JP6921671B2 - 窒化アルミニウム系粉末及びその製造方法 - Google Patents

窒化アルミニウム系粉末及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、窒化アルミニウム系粉末及びその製造方法に関する。
従来より、パワー半導体、LED、高周波デバイスなど、発熱の大きい電子部品の冷却に用いられる高熱伝導性樹脂に、窒化アルミニウム原料粉末を造粒し、焼結して焼結体とした窒化アルミニウム系粉末を配合することが行われている。
例えば、特許文献1には、窒化アルミニウム原料粉末を造粒し、不活性ガス雰囲気中で焼結することにより平均粒径10μm以上の球状粉末を得る方法が開示されている。この方法では焼結工程で粉末同士が融着し凝集するという問題が有り、凝集物を粉砕しても球状で充填性の良い粉末を得ることは困難である。同文献には焼結助剤の添加量を減らす事により、粉末の凝集が防止できる事も開示されているが、単に焼結助剤の添加量を減らすだけでは高密度で熱伝導率の高い窒化アルミニウム系粉末を得ることは困難である。
特許文献2には、窒化アルミニウム原料粉末を造粒・焼結した窒化アルミニウム系粉末を得る方法であって、脱脂温度を調整することにより脱脂体の強度を維持し、粉末の形状を保つ方法が開示されている。しかしながら、この方法でも凝集の問題が存在しており、焼結工程で粉末の凝集が発生し、後で粉砕する必要が生じるため、均一な粒径の球状粉末を得ることが難しい。
特許文献3にも、窒化アルミニウム原料粉末を造粒・焼結することにより、粒径の小さい窒化アルミニウム系粉末を得る方法が開示されている。しかしながら、この方法でも粉末の凝集が起こりやすく、後に粉砕する必要が生じるため、均一な粒径の球状粉末を得ることは難しい。
一方、特許文献4と特許文献5には、上記した窒化アルミニウム系粉末の凝集という課題を克服するために、窒化ホウ素粉末を原料粉末に添加し、焼結する方法が開示されている。しかしながら、かかる方法では窒化ホウ素粉末を後で分離する必要があり、且つ、完全には分離できない。その結果、高熱伝導性樹脂に窒化アルミニウム系粉末を配合した時に、樹脂の粘度が適正な粘度よりも高くなり過ぎてしまうという問題が生じる。
また、特許文献6には、窒化アルミニウム原料顆粒と少量の窒化ホウ素粉末を、ボールなどの分散媒体を使用することなく混合し、その後焼結することにより充填性に優れた球状窒化アルミニウム系粉末を製造する方法が、記載されている。しかしながら、かかる方法で製造する場合、窒化アルミニウム原料顆粒を混合する工程で、顆粒が崩壊しやすいという課題がある。また上述したような、高熱伝導性樹脂に窒化アルミニウム系粉末を配合した際の、樹脂粘度が高くなり過ぎるという問題もある。
一方、特許文献7には、アルミナ質原料に、アルカリ土類金属化合物及びカーボンを添加し、還元窒化することにより、平均粒径3〜30μm、酸素量1%以下の球状窒化アルミニウム系粉末を製造する方法が開示されている。かかる方法では、アルミナを出発原料としているため、反応に長時間を要する上、その後の脱炭処理に時間を要する。また、30μmを超えるような粒径の大きい粉末を製造することは、困難である。
また、引用文献8には、アルミナ顆粒を、一酸化炭素及び窒素を含む雰囲気で二段階焼成することにより、酸窒化アルミニウムをコアとして含む、粒径10〜200μmの球状窒化アルミニウム系粉末を製造する方法が、開示されている。かかる方法では、窒化アルミニウムの結晶内に固溶酸素が残存しやすくなり、その結果、フィラー材としての熱伝導率が低下するという問題がある。また、得られる粉体粒子の相対密度も95%以下と低く、99%以上にすることは困難である。
特開平3−295863号公報 特開2003−267708号公報 特開2006−206393号公報 特開平4−124006号公報 特開平11−269302号公報 特開2017−036183号公報 特開2012−056774号公報 特開2016−037438号公報
上記のような事情に鑑み、本発明の目的とするところは、原料として窒化ホウ素を使用せずとも、焼結工程での凝集が生じにくい窒化アルミニウム系粉末を提供することにある。
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、希土類元素と酸素とを所定の比率で含有し、さらには所定以上の見掛け密度を有する窒化アルミニウム系粉末とすることで、窒化ホウ素を使用せずとも焼結工程での凝集発生を抑制できることを見出した。本発明者らは、かかる知見に基づきさらに研究を重ね、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下の窒化アルミニウム系粉末を提供する。
項1.
