JP6917136B2 - 按分処理実行装置、按分処理実行方法および按分処理実行プログラム - Google Patents

按分処理実行装置、按分処理実行方法および按分処理実行プログラム Download PDF

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Description

本発明は、按分処理実行装置、按分処理実行方法および按分処理実行プログラムに関する。
特許文献1には、土地建物等の不動産物件の民法等の関係法律に基づく競売実施に伴う競落額の配当計算、又は対象物件予想価格による配当予想計算をして、各請求権利に対する配当額を自動計算する競売配当計算方法が開示されている(段落0001等参照)。
特開2004−280857号公報
このように、金額等の配当や配分を行う際に、どの企業や個人等の配分先から優先して配分を行うべきかという優先度が存在することがある。この場合に、配分先の優先順位を考慮した上で按分処理を行い、各配分先に対して配分を行うことができる仕組みが求められている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、優先順位の高い配分先から順に按分処理を行うことができる按分処理実行装置、按分処理実行方法および按分処理実行プログラムを提供する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る按分処理実行装置は、制御部および記憶部を備える按分処理実行装置であって、前記記憶部には、配分元情報と、これに対応する配分元値と、を含む配分元明細を記憶する配分元明細データと、配分先情報と、これに対応する配分先設定値と、を含む配分先明細を記憶する配分先明細データと、前記配分元明細と前記配分先明細との組合せに対応する優先順位を記憶する優先順位データと、が格納されており、前記制御部は、前記優先順位データ中の優先順位を検出する優先順位検出手段と、当該検出した優先順位に対応する配分先明細が含む配分先設定値と、当該検出した優先順位に対応する配分元明細が含む配分元値と、に基づいて、按分処理を実行し、按分値を算出する按分処理実行手段と、を備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る按分処理実行装置は、前記記憶部には、前記算出した按分値に対する重み付け値を記憶する重み付け値マスタが更に格納されており、前記制御部は、前記算出した按分値と、前記重み付け値マスタに含まれる重み付け値と、に基づいて、重み付け計算を実行する重み付け計算実行手段を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る按分処理実行装置は、前記記憶部には、按分値を算出するための複数の計算方法を記憶する計算方法マスタが更に格納されており、前記制御部は、前記計算方法マスタに含まれる複数の計算方法に基づいて算出した、複数の按分値を比較表示する比較表示手段を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る按分処理実行装置は、前記記憶部には、按分値を算出するための複数の計算方法を記憶する計算方法マスタと、前記複数の計算方法に基づいて算出した、複数の按分値に対しての所定の選別条件を記憶する選別条件マスタと、が更に格納されており、前記制御部は、前記計算方法マスタに含まれる複数の計算方法の中から、前記選別条件マスタに含まれる所定の選別条件を満たす按分値を算出可能な計算方法を判定する計算方法判定手段を更に備えること、を特徴とする。
また、本発明に係る按分処理実行方法は、制御部および記憶部を備えた情報処理装置で実行される按分処理実行方法であって、前記記憶部には、配分元情報と、これに対応する配分元値と、を含む配分元明細を記憶する配分元明細データと、配分先情報と、これに対応する配分先設定値と、を含む配分先明細を記憶する配分先明細データと、前記配分元明細と前記配分先明細との組合せに対応する優先順位を記憶する優先順位データと、が格納されており、前記制御部で実行される、前記優先順位データ中の優先順位を検出する優先順位検出ステップと、当該検出した優先順位に対応する配分先明細が含む配分先設定値と、当該検出した優先順位に対応する配分元明細が含む配分元値と、に基づいて、按分処理を実行し、按分値を算出する按分処理実行ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る按分処理実行プログラムは、制御部および記憶部を備えた情報処理装置に実行させるための按分処理実行プログラムであって、前記記憶部には、配分元情報と、これに対応する配分元値と、を含む配分元明細を記憶する配分元明細データと、配分先情報と、これに対応する配分先設定値と、を含む配分先明細を記憶する配分先明細データと、前記配分元明細と前記配分先明細との組合せに対応する優先順位を記憶する優先順位データと、が格納されており、前記制御部に実行させるための、前記優先順位データ中の優先順位を検出する優先順位検出ステップと、当該検出した優先順位に対応する配分先明細が含む配分先設定値と、当該検出した優先順位に対応する配分元明細が含む配分元値と、に基づいて、按分処理を実行し、按分値を算出する按分処理実行ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、優先順位の高い配分先から順に按分処理を行うことができるという効果を奏する。
