JP6924642B2 - 半導体発光素子アレイ、及び、半導体発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体発光素子アレイ、及び、半導体発光装置に関する。
車両用灯具に関し、種々の発明がなされている(たとえば特許文献1参照)。特許文献1には、明瞭なカットオフラインを形成可能な車両用灯具の発明が開示されている。
車両用灯具の光源として、たとえば半導体発光素子アレイを複数配置した半導体発光装置が用いられる。
特許5605626号公報
図8Aは、半導体発光装置を示す概略的なブロック図である。半導体発光装置は、たとえば光源、制御回路、及び、電源回路を含んで構成される。
光源は、たとえば複数の半導体発光素子、一例としてLED(light emitting diode)素子を備える半導体発光素子アレイを含む。各LED素子は、電源回路から電流を供給されて発光する。各LED素子の発光は、制御回路によって制御される。
各LED素子は、n型半導体層、発光層、p型半導体層を含む半導体積層構造、及び、電極構造(n型半導体層に電気的に接続されるn側電極、及び、p型半導体層に電気的に接続されるp側電極)を備える。
図8Bは、半導体発光素子アレイの一例を示す概略的な平面図である。半導体発光素子アレイは、たとえば複数の半導体発光素子を、行列(マトリクス)状に配置して構成される。
本図には、LED素子80a〜80f、81a〜81fが、ストリート部S、Sを挟んで、6行2列に配置されている例を示した。左側の列には、上の行から順にLED素子80a〜80fが配置され、右側の列には、上の行から順にLED素子81a〜81fが配置される。LED素子80a〜80f、LED素子81a〜81fは、たとえばそれぞれ列ごとに直列接続されている。
LED素子80a〜80f、81a〜81fは、矩形、具体的には長方形の平面形状(発光領域)を有する。また、各列方向(縦方向)に沿って見たとき、LED素子80e、81eの平面サイズ(発光領域の面積)が最も小さく、LED素子80e、81eを基準に列方向上側、列方向下側の各方向について、離れた行に位置するLED素子80a〜80d、80f、81a〜81d、81fほど平面サイズが大きくなる。すなわち、平面サイズにおいては、LED素子80a>LED素子80b>LED素子80c>LED素子80d>LED素子80e<LED素子80f、及び、LED素子81a>LED素子81b>LED素子81c>LED素子81d>LED素子81e<LED素子81fの関係がある。
たとえばLED素子80a〜80fに一定の値の電流を供給する。このとき、LED素子80a〜80fは、平面サイズに応じた輝度で発光する。相対的にサイズの大きい(発光領域の面積が大きい)LED素子は相対的に低い輝度で発光し、相対的にサイズの小さい(発光領域の面積が小さい)LED素子は相対的に高い輝度で発光する。具体的には、サイズが最小であるため電流密度が最も高くなるLED素子80eは、最高輝度で発光し、サイズが最大であるため電流密度が最も低くなるLED素子80aは、最低輝度で発光する。輝度においては、LED素子80a<LED素子80b<LED素子80c<LED素子80d<LED素子80e>LED素子80fの関係がある。
同様に、LED素子81a〜81fは、一定の値の電流を供給したとき、LED素子81a<LED素子81b<LED素子81c<LED素子81d<LED素子81e>LED素子81fとなる輝度で発光する。すなわち、LED素子80a〜80f、81a〜81fが6行2列に配置されたLED素子アレイの発光輝度を各列方向について見ると、輝度はLED素子80e、81eの行の位置で最も高く、端部(列方向上側及び列方向下側)に向かって徐々に低くなる。
LED素子80a〜80f、81a〜81fのn側電極は、たとえばビア電極である。LED素子80a〜80f、81a〜81fは、それぞれ複数のn側電極(ビア電極)80a〜80f、81a〜81fを備える。図8Bに示す例においては、LED素子80a〜80f、81a〜81fのすべてにおいて、n側電極80a〜80f、81a〜81fは左右(行方向)の端部側に等間隔に配置されている。この場合、たとえばn側電極80a〜80f、81a〜81fは、列方向に関し、発光面(光出射面)内に均一的に分布することになる。
n側電極80a〜80f、81a〜81fの配置位置は、LED素子80a〜80f、81a〜81fの発光時における非発光領域(暗部)となる。各LED素子80a〜80f、81a〜81fにおいて、複数のn側電極80a〜80f、81a〜81fを、半導体積層構造の平面視上(LED素子の平面視上)、同サイズに形成し、かつ、n側電極80a〜80f、81a〜81fを発光面内に均一的に分布させることにより、たとえば各LED素子80a〜80f、81a〜81fの発光面内の輝度が均一化される。
図8Cに、半導体発光素子アレイの他の例を示す。図8Cに示す半導体発光素子アレイは、相互にサイズが等しい正方形の平面形状(発光領域)を有するLED素子82a〜82i、83a〜83iを用いて構成される。
