JP6916707B2 - 商品陳列棚のモニタリングシステム - Google Patents

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本発明は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットに代表される店舗の陳列棚を監視する商品陳列棚のモニタリングシステムに関するものである。
近年、コンビニエンスストアの経済的・社会的役割が増大しているが、このコンビニエンスストアは、年中無休で長時間の営業を行い、主に食品や日用雑貨等、多品種の商品を小規模な店舗で取り扱う形態の小売店である(特許文献1、2、3、4、5、6、7、8、9参照)。
この種のコンビニエンスストアは、図26や図27に示すように、店舗内に多数の陳列棚10Aが設置され、各陳列棚10Aの両側部間に、陳列領域である複数枚の棚板14が上下方向に並べて架設されており、各棚板14の表面左右横方向が複数のロケーションエリア(番地)15に区画されている。この複数のロケーションエリア15(15A、15B、15C)は、図27に示すように、棚板14の表面左右横方向に並んで隣接し、各ロケーションエリア15に複数の商品20(20A、20B、20C)がロケーション管理の観点から種類毎に陳列される。
例えば、ロケーションエリア15Aには、複数の商品20Aが整然と並べて陳列されるとともに、隣のロケーションエリア15Bには、複数の別の商品20Bが整然と並べて陳列され、さらに隣のロケーションエリア15Cには、複数の別の商品20Cが配列して陳列される。
複数の商品20は、複数のロケーションエリア15に種類毎に陳列されるのが原則ではあるが、一部の商品20の在庫数が不足したり、一部の商品20の販売が不振だったり、他の商品20の販売が好調な場合には図28に示すように、隣接する複数のロケーションエリア15A・15Bに同一種の商品20Aが陳列されることがある。また、コンビニエンスストアが混雑する時間帯等には、ロケーションエリア15Aと、隣接する複数のロケーションエリア15A・15Bの間とに、同一種の商品20Aが一部乱れて陳列されることもある(図29参照)。
商品20の陳列に際しては、先に仕入れた商品20を先に出す基本作業の先入れ先出し作業の他、お客が商品20を手にしやすい状態を確保する観点から、「前出し」と呼ばれる作業が実施される。具体的には図27ないし図29に示すように、棚板14のロケーションエリア15の前部手前側(図28の下側)の商品20が売れた場合には、棚板14のロケーションエリア15の後部奥側(図28の上側)の商品20が前部手前側に手作業で移される。
ところで、コンビニエンスストアの営業では、不特定のお客の購買意欲を刺激する方法が重要となるが、その一つとして、商品20の陳列方法があげられる。これは、商品20の陳列が乱れていたり、商品20が不足している場合には、商品販売の機会が失われ、コンビニエンスストアの売り上げに深刻な影響を及ぼすこととなるからである。そこで、陳列棚10Aをモニタリングして商品20の陳列状態の異常の有無を確認し、異常がある場合には、商品20の陳列状態の異常を解消して商品20の整頓作業や補充作業を迅速に実施する必要がある。
この点に鑑み、従来においては、店舗における陳列棚10Aを天井のカメラで撮影した映像に基づき、監視対象とする陳列棚10Aの一部の領域を固定エリアとして設定し、この固定エリアを設定した時の画像を記憶部に記憶させる固定エリア設定部と、固定エリア設定部により設定された固定エリアの画像と、店舗を撮影した映像中の固定エリアと同位置の画像との類似を判定することにより、陳列棚10Aの検出を行う棚検出部と、判定により類似しないとされたとき、固定エリアを設定した時の画像と固定エリアと同位置の画像とを並べて表示する通知画面によって、監視対象である陳列棚10Aが検出されないことをユーザに通知するアラート通知部とを備えたモニタリング装置が開発され、提案されている(特許文献1参照)。
特開2016‐099923号公報 特開2016‐42307号公報 特許第5728654号公報 特開2012‐174154号公報 特開2005‐328985号公報 特開2012‐115587号公報 特開2006‐321624号公報 特開2005‐160838号公報 特開平5‐278817号公報
従来におけるモニタリング装置は、以上のように構成され、コンビニエンスストアの店舗の陳列棚10Aを監視用のカメラで撮影して映像を得るので、所定の効果が期待できるものの、以下に示す問題がある。
以下、係る問題を説明すると、店舗の陳列棚10Aを店舗天井のカメラで撮影する場合には、陳列棚10Aと店舗天井のカメラとの間にお客等が介在するときには、光学的な死角が発生するので、陳列棚10Aの棚板14をカメラにより適切に監視することができないことがある。また、カメラ周辺の照明が不足したり、夜間に陳列棚10Aをカメラで撮影する場合には、光量が不足し、適切な映像を得ることができないおそれがある。
また、従来におけるモニタリング装置は、固定エリア設定時の画像と、店舗を撮影した映像中の固定エリアと同位置の画像とを比較してその類似関係を判定するが、固定エリア設定後、商品20の陳列が図28や図29のように変更された場合には、類似関係の判定に支障を来し、その結果、商品20の陳列状態の異常の有無を確認できないおそれがある。
以上のようにコンビニエンスストアの店舗の陳列棚10Aを監視用のカメラで撮影して映像を得る場合には、適切な監視や映像の獲得が必ずしも期待できないので、商品20の前出し作業が実施されたか否かを判別するのが困難なことがある。商品20の前出しは、見栄えを向上させて清潔感等を維持し、商品20に興味・関心を持たせ、お客の最終的な購買意思を決定付けるきわめて重要な作業なので、実施されていない場合には、コンビニエンスストアの売り上げに重大な悪影響を及ぼすこととなる。
本発明は上記に鑑みなされたもので、陳列棚を監視用のカメラで必ずしも撮影する必要がなく、商品に関する作業のうち、少なくとも商品の前出し作業が実施されたか否かを容易に判別することのできる商品陳列棚のモニタリングシステムを提供することを目的としている。
本発明においては上記課題を解決するため、商品を陳列領域に陳列する陳列棚と、この陳列棚の陳列領域の前部側に商品が接近した場合に所定の検出値を出力する近接センサと、陳列棚の陳列領域に陳列された商品の質量に応じて所定の荷重測定値を出力する荷重センサと、この荷重センサが出力した所定の荷重測定値と近接センサが出力した所定の検出値とを用いて陳列棚の陳列領域に商品が適正に陳列されたか否かを判定する判定処理手段とを含んでなることを特徴としている。
また、本発明においては上記課題を解決するため、商品を陳列領域に陳列する陳列棚と、この陳列棚の陳列領域の前部側に商品が接近した場合に所定の検出値を出力する近接センサと、陳列棚の陳列領域に陳列された商品を撮像して所定の検出値を出力する視覚センサと、この視覚センサと近接センサとが出力した所定の検出値を用いて陳列棚の陳列領域の前部側に商品が適正に陳列されたか否かを判定する判定処理手段とを含んでなることを特徴としている。
