JP6916412B2 - 真空ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、真空ポンプに関する。
チャンバ内をターボ分子ポンプにより高真空にしてCVD成膜やエッチングを行う装置では、排気するガス種によっては、ポンプ内部でガスが凝縮してポンプ内に生成物が付着しやすい。このような生成物がネジ溝ポンプ段などに付着することを抑制するため、断熱部材を介してステータをケーシングに固定することでステータの温度低下を抑制するターボ分子ポンプが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−151932号公報
しかし、上述した特許文献では、断熱部材におけるケーシングやステータとの接触面の機械加工については言及されていない。
(1)本発明の一態様の真空ポンプは、ポンプ筐体と、ポンプ筐体内で回転するモータと、モータで回転駆動されるロータと、ロータとポンプ筐体との間に設けられたステータと、ステータとポンプ筐体との間に設けられた断熱部材とを備え、断熱部材は円筒形状の本体、および本体の内周面および外周面の少なくとも一方に設けられた加工用被把持部を有し、前記円筒形状の本体は、上端部と、下端部とを含み、前記上端部は、機械加工がなされており、前記ステータに接触しており、前記下端部は、機械加工がなされており、前記ポンプ筐体に接触しており、前記加工用被把持部は、前記上端部及び下端部を機械加工する際に、加工冶具を用いて把持するための突部を有し、軸方向において前記上端部と前記下端部との間の位置に設けられている。
(2)本発明の他の態様の真空ポンプは、ポンプ筐体と、前記ポンプ筐体内で回転するモータと、前記モータで回転駆動されるロータと、前記ロータと前記ポンプ筐体との間に設けられたステータと、前記ステータと前記ポンプ筐体との間に設けられた断熱部材とを備え、前記断熱部材は円筒形状の本体、および前記本体の内周面および外周面の少なくとも一方に設けられた加工用被把持部を有し、前記円筒形状の本体は、前記円筒形状の本体の内周面上部に設けられた上部接触面と、前記円筒形状の本体の外周面下部に設けられた下部接触面とを含み、前記上部接触面は、機械加工がなされており、前記ステータの側面に接触しており、前記下部接触面は、機械加工がなされており、前記ポンプ筐体の側面に接触しており、前記加工用被把持部は、前記上部接触面および前記下部接触面を機械加工する際に加工治具で把持するための突部を有し、軸方向において前記上部接触面と前記下部接触面との間の位置に設けられている。
(3)好ましくは、断熱部材は、本体の内周面および外周面に加工用被把持部をそれぞれ有する。
(4)さらに好ましい態様の真空ポンプの本体は、軸方向に分割された少なくとも第1円筒部および第2円筒部を有し、第1および第2円筒部のそれぞれは、それらの内周面および外周面の少なくとも一方に加工用被把持部をそれぞれ有する。
(5)さらに好ましい態様の真空ポンプは、断熱部材の円筒形状の本体の上下両端には、外周方向に延在するフランジが形成されていない。
本発明によれば、加工対象部位を薄肉に加工しても断熱部材の円筒形状の本体が歪むことがなく、加工精度の高い断熱部材を提供できる。
真空ポンプの一例であるターボ分子ポンプを示す図である。 図1の一点鎖線の円で囲んだ部分の拡大図である。 断熱部材を円筒の軸方向に沿って切断した模式的な斜視断面図である。 突部を加工治具で把持した状態を模式的に示す断面図である。 変形例を示す図である。 変形例を示す図である。 変形例を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施の形態の真空ポンプの一例であるターボ分子ポンプを示す図である。ターボ分子ポンプ100は、真空排気を行うポンプユニット1と、ポンプユニット1を駆動制御するコントロールユニット2とを備えている。
ポンプユニット1は、回転翼41と固定翼31とで構成されるターボポンプ段と、円筒部42とステータ20とで構成されるドラッグポンプ段(ネジ溝ポンプ段)とを有している。ネジ溝ポンプ段においては、ステータ20または円筒部42にネジ溝が形成されている。回転側排気機能部である回転翼41および円筒部42はポンプロータ4に形成されている。ポンプロータ4はシャフト5に締結されている。ポンプロータ4とシャフト5とによって回転体ユニットRYが構成される。
複数段の固定翼31は、軸方向に対して回転翼41と交互に配置されている。各固定翼31は、スペーサリング33を介してベース3上に載置される。ポンプケーシング30をベース3にボルト固定すると、積層されたスペーサリング33がベース3とポンプケーシング30の係止部30aとの間に挟持され、固定翼31が位置決めされる。ステータ20は、断熱部材50を介してベース3に取り付けられている。断熱部材50については、後で詳述する。ベース3には排気管38が設けられている。
なお、ポンプケーシング30とベース3はポンプ筐体を構成する。
図1に示すターボ分子ポンプ100は磁気浮上式のターボ分子ポンプであり、回転体ユニットRYは、ベース3に設けられた磁気軸受34,35,36によって非接触支持される。
