JP6924065B2 - セグメント情報管理システムおよびシールドトンネル - Google Patents

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Description

本発明は、シールド工事に用いる多数のセグメントを管理するためのセグメント情報管理システムおよびそれを用いたシールドトンネルに関するものである。
シールドトンネル工事においては、構築されたトンネルの品質管理を、当該トンネルの供用後も将来に亘って長期間、適切に管理することができるようにするために多数組み立てられた各セグメントの製造データを、生産履歴等を含めて管理する必要があると共に、組み立てられた各リングのセグメントの施工データを、漏れの無いないように管理することが求められる。
各セグメントの製造データとしては、主として、セグメント製造番号、セグメント種別、セグメントピース種別、セグメント幅、製造工場、コンクリート打設日、使用したコンクリートのスランプ値等の製造データが含まれる。
各セグメントの施工データとしては、組立てた各リングに支持させてシールド掘進機を掘進させた際のリング番号、掘進開始時刻、掘進終了時刻、組立方向、シールド蛇行量、推進力、カッタートルク等のシールド掘進データや、シールド掘進機の後方において、例えばシールドトンネルとして設置された各リングを測量することによって得られた、リング番号、セグメント蛇行量、真円度、ローリング、目違い量、目開き量等の測量データを挙げることができる。
多数組み立てられた各セグメントの生産履歴等を含めた製造データを、組み立てられた各リングのセグメントの施工データと結合させて適切に管理することのできるものとして下記特許文献がある。
特許第5335482号公報
前記特許文献1は、シールド工事に用いる多数のセグメントを管理するためのセグメント情報管理システムによるセグメント管理方法である。
前記特許文献1のセグメント情報管理システムは、図19に示すように、コンピュータ11と、多数のセグメントピース10に各々取り付けられた各セグメントピース10を識別するための識別情報部12と、該識別情報部12の情報を読み込む読取りリーダ部13とからなる。
前記コンピュータ11は、各セグメントに関する製造データを記憶するセグメント製造データ記憶部14と、セグメントを組み立てた後の各リングに関するセグメント施工データを記憶するセグメント施工データ記憶部15とを含んでいる。
前記セグメント製造データ記憶部14は、製造工場から送られる各セグメントに関する製造データを記憶するようになっている。
前記セグメント施工データ記憶部15は、シールド工法における各種の計測器から収集される計測値及びデータ入力される測量値を一元管理する機能を備える、シールド掘進管理システム16から送られる各リングに関するセグメント施工データを記憶するようになっている。
各セグメントピース10は、シールド工事現場において前記識別情報部12を前記読取りリーダ部13で読み込むことによって、その情報が前記製造工場から送られる各セグメントピース10に関する製造データと結合されて前記セグメント製造データ記憶部15に記憶されるようになっており、セグメント組立時に各セグメントピース10の前記識別情報部12を前記読取りリーダ部13で読み込むことによって、各セグメントピース10が組み立てられるリングが特定されると共に、各リング毎に、前記シールド掘進管理システム16から送られるセグメント施工データが前記セグメント施工データ記憶部15に記憶されるようになっており、前記読取りリーダ部13で読み込まれた前記識別情報部12の製造番号を介して、前記セグメント製造データ記憶部14に記憶されたセグメント製造データと、前記セグメント施工データ記憶部15に記憶されたセグメント施工データとが結合されるようになっており、かつ前記セグメント施工データ記憶部15に記憶されたセグメント施工データは、組み立てられた全リングに関する施工データが、前記シールド掘進管理システム16から所定のタイミング毎に前記セグメント施工データ記憶部15に更新データとして送られて、逐次更新されるようになっている。
この特許文献1のセグメント情報管理システムによるセグメント管理方法によれば、多数組み立てられた各セグメントの生産履歴等を含めた製造データを、組み立てられた各リングのセグメントの施工データと結合させて適切に管理することができる。
前記特許文献1では、識別情報部は例えばQRコード(登録商標)、バーコード等を付したものを貼付して用いることができるとあるが、これらがシール式のものでは耐久性がなく、トンネルの供用後も長期間に亘って適切に管理することができない。
