JP6917278B2 - ガスタービンの環状シール及びガスタービン - Google Patents

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Description

本開示は、ガスタービンの環状シール及びガスタービンに関する。
ガスタービンにおいて、燃焼器外部の圧縮空気が、燃焼器及びタービンの内部に形成される燃焼ガス通路に入り込まないようにするため、燃焼器の出口部に環状のシール部材が設けられることがある。
例えば、特許文献1及び2には、燃焼器の出口と、タービン第1段静翼の内側シュラウド及び外側シュラウドとの間を周方向にわたってシールするように、半径方向内側及び外側にそれぞれ位置する環状の内周側シール部材及び外周側シール部材を含むガスタービン燃焼器出口シール構造が開示されている。
このシール構造において、内周側シール部材には、径方向内側に向かって開口する周方向溝と、軸方向の下流側に向かって開口する周方向溝が形成されている。そして、これらの周方向溝には、燃焼器尾筒の後端部に設けられたフランジ、及び、第1段静翼の内側シュラウドの軸方向突出部がそれぞれ嵌合されている。
なお、特許文献2には、燃焼筒の出口壁の下流側に位置する1段静翼の前縁部(前方部)を上流側に延長して平坦面とした構成が記載されている。
特開2009−167905号公報 特開2001−289003号公報
しかしながら、特殊な形状の前縁部(前方部)を有する1段静翼(例えば特許文献2に記載された前縁が平坦面の1段静翼)の検討が進められる中、1段静翼の前縁部の形状変更に伴い、特許文献1及び2に記載の従来の環状シールでは、1段静翼との干渉が問題とる場合が起こり得る。
例えば特許文献1に記載されるシール構造を含む従来の環状シールでは、前縁側(前方部)において軸方向に突出する凸部が1段静翼に設けられていないことが前提となっているため、該凸部を有する1段静翼を用いる場合、従来の環状シールをそのまま用いたのでは、環状シールと1段静翼の凸部とが干渉してしまうこととなる。そこで、環状シールと1段静翼との干渉を回避することが望まれる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、1段静翼との干渉を回避しながら燃焼器出口部のシールが可能なガスタービンの環状シール及びこれを備えたガスタービンを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るガスタービンの環状シールは、
軸方向の一端側において周方向に延在するとともに、前記軸方向の前記一端側に開口する第1溝を有する第1部分と、
前記軸方向の他端側において周方向に延在するとともに、径方向に開口する第2溝を有する第2部分と、を備え、
前記第1部分は、前記径方向において互いに対向して前記第1溝を形成する一対の第1溝壁部のうち、前記第2溝の開口方向における下流側に位置する一方の第1溝壁部に前記軸方向に沿って形成された第1切欠を有する。
上記(1)の構成によれば、環状シールの第1部分は、軸方向の一端側に開口する第1溝を有するとともに、該第1溝を形成する一対の第1溝壁部の一方に軸方向に沿って形成された第1切欠を有する。これにより、1段静翼が軸方向に突出する凸部を有する場合、該凸部は、1段静翼のシュラウドの突出部が第1溝に嵌合された状態で、第1切欠に係合可能である。よって、環状シールと1段静翼との干渉を回避しながら、燃焼器出口部のシールを実現することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記第1切欠は、前記一方の第1溝壁部における前記一端側の開口端から、前記第1溝の第1溝底部に亘って設けられる。
上記(2)の構成によれば、第1切欠は、一方の第1溝壁部における一端側の開口端から、第1溝の第1溝底部に亘って設けられるので、凸部の突出量が大きい場合であっても、環状シールと1段静翼との干渉を確実に回避することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、
前記第1切欠は、
前記一方の第1溝壁部に設けられ、前記軸方向に沿って延びる第1軸方向切欠部と、
前記第1溝底部に設けられ、前記径方向に沿って延びる第1径方向切欠部と、を含む。
上記(3)の構成によれば、第1切欠は、一方の第1溝壁部に設けられた第1軸方向切欠部と、第1溝底部に設けられた第1径方向切欠部と、を含むので、凸部の突出量が大きい場合であっても、環状シールと1段静翼との干渉を確実に回避することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記第1軸方向切欠部の前記軸方向における長さは、前記第1径方向切欠部の前記径方向における長さよりも長い。
上記(4)の構成によれば、環状シールと1段静翼との干渉を回避しながら、1段静翼のシュラウドに設けられた突出部と第1溝との軸方向における嵌合長さを十分に確保できる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(2)乃至(4)の何れかの構成において、
前記第1溝底部に形成される前記第1切欠の底は、前記軸方向に沿った断面において、前記軸方向において前記一端側に向かうにつれて前記径方向にて前記第2溝の前記開口方向の上流側に向かうテーパ面を有する。
上記(5)の構成によれば、第1溝底部に形成される第1切欠の底は、上述のテーパ面を有するので、1段静翼の凸部と、環状シールとの干渉を回避しやすくなる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
前記第2部分は、前記軸方向において互いに対向して前記第2溝を形成する一対の第2溝壁部のうち、前記軸方向における前記他端側に位置する一方の第2溝壁部から、前記第2溝の第2溝底部に亘って設けられた第2切欠を有する。
上記(6)の構成によれば、環状シールの第2部分は、径方向に開口する第2溝を有するとともに、第2溝を形成する一対の第2溝壁部の一方から、第2溝の第2溝底部に亘って設けられた第2切欠を有する。これにより、例えば、第2周方向に嵌合するフランジを有する複数の燃焼筒の側壁部間に形成される空間に、上記第2切欠を介して部材(例えば、後述の径方向シール)を挿入することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)の構成において、
前記第2切欠は、
前記一方の第2溝壁部に設けられ、前記径方向に沿って延びる第2径方向切欠部と、
前記第2溝底部に設けられ、前記軸方向に沿って延びる第2軸方向切欠部と、を含む。