図1は、按分処理実行装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、記憶部106に格納されている情報および作成される情報の一例を示す図である。 図3は、按分処理の入力画面および出力画面の一例を示す図である。 図4は、平均按分方式による按分処理の一例を示す図である。 図5は、比例按分方式による按分処理の一例を示す図である。 図6は、比例按分方式による按分処理の一例を示す図である。 図7は、重み付け計算による按分処理の出力画面の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る按分処理実行装置、按分処理実行方法および按分処理実行プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[1.概要]
人、物、金等を、各配分先に対して配分する際、配分結果のシミュレーションが必要なことがある。また、どの配分先から優先して配分を行うかという優先度が存在することがある。
従来、このシミュレーションは自動化できておらず、シミュレーションは手動で行っていたため、大変な手間と労力を要していた。特に、各配分先に応じた優先度が存在する場合には、優先順位の高い配分先から順に配分を行っていくという複雑な作業が更に必要である。
そこで、本実施形態においては、例えば、縦列にとった1以上の配分元明細と横列にとった1以上の配分先明細とからなる多数のマトリックスにおいて、優先順位の高いマトリックスから順に按分処理および配分を行うことができる按分処理実行装置、按分処理実行方法および按分処理実行プログラムを提供している。
また、本実施形態においては、例えば、配分値に対する重み付けを予め設定することで、重み付けを考慮した配分値を算出できる按分処理実行装置、按分処理実行方法および按分処理実行プログラムを提供している。
そして、本実施形態においては、例えば、配分値を算出するための複数の計算式を保持でき、さらには、オペレータ独自のカスタマイズ設定を保持できる按分処理実行装置、按分処理実行方法および按分処理実行プログラムを提供している。
さらに、本実施形態においては、例えば、前記保持された複数の計算式から算出されるそれぞれの配分値を、出力前に最大値・中間値・最小値に振り分け、オペレータが希望する値(例えば最大値だけ表示)を表示できる按分処理実行装置、按分処理実行方法および按分処理実行プログラムを提供している。以下、具体的な構成および動作について説明する。
[2.構成]
本実施形態に係る按分処理実行装置100の構成について、図1を用いて説明する。図1は、按分処理実行装置100の構成の一例を示すブロック図である。
按分処理実行装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、按分処理実行装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
按分処理実行装置100は、図1に示すように、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。按分処理実行装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、按分処理実行装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、按分処理実行装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する記憶部106に格納されるデータは、サーバ200に格納されてもよい。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、配分元明細データとしてのD配分元明細106aと、配分先明細データとしてのD配分先明細106bと、優先順位データとしてのD配分優先順位106cと、重み付け値マスタおよび計算方法マスタとしてのM計算方法106eと、選別条件マスタとしてのM計算判定106fと、を備えている。
D配分元明細106aは、配分元情報と、これに対応する配分元値と、を含む配分元明細を記憶する。配分元情報は、配分元となる土地名、権利名、企業名等の組織名、人名、プロジェクト名等である。配分元値は、各配分元情報が有する金額、面積、時間等の数値である。配分元明細は、配分元情報と、これに対応する配分元値との組合せ(例えば、配分元情報=土地A、配分元値=2000万円)1つを意味する。配分元明細の数は1つ以上であればよいが、本実施形態に係る按分処理実行装置100は、配分元明細が多数存在する(例えば、土地A〜土地Eまで存在する等)場合においても、効率よく按分処理を実行することができる。