酸素及び希土類元素を含む窒化アルミニウム系粉末であって、
該窒化アルミニウム系粉末の見掛け密度は3.2g/cm以上であり、
前記酸素の含有量は、前記窒化アルミニウム系粉末100質量%中に0.01〜1質量%であり、
前記希土類元素の含有量(M)と前記酸素の含有量(M)の質量比(M/M)は0.1〜1.5であることを特徴とする、窒化アルミニウム系粉末。
項2.
前記希土類元素はイットリウムである、項1に記載の窒化アルミニウム系粉末。
項3.
さらにアルカリ土類金属元素を、前記窒化アルミニウム系粉末に含まれる前記アルカリ土類金属元素以外の成分100質量部に対して0.01〜0.05質量部含む、項1又は2に記載の窒化アルミニウム系粉末。
項4.
窒化アルミニウム系粉末における窒化アルミニウム系粉末粒子は、
窒化アルミニウム結晶粒である第1相成分と、
複合金属酸化物である第2相成分とを含んで構成され、
前記第2相成分全体の95%以上が最長径1μm以下である、
項1〜3の何れかに記載の窒化アルミニウム系粉末。
項5.
前記複合金属酸化物は、
少なくともアルミニウム及び希土類を含む複合金属酸化物である、項4に記載の窒化アルミニウム系粉末。
項6.
(1)酸素を0.01〜3質量%含有し、平均粒径が2μm以下の窒化アルミニウム原料粉末、希土類化合物粉末、有機バインダー、及び溶剤を混合してスラリー化する工程1、
(2)前記工程1で得られたスラリーを造粒及び乾燥し、造粒物を得る工程2、及び
(3)前記工程2で得られた造粒物を脱脂し、還元性雰囲気中で1700〜1900℃の温度条件で焼結する工程3、
を有することを特徴とする窒化アルミニウム系粉末の製造方法。
項7.
前記工程1において、さらにアルカリ土類金属化合物粉末を混合してスラリー化する、項6に記載の製造方法。
本発明の窒化アルミニウム系粉末は、原料として窒化ホウ素を使用せずとも、焼結工程での凝集が生じにくい。
実施例1の窒化アルミニウム系粉末の外観写真。 実施例1の窒化アルミニウム系粉末粒子の断面写真。 比較例1の窒化アルミニウム系粉末粒子の断面写真。
窒化アルミニウム系粉末
本発明の窒化アルミニウム系粉末は、酸素及び希土類元素を含む窒化アルミニウム系粉末であって、該窒化アルミニウム系粉末の見掛け密度は3.2g/cm以上であり、前記酸素の含有量は、前記窒化アルミニウム系粉末100質量%中に0.01〜1質量%であり、前記希土類元素の含有量(M)と前記酸素の含有量(M)の質量比(M/M)は0.1〜1.5であることを特徴とする。
本明細書における窒化アルミニウム系粉末は、窒化アルミニウム原料粉末を造粒、焼結して焼結体とされた窒化アルミニウム系粉末粒子の集合体を、意味する。かかる窒化アルミニウム系粉末は、例えば高い熱伝導性が要求される樹脂製品の充填剤として好適に使用することができる。
窒化アルミニウム系粉末の見掛け密度は、3.2g/cm以上である。窒化アルミニウム系粉末の見掛け密度が3.2g/cm未満であると、製造時に焼結する際に、十分な焼結性を得ることができない。また、製造した窒化アルミニウム系粉末を充填材として得られる樹脂に、十分な熱伝導性を付与することができない。一方、窒化アルミニウム系粉末の見掛け密度の上限としては、特に限定はないが、窒化アルミニウムと希土類酸化物の複合体の理論密度という観点から、3.32g/cmとすることが好ましい。
本明細書において見掛け密度とは、粉体を一定容積の容器に充填した場合の、容器の体積から、粉体間の隙間体積を除いた体積(但し、粉体内部に存在する空隙の体積は、除かない。)により、容器内の粉体の質量を除した密度を意味する。見掛け密度は、公知の方法で測定することができ、例えば、アルキメデス法により測定することができる。
酸素及び希土類元素
