JP6921664B2 - 水素トーチ - Google Patents

水素トーチ Download PDF

Info

Publication number
JP6921664B2
JP6921664B2 JP2017133909A JP2017133909A JP6921664B2 JP 6921664 B2 JP6921664 B2 JP 6921664B2 JP 2017133909 A JP2017133909 A JP 2017133909A JP 2017133909 A JP2017133909 A JP 2017133909A JP 6921664 B2 JP6921664 B2 JP 6921664B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
housing
nozzle
flame
torch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017133909A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019016541A (ja
Inventor
隆利 浅田
隆利 浅田
市川 長佳
長佳 市川
満洋 村上
満洋 村上
芳武 上條
芳武 上條
昂 山田
昂 山田
昌平 小林
昌平 小林
真哉 大向
真哉 大向
大悟 橘高
大悟 橘高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Energy Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2017133909A priority Critical patent/JP6921664B2/ja
Publication of JP2019016541A publication Critical patent/JP2019016541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6921664B2 publication Critical patent/JP6921664B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/32Hydrogen storage
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/45Hydrogen technologies in production processes

Landscapes

  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

本発明の実施形態は、水素トーチに関する。
オリンピックで用いられる聖火トーチや国体で用いられる炬火トーチなどのトーチは、その先端側に火炎が形成される。トーチランナは、火炎の形成されたトーチの基端側を手で持ちながら走り、トーチをリレーする。
このようなトーチとしては、火炎の燃料として例えば気体状態の水素が吸蔵された水素吸蔵合金を燃料タンク内に備える水素トーチなどが知られている。水素吸蔵合金に吸蔵されている水素は、燃料タンク内から燃料流路を介して水素トーチの先端に設けられたノズルに供給され、このノズルの先端側に火炎を形成する。
特許第4177925号公報
ここで、上記した水素吸蔵合金は、温度に対する依存性が高く、例えば温度が大きく低下した際には水素の吸蔵作用なども生じ、このような場合、ノズル側への必要な水素の供給量を確保できないおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、水素燃料の供給の安定化を図ることができる水素トーチを提供することである。
実施の形態に係る水素トーチは、筒状の筐体、水素タンク、ノズル、バルブ、水素供給流路及び伝熱部材を備えている。水素タンクは、筐体内に設けられており、水素燃料を収容する。ノズルは、筐体の先端部分に設けられており、水素燃料を噴出させる。バルブは、筐体内においてノズルとの間で水素タンクを挟む位置に配置されている。水素供給流路は、水素タンクからバルブを経由しつつノズルへとつながる。伝熱部材は、ノズルの先端側に形成される火炎の熱を水素タンクへと伝熱する。
第1の実施形態に係る水素トーチの構成を模式的に示す図。 図1の水素トーチを先端側から観た図。 図1の水素トーチが備えた伝熱部材の先端部分の構造を概略的に示す図。 第2の実施形態に係る水素トーチの構成を模式的に示す図。 第3の実施形態に係る水素トーチの構成を模式的に示す図。 第4の実施形態に係る水素トーチの構成を模式的に示す図。 第5の実施形態に係る水素トーチの構成を模式的に示す図。 図7の水素トーチが備えた口径拡縮部材の構造を示す図。 第6の実施形態に係る水素トーチの構成を模式的に示す図。 図9の水素トーチを先端側から観た図。 第7の実施形態に係る水素トーチの構成を模式的に示す図。 図11の水素トーチを先端側から観た図。 第8の実施形態に係る水素トーチの構成を模式的に示す図。 図13の水素トーチが備えたリング状部材の直径が縮小された状態を模式的に示す図。
以下、実施の形態を図面に基づき説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施形態に係る水素トーチ10の構成を模式的に示す図であり、図2は、水素トーチ10を先端側から観た図である。なお、図2では、水素トーチ10が備える筐体12の図示を省略している。また、図3は、水素トーチ10が備えた伝熱部材15の先端部分の構造を概略的に示す図である。