上記(7)の構成によれば、第2切欠は、一方の第2溝壁部に設けられた第2径方向切欠部と、第2溝底部に設けられた第2軸方向切欠部と、を含むので、第2切欠を介して該部材を確実に挿入することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)の構成において、
前記第2径方向切欠部の前記径方向における長さは、前記第2軸方向切欠部の前記軸方向における長さよりも長い。
上記(8)の構成によれば、上述のように、第2周方向に嵌合するフランジを有する複数の燃焼筒の側壁部間に形成される空間に第2切欠を介して部材(例えば、後述の径方向シール)を挿入する場合において、該部材と環状シールとの干渉を回避しながら、燃焼筒に設けられた出口フランジと第2溝との径方向における嵌合長さを十分に確保できる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(8)の何れかの構成において、
前記環状シールは、
前記周方向に配列されて前記環状シールを形成する複数の円弧シールセクションを備える。
上記(9)の構成によれば、環状シールは、周方向に配列される複数の円弧シールセクションによって形成されるので、該環状シールを含むガスタービンの組み立てが容易となる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(9)の構成において、
前記周方向に互いに隣り合う一対の前記円弧シールセクション間の分割線の少なくとも一部は、前記周方向において前記第1切欠の形成範囲とオーバラップしている。
上記(10)の構成によれば、周方向に隣り合う円弧シールセクション間の分割線の少なくとも一部は、周方向において第1切欠の形成範囲とオーバラップしているので、環状シールにおける第1切欠の加工が容易となる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(9)又は(10)の構成において、
前記周方向に互いに隣り合う一対の前記円弧シールセクション間の分割線は、
前記第1溝の第1溝底部を前記径方向に沿って通過して前記第1切欠に至る第1径方向線と、
前記第1径方向線の前記第1切欠とは反対側の端部に接続される一端を有し、前記周方向に沿って延在する周方向線と、
前記周方向線の他端に接続され、前記径方向に沿って前記第2溝の第2溝底部に至る第2径方向線と、
を含む。
上記(11)の構成によれば、円弧シールセクション間の分割線は、周方向位置が異なる第1径方向線及び第2径方向線と、第1径方向線と第2径方向線とに接続される両端を有する周方向線と、を含むので、各円弧シールセクションの軸方向における位置決めが容易であるとともに、燃焼器出口部のシールをより確実にすることができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(11)の構成において、
前記第1径方向線、前記周方向線及び前記第2径方向線は、前記周方向において前記第1切欠の形成範囲とオーバラップしている。
上記(12)の構成によれば、環状シールにおける第1切欠の加工が容易となる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(12)の何れかの構成において、
前記第1溝は、前記径方向において、前記第2溝の第2溝底部に対して前記第2溝の前記開口方向の下流側に位置する。
典型的なガスタービン燃焼器では、燃焼筒の出口フランジはガスパス(燃焼ガス通路)から離れる方向に径方向に突出するため、燃焼筒の内壁面と1段静翼のシュラウドの壁面とを滑らかに接続するためには、燃焼筒の出口フランジが嵌合する第2溝に対する、1段静翼のシュラウドの突出部が嵌合する第1溝の望ましい位置関係が存在する。
この点、上記(13)の構成によれば、径方向において、第2溝底部よりも第2溝の開口方向の下流側に第1溝を設けたので、燃焼筒の内壁面と1段静翼のシュラウドの壁面とを滑らかに接続することができる。
(14)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(13)の何れかの構成において、
前記第2溝は、前記軸方向において、前記第1溝の第1溝底部に対して前記他端側に位置する。
上記(14)の構成によれば、第1溝の第1溝底部に対して軸方向の他端側にずれた位置に第2溝を形成するようにしたので、第2溝への燃焼筒の出口フランジへの嵌合時における第1溝底部と出口フランジとの干渉を回避することができる。
(15)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(14)の構成において、
前記第1溝は、前記ガスタービンの1段静翼の内側シュラウド又は外側シュラウドから前記軸方向に突出するように前記周方向に沿って設けられた突出部が嵌合可能に構成され、
前記第2溝は、前記ガスタービンの燃焼筒の出口フランジが嵌合可能に構成される。
上記(15)の構成によれば、第1溝は、ガスタービンの1段静翼の内側シュラウド又は外側シュラウドから軸方向に突出する突出部が嵌合可能であり、第2溝は、ガスタービンの燃焼筒の出口フランジが嵌合可能であるので、環状シールによって、燃焼筒(燃焼器)の出口部をシールすることができる。
(16)幾つかの実施形態では、上記(15)の構成において、
前記第1切欠は、前記1段静翼の前方部に設けられた凸部が係合するように構成される。
上記(16)の構成によれば、第1切欠は、1段静翼の前方部に設けられた凸部が係合するように構成されるので、1段静翼の上述の突出部が第1溝に嵌合された状態で、1段静翼の凸部が第1切欠に係合可能である。よって、環状シールと1段静翼との干渉を回避しながら、燃焼筒(燃焼器)の出口部をシールすることができる。
(17)本発明の少なくとも一実施形態に係るガスタービンは、
各々が出口フランジを有し、周方向に配置される複数の燃焼筒と、
軸方向において前記燃焼筒の下流側に設けられる複数の1段静翼と、
前記燃焼筒の前記出口フランジと、前記1段静翼の外側シュラウド又は内側シュラウドの少なくとも一方と、の間に設けられる上記(1)乃至(16)の何れかに記載の環状シールと、
を備える。
上記(17)の構成によれば、環状シールの第1部分は、軸方向の一端側に開口する第1溝を有するとともに、該第1溝を形成する一対の第1溝壁部の一方に軸方向に沿って形成された第1切欠を有する。これにより、1段静翼が軸方向に突出する凸部を有する場合、該凸部は、1段静翼のシュラウドの突出部が第1溝に嵌合された状態で、第1切欠に係合可能である。よって、環状シールと1段静翼との干渉を回避しながら、燃焼器の出口部のシールを実現することができる。
(18)幾つかの実施形態では、上記(17)の構成において、