また、本発明においては上記課題を解決するため、商品を陳列領域に陳列する陳列棚と、この陳列棚の陳列領域の前部側に商品が接近した場合に所定の検出値を出力する近接センサと、陳列棚の陳列領域に陳列された商品を撮像して所定の検出値を出力するIoTデバイスと、このIoTデバイスと近接センサとが出力した所定の検出値を用いて陳列棚の陳列領域の前部側に商品が適正に陳列されたか否かを判定する判定処理手段とを含んでなることを特徴としている。
また、本発明においては上記課題を解決するため、商品を陳列領域に陳列する陳列棚と、この陳列棚の陳列領域の前部側に商品が接近した場合に所定の検出値を出力する近接センサと、陳列棚の陳列領域に陳列された商品を撮像して所定の検出値を出力する自走式ロボットと、この自走式ロボットと近接センサとが出力した所定の検出値を用いて陳列棚の陳列領域の前部側に商品が適正に陳列されたか否かを判定する判定処理手段とを含んでなることを特徴としている。
また、陳列棚の陳列領域に商品が適正に陳列されていないと判定処理手段が判定した場合に、アラートを報知するアラート報知手段を含むことが好ましい。
また、判定処理手段の判定結果と、アラート報知手段のアラートのうち、少なくともアラート報知手段のアラートを受信する通信手段を含むことが好ましい。
また、近接センサを収納する変形可能な被覆保護体を含み、この被覆保護体が陳列棚の陳列領域の前部に取り付けられることが好ましい。
また、近接センサは、可撓性を有する基材と、この基材の両面のうち、一方の面に設けられて被覆保護体に対向する変形可能な弾性部材と、これら基材と弾性部材とに形成される静電容量検出領域とを含み、静電容量検出領域が、基材の他方の面に形成される固定電極と、基材の一方の面と弾性部材との間に介在する可動電極とを備え、これら固定電極と可動電極とが基材を介し対向して組み合わされることで形成されており、
弾性部材の変形により、静電容量検出領域の固定電極に可動電極が接近して静電容量が変化した場合に、この静電容量の変化を所定の検出値に変換して出力すると良い。
また、近接センサは、基材と、この基材に形成される電極とを含み、この電極に導体と誘電体のいずれかが接近して静電容量が変化した場合に、この静電容量の変化を所定の検出値に変換して出力すると良い。
また、近接センサは、基材と、この基材の両面にそれぞれ形成される複数の電極とを含み、この複数の電極の大きさが相互に異なり、この複数の電極に交流電圧が加わるようにすることが可能である。
また、荷重センサは、固定基材と、この固定基材の両面のうち、いずれか一方の面に設けられる変形可能な弾性部材と、固定基材との間に弾性部材を挟む基材と、固定基材に形成される固定電極と、基材に形成される可動電極とを含み、弾性部材の変形により、固定電極に可動電極が接近して静電容量が変化した場合に、この静電容量の変化を所定の検出値に変換して出力すると良い。
また、荷重センサは、可撓性を有する基材と、この基材の両面のうち、一方の面に設けられる変形可能な弾性部材と、これら基材と弾性部材とに形成される静電容量検出領域とを含み、静電容量検出領域が、基材の他方の面に形成される固定電極と、基材の一方の面と弾性部材との間に介在する可動電極とを備え、これら固定電極と可動電極とが基材を介し対向して組み合わされることで形成されており、
弾性部材の変形により、静電容量検出領域の固定電極に可動電極が接近して静電容量が変化した場合に、この静電容量の変化を所定の検出値に変換して出力すると良い。
また、判定処理手段は、経営形態がチェーン形態の店舗と本部のうち、少なくとも陳列棚を有する店舗に設置されると良い。
また、判定処理手段には、近接センサからの所定の検出値を閾値と比較する機能と、比較した所定の検出値が閾値を越える場合には、陳列棚の陳列領域の少なくとも前部側に商品が適正に陳列されたと判定する機能と、比較した所定の検出値が閾値以下の場合には、陳列棚の陳列領域の少なくとも前部側に商品が適正に陳列されていないと判定する機能とを実現させることができる。
また、判定処理手段には、荷重センサからの荷重測定値を閾値と比較する機能と、近接センサからの所定の検出値を閾値と比較する機能と、比較した所定の荷重測定値が閾値を越える場合には、陳列棚の陳列領域に商品が適正に陳列されたと判定する機能と、比較した所定の荷重測定値が閾値以下の場合には、陳列棚の陳列領域に商品が適正に陳列されていないと判定する機能と、比較した所定の検出値が閾値を越える場合には、陳列棚の陳列領域の前部側に商品が適正に陳列されたと判定する機能と、比較した所定の検出値が閾値以下の場合には、陳列棚の陳列領域の前部側に商品が適正に陳列されていないと判定する機能とを実現させることが可能である。
ここで、特許請求の範囲における商品には、少なくとも各種の食品や日用雑貨等が含まれる。この商品が接近した場合には、商品が接触した場合と、商品が隙間をおいて近接した場合とが含まれる。陳列棚の陳列領域には、少なくとも商品を配置可能な陳列棚の棚台表面、底板表面、棚板等が含まれる。また、陳列棚、近接センサ、荷重センサ、視覚センサ、IoTデバイス、通信手段は、必要な数であれば良く、単数複数を特に問うものではない。近接センサとしては、少なくとも感圧タイプ、静電容量タイプ(自己容量タイプや相互容量タイプ)、磁気タイプ、赤外線タイプ、レーザタイプ、これらを組み合わせたタイプ等があげられる。
荷重センサとしては、少なくとも屈曲可能な複数のシートの間に、両面に電極薄膜が形成された圧電部材を挟み持たせたタイプ、感圧タイプ、静電容量タイプ(自己容量タイプや相互容量タイプ)等があげられる。また、判定処理手段とアラート報知手段とは別体でも良いし、一体でも良い。経営形態がチェーン形態には、少なくともフランチャイズ・チェーン形態の経営形態と、ボランタリー・チェーン形態の経営形態とが含まれる。さらに、陳列棚を有する店舗には、少なくともカー用品店、家電量販店、学習塾、コンビニエンスストア、CDレンタル店、スーパーマーケット、ドラッグストア、百貨店、ホームセンター等が含まれる。
本発明によれば、陳列棚を監視用のカメラで必ず撮影しなくても、商品に関する作業のうち、少なくとも商品の前出し作業が実施されたか否かを容易に判別することができるという効果がある。
本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの実施形態を模式的に示すシステム全体図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの実施形態における陳列棚を模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの実施形態における近接センサと被覆保護ケースとを模式的に示す断面説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの実施形態における被覆保護ケースを模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの実施形態における複数のロケーションエリアに複数の商品がそれぞれ適正に陳列された状態を模式的に示す平面説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの実施形態における棚板、商品、近接センサ、及び被覆保護ケースの関係を模式的に示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの実施形態における判定処理手段の判定処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの実施形態における商品の陳列情報を模式的に示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの実施形態における通信手段のタブレットを模式的に示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第2の実施形態における複数のロケーションエリアに複数の商品がそれぞれ陳列された状態を模式的に示す平面説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第2の実施形態における棚板、商品、近接センサ、及び被覆保護ケースの関係を模式的に示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第3の実施形態における複数のロケーションエリアに複数の商品がそれぞれ陳列された状態を模式的に示す平面説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第3の実施形態における棚板、商品、近接センサ、及び被覆保護ケースの関係を模式的に示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第4の実施形態における荷重センサを模式的に示す斜視説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第4の実施形態における判定処理手段の判定処理手順を示すフローチャートである。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第4の実施形態における棚板、複数のロケーションエリア、及び複数の商品の初期状態を模式的に示す説明図である。 図16のモニタリング状態をディスプレイに示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第4の実施形態における複数のロケーションエリアの商品が減少した状態を模式的に示す説明図である。 図18のモニタリング状態をディスプレイに示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第5の実施形態における棚板、適正に陳列された商品、及び近接センサの関係を模式的に示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第5の実施形態における棚板、複数のロケーションエリア、及び複数の商品の適正な陳列状態をディスプレイに示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第5の実施形態における棚板、不適正に陳列された商品、及び近接センサの関係を模式的に示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第5の実施形態における棚板、複数のロケーションエリア、及び複数の商品の一部不適正な陳列状態をディスプレイに示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第6の実施形態における棚板、商品、及び近接センサの関係を模式的に示す説明図である。 本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムの第7の実施形態における荷重センサと被覆保護ケースとを模式的に示す断面説明図である。 陳列棚を示す斜視説明図である。 複数のロケーションエリアに複数の商品が種類毎に並べて陳列された状態を模式的に示す説明図である。 隣接する複数のロケーションエリアに同一種の商品が陳列された状態を模式的に示す説明図である。 ロケーションエリア、及び隣接する複数のロケーションエリアの間に、同一種の商品が陳列された状態を模式的に示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態を説明すると、本実施形態における商品陳列棚のモニタリングシステムは、図1ないし図9に示すように、コンビニエンスストア1で複数の商品20を棚板14に陳列する陳列棚10と、この陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が接近した場合に所定の検出値を出力する複数の近接センサ30と、この近接センサ30の大部分を収納する変形可能な被覆保護ケース50と、近接センサ30が出力した所定の検出値を用いて陳列棚10の棚板14の少なくとも前部側に商品20が適正に陳列されたか否かを判定する判定処理手段60と、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されていないと判定処理手段60が判定した場合にアラートを報知するアラート報知手段70と、判定処理手段60の判定結果とアラート報知手段70のアラートとを受信する通信手段80とを備えるようにしている。
コンビニエンスストア1は、図1に示すように、経営形態がフランチャイズ・チェーン形態の小売店であり、店舗2内に多数の陳列棚10が設置されており、本部3と光通信等の通信ネットワークシステム4により接続される。
各陳列棚10は、図2に示すように、例えば左右両側部に車輪11を有する平面長方形の底板12と、この底板12の後部に立設される壁板13と、この壁板13の前面両側部に着脱自在に支持されて上下方向に並ぶ複数枚の棚板14とを備え、この複数枚の棚板14が商品20の陳列領域を形成する。複数枚の棚板14は、棚板14と棚板14との間に商品陳列用の空間が区画形成され、各棚板14が平面長方形に形成されており、棚板14の表面左右横方向が複数のロケーションエリア15(15A、15B、15C)に区画される。棚板14の前部は、図6に示すように、前端部16が低く起立して形成され、この前端部16が陳列された商品20の脱落を防止するよう機能する。
複数のロケーションエリア15(15A、15B、15C)は、図5や図6に示すように、棚板14の表面左右横方向、換言すれば、表面長手方向に横一列に配列され、各ロケーションエリア15が平面矩形に区画されており、複数の商品20が管理ロケーション通りに種類毎に並べて陳列される。複数の商品20の並べ方としては、特に限定されるものではないが、商品20の大きさや数に応じ、例えばロケーションエリア15の左右横方向に2列や3列等に配列される。
各近接センサ30は、特に限定されるものではないが、例えば図3や図4に示すように、可撓性と絶縁性を有する樹脂フィルム31と、この樹脂フィルム31の表面に設けられる弾性変形可能な絶縁性の弾性層35と、これら樹脂フィルム31と弾性層35とに形成されて静電容量を形成する静電容量検出領域37と、弾性層35の表面に設けられるシールド電極40と、樹脂フィルム31と静電容量検出領域37とに接続される制御部である制御装置41とを備え、静電容量検出領域37の固定電極38と可動電極39とが接近して静電容量が変化した場合に、所定の検出値を出力する感圧型の薄い静電容量型センサである。