LED素子82a〜82i、83a〜83iは、ストリート部S、Sを挟んで、9行2列に配置されている。左側の列には、上の行から順にLED素子82a〜82iが配置され、右側の列には、上の行から順にLED素子83a〜83iが配置される。LED素子82a〜82i、83a〜83iは、たとえばそれぞれ独立に配線され、独立に電流を供給されて、独立に発光制御される。
LED素子82a〜82i、83a〜83iは、制御回路によって、たとえば各列方向に沿って見たとき、発光輝度がLED素子82g、83gの行の位置で最も高く、端部(列方向上側及び列方向下側)に向かって徐々に低くなるように制御される。すなわち、LED素子82a〜82i、83a〜83iは、たとえば発光輝度が、LED素子82a<LED素子82b<LED素子82c<LED素子82d<LED素子82e<LED素子82f<LED素子82g>LED素子82h>LED素子82i、及び、LED素子83a<LED素子83b<LED素子83c<LED素子83d<LED素子83e<LED素子83f<LED素子83g>LED素子83h>LED素子83iとなるように発光制御される。
LED素子82a〜82i、83a〜83iのn側電極は、たとえばビア電極である。LED素子82a〜82i、83a〜83iは、それぞれ4つのn側電極(ビア電極)82a〜82i、83a〜83iを備える。図8Cに示す例においては、LED素子82a〜82i、83a〜83iのすべてにおいて、n側電極82a〜82i、83a〜83iは正方形状発光領域の角部付近に、行方向、列方向の双方に等間隔に配置され、発光面内に均一的に分布する。また、n側電極82a〜82i、83a〜83iは、各LED素子82a〜82i、83a〜83iにおいて、半導体積層構造の平面視上、同サイズに形成される。このため、LED素子82a〜82i、83a〜83iの各々において、発光面内の輝度が均一化される。
図8Dに、半導体発光素子アレイの概略的な断面図を示す。
本図に示すのは、ビア状のn側電極84aを備えるLED素子84aと、ビア状のn側電極84bを備えるLED素子84bが、直列に接続されている例である。本例においては、LED素子84a、84b上(LED素子84a、84bの光放出面側)に、波長変換層85が配置されている。波長変換層85は、たとえば蛍光体材料を含んで構成され、LED素子84a、84bの発光層84a、84bから放出された光の一部を異なる波長に変換する。なお、n側電極(ビア電極)84a、84bは、発光層84a、84bの形成位置を貫通して、n型半導体層形成位置まで配置される。n型半導体層においては、n側電極84a、84bは光放出面とは逆の面側に配置される。
図8E、図8Fに半導体発光素子アレイの発光特性を示す。図8Eは、図8Bに示す半導体発光素子アレイを行方向に24個配置した半導体発光装置を定電流駆動したときの写真である。図8Fには、図8Eの一部を拡大して示す。
ストリート部S、Sにおいて、光強度にムラが生じている。光強度を測定したところ、ストリート部S、Sが交差する交差部の光強度は、交差部以外のストリート部S、Sの光強度よりも、約15%低いことがわかった。
たとえば、このような半導体発光素子アレイを用いて車両用前照灯を構成した場合、均一な投影像を得ることは困難である。
本発明の目的は、高品質の半導体発光素子アレイ、及び、半導体発光装置を提供することである。
本発明の一観点によると、n型半導体層、発光層、p型半導体層を含む半導体積層構造、前記n型半導体層に電気的に接続されたn側電極、及び、前記p型半導体層に電気的に接続されたp側電極を含み、相互に交差する第1のストリート部及び第2のストリート部を挟んで配置された複数の半導体発光素子を有する半導体発光素子アレイであって、前記第1のストリート部と前記第2のストリート部の交差部とは異なる位置に、該交差部よりも平滑性の低い低平滑性領域を備える半導体発光素子アレイが提供される。
また、本発明の他の観点によると、n型半導体層、発光層、p型半導体層を含む半導体積層構造、前記n型半導体層に電気的に接続されたn側電極、及び、前記p型半導体層に電気的に接続されたp側電極を含み、相互に一か所で交差する複数のストリート部を挟んで配置された複数の半導体発光素子を有する半導体発光素子アレイであって、前記複数のストリート部の交差部とは異なる位置に、該交差部よりも平滑性の低い低平滑性領域を備え、前記複数のストリート部の交差部は、前記複数のストリート部を挟む複数の半導体発光素子の各々の向き合う角部において、該角部に最も近い位置に配置される前記n側電極の配置位置の中心間を結ぶ線の内側に存在する前記複数のストリート部の放射状部分である半導体発光素子アレイが提供される。
更に、本発明の他の観点によると、パッケージ基板と、前記パッケージ基板に実装された、前記半導体発光素子アレイとを有する半導体発光装置が提供される。
本発明によれば、高品質の半導体発光素子アレイ、及び、半導体発光装置を提供することができる。