前記環状シールの前記第2部分は、前記軸方向において互いに対向して前記第2溝を形成する一対の第2溝壁部のうち、前記軸方向における前記他端側に位置する一方の第2溝壁部から、前記第2溝の第2溝底部に亘って設けられた第2切欠を有し、
前記径方向において前記第2切欠とオーバラップするように前記周方向に隣り合う一対の前記燃焼筒の側壁部間に前記径方向に沿って形成されるシール収容空間に設けられた径方向シールを備える。
上記(18)の構成によれば、環状シールの第2部分は、第2溝を形成する一対の第2溝壁部の一方から、第2溝の第2溝底部に亘って設けられた第2切欠を有し、径方向において第2切欠とオーバラップするように形成されたシール収容空間に径方向シールが設けられる。よって、第2切欠を介してシール収容空間に挿入された径方向シールによって、燃焼筒及びタービンに形成される燃焼ガス通路と、外部空間との間をシールすることができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、1段静翼との干渉を回避しながら燃焼器出口部のシールが可能なガスタービンの環状シール及びこれを備えたガスタービンが提供される。
一実施形態に係るガスタービンの概略構成図である。 一実施形態に係るガスタービンの燃焼器及びタービンの入口部分を示す概略図である。 一実施形態に係るガスタービンの燃焼器の出口部及びタービンの入口部の構成を示す図である。 一実施形態に係るガスタービンの燃焼器の出口部及びタービンの入口部の構成を示す図である。 図4に示す環状シールの部分的な外観図である。 図4に示すガスタービンの部分的な分解斜視図である。 図4に示すガスタービンの部分的な分解斜視図である。 図5に示す円弧シールセクションの周方向における端部の斜視図である。 図5に示す円弧シールセクションの周方向における端部の斜視図である。 図5に示す円弧シールセクションの周方向における端部の斜視図である。 図5に示す円弧シールセクションの周方向における端部の斜視図である。 一実施形態に係る第1切欠を示す概略図である。 一実施形態に係る第1切欠を示す概略図である。 一実施形態に係る第1切欠を示す概略図である。 一実施形態に係る第1切欠を示す概略図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、一実施形態に係るガスタービンの概略構成図である。
図1に示すように、ガスタービン1は、圧縮空気を生成するための圧縮機2と、圧縮空気及び燃料を用いて燃焼ガスを発生させるための燃焼器4と、燃焼ガスによって回転駆動されるように構成されたタービン6と、を備える。発電用のガスタービン1の場合、タービン6には不図示の発電機が連結される。
圧縮機2は、圧縮機車室10側に固定された複数の静翼16と、静翼16に対して交互に配列されるようにロータ8に植設された複数の動翼18と、を含む。
圧縮機2には、空気取入口12から取り込まれた空気が送られるようになっており、この空気は、複数の静翼16及び複数の動翼18を通過して圧縮されることで高温高圧の圧縮空気となる。
燃焼器4には、燃料と、圧縮機2で生成された圧縮空気とが供給されるようになっており、該燃焼器4において燃料が燃焼され、タービン6の作動流体である燃焼ガスが生成される。図1に示すように、ガスタービン1は、ケーシング20内にロータ8を中心として周方向に沿って複数配置された燃焼器4を有する。
タービン6は、タービン車室22によって形成される燃焼ガス通路28を有し、該燃焼ガス通路28に設けられる複数の静翼24及び動翼26を含む。
静翼24はタービン車室22側に固定されており、ロータ8の周方向に沿って配列される複数の静翼24が静翼列を構成している。また、動翼26はロータ8に植設されており、ロータ8の周方向に沿って配列される複数の動翼26が動翼列を構成している。静翼列と動翼列とは、ロータ8の軸方向において交互に配列されている。なお、複数の静翼24のうち、最も上流側に設けられる静翼24(すなわち燃焼器4に近い位置に設けられる静翼24)が1段静翼23である。
タービン6では、燃焼ガス通路28に流れ込んだ燃焼器4からの燃焼ガスが複数の静翼24及び複数の動翼26を通過することでロータ8が回転駆動され、これにより、ロータ8に連結された発電機が駆動されて電力が生成されるようになっている。タービン6を駆動した後の燃焼ガスは、排気室30を介して外部へ排出される。
図2は、一実施形態に係るガスタービン1の燃焼器4及びタービン6の入口部分を示す概略図である。
図2に示すように、ロータ8を中心として環状に複数配置される燃焼器4(図1参照)の各々は、ケーシング20により画定される燃焼器車室32に設けられた燃焼筒(燃焼器ライナ)36と、燃焼筒36内にそれぞれ配置された第1燃焼バーナ38及び第1燃焼バーナ38を囲うように配置された複数の第2燃焼バーナ40と、を含む。すなわち、ガスタービン1において、燃焼器4の燃焼筒36は、周方向に複数配置されている。
なお、燃焼器4は、燃焼ガスをバイパスさせるためのバイパス管(不図示)等の他の構成要素を備えていてもよい。
燃焼筒(燃焼器ライナ)36は、第1燃焼バーナ38及び複数の第2燃焼バーナ40の周囲に配置される内筒48と、内筒48の先端部に連結された尾筒50と、を有している。なお、内筒48と尾筒50とが一体的な燃焼筒を構成していてもよい。
第1燃焼バーナ38及び第2燃焼バーナ40は、それぞれ、燃料を噴射するための燃料ノズル(不図示)と、該燃料ノズルを囲むように配置されたバーナ筒(不図示)と、を含む。各々の燃料ノズルには、燃料ポート42,44をそれぞれ介して燃料が供給されるようになっている。また、圧縮機2(図1参照)で生成された圧縮空気が、車室入口41を介して燃焼器車室32内に供給され、該圧縮空気が燃焼器車室32から各々のバーナ筒に流入するようになっている。そして、各バーナ筒では、燃料ノズルから噴射される燃料と圧縮空気とが混合され、この混合気が燃焼筒36に流れ込み、着火されて燃焼することにより、燃焼ガスが発生するようになっている。
なお、第1燃焼バーナ38は拡散燃焼火炎を発生させるためのバーナであってもよく、第2燃焼バーナ40は予混合気を燃焼させ予混合燃焼火炎を発生させるためのバーナであってもよい。
すなわち、第2燃焼バーナ40において、燃料ポート44からの燃料と圧縮空気とが予混合されて、該予混合気がスワラ(不図示)によって主として旋回流を形成し、燃焼筒36に流れ込む。また、圧縮空気と、燃料ポート42を介して第1燃焼バーナ38から噴射された燃料とが燃焼筒36内で混合され、図示しない種火により着火されて燃焼し、燃焼ガスが発生する。このとき、燃焼ガスの一部が火炎を伴って周囲に拡散することで、各第2燃焼バーナ40から燃焼筒36内に流れ込んだ予混合気に着火されて燃焼する。すなわち、第1燃焼バーナ38から噴射された拡散燃焼用燃料による拡散燃焼火炎によって、第2燃焼バーナ40からの予混合気(予混合燃料)の安定燃焼を行うための保炎を行うことができる。その際、燃焼領域は例えば内筒48に形成され、尾筒50には形成されなくてもよい。
