JP6925139B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、照明装置に関する。
特許文献1には、粒径が0.1ミクロン以上50ミクロン以下である粒状体を含有するガラス体を備え、ガラス体の側面から入射した光を粒状体によりレイリー散乱し、ガラス体の主面から面状の光を放出する光散乱部材が記載されている。
特許文献2には、半透明のシェードと光源との間に、シェードの面と非並行に光透過性部材が配設されているグラデーション陰影付き照明装置が記載されている。
特開2011−099899号公報 特開2000−149630号公報
本発明は、導光部が発する光の色相がグラデーション状に変化する装飾性の高い照明装置を提供することを目的とする。
光源部と、平均粒径が光源部からの入射光の波長よりも小さくかつ入射光を散乱させる微小粒子を透光性材料中に一様に分散させて構成され、入射光を透過させる導光部と、導光部の光源部に面する側において中央部よりも周辺部の方が短い波長の光が入射するように、入射光の波長の空間分布を形成する波長選択部とを有することを特徴とする照明装置が提供される。
上記の照明装置では、光源部は、白色光を出射する白色光源であり、波長選択部は、光源部と導光部の間に配置され、中央に開口部を有するカラーフィルタであり、開口部では白色光源からの白色光を白色光のまま透過させ、開口部以外の部分では、白色光に含まれる特定の波長の単色光を透過させることが好ましい。
上記の照明装置は、使用者の操作を受け付ける操作部をさらに有し、カラーフィルタは、中央に開口部を形成するように配置された複数の羽根部で構成され、複数の羽根部は、使用者による操作部の操作に応じて互いに相対移動して開口部の大きさを変更可能であることが好ましい。
上記の照明装置では、カラーフィルタは、中央に開口部を形成するように配置されかつ互いに相対移動可能な複数の羽根部で構成され、計時部が計時する時刻に応じて複数の羽根部の位置を移動させて開口部の大きさを変更する制御部をさらに有することが好ましい。
上記の照明装置では、光源部は、白色光を出射する白色光源であり、波長選択部は、光源部と導光部とを結ぶ軸を中心として白色光源の周囲を取り囲むように配置されかつ単色光を出射する単色光源であることが好ましい。
上記の照明装置では、光源部は、導光部に対向する面内に配置された複数の白色光源および複数の単色光源で構成され、波長選択部は、複数の単色光源のうちの少なくとも一部と、複数の白色光源のうちで少なくとも一部の単色光源よりも対向する面内の中央側に配置された白色光源とを選択的に発光させる制御部であることが好ましい。
上記の照明装置では、複数の白色光源と複数の単色光源とは、光源部と導光部とを結ぶ軸を中心として同心円状に配置されていることが好ましい。
上記の照明装置は、使用者の操作を受け付ける操作部をさらに有し、制御部は、複数の白色光源および複数の単色光源のうちで発光させるものの位置および個数を、使用者による操作部の操作に応じて変化させることが好ましい。
上記の照明装置では、制御部は、複数の白色光源および複数の単色光源のうちで発光させるものの位置および個数を、計時部が計時する時刻に応じて変化させることが好ましい。
上記の照明装置によれば、導光部が発する光の色相がグラデーション状に変化し、装飾性が高くなる。
照明装置1の概略構成図である。 カラーフィルタ4の働きを説明する図である。 カラーフィルタ4に応じた照明装置1の色相の変化を説明する図である。 別の照明装置1’の概略構成図である。 照明装置1’の光源2’の平面図である。 別の光源2’’の平面図である。 光源2’’を有するさらに別の照明装置1’’のブロック図である。 時刻に応じた照明装置1’’の発光制御を説明するための表である。 さらに別の光源2’’’の平面図である。 可動式のカラーフィルタ4’,4’’の例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、照明装置について説明する。ただし、本発明は図面または以下に記載される実施形態には限定されないことを理解されたい。
図1は、照明装置1の概略構成図である。照明装置1は、白色光源2、導光部3およびカラーフィルタ4を有する。照明装置1は、レイリー散乱を利用することで、空を模したように導光部3の光の色相が青色からオレンジ色へとグラデーション状に変化する照明装置である。
