JP6921743B2 - 安定化かつ自律性抗体vhドメイン - Google Patents
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Description
。
第1の態様において、本発明は単一ドメイン抗体に関し、その抗体は、ヒト生殖細胞系VHドメインまたはVHドメインファミリー共通配列に対して少なくとも1つの修飾を含む免疫グロブリンVHドメインであり、この修飾はH35D、A78V、S93V、S93G、およびW103Rからなる群から選択され、位置の付番はカバット(Kabat)付番方式に従う。
C22SおよびC92Tの少なくとも一方が存在するという条件でC22S、A24I、A24L、およびC92Tからなる群から選択され、位置の付番はカバット付番方式に従う。
様々な実施形態において、この抗体は、アミノ酸配列EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGF−(Xaa)n−WVRQAPGKGLEWVA−(Xaa)p−ADSVKGRFTISADTSKNT−Xaa−YLQMNSLRAEDTAVYYC−Xaa−(Xaa)q−Y−Xaa−GQGTLVTVSS(配列番号1)を有し、その抗体が、H35D、A78V、S93V、S93G、およびW103Rからなる群から選択される少なくとも1つの修飾を含むか、またはアミノ酸配列EVQLVESGGGLVQPGGSLRLS−Xaa−A−Xaa−SGF−(Xaa)n−WVRQAPGKGLEWVA−(Xaa)p−ADSVKGRFTISADTSKNT−Xaa−YLQMNSLRAEDTAVYY−Xaa−Xaa−(Xaa)q−Y−Xaa−GQGTLVTVSS(配列番号2)を有し、その抗体が、H35D、A78V、S93V、S93G、およびW103Rからなる群から選択される少なくとも1つの修飾と、C22SおよびC92Tの少なくとも一方が存在するという条件でC22S、A24I、A24L、およびC92Tからなる群から選択される少なくとも1つの修飾とを含み、式中、n、p、およびqのそれぞれは、独立して0または1〜30の整数であり、位置の付番はカバット付番方式に従う。
第2の態様において、本発明は、単一ドメイン抗体を含むマルチモジュール型抗体分子を対象とし、その分子は、単一、二重、もしくは多重特異性であり、かつ/または一価、二価、もしくは多価である。
様々な実施形態において、この核酸分子はベクター中に含まれる。
第7の態様において、本発明は、本発明の単一ドメイン抗体、マルチモジュール型抗体分子、抗体結合体、または核酸分子と、薬学的に許容できる担体とを含む、医薬組成物を提供する。
第12の態様において、本発明は、本発明の単一ドメイン抗体またはマルチモジュール型抗体分子を産生する方法であって、単一ドメイン抗体またはマルチモジュール型抗体分子をコードする核酸を、その核酸の発現を可能にする条件下で発現させるステップを含む、方法を提供する。
最後の態様において、本発明は、本発明の単一ドメイン抗体、マルチモジュール型抗体分子、抗体結合体、核酸分子、または医薬組成物の、障害または疾患を診断または治療するための方法における使用に関する。
この目的に対して本発明の発明者らは、指向性進化の手法と組合せて、タンパク質の溶解度(コロニーフィルタブロット法、すなわちCoFiを使用する)、耐凝集性、および熱安定性(ホットコロニーフィルタブロット法、すなわちHot−CoFiによる)を進化させることにより、本発明者らによって開発された抗体VHドメインをベースに単一ドメイン抗体を作製した(アシアル(Asial)ら著、ネイチャー・コミュニケーション
ズ(Nat Commun)、2013年、第4巻、p.2901;コーンビック(Cornvik)ら著、ネイチャー・メソッド(Nat Methods)、2005年、第2巻、p.507〜509)。