回転体ユニットRYはモータMにより回転駆動される。モータMは、モータステータ10と、モータロータ11とを有する。磁気軸受が作動していない時には、回転体ユニットRYは非常用のメカニカルベアリング37a,37bによって支持される。ベース3の外周には、ベース3の温度を制御するためのヒータ45および不図示の冷却水配管が設けられている。これはベース3に設置した温調装置であり、ベース3の近傍、たとえば排気管38にガス生成物が堆積しないように排気管38の温度をガス昇華温度近傍に温調する目的で設置される。
図2は、図1の一点鎖線の円Aで囲んだ部分の拡大図であり、図3は、断熱部材50を円筒の軸方向に沿って切断した模式的な斜視断面図である。なお、図2では、ヒータ45の記載を省略している。
図2に示すように、ステータ20は、断熱部材50を介してベース3上に載置され、不図示のボルトによって固定される。
断熱部材50は、図3に示すように円筒形状を呈する部材であり、円筒部51と、円筒部51の内周面に径方向の内側に向かって突出する突部52とを有する。断熱部材50は、たとえばステンレス鋼等のように、アルミ合金製であるステータ20やベース3等よりも熱伝導率が小さい材料によって構成される。本実施の形態では、突部52は、円筒部51の周方向の全周にわたって設けられている。
断熱部材50は、上述したように上部でステータ20と当接し、下部でベース3と当接する。すなわち、ステータ20の外周部には、断熱部材50と当接する段部21が全周にわたり設けられている。段部21は、下面21aと側面21bとを有する。下面21aは断熱部材50の円筒部51の上端面53と当接し、側面21bは、断熱部材50の円筒部51の内周面上部に設けられた上部接触面54と接触する。
また、ベース3の内周部には、断熱部材50と当接する段部301が全周に設けられている。段部301は、上面301aと側面301bとを有する。上面301aは断熱部材50の円筒部51の下端面55と当接し、側面301bは、断熱部材50の円筒部51の外周面下部に設けられた下部接触面56と接触する。
後述するように、上部および下部接触面54および56の仕上げ精度は、断熱部材50の位置決め精度に影響する。
近年、液晶分野や半導体分野では微細化、高性能化の要求が高まっている。また、使用するガス種の多様化に伴い、ポンプ内部に堆積する生成物の量が多くなっている。そのため、生成物が堆積しやすいポンプ構成部材の温度をより高く設定する要請がある。一方で、ロータ内筒部とステータ20との隙間をたとえば1mm以下に設定してポンプ性能を向上する要請もある。
これらの仕様を満足させるべく、近年の真空ポンプでは、ステータ20とベース3との間に断熱部材50を介在させつつ、断熱部材50をステータ20とベース3に嵌め合いで位置決めする構造を採用することがある。
図2を参照して説明すると、このような真空ポンプでは、断熱部材50の上部接触面54および下部接触面56がステータ20の側面21bおよびベース3の側面301bにそれぞれ嵌合する構造を採用する。また、ステータ20と断熱部材50、および断熱部材50とベース3のそれぞれの接触面はメタルタッチによる真空シールとする必要がある。そのため、断熱部材50の内周面および外周面の少なくとも一部、本例では、上部および下部接触面54および56を機械加工する必要がある。ステータ20とベース3の接触面にも機械加工を施してメタルタッチによる真空シール構造とする。
以下、断熱部材による熱伝達の抑制について説明し、その後、断熱部材の機械加工用把持部について説明する。
―熱伝達抑制―
ステータ20は、円筒部42からの輻射熱や、排気ガスとの摩擦熱により加熱され、温度が上昇する。ステータ20の熱は、主に、図2の一点鎖線矢印a,bのように、ステータ20の段部21の下面21aおよび側面21bから断熱部材50の円筒部51の上端面53および上部接触面54に伝達する。そして、断熱部材50の上部に伝わった熱は、一点鎖線矢印cのように、断熱部材50を下方に向かって伝わり、一点鎖線矢印d,eのように、断熱部材50の円筒部51の下端面55および下部接触面56からベース3の段部301の上面301aおよび側面301bに伝達する。
ステータ20からベース3への熱移動(熱伝達)を抑制するには、図2の矢印cで示す軸方向の熱伝達経路の熱抵抗を大きく設定して行う。断熱部材50の軸長はステータ20のネジ形成部の軸長で決定されるため、断熱部材50の軸長を熱抵抗にとって好ましい値に決定することが難しい。そのため、軸長が規定された断熱部材50の径方向の厚みを薄くして所望の熱抵抗とする設計が好ましい。すなわち、円筒部51の径方向の厚さを薄くすることで、ステータ20からベース3への熱伝達を抑制する。その結果、ステータ20の温度がより高く保たれるようになり、生成物の付着が抑制される。
―断熱部材の機械加工用把持部―
しかし、断熱部材50の円筒部51の径方向の厚さを薄くすると、たとえば断熱部材50の円筒部51の外周面を径方向内側に向かってチャックする場合、チャックする力が強いと円筒部51が歪んでしまうおそれがあり、チャックする力が弱いと円筒部51を十分に保持できないおそれがある。すなわち、上部接触面54および下部接触面56を所定の直径に機械加工する際、断熱部材50を把持し難くなる。
そこで、本実施の形態の断熱部材50では、円筒部51の内周面に突部52を設け、上部接触面54および下部接触面56を機械加工する際に、加工治具を用いて突部52を把持するようにした。すなわち、突部52は、加工治具で把持する被把持部である。