本発明の窒化アルミニウム系粉末は、酸素及び希土類元素を含む。窒化アルミニウム系粉末中の酸素の含有量は、窒化アルミニウム系粉末100質量%中に、0.01〜1質量%であり、0.5〜1質量%であることがより好ましく、0.7〜1質量%であることが更に好ましい。酸素の含有量が0.01質量%に満たない場合、窒化アルミニウム系粉末の見掛け密度が低下するという問題がある。一方、酸素の含有量が1質量%を超えると、窒化アルミニウム系粉末製造時の焼結工程において液相生成量が多くなってしまい、窒化アルミニウム系粉末粒子の凝集が生じやすくなるという問題がある。それと共に、窒化アルミニウム結晶粒内の酸素量が多くなるため、優れた熱伝導性を得ることができない。
窒化アルミニウム系粉末中の酸素の含有量は、不活性ガス融解・非分散型赤外線吸収法を用いて、例えば(株)堀場製作所製 酸素窒素分析装置EMGA920により定量分析することにより、測定することができる。
希土類元素としては、公知の希土類元素を挙げることができる。かかる希土類元素としては、イットリウム(Y)、ランタン(La)、ネオジム(Nd)、ガドリニウム(Gd)、サマリウム(Sm)、ジスプロシウム(Dy)、及びユウロピウム(Eu)からなる群より選ばれる1種以上を挙げることができ、これらに限定されない。中でもイットリウムは、焼結助剤として優れた性質を有しており、高密度で高い熱伝導率を有する窒化アルミニウム系粉末粒子を得ることができる。
窒化アルミニウム系粉末中の希土類元素の含有量は、熱伝導率と凝集防止という観点から、0.1〜1.8質量%とすることが好ましく、0.3〜1.5質量%とすることがより好ましい。窒化アルミニウム系粉末中の希土類元素の含有量は、ICP発光分光分析装置(例えばThermoFisher Scientific社製iCAP6100)を用いて、試料を硫酸/硝酸溶液中でマイクロ波加熱し溶解した検体をICP発光分光分析することにより、測定することができる。
窒化アルミニウム系粉末中における希土類元素の含有量(M)と酸素の含有量(M)の質量比(M/M)は、0.1〜1.5であり、0.2〜1.3であることがより好ましい。質量比(M/M)が0.1未満であると、窒化アルミニウム系粉末粒子の密度が低くなってしまう。一方、1.5を超えると、焼結過程で生成する液相により窒化アルミニウム系粉末粒子同士が結合し、凝集するという問題を生じ、かつ焼結温度が低い場合に粉末粒子の密度も低くなる。このように、質量比(M/M)を上記の数値範囲内とすることにより、窒化アルミニウム系粉末の凝集を抑制することができる。その結果、窒化アルミニウム系粉末の凝集防止のために窒化ホウ素を添加する必要がなくなり、窒化アルミニウム系粉末の製造工程を簡略化することが可能となる。
アルカリ土類金属元素
本発明の窒化アルミニウム系粉末は、さらアルカリ土類金属元素を含んでもよい。アルカリ土類金属元素を含むことにより、より低い焼結温度で緻密な(内部に空隙を含まない)窒化アルミニウム系粉末を得ることができる。かかるアルカリ土類金属としては、ベリリウム(Be)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)及びラジウム(Ra)からなる群より選ばれる1種以上を挙げることができ、勿論これらに限定されない。中でもカルシウムは、窒化アルミニウム系粉末に高い熱伝導性を付与できることから、好ましい。
アルカリ土類金属元素の含有量としては、窒化アルミニウム系粉末に含まれるアルカリ土類金属元素以外の成分100質量部に対して、アルカリ土類金属元素を0.01〜0.05質量部含むことが好ましく、0.01〜0.05質量部含むことがより好ましい。アルカリ土類金属元素を0.01質量部以上含むことにより、窒化アルミニウム系粉末製造の焼結工程における焼結温度を低くすることができる。また0.08質量部以下とすることにより、得られる窒化アルミニウム系粉末の熱伝導性を高めることができる。
窒化アルミニウム系粉末粒子
窒化アルミニウム系粉末における窒化アルミニウム系粉末粒子は、窒化アルミニウム結晶粒である第1相成分と、複合金属酸化物である第2相成分とを含んで構成されることが好ましい。