レイリー散乱は、光の波長よりも小さな物体に光が当たった際に起こる散乱であり、その散乱強度は光の波長に依存し、波長が短いほど大きく、波長が長いほど小さい。すなわち、レイリー散乱では、可視光のうちで、短波長の青色光は散乱され易く、長波長の赤色光は散乱されにくい。このため、可視光のすべての波長の光が均等に混ざった白色光を散乱体に入射させると、その散乱体の入射側の部分は青色に見え、入射側から遠い部分は赤色に見える。照明装置1では、この原理を利用してグラデーション状の色相を実現する。
白色光源2は、光源部の一例であり、例えばLED(発光ダイオード)で構成され、白色光を出射する。
導光部3は、図1に示すように、白色光源2からの光が入射し、その光を透過させる球状の部材である。導光部3は、平均粒径が白色光源2からの入射光の波長よりも小さくかつその入射光を散乱させる微小粒子を透光性材料中に一様に分散させた散乱体で構成される。例えば、導光部3は、透明なガラスまたは樹脂で構成された中空の球体であり、その内部には、散乱体として、アクリルエマルジョンなどの流体が封入されている。導光部3を構成する透光性材料は、水などの液体でもよいし、樹脂などの固体でもよい。また、導光部3は球体のものに限らず、例えば箱型などの他の形状であってもよい。
可視光の波長は数百nmであるため、レイリー散乱が起こるためには、導光部(散乱体)3内の微小粒子は、平均粒径が数十nm程度のナノ粒子であることが好ましい。この粒径は、対象の粒子と同じ回折・散乱光のパターンを示す球体の直径として(すなわち、球相当径で)測定された値である。微小粒子の材質は、金属や、その酸化物、または樹脂などでもよく、特に限定されない。
カラーフィルタ4は、波長選択部の一例であり、白色光源2と導光部3の間に配置され、中央に円形の開口部41を有する。図1に示すように、開口部41の中心は、白色光源2と導光部3の中心同士を結ぶ中心軸Lの位置と一致している。カラーフィルタ4は、可視光のうちで青色光を透過させる青色のフィルタであり、開口部41では白色光源2からの白色光を白色光のまま透過させ、開口部41以外の周辺部分では、白色光に含まれる特定の波長の単色光を透過させる。すなわち、照明装置1では、カラーフィルタ4により、白色光と単色光(青色光)の両方を導光部3内に入射させ、その白色光と単色光の割合を入射位置に応じて変化させる。カラーフィルタの色は特に限定されないが、可視光のうちで、レイリー散乱により散乱され易い短波長側の色であることが好ましい。
なお、カラーフィルタ4の光透過性の着色層を、透明ガラス板または透明樹脂基板上に着色した透明塗料を用いて、開口部41を有するパターンで形成してもよい。
図2は、カラーフィルタ4の働きを説明する図である。図1では導光部3の下側に白色光源2とカラーフィルタ4が図示されているため、図2では、照明装置1における白色光源2から導光部3の下端までの部分を側方から見た図を示している。カラーフィルタ4が中央に円形の開口部41を有することにより、導光部3の入射側(白色光源2に面する下端側)における円形の中央部31には、白色光源2からの白色光がそのまま入射する。また、導光部3の入射側において中央部31を取り囲む周辺部32には、カラーフィルタ4を透過した青色光が入射する。このように、カラーフィルタ4は、導光部3の中央部31よりも周辺部32の方が短波長の光が入射するように、入射光の波長の空間分布(中心軸Lを中心とする対称な分布)を形成する。
照明装置1では、可視光の波長よりも平均粒径が小さい微小粒子が分散した導光部3においてレイリー散乱が起こることにより、短波長の光ほど強く散乱される。このため、白色光源2から導光部3に白色光を入射させることで、導光部3内では、白色光源2からの距離に応じて、白色からオレンジ色(長波長側の色)へと光の色相がグラデーション状に変化する。図1では、このグラデーション状の色相を、導光部3内の模様の濃淡で表している。レイリー散乱を利用することで、光の波長ごとに導光部3の透過性を変化させることができ、明確に色相が変化する照明装置を実現することができる。
さらに、照明装置1では、開口部41を有するカラーフィルタ4を用いて導光部3の入射面内の周辺部32に青色光を入射させることで、導光部3の入射側の周辺部32付近では、青色が強くなる。これにより、導光部3全体で見れば、青色(短波長側の色)からオレンジ色へと光の色相がグラデーション状に変化しているので、夕方の空を模したような色合いを表現でき、装飾性が高い照明装置を実現することができる。カラーフィルタ4の色を適宜選択すれば、任意の色からより長波長側の色へと色相をグラデーション状に変化させることも可能である。