樹脂フィルム31は、例えば寸法安定性や絶縁性に優れる薄いポリエチレンテレフタレートやポリカーボネート製等の絶縁フィルムにより、細長い平面矩形や凸字形等に形成され、後部が被覆保護ケース50から突出して制御装置41に接続される接続部32とされる。この樹脂フィルム31の裏面X方向には、複数本の帯形X電極33が所定の間隔で配列形成され、各帯形X電極33がカーボン等の導電フィラーにより印刷形成されており、帯形X電極33の一部が静電容量検出領域37の固定電極38を平面矩形に形成する。
複数本の帯形X電極33には、樹脂フィルム31の接続部32に伸びる細長い導電性の配線ライン34がそれぞれ接続され、各配線ライン34が銀ペースト等により印刷形成されており、配線ライン34が静電容量検出領域37の固定電極38及び可動電極39と制御装置41とを電気的に接続するよう機能する。
弾性層35は、弾性に優れる成形材料により細長い平面矩形の薄板に形成され、樹脂フィルム31の表面に接着材を介し覆着されて被覆保護ケース50の内面に対向しており、被覆保護ケース50の変形に伴い変形する。弾性に優れる成形材料としては、絶縁性のシリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、EPDM等があげられる。
弾性層35の裏面には、樹脂フィルム31の表面に対向する複数の凹凸部が形成され、この凹凸部の凹部分と格子を描く凸部分とには、これらを跨いでY方向に指向する帯形Y電極36がカーボン等の導電フィラーにより印刷形成されており、この帯形Y電極36の凹んだ凹部分に位置する箇所が静電容量検出領域37の可動電極39を平面矩形に形成する。
静電容量検出領域37は、樹脂フィルム31の裏面、換言すれば、帯形X電極33の一部に形成される複数の固定電極38と、樹脂フィルム31の表面と弾性層35の裏面との間、換言すれば、帯形Y電極36の一部に形成される複数の可動電極39とを備え、これら複数の固定電極38と可動電極39とが樹脂フィルム31を介し対向して組み合わされることで形成され、固定電極38と可動電極39との間に静電容量が形成される。
複数の固定電極38は、マトリクスに配列され、隣接する固定電極38同士が電気的に接続されており、帯形X電極33が帯形Y電極36と交差する部分に形成される。これに対し、複数の可動電極39は、マトリクスに配列されるとともに、隣接する可動電極39同士が電気的に接続され、帯形Y電極36が帯形X電極33と交差する部分に形成されており、スルーホール等を介し配線ライン34に接続される。
シールド電極40は、弾性層35の表面に積層形成されて静電容量検出領域37の反対側に位置し、図示しない配線ラインを介し接地されており、接地電極として静電気等に伴うノイズを除去するよう機能する。このシールド電極40は、導電性の材料、例えば導電ペースト等により弾性層35の表面に印刷される。
制御装置41は、帯形X電極33と帯形Y電極36とに配線ライン34を介し電気的に接続されるとともに、判定処理手段60に通信システムを介して接続され、弾性層35の変形に伴い、静電容量検出領域37の固定電極38と可動電極39とが接近して静電容量が変化した場合に、この静電容量の変化を所定の検出値に変換して判定処理手段60に出力(送信)する。この制御装置41は、判定処理手段60との間で所定のデータ(例えば、商品データ等)を送受信するよう機能する。
被覆保護ケース50は、図3や図4に示すように、所定の樹脂を含有した成形材料により、薄く細長い変形可能なケースに成形され、近接センサ30の接続部32と制御装置41以外を着脱自在に収納し、近接センサ30を外部の汚れや結露等から保護する。成形材料の所定の樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えばアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等があげられる。
被覆保護ケース50は、必要に応じ、伸長形成されて複数のロケーションエリア15を横切るよう棚板14の前端部16内面に装着されたり、各ロケーションエリア15に対応するよう棚板14の前端部16内面の長手方向に並べて装着される(図5、図6参照)。このような被覆保護ケース50は、収納した近接センサ30の弾性層35側をロケーションエリア15に陳列された商品20の前部下方に接触可能に対向させる。
判定処理手段60は、図1に示すように、近接センサ30の制御装置41に通信システムを介して接続される判定用のコンピュータと、このコンピュータによる判定結果等を表示するディスプレイとを備え、コンビニエンスストア1の店舗2と本部3とにそれぞれ設置される。コンピュータには、棚板14や複数のロケーションエリア15に関する情報が予め入力される。
判定処理手段60のコンピュータは、CPUがRAM領域を作業領域としてハードディスクに記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、所定の機能を実現する。すなわち、判定処理手段60は、図7に示すように、近接センサ30からの所定の検出値を受信するまで待機する(S1)機能と、近接センサ30からの所定の検出値を受信する(S2)機能と、近接センサ30からの所定の検出値を閾値と比較する(S3)機能と、比較の結果、比較した所定の検出値が閾値を越える場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたと判定するとともに、陳列された商品20の陳列情報をディスプレイに表示する(S4)機能と、比較の結果、比較した所定の検出値が閾値以下の場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されていないと判定・警告する(S5)機能とを実現する。
閾値は、ロケーションエリア15に陳列される商品20の特徴(例えば、重いか軽いか、硬いか柔らかいか、割れやすいか等)、近接センサ30の検出感度、棚板14の前端部16と商品20との距離がどの程度で前出しされた商品20の見栄えが良くなるか等を考慮して設定され、コンピュータに予め入力される。また、商品20の陳列情報としては、特に限定されるものではないが、例えば複数枚の棚板14と複数の商品ロケーションに対応した管理ロケーションの符号付きの表情報61等があげられる(図8参照)。商品20の陳列情報は、商品20の適正な陳列情報の他、商品20の適正・不適正が混在した陳列情報でも良い。
アラート報知手段70は、図1に示すように、例えば各判定処理手段60のコンピュータやディスプレイと共有化される。このアラート報知手段70は、コンピュータが比較した近接センサ30の所定の検出値が閾値以下であり、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されていないと判定された場合には、ディスプレイに画像表示された商品20の陳列情報中の不適正部分を強調表示したり、ディスプレイに「警告」や「NG」の文字を強調表示して報知する。報知する場合には、文字表示しても良いが、音声や警告音等により報知しても良い。
通信手段80は、図1や図9に示すように、例えば店員や本部3の担当者の携帯電話、携帯型PC、タブレット81等からなり、コンビニエンスストア1の店舗2と本部3との通信ネットワークシステム4に接続される。この通信手段80は、例えばタブレット81の場合、ディスプレイに画像表示された商品20の陳列情報と同内容の商品20の陳列情報が表示(図8参照)されたり、専用のアラート文章が文字表示される(図9参照)。