およびVL領域の環境内のそれらの構成残基の位置に対応する数値範囲を使用して境界を定められる。CDR、特に第3のCDRは長さが変わる可能性があるため、これらの方式は構成残基の境界を定めるために文字を使用することもある。このような最初の方式の1つは、カバット付番システムとして知られ、これはその当時知られていたVHおよびVL配列を整列させることに基づき、そのより高度に保存されているフレームワーク領域の環境内の可変CDRのサブ配列の位置を決定する。カバット付番方式は、例えば「治療用抗体のハンドブック(Handbook of Therapeutic Antibodies)」、2007年、ステファン・デュベル(Stefan Dubel)編、ワイリー−VCH出版有限株式合資会社(Wiley−VCH Verlag GmbH&Co.KgaA)、ワインハイム(Weinheim)により詳細に記載されており、これは参照により本明細書中に援用される。
本出願は、「単一ドメイン抗体」、すなわち他の可変領域またはドメインとは無関係に抗原またはエピトープに特異的に結合する単一タンパク質ドメインを含む抗体フラグメントに関する。単一ドメイン抗体は、一般には抗体の最小の機能的結合単位であり、抗体の重(VH)または軽(VL)鎖の可変領域に該当する。単一ドメイン抗体は、約13kDaの分子量または全長抗体の10分の一未満のサイズを有する。本発明による抗体は、VHドメインをベースにしている単一ドメイン抗体であり、そのアミノ酸配列は、ヒト生殖細胞系VHドメインまたはVHドメインファミリー共通配列に一致する。
共通配列」とは、少なくとも70%の配列相同性を共有するVHドメイン配列を整列させ、グループ化することによって取り出される共通配列を指す。様々なVHドメインファミリーの共通配列が当技術分野でよく知られており、例えばカバット,E.A.(Kabat,E.A.)ら著、1991年、「免疫学的に関心のあるタンパク質の配列(Sequences of Proteins of Immunological Interest)」、第5版、アメリカ合衆国保健福祉省、NIH出版番号91−3242中に見出すことができる。
12年、第39巻、p.383〜399;クオン(Kwong)およびレーダ(Rader)著、「タンパク質科学カレント・プロトコル/編集委員会(Curr Protoc
Protein Sci/editorial board)」、ジョン E.コリガン(John E.Coligan)...[ら]、2009年、第6章、ユニット6 10)。VHドメインは、折りたたみ、結合、または安定性のための翻訳後修飾を必要とせず、したがってジスルフィドを含まないVHを高収率で、細菌中で、かつ可溶な折りたたみ型で発現させることができる。哺乳動物細胞と比べて細菌細胞の増殖速度が速いこと、培養条件が単純なこと、およびそれらの分子を可溶型で産生することによって得ることができる合理化された精製工程は、他の免疫グロブリン形態と比べてそれらの分子を産生し精製するために必要とされる時間およびコストを低減する。
on C)、およびOオンO(O on O))が、アライメント後に0.13nm以内、好ましくは0.1nm以内であるものと定められる。タンパク質の非水素タンパク質原子の原子座標の最大の重なりを与えるように最良のモデルが向きを定められるとともに位置決めされた後に、アライメントが達成される。均等なまたは一致する残基がどのように決定されるかに関係なく、また置換変異が導入される第1のVHドメインの同一性に関係なく、伝えることが意図されることは、本発明によるVHドメインポリペプチドが、第1のVHドメインと顕著な配列相同性または構造的相同性を有する任意の第2のVHドメ
インに構築し得ることである。
抗体が様々な種類のエピトープと結合する場合、その抗体は多重特異性である。例えば、二重特異性マルチモジュール型抗体は、異なる2種類のエピトープの認識を可能にする。エピトープは、所与の抗体が結合する抗原上の部位である。
本発明による単一ドメイン抗体は、自律性結合分子である。したがって、それは独立した結合分子として振る舞う。例えば、ペプチドリンカーを介する遺伝子融合によるこのような幾つかの抗体の集合体は、多重特異性かつ多価結合性分子の作製を可能にする。例えば、異なる標的と結合する2種類の単一ドメイン抗体のペプチドリンカーを介する融合は、二重特異性分子を生成し、異なる標的と結合するこのような3種類の単一ドメイン抗体の融合は、三重特異性分子を生成するなどである。多価分子は、単一の標的と結合する全く同じ単一ドメイン抗体を融合することにより生成され得る。