上述のようにして燃焼器4において燃料の燃焼により発生した燃焼ガスは、尾筒50の下流端部に位置する燃焼器4の出口部52を介して、タービン6の1段静翼23に流入する。
図3及び図4は、それぞれ、一実施形態に係るガスタービン1の燃焼器4の出口部52及びタービン6の入口部の構成を示す図である。このうち図3は周方向に沿った断面図であり、図4は径方向に沿った断面図である。
図3及び図4に示すように、軸方向において燃焼器4の出口部52よりも下流側には、複数の1段静翼が設けられている。すなわち、燃焼器4の出口部52を形成する尾筒50(燃焼筒)の下流側には、複数の1段静翼23が設けられている。
図3及び図4に示すように、複数の燃焼器4は、それぞれ、尾筒50(燃焼筒)の下流端部に位置する出口部52を有し、各燃焼器4の出口部52は、径方向(図3の紙面垂直方向)に沿って延在する側壁部54,54’を有している。ここで、周方向に隣り合う燃焼器4の出口部52のうち、一方の燃焼器4の側壁部54と、他方の燃焼器4の側壁部54’とは、互いに対向する一対の側壁部54,54’である(図3参照)。
図3に示すように、タービン6の複数の1段静翼23は、一対の側壁部54,54’の下流側の軸方向位置において、周方向に配列されている。複数の1段静翼23は、軸方向に沿って一対の側壁部54,54’の下流側に設けられる1段静翼23Aを含む。
図3及び図4に示す例示的な実施形態では、周方向において互いに対向する一対の側壁部54,54’の各々の下流側に1段静翼23Aが設けられており、これらの1段静翼23Aが周方向に複数配列されている。
また、図3に示す例示的な実施形態では、複数の1段静翼23は、周方向に隣り合う一対の1段静翼23A,23Aの間の周方向位置に設けられる他の1段静翼23Bをさらに含む。すなわち、図3に示す実施形態において、周方向に沿って配列される複数の1段静翼23を構成する1段静翼23Aと1段静翼23Bとは、周方向において交互に配置されている。
なお、幾つかの実施形態では、周方向に沿って配列される複数の1段静翼は、一対の側壁部54,54’の下流側にそれぞれ設けられる複数の1段静翼23Aのみを含んでいてもよい。
図4に示すように、1段静翼23Aは、内側シュラウド60と、内側シュラウド60よりも径方向外側に設けられる外側シュラウド62と、内側シュラウド60と外側シュラウド62との間において径方向に延びる翼型部70と、を含む。
外側シュラウド62はタービン車室22(図1参照)に支持され、1段静翼23は外側シュラウド62を介してタービン車室22に支持される。
図3及び図4に示すように、1段静翼23Aは、後縁65を含む後方部66と、後方部66よりも軸方向において上流側に位置する前方部64と、を含む。1段静翼23Aの前方部64は特殊な形状を有しており、具体的には、1段静翼23Aの前方部64は、軸方向に突出した形状の凸部68を有している。
また、図3に示すように、一対の側壁部54,54’の下流側端部には、凸部受入れ空間71が形成されており、1段静翼23Aの凸部68は、この凸部受入れ空間71に嵌合されている。
図3に示す例示的な実施形態では、凸部受入れ空間71は、一対の側壁部54,54’の下流側端55において、他方の側壁部に面する位置において径方向に延びる一対の径方向溝72,72によって形成されている。
なお、特に図示しないが、他の実施形態では、1段静翼23Aの凸部68が嵌合する凸部受入れ空間71は、一対の側壁部54,54’の何れか一方に形成されていてもよい。
図4に示すように、燃焼器4の出口部52と1段静翼23Aとの間には、環状シール74が設けられている。これにより、燃焼器車室32内の圧縮空気が、燃焼器4及びタービン6の内部に形成される燃焼ガス通路(すなわち、燃焼筒36の内部空間及びタービン6内部に形成される燃焼ガス通路28(図1参照))に入り込まないようになっている。
以下、図4〜図12を参照して、幾つかの実施形態に係る環状シール74について説明する。
図5は、図4に示す環状シール74の部分的な外観図であり、ガスタービン1を構成する環状シール74を軸方向において上流側から下流側へ向かう方向に視た図である。なお、図5には、環状シール74以外のガスタービン1の構成部品の表示を省略している。
図4及び図5に示すように、ガスタービン1は、周方向に延在する環状シール74を備えている。なお、図4及び5に示す例示的な実施形態では、ガスタービン1は、環状シール74として、周方向内側に位置する内側環状シール76と、内側環状シール76よりも周方向外側に位置する外側環状シール78と、を備えている。
以下、内側環状シール76及び外側環状シール78を、まとめて環状シール74という場合がある。
環状シール74は、周方向に配列される複数の円弧シールセクションによって形成されていてもよい。例えば、図5に示す内側環状シール76及び外側環状シール78は、それぞれ、周方向に配列される複数の円弧シールセクション76a,78aによって形成されている。
ここで、図6及び図7は、図4に示すガスタービン1の部分的な分解斜視図である。図6は、環状シール74と1段静翼23Aとの係合を説明するための図であり、図7は、環状シール74と尾筒50との係合を説明するための図である。なお、図6及び図7には、環状シール74の一例として外側環状シール78が示されているが、以下における図6及び図7を用いた外側環状シール78についての説明は、内側環状シール76にも適用可能である。また、図6及び図7においては、説明の便宜上、環状シール74の一部を切り出したものが示されており、その断面は図中において斜線を付した部分により示されている。
図4に示すように、内側環状シール76は、尾筒50(燃焼筒36)の出口部(すなわち燃焼器4の出口部52)に設けられた内側出口フランジ80(出口フランジ)と、1段静翼23Aの内側シュラウド60との間に設けられている。また、外側環状シール78は、尾筒50(燃焼筒36)の出口部に設けられた外側出口フランジ82(出口フランジ)と、1段静翼23Aの外側シュラウド62との間に設けられている(図7も参照)。
図4に示す例示的な実施形態では、尾筒50は、径方向内側及び外側の壁を形成する内側壁部51及び外側壁部53を有している。内側出口フランジ80(出口フランジ)は、尾筒50の出口部において、内側壁部51から径方向内側に突出するように形成されている。また、図4及び図7に示すように、外側出口フランジ82(出口フランジ)は、尾筒50の出口部において、外側壁部53から径方向外側に突出するように形成されている。