図3(A)〜図3(C)は、カラーフィルタ4に応じた照明装置1の色相の変化を説明する図である。これらの図は、上記のカラーフィルタ4として、開口部41の大きさが互いに異なるカラーフィルタ4A〜4Cを用いたときの導光部3の色相の違いを模様の濃淡で示している。カラーフィルタ4A〜4Cは、この順に開口部41の径が大きくなる。開口部41が小さいカラーフィルタ4Aを用いた場合(図3(A))には、開口部41の大きさが中程度のカラーフィルタ4Bを用いた場合(図3(B))と比べて、導光部3に入射する白色光に対する青色光の割合が多くなるため、導光部3は、より青味がかった色相になる。一方、開口部41が大きいカラーフィルタ4Cを用いた場合(図3(C))には、カラーフィルタ4Bを用いた場合(図3(B))と比べて、導光部3に入射する白色光に対する青色光の割合が少なくなるため、導光部3は、より赤味がかった色相になる。
このように、カラーフィルタ4の開口部41の大きさに応じて、導光部3に入射する白色光と単色光の割合が変化する。このため、例えば、カメラのシャッタまたは絞りと同様の機構によりカラーフィルタ4の開口部41を可動式とし、開口部41の大きさを使用者の操作により変更できるようにしてもよい。これにより、白色光に対する単色光の割合を使用者が変更できるため、照明装置1の色相自体も使用者が自在に変化させることができる。
図10(A)および図10(B)は、可動式のカラーフィルタ4’,4’’の例を示す図である。図10(A)のカラーフィルタ4’は、中央に正6角形の開口部41を形成するように配置された6枚の羽根部42’で構成される。図10(B)のカラーフィルタ4’’は、中央に略楕円形の開口部41を形成するように配置された2枚の羽根部42’’で構成される。羽根部42’,42’’は、図中に細い矢印で示した方向にそれぞれ移動可能であり、このように互いに相対移動することにより、開口部41の大きさを変更可能である。カラーフィルタ4’,4’’を使用する場合には、例えば、図示しない調整用のつまみまたはボタンなどの操作部を照明装置1に設けておき、使用者によるその操作部の操作に応じて羽根部42’,42’’を移動させて開口部41の大きさを拡大縮小できるようにするとよい。
また、カラーフィルタ4’,4’’を使用する場合には、時刻に応じて開口部41の大きさを拡大縮小できるようにしてもよい。図示しないが、この場合には、例えば、一般的な時計に設けられている計時用の時計モジュール(計時部)と、時刻に応じて羽根部42’,42’’を移動させるためのマイクロコンピュータなどの制御回路(制御部)とが照明装置1に設けられる。制御回路は、時計モジュールが計時する時刻に応じて、図10(A)および図10(B)に細い矢印で示した方向に羽根部42’,42’’の位置を移動させる。
例えば、時刻が日中の時間帯に含まれるときには、制御回路は、開口部41を縮小する方向に羽根部42’,42’’を移動させて、開口部41以外のカラーフィルタ4’,4’’の面積を大きくしたままにする。これにより、日中は、導光部3に入射する白色光に対する青色光の割合が多くなる。また、時刻が夕方の時間帯に含まれるときには、制御回路は、時間経過とともに開口部41を徐々に拡大する方向に羽根部42’,42’’を移動させて、開口部41以外のカラーフィルタ4’,4’’の面積を徐々に小さくする。これにより、夕方は、導光部3に入射する白色光に対する青色光の割合が徐々に少なくなる。このようにすれば、空が時刻に応じて移り変わる様子を照明装置1により模して再現することができる。
上述した照明装置1では、白色光源2から導光部3に白色光を入射させ、導光部3内では、白色光源2からの距離に応じて、白色からオレンジ色(長波長側の色)へと光の色相をグラデーション状に変化させるとともに、開口部41を有するカラーフィルタ4を用いて、導光部3の入射面内の周辺部32に青色光(単色光)を入射させる。このため、照明装置1では、一つの白色光源2を用いる簡便な構造により、導光部3全体で見れば、青色(短波長側の色)からオレンジ色へと光の色相がグラデーション状に変化し、夕方の空を模したような色合いを表現することができる。