図1Aは、実施例による半導体発光素子アレイを示す概略的な平面図であり、図1Bは、図1Aの一部拡大図であり、図1Cは、第1変形例による半導体発光素子アレイを示す概略的な平面図である。 図2A〜図2Cは、低平滑性領域を備える半導体発光素子アレイの製造方法を示す概略的な断面図である。 図2D〜図2Fは、低平滑性領域を備える半導体発光素子アレイの製造方法を示す概略的な断面図である。 図2G及び図2Hは、低平滑性領域を備える半導体発光素子アレイの製造方法を示す概略的な断面図である。 図3A〜図3Cは、低平滑性領域を備える半導体発光素子アレイの製造方法を示す概略的な断面図である。 図3D及び図3Eは、低平滑性領域を備える半導体発光素子アレイの製造方法を示す概略的な断面図である。 図4A及び図4Bは、低平滑性領域を備える半導体発光素子アレイの製造方法を示す概略的な断面図である。 図4C及び図4Dは、低平滑性領域を備える半導体発光素子アレイの製造方法を示す概略的な断面図である。 図4E及び図4Fは、低平滑性領域を備える半導体発光素子アレイ等の製造方法を示す概略的な断面図である。 図5は、低平滑性領域を備える半導体発光装置の一例を示す概略的な平面図である。 図6Aは、高平滑性領域の表面高さを示すグラフであり、図6Bは、低平滑性領域の表面高さを示すグラフであり、図6Cは、高平滑性領域における光反射の様子を示す概略図であり、図6Dは、低平滑性領域における光反射の様子を示す概略図である。 図7Aは、第2変形例による半導体発光素子アレイを示す概略的な平面図であり、図7Bは、第3変形例による半導体発光素子アレイを示す概略的な平面図である。 図8Aは、半導体発光装置を示す概略的なブロック図であり、図8Bは、半導体発光素子アレイの一例を示す概略的な平面図であり、図8Cは、半導体発光素子アレイの他の例を示す概略的な平面図である。 図8Dは、半導体発光素子アレイを示す概略的な断面図であり、図8Eは、図8Bに示す半導体発光素子アレイを行方向に24個配置した半導体発光装置を定電流駆動したときの写真であり、図8Fは、図8Eに示す写真の一部を拡大した写真である。
図1Aは、実施例による半導体発光素子アレイを示す概略的な平面図である。実施例による半導体発光素子アレイは、たとえば複数の半導体発光素子を行列状(一例として2行以上2列以上)に配置して構成される。なお、実施例においては、半導体発光素子としてLED素子を用いるが、LED素子に限らず、種々の半導体発光素子、たとえばLD(laser diode)素子等を使用可能である。
実施例による半導体発光素子アレイは、相互に交差するストリート部S、Sを挟んで、6行2列に配置されたLED素子10a〜10f、11a〜11fを有する。左側の列には、上の行から順にLED素子10a〜10fが配置され、右側の列には、上の行から順にLED素子11a〜11fが配置される。LED素子10a〜10f、LED素子11a〜11fは、たとえばそれぞれ列ごとに直列接続されている。なお、実施例においては、行方向はX軸方向に平行な方向、列方向はY軸方向に平行な方向である。
LED素子10a〜10f、11a〜11fは、矩形、具体的には長方形の平面形状(発光領域)を有する。また、各列方向に沿って見たとき、LED素子10e、11eの平面サイズ(発光領域の面積)が最も小さく、LED素子10e、11eを基準に列方向上側、列方向下側の各方向について、離れた行に位置するLED素子10a〜10d、10f、11a〜11d、11fほど平面サイズが大きくなる。すなわち、平面サイズにおいては、LED素子10a>LED素子10b>LED素子10c>LED素子10d>LED素子10e<LED素子10f、及び、LED素子11a>LED素子11b>LED素子11c>LED素子11d>LED素子11e<LED素子11fの関係がある。
実施例による半導体発光素子アレイにおいては、たとえば列方向に配置されるLED素子10a〜10f、11a〜11fに、それぞれ一定の値の電流を供給することで、輝度が、LED素子10a<LED素子10b<LED素子10c<LED素子10d<LED素子10e>LED素子10f、及び、LED素子11a<LED素子11b<LED素子11c<LED素子11d<LED素子11e>LED素子11fとなるように、LED素子10a〜10f、11a〜11fを発光させることができる。すなわち、実施例による半導体発光素子アレイの発光輝度を各列方向について見ると、輝度はLED素子10e、11eの行の位置で最も高く、端部(列方向上側及び列方向下側)に向かって徐々に低くなる。