第3の態様において、本発明は、単一ドメイン抗体またはマルチモジュール型抗体分子と、治療薬、検出マーカ、任意の他のペイロード分子、またはそれらの組合せとを含む、抗体結合体を包含する。
を生成するのに使用する追加の試薬を加えることによって検出される。この抗体は、ビオチンで誘導体化し、アビジンまたはストレプトアビジン結合を直接測定することにより検出することもできる。
ポリペプチド上の官能基または反応性基により結合することができる。それらは一般に、そのポリペプチドポリマー中に見出される特定のアミノ酸の側鎖から形成される。そのような反応性基は、システイン側鎖、リシン側鎖、またはN末端アミン基もしくは任意の他の適切な反応性基であり得る。反応性基は、その付着されるリガンドと共有結合を形成することができる。官能基は、その官能基を形成する天然または非天然のいずれかのアミノ酸内の原子の特定のグループである。
lue MRF’などの大腸菌(E.coli)細胞株に形質転換される。このヘルパーファージは、ファージゲノムを含有しており、表面に提示される抗体を含有しその対応するDNAを核に詰め込んだファージ粒子の産生を可能にする。
様々な実施形態において、ライブラリーは、ファージディスプレイライブラリーである。
抗体分子のライブラリーは、細菌、例えば大腸菌(E.coli)のライブラリーであり得る。したがって、この抗体分子は、細菌中で発現させることができる。それは、このライブラリーの抗体分子をコードする核酸分子を含有する細菌を準備し、それらが抗体分子を発現するように細菌を培養することによって達成することができる。抗体分子のライブラリーをコードする核酸分子は、細菌がそのような核酸を含有する本発明の一態様である。この細菌は、グリセロールストックとして好都合に貯蔵することができる。
子複合体は、その上に提示される抗体VH可変ドメインをコードする核酸を含有する。
1または複数の抗体がライブラリーから選択されると、その抗体分子の意図される目的に従ってそれらの特性を決定するために、抗体分子を様々なアッセイにおいてさらに特徴付けることができる。アッセイには、関心のある1または複数の抗原に結合するための抗体分子の親和性の決定、他の抗原との交差反応性の決定、抗原のいずれの領域が抗体分子と結合するかを決定するためのエピトープマッピング、免疫組織化学、および他のin vitroまたはin vivo試験を挙げることができる。
本発明による抗体の1または複数の鎖をコードする核酸分子は、一本鎖、二本鎖、またはその組合せなどの任意のあり得る形状の任意の核酸であり得る。核酸には、例えばDNA分子、RNA分子、ヌクレオチド構造類似体を使用して、または核酸化学を使用して作製されるDNAまたはRNAの構造類似体、架橋型核酸分子(LNA:locked acid molecule)、およびタンパク質の核酸分子(PNA:protein nucleic acid)が挙げられる。DNAまたはRNAは、ゲノムまたは合成由来のものであり得、また一本または二本鎖であり得る。このような核酸は、例えばmRNA、cRNA、合成RNA、ゲノムDNA、cDNA、合成DNA、DNAおよびRNAの共重合体、オリゴヌクレオチドなどであり得る。それぞれの核酸分子はさらに、非天然ヌクレオチド構造類似体を含有することも、親和性タグまたは標識と結合させることもできる。用語「ベクター」とは、それが結合している別の核酸を輸送することができる核酸分子を指す。一実施形態では、ベクターは、「プラスミド」であり、これは追加のDNAセグメントをライゲートすることができる環状二本鎖DNAループを指す。別の実施形態では、ベクターは、追加のDNAセグメントをそのウィルスのゲノム中にライゲートすることができるウィルスベクターである。本明細書中で開示されるベクターは、それらが導入される宿主細胞中で自律的に複製することができ(例えば、細菌の複製起源を有する細菌ベクターおよびエピソーム性哺乳動物ベクター)、または、宿主細胞中への導入時に宿主細胞のゲノム中に組み込むことができ、それによって宿主のゲノムと共に複製することもできる(例えば非エピソーム性哺乳動物ベクター)。
