JP6921890B2 - 基地局装置、通信方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信のための基地局装置、通信方法及びプログラムに関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)では、省電力型広域無線ネットワーク(LPWA:Low Power Wide Area)がすでに標準化されている。
非特許文献1には、IoTデバイス向けのセルラーLPWAを実現するLTE標準規格(以下、LPWA規格と総称する。)として、NB−IoT(Narrow Band Internet of Things)やeMTC(enhanced Machine Type Communication)の規格化に関する詳細が開示されている。
LPWA規格において、ユーザ装置がMTC(Machine Type Communication)端末である場合、データチャネルの送受信帯域幅は、6PRB(Physical Resource Block)に限定される。また、ユーザ装置がIoT(Internet of Things)端末の場合、送受信帯域幅は、1PRBに限定される。LPWA規格に準拠することにより、低消費電力を低コストで達成できることが期待される。
また、LPWAの機能の一つとして、拡張カバレッジ(Extended Coverage)という機能がある。拡張カバレッジは、3GPPで標準化された機能であり、信号の繰り返し送信による通信品質向上と、カバレッジの拡張を実現する。
非特許文献2には、NB−IoT及びeMTCにおいて、信号を繰り返し送信することで、通信品質を向上させ、カバレッジを拡張する技術が開示されている。
eMTCの拡張カバレッジ機能には、どの程度カバレッジを拡張するかに応じて、4つのカバレッジ拡張レベル(Coverage Enhancement Level)が定義されている。また、NB−IoTには、3つのカバレッジ拡張レベルが定義されている。
基地局装置は、カバレッジ拡張レベルを判断するためのRSRP(Reference Signal Received Power)の閾値(rsrp−Thresholds)と、カバレッジ拡張レベル毎に設定された信号送信の繰り返し回数(Repetition Number)とを含むブロードキャスト情報をSIB2(System Infomation Block Type2)でユーザ装置に通知する。
ユーザ装置は、基地局装置から受信した信号の受信電力(RSRP)の測定結果、及び受信したブロードキャスト情報に基づいて、適用されるカバレッジ拡張レベルを自ら判断し、当該するカバレッジ拡張レベルに対応する繰り返し回数で通信を開始する。
一般に、電波の環境は、周辺に存在する遮蔽物や当該電波と干渉する他の電波などに影響される。このため、環境に影響を受ける無線通信の通信品質はセルにより異なる。そのため、通信品質をより向上させるためには、ユーザ装置が在圏し得るセル毎に上記のRSRPの閾値及び信号送信の繰り返し回数が設定されることが望ましい。
The Mobile Broadband Standard、http://www.3gpp.org/news-events/3gpp-news/1805-iot_r14 eMTC及びNB-IoTの技術概要・共用検討、 http://www.soumu.go.jp/main_content/000458171.pdf
しかしながら、基地局装置に対応して設定されるセルの数は膨大であるため、各セルの電波の環境を判断し、セル毎に適した上記のRSRPの閾値や信号送信の繰り返し回数などの通信パラメータを手動で設定することは困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、より高い通信品質を実現するために、より容易にセル毎に通信パラメータを設定する技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る基地局装置は、無線通信システムにおいてユーザ装置と通信可能であり、通信品質を示すパラメータが所定値以上になるように、カバレッジ拡張レベルにおける繰り返し送信回数、及びカバレッジ拡張レベルを決定するための受信電力の閾値のうち少なくとも一方を変更する制御部を備える。
この態様によれば、より高い通信品質の実現のために、より容易にセル毎に通信パラメータを設定することが可能である。
本発明の一態様に係る通信方法は、無線通信システムにおいてユーザ装置と通信可能な基地局装置で実施される通信方法ある。当該通信方法は、通信品質を示すパラメータが所定値以上になるように、カバレッジ拡張レベルにおける繰り返し送信回数、及びカバレッジ拡張レベルを決定するための受信電力の閾値のうち少なくとも一方を変更することを有する。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、無線通信システムにおいてユーザ装置と通信可能な基地局装置であって、通信品質を示すパラメータが所定値以上になるように、カバレッジ拡張レベルにおける繰り返し送信回数、及びカバレッジ拡張レベルを決定するための受信電力の閾値のうち少なくとも一方を変更する制御部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、より高い通信品質の実現のために、より容易にセル毎に通信パラメータを設定する技術を提供することができる。