LED素子10a〜10f、11a〜11fのn側電極は、たとえばビア電極である。LED素子10a〜10f、11a〜11fは、それぞれ複数のn側電極(ビア電極)10a〜10f、11a〜11fを備える。また、各LED素子10a〜10f、11a〜11fにおいては、たとえば少なくとも長方形状発光領域の角部近傍にn側電極が配置される。詳細には、LED素子10a〜10f、11a〜11fのすべてにおいて、n側電極10a〜10f、11a〜11fは、左右(行方向)の端部側に等間隔に配置され、たとえば発光面(光出射面)内に均一的に分布する。具体的には、各LED素子10a〜10f、11a〜11fにおいて、n側電極10a〜10f、11a〜11fは、行方向に2個、列方向にn個(列方向上側端部のLED素子10a、11aから列方向下側端部のLED素子10f、11fに向かって順に、n=7、5、3、3、2、3)の行列状に配置されている。また、各LED素子10a〜10f、11a〜11fにおいて、n側電極10a〜10f、11a〜11fは、半導体積層構造の平面視上、同サイズに形成されている。このため、各LED素子10a〜10f、11a〜11fの発光面内の輝度は均一化されている。なお、n側電極10a〜10f、11a〜11fは、半導体積層構造の平面視上、円形状である。
実施例による半導体発光素子アレイは、ストリート部S、Sに、低平滑性領域12を備える。低平滑性領域12は、それ以外のストリート部S、Sよりも平滑性が低い領域である。
図1Bを参照する。低平滑性領域12は、ストリート部S、Sの交差部とは異なる位置に配置される。具体的には、相互に交差するストリート部S、Sを挟む、4つの隣接するLED素子(2行2列分のLED素子)の各々の向き合う角部において、最も角部側(最も角部に近い位置)に配置されるn側電極(ビア電極)配置位置の中心間を結ぶ線の内側に存在するストリート部S、Sの十字状部分(本明細書では、この十字状部分をストリート部S、Sの交差部と呼ぶことにする。)以外のストリート部S、S上の位置に配置される。ストリート部S、Sの交差部は相対的に平滑性が高い領域、低平滑性領域12は相対的に平滑性が低い領域となる。ストリート部S、Sの交差部等、低平滑性領域12が形成されていない領域の表面(光入射面)粗さRaは、たとえば100Å以下であり、低平滑性領域12の表面(光入射面)粗さRaは、たとえば500Å以上である。
なお、ストリート部S、Sの交差部は、各LED素子10a〜10f、11a〜11fの行方向輪郭線(外周)に最も近いn側電極(ビア電極)配置位置の中心間を行方向に結ぶ直線と、各LED素子10a〜10f、11a〜11fの列方向輪郭線(外周)に最も近いn側電極(ビア電極)配置位置の中心間を列方向に結ぶ直線によって、各LED素子10a〜10f、11a〜11fの角部において囲まれるストリート部S、Sの十字状部分であるともいえる。
また、低平滑性領域12は、各LED素子10a〜10f、11a〜11fの行方向輪郭線(外周)に最も近いn側電極(ビア電極)配置位置の中心間を行方向に結ぶ直線と、各LED素子10a〜10f、11a〜11fの列方向輪郭線(外周)に最も近いn側電極(ビア電極)配置位置の中心間を列方向に結ぶ直線によって、各LED素子10a〜10f、11a〜11fの非角部において囲まれるストリート部S、Sの矩形状領域内に配置されるということもできる。
図1Cは、第1変形例による半導体発光素子アレイを示す概略的な平面図である。第1変形例による半導体発光素子アレイは、各LED素子10a〜10f、11a〜11fの列方向外側(半導体発光素子アレイの輪郭線側)にも低平滑性領域12が形成されている点で実施例と相違する。他の構成は実施例と同様である。列方向外側の低平滑性領域12の形成位置(列方向に沿う位置)は、ストリート部Sにおける低平滑性領域12の形成位置と等しい。
図2A〜図4Fを参照し、低平滑性領域を備える半導体発光素子アレイ等の製造方法を説明する。
図2Aを参照する。成長基板として、たとえばサファイア基板31を準備し、有機金属化学気相成長(metal organic chemical vapor deposition; MOCVD)法を用いて、サファイア基板31上方に、窒化物系半導体からなる結晶膜の積層構造を形成する。
具体的には、サファイア基板31をMOCVD装置に投入し、サーマルクリーニングを行う。GaNバッファ層32及びアンドープGaN層33をこの順に成長した後、Siをドープしたn型GaN層34を成長する。
n型GaN層34上に、発光層(活性層)35を成長する。発光層35として、たとえばInGaN層を井戸層、GaN層を障壁層とした多重量子井戸構造を形成することができる。発光層35上に、Mg等をドープしたGaN層36を成長する。
なお、実施例においては、サファイア基板31を用いるが、SiC基板やZnO基板等を用いてもよい。
半導体エピウエハ(サファイア基板31及び半導体層32〜36)をMOCVD装置から取り出し、素子化工程に移る。
図2Bを参照する。
まず、GaN層36の活性化を行う。熱処理炉を用い、真空中または不活性ガス雰囲気中、400℃以上の温度で熱処理を実施し、p型GaN層36を形成する。本明細書では、GaNバッファ層32からp型GaN層36までの半導体積層構造を半導体層37と表記する。
半導体層37(p型GaN層36)上に、光反射性を備えるp側電極層38を形成する。p側電極層38は、p型GaN層36側から順に、たとえばITO(indium tin oxide)層38a、Ag層38b、キャップ層38cを積層して形成する。ITO層38a、Ag層38b、キャップ層38cは、たとえばRF(radio frequency)スパッタ法、フォトリソグラフィ法、及び、ドライエッチング法を用いて形成することができる。