図1、図2に示すように、水素トーチ10は、上記した筐体(ケーシング)12、円柱状の水素タンク18、ノズル17、着色部材16、バルブ19、水素供給流路14及び上記した伝熱部材15を備えている。筐体2は、筒状に構成されている。筐体12の先端部(上端部)側は開口し、基端部(下端部)側は閉鎖されている。筐体12の基端部側は、トーチランナが手で持つグリップ部となる。なお、筐体12の基端部側を閉鎖させる構成に代えて、筐体12の基端部側に開口(逃げ穴)を設けてもよい。筐体12の基端部側に開口を設けることにより、配管(水素供給流路14)の破損時などにおいて、水素トーチ10が例えば天地逆向きに持たれた場合でも、筐体12内に水素が滞留してしまうことを回避できる。
筐体12は、基端側筐体部12aと先端側筐体部12bとの2ピース構造をなしている。先端側筐体部12bは、その先端側が筐体2の中心側に傾けられた形状(略円錐台形状)を有する。なお、この構成に代えて、先端側筐体部は、その先端側が当該筐体2の直径が拡大する方向に傾けられた形状(略逆円錐台形状)を成していてもよい。水素トーチ10の内部部品を主に基端側筐体部12a内に収容した後、基端側筐体部12aに対して先端側筐体部12bが接合されて筐体12が構成される。
水素タンク18は、水素トーチ10の燃料となる水素燃料を収容している。水素タンク18は、この水素燃料として、気体状態の水素(水素ガス)を吸蔵した水素吸蔵合金を収容している。水素吸蔵合金として、マグネシウム合金などを選択することができる。なお、これに代えて、水素タンク18は、液体の水素や気体状態の水素を収容している高圧タンクや低圧タンクなどで構成されていてもよい。
ノズル17は、筐体12の先端部分に設けられており、水素燃料を噴出させる。ノズル17は、水素燃料の出口である最先端部に、単一の孔を備えた単孔ノズルや、複数の孔を備えた多孔ノズルなどを使用することができる。多孔ノズルの場合、ノズル先端面を閉鎖して、ノズル先端側側面に噴出孔が形成されていてもよい。また、ノズル17は、2重管によって形成される環状の噴出口を有するものであってもよい。
図1に示すように、着色部材16は、ノズル17の先端側に設けられている。着色部材16は、炎色反応によって火炎11を着色する。具体的には、着色部材16は、炎色反応にて火炎を着色可能な試薬が焼結された着色試薬網などで構成されている。なお、着色部材16を設けることに代えて、炎色反応物質を材料として適用したノズルを構成してもよい。
図1に示すように、バルブ19は、筐体12内においてノズル17との間で水素タンク18を挟む位置に配置されている。水素供給流路14は、例えば配管などで構成されており、水素タンク18からバルブ19を経由しつつノズル17へとつながる。水素供給流路14の上流側の端部(一端部)は、筐体12の後端(基端)側から水素タンク18につなげられている。一方、水素供給流路14の下流側の端部(他端部)は、ノズル17につなげられている。
バルブ19は、水素供給流路14内を通る水素の流れをオン(開通)、オフ(遮断)する例えばボールバルブである。ここで、図1に示すように、筐体12には、バルブ19を開閉操作するためのアクセス部12cが設けられている。アクセス部12cは、筐体12の外側から筐体12内のバルブ19を、例えば六角レンチなどで回すための開口部として構成されていてもよい。またこれに代えて、アクセス部12cは、筐体12内のバルブ19を回すために、筐体12の外形部分に取り付けたツマミ(ダイアル)などとして構成されていてもよい。さらにこれに代えて、バルブ19の開閉操作は、例えばセンサなどの外部からの出力信号に基づいて電子的に制御されてもよい。
図1、図2に示すように、伝熱部材15は、筐体内においてノズル17(及び着色部材16)の先端側に形成される火炎11の周縁側から水素タンク18側へ架け渡されており、火炎の熱を水素タンク18へと伝熱する。伝熱部材15は、筐体12内に複数個設けられている。筐体12内には、例えば3つの伝熱部材15a、15b、15cが設けられている。なお、伝熱部材15は、例えば4つ以上設けられていてもよい。
上記した伝熱部材15a、15b、15cは、例えばウィックや作動流体を内蔵する板状の湾曲したヒートパイプなどによって構成されている。また、伝熱部材15a、15b、15cは、ヒートパイプに代えて、湾曲した銅板によって構成することも可能である。
図1、図2に示すように、伝熱部材15a、15b、15cは、筐体12の軸心の周りを水素タンク18の外側から包囲(水素タンク18の例えば外周面に密着)するように配置されている。さらに、伝熱部材15a、15b、15cは、火炎11の周縁側から水素タンク18側へと、筐体12のほぼ軸方向(長さ方向)に沿って、それぞれ架け渡されている。
また、伝熱部材15a、15b、15cは、火炎11の周縁側に向けられている先端部分が、火炎11の中心側にそれぞれ傾けられた形状を有する。さらに、図3に示すように、伝熱部材15a、15b、15cは、前記の傾けられた先端部分から火炎11側に向けて突出するフィン15dを備えている。このような構成により、伝熱部材15a、15b、15c(伝熱部材15)は、火炎11の熱を水素タンク18へ効率良く伝達することができる。
また、図1に示すように、バルブ19は、上記したように、筐体12内においてノズル17との間で水素タンク18を挟む位置に配置されている。つまり、ノズル17と水素タンク18との間の位置にバルブ19が存在しないことから、ノズル17と水素タンク18とを近接して配置し、これに伴い、伝熱部材15a、15b、15cの長さを短くすることができ、火炎11の熱を効率的に水素タンク18側へ伝達できる。