すなわち、出口フランジは、径方向において、燃焼筒36の内部空間及びタービン6の内部に形成される燃焼ガス通路から離れる方向に突出するように形成されている。
ガスタービン1においては、複数の燃焼器4の尾筒50が周方向に沿って配列されているので、尾筒50の内側出口フランジ80及び外側出口フランジ82も、周方向に沿って配列される。
また、図4に示すように、1段静翼23Aの内側シュラウド60及び外側シュラウド62(図6も参照)には、それぞれ、軸方向において上流側に向かって(即ち、燃焼器4に向かって)突出するように、周方向に沿って突出部61,63が設けられている。
突出部61,63は、それぞれ、内側シュラウド60及び外側シュラウド62に対し、ガスパス(燃焼ガス通路)と反対側に位置していてもよい。即ち、突出部61は、内側シュラウド60と翼型部70との接続部よりも径方向内側に位置していてもよい。また、突出部63は、外側シュラウド62と翼型部70との接続部よりも径方向外側に位置していてもよい。
図4、図6及び図7に示すように、環状シール74(内側環状シール76及び外側環状シール78)は、軸方向の下流側(一端側)において第1溝86が形成された第1部分84と、軸方向の上流側(他端側)において第2溝90が形成された第2部分88と、を有している。
図4及び図6に示すように、第1部分84の第1溝86は、径方向において互いに対向する一対の第1溝壁部92A,92Bと、一対の第1溝壁部92A,92Bの間においてこれら第1溝壁部92A,92Bを接続するように設けられる第1溝底部94と、によって形成されている。なお、一対の第1溝壁部92A,92Bのうち、以下に述べる第2溝90の開口方向(径方向内側又は外側)における下流側に位置する一方が、第1溝壁部92Aであり、第2溝90の開口方向における上流側に位置する一方が第1溝壁部92Bである。
そして、第1溝86は、周方向に延在するとともに下流側(一端側)に向かって開口しており、1段静翼23Aの突出部61,63がそれぞれ嵌合されている。すなわち、図示する実施形態において、第1溝86の開口方向は、軸方向の下流側である。
また、図4及び図7に示すように、第2部分88の第2溝90は、軸方向において互いに対向する一対の第2溝壁部96A,96Bと、一対の第2溝壁部96A,96Bの間においてこれら第2溝壁部96A,96Bを接続するように設けられる第2溝底部98と、によって形成されている。 なお、一対の第2溝壁部96A,96Bのうち、上述の軸方向における一端側(すなわち、軸方向における下流側)に位置する一方が第2溝壁部96Bであり、他端側(すなわち、軸方向における上流側)に位置する一方が第2溝壁部96Aである。
そして、第2溝90は、周方向に延在するとともに径方向に向かって開口しており、尾筒50の出口部に設けられた出口フランジ80,82が嵌合されている。なお、内側環状シール76の第2溝90は、径方向外側に向かって開口しており、尾筒50の出口部において径方向内側に向かって突出するように設けられた内側出口フランジ80が嵌合されている。また、外側環状シール78の第2溝90は、径方向内側に向かって開口しており、尾筒50の出口部において径方向外側に向かって突出するように設けられた外側出口フランジ82が嵌合されている。
すなわち、図示する実施形態において、内側環状シール76の第2溝90の開口方向は径方向外側であり、外側環状シール78の第2溝90の開口方向は径方向内側である。
なお、図4、図6及び図7に示すように、幾つかの実施形態では、第2溝を形成する一端側の第2溝壁部96Bと、第1溝底部94とは、一方向(図示する例では径方向)に連続して延在する連続部材であってもよい。
このように、尾筒50(燃焼筒36)の出口フランジと、1段静翼23Aの内側シュラウド60又は外側シュラウド62との間に設けられた環状シール74によって、燃焼器4の出口部52のシールが可能となっている。
図4及び図6に示すように、環状シール74の第1部分84は、一対の第1溝壁部92A,92Bのうち、第2溝90の開口方向における下流側に位置する第1溝壁部92Aに軸方向に沿って形成された第1切欠102を有する。そして、第1切欠102には、1段静翼23Aの前方部64に設けられた凸部68が係合するようになっている。
このように、上述した実施形態では、環状シール74の第1部分84は、軸方向の一端側(下流側)に開口する第1溝86を有するとともに、第1溝壁部92Aに軸方向に沿って形成された第1切欠102を有する。この第1切欠102に1段静翼23Aの凸部68が係合することで、環状シール74と1段静翼23Aとの干渉を回避しながら、燃焼器4の出口部におけるシールを実現することができる。
幾つかの実施形態では、例えば図6に示すように、第1切欠102は、第1溝壁部92Aにおける前記一端側(すなわち下流側)の開口端から、第1溝86の第1溝底部94に亘って設けられていてもよい。
あるいは、幾つかの実施形態では、例えば図6に示すように、第1切欠102は、第1溝壁部92Aに設けられ、軸方向に沿って延びる第1軸方向切欠部102aと、第1溝底部94に設けられ、径方向に沿って延びる第1径方向切欠部102bと、を含んでいてもよい。
この場合、第1切欠102は、第1溝壁部92Aにおける前記一端側(すなわち下流側)の開口端から、第1溝86の第1溝底部94に亘って設けられているので、1段静翼23Aの凸部68の軸方向における突出量が大きい場合であっても、環状シール74と1段静翼23Aとの干渉を確実に回避することができる。
幾つかの実施形態では、上述の第1軸方向切欠部102aの軸方向における長さL1a(図6参照)は、上述の第1径方向切欠部102bの径方向における長さL1b(図6参照)よりも長い。
この場合、環状シール74と1段静翼23Aとの干渉を回避しながら、1段静翼23Aのシュラウド(内側シュラウド60又は外側シュラウド62)に設けられた突出部61,63と第1溝86との軸方向における嵌合長さを十分に確保できる。
幾つかの実施形態では、図4及び図6に示すように、第1溝底部94に形成される第1切欠102の底(すなわち、第1径方向切欠部102b)は、軸方向に沿った断面において、軸方向において前記一端側(すなわち、軸方向における下流側)に向かうにつれて径方向にて第2溝90の開口方向の上流側(外側環状シール78の場合、径方向外側)に向かうテーパ面104を有していてもよい。
このように、第1溝底部94に形成される第1切欠102の底(第1径方向切欠部102b)が上述のテーパ面104を有することにより、1段静翼23Aの凸部68と、環状シール74との干渉を回避しやすくなる。