ここで、第2相成分は、窒化アルミニウム系粉末に含まれる第2相成分全体のうちの95%以上が、第1相成分を構成する結晶粒の粒界三重点(以下、単に三重点という。)に点在することが好ましい。つまり、第2相成分が連続して存在せず、第1相成分の三重点に点在していることが好ましい。第2相成分が結晶粒界に連続して面状に存在する場合、焼結工程で表面に液相が染み出しやすくなり、その結果、窒化アルミニウム系粉末が凝集しやすくなる。換言すると、第2相成分の95%以上が、第1相成分の三重点に存在するという構成をとることにより、窒化アルミニウム系粉末の凝集を抑制することができる。
上述した、前記第2相成分全体の95%以上が最長径1μm以下である。最長径が1μmを超えると、第2相成分は前述の三重点に収まらず面状に拡がるおそれがある。第2相成分全体の95%以上が最長径1μm以下であることは、窒化アルミニウム系粉末のイオンミリング等による断面のSEM観察により第1相成分(暗い部分)のマトリクス中に分布する第2相成分(明るい部分)の大きさを測定し、最長径1μm以下の大きさを有する第2相成分の数の全数量に対する割合を求めることによって算出することができる。
第2相成分における複合金属酸化物は、少なくともアルミニウム及び希土類を含む複合金属酸化物であることが好ましい。また、アルミニウム、希土類、及びアルカリ土類金属を含む複合金属酸化物であってもよい。かかる構成を有することにより、第2相成分の融点が低くなり、低温で焼結工程を行っても、高密度の窒化アルミニウム系粉末を得ることができる。
特に、希土類元素としてイットリウムを使用し、且つ、希土類元素の含有量(M)と酸素の含有量(M)の質量比(M/M)を、0.1〜1.5となる窒化アルミニウム系粉末を製造することにより、第2相成分の主成分がイットリウムアルミニウムガーネット(YAl12)となる。第2相成分の主成分がイットリウムアルミニウムガーネット(YAl12)であることにより、第2相成分の融点が低くなり、低温で焼結工程を行っても、高密度の窒化アルミニウム系粉末を得ることができる。
窒化アルミニウム系粉末粒子の形状は、特に限定は無いが、球状度0.9以上の粒子であることが好ましい。また、平均粒度としては5〜200μmであることが好ましい。平均粒度が200μmを超えると、樹脂と混合してシート等に成形した場合に粉末粒子が突き出すという問題が生じる。ここで、窒化アルミニウム系粉末粒子の球状度は、粉末の投影画像を、画像解析装置(例えば、Malvern社製モフォロギG3)により個々の粒子の投影像の面積S、周囲長Lを求め、円形度4πS/Lを計算しその個数当りの平均値を計算することにより、また、平均粒度は一般的なレーザー回折・散乱式粒度分布測定装置(例えば、日機装株式会社製MT3300)により、界面活性剤(例えばダウケミカル社製TritonX−100)を加えた水に超音波分散した窒化アルミニウム系粉末の体積平均粒径を測定することにより、算出することができる。
また窒化アルミニウム系粉末100質量%中、粒径2μm以下の窒化アルミニウム系粉末粒子の存在比率は、0.01〜10質量%である事が望ましい。10質量%を超えて存在していると、窒化アルミニウム系粉末を樹脂と複合化した時の充填密度が低くなる。また、窒化アルミニウム系粉末と樹脂を混合した場合の粘度が高くなるため、充填量を多くする事が出来ず、高い熱伝導率を得ることが困難となる。上述の通り、形状については原則的に球状度が0.9以上の球状粒子であることが好ましいが、用途に応じて扁平状あるいはブロック状に調整しても良い。
窒化アルミニウム系粉末の製造方法
本発明の窒化アルミニウム系粉末の製造方法は、
(1)酸素を0.01〜3質量%含有し、平均粒径が2μm以下の窒化アルミニウム原料粉末、希土類化合物粉末、有機バインダー、及び溶剤を混合してスラリー化する工程1、
(2)前記工程1で得られたスラリーを造粒及び乾燥し、造粒物を得る工程2、及び
(3)前記工程2で得られた造粒物を脱脂し、還元性雰囲気中で1700〜1900℃の温度条件で焼結する工程3、を有することを特徴とする。
工程1
工程1で使用する窒化アルミニウム原料粉末は、該窒化アルミニウム原料粉末100質量%中に、酸素を0.01〜3質量%含む。酸素含有量が3質量%を超えると、熱伝導率の高い窒化アルミニウム系粉末を得ることが難しくなる。