図2Cを参照する。n側電極を形成する領域及びLED素子の外周領域のジャンクションカットを行う。具体的には、フォトリソグラフィ法を用いて、たとえばn側電極となる領域が開口したレジストマスクを形成し、反応性イオンエッチング(reactive ion etching; RIE)で、p型GaN層36及び発光層35を除去し、電気的にn型GaN層34が露出する深さまでエッチングを行う。
図2Dを参照する。RFスパッタ法等を用い、SiO膜(絶縁膜)39を成膜する。成膜温度(基板温度)は、たとえば200℃である。ジャンクションカットが行われた領域もSiO膜39で覆われる。
図2Eを参照する。SiO膜39の一部を開口する。フォトリソグラフィ法でレジストマスクを形成し、RIEによりSiO膜39に開口部40、41を形成する。開口部40は、n型GaN層34を露出する開口部であり、開口部41は、p側電極層38(キャップ層38c)を露出する開口部である。
図2Fを参照する。たとえばフォトリソグラフィ法、RFスパッタ法、及び、RIEを用い、開口部40の底に露出したn型GaN層34上に、n側電極42を形成する。n側電極42は、たとえばTi/Pt/Auの層構成を有する。
図2Gを参照する。たとえばRFスパッタ法による成膜、及び、フォトリソグラフィ法を用いたパターニング工程を経て、SiO膜39上を含む領域に、接合層43、44を形成する。接合層43、44には、たとえば融着接合が可能なAuSn等を含む金属が用いられる。接合層43は、n側電極42と電気的に接続した接続電極層であり、接合層44は、p側電極層38と電気的に接続した接続電極層である。
図2Hを参照する。フォトリソグラフィ法でレジストマスクを形成し、RIEにより素子分離を行う。
図3Aを参照する。表裏面にSiO膜(熱酸化膜)53が形成されたSi基板(支持基板)51を準備し、その一方面上に、低平滑性領域52を形成する。具体的には、たとえばフォトリソグラフィ法を用いてSiO膜53上に所望形状のレジストマスクを形成した後、Si基板51をエッチング溶液に浸漬させてエッチングし、Si基板51表面に凹凸加工を施す。Si基板51表面の凹凸加工は、既知のウェットエッチングやドライエッチングを用いることができる。エッチング処理後にレジストマスクを除去する。本工程により、Si基板51上に、平滑性が相互に異なる領域が形成される。
なお、この工程の後に、Si基板51上方に形成される層は、凹凸加工が施された領域(Si基板51上の低平滑性領域52)の上方領域において、平滑性が低くなる。Si基板51表面の凹凸を反映するため、以後、Si基板51上方に形成される層においては、最表面の層に至るまで、Si基板51上の平滑性に対応し、Si基板51上で相対的に平滑性の低い領域の上方に位置する領域では、相対的に平滑性が低くなり、Si基板51上で相対的に平滑性の高い領域の上方に位置する領域では、相対的に平滑性が高くなるという態様で、平滑性の異なる領域が区分けされる。以下、Si基板51上方に形成される層において、Si基板51上の低平滑性領域52上方に位置し、平滑性が低くなる領域も低平滑性領域52と呼ぶ。
図3Bを参照する。低平滑性領域52を形成した基板面側に、Al膜(高反射膜)54を、たとえばRFスパッタ法を用いて形成する。Al膜54の厚さは、たとえば2000Åである。
なお、図3Bにおいては、Al層54の上面をほぼ一定高さに記載しているが、低平滑性領域52においては、熱酸化膜53が形成されていないため、実際には、Al層54上面は、低平滑性領域52において、若干くぼむように形成される。図3C以降の図面においても同様である。
Al膜54上に、たとえばRFスパッタ法によりSiO膜(絶縁膜)55を形成する。一例として、基板温度を200℃とする。
なお、図3Bにおいては、SiO膜55の上面をほぼ一定高さに記載しているが、実際には、SiO膜55上面は、低平滑性領域52において、Al層54ほどではないが、くぼみ加減に形成される。図3C以降の図面においても同様である。
SiO膜55上に、たとえばフォトリソグラフィ法、RFスパッタ法、及び、RIEを用いて下側配線層56パターンを形成する。
図3Cを参照する。下側配線層56を覆うSiO膜(絶縁膜)57を形成する。たとえば基板温度を200℃とし、RFスパッタ法で形成することができる。
図3Dを参照する。フォトリソグラフィ法及びRIEを用い、下側配線層56を形成していない位置のSiO膜57の一部を開口し、Si基板51を露出する開口部58を形成する。また、SiO膜57の他の一部を開口し、下側配線層56を露出する開口部59を形成する。
図3Eを参照する。SiO膜57上を含む領域に、たとえばフォトリソグラフィ法を用い、電気的に分離された2種類の上側配線層(接合層)60、61を形成する。上側配線層60は、開口部58内にも形成される。上側配線層61は、開口部59内にも形成される。
上側配線層60、61を構成する材料として、たとえば融着接合が可能なAuSn等を含む金属を用いることができる。
