JP6919706B2 - 情報処理方法、情報処理装置及び情報処理コンピュータプログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置及び情報処理コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、対象に施策が適用される場合の指標値の変化量を算出する情報処理方法、情報処理装置及び情報処理コンピュータプログラムに関する。
従来、地方自治体は、地域の活性化等を図るために、新たな施策の導入を検討する場合がある(例えば、特許文献1及び2)。新たな施策を導入することには、相当の予算又は時間が伴うので、新たな施策を導入することによる地方自治体への効果が、導入前に検討されることが好ましい。
そこで、地方自治体では、新たな施策を導入することによる効果を推定するために、施策の影響が反映される指標値に関して、新たな施策の導入が適用される場合の指標値と、施策が導入されない場合の指標値との比較を行うことが試みられる。
例えば、地方自治体が新たな施策を導入することによる効果を推定する方法として、反事実仮想を用いる技術が提案されている。
図1は、従来例の反事実仮想法を説明する図である。
反事実仮想を用いる技術では、まず、新たな施策が既に導入されている地方自治体のA市が選択される。次に、A市に対して、人口又は産業構造等が類似しており、且つ施策が導入されていない複数の類似自治体が選択される。次に、施策が既に導入されている複数の類似自治体の指標値及び指標値を目的変数とする説明変数に基づいて、施策が導入される前のA市のモデルとして仮想A市モデルが生成される。指標値は、施策の影響が反映されて施策の効果の指標となり得る値である。指標値として、例えば、製造業就業者数が挙げられる。仮想A市モデルは、例えば、傾向スコア法、マッチング法又は差分の差分析法等の公知の技術を用いて生成される。そして、仮想A市モデルを用いて、施策が導入される前のA市の指標値を示すカーブ100が求められる。
A市において施策が開始された後の実際の指標値を示すカーブ101と、施策が導入されなかった場合の仮想A市モデルの指標値を示すカーブ100との差が、時間t0において、A市において施策が導入されたことによる効果として定量的に求められる。
特開2007−41705号公報 特開2015−132863号公報
上述した反事実仮想の技術によれば、既に施策が導入されている地方自治体に対して、施策が導入されなかった場合の指標値が推定される。
一方、施策が導入されていない自治体に対して、施策が仮想的に導入された場合の未来の指標値を求めて、地方自治体において施策が導入されることによる効果を算出することが望まれている。
しかし、現在の所、この要望に具体的に応え得る技術は提案されていない。
本発明は、施策が適用されていない対象に対して、施策が仮想的に適用された場合の指標値を求めて、対象において施策が適用されることによる効果を算出する、情報処理方法を提供することを課題とする。
1つの態様では、情報処理方法は、施策が既に適用されている複数の参照対象のそれぞれについて、前記施策により影響を受け、経時的に変化する所定の変数と関連づけられた、当該参照対象の指標値と、前記複数の参照対象のそれぞれについて、前記指標値及び前記所定の変数との関係に基づき算出される、前記施策が仮想的に適用されなかった場合における指標値と、の差を当該参照対象に前記施策が適用される場合の第1指標値差として算出することと、前記施策が適用されておらず、且つ、前記複数の参照対象と類似した対象に対し、前記施策が適用されなかった一定期間の前記所定の変数から推定された前記対象の前記所定の変数と、前記第1指標値差と前記所定の変数とを関係付けた関係式とを用いて、前記施策が仮想的に前記対象に適用される場合の前記対象の前記指標値と、前記施策が前記対象に対して適用されない場合の前記対象の前記指標値との差である第2指標値差を算出することと、を含む。
また、1つの態様では、情報処理装置は、施策が既に適用されている複数の参照対象のそれぞれについて、前記施策により影響を受け、経時的に変化する所定の変数と関連づけられた、当該参照対象の指標値と、前記複数の参照対象のそれぞれについて、前記指標値及び前記所定の変数との関係に基づき算出される、前記施策が仮想的に適用されなかった場合における指標値と、の差を当該参照対象に前記施策が適用される場合の第1指標値差として算出する第1指標値差算出部と、前記施策が適用されておらず、且つ、前記複数の参照対象と類似した対象に対し、前記施策が適用されなかった一定期間の前記所定の変数から推定された前記対象の前記所定の変数と、前記第1指標値差と前記所定の変数とを関係付けた関係式とを用いて、前記施策が仮想的に前記対象に適用される場合の前記対象の前記指標値と、前記施策が前記対象に対して適用されない場合の前記対象の前記指標値との差である第2指標値差を算出する第2指標値差算出部と、を有する処理部を備える。