窒化アルミニウム原料粉末において、酸素は上記した含量が含まれていれば、その含まれる態様については特に限定はない。例えば、酸素の2質量%以上が窒化アルミニウムの表面に表面酸化膜(水和膜)として存在しているような態様を、挙げることができる。
また、工程1で使用する窒化アルミニウム原料粉末は、平均粒径2μm以下のものを使用する。平均粒径が2μmを超えるものを使用した場合、緻密な窒化アルミニウム系粉末を得ることが難しい。窒化アルミニウム原料粉末の平均粒径の下限値としては特に限定はないが、たとえば0.1μm以上が好ましい。
窒化アルミニウム原料粉末は、分散のし易さ、造粒のし易さという観点から、工程1で得るスラリー100質量%中に、20〜60質量%の含有量で添加することが好ましい。
希土類化合物粉末としては、公知のものを広く使用することが可能である。特に限定はないが、具体的にはY、La、Nd、CeO、Dy、Sm、Scなどを挙げることができる。これは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。粒径としては、平均粒径0.1〜2μmのものを使用することが好ましい。
また、焼結しやすくし、得られる窒化アルミニウム系粉末の熱伝導率を良好なものとするという観点から、希土類化合物粉末の添加量は、窒化アルミニウム原料粉末100質量部に対して、0.1〜10質量部とするのが好ましく、0.1〜5質量部とするのがより好ましく、0.3〜3質量部とするのが更に好ましい。
有機バインダーとしては、窒化アルミニウム系粉末の製造に使用される公知の有機バインダーを広く使用することが可能である。具体的には、アクリル系樹脂、ワックス、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリエステル系樹脂等を挙げることができ、勿論これらに限定されない。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
有機バインダーの添加量は、使用する窒化アルミニウム原料粉末や希土類化合物粉末の種類や添加量によって適宜調整すればよく、例えば、窒化アルミニウム原料粉末100質量部に対して0.5〜10質量部添加するのが好ましい。
溶剤としても、窒化アルミニウム系粉末の製造に使用される公知の溶剤を広く使用することが可能である。具体的には、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、芳香族系溶剤、エーテル系溶剤などを挙げることができ、勿論これらに限定されない。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
溶剤の添加量についても、使用する窒化アルミニウム原料粉末や希土類化合物粉末の種類や添加量によって適宜調整すればよく、例えば、窒化アルミニウム原料粉末100質量部に対して50〜300質量部添加するのが好ましい。
さらに、アルカリ土類金属化合物粉末を添加し、工程1のスラリーとしてもよい。かかるアルカリ土類金属化合物粉末の具体例としては、BeO、MgO、CaO、SrO、BaO、CaC、CaCO、CaCN等を挙げることができ、これらに限定されない。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。粒径としては、平均粒径0.1〜2μmのものを使用することが好ましい。
また、焼結しやすくし、得られる窒化アルミニウム系粉末の熱伝導率を良好なものとするという観点から、アルカリ土類金属化合物粉末の添加量は、窒化アルミニウム原料粉末100質量部に対して0.01〜0.1質量部とするのが好ましく、0.01〜0.08質量部とするのがより好ましい。
その他、工程1でスラリーを得るに際して、必要に応じてさらに、分散剤、チクソ剤、可塑剤、消泡剤などを加えてもよい。
スラリー化する方法としては、特に限定はなく、例えば、上記した各種の材料を混合し、ボールミル、ビーズミル、撹拌機等を使用して分散する方法を挙げることができる。