D配分先明細106bは、配分先情報と、これに対応する配分先設定値と、を含む配分先明細を記憶する。配分先情報は、配分先となる企業名等の組織名、人名等である。配分先設定値は、各配分先に対して配分可能な上限値のことであり、上限値の種類としては、金額、面積、時間等の数値である。配分先明細は、配分先情報と、これに対応する配分先設定値との組合せ(例えば、人名=田中太郎、配分先設定値=2000万円)1つを意味する。配分先明細の数は1つ以上であればよいが、本実施形態に係る按分処理実行装置100は、配分先明細が多数存在する(例えば、人名が多数存在する等)場合においても、効率よく按分処理を実行することができる。
D配分優先順位106cは、前記配分元明細と前記配分先明細との組合せに対応する優先順位を記憶する。本実施形態に係る按分処理実行装置100は、後述するように、高い優先順位を有する前記配分元明細と前記配分先明細との組合せから順に検出し、按分処理を行い、各配分先に対して配分を行う。
ここで、本実施形態に係る按分処理実行装置100を適用可能な場面ごとに分けて、D配分元明細106a、D配分先明細106bおよびD配分優先順位106cの具体的内容を説明する。
適用場面の一例として、金融機関が、不動産担保に対する自行の取分を計算する場面があげられる。この場合、配分元情報は、各不動産担保名となり、配分元値は、各不動産担保の価値(金額)となり、配分先情報は、各金融機関となり、配分先設定値は、各金融機関の配分上限金額となる。
また、別の適用場面の一例として、金融機関が、自己査定を行う場面があげられる。この場合、配分元情報は、債権情報となり、配分元値は、債権残高となり、配分先情報は、
担保保証情報となり、配分先設定値は、担保保証額となる。上記の組み合わせにより、担保保証の保全割付をシミュレーション可能となる。
さらに別の適用場面の一例として、不動産開発業者が、企業からの出資資金に応じて開発土地権利の割合を算出する場面があげられる。この場合、配分元情報は、各会社となり、配分元値は、各会社の出資金額となり、配分先情報は、土地情報となり、配分先設定値は、各土地の配分上限面積となる。
さらに別の適用場面の一例として、会社等が、従業員の会社に対する貢献度を、作業時間により評価したい場面があげられる。この場合、配分元情報は、各プロジェクトとなり、配分元値は、各プロジェクトにおける粗利益となり、配分先情報は、各従業員となり、配分先設定値は、各従業員の作業時間となる。
M計算方法106eは、前記算出した按分値に対する重み付け値および按分値を算出するための複数の計算方法を記憶する。
前記算出した按分値に対する重み付け値は、按分値の算出後に、特定の配分先に関する按分値のみを増加または減少させるために、オペレータが事前に設定できる値である。例えば、配分先として、A会社、B会社およびC会社が存在し、A会社の市場価値が高く、優先的に配分を行いたい場合には、A会社に関する重み付けとして×1.5を設定しておけば、A会社に関する按分値のみを1.5倍だけ増加させることができる。なお、重み付けを設定する際の基準は、このような市場性に限定されず、例えば、配分先の過去の業務実績や、地域性等を考慮してもよい。前記重み付け値は、記憶部106に記憶されていてもされていなくてもよいが、後述する重み付け計算実行部102cが、重み付け計算を実行する際に参照する情報であるため、記憶されていることが好ましい。
按分値を算出するための複数の計算方法は、例えば、平均按分方式、比例按分方式、カスタマイズ設定等があげられる。平均按分方式および比例按分方式の処理の詳細は、以下の[3.処理の具体例]にて説明する。カスタマイズ設定は、オペレータが自由に設定可能な計算条件であり、例えば、按分処理を優先的に行う配分元明細または配分先明細を設定したり、もしくは、按分値の端数を四捨五入するまたは切り捨てる等の設定をすることができる。前記複数の計算方法は、記憶部106に記憶されていてもされていなくてもよいが、後述する比較表示部102dが、複数の按分値を比較表示する際に参照する情報であるため、また、後述する計算方法判定部102eが、計算方法を判定する際に参照する情報であるため、記憶されていることが好ましい。
M計算判定106fは、前記複数の計算方法に基づいて算出した、複数の按分値に対しての所定の選別条件を記憶する。前記所定の選別条件として、例えば、前記複数の按分値における最大値、中間値および最小値等を設定できる。M計算判定106fは、記憶部106に記憶されていてもされていなくてもよいが、後述する計算方法判定部102eが、計算方法を判定する際に参照する情報であるため、記憶されていることが好ましい。