更に、1つの態様では、情報処理コンピュータプログラムは、施策が既に適用されている複数の参照対象のそれぞれについて、前記施策により影響を受け、経時的に変化する所定の変数と関連づけられた、当該参照対象の指標値と、前記複数の参照対象のそれぞれについて、前記指標値及び前記所定の変数との関係に基づき算出される、前記施策が仮想的に適用されなかった場合における指標値と、の差を当該参照対象に前記施策が適用される場合の第1指標値差として算出することと、前記施策が適用されておらず、且つ、前記複数の参照対象と類似した対象に対し、前記施策が適用されなかった一定期間の前記所定の変数から推定された前記対象の前記所定の変数と、前記第1指標値差と前記所定の変数とを関係付けた関係式とを用いて、前記施策が仮想的に前記対象に適用される場合の前記対象の前記指標値と、前記施策が前記対象に対して適用されない場合の前記対象の前記指標値との差である第2指標値差を算出することと、をプロセッサに実行させる。
1つの側面として、施策が適用されていない対象に対して、施策が仮想的に適用された場合の指標値と施策が適用されない場合の指標値との差を求めて、対象に対する施策の有効性を判断することができる。
図1は、従来例の反事実仮想法を説明する図である。 図2は、本明細書に開示する情報処理装置の一実施形態を示す図である。 図3(A)は、プロセッサを説明する図であり、図3(B)は、メモリを説明する図である。 図4は、本明細書に開示する情報処理装置により求められた施策が地方自治体に仮想的に導入された場合の効果を示す図である。 図5は、本明細書に開示する情報処理装置の動作を説明するフローチャートを示す図である。 図6は、施策が導入された第2の類似自治体のそれぞれの実際の製造業就業者数の推移を示す表を示す図である。 図7は、施策が仮想的に導入されなかった場合の第2の類似自治体のそれぞれの推定される製造業就業者数の推移を示す図である。 図8は、施策が導入されたことによる第2の類似自治体のそれぞれの製造業就業者数の変化量を示す表を示す図である。 図9は、製造業就業者数の変化量と説明変数との関係を示す線形モデルの各パラメータを示す表を示す図である。 図10は、施策がA市に仮想的に導入された場合の市に製造業就業者数の変化量を示す図である。
以下、本明細書で開示する情報処理装置の好ましい一実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
図2は、本明細書に開示する情報処理装置の一実施形態を示す図である。図3(A)は、プロセッサを説明する図であり、図3(B)は、メモリを説明する図である。
本実施形態の情報処理装置(以下、単に装置ともいう)10は、施策が適用されていない地方自治体等の対象に対して、施策が仮想的に適用された場合の指標値を求めて、対象において施策が適用されたことによる効果を算出する。上述したように、指標値は、施策の影響が反映されて施策の効果の指標となり得る値である。
地方自治体に適用される施策としては、例えば、企業を地方自治体へ誘致することを目的として、地方自治体内に工業団地を造成する施策等が挙げられる。
施策が適用される対象は、地方自治体に限られるものではない。例えば、対象として、医療機関により治療を受けている患者、又は企業等が挙げられる。
本明細書では、施策が適用する対象が地方自治体である場合を例として、以下に、装置10について説明する。
図4は、本明細書に開示する情報処理装置により求められた、施策が地方自治体に仮想的に導入された場合の効果を示す図である。本明細書では、施策が地方自治体(対象)に導入されることと、施策が地方自治体(対象)に適用されることは、同じ意味である。
装置10は、対象としてユーザから与えられた地方自治体であるA市に対して、施策が仮想的に導入された場合の仮想A市の指標値を算出する。そして、装置10は、施策が仮想的に導入された場合の仮想A市の指標値を示すカーブ400と、施策が導入されていないA市の指標値を示すカーブ401との差である指標値差を、時間t0において、A市に対して施策が適用されたことによる効果として算出する。