例えば、図6に示す例示的な実施形態では、1段静翼23Aの凸部68は、翼型部70及、内側シュラウド60及び外側シュラウド62と溶接によって接合されており、例えば、凸部68の上面と、外側シュラウド62の突出部63の軸方向端面との間に、溶接部69が形成されている。このような場合に、1段静翼23Aが環状シール74に嵌合された状態において、テーパ面104によって形成される空間に溶接部69が収容されて、溶接部69と、環状シール74との干渉を回避することができる。
また、例えば、1段静翼23Aが鋳造で作製される場合、例えば、凸部68の上面と、外側シュラウド62の突出部63の軸方向端面との間にフィレット部が形成される場合がある。このような場合には、1段静翼23Aが環状シール74に嵌合された状態において、テーパ面104によって形成される空間に上述のフィレット部が収容されて、該フィレット部と、環状シール74との干渉を回避することができる。
幾つかの実施形態では、図4及び図7に示すように、環状シール74の第2部分88は、一対の第2溝壁部96A,96Bのうち、軸方向における前記他端側(即ち上流側)に位置する一方の第2溝壁部96Aから、第2溝90の第2溝底部98に亘って設けられた第2切欠106を有する。
また、図7に示すように、周方向に隣り合う一対の燃焼器4,4の燃焼筒36の側壁部54,54’(図3参照)の間には、径方向に沿って延在するシール収容空間117が形成されている。シール収容空間117は、径方向において、環状シール74の第2切欠106とオーバラップするように形成されている。そして、このシール収容空間117には、径方向に延在する径方向シール120が挿嵌されるようになっている。
なお、径方向シール120は、軸方向において対向する一対の板材121A,121Bと、これらの板材121A,121Bの間に設けられ、軸方向に付勢するためのばね(不図示)と、を有していてもよい。そして、径方向シール120がシール収容空間117に挿嵌された状態では、板材121A,121Bがばねによって軸方向に付勢されて、シール収容空間117の壁面と面接触することにより、燃焼筒36及びタービン6に形成される燃焼ガス通路と、外部空間(例えば燃焼器車室32)との間をシールするようになっていてもよい。
このように、環状シール74の第2部分88は、第2溝90を形成する第2溝壁部96Aから、第2溝90の第2溝底部98に亘って設けられた第2切欠106を有するので、第2溝90に嵌合する出口フランジを有する複数の燃焼筒36の側壁部54,54’間に形成される空間(例えば、上述のシール収容空間117)に、上記第2切欠106を介して部材(例えば、上述の径方向シール120)を挿入することができる。
また、上述のように、第2切欠106を介してシール収容空間117に挿入された径方向シール120によって、燃焼筒36及びタービン6に形成される燃焼ガス通路と、外部空間との間をシールすることができる。
幾つかの実施形態では、例えば図7に示すように、第2切欠106は、第2溝壁部96Aに設けられ、径方向に沿って延びる第2径方向切欠部106aと、第2溝底部98に設けられ、軸方向に沿って延びる第2軸方向切欠部106bと、を含んでいてもよい。
この場合、第2切欠は106、第2溝壁部96Aに設けられた第2径方向切欠部106aと、第2溝底部98に設けられた第2軸方向切欠部106bと、を含むので、第2切欠106を介して部材(例えば、上述の径方向シール120)を確実に挿入することができる。
上述の第2径方向切欠部106aの径方向における長さL2a(図7参照)は、第2軸方向切欠部106bの軸方向における長さよりL2b(図7参照)も長くてもよい。
この場合、第2溝90に嵌合する出口フランジを有する複数の尾筒50(燃焼筒36)の側壁部54,54’間に形成される空間(例えば、上述のシール収容空間117)に第2切欠106を介して部材(例えば、後述の径方向シール120)を挿入する場合において、該部材と環状シール74との干渉を回避しながら、燃焼筒36に設けられた出口フランジ80,82と第2溝90との径方向における嵌合長さを十分に確保できる。
図4〜図7に示す例示的な実施形態では、第1切欠102は、第1溝壁部92Aにおける前記一端側(すなわち下流側)の開口端とは反対側の端部(即ち、第1溝底部94の部分)において、矩形状の形状(図12A参照)を有しているが、第1切欠102の該反対側の端部の形状は矩形に限られない。
ここで、図12A〜図12Dは、それぞれ、一実施形態に係る第1切欠102を示す概略図である。幾つかの実施形態では、第1切欠102の該反対側の端部の形状は、例えば、U字形のように曲線を含む形状(図12B及び図12C参照)や、V字形のように鋭角をなす2辺を含む形状(図12D参照)を有していてもよい。なお、第1切欠102の開口端とは反対側の端部は、第1切欠102が第1溝底部94に亘って設けられる場合は、図示するように第1溝底部94に形成されるが、他の実施形態(即ち第1切欠102が第1溝底部94まで至らない実施形態)では、上述の反対側の端部は、第1溝壁部92Aに形成されていてもよい。
また、第2切欠106についても、同様に、形状は矩形型(図12A参照)に限られず、例えば、U字形のように曲線を含む形状(図12B及び図12C参照)や、V字形のように鋭角をなす2辺を含む形状(図12D参照)を有していてもよい。
幾つかの実施形態では、環状シール74の第1溝86は、径方向において、第2溝90の第2溝底部98に対して第2溝90の開口方向の下流側(外側環状シール78の場合、径方向内側)に位置する。
この場合、燃焼筒36の出口フランジ80,82が嵌合する第2溝90に対する、1段静翼23Aのシュラウド60,62の突出部61,63が嵌合する第1溝86の位置関係を、尾筒50(燃焼筒36)の内壁面と1段静翼23Aのシュラウドの壁面とを滑らかに接続するとの観点において望ましいものにすることができる。すなわち、径方向において、第2溝底部98よりも第2溝90の開口方向の下流側に第1溝86を設けたので、尾筒50(燃焼筒36)の内壁面と1段静翼23Aのシュラウド60,62の壁面とを滑らかに接続することができる。
幾つかの実施形態では、第2溝90は、軸方向において、第1溝86の第1溝底部94に対して前記他端側(即ち、軸方向における上流側)に位置する。
この場合、第1溝86の第1溝底部94に対して軸方向の他端側(上流側)にずれた位置に第2溝90が形成されるので、第2溝90への燃焼筒36の出口フランジ80,82への嵌合時における第1溝底部94と出口フランジ80,82との干渉を回避することができる。
上述したように、環状シール74は、周方向に配列される複数の円弧シールセクションによって形成されていてもよい(図5参照)。