第7の態様において、本発明は、本発明の単一ドメイン抗体、マルチモジュール型抗体分子、抗体結合体、または核酸分子と、薬学的に許容できる担体とを含む、医薬組成物を提供する。
、およびスクロースなどの糖と、トウモロコシデンプンおよびジャガイモデンプンなどのデンプンと、カルボキシメチルセルロースナトリウム、エチルセルロース、および酢酸セルロースなどのセルロースおよびその誘導体と、粉末状トラガカントと、麦芽と、ゼラチンと、タルクと、カカオバターおよび座薬用ワックスなどの医薬品添加剤と、ラッカセイ油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油、およびダイズ油などの油と、プロピレングリコールなどのグリコールと、グリセリン、ソルビトール、マンニトール、およびポリエチレングリコールなどの多価アルコールと、オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルなどのエステルと、寒天と、水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムなどの緩衝剤と、アルギン酸と、滅菌蒸留水と、発熱性物質を含まない水と、等張食塩水と、リンゲル液と、エチルアルコールと、pH緩衝液と、ポリエステル、ポリカーボネート、またはポリ無水物と、医薬製剤中で使用される他の非毒性の共存可能な物質とが挙げられる。医薬製剤を調製するための一般的な担体および在来の方法を開示している「レミントン:薬学の科学と実践(Remington:The Science and
Practice of Pharmacy)」、第19版(ペンシルバニア州イーストン(Easton,Pa.):マック・パブリッシング社(Mack Publishing Co.)、1995年)を参照されたい。
、抗体結合体、または核酸分子の経皮による送達に使用することができる。非腸管外送達方式は、例えば丸剤、錠剤、カプセル剤、液剤、もしくは懸濁剤の形態での、例えば経口によるもの、または例えば座剤の形態での経直腸によるものである。本発明の抗体分子は、多様な通常の非毒性の薬学的に許容できる賦形剤または担体と、添加剤と、ビヒクルとを含有する製剤の状態で全身的または局所的に投与することができる。
第9の態様において、本発明は、対象における障害または疾患を診断するための方法であって、前記対象に本発明の抗体結合体の有効量に投与するステップを含み、抗体は検出マーカと結合しており、対象は哺乳動物、好ましくはヒトである、方法を提供する。
を理解されたい。そうした方法により、関心のある1または複数の遺伝子が細胞中に挿入されるように、その細胞を組換え改変することができる。関心のある1または複数の遺伝子とは例えば、単一ドメイン抗体またはマルチモジュール型抗体分子(特に、ウィルスまたは他の病原体などの微生物に対して有効な抗体)についてコードする遺伝子であり、他の病原体には、細菌、真菌、および寄生虫などの呼吸器官の微生物が含まれる。このような方法はまた、他の抗体、特に様々な種類の眼の疾患の治療に役立つ抗体の送達によって他の疾患に対しても役立つ。次いで、このような細胞、例えば筋および呼吸器の細胞を、レシピエント患者の所与の器官の組織に挿入することができ、ここで、それらの細胞は外来性DNAを発現させ、血流または局所組織に送達するために、その抗体タンパク質を合成して細胞を取り巻く腔内に分泌し、これは、その抗体がその臨床効果を実現する箇所によって決まる。このような投与の手段は、商業コストの問題なく、かつ大量の抗体を生産し次いで使用するまで保管しなければならないという問題なく、挿入された遺伝子操作細胞が、恒常的なレベル、場合によりさらに誘発性のレベルの抗体タンパク質を産生することを可能にする。加えて、この細胞は、必要に応じて様々な量の抗体タンパク質を産生する点で患者のニーズに対応するように操作することができる。
用語「宿主細胞」とは、発現ベクターが導入されている細胞を指す。宿主細胞には、細菌、微生物、植物または動物の細胞、好ましくは大腸菌(Escherichia coli)、枯草菌(Bacillus subtilis)、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)、ピキア酵母(Pichia pastoris)、CHO(チャイニーズハムスターの卵巣系)、またはNSO細胞が挙げられる。