図2に示すように、装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、表示装置13と、入力インターフェース14と、通信インターフェース15を有する。プロセッサ11は、処理部又は処理装置の一例である。メモリ12は、記憶部又は記憶装置の一例である。
次に、装置10の各ハードウェア構成要素について、以下に詳述する。
プロセッサ11は、一つまたは複数の中央演算回路と、レジスタと、キャッシュメモリと、インターフェース等の周辺回路とを有する。プロセッサ11は、メモリ12に予め記憶されている所定のプログラム12aに従い、装置10の各ハードウェア構成要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するためにメモリ12を利用する。
メモリ12は、ランダムアクセスメモリ(RAM)若しくはリードオンリーメモリ(ROM)等の半導体メモリ、又は磁気ディスク若しくはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを有していてもよい。また、メモリ12は、非一時的な記憶媒体12dに記憶されたプログラムを、読み出し可能なドライブ(図示せず)を有していてもよい。
図3(B)に示すように、メモリ12は、所定のプログラム12aと共に、地方自治体の人口又は産業構造等の情報に基づいて、地方自治体間の類似度が区分されて登録された類似団体区分表12bを記憶する。また、メモリ12は、地方自治体ごとの人口、老人福祉施設数、製造品出荷額、死亡者数、小学校児童数等が年度ごとに登録された地方自治体データ12cを記憶する。なお、類似団体区分表12bは、外部のサーバ(図示せず)に記憶されていて、装置10は、図示しないネットワークを介してサーバと通信して、類似団体区分表12bを参照してもよい。
表示装置13は、プロセッサ11に制御されて、装置10の動作に伴う各種の情報を画面上に表示可能である。表示装置13として、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
入力インターフェース14は、装置10のユーザにより操作されて、操作を入力可能である。装置10は、入力インターフェース14として、例えばキーボード又はマウスを用いることができる。
通信インターフェース15は、例えば、図示しないネットワークを介して、情報の送受信を行う。通信インターフェース15は、送受信を行う通信回路及び通信線を有する。装置10は、例えば、プログラム、類似団体区分表12又は地方自治体データ12cbに含まれる情報を、通信インターフェース16を用いて送受信してもよい。
図3(A)に示すように、上述したプロセッサ11は、類似対象選択部11aと、推定指標値算出部11bと、第1指標値差算出部11cと、関係算出部11dと、第2指標値差算出部11eを有する。
プロセッサ11が有するこれらの各部は、例えば、プロセッサ11上で動作するコンピュータプログラムにより実現される機能モジュールである。なお、プロセッサ11が有するこれらの各部は、それぞれ、別個の回路として、装置10に実装されてもよい。各部の動作については、後述する。
次に、上述した装置10の動作を、図5に示すフローチャートを参照しながら、以下に説明する。本実施形態では、装置10は、ユーザから与えられた地方自治体であるA市(対象)に対して、工業団地を造成する施策が導入された場合の製造業就業者数(指標値)の変化量(指標値差)を、施策導入の効果として算出する。
まず、ステップS501において、プロセッサ11の類似対象選択部11aは、A市と類似した地方自治体であり、施策が導入されていない複数の第1の類似自治体を選択する。複数の第1の類似自治体それぞれは、当該第1の類似自治体における製造業就業者数を目的変数とする説明変数が変化した時に製造業就業者数が増減する方向が、A市における製造業就業者数の説明変数が変化した時にA市の製造業就業者数が増減する方向と同じである。説明変数は、施策が当該第1の類似自治体に適用されることにより影響を受け、経時的に変化する。製造業就業者数等の指標値は、説明変数と関連付けられており、説明変数との間に所定の関係を有し得る。