次に、水素トーチ10の作用について説明する。水素供給流路14上のバルブ19を開くことによって、水素タンク18からバルブ19を経由して水素燃料が、ノズル17側へと供給される。水素燃料は、ノズル17の先端部から着色部材16を介して筐体12の外部へ噴出する。ノズル17の先端側に点火源を近付けて、空気中に拡散する水素燃料に点火する。これによって、水素と大気中の酸素とによる拡散燃焼を生じ、図1に示すように、ノズル17の先端側には、火炎(拡散火炎)11が形成される。
ここで、水素タンク18内の例えば水素吸蔵合金などは、温度に対する依存性が高く、例えば温度が大きく低下した際には水素の吸蔵作用などが生じる可能性があるものの、上述したように、本実施形態の水素トーチ10では、火炎11の熱を効率良く水素タンク18側へ伝達できるので、水素吸蔵合金の温度の低下などを抑制することができる。これにより、所望の量の水素燃料が水素タンク18内から水素供給流路14へ吐出される。したがって、本実施形態の水素トーチ10によれば、水素燃料の供給の安定化を図ることができる。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態を図4に基づき説明する。なお、図4において、図1に示した第1の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。図4に示すように、本実施形態に係る水素トーチ20は、第1の実施形態に係る水素トーチ10の構成に加え、オリフィス部材(オリフィス板)21をさらに備えている。
オリフィス部材21は、水素供給流路14上における水素タンク18とバルブ(ボールバルブ)19との間に介在されており、水素供給流路14の口径をオリフィス(穴)によって絞る。したがって、本実施形態の水素トーチ20によれば、バルブ19の開放直後(火炎の点火直後)に必要以上の水素燃料が流れ出すことを、オリフィスでの圧力損失によって抑えることができ、これにより、水素燃料を安定的に供給することが可能となる。
<第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態を図5に基づき説明する。なお、図5において、図4に示した第2の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。図5に示すように、本実施形態に係る水素トーチ30は、第2の実施形態に係る水素トーチ20の構成に加え、圧力レギュレータ(調圧器)31をさらに備えている。
圧力レギュレータ31は、水素供給流路14上における水素タンク18とオリフィス部材21との間に介在されている。したがって、本実施形態の水素トーチ30では、水素燃料が流れる水素供給流路14内の圧力(高圧)を、圧力レギュレータ31によって、所望の圧力へ下げる(調整)することができ、水素燃料の供給のさらなる安定化を図ることが可能となる。
<第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態を図6に基づき説明する。なお、図6において、図5に示した第3の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。図6に示すように、本実施形態に係る水素トーチ40は、第3の実施形態に係る水素トーチ30のオリフィス部材21に代えて、ニードルバルブ41を備えている。
ニードルバルブ41は、水素供給流路14上における圧力レギュレータ31とバルブ(ボールバルブ)19との間に介在されている。本実施形態の水素トーチ40によれば、圧力を固定的に変更するオリフィス部材21に代えて、圧力の大きさを調整できるニードルバルブ41を備えていることで、安定した水素燃料の供給が可能となる。
<第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態を図7、図8に基づき説明する。なお、図7において、図5に示した第3の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。図7、図8に示すように、本実施形態に係る水素トーチ50は、第3の実施形態に係る水素トーチ30のオリフィス部材21に代えて、口径拡縮機構51を備えている。口径拡縮機構51は、口径拡縮部材54及び支持部材52、53を有している。
口径拡縮機構51は、筐体12内でノズル17と水素タンク18との間に挟まれた位置における水素供給流路14上に設けられている。具体的には、口径拡縮機構51が備える口径拡縮部材54は、水素供給流路14の内部にリング状の支持部材52、53を介して固定されている。口径拡縮機構51は、実質的に、水素供給流路14内の口径を、温度の上昇に応じて拡大させる一方で温度の減少に応じて縮小させる。
詳述すると、口径拡縮部材54は、温度に応じて形状の変化する形状記憶合金を材料としている。口径拡縮部材54は、リング状に構成されている。リング状の口径拡縮部材54の内側穴54aは、水素供給流路14の口径及びリング状の支持部材52、53の内側穴よりも穴径を小さくして構成されている。
このような口径拡縮部材54は、火炎11の例えば点火前や点火後における水素燃料の吐出量を制御するために、火炎11が大きくノズル17の近傍が比較的高温の場合には、水素供給流路14の口径を実質的に拡大(流路の開度を大きく)させるように動作し、一方、火炎11が小さくノズル17の近傍が比較的低い温度の場合には、水素供給流路14の口径を実質的に減少させるように動作する。