図4は、別の照明装置1’の概略構成図である。照明装置1’では、照明装置1のカラーフィルタ4が省略され、白色光源2が光源2’に変更されている。照明装置1’の導光部3は、照明装置1のものと同じである。
図5は、照明装置1’の光源2’の平面図である。光源2’は、複数の白色LEDなどの白色光源2と、複数の青色LEDなどの単色光源2Bとで構成される。白色光源2は、照明装置1のものと同様に白色光を出射する。単色光源2Bは、光源2’と導光部3とを結ぶ図4の中心軸Lを中心として、白色光源2の周囲を取り囲むように配置されている。照明装置1’では、白色光源2が光源部に、単色光源2Bが波長選択部に、それぞれ対応する。
照明装置1’のように、導光部3に入射する白色光と単色光の割合を変化させる手段として、カラーフィルタ4などの代わりに、白色光源2と単色光源2Bとが配列した光源2’を用いてもよい。単色光源2Bを白色光源2の外周側に配置することにより、照明装置1と同様に、導光部3の入射側における周辺部32に短波長側の光を入射させることができ、光の色相を青色からオレンジ色へとグラデーション状に変化させることができる。
図6は、別の光源2’’の平面図である。図4の照明装置1’のようにカラーフィルタが省略された照明装置では、光源2’に代えて図6の光源2’’を使用してもよい。光源2’’は、図5の光源2’と同様に、複数の白色LEDなどの白色光源2a〜2cと、複数の青色LEDなどの単色光源2Ba〜2Bcとで構成される。ただし、光源2’’では、白色光源2a〜2cと単色光源2Ba〜2Bcとは、導光部3に対向する面内において交互に同心円状に配置されており、単色光源よりも外周側にも白色光源が配置されている点が光源2’とは異なっている。光源2’’では、図4の中心軸Lに相当する中心位置に1個の白色光源2cが配置されており、そこを中心として、図6に破線で示した5個の円周上に、中央から外周側に向かって、複数の単色光源2Bc、白色光源2b、単色光源2Bb、白色光源2aおよび単色光源2Baがこの順に配置されている。
図7は、光源2’’を有するさらに別の照明装置1’’のブロック図である。照明装置1’’は、図4の照明装置1’と同様にカラーフィルタが省略された照明装置であり、光源2’’、導光部3、制御部5、操作部6および計時部7を有する。このうち、光源2’’は図6に示したものと同じであり、導光部3は図1および図4に示したものと同じである。
制御部5は、例えばマイクロコンピュータにより構成された制御回路であり、使用者による操作部6の操作または計時部7が計時する時刻に応じて、光源2’’の白色光源2a〜2cおよび単色光源2Ba〜2Bcを選択的に発光させる。操作部6は、例えば、使用者が操作するつまみまたはボタンなどに相当し、導光部3の色相を調整するために用いられる。計時部7は、例えば、一般的な時計に設けられている計時用の時計モジュールと同じものである。ただし、計時部7は、独立した時計モジュールに限らず、制御部5に内蔵されたものであってもよい。照明装置1’’では、光源2’’(白色光源2a〜2cおよび単色光源2Ba〜2Bc)が光源部に、制御部5が波長選択部に、それぞれ対応する。
制御部5は、単色光源2Ba〜2Bcのうちの少なくともいずれかを発光させるとともに、白色光源2a〜2cのうちで、発光する単色光源よりも中央側に配置された白色光源を発光させる。光源2’’を使用する照明装置1’’では、白色光源2a〜2cと単色光源2Ba〜2Bcがそれぞれ3重に配置されているため、以下で説明するように、操作部6の操作により導光部3の色相を3段階に調整可能である。
例えば、使用者が色相を1段階目に設定したときには、制御部5は、すべての単色光源2Ba〜2Bcと、中央の白色光源2cとを発光させる。これは、照明装置1で開口部41が小さいカラーフィルタ4Aを用いた図3(A)の場合に相当し、このとき導光部3は青味が強い色相になる。また、使用者が色相を2段階目に設定したときには、制御部5は、外周側の単色光源2Ba,2Bbと、それよりも中央側に配置されている白色光源2b,2cとを発光させる。これは、照明装置1で開口部41が中程度のカラーフィルタ4Bを用いた図3(B)の場合に相当する。また、使用者が色相を3段階目に設定したときには、制御部5は、最外周の単色光源2Baと、それよりも中央側に配置されているすべての白色光源2a〜2cとを発光させる。これは、照明装置1で開口部41が大きいカラーフィルタ4Cを用いた図3(C)の場合に相当し、このとき導光部3は赤味が強い色相になる。