一実施形態に係る無線通信システムの構成を示す模式図である。 一実施形態に係るカバレッジ拡張を説明するための概念図である。 一実施形態に係るカバレッジ拡張を説明するための概念図である。 一実施形態に係る信号の繰り返し送信を説明するための概念図である。 一実施形態に係る基地局装置の機能構成を示すブロック図である。 一実施形態において、基地局装置の記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 一実施形態において、基地局装置の記憶部に記憶されるデータの一例を示す図である。 一実施形態に係る基地局装置による処理のフローを示す図である。 一実施形態に係る基地局装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一又は同様の構成を有する。
〔システム構成〕
図1を参照して、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を説明する。無線通信システム1は、基地局装置10、ユーザ装置21、及びユーザ装置22を備える。無線通信システム1は、この例において、1つの基地局装置及び2つのユーザ装置を備えているがこれに限定されない。無線通信システム1は、複数の基地局装置を備えてもよい。また、無線通信システム1は、1つのユーザ装置を備えてもよいし、3つ以上のユーザ装置を備えてもよい。以下の説明において、ユーザ装置21及びユーザ装置22を区別しないときは、ユーザ装置21又はユーザ装置22を総称してユーザ装置20と称する場合もある。
無線通信システム1は、eMTC及びNB−IoTに基づく通信が可能である。無線通信システム1は、特に、LTE(Long Term Evolution)に準拠したシステムを想定しているが、これらに限定されず、他の通信方式に準拠したシステムを適用可能である。
基地局装置10は、ユーザ装置20との間で無線通信を確立することが可能である。基地局装置10は、カバレッジ拡張レベルに準拠した通信を行う機能を有する。
ユーザ装置20は、MTC端末、又はIoT端末である。ユーザ装置20は、カバレッジ拡張レベルに準拠した通信を行う機能を有する装置であり、例えば、ウェアラブル端末、電気メータ、又はGPS装置などである。
〔カバレッジ拡張機能の概要〕
図2から図4を参照して、カバレッジ拡張機能の概要を説明する。
図2は、eMTCのカバレッジ拡張レベル(CE Level)を示している。同図に示すように、eMTCでは、0から3までの4段階のカバレッジ拡張レベルが規定されている。レベル0からレベルが上がるにつれて、カバレッジ(通信範囲)がより広く拡張される。また、CE Level0及び1はmode−Aと称される。CE Level2及び3はmode−Bと称される。
図3は、NB−IoTのカバレッジ拡張レベルを示している。同図に示すように、NB−IoTでは、0から2までの3段階のカバレッジ拡張レベルが規定されている。レベル0からレベルが上がるにつれて、カバレッジがより広く拡張される。
図4は、eMTC及びNB−IoTにおける繰り返し送信(Repetition)について概念的に示している。eMTC及びNB−IoTでは、同一の信号を繰り返し送信することにより、カバレッジの拡張が実現される。
同図には、eMTC又はNB−IoTにおいて、同一信号を8回繰り返して送信することが示されている。繰り返し回数が多いほど、カバレッジがより拡張され、通信品質が向上する。一方で、繰り返し回数が多いほど、通信のスループットが低下する。そのため、繰り返し回数は、通信の品質とスループットとのトレードオフを考慮して設定される必要がある。
〔機能構成〕
図5を参照して、基地局装置10の機能構成を説明する。同図に示すように、基地局装置10は、記憶部110、送信部111、受信部112、及び制御部113を有する。なお、同図は、本実施形態の実施に特に関連する機能部を示しているにすぎず、基地局装置10は、例えば、一般的な基地局装置が有する他の機能部を有する。
記憶部110は、実行される処理のために設定されたデータ、実行された処理結果のデータ、及び基地局装置10が受信したデータなど、各種のデータを記憶する。記憶部110は、例えば、基地局装置10とユーザ装置20との間の通信で適用されるカバレッジ拡張レベル及び繰り返し送信数(Repetition Number)の選定のために参照されるデータを記憶する。
図6は、記憶部110に記憶されるデータの例として、カバレッジ拡張レベルの選定のために使用されるデータの一例を示している。同図は、eMTC及びNB−IoTのそれぞれにおいて、基地局装置10からユーザ装置20に送信されるブロードキャスト情報(報知情報)のSIB2に設定されるデータを示している。