A市と類似した地方自治体は、政府の統計資料である類似団体分類に基づいて、同じ分類名に区分されている地方自治体の中から選択される。類似対象選択部11aは、メモリ12に記憶されている類似団体区分表12b及び地方自治体と施策導入の有無との関係が登録されている表を参照して、A市と同じ分類に区分されている複数の地方自治体のうちから、工業団地を造成する施策が導入されていない地方自治体を選択する。そして、類似対象選択部11aは、選択された地方自治体の全てか又は選択された地方自治体の内の所定数の地方自治体を、複数の第1の類似自治体として選択する。類似対象選択部11aは、所定数の地方自治体を選択する場合には、例えば、人口が、A市を基準として、所定の範囲内にある地方自治体を選択してもよい。または、類似対象選択部11aは、所定数の地方自治体を選択する場合には、1次産業、2次産業又は3次産業の割合が、A市を基準として、所定の範囲内にある地方自治体を選択してもよい。
施策が導入されていない複数の第1の類似自治体の数は、次のステップにおいて算出される推定製造業就業者数に対して求められる精度に応じて適宜決定され得る。類似団体区分において、人口及び産業構造が近い地方自治体を選択する程、推定製造業就業者数の精度は向上すると考えられる。一方、類似団体区分において、人口及び産業構造が近い地方自治体を選択する程、選択される地方自治体の数は少なくなるので、回帰分析等を用いて算出される推定製造業就業者数の精度は低下する傾向にある。
次に、ステップS503において、類似対象選択部11aは、A市と類似した地方自治体であり、施策が既に導入されている複数の第2の類似自治体(請求項1における複数の参照対象に対応する)を選択する。複数の第2の類似自治体それぞれは、当該第2の類似自治体における製造業就業者数を目的変数とする説明変数が変化した時に製造業就業者数が増減する方向が、A市における製造業就業者数の説明変数が変化した時にA市の製造業就業者数が増減する方向と同じである。説明変数は、施策が当該第2の類似自治体に適用されることにより影響を受け、経時的に変化する。第2の類似自治体における製造業就業者数の説明変数は、通常、第1の類似自治体における製造業就業者数の説明変数と同じである。
類似対象選択部11aは、メモリ12に記憶されている類似団体区分表12b及び地方自治体と施策導入の有無との関係が登録されている表を参照して、A市と同じ分類名に区分されている複数の地方自治体の内から、工業団地を造成する施策が既に導入されている地方自治体を選択する。そして、類似対象選択部11aは、選択された地方自治体の全てか又は選択された地方自治体の内の所定数の地方自治体を、複数の第2の類似自治体(B市〜F市)として選択する。類似対象選択部11aは、所定数の地方自治体を選択する場合には、例えば、人口が、A市を基準として、所定の範囲内にある地方自治体を選択してもよい。または、類似対象選択部11aは、所定数の地方自治体を選択する場合には、1次産業、2次産業又は3次産業の割合が、A市を基準として、所定の範囲内にある地方自治体を選択してもよい。
図6は、施策が導入された複数の第2の類似自治体(B市〜F市)の実際の製造業就業者数の推移を示す表600を示す図である。
表600は、施策が導入された第2の類似自治体であるB市〜F市の実際の製造業就業者数と年度との関係を示している。表600に示すB市〜F市の実際の製造業就業者数と年度との関係は、メモリ12の地方自治体データ12cに登録されている。表600は、人口100万人あたりの製造業者就業者数の割合を示す。例えば、B市の2001年度の数値0.08282358は、82823.58人を意味する。B市〜F市では、施策が2009年度に導入されている。表600は、施策が導入される前の2001年度から、施策が導入された後の2012年度までの実際の製造業就業者数と年度との関係を示している。
複数の第2の類似自治体の数は、次のステップにおいて算出される推定製造業就業者数に対して求められる精度に応じて適宜決定され得る。類似団体区分において、人口及び産業構造が近い地方自治体を選択する程、推定製造業就業者数の精度は向上すると考えられる。一方、類似団体区分において、人口及び産業構造が近い地方自治体を選択する程、選択される地方自治体の数は少なくなるので、回帰分析等を用いて算出される推定製造業就業者数の精度は低下する傾向にある。
次に、S505において、プロセッサ11の推定指標値算出部11bは、複数の第2の類似自治体のそれぞれについて、当該第2の類似自治体に対して施策が仮想的に適用されなかった場合の製造業就業者数として推定される推定製造業就業者数を算出する。具体的には、推定指標値算出部11bは、複数の第2の類似自治体(B市〜F市)のそれぞれについて、第2の類似自治体の製造業就業者数を目的変数とする説明変数を求める。そして、推定指標値算出部11bは、複数の第2の類似自治体のそれぞれについて、当該第2の類似自治体の推定製造業就業者数及び説明変数の関係と、当該第2の類似自治体の説明変数とに基づいて、当該第2の類似自治体の推定製造業就業者数を算出する。