このように、照明装置1’’では、制御部5により、白色光源2a〜2cおよび単色光源2Ba〜2Bcのうちで発光させるものの位置および個数を、使用者の操作に応じて変化させる。光源2’’を使用し、制御部5により白色光源2a〜2cと単色光源2Ba〜2Bcとの点灯と消灯を制御することで、照明装置1’’では、カメラのシャッタまたは絞りと同様の機構を用いることなく、導光部3に入射する白色光と単色光との割合を使用者が変更可能である。このため、照明装置1’’の色相自体も使用者が自在に変化させることができる。なお、上記した3段階以外にも、操作部6の操作により、単色光源2Ba〜2Bcのみを発光させたり、白色光源2a〜2cのみを発光させたり、白色光源2a〜2cと単色光源2Ba〜2Bcのすべてを発光させたりできるようにしてもよい。
図8は、時刻に応じた照明装置1’’の発光制御を説明するための表である。図8に示すように、制御部5は、白色光源2a〜2cおよび単色光源2Ba〜2Bcのうちで発光させるものの位置および個数を、計時部7が計時する時刻(時間帯)に応じて変化させてもよい。
例えば、計時部7の時刻が日中の時間帯に含まれるときには、制御部5は、単色光源2Ba〜2Bcのみを発光させる。これにより、導光部3は青一色になるため、青空を表現することができる。また、計時部7の時刻が夕方の時間帯になったとき(夕方1)には、制御部5は、すべての単色光源2Ba〜2Bcと、中央の白色光源2cとを発光させる。これは図3(A)の場合に相当し、このとき導光部3は青味が強い色相になるが、青一色ではなく、オレンジ色への弱いグラデーションが見られる。
また、夕方の時間帯でさらに時間経過したとき(夕方2)には、制御部5は、外周側の単色光源2Ba,2Bbと、それよりも中央側に配置されている白色光源2b,2cとを発光させる。これは図3(B)の場合に相当し、このとき導光部3では、「夕方1」のときよりもオレンジ色へのグラデーションが強くなる。また、夕方の時間帯でさらに時間経過したとき(夕方3)には、制御部5は、最外周の単色光源2Baと、それよりも中央側に配置されているすべての白色光源2a〜2cとを発光させる。これは図3(C)の場合に相当し、このとき導光部3は赤味が強い色相になり、オレンジ色へのグラデーションが最も強くなる。
このように、白色光源2a〜2cのうちで発光するものが単色光源2Ba〜2Bcのうちで発光するものよりも常に中央側にあるように制御することで、夕方の空を模した青色からオレンジ色へのグラデーション状の色相を表現することができる。このため、照明装置1’’では、夕方に空の色が時刻に応じて移り変わる様子(夕焼け)を模して再現することができる。
なお、単色光源2Ba〜2Bcとしては、青色光源に限らず、複数の色の光源を用いてもよい。例えば、単色光源として青色光を出射する青色光源と紫色光を出射する紫色光源との2種類を設けた上で、制御部5は、日の出から日没までの時間帯には白色光と青色光を導光部3に入射させ、日没後から日の出までの時間帯には白色光と紫色光を導光部3に入射させてもよい。このように、夜間には導光部3を日中よりも暗い色にすることで、より詳細に空を模した色彩を表現してもよい。また、制御部5は、計時部7の時刻が朝の時間帯になったときには、図8の「夕方1」〜「夕方3」とは逆の順序で白色光源2a〜2cと単色光源2Ba〜2Bcの発光を切り替えて、朝に空の色が時刻に応じて移り変わる様子(朝焼け)を表現してもよい。
図9は、さらに別の光源2’’’の平面図である。図7の照明装置1’’では、図6の光源2’’に代えて図9の光源2’’’を使用してもよい。光源2’’’は、図6の光源2’’と同様に、導光部3に対向する面内において同心円状に配置された白色光源2a〜2fおよび単色光源2Ba〜2Beで構成される。ただし、光源2’’’では、破線で示す1つの円周上で、白色光源と単色光源とが周方向に交互に配置されている点が光源2’’とは異なっている。光源2’’’のように、白色光源と単色光源とは、必ずしも別々の円周上に配置されていなくてもよく、両者が混在するように入り乱れて配置されていてもよい。
なお、白色光源と単色光源は、必ずしも同心円状に配置されていなくてもよく、制御部5の発光制御により導光部3で青色からオレンジ色へのグラデーションを表現できるならば、どのように配置されていてもよい。