なお、上側配線層60、61の形成に先立ち、上側配線層60とAl膜54が電気的に接続しないように、開口部58の側面に絶縁膜(図示せず)を形成しておく。
図4Aを参照する。図3Eに示すSi基板51と、図2Hに示すサファイア基板31を接合する(ウエハボンディング)。接合は、たとえば真空中、200℃で行う。上側配線層(接合層)60と接合層43、上側配線層(接合層)61と接合層44とが接合されるように位置合わせを行い、加熱しながら加重する。
図4Bを参照する。たとえばレーザリフトオフにより、サファイア基板31の剥離を行う。一例としてUVエキシマレーザの光をサファイア基板31の裏面側から照射し、GaNバッファ層32を加熱分解して、サファイア基板31を剥離する。レーザリフトオフで発生したGaを熱水等で除去し、その後表面処理を行う。これによりn型GaN層34が露出する。
図4Cを参照する。露出したn型GaN層34の表面に、光取り出し構造として、たとえばマイクロコーン構造を形成する。たとえばKOH溶液等のアルカリ溶液に浸すことにより、露出したn型GaN層34の表面に結晶構造由来の凹凸加工を施し、光取り出し効率を向上させる。
たとえばこの工程までで、支持基板(本図に示す例においては、SiO膜53、Al膜54、SiO膜55、下側配線層56、SiO膜57、及び、上側配線層60、61が形成されたSi基板51)上に、複数のLED素子が形成される。
各LED素子は、n型半導体層(n型GaN層34)、発光層35、p型半導体層(p型GaN層36)を含む半導体積層構造(半導体層37)、n型半導体層に電気的に接続されたn側電極42、及び、p型半導体層に電気的に接続されたp側電極(p側電極層38)を含む。n側電極42は、発光層35の形成位置を貫通して、n型GaN層34形成位置まで配置されるビア電極である。n型GaN層34においては、n側電極42は光放出面(マイクロコーン構造形成面)とは逆の面側に配置される。
図4Dを参照する。LED素子の上面全体(n型GaN層34上)に、たとえば化学気相堆積(chemical vapor deposition; CVD)法等により、たとえばSiOを堆積し、表面保護膜62を形成する。
Si基板51の裏面側のSiO膜53を除去する。Si基板51の裏面側を研削しSiO膜53を削り取る方法、ウェットエッチングやドライエッチングを用いて除去する方法等を使用することができる。
SiO膜53が除去されたSi基板51の裏面上に、たとえばフォトリソグラフィ法を用いてレジストパターンを形成した後、RFスパッタ法でTi/Pt/Au層を成膜し、リフトオフによって裏面電極63を得る。
図4Eを参照する。裏面電極63側からチップ化工程を行う。たとえばブレードダイシング、レーザーダイシング、ウェットエッチング、ドライエッチング等を用いることができる。
こうして、低平滑性領域52を備える半導体発光素子アレイが製造される。
図4Fを参照する。半導体発光素子アレイは、たとえばAuSn等の接合材を用いてパッケージ基板64上にダイボンディングされる。その後、Auワイヤを用いたワイヤボンディングにより、n側電極42、p側電極層38は、それぞれパッケージ基板64の給電用パッドと電気的に接続される。
その後、LED素子を樹脂で封止し、硬化させて、LED素子上に封止樹脂層(波長変換層)65を形成してもよい。封止樹脂層65には、LED素子から出射される光(青色光)を白色化するための蛍光体粉末を混合する。たとえば黄色発光するYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット、YAl12)を用いる。
なお、LED素子の発光波長と蛍光体の組み合わせは種々可能である。また、封止剤として樹脂バインダを用い、蛍光体と混合した後、スプレー塗布を行ってもよい。
半導体発光素子アレイを少なくとも一つパッケージ基板64に実装したものを、半導体発光装置と呼ぶ場合がある。半導体発光装置は、樹脂封止層(波長変換層)65を有していてもよい。更に、電源回路や制御回路を備えていてもよい。
図5は、低平滑性領域を備える半導体発光装置の一例を示す概略的な平面図である。本図に示すのは、実施例による半導体発光素子アレイ(図1Aに示す半導体発光素子アレイ)を行方向(X軸方向)の両端に配置し、その間に、第1変形例による半導体発光素子アレイ(図1Cに示す半導体発光素子アレイ)と実施例による半導体発光素子アレイを、行方向に交互に配置した構成を有する半導体発光装置である。図5に示す半導体発光装置は、半導体発光素子アレイの各LED素子に電流を供給して発光させる電源回路70、及び、各LED素子の発光を制御する制御回路71を含む。
図1A、図1C、図4Eに示す半導体発光素子アレイ、及び、図4F、図5に示す半導体発光装置は、複数のLED素子をモノリシックに有し、LED素子間のストリート部に低平滑性領域12、52を有する。低平滑性領域12、52は、たとえばストリート部の交差部(十字状部分)とは異なる位置に配置される。ストリート部の交差部等、低平滑性領域12、52が形成されていない領域(高平滑性領域)は、低平滑性領域12、52に比べ、相対的に平滑性が高い。なお、低平滑性領域12、52は、たとえば支持基板上に凹凸加工を施すことで作製される。