まず、推定指標値算出部11bが、製造業就業者数を目的変数とする説明変数を選択する処理について説明する。そして、推定指標値算出部11bが、第2の類似自治体の推定製造業就業者数を算出する処理について説明する。
まず、推定指標値算出部11bは、A市を含む複数の地方自治体の製造業就業者数の年度ごとの第1時系列データを、メモリ12の地方自治体データ12cから読み出す。また、推定指標値算出部11bは、A市を含む複数の地方自治体の製造業就業者数と因果関係を有する製造業就業者数以外の複数の指標の年度ごとの第2時系列データを、メモリ12の地方自治体データ12cから読み出す。製造業就業者数と因果関係を有する製造業就業者数以外の複数の指標は、製造業就業者数が変化すると、指標の値も変化し得る。この他の指標としては、例えば、人口、老人福祉施設数等が挙げられる。
第1時系列データは、A市を含む複数の地方自治体の製造業就業者数を有する列データが、年度の順番に並べられたデータ構造を有する。
第2時系列データは、A市を含む複数の地方自治体の製造業就業者数と因果関係を有する製造業就業者数以外の指標値(例えば、人口、老人福祉施設数)を有する列データが、年度の順番に並べられたデータ構造を有する。なお、第1時系列データ及び第2時系列データは、A市の情報を含まなくてもよい。
そして、推定指標値算出部11bは、製造業就業者数以外の複数の指標の年度ごとの第2時系列データのそれぞれについて、当該第2時系列データと、第1時系列データのうちの基準時の列データとの相関係数を算出する。基準時は、第1時系列データに含まれる年度の1つであり、任意に決定され得る。これにより、推定指標値算出部11bは、製造業就業者数以外の複数の指標の年度ごとの第2時系列データのそれぞれについて、年度ごとの第1時系列データのうちの基準時の列データに対する相関係数を算出する。
相関係数を求める方法は、特に限定されないが、推定指標値算出部11bは、下記式(1)を用いて、相関係数Rを算出した。
Figure 0006919706
ここで、nは、各列データが有するデータの数であり、地方自治体の数に対応する。xは、第1時系列データのうちの基準時の列データのi番目のデータの値である。yは、ある年度の第2時系列データのi番目のデータの値である。xは、第1時系列データのうちの基準時の列データの平均値である。yは、ある年度の第2時系列データの列データの平均値である。
そして、推定指標値算出部11bは、製造業就業者数以外の複数の指標のそれぞれについて算出された年度ごとの相関係数のうち、基準年に対応する相関係数以上の相関係数を、処理の対象として選択する。
そして、推定指標値算出部11bは、処理の対象として選択された相関係数を時系列に並べて、近似直線を生成する。
そして、推定指標値算出部11bは、製造業就業者数以外の複数の指標のそれぞれについて、当該指標の近似直線の傾きが正か又は負であるかを調べて、当該指標の近似直線の傾きが正である指標を、製造業就業者数と因果関係が強い指標であると判断する。
そして、推定指標値算出部11bは、製造業就業者数以外の複数の指標のうち、近似直線の傾きが正である指標の全てか、又は、所定の閾値以上の正の傾きを有する指標を、製造業就業者数に対する説明変数として選択する。所定の閾値として、例えば、正の傾きを有する指標の正の傾きの平均値してもよい。
推定指標値算出部11bは、上述した処理に基づいて、製造業就業者数を目的変数とする説明変数として、老人福祉施設数、製造品出荷額、死亡者数及び小学校児童数を選択した。
製造業就業者数と、選択された老人福祉施設数、死亡者数及び小学校児童数とが相関が高い理由として、製造業就業者数が増加すると製造業就業者の家族も増加するので、家族に含まれる老人及び小学校児童の数が増加すると考えられる。また、製造業就業者の家族も増加すると、製造業就業者の家族で亡くなるひとの数が増加すると考えられる。
また、製造業就業者数が増加すると、製造業就業者により製造される製造品の数が増加するので、製造品出荷額も増加すると考えられる。
なお、指標値と因果関係があると考えられる変数であれば、説明変数として用いることが可能であるが、説明変数は、指標値との因果関係の程度が高いことが好ましい。そこで、本実施形態では、上述した考えに基づいて、説明変数が選択される。