上記構成において、陳列棚10の棚板14の複数のロケーションエリア15に複数の商品20をそれぞれ陳列して前出しする場合には、各ロケーションエリア15の前後方向に複数の商品20を配列し、最前列の商品20を棚板14の前端部16の被覆保護ケース50に接触させる。この際、判定処理手段60は、近接センサ30からの所定の検出値を受信するまで待機する(S1)。
商品20と被覆保護ケース50とが接触すると、被覆保護ケース50が僅かに変形して近接センサ30の弾性層35を変形させるとともに、樹脂フィルム31を撓ませ、静電容量検出領域37の固定電極38と可動電極39との間の静電容量が変化し、制御装置41が静電容量の変化を所定の検出値に変換して判定処理手段60に出力する。
すると、判定処理手段60は、所定の検出値を受信し(S2)、近接センサ30からの所定の検出値を閾値と比較し(S3)、比較の結果、比較した所定の検出値が閾値を越える場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたと判定するとともに、陳列された商品20の陳列情報をディスプレイに画像表示する(S4)。このディスプレイの画像表示により、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に前出しされたのを確認することができ、商品20の前出し作業を終了したり、別の商品20の前出し作業に着手することができる。
これに対し、判定処理手段60が近接センサ30からの所定の検出値と閾値とを比較し、比較した所定の検出値が閾値以下の場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されていないと判定され(S5)、アラート報知手段70がディスプレイに表示して報知する。このディスプレイの報知により、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に前出しされておらず、商品20の前出し作業の不備や商品20の減少を把握することができるので、商品20の前出し作業を実施して商品20を整理整頓し、商品20の見栄えを向上させたり、商品20の販売促進を図ることができる。この前出し作業の際、商品補充の必要性、商品20の陳列乱れ、商品20の在庫不足を併せて確認することができるので、商品管理を徹底してサービスレベルの低下を有効に防止することができる。
上記によれば、コンビニエンスストア1の店舗2の陳列棚10を監視用のカメラではなく、近接センサ30によりリアルタイムでモニタリングするので、商品20の前出し作業が実施されたか否かを容易に判別することができる。したがって、商品20の見栄えを向上させて清潔感等を維持し、商品20に興味・関心を持たせ、お客の最終的な購買意思を決定付けることができる。また、高価な複数のカメラを特に設置する必要がないので、コスト削減が大いに期待できる。
また、時間を要する映像の画像解析を特に要しないので、判定作業の迅速化を図ることができ、高価な解析ソフトを省略することができる。また、棚板14のロケーションエリア15や商品ロケーションを特に変更する必要がないので、商品20の管理作業が煩雑化するのを防止することが可能になる。また、多数の商品20の中から、補充の必要性のある商品陳列整理を要する商品20、在庫不足の商品20を短時間で把握することが可能となるので、店員の作業負担を大幅に軽減して深刻な人手不足の問題に対応することができる。
また、商品20毎に検知センサを設置する必要がないので、導入コストの大幅な抑制が大いに期待できる。また、本部3に判定処理手段60を設置すれば、店舗2の商品管理状況を容易に把握することができるので、本部3が問題のある店舗2に適切にアドバイスして売り上げを向上させることが可能になる。さらに、通信手段80を活用すれば、商品管理の担当者が移動中にも店舗2の商品管理状況を容易に把握することができるので、店舗2を適切に指導して売り上げを向上させることができる。
次に、図10と図11は本発明の第2の実施形態を示すもので、この場合には、陳列棚10の棚板14の前部表面に、複数の被覆保護ケース50にそれぞれ収納された近接センサ30を設置し、この複数の近接センサ30をロケーションエリア15の前後方向に間隔をおいて配列し、各近接センサ30を棚板14の左右横方向に伸びる細長い平板形に形成して複数の商品20を搭載可能とするようにしている。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、近接センサ30の設置数を増やすことにより、商品20が適正に前出しされたか否かを高精度に検出することができ、しかも、近接センサ30のレイアウトの多様化を図ることができるのは明らかである。
次に、図12と図13は本発明の第3の実施形態を示すもので、この場合には、陳列棚10の棚板14の前部表面や前端部16に、複数の被覆保護ケース50にそれぞれ収納された近接センサ30を縦横に立体的に設置するようにしている。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、近接センサ30のレイアウトの多様化を図ることができるのは明らかである。
次に、図14ないし図19は本発明の第4の実施形態を示すもので、この場合には、近接センサ30の他、陳列棚10の棚板14の複数のロケーションエリア15に陳列された商品20の質量(重量)を計測して所定の荷重測定値を出力する可撓性の薄い荷重センサ90を備え、この荷重センサ90が出力した所定の荷重測定値と近接センサ30が出力した所定の検出値とを用いて陳列棚10の棚板14のロケーションエリア15に商品20が適正に陳列されたか否かを判定処理手段60に判定させるようにしている。
荷重センサ90は、特に限定されるものではないが、例えば図14に示すように、屈曲可能な一対のゴムシート91の間に、表裏面に電極薄膜が配列された薄膜の圧電フィルム92を挟持させた平面矩形のシート構造に構成され、棚板14のロケーションエリア15に配置されて複数の商品20を搭載可能とされるとともに、通信機能を有する制御部である制御基板に近接センサ30と共に電気的に接続される。制御基板は、判定処理手段60のコンピュータと接続され、判定処理手段60との間で所定のデータ(例えば、商品データ等)を送受信するよう機能する。
判定処理手段60のコンピュータは、CPUがRAM領域を作業領域としてハードディスクに記憶された所定のプログラムを読み込むことにより、所定の機能を実現する。すなわち、判定処理手段60は、図15に示すように、荷重センサ90からの所定の荷重測定値と近接センサ30からの所定の検出値を受信するまで待機する(S6)機能と、荷重センサ90の所定の荷重測定値と近接センサ30の所定の検出値と受信する(S7)機能と、荷重センサ90からの荷重測定値を閾値と比較する(S8)機能と、近接センサ30からの所定の検出値を閾値と比較する(S9)機能と、比較した所定の荷重測定値が閾値を越える場合には、陳列棚10の棚板14に商品20が適正に陳列されたと判定するとともに、陳列された商品20の陳列情報をディスプレイに表示する(S10)機能と、比較した所定の荷重測定値が閾値以下の場合には、陳列棚10の棚板14に商品20が適正に陳列されていないと判定・警告する(S11)機能と、比較した所定の検出値が閾値を越える場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたと判定するとともに、陳列された商品20の陳列情報をディスプレイに表示する(S10)機能と、比較した所定の検出値が閾値以下の場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されていないと判定・警告する(S12)機能とを実現する。