また、特許文献1では図19によれば、識別情報部はセグメントの継手面である側部に設けてあり、セグメントリング方向継手面でも、シールド進行方向継手面でもトンネル完成後はこれが隠れてしまい、読取りリーダ部で読み込むことができない。
このように特許文献1ではトンネルを構成する多数のセグメントの各々の生産履歴等を含めたトレーサビリティが可能な総合的な情報を、当該トンネルの供用後も長期間に亘って適切に管理することができないものである。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、セグメント製造データとセグメント施工データとが結合されデータをトンネルの供用後も長期間に亘って適切に管理することに用いることができるセグメント情報管理システムおよびシールドトンネルを提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、セグメント情報管理システムとしては、第1に、インターネットを介してクラウドサービスに接続し、データベースを呼び出せるようになっているコンピュータと、セグメントピースおよび組立てたセグメントリングに取り付けられた各セグメントを識別するためのICタグと、該ICタグの情報を読み込み、インターネットを介して前記コンピュータに繋がるタグ読取りリーダおよびタグ読取りリーダに繋がり、タグ読取りリーダでの読取りを表示するディスプレイとからなり、
前記コンピュータは、セグメント管理記録としてのピース受入情報、ピース通過情報、リング情報、ピース情報の各データベースに繋がり、
前記ICタグはセグメント工場で出荷するセグメントピースについて側面に貼付けるものとして、セグメントの種類、打設日、圧縮強度などの製造情報を書き込めるシール式のICタグと、セグメントリングの完成後にセグメントリング内側に貼付ける恒久ICタグとからなり、
ピース受入情報データベースには、工場出荷したセグメントピースについて、ピース毎の仕様が記憶され、
ピース通過情報データベースには、セグメント施工データが記憶され、
リング情報表示データベースには、組立てたすべてのセグメントリングについてセグメントリング毎のセグメントリング情報が記憶され、
ピース情報表示データベースには、組立てたすべてのセグメントピースについて、セグメントピース毎の仕様が記憶され、
組立の完了したセグメントリングもしくは二以上のセグメントリングの代表点に恒久ICタグを固定し、前記セグメントリングもしくは二以上のセグメントリングを前記恒久ICタグを用いて識別可能とし、前記セグメントリングもしくは二以上のセグメントリング内に含まれる各セグメントピースに貼付されたシール式のICタグの識別情報を、組立の完了で確定している前記代表点を原点とする各セグメントピースの相対位置とペアにした上で、前記恒久ICタグに移し替えられ、これによりセグメントリングもしくは二以上のセグメントリング内の各セグメントピースに紐付いていたセグメントの製造データ及び組立てたセグメントリングについて、リング番号、施工日、甲乙、K位置、構成ピース種別などのセグメント施工データが、恒久ICタグの読み取りと相対位置の指定だけで検索可能とされたことを要旨とするものである。
第2に、オンプレミスもしくはクラウドに置かれる各データベースは、前記各ピースに関する製造データを記憶するピース製造データフィールドと、セグメントピースを組み立てた後の各セグメントリングに関するセグメント施工データを記憶するセグメント施工データフィールドの他に、セグメントリング完成後の点検履歴である維持管理の維持管理情報フィールドを含み、セグメントリングの完成後に恒久ICタグから読取りリーダで読み取った恒久ICタグのIDを一次キーとして、恒久ICタグを原点とする相対位置で特定される各ピースの、前記製造データ、前記施工データ、前記セグメントリング完成後の点検履歴である維持管理の維持管理情報データを、順次検索可能とする機能を提供することを要旨とするものである。
シールドトンネルとしては、前記請求項1のセグメント情報管理システムに使用するもので、多数のセグメントピースをリング状に組み立てて行くことによってトンネルを構築したシールドトンネルで、セグメントピースに取り付けられた各セグメントピースを識別するためのシール式のICタグの情報を単一セグメントリングもしくは二以上のセグメントリング毎に盛り換えた恒久ICタグを完成したセグメントリングの内側に貼付けたこと、および、恒久ICタグは、セグメントリングを構成するセグメントピースの端金具を設置した凹部に設けることを要旨とするものである。
本発明によれば、多数組み立てられた各セグメントの製造データを生産履歴等を含めて管理することができるとともに、組み立てられる各リングのセグメントの施工データをピース通過情報として受け入れ、漏れの無いないように管理することができ、シールド工事によって構築されたトンネルの品質管理を、当該トンネルの供用後も将来に亘って長期間、適切に管理することができる。