そして、推定指標値算出部11bは、複数の第2の類似自治体(B市〜F市)のそれぞれについて、当該第2の類似自治体の推定製造業就業者数及び説明変数の関係と、当該第2の類似自治体の説明変数とに基づいて、当該第2の類似自治体の推定製造業就業者数を算出する。第2の類似自治体の推定製造業就業者数と説明変数との関係は、例えば、傾向スコア法、マッチング法又は差分の差分析法等の公知の反事実仮想技術を用いて、複数の第1の類似自治体のそれぞれの説明変数に基づいて求められる製造業就業者数及び説明変数との関係に基づいて求められたものである。推定指標値算出部11bは、公知の反事実仮想技術を用いて、複数の第1の類似自治体のそれぞれの説明変数に基づいて求められる製造業就業者数及び説明変数との関係に基づいて、第2の類似自治体の推定製造業就業者数と説明変数との関係を求めてもよい。
図7は、施策が仮想的に導入されなかった場合の第2の類似自治体のそれぞれの推定される推定製造業就業者数の推移を示す表700を示す図である。
表700は、施策が仮想的に導入されなかった場合の複数の第2の類似自治体であるB市〜F市の製造業就業者数と年度との関係を示している。B市〜F市では、施策が2009年度に導入されているので、表700では、施策が導入された翌年度である2010年度からの製造業就業者数が示されている。
次に、ステップS507において、プロセッサ11の第1指標値差算出部11cは、複数の第2の類似自治体(B市〜F市)のそれぞれについて、当該第2の類似自治体の製造業就業者数と、当該第2の類似自治体の推定製造業就業者数との差を、当該第2の類似自治体に施策が適用された場合の製造業就業者数の差として算出する。
即ち、第1指標値差算出部11cは、2010年度から2012年度までのB市〜F市の実際の製造業就業者数のそれぞれ(図6参照)と、B市〜F市のそれぞれの推定製造業就業者数(図7参照)との差(製造業就業者数の変化量)を算出する。
図8は、施策が導入されたことによる第2の類似自治体のそれぞれの製造業就業者数の変化量を示す表800を示す図である。
複数の第2の類似自治体(B市〜F市)のそれぞれの製造業就業者数の変化量(増加数又は減少数)は、施策が導入されたことによる第2の類似自治体のそれぞれに対する効果を示す。表800に示すように、B市〜F市のそれぞれでは、各年度の製造業就業者数は、正の値を示しているので、施策が導入されたことにより増加している。
次に、ステップS509において、プロセッサ11の関係算出部11dは、複数の第2の類似自治体(B市〜F市)のそれぞれの製造業就業者数の変化量及び説明変数に基づいて、製造業就業者数の変化量と説明変数とを関係付ける関係式を算出する。ここで、関係算出部11dは、説明変数として、ステップS505において決定された老人福祉施設数、製造品出荷額、死亡者数及び小学校児童数を用いる。
関係算出部11dは、B市〜F市のそれぞれの年度ごとの老人福祉施設数、製造品出荷額、死亡者数及び小学校児童数の時系列データを、メモリ12の地方自治体データ12cから読み出す。そして、関係算出部11dは、図8に示すB市〜F市のそれぞれの製造業就業者数の変化量の年度ごとの時系列データと、メモリ12から読み出したB市〜F市のそれぞれの説明変数の時系列データとに基づいて、回帰分析を実行する。本明細書では、関係算出部11dは、下記式(2)に示す線形モデルの回帰分析を実行して、図9に示す各パラメータを求めた。
αt=θ1tXt+θ2tYt+θ3tZt+θ4tWt+Ct (2)
ここで、αtは、年度tにおける製造業就業者数の変化量であり、Xtは、年度tにおける老人福祉施設数であり、Ytは、年度tにおける製造品出荷額であり、Ztは、年度tにおける死亡者数であり、Wtは、年度tにおける小学校児童数である。θ1tはXtの係数であり、θ2tはYtの係数であり,θ3tはZtの係数であり、θ4tはWtの係数である。Ctは、年度ごとの定数である。図9は、これらの年度ごとのパラメータθ1t、θ2t、θ3t、θ4t及びCtの具体的な数値を示す表900を示す図である。
次に、ステップS511において、プロセッサ11の第2指標値差算出部11eは、A市の説明変数と、上記式(2)の関係とを用いて、A市に施策が仮想的に適用された場合の製造業就業者数の変化量を算出する。そして、第2指標値差算出部11eは、製造業就業者数の変化量と、施策が適用されていない場合のA市の製造業就業者数との和を、A市に施策が仮想的に適用された場合の製造業就業者数として算出する。
第2指標値差算出部11eは、A市の過去の製造業就業者数の変化量を算出する場合には、A市の実際の過去の年度ごとの説明変数を、メモリ12の地方自治体データ12cから読み出して、上記式(2)に適用する。