上記構成において、陳列棚10の棚板14の複数のロケーションエリア15に複数の商品20がそれぞれ陳列して適正に前出しされている場合(図16参照)には、比較した所定の荷重測定値が閾値を越え、しかも、比較した所定の検出値が閾値を越えているので、棚板14の複数のロケーションエリア15に複数の商品20が適正に陳列されたと判定されるとともに、棚板14の複数のロケーションエリア15の前部側に商品20が適正に陳列されたと判定される。
この判定により、商品20の適正な陳列情報がディスプレイに表示され、このディスプレイの表示により、棚板14の複数のロケーションエリア15に複数の商品20が適正に陳列され、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に前出しされたのを確認することができる(図17参照)。
これに対し、コンビニエンスストア1の営業時にロケーションエリア15Aの商品20Aが販売され、ロケーションエリア15Aの商品数が減少した場合(図18の左側参照)には、比較した所定の荷重測定値が閾値以下となるものの、比較した所定の検出値が閾値を越えているので、棚板14のロケーションエリア15Aに複数の商品20Aが適正に陳列されていないと判定されるとともに、棚板14のロケーションエリア15Aの前部側に商品20Aが適正に陳列されていると判定される。
この判定により、商品20の一部不適正な陳列情報がディスプレイに表示され、このディスプレイの表示により、棚板14のロケーションエリア15Aに必要数の商品20Aが適正に陳列されておらず、商品20Aの減少を把握することができるので、商品20Aを補充して整理整頓し、商品20Aの見栄えを向上させたり、商品20Aの販売促進を図ることができる(図19の左側参照)。この補充作業の際、商品20Aの陳列乱れ、商品20Aの在庫不足を併せて確認することができるので、商品管理を徹底してサービスレベルの低下を有効に防止することができる。
また、コンビニエンスストア1の営業時にロケーションエリア15B・15Cの商品20B・20Cが販売され、ロケーションエリア15B・15Cの商品数が減少した場合(図18の右側と中央参照)には、比較した所定の荷重測定値と所定の検出値とがそれぞれ閾値以下となるので、棚板14のロケーションエリア15B・15Cに複数の商品20B・20Cが適正に陳列されていないと判定されるとともに、棚板14のロケーションエリア15B・15Cの前部側に商品20B・20Cが適正に陳列されていないと判定される。
係る判定により、商品20の不適正な陳列情報がディスプレイに表示され、このディスプレイの表示により、棚板14のロケーションエリア15B・15Cに必要数の商品20B・20Cが適正に陳列されていないこと、及びロケーションエリア15B・15Cの前部側に商品20B・20Cが適正に前出しされておらず、商品20B・20Cの前出し作業の必要性や減少を把握することができるので、商品20B・20Cの前出し作業を実施して商品20B・20Cを整理整頓し、商品20B・20Cの見栄えを向上させたり、商品20B・20Cの販売促進を図ることができる(図19の右側と中央参照)。この前出し作業の際、商品補充の必要性、商品20B・20Cの陳列乱れ、商品20B・20Cの在庫不足を併せて確認することができるので、商品管理を徹底してサービスレベルを著しく向上させることができる。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、商品20の前出し作業が実施されたか否かを容易に判別することができる他、商品20の補充作業が必要か否かをも併せて判別することができる。また、機械式の秤を用いて複数の商品20の質量を測定するのではなく、薄く軽い静電容量タイプの荷重センサ90を用いることができるので、構造の複雑化や煩雑化、管理の煩雑化を防止し、小型化とコスト削減を図ることが可能となる。
次に、図20ないし図23は本発明の第5の実施形態を示すもので、この場合には、棚板14の前端部16に、棚板14の前部側に商品20が接近して陳列された場合に所定の検出値を出力する近接センサ30Aを設置し、この近接センサ30Aを接触式ではなく、非接触式の静電容量センサとするようにしている。
近接センサ30Aは、特に限定されるものではないが、例えば棚板14の前端部16に粘着される可撓性の薄く軽い樹脂フィルムを備え、この絶縁性の樹脂フィルムに、1以上の必要数の電極がパターン形成され、この電極の周囲の静電容量を検出することができる範囲、すなわち、棚板14の前部側との間にモニタリング範囲42を形成する(図20、図22参照)。
可撓性の樹脂フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリイミド、TAC、COP、アクリル樹脂等、可撓性の材料が選択される。可撓性が不要な場合には、樹脂フィルムではなく、誘電率が高い樹脂であれば使用可能である。また、電極は、銀、銅等の金属粒子、カーボン粒子、導電性ポリマー等を含む導電性インクにより、パターン印刷形成されたり、銅、アルミニウム、ニッケル、クロム、亜鉛、金等の各種金属が真空蒸着等により成膜される。
このような近接センサ30Aは、モニタリング範囲42内に陳列されていた最前列の商品20が取り除かれると、モニタリング範囲42の静電容量が変化し、この静電容量の変化により、制御装置41が静電容量の変化を所定の検出値に変換して判定処理手段60に出力する。
すると、判定処理手段60は、所定の検出値を受信し、近接センサ30Aからの所定の検出値を閾値と比較する。比較した所定の検出値が閾値以下となる場合、判定処理手段60は、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されていないと判定するとともに、アラート報知手段70がディスプレイに表示して報知する(図23参照)。このディスプレイの報知により、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に前出しされておらず、商品20の前出し作業の不備や商品20の減少を把握することができるので、商品20の前出し作業を実施して商品20を整理整頓し、商品20の見栄えを向上させたり、商品20の販売促進を図ることができる。