ここで、図8〜図11は、それぞれ、図5に示す円弧シールセクションの周方向における端部の斜視図である。図8は、外側環状シール78を形成する円弧シールセクション78aの一端部79aをA方向から視た場合の斜視図であり、図9は、同じ円弧シールセクション78aの他端部(一端部79aとは反対側の端部)79bをB方向から見た場合の斜視図である。また、図10は、内側環状シール76を形成する円弧シールセクション76aの一端部77aをC方向から視た場合の斜視図であり、図11は、同じ円弧シールセクション76aの他端部(一端部77aとは反対側の端部)77bをD方向から見た場合の斜視図である。
なお、図8〜図11中の斜線部は断面を示すものではなく、図8と図9、及び、図10と図11で、それぞれ、同種の斜線部同士が互いに向き合う面であることを示すものである。
図5に示すように、周方向に互いに隣り合う一対の円弧シールセクション76a,76a及び78a,78aの間には、分割線110が形成され、各々の分割線110は、第1径方向線112と、周方向線114と、第2径方向線116と、を含む。
図8及び図9に示すように、第1径方向線112は、円弧シールセクション76a,78aの一端部79a,77aにおける第1部分84の端面120a,124aと、該円弧シールセクションに隣接する円弧シールセクション76a,78aの他端部79b,77bにおける第1部分84の端面120b,124bと、によってそれぞれ形成される。なお、これらの端面120a,124aと、端面120b,124bとは、それぞれ、周方向において互いに向き合うように配置される。
また、図8及び図9に示すように、第2径方向線116は、円弧シールセクション76a,78aの一端部79a,77aにおける第2部分88の端面118a,122aと、該円弧シールセクションに隣接する円弧シールセクション76a,78aの他端部79b,77bにおける第2部分88の端面118b,122bと、によってそれぞれ形成される。なお、これらの端面118a,122aと、端面118b,122bとは、それぞれ、周方向において互いに向き合うように配置される。
また、図8及び図9に示すように、周方向線114は、円弧シールセクション76a,78aの一端部79a,77aにおいて、上述の端面118a,122aと端面120a,124aとを接続するように、周方向にそれぞれ延在する面119a,123aと、該円弧シールセクションに隣接する円弧シールセクション76a,78aの他端部79b,77bにおいて、上述の端面118b,122bと端面120b,124bとを接続するように、周方向にそれぞれ延在する面119b,123bと、によって形成される。なお、これらの面119a,123aと、面119b,123bとは、それぞれ、径方向において向き合うように配置される。
図5〜図11に示すように、第1径方向線112は、第1溝86の第1溝底部94を径方向に沿って通過して第1切欠102に至るように形成される。
また、周方向線114は、第1径方向線112の第1切欠102とは反対側の端部に接続される一端126を有し、周方向に沿って延在する。
また、第2径方向線116は、周方向線114の他端128に接続され、径方向に沿って第2溝90の第2溝底部98に至る。
このように、円弧シールセクション間の分割線110は、周方向位置が異なる第1径方向線112及び第2径方向線116と、第1径方向線112と第2径方向線116とに接続される両端(一端126及び他端128)を有する周方向線114と、を含むので、各円弧シールセクション76a,78aの軸方向における位置決めが容易であるとともに、燃焼器4の出口部52におけるシールを確実なものとすることができる。
幾つかの実施形態では、上述の分割線110の少なくとも一部は、周方向において第1切欠102の形成範囲とオーバラップしている。
図5〜図11に示す例示的な実施形態では、第1径方向線112、周方向線114及び第2径方向線116は、周方向において第1切欠102の形成範囲R(図5参照)とオーバラップしている。
このように、周方向に隣り合う円弧シールセクション間の分割線110の少なくとも一部が、周方向において第1切欠102の形成範囲Rとオーバラップしていることにより、環状シール74における第1切欠102の加工が容易となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 ガスタービン
2 圧縮機
4 燃焼器
6 タービン
8 ロータ
10 圧縮機車室
12 空気取入口
16 静翼
18 動翼
20 ケーシング
22 タービン車室
23A 1段静翼
23B 1段静翼
24 静翼
26 動翼
28 燃焼ガス通路
30 排気室
32 燃焼器車室
36 燃焼筒
38 第1燃焼バーナ
40 第2燃焼バーナ
41 車室入口
42 燃料ポート
44 燃料ポート
48 内筒
50 尾筒
51 内側壁部
52 出口部
53 外側壁部
54 側壁部
54’ 側壁部
55 下流側端
60 内側シュラウド
61 突出部
62 外側シュラウド
63 突出部
64 前方部
65 後縁
66 後方部
68 凸部
69 溶接部
70 翼型部
71 凸部受入れ空間
72 径方向溝
74 環状シール
76 内側環状シール
76a 円弧シールセクション
77a 一端部
77b 他端部
78 外側環状シール
78a 円弧シールセクション
79a 一端部
79b 他端部
80 内側出口フランジ
82 外側出口フランジ
84 第1部分
86 第1溝
88 第2部分
90 第2溝
92A,92B 第1溝壁部
94 第1溝底部
96A,96B 第2溝壁部
98 第2溝底部
102 第1切欠
102a 第1軸方向切欠部
102b 第1径方向切欠部
104 テーパ面
106 第2切欠
106a 第2径方向切欠部
106b 第2軸方向切欠部
110 分割線
112 第1径方向線
114 周方向線
116 第2径方向線
117 シール収容空間
118a,118b 端面
119a,119b 面
120 径方向シール
120a,120b 端面
121A,121B 板材
122a,122b 端面
123a,123b 面
124a,124b 端面
126 一端
128 他端

Claims (17)

  1. 軸方向の一端側において周方向に延在するとともに、前記軸方向の前記一端側に開口する第1溝を有する第1部分と、
    前記軸方向の他端側において周方向に延在するとともに、径方向に開口する第2溝を有する第2部分と、を備え、
    前記第1部分は、前記径方向において互いに対向して前記第1溝を形成する一対の第1溝壁部のうち、前記第2溝の開口方向における下流側に位置する一方の第1溝壁部に前記軸方向に沿って形成された第1切欠を有し、
    前記第1溝は、ガスタービンの1段静翼の内側シュラウド又は外側シュラウドから前記軸方向に突出するように前記周方向に沿って設けられた突出部が嵌合可能に構成され、
    前記第2溝は、前記ガスタービンの燃焼筒の出口フランジが嵌合可能に構成され、