また、第2指標値差算出部11eは、A市の経時的に未来の製造業就業者数の変化量を算出する場合には、まず、施策が導入されなかった場合のA市の未来の説明変数を推定する。第2指標値差算出部11eは、施策が導入されなかった場合のA市の過去から現在までの説明変数を、従来の反事実仮想法を用いて算出し、A市の過去から現在までの説明変数に基づいて、A市の未来の説明変数を推定することができる。そして、第2指標値差算出部11eは、A市の未来の説明変数と、上記式(2)の関係とを用いて、A市に施策が仮想的に適用された場合の未来の製造業就業者数の変化量を算出する。
図10は、施策がA市に仮想的に導入された場合のA市の製造業就業者数を示す図である。
カーブC1は、2001年度から2012年度までの期間において、施策がA市に仮想的に導入された場合に求められたA市の製造業就業者数を示す。また、カーブRは、過去の2001年度から2012年度までのA市の実際の製造業就業者数を示すカーブRと、装置10が求めた、カーブC1とを比較して示す。
実際には、A市において、工業団地を造成する施策が2009年度から導入されており、カーブRは、A市の実際の製造業就業者数に基づいて作成された。実際のA市には、施策が2009年度から導入されているが、カーブC1は、施策がA市に仮想的に導入されて求められているので、カーブC1は、A市に対して施策が仮想的に適用された場合のA市の製造業就業者数を表す。
また、図10において、カーブC2は、B市〜F市において施策が導入されたことによる製造業就業者数の変化量の平均値に基づいて作成された。カーブC3は、従来の反事実仮想法を用いて、施策がA市に導入されなかった場合の仮想のA市の製造業就業者数を求めて作成された。
カーブC1は、カーブC2よりカーブRに近い値を示しており、A市の製造業就業者数の経時的変化をより正確に求めていることが分かる。
図10は、A市の過去の製造業就業者数の経時変化を示しているが、装置10は、A市の未来の製造業就業者数を算出することも可能である。装置10は、施策が導入されなかった場合のA市の未来の説明変数を、上記式(2)に代入することにより算出する。A市の未来の説明変数は、装置10が算出してもよいし、又はユーザから与えられてもよい。
上述した本実施形態の装置によれば、施策が適用されていない対象に対して、施策が仮想的に適用される場合の指標値と施策が適用されない場合の指標値との差を求めて、対象に対する施策の有効性を判断することができる。特に、対象の未来の説明変数を使用すれば、施策を導入することによる効果を推定することが可能となる。
本発明では、上述した実施形態の情報処理方法、情報処理装置及び情報処理コンピュータプログラムは、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、対象は地方自治体であるが、対象は地方自治体に限定されない。例えば、対象として、医療機関により治療を受けている患者、又は企業を用いてもよい。
対象として患者を用いる場合には、患者の指標値として、血糖値等の患者の健康状態を示す数値が挙げられる。また、対象である患者と類似した類似患者としては、対象である患者と、年齢が同じ若しくは近い患者、又は、性別が同じ患者が挙げられる。
また、対象として企業を用いる場合には、企業の指標値として、例えば、売上高、経常利益等の数値が挙げられる。また、対象である企業と類似した類似企業としては、対象である企業と、従業員、資本金又は業種が同じか又は近い企業が挙げられる。
また、上述した実施形態では、装置10が、複数の第1の類似自治体及び複数の第2の類似自治体を選択していたが、装置10は、ユーザが選択した複数の第1の類似自治体又は/及び複数の第2の類似自治体に基づいて、図5に示すステップS505以降の処理を行ってもよい。
ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、読者が、発明者によって寄与された発明及び概念を技術を深めて理解することを助けるための教育的な目的を意図する。ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、そのような具体的に述べられた例及び条件に限定されることなく解釈されるべきである。また、明細書のそのような例示の機構は、本発明の優越性及び劣等性を示すこととは関係しない。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、その様々な変更、置き換え又は修正が本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り行われ得ることが理解されるべきである。