本発明の抗体分子は、任意の既知の確立された発現系および組換え細胞培養技術を使用して、例えば細菌宿主(原核生物系)または酵母菌、真菌、昆虫細胞、もしくは哺乳動物細胞などの真核生物系中で発現させることによって産生することができる。本発明の抗体分子は、ヤギ、植物、またはゼノマウス(XENOMOUSE)トランスジェニックマウスなどのトランスジェニック生物中で、またはヒト免疫グロブリン遺伝子座の大きいフラグメントを有し、かつマウス抗体の産生に欠損のある改変マウス細胞株中で産生することができる。抗体は化学合成によって生産することもできる。
体(このプラスミドは典型的な実施の形態である)が挙げられる。一般には、このようなベクターはさらに、シグナル配列、複製開始点、1または複数のマーカ遺伝子、エンハンサー要素、プロモータ、および発現を容易にするように単一ドメイン抗体ポリヌクレオチドに操作可能に結合した転写終結配列を含む。
(実施例)
方法
安定性向上用ライブラリーの作製。ランダム変異誘発ライブラリーが、ジーンモルフIIミュータゲネシスキット(Genemorph II Mutagenesis Kit)(ストラタジーン(Stratagene))を使用するエラープローンPCRによって作製された。クローン化された野生型遺伝子(最初のライブラリーの場合)または改良されたバリアント(後続のライブラリーの場合)が鋳型として使用され、反応は製造業者のプロトコルに従って行われた。使用されたプライマーは、変異されるべきオープンリーディングフレーム(ORF:open reading frame)に隣接する配列にアニールした。平均50ngのインサート鋳型が、リン酸化プライマーによる30サイクルのPCR反応で使用され、最終のプラスミドライブラリーにおいて遺伝子当たり平均約2〜3個のアミノ酸変異を生じた。このエラープローンPCR産物はゲル精製された(キアゲン(Quiagen)ゲル精製キット)。
クストリーム(KOD Xtreme)ポリメラーゼ(メルク(Merck))を用いたPCR反応において、野生型(WT:wild−type)遺伝子を含有する1〜10ngのプラスミドが、鋳型として使用され、かつ精製されたepPCRインサートのインサート長の1bp当たり約1ngのインサート(例えば、500bpのインサートに対して500ng)をメガプライマーとして使用して、増幅された。緩衝組成物は、1mM NAD+および40UのTaqDNAリガーゼを添加し、0.5UのKODエクストリーム(KOD Xtreme)ポリメラーゼを使用する、製造業者によって推奨された標準的なものであった。PCR条件は、94℃で2分、(98℃で10秒、65℃で30秒、68℃で6分)で30サイクル、4℃での保留であった。PCR後、そのPCR反応物に20UのDpnI(NEB)が加えられ、37℃で3時間インキュベートされた。
中でRTにおいて1時間インキュベートされた。
4D5 VHドメインが、本発明者らの安定化のための元となる(parental)骨格として選択された。その理由は、その元となるIgGトラスツズマブが、好ましい免疫原性プロフィールを有する承認されたFDA薬物であり、かつその安定性が広範囲に研究されているためである(バーセレミー(Barthelemy)ら著、生化学学会誌(J Biol Chem)、2008年、第283巻、p.3639〜3654)。4D5 VHのオープンリーディングフレーム(ORF)のランダム変異誘発ライブラリーが作られ、およそ40,000個のクローンがホットコロニーフィルトレーション(Hot−CoFi)によって80℃においてスクリーニングされ、22種類のユニーク陽性クローンの同定につながった。
VH36が、ジスルフィドを含まないバージョンの進化のための熱安定性開始鋳型として選択された。VH36をペリプラズムの方へ向けるシグナルペプチドsrIIが除去され、鋳型VH36iを作り、これは大腸菌(E.coli)の細胞質中に凝集した。NN