制御部102は、按分処理実行装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、(1)前記優先順位データ中の優先順位を検出する優先順位検出手段としての優先順位検出部102aと、(2)当該検出した優先順位に対応する配分先明細が含む配分先設定値と、当該検出した優先順位に対応する配分元明細が含む配分元値と、に基づいて、按分処理を実行し、按分値を算出する按分処理実行手段としての按分処理実行部102bと、(3)前記算出した按分値と、前記重み付け値マスタに含まれる重み付け値と、に基づいて、重み付け計算を実行する重み付け計算実行手段としての重み付け計算実行部102cと、(4)前記計算方法マスタに含まれる複数の計算方法に基づいて算出した、複数の按分値を比較表示する比較表示手段としての比較表示部102dと、(5)前記計算方法マスタに含まれる複数の計算方法の中から、前記選別条件マスタに含まれる所定の選別条件を満たす按分値を算出可能な計算方法を判定する計算方法判定手段としての計算方法判定部102eと、を備えている。これらのうち、重み付け計算実行部102c、比較表示部102dおよび計算方法判定部102eは、任意の構成要素であるが、以下に説明する理由により、制御部102に含まれることが好ましい。
以下、本実施形態に係る按分処理実行装置100が実行する処理の内容を説明する。処理の概要としては、図2に示すように、D配分元明細106aと、D配分先明細106bと、D配分優先順位106cと、に基づいて、D配分結果明細が作成される。また、任意の構成要素であるM計算方法106eおよびM計算判定106fが存在するときは、D配分結果明細に加えて、D配分結果ヘッダが作成される。以下、処理の内容を、より詳細に、図3および図7を用いて説明する。図3は、按分処理の入力画面および出力画面の一例を示す図である。図7は、重み付け計算の一例を示す図である。
(優先順位検出処理)
優先順位検出部102aは、D配分優先順位106c中の優先順位を検出する優先順位検出処理を行う。
具体的には、図3左図の入力画面には、縦列に、3つの配分元明細(1)〜(3)があり、横列に、2つの配分先明細(1)〜(2)がある。このため、マトリックスは、3×2=6個である。オペレータが、これら6個のマトリックスに、優先順位を登録し、「計算実行」を選択すると、優先順位検出部102aは、これらのマトリックスのうち、優先順位「1」が記載された3つのマトリックスを検出する。
(按分処理)
按分処理実行部102bは、前記検出した優先順位に対応する配分先明細が含む配分先設定値と、前記検出した優先順位に対応する配分元明細が含む配分元値と、に基づいて、按分処理を実行し、按分値を算出する按分処理を行う。
具体的には、優先順位「1」が記載された3個のマトリックスについて、按分値を算出する。ここで、前記検出した優先順位「1」に対応する配分先明細(1)が含む配分先設定値は、2000である。一方、前記検出した優先順位「1」に対応する配分元明細(1)〜(3)が含む配分元値は、それぞれ順に、4000、2000、2000である。
按分処理実行部102bは、横列の配分先明細・縦列の配分元明細=「明細(1)・明細(1)」について、配分先設定値2000×配分元値4000/(4000+2000+2000)=1000と算出する。同様に、「明細(1)・明細(2)」および「明細(1)・明細(3)」について、配分先設定値2000×配分元値2000/(4000+2000+2000)=500と算出する。図3右図の出力画面には、この配分結果である按分値が示されている。このようにして、按分処理実行装置100は、優先順位「1」に関する処理をすべて終了する。
按分処理実行装置100は、続いて、優先順位「2」が記載された3個のマトリックスについても、同様に、優先順位検出処理を行った後、以下の按分処理を行う。すなわち、配分元明細(1)〜(3)の残り金額は、それぞれ、4000−1000=3000、2000−500=1500、2000−500=1500となり、これらを余力額とする。この余力額3000を用いて、按分処理実行部102bは、横列の配分先明細・縦列の配分元明細=「明細(2)・明細(1)」について、配分先設定値1000×余力額3000/(3000+1500+1500)=500と算出する。同様に、「明細(2)・明細(2)」および「明細(2)・明細(3)」について、配分先設定値1000×余力額1500/(3000+1500+1500)=250と算出する。このようにして、按分処理実行装置100は、優先順位「2」に関する処理をすべて終了する。按分処理実行装置100は、優先順位「3」以上が存在する場合(図には示していない)、さらに続けて、同様に、優先順位検出処理および按分処理を行ってもよい。
なお、本例においては、まず、優先順位「1」の場合について、優先順位検出処理および按分処理を行い、つぎに、優先順位「2」の場合について、優先順位検出処理および按分処理を行うという様に、優先順位単位で繰り返しの処理を行う場合について説明した。しかしながら、按分処理実行装置100が行う処理はこれには限定されず、例えば、すべての優先順位について、優先順位検出処理のみを先に行い、つぎに、検出した優先順位に関して、按分処理を行うという様に、優先順位検出処理と按分処理とを完全に別ステップに分けて行ってもよい。