10 情報処理装置
11 プロセッサ
11a 類似対象選択部
11b 推定指標値算出部
11c 第1指標値算出部
11d 関係算出部
11e 第2指標値算出部
12 メモリ
12a コンピュータプログラム
12b 類似団体区分表
12c 地方自治体データ
12d 記憶媒体
13 表示装置
14 入力インターフェース
15 通信インターフェース

Claims (6)

  1. 施策が既に適用されている複数の参照対象のそれぞれについて、前記施策により影響を受け、経時的に変化する所定の変数と関連づけられた、当該参照対象の指標値と、前記複数の参照対象のそれぞれについて、前記指標値及び前記所定の変数との関係に基づき算出される、前記施策が仮想的に適用されなかった場合における指標値と、の差を当該参照対象に前記施策が適用される場合の第1指標値差として算出することと、
    前記施策が適用されておらず、且つ、前記複数の参照対象と類似した対象に対し、前記施策が適用されなかった一定期間の前記所定の変数から推定された前記対象の前記所定の変数と、前記第1指標値差と前記所定の変数とを関係付けた関係式とを用いて、前記施策が仮想的に前記対象に適用される場合の前記対象の前記指標値と、前記施策が前記対象に対して適用されない場合の前記対象の前記指標値との差である第2指標値差を算出することと、
    を含む処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
  2. 前記複数の参照対象それぞれは、当該参照対象の前記所定の変数が変化した時に当該参照対象の前記指標値の増減する方向が、前記対象の前記所定の変数が変化した時に前記対象の前記指標値の増減する方向と同じであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記関係式を算出することは、前記複数の参照対象のそれぞれの前記第1指標値差及び前記所定の変数に対して、回帰分析を用いて、前記関係式を算出することを含む処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理方法。
  4. 更に、前記第1指標値差と、前記対象に対して前記施策が適用されなかった場合の前記対象の前記指標値との和を算出することを含む処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の情報処理方法。
  5. 施策が既に適用されている複数の参照対象のそれぞれについて、前記施策により影響を受け、経時的に変化する所定の変数と関連づけられた、当該参照対象の指標値と、前記複数の参照対象のそれぞれについて、前記指標値及び前記所定の変数との関係に基づき算出される、前記施策が仮想的に適用されなかった場合における指標値と、の差を当該参照対象に前記施策が適用される場合の第1指標値差として算出する第1指標値差算出部と、
    前記施策が適用されておらず、且つ、前記複数の参照対象と類似した対象に対し、前記施策が適用されなかった一定期間の前記所定の変数から推定された前記対象の前記所定の変数と、前記第1指標値差と前記所定の変数とを関係付けた関係式とを用いて、前記施策が仮想的に前記対象に適用される場合の前記対象の前記指標値と、前記施策が前記対象に対して適用されない場合の前記対象の前記指標値との差である第2指標値差を算出する第2指標値差算出部と、
    を有する処理部を備える情報処理装置。
  6. 施策が既に適用されている複数の参照対象のそれぞれについて、前記施策により影響を受け、経時的に変化する所定の変数と関連づけられた、当該参照対象の指標値と、前記複数の参照対象のそれぞれについて、前記指標値及び前記所定の変数との関係に基づき算出される、前記施策が仮想的に適用されなかった場合における指標値と、の差を当該参照対象に前記施策が適用される場合の第1指標値差として算出することと、
    前記施策が適用されておらず、且つ、前記複数の参照対象と類似した対象に対し、前記施策が適用されなかった一定期間の前記所定の変数から推定された前記対象の前記所定の変数と、前記第1指標値差と前記所定の変数とを関係付けた関係式とを用いて、前記施策が仮想的に前記対象に適用される場合の前記対象の前記指標値と、前記施策が前記対象に対して適用されない場合の前記対象の前記指標値との差である第2指標値差を算出することと、
    含む処理をプロセッサに実行させる情報処理コンピュータプログラム。
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