図6Aは、高平滑性領域(ストリート部の交差部)の表面高さを示すグラフである。グラフには、SiO膜57の表面(光入射面)高さ測定結果を示した。グラフの横軸は、高平滑性領域(ストリート部の交差部)内の位置を単位「μm」で表し、縦軸は、SiO膜57の表面高さを単位「Å」で表す。
グラフより、ストリート部の交差部の平滑性が高いことがわかる。表面粗さRaは54Åであると計算された。
図6Bは、低平滑性領域12、52の表面高さを示すグラフである。グラフには、SiO膜57の表面(光入射面)高さ測定結果を示した。グラフの横軸は、低平滑性領域12、52内の位置を単位「μm」で表し、縦軸は、SiO膜57の表面高さを単位「Å」で表す。
グラフより、低平滑性領域12、52の平滑性が低いことがわかる。表面粗さRaは764Åであると計算された。
図6Cに、高平滑性領域(ストリート部の交差部等)における光反射の様子を示す。平滑性の高い領域に入射する光は正反射される。
図6Dに、低平滑性領域12、52における光反射の様子を示す。低平滑性領域12、52においては、光反射面が様々な方向を向いているため、入射光は乱反射される。
すなわち低平滑性領域12、52においては、ストリート部の周囲方向に拡散される光が多くなり、低平滑性領域12、52上方への光反射が弱まる。したがって、図1A、図1C、図4Eに示す半導体発光素子アレイ、及び、図4F、図5に示す半導体発光装置においては、低平滑性領域12、52の上方に出射される光の強度が減少する。これにより、ストリート部の交差部と、交差部以外のストリート部の光強度の差を小さくする(光強度を均一化する)ことができる。n側電極(ビア電極)の配置やサイズを変更する必要はない。簡便な方法により、ストリート部における光強度差を抑制可能である。
図1A、図1C、図4Eに示す半導体発光素子アレイ、及び、図4F、図5に示す半導体発光装置は、光強度のムラが抑制された、高品質の半導体発光素子アレイ、及び、半導体発光装置である。
たとえばこれらの半導体発光素子アレイや半導体発光装置を用い、車両用前照灯を構成すると、光強度差の緩和された、均一な投影像を得ることができる。
なお、図1A、図1C、図4Eに示す半導体発光素子アレイ、及び、図4F、図5に示す半導体発光装置は、たとえば光反射率の異なる反射金属を用いることで、ストリート部の交差部と、交差部以外のストリート部の光強度差を調整する場合に比べ、光源全体としての取り出し光量を多くすることができる。
たとえば実施例及び第1変形例による半導体発光素子アレイにおいては、長方形状の平面形状(発光領域)を有するLED素子が、直交する2方向を行方向、列方向として配置されていたが、LED素子の平面形状や配置態様はこれに限られない。
図7Aに示すように、菱形の平面形状(発光領域)を有するLED素子13が、非垂直に交差する2方向を行方向、列方向として配置されていてもよい。図7Aに示す例においても、菱形状発光領域の角部近傍には、半導体積層構造の平面視上、円形状のn側電極(ビア電極)14が配置されている。
図7Aに示す例においても、低平滑性領域15は、4つの隣接する(2行2列分の)LED素子13の各々の向き合う角部において、最も角部側(最も角部に近い位置)に配置されるn側電極14配置位置の中心間を結ぶ線の内側に存在するストリート部の十字状(斜め十字状)部分(ストリート部の交差部)以外のストリート部上の位置に配置される。
図7Bを参照する。LED素子の平面形状(発光領域)は、矩形以外の多角形でもよい。図7Bには、三角形(正三角形)の平面形状(発光領域)を有するLED素子16が、平面を埋めるような態様で配置される例を示した。図7Bに示す例においては、複数(3本)のストリート部が相互に一か所で交差し、そのストリート部を挟んで、複数(6個)のLED素子16が配置されている。図7Bに示す例においても、三角形状発光領域の角部近傍には、半導体積層構造の平面視上、円形状のn側電極(ビア電極)17が配置される。
図7Bに示す例においても、低平滑性領域18は、隣接する複数(6個)のLED素子16の各々の向き合う角部において、最も角部に近い位置に配置されるn側電極17配置位置の中心間を結ぶ線の内側に存在するストリート部の交差部(放射状部分)以外のストリート部上の位置に配置される。
以上、実施例、変形例等に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
たとえば図1A、図1Cには、各ストリート部S、Sに複数の低平滑性領域12を配置する例を示すが、半導体発光素子アレイ及び半導体発光装置は、少なくとも一つの低平滑性領域を備えればよい。
また、たとえば図1A、図1C、図5には、図8Bに示す例に対応する、発光領域の面積が異なるLED素子を用いて構成した半導体発光素子アレイ、半導体発光装置を示したが、図8Cに示す例に対応するように、発光領域の面積が相互に等しいLED素子を用い、低平滑性領域を設けた半導体発光素子アレイ、半導体発光装置を構成することも可能である。