このように、本実施形態に係る按分処理実行装置100によれば、優先順位の高い配分先から順に按分処理を行うことができるため、各配分先に対する優先順位を考慮した上で、各配分先に対し正確かつ容易に配分を行うことができる。
(重み付け計算実行処理)
重み付け計算実行部102cは、前記算出した按分値と、M計算方法106eに含まれる重み付け値と、に基づいて、重み付け計算を実行する重み付け計算実行処理を行う。
具体的に、図3右図の配分先明細(1)の按分値に対する重み付け値として、1.5倍が設定されている場合について説明する。図3右図の配分先明細(1)においては、配分先設定値が、2000であり、按分値が、上から順に、1000、500、500である。重み付け値として1.5倍が設定されると、これらの値が、すべて1.5倍される。この結果を、図7に示す。図7は、重み付け計算による按分処理の出力画面の一例を示す図である。図7の配分先明細(1)に示すように、配分先設定値は、3000となり、按分値は、上から順に、1500、750、750となる。
続いて、重み付け値が設定されていない配分先明細(2)の3個のマトリックスについて按分処理が行われる。その計算方法は、図3における優先順位「2」が記載された3個のマトリックスについて行った計算と同様であるため、説明は割愛するが、按分値は、図7の配分先明細(2)に示すように、上から順に、500、250、250となる。
このように、本実施形態に係る按分処理実行装置100が、重み付け計算実行部102cを含めば、重み付けを考慮した計算を行うことができる。このため、重み付け計算実行部102cは、任意の構成要素であるが、本実施形態に係る按分処理実行装置100に含まれることが好ましい。
(比較表示処理)
比較表示部102dは、M計算方法106eに含まれる複数の計算方法に基づいて算出した、複数の按分値を比較して表示する比較表示処理を行う。
具体的には、図3右図に示しているのは、計算方法として平均按分方式を用いた場合の按分値であるが、比較表示部102dは、これと併せて、比例按分方式やカスタマイズ設定を用いて按分処理した場合の按分値も比較表示することができる。なお、比較表示部102dが比較表示する対象は、複数の計算方法に基づいて算出した複数の按分値に限定されず、例えば、前述の重み付け計算により算出した按分値であってもよい。
このように、本実施形態に係る按分処理実行装置100が、比較表示部102dを含めば、オペレータは、複数の計算方法に基づいて算出された複数の按分値を同時に参照することができる。このため、比較表示部102dは、任意の構成要素であるが、本実施形態に係る按分処理実行装置100に含まれることが好ましい。
(計算方法判定処理)
計算方法判定部102eは、M計算方法106eに含まれる複数の計算方法の中から、M計算判定106fに含まれる所定の条件を満たす按分値を算出可能な計算方法を判定する計算方法判定処理を行う。
具体的には、仮に、M計算方法106eに、計算方法として、平均按分方式、比例按分方式およびカスタマイズ設定の3つが含まれており、各計算方法により算出される按分値が、それぞれ、1000、500、250であるとする。また、M計算判定106fにおける所定の選別条件として、最大値が設定されているとする。この場合、計算方法判定部102eは、前記3つの按分値のうちの最大値である1000を算出可能な計算方法が、平均按分方式であると判定する。前記所定の選別条件(最大値)および判定された計算方法(平均按分方式)は、図3右図の左上ヘッダ部分に示すように、出力画面に表示してもよい。
このように、本実施形態に係る按分処理実行装置100が、計算方法判定部102eを含めば、オペレータは、複数の計算方法に基づいて複数の按分値が算出される場合に、希望する条件に当てはまる按分値のみを参照することができる。このため、計算方法判定部102eは、任意の構成要素であるが、本実施形態に係る按分処理実行装置100に含まれることが好ましい。
[3.処理の具体例]
本実施形態に係る処理の具体例として、平均按分方式による按分処理と比例按分方式による按分処理を、図4〜図6を用いて説明する。なお、図4〜図6において、縦列の符号(明細(1)、明細A等)は、配分元情報に対応し、縦列の物件価格は、配分元値に対応し、横列の符号(明細(1)等)は、配分先情報に対応し、横列の数字((根)50,000等)は、配分先設定値に対応する。また、各マトリックスにおける、上段は、保全額(按分値)を示し、塗りつぶした下段は、余力額(按分値−保全額)を示す。
[3−1.平均按分方式]
最初に、平均按分方式による按分処理の具体例を、図4を用いて説明する。図4は、平均按分方式による按分処理の一例を示す図である。
(第1順位計算)