したがって、本実施形態の水素トーチ50においても、水素燃料の供給の安定化を図ることが可能となる。
<第6の実施の形態>
次に、第6の実施の形態を図9、図10に基づき説明する。なお、図9において、図5に示した第3の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。図9、図10に示すように、本実施形態に係る水素トーチ60は、第3の実施形態に係る水素トーチ30が備えていた水素タンク18、伝熱部材15(15a、15b、15c)、水素供給流路14に代えて、円柱状の水素タンク68a、68b、68c及び伝熱部材65(65a、65b、65c)、水素供給流路64を備えている。
図9、図10に示すように、水素トーチ60では、水素タンクは、筐体12内に複数個(例えば3つ)設けられている。3つの水素タンク68a、68b、68cは、筐体12の軸心の周りを包囲するように配置されている。また、伝熱部材65は、筐体12内に複数個(例えば3つ)設けられている。3つの伝熱部材65a、65b、65cは、筐体12の軸心の周りを個々の水素タンク68a、68b、68cの外側から包囲(各タンクの外周にそれぞれ密着)するように配置されている。
さらに、伝熱部材65a、65b、65cは、火炎11の周縁側から個々の水素タンク68a、68b、68c側へ、筐体12のほぼ軸方向(長さ方向)に沿ってそれぞれ架け渡されている。また、水素供給流路64は、個々の水素タンク68a、68b、68cから合流して少なくともバルブ19(圧力レギュレータ31及びオリフィス部材21及びバルブ19)を経由しつつノズル17へとつながる。
したがって、本実施形態の水素トーチ60では、風などの影響で火炎11が、筐体12の径方向に傾いている場合などでも、伝熱部材65a、65b、65cのうちのいずれかが、対応する水素タンクへ、上記の傾いた火炎11の熱を効率的に伝達できるので、このようにして伝熱された水素タンクから水素燃料を安定的に供給することが可能となる。
<第7の実施の形態>
次に、第7の実施の形態を図11、図12に基づき説明する。なお、図11において、図9に示した第6の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。図11、図12に示すように、本実施形態に係る水素トーチ70は、第6の実施形態に係る水素トーチ60が備えていた伝熱部材65(65a、65b、65c)に代えて、伝熱部材75(75a、75b、75c)を備えている。
複数の伝熱部材75a、75b、75cは、火炎11の周縁側に向けられている先端部分の長さ(伝熱部材75a、75b、75cの全長)が、それぞれ異なっている。したがって、本実施形態の水素トーチ70によれば、バルブ19の開放直後(火炎の点火直後)の状況やバルブ19を開放してからある程度時間が経過した状況において、火炎11の長さ(高さ)が変化する場合でも、先端部分の長さ(全長)が異なる伝熱部材75a、75b、75cのうちのいずれかが、対応する水素タンクへ、上記の傾いた火炎11の熱を効率良く伝達できるので、このようにして伝熱された水素タンクから、安定した水素燃料の供給が可能となる。
<第8の実施の形態>
次に、第8の実施の形態を図13、図14に基づき説明する。なお、図13、図14において、図5に示した第3の実施形態中の構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付与し重複する説明を省略する。図13、図14に示すように、本実施形態に係る水素トーチ80は、第3の実施形態に係る水素トーチ30のオリフィス部材21に代えて、リング状部材81を備えている。
リング状部材81は、温度に応じて形状を変化させる形状記憶合金によって構成されている。リング状部材81は、複数の伝熱部材15(15a、15b、15c)の各先端部分を外周側から束ねるようにして嵌め込まれ、温度の上昇に応じて直径(内径部分)を拡大させる一方で温度の減少に応じて直径を縮小させる。
つまり、本実施形態に係る水素トーチ80では、図14に示すように、例えば火炎11が小さく(細く)ノズル17の近傍が、比較的低温である場合には、リング状部材81の直径が縮小することによって、伝熱部材15(15a、15b、15c)の各先端部分に火炎11近付くことになる。一方、火炎11が大きく(太く)ノズル17の近傍が、比較的高温である場合には、図13に示すように、リング状部材81の直径が拡大することによって、伝熱部材15(15a、15b、15c)の各先端部分が火炎11から遠ざかることになる。
したがって、本実施形態に係る水素トーチ80によれば、リング状部材81の拡大動作及び縮小動作と連動する伝熱部材15(15a、15b、15c)を通じて、火炎11の熱を効率良く水素タンク18に伝達できるので、水素燃料の供給の安定化を図ることができる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、水素燃料の供給の安定化を図ることができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10,20,30,40,50,60,70,80…水素トーチ、11…火炎、12…筐体、15,15a,15b,15c,65,65a,65b,65c,75,75a,75b,75c…伝熱部材、18,68a,68b,68c…水素タンク、14,64…水素供給流路、15d…フィン、16…着色部材、17…ノズル、19…バルブ(ボールバルブ)、21…オリフィス部材、31…圧力レギュレータ、41…ニードルバルブ、51…口径拡縮機構、54…口径拡縮部材、81…リング状部材。