特に、シール式のICタグの情報を恒久ICタグに盛り換えることで破損等を回避した恒久的な識別情報部が形成でき、また、情報を単一セグメントリングもしくは二以上のセグメントリング毎に盛り換えることで、集約化が可能となる。
さらに、恒久ICタグは完成したセグメントリングの内側に貼付けることで、セグメントの継手面である側部に設けて、これがトンネル完成後は隠れてしまい、読取りリーダで読み込むことができないという不都合もなくなる。
請求項2記載の本発明によれば、恒久タグ(相対位置の原点)とその相対位置で特定された各ピースに紐付けたい有用情報はタグ自身でなく、タグ保存の識別情報(ID)をキーとして検索可能な外部データベースの方に格納していく。各ピースに紐付けたい有用情報は、施工中に発生した取得できる情報だけでなく、例えば維持管理・補修記録や、後日判明したピースに係わる特異な情報(法改正による既存不的確情報とかリコール情報)などのように、必然的に後日他人が生成する情報があり、第三者が作成する外部データベース側にも各ピースのIDフィールドを記載してもらえれば、自己のデータベースと当該外部データベースとを結合せずとも、IDをキーとするデータベース間のリレーショナル検索で相互参照できる。
以上述べたように本発明のセグメント情報管理システムおよびそれを用いたシールドトンネルは、セグメント製造データと、ピース通過情報として記憶されたセグメント施工データとが結合されることで、適切にセグメントの管理をすることができるものであり、しかもデータをトンネルの供用後も長期間に亘って適切に管理することに用いることができるものである。
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。先にシールドトンネル施工の概要を図2について説明すると、シールドトンネル工事においては、多数のセグメントピース10をシールド掘進機18の後方において順次リング状に組み立てて行くことによってトンネルを構築して行くことになる。
1はセグメント工場で、ここで製造されたセグメントピース10はトレーラ6で発進基地2に運ばれ、ストックヤード3に置かれる。
ストックヤード3のセグメントピース10は自走台車4に積載され、セグメントリフタ5で発進立坑を下降し、トンネル内に入り、自走台車4で坑内セグメントセッター7に運ばれる。
坑内セグメントセッター7からは、セグメントピース10は坑内運搬車両(バッテリーロコ)8で運搬され、セグメントセッター(後方台車)9に置かれ、ここから自走台車4でセグメント供給装置20に供給され、エレクタ21でリングに組まれる。
本発明のセグメント情報管理システムの構成を図1に示すと、コンピュータ11と、セグメントピース10および組立てたセグメントリングに取り付けられた各セグメントを識別するためのICタグと、該ICタグの情報を読み込むタグ読取りリーダ19a,19bおよびタグ読取りリーダ19a,19bでの読取りを表示するディスプレイ(図示せず)とからなる。
コンピュータ11はインターネット22を介してクラウドサービス23に接続し、データベース24を呼び出せるようになっている。図1中27はルータである。
前記データベース24にはセグメント管理記録として、ピース受入情報、ピース通過情報、リング情報、ピース情報が収納され、ピース受入情報データベース24a、ピース通過情報データベース24b、リング情報データベース24c、ピース情報データベース24dとからなる。
前記タグ読取りリーダ19aはハンディタグリーダ読取りリーダ、19bは固定タグ読取りリーダである。図11にハンディタグリーダであるタグ読取りリーダ19aの構成を示すと、タグリーダからBluetouthを介してタブレット端末に繋がり、タブレット端末からWiFiを介して無線LAN26経由で、コントローラ、ディスプレイへと繋がる。
固定タグ読取りリーダであるタグ読取りリーダ19bは通過するセグメントのタグを読み取り、通過を記録するもので、図12に示すように、アンテナを有するタグリーダであり、コントローラを介してディスプレイや無線LANへと繋がる。
前記タグ読取りリーダ19aは、セグメント工場1とこのセグメント工場1からセグメントピース10の受け入れを行う発進基地2のストックヤード3で使用する。
また、タグ読取りリーダ19bはセグメントリフタ5、坑内セグメントセッター7、セグメントセッター(後方台車)9、セグメント供給装置20、エレクタ21にそれぞれ設置される。
前記ディスプレイにはハンデイタイプの防爆タブレットを使用することができ、画面仕様としては、(1)セグメントピース受入管理表示、(2)セグメントピース通過情報表示、(3)セグメントリング情報表示、(4)セグメントピース情報表示がある。