まず、優先順位検出部102aは、図4に示す表における、優先順位が1位のマトリックスを検出する。優先順位が1位のマトリックスは、横列の配分先明細・縦列の配分元明細=「明細(1)・明細(1)」、「明細(1)・明細(2)」、「明細(1)・明細(3)」、「明細(2)・明細C」、「明細(3)・明細A」、「明細(4)・明細B」の6個である。按分処理実行部102bは、前記各マトリックスについて、以下の按分処理を実行する。
横列の配分先明細が明細(1)である3個のマトリックスについて説明する。「明細(1)・明細(1)」については、(根)50,000×物件価格50,686/(50,686+27,381+17,095)=26,631となり、これがマトリックス上段の保全額となる。「明細(1)・明細(2)」および「明細(1)・明細(3)」についても同様の計算をし、それぞれ、14,387および8,982がマトリックス上段の保全額となる。
横列の配分先明細が明細(2)である1個のマトリックスについて説明する。「明細(2)・明細C」については、(根)50,000×物件価格39,552/39,552=50,000となるが、物件価格39,552を上回ってしまう。このため、「明細(2)・明細C」は、物件価格39,552がマトリックス上段の保全額となる。
横列の配分先明細が明細(3)である1個のマトリックスについて説明する。「明細(3)・明細A」については、(抵残)3,700×物件価格8,070/8,070=3,700となり、これがマトリックス上段の保全額となる。
横列の配分先明細が明細(4)である1個のマトリックスについて説明する。「明細(4)・明細B」については、(根)47,000×物件価格8,676/8,676=47,000となるが、これは、物件価格8,676を上回ってしまう。このため、「明細(4)・明細B」は、物件価格8,676がマトリックス上段の保全額となる。
(第2順位計算)
続いて、優先順位検出部102aは、図4に示す表における、優先順位が2位のマトリックスを検出する。優先順位が2位のマトリックスは、横列の配分先明細・縦列の配分元明細=「明細(2)・明細(1)」、「明細(2)・明細(2)」、「明細(2)・明細(3)」、「明細(4)・明細A」、「明細(4)・明細C」の5個である。按分処理実行部102bは、前記各マトリックスについて、以下の按分処理を実行する。
横列の配分先明細が明細(2)である3個のマトリックスについて説明する。ここで、配分先明細(2)については、前述の第1順位計算において、配分先設定値である(根)50,000のうち、39,552は既に配分済であるため、50,000−39,552=10,448が、第2順位計算における配分先設定値となる。このため、「明細(2)・明細(1)」については、10,448×余力額24,055/24,055+12,994+8,113=5,565となり、これがマトリックス上段の保全額となる。「明細(2)・明細(2)」および「明細(2)・明細(3)」についても同様の計算をし、それぞれ、3,006および1,877がマトリックス上段の保全額となる。
横列の配分先明細が明細(4)である2個のマトリックスについて説明する。ここで、配分先明細(4)については、前述の第1順位計算において、配分先設定値である(根)47,000のうち、8,676は既に配分済であるため、47,000−8,676=38,324が、第2順位計算における配分先設定となる。このため、「明細(4)・明細A」については、38,324×余力額4,370/4,370=38,324となるが、これは、余力額4,370を上回ってしまう。このため、「明細(4)・明細A」は、余力額4,370がマトリックス上段の保全額となる。「明細(4)・明細C」についても同様の計算をし、0がマトリックス上段の保全額となる。
(第3順位計算)
続いて、優先順位検出部102aは、図4に示す表における、優先順位が3位のマトリックスを検出する。優先順位が3位のマトリックスは、横列の配分先明細・縦列の配分元明細=「明細(3)・明細(1)」、「明細(3)・明細(2)」、「明細(3)・明細(3)」の計3個である。按分処理実行部102bは、前記各マトリックスについて、以下の按分処理を実行する。
横列の配分先明細が明細(3)である3個のマトリックスについて説明する。ここで、配分先明細(3)については、前述の第1順位計算において、配分先設定値である3,700のうち、すべて配分済であるため、配分先設定値は0となる。このため、「明細(3)・明細(1)」については、0がマトリックス上段の保全額となる。「明細(3)・明細(2)」、「明細(3)・明細(3)」についても同様に、0がマトリックス上段の保全額となる。
(第4順位計算)
続いて、優先順位検出部102aは、図4に示す表における、優先順位が4位のマトリックスを検出する。優先順位が4位のマトリックスは、横列の配分先明細・縦列の配分元明細=「明細(4)・明細(1)」、「明細(4)・明細(2)」、「明細(4)・明細(3)」の3個である。按分処理実行部102bは、前記各マトリックスについて、以下の按分処理を実行する。