詳細には、eMTCについては、SIB2に含まれるデータの項目RSRP−ThresholdsPrachInfoListに対して、選択されるカバレッジ拡張レベル(Selected CE Level)に対応付けられたRSRPの閾値が記憶されている。また、NB−IoTについては、SIB2の項目RSRP−ThresholdsNPRACH−InfoList−NBに対して、カバレッジ拡張レベルに対応付けられたRSRPの閾値が記憶されている。
図6に示すデータの使用方法の例を説明する。eMTCの場合、記憶部110に記憶されたデータに基づいて、SIB2のRSRP−ThresholdsPrachInfoListにRSRPの閾値(以下、「eMTC用のRSRP閾値」という。)が各カバレッジ拡張レベルに対応付けて設定される。eMTC用のRSRP閾値は、適用されるカバレッジ拡張レベルの選定のための閾値である。図6には、設定されたeMTC用のRSRP閾値以上のときは、カバレッジ拡張レベルはCE Level0となり、eMTC用のRSRP閾値未満のときは、カバレッジ拡張レベルはCE Level1となることが示されている。
具体的には、ユーザ装置20は、基地局装置10から受信した信号のRSRPを測定し、さらに、基地局装置10から受信したブロードキャスト情報のSIB2に含まれるeMTC用のRSRP閾値を参照する。ユーザ装置20は、測定されたRSRPの値とeMTC用のRSRP閾値との比較結果に基づいて、適用されるカバレッジ拡張レベルを選定する。ユーザ装置20は、選定したカバレッジ拡張レベルに対応する信号送信の繰り返し数で、基地局装置10との通信を行う。
また、NB−IoTの場合、記憶部110に記憶された図6に示すデータに基づいて、SIB2のRSRP−ThresholdsNPRACH−InfoList−NBにRSRPの閾値値(以下、「NB−IoT用のRSRP閾値」という。)が各カバレッジ拡張レベルに対応付けて設定される。ユーザ装置20は、基地局装置10から受信した信号のRSRPを測定すると、SIB2に含まれるNB−IoT用のRSRP閾値を参照し、適用されるカバレッジ拡張レベルを選定する。
図7は、記憶部110に記憶されるデータの例として、カバレッジ拡張レベルのそれぞれで適用される信号送信の繰り返し数の例を示している。同図には、eMTC及びNB−IoTのそれぞれについて、SIB2に含まれるデータの項目(1)から(8)及び(1)から(4)と、各カバレッジ拡張レベルに対応付けられた信号送信の繰り返し数が示されている。同図に示される信号送信の繰り返し数がSIB2の各データ項目に設定されて、ユーザ装置20に送信される。ユーザ装置20は、受信したブロードキャスト情報に含まれるSIB2に設定されたデータに基づいて、各カバレッジ拡張レベルに対応付けられた信号送信の繰り返し数を判断する。
図7に示したいずれの項目に対しても信号送信の繰り返し数を設定可能であり、例えば、eMTC及びNB−IoTのそれぞれについて、項目(2)(3)(4)のそれぞれに所定の繰り返し数を設定することが挙げられる。
図5の説明に戻る。送信部111は、基地局装置10から送信されるべき上位のレイヤの信号から、物理レイヤの各種信号を生成し、無線送信する。また、送信部111は、基地局装置10で生成されたブロードキャスト情報(報知情報)のSIB2をユーザ装置20に送信する。また、送信部111は、適用されているカバレッジ拡張レベルに対応する繰り返し回数で信号を送信する。
受信部112は、ユーザ装置20から各種の無線信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部112は、適用されているカバレッジ拡張レベルに対応する繰り返し回数で送信された信号を受信する。
制御部113は、送信部111による信号送信、受信部112による信号受信、及びブロードキャスト情報等の送信される情報の生成など、基地局装置10における各種の処理を制御する。
制御部113は、例えば、通信品質を示すパラメータが所定値以上になるように、カバレッジ拡張レベルにおける繰り返し送信回数、及びカバレッジ拡張レベルを決定するための受信電力(RSRP)の閾値のうち少なくとも一方を変更する。変更幅は、任意に設定できる。また、制御部113は、通信品質を示すパラメータが所定値未満となった直後に上記の繰り返し送信回数及び上記のRSRPの閾値を変更してもよいし、所定期間(例えば、10分間、1時間、又は1日間)、通信品質を示すパラメータが所定値未満となったときに、上記の変更を行ってもよい。なお、SIB2を変更した場合、ユーザ装置へ変更を通知する。例えば、PAGINGを用いて通知してもよい。
通信品質を示すパラメータは、例えば、基地局装置10とユーザ装置20との間の通信の所定期間における接続率を含む。接続率は、接続を試みた回数に対する接続の成功回数の割合である。また、通信品質を示すパラメータは、所定期間における接続の失敗率又は失敗数を含む。接続の失敗は、例えば、RACH(Random Access Channel)手順において送信したメッセージに対する応答を受信しないときにカウントされる。接続の失敗率は、接続を試みた回数に対する接続の失敗回数の割合である。