Kコドンを使用して3つの位置、C22、A24、およびC92が、クンケル法による変異誘発によってすべての20種類のアミノ酸に関してランダム化された。このライブラリーからのおよそ約20,000個のクローンをCoFiブロットによってスクリーニングし、そのニトロセルロース膜をプロテインA−HRPプローブによって成長させて可溶性の折りたたまれたVH36iバリアントを同定した。5種類の異なるバリアントが同定され、VH36i.1が最も安定であり、Tm=58℃であった。このクローンは、変異C22S、A24C、およびC96Tを含有する。
ジスルフィド架橋の不在下での安定性についてVH骨格の挙動をジェネンテック(Genentech)のVH骨格1B1と比較するために、大腸菌(E.coli)の細胞質中で発現することができる2種類のタンパク質構築物が作製された(図2)。
本発明者らの骨格の有用性を立証するために、図2Aに記載されている配列がファージディスプレイ抗体のライブラリーを作製するための鋳型として使用された。このライブラリー1は、3種類のCDR、すなわちH1、H2、およびH3すべてに変異を含有し、TyrおよびSerに偏ったアミノ酸組成を有する(図5)。
これらのVHドメインがヒト細胞内で安定であることを実証するために、このVHを高感度緑色蛍光タンパク質(EGFP:enhanced green fluorescent protein)に融合させた融合構築物が作製された。これはVHが可溶型で産生された場合に緑色蛍光発光の読出しを与える。図7は、抗Grb2 VH−EGFPまたは対照のVH−EGFPのいずれかをトランスフェクトされたヒト乳癌細胞MCF−7の結果を示す。トランスフェクトされた細胞からの蛍光シグナルは、これらVHが細胞内で発現し、ヒト細胞中で安定性を維持し得ることを裏付けている(これは、大腸菌(E.coli)の細胞質中での発現について実施例3で述べたように本発明のVH−NTU
とジェネンテック(Genentech)のGNEとの比較の間にすでに証明されている)。
Claims (19)
- ヒト生殖細胞系VHドメインまたはVHドメインファミリー共通配列に対して、(i)H35D,S93G,およびW103R;または(ii)H35D,A78V,S93G/V,およびW103Rの修飾を含む免疫グロブリンVHドメインであり、位置の付番がカバット付番方式に従う、単一ドメイン抗体。
- 前記ヒト生殖細胞系VHドメインまたは前記VHドメインファミリー共通配列に対して少なくとも1つの追加の修飾をさらに含み、前記修飾が、C22SおよびC92Tの少なくとも一方が存在するという条件でC22S、A24I、A24L、およびC92Tからなる群から選択され、位置の付番がカバット付番方式に従う、請求項1に記載の抗体。
- 4D5抗体骨格またはヒト生殖細胞系VH3ドメインをベースにしている、請求項1または2に記載の抗体。
- a.アミノ酸配列EVQLVESGGGLVQPGGSLRLSCAASGF−(Xaa)n−WVRQAPGKGLEWVA−(Xaa)p−ADSVKGRFTISADTSKNT−Xaa−YLQMNSLRAEDTAVYYC−Xaa−(Xaa)q−Y−Xaa−GQGTLVTVSS(配列番号1)を有し、(i)H35D,S93G,およびW103R;または(ii)H35D,A78V,S93G/V,およびW103Rの修飾を含むか、または
b.アミノ酸配列EVQLVESGGGLVQPGGSLRLS−Xaa−A−Xaa−SGF−(Xaa)n−WVRQAPGKGLEWVA−(Xaa)p−ADSVKGRFTISADTSKNT−Xaa−YLQMNSLRAEDTAVYY−Xaa−Xaa−(Xaa)q−Y−Xaa−GQGTLVTVSS(配列番号2)を有し、(i)H35D,S93G,およびW103R;または(ii)H35D,A78V,S93G/V,およびW103Rの修飾と、C22SおよびC92Tの少なくとも一方が存在するという条件でC22S、A24I、A24L、およびC92Tからなる群から選択される少なくとも1つの修飾とを含み、