横列の配分先明細が明細(4)である3個のマトリックスについて説明する。ここで、配分先明細(4)については、前述の第1順位計算および第2順位計算において、配分先設定値である(根)47,000のうち、4,370および8,676は既に配分済であるため、47,000−4,370−8,676=33,954が配分先設定値となる。このため、「明細(4)・明細(1)」については、33,954×余力額18,490/18,490+9,988+6,236=18,085となり、これがマトリックス上段の保全額となる。「明細(4)・明細(2)」および「明細(4)・明細(3)」についても同様の計算をし、それぞれ、9,769および6,100がマトリックス上段の保全額となる。
[3−2.比例按分方式]
つぎに、比例按分方式による按分処理の具体例を、図5および図6を用いて説明する。図5および図6は、比例按分方式による按分処理の一例を示す図である。この比例按分方式においては、横列において優先順位の逆転が発生している(例えば、図5の配分元明細(3)において、優先順位が左から1→2→3ではなく、2→1→3である)場合に、優先順位が逆転しているマトリックスを、2順目の計算へと回す。本例においては、優先順位が逆転している、横列の配分先明細・縦列の配分元明細=「明細(2)・明細(3)」、「明細(2)・明細(4)」の2個のマトリックスについては、2順目の計算へと回され、それ以外のマトリックスについては、1順目で計算される。1順目を、第1回計算と、2順目を、第2回計算とし、以下に説明する。
<第1回計算>
第1回計算においては、優先順位が逆転していないマトリックスについて、以下の計算が行われ、図5に示す按分値となる。前記平均按分方式と同様の方法で、優先順位検出部102aは、優先順位が1位のマトリックスを検出し、続いて、按分処理実行部102bは、前記各マトリックスについて、按分処理を実行する。これが終了すると、前記平均按分方式と同様の方法で、優先順位が2位以降のマトリックスについても、同様の処理が行われる。
<第2回計算>
第2回計算においては、優先順位が逆転している2個のマトリックスについて、以下の計算が行われ、図6に示す按分値となる。「明細(2)・明細(3)」については、(根)60,000×第1回計算における配分元明細(3)の余力額1,412/(33,646+3,516+1,412+383)=2,174となるが、これは、余力額1,412を上回ってしまう。このため、「明細(2)・明細(3)」は、余力額である1,412がマトリックス上段の保全額となる。「明細(2)・明細(4)」についても同様の計算をし、383がマトリックス上段の保全額となる。なお、「明細(2)・明細(2)」については、(根)60,000×配分先明細(2)における配分元値33,646/(33,646+3,516+1,412+383)=51,820という計算が行われるが、これは、配分元値である33,646を上回るため、前記第1回の計算結果は変更されず、33,646がマトリックス上段の保全額となる。「明細(2)・明細A」についても同様の計算をし、3,516がマトリックス上段の保全額となる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、按分処理実行装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、按分処理実行装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて按分処理実行装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、按分処理実行装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム商品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。したがって、本明細書で説明したような処理又は処理方法を実行するためのプログラムを格納した記録媒体もまた本発明を構成することとなる。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、按分処理実行装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、按分処理実行装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、あらゆる分野において有用であるが、特に、不動産業界、金融業界等の分野において有用である。
100 按分処理実行装置
102 制御部
102a 優先順位検出部
102b 按分処理実行部
102c 重み付け計算実行部
102d 比較表示部
102e 計算方法判定部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 配分元明細データ
106b 配分先明細データ
106c 優先順位データ
106d 重み付け値マスタ
106e 計算方法マスタ