更に、図3A及び図3Bに示す工程においては、Si基板51を部分的にエッチングし、Si基板51上に低平滑性領域52を形成した後、RFスパッタ法でAl膜54を形成した。この場合、Al膜54は、Si基板51上の低平滑性領域52の上方領域において、平滑性が低くなるが、その平滑性は、Si基板51上における低平滑性領域52より高い。Al膜54における低平滑性領域52の平滑性を低くするために、低平滑性領域52(Si基板51上の低平滑性領域52の上方領域)のAl膜54を電子ビーム蒸着で形成し、他領域のAl膜54をRFスパッタ法で形成してもよい。これにより、たとえば光入射面となる最表面層(SiO膜57)に至るまで、低平滑性領域52の平滑性を低くすることができる。
実施例、変形例等を組み合わせてもよい。
その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者には自明であろう。
実施例、変形例等による半導体発光素子アレイ、半導体発光装置は、たとえば車両用灯具、一例として車両用前照灯に好適に利用可能である。
10a〜10f LED素子
10a〜10f n側電極
11a〜11f LED素子
11a〜11f n側電極
12 低平滑性領域
13 LED素子
14 n側電極
15 低平滑性領域
16 LED素子
17 n側電極
18 低平滑性領域
31 サファイア基板(成長基板)
32 GaNバッファ層
33 アンドープGaN層
34 n型GaN層
35 発光層
36 (p型)GaN層
37 半導体層
38 p側電極層
38a ITO層
38b Ag層
38c キャップ層
39 SiO
40、41 開口部
42 n側電極
43、44 接合層
51 Si基板(支持基板)
52 低平滑性領域
53 SiO
54 Al膜
55 SiO
56 下側配線層
57 SiO
58、59 開口部
60、61 上側配線層(接合層)
62 表面保護膜
63 裏面電極
64 パッケージ基板
65 封止樹脂層
70 電源回路
71 制御回路
80a〜80f LED素子
80a〜80f n側電極
81a〜81f LED素子
81a〜81f n側電極
82a〜82i LED素子
82a〜82i n側電極
83a〜83i LED素子
83a〜83i n側電極
84a、84b LED素子
84a、84b n側電極
84a、84b 発光層
85 波長変換層

Claims (7)

  1. n型半導体層、発光層、p型半導体層を含む半導体積層構造、前記n型半導体層に電気的に接続されたn側電極、及び、前記p型半導体層に電気的に接続されたp側電極を含み、相互に交差する第1のストリート部及び第2のストリート部を挟んで配置された複数の半導体発光素子を有する半導体発光素子アレイであって、
    前記第1のストリート部と前記第2のストリート部の交差部とは異なる位置に、該交差部よりも平滑性の低い低平滑性領域を備える半導体発光素子アレイ。
  2. 前記第1のストリート部と前記第2のストリート部の交差部は、前記第1、第2のストリート部を挟む、2行2列分の半導体発光素子の各々の向き合う角部において、該角部に最も近い位置に配置される前記n側電極の配置位置の中心間を結ぶ線の内側に存在する前記第1、第2のストリート部の十字状部分である請求項1に記載の半導体発光素子アレイ。
  3. 前記第1のストリート部と前記第2のストリート部の交差部の表面粗さは、100Å以下である請求項1または2に記載の半導体発光素子アレイ。
  4. 前記低平滑性領域の表面粗さは、500Å以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体発光素子アレイ。
  5. 前記複数の半導体発光素子は、支持基板上に配置され、
    前記低平滑性領域は、前記支持基板上に凹凸加工を施すことで形成される請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体発光素子アレイ。
  6. n型半導体層、発光層、p型半導体層を含む半導体積層構造、前記n型半導体層に電気的に接続されたn側電極、及び、前記p型半導体層に電気的に接続されたp側電極を含み、相互に一か所で交差する複数のストリート部を挟んで配置された複数の半導体発光素子を有する半導体発光素子アレイであって、
    前記複数のストリート部の交差部とは異なる位置に、該交差部よりも平滑性の低い低平滑性領域を備え、
    前記複数のストリート部の交差部は、前記複数のストリート部を挟む複数の半導体発光素子の各々の向き合う角部において、該角部に最も近い位置に配置される前記n側電極の配置位置の中心間を結ぶ線の内側に存在する前記複数のストリート部の放射状部分である半導体発光素子アレイ。
  7. パッケージ基板と、
    前記パッケージ基板に実装された、請求項1または6に記載の半導体発光素子アレイと
    を有する半導体発光装置。
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