工程2
工程2では、工程1で得られたスラリーを造粒及び乾燥させる。造粒及び乾燥させるための方法としては特に限定はなく、公知の方法を広く採用することが可能である。具体的には、スプレードライや転動造粒などの方法を挙げることができる。
工程3
工程3では、工程2で得られた造粒物を脱脂し、還元性雰囲気中で1700〜1900度の温度条件で焼結を行う。
脱脂の具体的な方法としては、例えば、空気中又は不活性雰囲気中で、400〜600℃に加熱する方法が好ましい。かかる方法により、工程1において添加した有機バインダーの樹脂成分を効果的に除去することが可能であり、得られる脱脂体における、上記有機バインダー由来の残炭素量を、脱脂体100質量%中0.1〜0.5質量%にまで減少させることができる。尚、脱脂体における有機バインダー由来の残炭素量が0.1質量%以上となることにより、得られる造粒物の脱脂体が崩れにくくなり、また残炭素量が0.5質量%以下となることにより、得られる窒化アルミニウム系粉末の密度が十分なものとなる。
さらに、得られた上記脱脂体を、還元性雰囲気中で1700〜1900℃の温度条件にて焼結する。
還元性雰囲気とする方法としては、例えば、還元性の窒素雰囲気とする方法を挙げることができる。
かかる還元性の窒素雰囲気とするための更に具体的な態様としては、炭素系材料を使用した焼結炉を用い、カーボン以外の材質(BN,WC,Mo,SiC,Siなど)で造粒粉末を包囲することにより、焼結体へのカーボン蒸気の浸入量を調節する方法を挙げることができる。
還元性の窒素雰囲気とするためのその他の具体的な態様としては、造粒粉末にカーボンまたは炭化物または有機物を添加し、焼結時に炭素を気化させる事により、弱還元性雰囲気を作る方法も挙げることができる。ここで、添加するカーボン量は脱脂体の段階で、原料窒化アルミニウム系粉末の酸素量100質量部に対し、70質量部以下である事が望ましい。
また、還元性の窒素雰囲気とするためのその他の具体的な態様としては、焼結を窒素と炭化水素の混合雰囲気中で行う方法も挙げることができる。雰囲気を還元性、好ましくは弱還元性にする事により、焼結窒化アルミニウム系粉末に含まれる酸素量を1質量%以下とすることができるため、過剰な液相生成による凝集を防止し、焼結粉末の熱伝導率を高くすることが可能となる。ここで、窒素中の炭化水素濃度は5体積%以下である事が望ましい。
また、焼結温度が1700℃に満たない場合、得られる窒化アルミニウム系粉末粒子の密度が不十分となるおそれがある。一方、焼結温度が1900℃を超えると、窒化アルミニウム系粉末粒子が凝集しやすくなる。かかる事情に鑑みて、焼結温度は1750〜1850℃とするのがより好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
以下、実施例に基づき、本発明の実施形態をより具体的に説明するが、本発明がこれらに限定されるものではない。
(実施例1〜7及び比較例1〜5)
下記表1の配合で、ボールミルにて24時間混合することにより、スラリーを作製した。その後、得られたスラリーをスプレードライ法(装置:大川原化工機(株)製CDL20)により造粒・乾燥し、体積平均粒径70μmの造粒粉末を得た。この造粒粉末を、空気中400℃で1時間脱脂した後、内面にBN板を装着したカーボン容器に充填し、窒素中で3時間焼結した。得られた窒化アルミニウム系粉末の見掛け密度は、アルキメデス法により測定を行った。また、窒化アルミニウム系粉末に含まれる酸素量は、不活性ガス融解・非分散型赤外線吸収法酸素窒素分析装置(堀場製作所株式会社製、ENGA−920)により測定を行った。窒化アルミニウムに含まれるイットリウム量は、ICP(高周波誘導結合プラズマ)発光分光分析装置(Thermo Fisher Scientific社製、iCAP6100)により、試料を硫酸/硝酸溶液中でマイクロ波加熱し溶解した検体を測定した。
Figure 0006921671