これに対し、比較の結果、比較した所定の検出値が閾値を越える場合、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたと判定するとともに、陳列された商品20の陳列情報をディスプレイに画像表示する(図21参照)。このディスプレイの画像表示により、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に前出しされたのを確認することができ、商品20の前出し作業を終了したり、別の商品20の前出し作業に着手することができる。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、棚板14の前端部16の被覆保護ケース50に最前列の商品20を接触させる必要がないので、商品20の前出しや陳列の自由度を向上させたり、近接センサ30Aの摩耗劣化を防止することができる。
なお、近接センサ30Aの絶縁性の樹脂フィルムの表裏両面に、大きさの異なる電極をそれぞれパターン印刷形成し、この複数の電極間に交流電圧を印加することにより、周囲に電気力線を出力させ、棚板14の前部側との間にモニタリング範囲42を形成するようにしても良い。このような近接センサ30Aは、モニタリング範囲42内に最前列の商品20が陳列されて静止すると、電気力線の一部が最前列の商品方向に向くので、電極間の静電容量が変化し、この静電容量の変化により、制御装置41が静電容量の変化を所定の検出値に変換して判定処理手段60に出力することとなる。
次に、図24は本発明の第6の実施形態を示すもので、この場合には、棚板14の前端部16に、棚板14の前部側に商品20が接近して陳列された場合に所定の検出値を出力する近接センサ30Bを設置し、この近接センサ30Bを接触式ではなく、非接触式の光電センサとするようにしている。
近接センサ30Bは、例えば、赤外光やレーザ光等の光線43を商品20に向けて照射する発光素子と、照射された光線の反射光44を受光する受光素子とを備え、反射から受光までの距離に応じた出力電圧の変化により、最前列の商品20が陳列されているか否かを検出するよう機能する。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、商品20に対する距離を正確に測定することができ、商品20に対する制約も少なく、応答時間の短縮等が期待できるのは明白である。
次に、図25は本発明の第7の実施形態を示すもので、この場合には、被覆保護ケース50に収納される荷重センサ90Aを備え、この荷重センサ90Aを、固定基板93と、この固定基板93の表裏両面のうち、表面に積層接着されて被覆保護ケース50の内面上部に対向する弾性変形可能な弾性層95と、固定基板93との間に弾性層95を挟持する基板96と、固定基板93の表裏いずれかの面にパターン形成される固定電極97と、基板96にパターン形成される複数の可動電極99とから構成し、弾性層95の変形により、固定電極97に可動電極99が接近して静電容量が変化した場合に、この静電容量の変化を所定の検出値に変換して出力するようにしている。
固定基板93は、樹脂フィルム31同様、細長い平面矩形や凸字形等に形成され、後部が被覆保護ケース50から突出して制御装置41に接続される接続部94とされる。また、弾性層95は、弾性を有する平面略矩形の各種エラストマー(シリコーンゴムやフッ素ゴム等)等からなるが、発泡形態でも良いし、ドット形等でも良い。基板96は、可撓性を有する樹脂フィルム、あるいは剛性を有する板等からなり、弾性層95の表面に積層接着される。可撓性を有する樹脂フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート樹脂製の薄膜のフィルム等があげられる。
固定電極97には、固定基板93の接続部94に伸びる細長い導電性の配線ライン98がそれぞれ接続され、各配線ライン98が銀ペースト等により印刷形成されており、配線ライン98が固定電極97及び可動電極99と制御装置41とを電気的に接続する。また、複数の可動電極99は、基板96の裏面に所定の間隔でパターン形成され、弾性層95と基板96との間に介在する。その他の部分については、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
本実施形態においても上記実施形態と同様の作用効果が期待でき、しかも、荷重センサ90Aの構成の多様化を図ることができる。
なお、上記実施形態では経営形態がフランチャイズ・チェーン形態のコンビニエンスストア1の店舗2を示したが、チェーン形態ではない独立した商業施設の店舗2でも良い。また、陳列棚10を、柱と、この柱の上下方向に間隔をおいて嵌着される複数枚の円板形の棚板14とから構成し、各棚板14の前部の外周縁等に必要数の近接センサ30を設置しても良い。
また、上記実施形態では近接センサ30が出力した所定の検出値を用いて陳列棚10の棚板14に商品20が適正に陳列されたか否かを判定したが、陳列棚10の棚板14に陳列された商品20を店舗2の天井から撮像して所定の検出値を出力する視覚センサを併せ備え、この視覚センサと近接センサ30とが出力した所定の検出値を用いて陳列棚10の陳列領域である棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたか否かを判定処理手段60が判定するようにし、相乗効果を発揮させても良い。
この場合の判定処理手段60には、視覚センサからの所定の検出値を第一の閾値と比較する機能と、比較した所定の検出値が第一の閾値を越える場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたと判定する機能と、比較した所定の検出値が第一の閾値以下の場合には、近接センサ30からの所定の検出値と第二の閾値と比較する機能と、比較した所定の検出値が第二の閾値を越える場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたと判定する機能と、比較した所定の検出値が第二の閾値以下の場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されていないと判定する機能とを実現させることができる。
また、陳列棚10の棚板14に陳列された商品20をカメラで撮像して所定の検出値を出力するIoTデバイスを併せ備え、このIoTデバイスと近接センサ30とが出力した所定の検出値を用いて陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたか否かを判定処理手段60が判定するようにし、相乗効果を発揮させても良い。
この場合の判定処理手段60には、IoTデバイスからの所定の検出値を第一の閾値と比較する機能と、比較した所定の検出値が第一の閾値を越える場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたと判定する機能と、比較した所定の検出値が第一の閾値以下の場合には、近接センサ30からの所定の検出値と第二の閾値と比較する機能と、比較した所定の検出値が第二の閾値を越える場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたと判定する機能と、比較した所定の検出値が第二の閾値以下の場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されていないと判定する機能とを実現させることができる。