制御部113によるカバレッジ拡張レベルにおける繰り返し送信回数、及びカバレッジ拡張レベルを決定するための受信電力(RSRP)の閾値の変更は、例えば、図6及び図7を参照して説明したような記憶部110に記憶されたデータを変更することにより行う。
具体的には、RSRPの閾値を上げるように変更するほど、通信品質は向上する。また、繰り返し送信回数を上げるように変更するほど、通信品質は向上する。
制御部113は、変更されたカバレッジ拡張レベルにおける繰り返し送信回数と、カバレッジ拡張レベルを決定するための受信電力の閾値とを含むブロードキャスト情報を生成し、送信部111による当該ブロードキャスト情報の送信を制御する。繰り返し送信回数と、受信電力の閾値とをブロードキャスト情報にどのように含めるかについては、図6及び図7を参照して既に説明したとおりである。
一般に、基地局装置に対応して設定するセルの数は膨大である。このため、各セルの電波の環境を判断し、セル毎に適した上記のRSRPの閾値や信号送信の繰り返し回数などの通信パラメータを手動で設定することは困難である。
これに対し、本実施形態によれば、基地局装置10の制御部113は、通信品質を示すパラメータが所定値未満であったときに、上記繰り返し送信回数、及び上記RSRPの閾値などの通信パラメータのうち少なくとも一つを上げるように制御する。その結果、より高い通信品質の実現のために、より容易にセル毎に通信パラメータを設定することができる。
また、制御部113は、所定期間、通信品質を示すパラメータが所定値以上であったときに、上記繰り返し送信回数、及び上記RSRPの閾値のうち少なくとも一方を下げるように制御してもよい。
前述のとおり、信号送信の繰り返し回数が多いほど、カバレッジがより拡張され、通信品質が向上する一方で、繰り返し回数が多いほど、通信のスループットが低下する。そのため、通信品質が一定以上であるときに、上記繰り返し送信回数、及び上記RSRPの閾値のうち少なくとも一方を下げることにより、通信品質が過剰に高くなることを防ぎ、通信の品質とスループットとの間のバランスをとることができる。
〔処理フロー〕
図8を参照して、基地局装置10により実行される処理フローの一例を説明する。この処理は、基地局装置10が有するプロセッサが、記憶部に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより制御される。既に説明した処理の詳細については、ここでは省略する。
まず、S11で、基地局装置10は、基地局装置10とユーザ装置20との間の無線通信の品質を示すパラメータ(例えば、接続率など)が所定期間、所定値未満であるか否かを判断する。所定期間、所定値未満であるときは、S12へ進み、所定値以上であるときは、S13へ進む。
S12で、基地局装置10は、SIB2に含めるパラメータのうち、カバレッジ拡張レベルにおける繰り返し送信回数、及びカバレッジ拡張レベルを決定するための受信電力(RSRP)の閾値のうち少なくとも一方を上げるように変更し、ユーザ装置に変更を通知することで、通信品質の向上を図る。
次に、S13で、基地局装置10は、無線通信の品質を示すパラメータ(例えば、接続率など)が所定期間、所定値以上であるか否かを判断する。所定期間、所定値以上であるとき、S14へ進み、所定値未満であるとき、S11へ進む。
S14で、基地局装置10は、SIB2に含めるパラメータのうち、カバレッジ拡張レベルにおける繰り返し送信回数、及びカバレッジ拡張レベルを決定するための受信電力の閾値のうち少なくとも一方を下げるように変更し、ユーザ装置に変更を通知することで、無線リソースを適切に確保する。
以上のように、本実施形態によれば、基地局装置10は、通信品質を示すパラメータが所定値未満であったときに、例えば、上記繰り返し送信回数、及び上記RSRPの閾値のうち少なくとも一つを上げるように制御する。その結果、より高い通信品質の実現のために、より容易にセル毎に通信パラメータを設定することができる。
また基地局装置10は、所定期間、通信品質を示すパラメータが所定値以上であったときに、上記繰り返し送信回数、及び上記RSRPの閾値のうち少なくとも一方を下げるように制御する。
一般に、信号送信の繰り返し回数が多いほど、通信品質が向上する一方で、繰り返し回数が多いほど、通信のスループットが低下する。そのため、通信品質が一定以上であるときに、上記繰り返し送信回数、及び上記RSRPの閾値のうち少なくとも一方を下げることにより、通信品質が過剰に高くなることを防ぎ、通信の品質とスループットとの間のバランスをとることができる。
〔ハードウェア構成〕
図9を参照して、基地局装置10のハードウェア構成の例を説明する。上記で説明した基地局装置10の機能は、例えば、同図に示すハードウェア構成により実現される。