尚、各実施例及び比較例において使用した材料に関する詳細は、表2の通りである。尚、実施例7及び比較例4の窒化アルミニウム原料粉末については表2中に表示していないが、東洋アルミニウム(株)製JDを製造する際に、粉砕の程度を調整することにより、粒度を変えたものを窒化アルミニウム原料粉末として使用した。
Figure 0006921671
実施例1の窒化アルミニウム系粉末を走査電子顕微鏡で観察したところ、図1のような、略球状の窒化アルミニウム系粉末粒子により構成されることが確認できた。
同じく実施例1の窒化アルミニウム系粉末粒子の断面を、イオンミリングによって研削することにより観察したところ、図2に示すように、第1相成分である窒化アルミニウムの結晶粒の間に、第2相成分である複合金属酸化物が点在している様子が確認され、その大きさは最長径として1μm以下のものが100%であった。一方、比較例1の窒化アルミニウム系粉末粒子の断面を観察したところ、図3に示すように、最長径1μm以下の第2相成分の個数が60%となっている様子が確認された。
凝集評価試験
各実施例及び各比較例の窒化アルミニウム系粉末の凝集の有無については、粒度を測定することによって評価した。具体的には、一次粒子に解砕し、解砕語後の粉末の粒度をレーザー回折法により測定し、体積平均粒径が80μm以下の場合に、凝集が見られないと判断した。
熱伝導率評価試験
各実施例及び各比較例の窒化アルミニウム系粉末を、シリコーン樹脂(信越化学株式会社製、KE-1013)に、65体積%配合し、混合攪拌及び脱泡を行った後に、厚み3mmのシートを作製し、その熱伝導率を、熱伝導率測定装置(C−THERMTECHNOLOGIES社製、TCi)により測定した。
表3に示すように、各実施例の窒化アルミニウム系粉末は、優れた熱伝導率を有したうえで、なお且つ粒子同士の凝集も見られないことが確認できた。
Figure 0006921671

Claims (7)

  1. 酸素及び希土類元素を含む窒化アルミニウム系粉末であって、
    該窒化アルミニウム系粉末の見掛け密度は3.2g/cm以上であり、
    前記酸素の含有量は、前記窒化アルミニウム系粉末100質量%中に0.01〜1質量%であり、
    前記希土類元素の含有量(M)と前記酸素の含有量(M)の質量比(M/M)は0.2〜1.5であることを特徴とする、窒化アルミニウム系粉末。
  2. 前記希土類元素はイットリウムである、請求項1に記載の窒化アルミニウム系粉末。
  3. さらにアルカリ土類金属元素を、前記窒化アルミニウム系粉末に含まれる前記アルカリ土類金属元素以外の成分100質量部に対して0.01〜0.05質量部含む、請求項1又は2に記載の窒化アルミニウム系粉末。
  4. 窒化アルミニウム系粉末における窒化アルミニウム系粉末粒子は、
    窒化アルミニウム結晶粒である第1相成分と、
    複合金属酸化物である第2相成分とを含んで構成され、
    前記第2相成分全体の95%以上が最長径1μm以下である、
    請求項1〜3の何れか1項に記載の窒化アルミニウム系粉末。
  5. 前記複合金属酸化物は、
    少なくともアルミニウム及び希土類を含む複合金属酸化物である、請求項4に記載の窒化アルミニウム系粉末。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の窒化アルミニウム系粉末の製造方法であって、
    (1)酸素を0.01〜3質量%含有し、平均粒径が2μm以下の窒化アルミニウム原料粉末、希土類化合物粉末、有機バインダー、及び溶剤を混合してスラリー化する工程1、(2)前記工程1で得られたスラリーを造粒及び乾燥し、造粒物を得る工程2、及び
    (3)前記工程2で得られた造粒物を脱脂し、還元性雰囲気中で1700〜1900℃の温度条件で焼結する工程3、
    を有することを特徴とする窒化アルミニウム系粉末の製造方法。
  7. 前記工程1において、さらにアルカリ土類金属化合物粉末を混合してスラリー化する、請求項6に記載の製造方法。
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