また、陳列棚10の棚板14に陳列された商品20をカメラにより撮像して所定の検出値を出力する店舗2内を走行可能な自走式ロボットを併せ備え、この自走式ロボットと近接センサ30とが出力した所定の検出値を用いて陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたか否かを判定処理手段60が判定するようにし、相乗効果を確保することができる。
この場合の判定処理手段60には、自走式ロボットからの所定の検出値を第一の閾値と比較する機能と、比較した所定の検出値が第一の閾値を越える場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたと判定する機能と、比較した所定の検出値が第一の閾値以下の場合には、近接センサ30からの所定の検出値と第二の閾値と比較する機能と、比較した所定の検出値が第二の閾値を越える場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されたと判定する機能と、比較した所定の検出値が第二の閾値以下の場合には、陳列棚10の棚板14の前部側に商品20が適正に陳列されていないと判定する機能とを実現させることができる。
また、被覆保護ケース50は、商品の特性に応じ、適宜省略しても良い。また、上記実施形態では判定処理手段60をコンビニエンスストア1の店舗2と本部3とにそれぞれ設置したが、コンビニエンスストア1の店舗2のみに設置しても良い。また、必要に応じ、判定処理手段60のコンピュータやディスプレイとアラート報知手段70とを別々に設置しても良い。また、必要性に乏しければ、通信手段80を省略することも可能である。
また、荷重センサ90として、第1の実施形態の近接センサ30を使用し、この荷重センサ90である近接センサ50の大部分を被覆保護ケース50に収納して棚板14のロケーションエリア15に配置し、このロケーションエリア15の前部の他、中央部や後部等に商品20が適正に陳列されたか否かを判定処理手段60に判定させても良い。
この場合の荷重センサ90は、可撓性と絶縁性を有する樹脂フィルム31と、この樹脂フィルム31の表面に設けられる弾性変形可能な絶縁性の弾性層35と、これら樹脂フィルム31と弾性層35とに形成されて静電容量を形成する静電容量検出領域37と、弾性層35の表面に設けられるシールド電極40と、樹脂フィルム31と静電容量検出領域37とに接続される制御部である制御装置41とを備え、静電容量検出領域37の固定電極38と可動電極39とが接近して静電容量が変化した場合に、所定の検出値を出力する感圧型の薄いセンサである。
本発明に係る商品陳列棚のモニタリングシステムは、近接センサや陳列棚等の製造分野で使用される。
1 コンビニエンスストア
2 店舗
3 本部
10 陳列棚
14 棚板(陳列領域)
15 ロケーションエリア(陳列領域)
15A ロケーションエリア(陳列領域)
15B ロケーションエリア(陳列領域)
15C ロケーションエリア(陳列領域)
16 前端部(前部)
20 商品
20A 商品
20B 商品
20C 商品
30 近接センサ
30A 近接センサ
30B 近接センサ
31 樹脂フィルム(基材)
35 弾性層(弾性部材)
37 静電容量検出領域
38 固定電極
39 可動電極
40 シールド電極
41 制御装置
50 被覆保護ケース(被覆保護体)
60 判定処理手段
70 アラート報知手段
80 通信手段
90 荷重センサ
90A 荷重センサ
93 固定基板(固定基材)
95 弾性層(弾性部材)
96 基板(基材)
97 固定電極
99 可動電極

Claims (10)

  1. 商品を陳列領域に陳列する陳列棚と、この陳列棚の陳列領域の前部側に商品が接近した場合に所定の検出値を出力する近接センサと、陳列棚の陳列領域に陳列された商品の質量に応じて所定の荷重測定値を出力する荷重センサと、この荷重センサが出力した所定の荷重測定値と近接センサが出力した所定の検出値とを用いて陳列棚の陳列領域に商品が適正に陳列されたか否かを判定する判定処理手段とを含んでなることを特徴とする商品陳列棚のモニタリングシステム。
  2. 商品を陳列領域に陳列する陳列棚と、この陳列棚の陳列領域の前部側に商品が接近した場合に所定の検出値を出力する近接センサと、陳列棚の陳列領域に陳列された商品を撮像して所定の検出値を出力する視覚センサと、この視覚センサと近接センサとが出力した所定の検出値を用いて陳列棚の陳列領域の前部側に商品が適正に陳列されたか否かを判定する判定処理手段とを含んでなることを特徴とする商品陳列棚のモニタリングシステム。
  3. 商品を陳列領域に陳列する陳列棚と、この陳列棚の陳列領域の前部側に商品が接近した場合に所定の検出値を出力する近接センサと、陳列棚の陳列領域に陳列された商品を撮像して所定の検出値を出力するIoTデバイスと、このIoTデバイスと近接センサとが出力した所定の検出値を用いて陳列棚の陳列領域の前部側に商品が適正に陳列されたか否かを判定する判定処理手段とを含んでなることを特徴とする商品陳列棚のモニタリングシステム。
  4. 商品を陳列領域に陳列する陳列棚と、この陳列棚の陳列領域の前部側に商品が接近した場合に所定の検出値を出力する近接センサと、陳列棚の陳列領域に陳列された商品を撮像して所定の検出値を出力する自走式ロボットと、この自走式ロボットと近接センサとが出力した所定の検出値を用いて陳列棚の陳列領域の前部側に商品が適正に陳列されたか否かを判定する判定処理手段とを含んでなることを特徴とする商品陳列棚のモニタリングシステム。
  5. 陳列棚の陳列領域に商品が陳列されていないと判定処理手段が判定した場合に、アラートを報知するアラート報知手段を含んでなる請求項1ないし4のいずれかに記載の商品陳列棚のモニタリングシステム。
  6. 判定処理手段の判定結果と、アラート報知手段のアラートのうち、少なくともアラート報知手段のアラートを受信する通信手段を含んでなる請求項5記載の商品陳列棚のモニタリングシステム。
  7. 近接センサを収納する変形可能な被覆保護体を含み、この被覆保護体が陳列棚の陳列領域の前部に取り付けられる請求項1ないし6のいずれかに記載の商品陳列棚のモニタリングシステム。
  8. 近接センサは、可撓性を有する基材と、この基材の両面のうち、一方の面に設けられて被覆保護体に対向する変形可能な弾性部材と、これら基材と弾性部材とに形成される静電容量検出領域とを含み、静電容量検出領域が、基材の他方の面に形成される固定電極と、基材の一方の面と弾性部材との間に介在する可動電極とを備え、これら固定電極と可動電極とが基材を介し対向して組み合わされることで形成されており、
    弾性部材の変形により、静電容量検出領域の固定電極に可動電極が接近して静電容量が変化した場合に、この静電容量の変化を所定の検出値に変換して出力する請求項7記載の商品陳列棚のモニタリングシステム。
  9. 近接センサは、基材と、この基材に形成される電極とを含み、この電極に導体と誘電体のいずれかが接近して静電容量が変化した場合に、この静電容量の変化を所定の検出値に
    変換して出力する請求項1ないし7のいずれかに記載の商品陳列棚のモニタリングシステム。
  10. 判定処理手段は、経営形態がチェーン形態の店舗と本部のうち、少なくとも陳列棚を有する店舗に設置される請求項1ないし9のいずれかに記載の商品陳列棚のモニタリングシステム。
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