以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。基地局装置10のハードウェア構成は、図9に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
図9に示すように、基地局装置10は、プロセッサ11、メモリ12、記憶装置13、通信装置14、入力装置15、及び出力装置16を備える。
プロセッサ11は、基地局装置10による処理の全体を制御する。プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、及び/又はFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよい。
メモリ12は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ12は、上記の本実施形態において基地局装置10による処理を実行可能なコンピュータプログラム、ソフトウェアモジュールなどを保存する。
記憶装置13は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、デジタル多用途ディスク、スマートカード、フラッシュメモリ、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。
通信装置14は、無線通信ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うための装置である。通信装置14は、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、又は通信モジュールとも称される。
入力装置15は、外部からの入力を受け付ける装置(例えば、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置16は、外部への出力を実施する装置(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。
また、プロセッサ11及びメモリ12などの各装置は、情報を通信するためのバスで接続される。バスは、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…無線通信システム、10…基地局装置、21,22…ユーザ装置

Claims (9)

  1. 無線通信システムにおいてユーザ装置と通信可能な基地局装置であって、
    前記基地局装置と前記ユーザ装置との間の通信の接続率を含むパラメータが所定値未満であるか否かを判断し、前記パラメータが前記所定値未満である場合、前記パラメータが前記所定値以上になるようにカバレッジ拡張レベルを決定するための受信電力の閾値を変更する制御部を備える、基地局装置。
  2. 前記制御部により変更された前記受信電力の閾値を含むブロードキャスト情報を前記ユーザ装置へ送信する送信部を備える、請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記制御部は、所定期間、前記パラメータが所定値未満であったときに前記受信電力の閾値を上げる、請求項1又は2に記載の基地局装置。
  4. 前記制御部は、所定期間、前記パラメータが所定値以上であったときに前記受信電力の閾値を下げる、請求項1から3のうちいずれか一項に記載の基地局装置。
  5. 前記無線通信システムによる通信は、eMTC(enhanced Machine Type Communication)に基づく、請求項1から4のいずれか一項に記載の基地局装置。
  6. 前記無線通信システムによる通信は、NB−IoT(Narrow Band Internet of Things)に基づく、請求項1から4のいずれか一項に記載の基地局装置。
  7. 前記制御部は、前記パラメータが前記所定値未満である場合、前記パラメータが前記所定値以上になるように、カバレッジ拡張レベルにおける繰り返し送信回数を変更する、請求項1から6のいずれか一項に記載の基地局装置。
  8. 無線通信システムにおいてユーザ装置と通信可能な基地局装置で実施される通信方法あって、
    前記基地局装置と前記ユーザ装置との間の通信の接続率を含むパラメータが所定値未満であるか否かを判断し、前記パラメータが前記所定値未満である場合、前記パラメータが前記所定値以上になるようにカバレッジ拡張レベルを決定するための受信電力の閾値を変更することを有する、通信方法。
  9. コンピュータを、
    無線通信システムにおいてユーザ装置と通信可能な基地局装置であって、
    前記基地局装置と前記ユーザ装置との間の通信の接続率を含むパラメータが所定値未満であるか否かを判断し、前記パラメータが前記所定値未満である場合、前記パラメータが前記所定値以上になるようにカバレッジ拡張レベルを決定するための受信電力の閾値を変更する制御部として機能させるためのプログラム。
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