Claims (8)

  1. 筒状の筐体と、
    前記筐体内に設けられ、水素燃料を収容する水素タンクと、
    前記筐体の先端部分に設けられ、前記水素燃料を噴出させるノズルと、
    前記筐体内において前記ノズルとの間で前記水素タンクを挟む位置に配置されたバルブと、
    前記水素タンクから前記バルブを経由しつつ前記ノズルへとつながる水素供給流路と、
    前記ノズルの先端側に形成される火炎の熱を前記水素タンクへと伝熱する伝熱部材と、
    を備える水素トーチ。
  2. 前記水素供給流路の上流側の端部は、前記筐体の後端側から前記水素タンクにつなげられている、
    請求項1に記載の水素トーチ。
  3. 前記伝熱部材は、前記火炎側に向けて突出するフィンを有する、
    請求項1又は2に記載の水素トーチ。
  4. 前記水素供給流路上に圧力レギュレータをさらに備える、
    請求項1から3までのいずれか1項に記載の水素トーチ。
  5. 前記水素供給流路の口径を絞るオリフィス部材をさらに備える、
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の水素トーチ。
  6. 前記水素供給流路上にニードルバルブをさらに備える、
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の水素トーチ。
  7. 前記水素タンクは、前記筐体内に複数個設けられていると共に、複数個のこれらが前記筐体の軸心の周りを包囲するように配置され、
    前記伝熱部材は、前記筐体内に複数個設けられていると共に、複数個のこれらが前記筐体の軸心の周りを個々の水素タンクの外側から包囲するように配置され、かつ前記火炎の周縁側から前記個々の水素タンク側へそれぞれ架け渡されており、
    前記水素供給流路は、前記個々の水素タンクから合流して少なくとも前記バルブを経由しつつ前記ノズルへとつながる、
    請求項1から6までのいずれか1項に記載の水素トーチ。
  8. 前記複数の伝熱部材は、前記火炎の周縁側に向けられている先端部分の長さが、それぞれ異なっている、
    請求項7に記載の水素トーチ。
JP2017133909A 2017-07-07 2017-07-07 水素トーチ Active JP6921664B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017133909A JP6921664B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 水素トーチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017133909A JP6921664B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 水素トーチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019016541A JP2019016541A (ja) 2019-01-31
JP6921664B2 true JP6921664B2 (ja) 2021-08-18