(1)セグメントピース受入管理表示は、図13に示すように、工場出荷したセグメントピースについて、セグメントピース毎の仕様(ピース番号、タイプ、ストレート、甲乙、ABK、圧縮強度)及び工場出荷、受入、坑内搬入の日時をリスト表示する。
(2)セグメントピース通過情報表示は、図14に示すように、坑内搬入から組立までのセグメントピースについて、ピース毎のセグメントリフタ、坑内セグメントセッター、セグメントセッター、セグメント供給装置、エレクタのピース番号、検知日時、および組立てたピースの位置を表示する。
(3)セグメントリング情報表示は、図15に示すように、組立てたすべてのリングについて、リング毎のリング情報(リング番号、施工日、甲乙、K位置、構成ピース種別)をリスト表示する。
(4)セグメントピース情報表示は、図16に示すように、組立てたすべてのピースについて、ピース毎の仕様(ピース番号、タイプ、ストレート、甲乙、ABK、圧縮強度)及びリング番号、施工日、位置をリスト表示する。
本発明は多数のセグメントを各々識別するための識別情報部として、識別記号を記録したとして、ICタグ(UHFタグ)25をセグメントピース10に貼付して用いるものであり、このICタグ25はセグメント組立まではシール式のICタグを使用し、セグメントリングの組立の完了したあとはプレートタイプの恒久ICタグを使用する。
図3は本発明における装置配置とチェックのイメージを示すもので、チェックポイントは、(1)工場出荷[セグメント工場1]、(2)受入[発信基地2のストックヤード3]、(3)坑内搬入[セグメントリフタ5]、(4)坑内移動[坑内セグメントセッター7]、(5)1R(リング確認)[セグメントセッター9]、(6)組立準備[セグメント供給装置20]、(7)組立[エレクタ21]となる。
これらのチェックポイントとその項目を下記表1に示す。
Figure 0006924065
また、各チェックポイントの詳細を下記表2に示す。
Figure 0006924065
工場出荷のイメージは図4に示すようなもので、前記シール式のICタグ25は製造されたセグメントの側部に貼られ、これにはセグメントの種類(タイプ、ストレート、甲乙、A,B,K)・打設日・圧縮強度などのセグメント情報入力が入力され、出荷時にタグ読取りリーダ19aでセグメントの通過情報を記録、表示する。
受入のイメージは図5に示すようなもので、搬入セグメントの確認と次組立リングの指示(掘削指示書による)を行い、タグ読取りリーダ19aでセグメントの通過情報を記録、表示する。
坑内搬入のイメージは図6に示すようなもので、ICタグ25の情報は、セグメントの種類(タイプ、ストレート、テーパー、甲乙など)で、次組立リングの指示(掘削指示書による)を行い、タグ読取りリーダ19aでセグメントの通過情報を記録、表示する。
坑内移動のイメージは図7に示すようなもので、ここからは固定タグリーダであるタグ読取りリーダ19bを使用して、作業員が坑内車両通路に近づくと危険なため、坑内セグメントセッター7に設置したアンテナで自動読み取りを行う。
1R(リング)確認のイメージは図8に示すようなもので、タグ読取りリーダ19bでセグメントの通過情報を記録、表示するとともに。セグメントセッター9で1R(リング)が揃っていることを判断し、表示する。
組立準備のイメージは図9に示すようなもので、セグメント供給装置20がセグメントの1ピースを把持した時に、タグ読取りリーダ19bでセグメントの通過情報を記録、表示して、ICタグ情報とセグメント記載の情報が合致していることを目視で確認する。A1セグメントから組み始める。A2、A3,B1,B2、Kセグメントも同様である。
組立のイメージは図10に示すようなもので、エレクタ21ではタグ読取りリーダ19bでセグメントの通過情報を記録、表示して、ICタグ情報とセグメント記載の情報が合致していることを目視で確認し、A1セグメントから組み始める。A2、A3,B1,B2、Kセグメントも同様である。
エレクタ21が1ピース把持し、取り付けを行なうが、位置が決まったらシール式のICタグ25を取り外す。
組立の完了したセグメントリングもしくは二以上のセグメントリングの代表点に恒久ICタグを固定し、前記セグメントリングもしくは二以上のセグメントリングを前記恒久ICタグを用いて識別可能とする。
前記恒久ICタグは完成したセグメントリングの内側に単一セグメントリングもしくは二以上のセグメントリング毎に設けるものであり、図18に示すようにセグメントピース10は把持金具を設置した凹部10aを有するものであり。該凹部10aに設けるのが好適である。