式中、n、p、およびqのそれぞれが、独立して0または1〜30の整数であり、位置の付番がカバット付番方式に従う、請求項1〜3のいずれか一項に記載の抗体。 - a.に記載の前記抗体が分子内ジスルフィド架橋を有し、かつb.に記載の前記抗体が分子内ジスルフィド架橋を有さない、請求項4に記載の抗体。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の単一ドメイン抗体を含むマルチモジュール型抗体であって、単一、二重、もしくは多重特異性であり、または一価、二価、もしくは多価であり、または、前記の両方である、マルチモジュール型抗体。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の単一ドメイン抗体または請求項6に記載のマルチモジュール型抗体と、治療薬、検出マーカ、任意の他のペイロード分子、またはそれらの組合せとを含む、抗体結合体。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の単一ドメイン抗体または請求項6に記載のマルチモジュール型抗体のライブラリーであって、各抗体が、Xaa−Xaa−Xaa−Xaa−T−Xaa−I−D(配列番号3)のアミノ酸配列を有するCDR−H1と、R−I−Xaa−P−Xaa−Xaa−G−Xaa−T−Xaa−Y(配列番号4)のアミノ酸配列を有するCDR−H2と、R−(Xaa)n−Xaa−Xaa−D(配列番号5)(式中、nは6〜20の整数である)のアミノ酸配列を有するCDR−H3とを含む、ライブラリー。
- ファージディスプレイライブラリーである、請求項8に記載のライブラリー。
- 抗原に結合する抗体を選択する方法であって、
a.請求項8または9に記載のライブラリーを準備するステップと、
b.前記ライブラリー中の1または複数の抗体が前記抗原と結合するように、前記ライブラリーを前記抗原と接触させるステップと、
c.前記抗原と結合する前記抗体を選択するステップと
を含む、方法。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗体をコードする核酸分子。
- ベクター中に含まれる、請求項11に記載の核酸分子。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の単一ドメイン抗体、請求項6に記載のマルチモジュール型抗体、請求項7に記載の抗体結合体、または請求項11もしくは12に記載の核酸分子と、薬学的に許容できる担体とを含む、医薬組成物。
- 対象における障害または疾患を診断するための、請求項7に記載の抗体結合体であって、前記抗体結合体の有効量が前記対象に投与されるものであり、前記抗体が検出マーカと連結しており、前記対象が哺乳動物である、抗体結合体。
- 対象における障害または疾患を治療するための、請求項1〜5のいずれか一項に記載の単一ドメイン抗体、請求項6に記載のマルチモジュール型抗体、請求項7に記載の抗体結合体、請求項11もしくは12に記載の核酸分子、または請求項13に記載の医薬組成物であって、前記単一ドメイン抗体、前記マルチモジュール型抗体、前記抗体結合体、前記核酸分子、または前記医薬組成物の有効量が前記対象に投与されるものであり、前記対象が哺乳動物である、単一ドメイン抗体、マルチモジュール型抗体、抗体結合体、核酸分子、または医薬組成物。
- 請求項11に記載の核酸分子または請求項12に記載のベクターを含む、宿主細胞。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の単一ドメイン抗体または請求項6に記載のマルチモジュール型抗体を産生する方法であって、前記単一ドメイン抗体または前記マルチモジュール型抗体をコードする核酸を、前記核酸の発現を可能にする条件下で発現させるステップを含む、方法。
- 前記単一ドメイン抗体または前記マルチモジュール型抗体が宿主細胞または無細胞系中で発現される、請求項17に記載の方法。
- 障害または疾患の診断または治療で使用するための、請求項1〜5のいずれか一項に記載の単一ドメイン抗体、請求項6に記載のマルチモジュール型抗体、請求項7に記載の抗体結合体、請求項11もしくは12に記載の核酸分子、または請求項13に記載の医薬組成物。
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