Family

ID=65358476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017133909A Active JP6921664B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 水素トーチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6921664B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113474178B (zh) 2019-01-31 2023-09-15 富士胶片株式会社 平版印刷版原版、平版印刷版的制作方法及平版印刷方法
JP7249874B2 (ja) * 2019-05-23 2023-03-31 株式会社東芝 火炎発生装置
JP7153608B2 (ja) * 2019-05-24 2022-10-14 岩谷産業株式会社 水素トーチ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53133267U (ja) * 1977-03-29 1978-10-21
JP3031438U (ja) * 1996-05-21 1996-11-29 純行 藤原 カセット式ガスボンベ
JPH10238722A (ja) * 1997-02-25 1998-09-08 Osaka Gas Co Ltd トーチ
US5902101A (en) * 1997-06-16 1999-05-11 Newell Operating Company Torch
JP4566721B2 (ja) * 2004-12-07 2010-10-20 理研計器株式会社 水素炎イオン化式ガス検知器
JP2008169881A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Kurimoto Ltd ガスボンベ
JP6105131B2 (ja) * 2015-06-30 2017-03-29 株式会社東芝 水素トーチ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019016541A (ja) 2019-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6921664B2 (ja) 水素トーチ
US10627107B2 (en) Hydrogen gas burner structure and hydrogen gas burner device including the same
JP2017003253A (ja) 付帯ポート付携帯用コンロ
JP4964779B2 (ja) 小型気化装置を用いた燃焼装置
JPS61272518A (ja) 液化ガスを用いた熱加工装置
US2643915A (en) Oil burner nozzle
US6773258B1 (en) Windproof lighter
US1097264A (en) Blowpipe.
JP4718385B2 (ja) バーナ
CN105276581B (zh) 炉具燃烧器用双喷嘴
GB2283311A (en) Burner and method of burning a fuel
KR101800339B1 (ko) 성화봉
JP2023180177A (ja) バーナー
JP2996560B2 (ja) ランタン用バーナー
US1095795A (en) Gas-burner.
US1195403A (en) sfrhaap
CN211451025U (zh) 具有存气腔的环保油炉
US611949A (en) Chaeles g
US2732698A (en) peterson
JP2022106319A (ja) バーナ
US603933A (en) George h
US215143A (en) Improvement in vapor and gas burners
US1297053A (en) Cutting-torch.
JP2000314509A (ja) バーナ装置
US392696A (en) Automatic heat-regulator for vulcan izing-baths

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171201

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210629

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6921664

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150