106f 選別条件マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (5)

  1. 制御部および記憶部を備える按分処理実行装置であって、
    前記記憶部には、
    配分元情報と、これに対応する配分元値と、を含む配分元明細を記憶する配分元明細データと、
    配分先情報と、これに対応する配分先設定値と、を含む配分先明細を記憶する配分先明細データと、
    前記配分元明細と前記配分先明細との組合せに対応する優先順位を記憶する優先順位データと、
    按分値を算出するための複数の計算方法を記憶する計算方法マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部は、
    前記優先順位データ中の優先順位を検出する優先順位検出手段と、
    当該検出した優先順位に対応する配分先明細が含む配分先設定値と、当該検出した優先順位に対応する配分元明細が含む配分元値と、に基づいて、前記計算方法マスタに含まれる複数の計算方法を用いて按分処理を実行し、当該複数の計算方法毎に按分値を算出する按分処理実行手段と、
    前記複数の計算方法毎に算出した按分値を比較表示する比較表示手段と、
    を備えること、
    を特徴とする按分処理実行装置。
  2. 前記記憶部には、
    前記算出した按分値に対する重み付け値を記憶する重み付け値マスタが更に格納されており、
    前記制御部は、
    前記算出した按分値と、前記重み付け値マスタに含まれる重み付け値と、に基づいて、重み付け計算を実行する重み付け計算実行手段を更に備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の按分処理実行装置。
  3. 前記記憶部には
    前記複数の計算方法毎に算出した按分値に対しての所定の選別条件を記憶する選別条件マス
    更に格納されており、
    前記制御部は、
    前記計算方法マスタに含まれる複数の計算方法の中から、前記選別条件マスタに含まれる所定の選別条件を満たす按分値を算出可能な計算方法を判定する計算方法判定手段を更に備えること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の按分処理実行装置。
  4. 制御部および記憶部を備える情報処理装置で実行される按分処理実行方法であって、
    前記記憶部には、
    配分元情報と、これに対応する配分元値と、を含む配分元明細を記憶する配分元明細データと、
    配分先情報と、これに対応する配分先設定値と、を含む配分先明細を記憶する配分先明細データと、
    前記配分元明細と前記配分先明細との組合せに対応する優先順位を記憶する優先順位データと、
    按分値を算出するための複数の計算方法を記憶する計算方法マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部で実行される、
    前記優先順位データ中の優先順位を検出する優先順位検出ステップと、
    当該検出した優先順位に対応する配分先明細が含む配分先設定値と、当該検出した優先順位に対応する配分元明細が含む配分元値と、に基づいて、前記計算方法マスタに含まれる複数の計算方法を用いて按分処理を実行し、当該複数の計算方法毎に按分値を算出する按分処理実行ステップと、
    前記複数の計算方法毎に算出した按分値を比較表示する比較表示ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする按分処理実行方法。
  5. 制御部および記憶部を備える情報処理装置に実行させるための按分処理実行プログラムであって、
    前記記憶部には、
    配分元情報と、これに対応する配分元値と、を含む配分元明細を記憶する配分元明細データと、
    配分先情報と、これに対応する配分先設定値と、を含む配分先明細を記憶する配分先明細データと、
    前記配分元明細と前記配分先明細との組合せに対応する優先順位を記憶する優先順位データと、
    按分値を算出するための複数の計算方法を記憶する計算方法マスタと、
    が格納されており、
    前記制御部に実行させるための、
    前記優先順位データ中の優先順位を検出する優先順位検出ステップと、
    当該検出した優先順位に対応する配分先明細が含む配分先設定値と、当該検出した優先順位に対応する配分元明細が含む配分元値と、に基づいて、前記計算方法マスタに含まれる複数の計算方法を用いて按分処理を実行し、当該複数の計算方法毎に按分値を算出する按分処理実行ステップと、
    前記複数の計算方法毎に算出した按分値を比較表示する比較表示ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする按分処理実行プログラム。
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