上記では、白色光と単色光とを導光部3に入射させる場合の例を主に説明したが、導光部3への入射光の組合せはこれに限らず、長波長光と短波長光であってもよい。例えば、白色光の代わりに複数波長の長波長光(例えば、赤色光および黄色光)を、単色光の代わりに複数波長の短波長光(例えば、青色光および緑色光)を、それぞれ導光部3に入射させてもよい。この場合でも、導光部3の入射面側で短波長光が強く散乱され、再現したい色彩に応じて短波長光から長波長光へと色相がグラデーション状に変化する照明装置を実現することができる。
1,1’,1’’ 照明装置
2,2a〜2f 白色光源
2B,2Ba〜2Be 単色光源
2’,2’’,2’’’ 光源
3 導光部
4,4’,4’’,4A,4B,4C カラーフィルタ
41 開口部
42’,42’’ 羽根部
5 制御部
6 操作部
7 計時部

Claims (9)

  1. 光源部と、
    平均粒径が前記光源部からの入射光の波長よりも小さくかつ前記入射光を散乱させる微小粒子を透光性材料中に一様に分散させて構成され、前記入射光を透過させる導光部と、
    前記光源部と前記導光部の間に配置され、前記導光部の前記光源部側における中央部への入射光が前記導光部の前記光源部側における周辺部への入射光よりも長い波長の光を含むように、前記導光部への入射光の波長の空間分布を形成する波長選択部と、
    を有することを特徴とする照明装置。
  2. 前記光源部は、白色光を出射する白色光源であり、
    前記波長選択部は、中央に開口部を有するカラーフィルタであり、前記開口部では前記白色光源からの白色光を白色光のまま透過させ、前記開口部以外の部分では、前記白色光に含まれる特定の波長の単色光を透過させる、請求項1に記載の照明装置。
  3. 使用者の操作を受け付ける操作部をさらに有し、
    前記カラーフィルタは、中央に前記開口部を形成するように配置された複数の羽根部で構成され、
    前記複数の羽根部は、使用者による前記操作部の操作に応じて互いに相対移動して前記開口部の大きさを変更可能である、請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記カラーフィルタは、中央に前記開口部を形成するように配置されかつ互いに相対移動可能な複数の羽根部で構成され、
    計時部が計時する時刻に応じて前記複数の羽根部の位置を移動させて前記開口部の大きさを変更する制御部をさらに有する、請求項2に記載の照明装置。
  5. 光源部と、
    平均粒径が前記光源部からの入射光の波長よりも小さくかつ前記入射光を散乱させる微小粒子を透光性材料中に一様に分散させて構成され、前記入射光を透過させる導光部と、
    を有し、
    前記光源部は、白色光を出射する白色光源であり、
    前記光源部と前記導光部とを結ぶ軸を中心として前記白色光源の周囲を取り囲むように配置されかつ単色光を出射する単色光源である波長選択部を更に有する
    ことを特徴とする照明装置。
  6. 光源部と、
    平均粒径が前記光源部からの入射光の波長よりも小さくかつ前記入射光を散乱させる微小粒子を透光性材料中に一様に分散させて構成され、前記入射光を透過させる導光部と、
    を有し、
    前記光源部は、前記導光部に対向する面内に配置された複数の白色光源および複数の単色光源で構成され、
    前記複数の単色光源のうちの少なくとも一部と、前記複数の白色光源のうちで前記少なくとも一部の単色光源よりも前記対向する面内の中央側に配置された白色光源とを選択的に発光させる制御部を更に有する、
    ことを特徴とする照明装置。
  7. 前記複数の白色光源と前記複数の単色光源とは、前記光源部と前記導光部とを結ぶ軸を中心として同心円状に配置されている、請求項6に記載の照明装置。
  8. 使用者の操作を受け付ける操作部をさらに有し、
    前記制御部は、前記複数の白色光源および前記複数の単色光源のうちで発光させるものの位置および個数を、使用者による前記操作部の操作に応じて変化させる、請求項6または7に記載の照明装置。
  9. 前記制御部は、前記複数の白色光源および前記複数の単色光源のうちで発光させるものの位置および個数を、計時部が計時する時刻に応じて変化させる、請求項6または7に記載の照明装置。
JP2017035032A 2017-02-27 2017-02-27 照明装置 Active JP6925139B2 (ja)

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