニットと増設ケーブルを介して数珠つなぎに接続される複数の増設ベースユニットと、
    を備え、前記複数の増設ベースユニットとの間を多重化された増設ケーブルを介して接続される冗長化システムを制御するプログラムセットであって、
    記制御系CPUユニット
    増設ケーブルの異常判定を行い、判定結果に基づいて前記多重化された増設ケーブルの異常内容を確認し、
    前記多重化された増設ケーブルのうち別の増設ケーブルを通信路に設定する、
    処理を行わせ
    前記待機系CPUユニットに、
    前記制御系CPUユニットが前記多重化された増設ケーブルのうち使用している増設ケーブルの通信異常の発生を検知した際に、前記制御系CPUユニットに代わって制御、前記制御系CPUユニットに対して再起動を指示する
    処理を行わせる、
    ログラムセット
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