本発明は、前記セグメントリングもしくは二以上のセグメントリング内に含まれる各ピースに貼付されたシール式のICタグ25の識別情報を、組立の完了で確定している前記代表点を原点とする各ピースの相対位置とペアにした上で、前記恒久ICタグに移し替えられ、、これによりセグメントリングもしくは二以上のセグメントリング内の各ピースに紐付いていた製造データ及びセグメント施工データが、恒久タグの読み取りと相対位置の指定だけで検索可能とした。
恒久ICタグ(相対位置の原点)とその相対位置で特定された各ピースに紐付けたい有用情報はタグ自身でなく、タグ保存の識別情報(ID)をキーとして検索可能な外部データベースに格納する。
このデータベースの設置場所は、旧来的にオンプレミス(発注者や社内に置いたサーバー)かクラウドである。
オンプレミスもしくはクラウドに置かれるデータベースは、前記各セグメントピースに関する製造データを記憶するピース製造データフィールドと、セグメントピースを組み立てた後の各セグメントピースリングに関するセグメント施工データを記憶するセグメント施工データフィールドの他に、セグメントリング完成後の維持管理情報フィールド(維持管理情報データベース)を含み、セグメントリングの完成後に恒久ICタグから読取りリーダで読み取った恒久ICタグのIDを一次キーとして、恒久ICタグを原点とする相対位置で特定される各ピースの、前記製造データ、前記施工データ、前記維持管理情報データを、順次検索可能とされる機能を提供する。
以上述べたように本発明は、各ピースのICタグのID情報に紐付いたフィールドをデータテーブルにアペンドしていくものであるが、ICタグ自身のIDのほか、せいぜい配下の各ピースの相対位置とID程度で十分である。
このような本発明における情報の統合を図17に模す。
セグメントピースの製造を行うセグメント工場1では、セグメントピース管理用データベース(DB1)を工場が用意(レコードはn=1〜製造総数)し、また、セグメント全ピースの側面に低機能タグであるシール式のICタグ25を貼付してセグメントピースを識別可能とする。
セグメントピースの製造情報として、セグメントの種類(タイプ、ストレート、甲乙、A,B,K)、打設日、圧縮強度などをセグメントピース管理用データベース(DB1)のID(1)nレコードに記録する。
セグメントピースの出荷においては、セグメントピースnの出荷情報をDB(1)のID(1)nレコードにアペンドし、ID(1)n付セグメントピース及びDB(1)のID(1)nレコードをペアで出荷する。
セグメントピースの受入では、トンネル施工管理用DB(2)を工事現場が用意(レコードはn=1〜受入総数)し、DB(1)のID(1)nレコードをDB(2)のID(1)nレコードとして転記する。
セグメントピースnの受入情報をDB(2)のID(1)nレコードにアペンドする。
セグメントピースの輸送においては、セグメントピースnの輸送情報をDB(2)のID(1)nレコードにアペンドし、ID(1)nとDB(2)を用いた輸送支援アプリケーション(輸送すべきnを提示する)を提供する。
セグメントピースの組立においては、セグメントセッターから取出・組付エレクタで把持の各タイミングで以下を行う。
セグメントピースnの組立情報をDB(2)のID(1)nレコードにアペンドする。
ID(1)nとDB(2)を用いた組立支援アプリケーション(組付るべきnを提示する)の提供を行う。
セグメントリング完成のタイミングで以下を行う。
セグメントリング完成毎にDB(2)のID(1)n=(当該リング内の各々)レコードにリング単位の施工情報をアペンドする。
以上の本発明のセグメント情報管理システムを設置したシールドトンネルは、セグメントに取り付けられた各セグメントを識別するためのシール式のICタグの情報を単一セグメントリングもしくは二以上のセグメントリング毎に盛り換えた恒久ICタグを完成したセグメントリングの内側に貼付けたものである。
本発明のセグメント情報管理システムの構成を示す説明図である。 本発明のセグメント情報管理システムの概要を示す説明図である。 本発明の装置配置とチェックポイントのイメージを示す説明図である。 工場出荷のシステムイメージを示す説明図である。 受入のシステムイメージを示す説明図である。 坑内搬入のシステムイメージを示す説明図である。 坑内移動のシステムイメージを示す説明図である。 1R(リング)確認のシステムイメージを示す説明図である。 組立準備のシステムイメージを示す説明図である。 組立のシステムイメージを示す説明図である。 ハンディタグリーダであるのタグ読取りリーダの説明図である。 固定タグリーダであるタグ読取りリーダの説明図である。 セグメントピース受入管理情報の表示画面を示す正面図である。 セグメントピース通過情報の表示画面を示す正面図である。 セグメントリング情報の表示画面を示す正面図である。 セグメントピース情報の表示画面を示す正面図である。 本発明における情報の統合を模す説明図である。 セグメントピースの斜視図である。 従来例を示す斜視図である。