    前記第1切欠は、前記1段静翼の前方部に設けられた凸部が係合するように構成された
    ガスタービンの環状シール。
  2. 軸方向の一端側において周方向に延在するとともに、前記軸方向の前記一端側に開口する第1溝を有する第1部分と、
    前記軸方向の他端側において周方向に延在するとともに、径方向に開口する第2溝を有する第2部分と、を備え、
    前記第1部分は、前記径方向において互いに対向して前記第1溝を形成する一対の第1溝壁部のうち、前記第2溝の開口方向における下流側に位置する一方の第1溝壁部に前記軸方向に沿って形成された第1切欠を有し、
    前記第1切欠は、前記一方の第1溝壁部における前記一端側の開口端から、前記第1溝の第1溝底部に亘って設けられ
    スタービンの環状シール。
  3. 前記第1切欠は、
    前記一方の第1溝壁部に設けられ、前記軸方向に沿って延びる第1軸方向切欠部と、
    前記第1溝底部に設けられ、前記径方向に沿って延びる第1径方向切欠部と、を含む
    ことを特徴とする請求項2に記載のガスタービンの環状シール。
  4. 前記第1軸方向切欠部の前記軸方向における長さは、前記第1径方向切欠部の前記径方向における長さよりも長い
    ことを特徴とする請求項3に記載のガスタービンの環状シール。
  5. 前記第1溝底部に形成される前記第1切欠の底は、前記軸方向に沿った断面において、前記軸方向において前記一端側に向かうにつれて前記径方向にて前記第2溝の前記開口方向の上流側に向かうテーパ面を有する
    請求項2乃至4の何れか一項に記載のガスタービンの環状シール。
  6. 軸方向の一端側において周方向に延在するとともに、前記軸方向の前記一端側に開口する第1溝を有する第1部分と、
    前記軸方向の他端側において周方向に延在するとともに、径方向に開口する第2溝を有する第2部分と、を備え、
    前記第1部分は、前記径方向において互いに対向して前記第1溝を形成する一対の第1溝壁部のうち、前記第2溝の開口方向における下流側に位置する一方の第1溝壁部に前記軸方向に沿って形成された第1切欠を有し、
    前記第2部分は、前記軸方向において互いに対向して前記第2溝を形成する一対の第2溝壁部のうち、前記軸方向における前記他端側に位置する一方の第2溝壁部から、前記第2溝の第2溝底部に亘って設けられた第2切欠を有す
    スタービンの環状シール。
  7. 前記第2切欠は、
    前記一方の第2溝壁部に設けられ、前記径方向に沿って延びる第2径方向切欠部と、
    前記第2溝底部に設けられ、前記軸方向に沿って延びる第2軸方向切欠部と、を含む
    ことを特徴とする請求項6に記載のガスタービンの環状シール。
  8. 前記第2径方向切欠部の前記径方向における長さは、前記第2軸方向切欠部の前記軸方向における長さよりも長い
    ことを特徴とする請求項7に記載のガスタービンの環状シール。
  9. 前記周方向に配列されて前記環状シールを形成する複数の円弧シールセクションを備える
    請求項1乃至8の何れか一項に記載のガスタービンの環状シール。
  10. 前記周方向に互いに隣り合う一対の前記円弧シールセクション間の分割線の少なくとも一部は、前記周方向において前記第1切欠の形成範囲とオーバラップしている
    請求項9に記載のガスタービンの環状シール。
  11. 前記周方向に互いに隣り合う一対の前記円弧シールセクション間の分割線は、
    前記第1溝の第1溝底部を前記径方向に沿って通過して前記第1切欠に至る第1径方向線と、
    前記第1径方向線の前記第1切欠とは反対側の端部に接続される一端を有し、前記周方向に沿って延在する周方向線と、
    前記周方向線の他端に接続され、前記径方向に沿って前記第2溝の第2溝底部に至る第2径方向線と、
    を含む
    請求項9又は10に記載のガスタービンの環状シール。
  12. 前記第1径方向線、前記周方向線及び前記第2径方向線は、前記周方向において前記第1切欠の形成範囲とオーバラップしている
    請求項11に記載のガスタービンの環状シール。
  13. 前記第1溝は、前記径方向において、前記第2溝の第2溝底部に対して前記第2溝の前記開口方向の下流側に位置する
    請求項1乃至12の何れか一項に記載のガスタービンの環状シール。
  14. 前記第2溝は、前記軸方向において、前記第1溝の第1溝底部に対して前記他端側に位置する
    請求項1乃至13の何れか一項に記載のガスタービンの環状シール。
  15. 前記第1溝は、前記ガスタービンの1段静翼の内側シュラウド又は外側シュラウドから前記軸方向に突出するように前記周方向に沿って設けられた突出部が嵌合可能に構成され、
    前記第2溝は、前記ガスタービンの燃焼筒の出口フランジが嵌合可能に構成された
    請求項乃至14の何れか一項に記載のガスタービンの環状シール。
  16. 各々が出口フランジを有し、周方向に配置される複数の燃焼筒と、
    軸方向において前記燃焼筒の下流側に設けられる複数の1段静翼と、
    前記燃焼筒の前記出口フランジと、前記1段静翼の外側シュラウド又は内側シュラウドの少なくとも一方と、の間に設けられる請求項1乃至15の何れか一項に記載の環状シールと、
    を備えるガスタービン。
  17. 各々が出口フランジを有し、周方向に配置される複数の燃焼筒と、
    軸方向において前記燃焼筒の下流側に設けられる複数の1段静翼と、
    前記燃焼筒の前記出口フランジと、前記1段静翼の外側シュラウド又は内側シュラウドの少なくとも一方と、の間に設けられる環状シールと、を備え、
    前記環状シールは、
    軸方向の一端側において周方向に延在するとともに、前記軸方向の前記一端側に開口する第1溝を有する第1部分と、
    前記軸方向の他端側において周方向に延在するとともに、径方向に開口する第2溝を有する第2部分と、を含み、
    前記第1部分は、前記径方向において互いに対向して前記第1溝を形成する一対の第1溝壁部のうち、前記第2溝の開口方向における下流側に位置する一方の第1溝壁部に前記軸方向に沿って形成された第1切欠を有し、
    前記環状シールの前記第2部分は、前記軸方向において互いに対向して前記第2溝を形成する一対の第2溝壁部のうち、前記軸方向における前記他端側に位置する一方の第2溝壁部から、前記第2溝の第2溝底部に亘って設けられた第2切欠を有し、
    前記径方向において前記第2切欠とオーバラップするように前記周方向に隣り合う一対の前記燃焼筒の側壁部間に前記径方向に沿って形成されるシール収容空間に設けられた径方向シールを備え
    スタービン。
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