1…セグメント工場
2…発進基地
3…ストックヤード
4…自走台車
5…セグメントリフタ
6…トレーラ
7…坑内セグメントセッター
8…坑内運搬車両(バッテリーロコ)
9…セグメントセッター(後方台車)
10…セグメントピース
10a…凹部
11…コンピュータ
12…識別情報部
13…読取りリーダ部
14…セグメント製造データ記憶部
15…セグメント施工データ記憶部
16…シールド掘進管理システム
18…シールド掘進機
19a,19b…タグ読取りリーダ
20…セグメント供給装置
21…エレクタ
22…インターネット
23…クラウドサービス
24…データベース
24a…セグメントピース受入情報データベース
24b…セグメントピース通過情報データベース
24c…セグメントリング情報データベース
24d…セグメントピース情報データベース
25…ICタグ(UHFタグ)
26…無線LAN
27…ルータ

Claims (4)

  1. インターネットを介してクラウドサービスに接続し、データベースを呼び出せるようになっているコンピュータと、セグメントピースおよび組立てたセグメントリングに取り付けられた各セグメントを識別するためのICタグと、該ICタグの情報を読み込み、インターネットを介して前記コンピュータに繋がるタグ読取りリーダおよびタグ読取りリーダに繋がり、タグ読取りリーダでの読取りを表示するディスプレイとからなり、
    前記コンピュータは、セグメント管理記録としてのピース受入情報、ピース通過情報、リング情報、ピース情報の各データベースに繋がり、
    前記ICタグはセグメント工場で出荷するセグメントピースについて側面に貼付けるものとして、セグメントの種類、打設日、圧縮強度などの製造情報を書き込めるシール式のICタグと、セグメントリングの完成後にセグメントリング内側に貼付ける恒久ICタグとからなり、
    ピース受入情報データベースには、工場出荷したセグメントピースについて、ピース毎の仕様が記憶され、
    ピース通過情報データベースには、セグメント施工データが記憶され、
    リング情報表示データベースには、組立てたすべてのセグメントリングについてセグメントリング毎のセグメントリング情報が記憶され、
    ピース情報表示データベースには、組立てたすべてのセグメントピースについて、セグメントピース毎の仕様が記憶され、
    組立の完了したセグメントリングもしくは二以上のセグメントリングの代表点に恒久ICタグを固定し、前記セグメントリングもしくは二以上のセグメントリングを前記恒久ICタグを用いて識別可能とし、前記セグメントリングもしくは二以上のセグメントリング内に含まれる各セグメントピースに貼付されたシール式のICタグの識別情報を、組立の完了で確定している前記代表点を原点とする各セグメントピースの相対位置とペアにした上で、前記恒久ICタグに移し替えられ、これによりセグメントリングもしくは二以上のセグメントリング内の各セグメントピースに紐付いていたセグメントの製造データ及び組立てたセグメントリングについて、リング番号、施工日、甲乙、K位置、構成ピース種別などのセグメント施工データが、恒久ICタグの読み取りと相対位置の指定だけで検索可能とされたことを特徴とするセグメント情報管理システム。
  2. オンプレミスもしくはクラウドに置かれる各データベースは、前記各ピースに関する製造データを記憶するピース製造データフィールドと、セグメントピースを組み立てた後の各セグメントリングに関するセグメント施工データを記憶するセグメント施工データフィールドの他に、セグメントリング完成後の点検履歴である維持管理の維持管理情報フィールドを含み、セグメントリングの完成後に恒久ICタグから読取りリーダで読み取った恒久ICタグのIDを一次キーとして、恒久ICタグを原点とする相対位置で特定される各ピースの、前記製造データ、前記施工データ、前記セグメントリング完成後の点検履歴である維持管理の維持管理情報データを、順次検索可能とする機能を提供する請求項1記載のセグメント情報管理システム。
  3. 前記請求項1のセグメント情報管理システムに使用するもので、多数のセグメントピースをリング状に組み立てて行くことによってトンネルを構築したシールドトンネルで、セグメントピースに取り付けられた各セグメントピースを識別するためのシール式のICタグの情報を単一セグメントリングもしくは二以上のセグメントリング毎に盛り換えた恒久ICタグを完成したセグメントリングの内側に貼付けたことを特徴とするシールドトンネル。
  4. 恒久ICタグは、セグメントリングを構成するセグメントピースの端金具を設置した凹部に設ける請求項記載のシールドトンネル。
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