図4は、突部52を加工治具90で把持した状態を模式的に示す断面図である。図4に示すように、たとえば、円筒部51の内側に加工治具90を挿入し、突部52の上面と下面とを加工治具90で挟持することで断熱部材50を加工治具90に取り付ける。上部接触面54および下部接触面56を機械加工する際には、加工治具90のうち、断熱部材50の円筒部51から突出している不図示の部分を加工機の加工治具で把持する。加工機の切削工具を円筒部51の内側に配置して、上部接触面54を切削する。加工機の切削工具を円筒部51の外側に配置して、下部接触面56を切削する。
このようにすることで、加工対象部位が把持されないので、上部接触面54および下部接触面56の外周面、内周面を機械加工してそれらの部位の厚みを薄く加工することができる。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)実施の形態の真空ポンプは、ポンプ筐体であるベース3と、ポンプ筐体内で回転するモータMと、モータMで回転駆動されるロータ4と、ロータ4の構成要素であるロータ円筒部42とベース3との間に設けられたステータ20と、ステータ20とベース3との間に設けられた断熱部材50とを備える。そして、断熱部材50は、円筒形状の円筒部51、および円筒部51の内周面に設けられた加工用被把持部である突部52を有する。
断熱部材50の内周面に設けた突部52を加工治具90で把持して、上端部53の内周面(上部接触面)54と、下端部55の外周面(下部接触面)56を機械加工することができる。加工対象部位である上端部53や下端部55を把持して機械加工する必要がなく、上端部53と下端部55を薄肉に仕上げても円筒部の形状が歪むことがない。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述の説明では、断熱部材50の円筒部51の内周面に突部52を設けた。しかし、図5に示すように、断熱部材50Aの円筒部51の外周面に突部52Aを設けてもよい。図5は、本変形例に係る断熱部材50Aを円筒軸方向に沿って切断した模式的な斜視断面図である。
図6は、突部52Aを加工治具90Aで把持した状態を模式的に示す断面図である。図6に示すように、たとえば、円筒部51の外側に加工治具90を装着し、突部52Aの上面と下面とを加工治具90Aで挟持することで断熱部材50Aを加工治具90Aに取り付けることができる。加工機の切削工具を円筒部51の内側に配置して、上部接触面54を切削する。加工機の切削工具を円筒部51の外側に配置して、下部接触面56を切削する。
なお、断熱部材50の円筒部51の内周面に突部52を設けるとともに、円筒部51の外周面に図5に示すように突部52Aを設けてもよい。
2つの突部を設けることにより、一方側の突部だけでは内周面と外周面の機械加工が難しい場合に、内周側の突部を加工機で把持して内周面を機械加工し、外周側の突部を加工機で把持して外周面を機械加工することが可能となる。
(変形例2)
上述の説明では、断熱部材50は、円筒形状を呈する一体物であった。しかし、図7に示すように、断熱部材50は、円筒軸方向に沿って2つ以上に分割された複数の円筒部で構成してもよい。
図7は、本変形例に係る断熱部材50Bを円筒軸方向に沿って切断した模式的な斜視断面図である。本変形例に係る断熱部材50Bの円筒部51Bは、たとえば3分割されており、上段の円筒部51aと、中段の円筒部51bと、下段の円筒部51cとを有する。上段の円筒部51aには機械加工を必要とする上部接触面54が設けられ、下段の円筒部51cには機械加工を必要とする下部接触面56が設けられている。従って、上段の円筒部51aおよび下段の円筒部51cにはそれぞれ突部52が設けられている。中段の円筒部51bには、上部接触面54および下部接触面56のように機械加工を必要とする部位が存在しないので、突部52は省略している。
このように、断熱部材50が円筒軸方向に沿って2つ以上に分割された複数の円筒部を有する場合、それぞれの円筒部には必要に応じて突部52を設ければよい。
変形例2の分割構造の断熱部材50Bは、ステータ長が長く、一つの断熱部材では上端側の内周面と下端側の外周面の機械加工が難しい場合に採用することできる。すなわち、第1円筒部51aの突部52を加工治具で把持して機械加工を施し、第2円筒部51cの突部52を加工治具で把持して機械加工を施す。
(変形例3)
上述の説明では、突部52は円筒部51の周方向の全周にわたって設けられている。しかし、加工治具90で把持できるのであれば、突部52は円筒部51の周方向の全周にわたってではなく、円筒部51の周方向に沿って離散的に設けてもよい。
このように、突部52を周方向に離散させて複数個設ける変形例3の断熱部材は、突部52を周方向全長にわたり設けた断熱部材に比べて軽量化される。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
したがって、ターボポンプ段を設けず、ネジ溝ポンプ段のみを有する真空ポンプにも本発明を適用できる。
1:ポンプユニット
3:ベース
4:ポンプロータ
20:ステータ
50,50A,50B:断熱部材
51,51B,51a〜51c:円筒部
52,52A:突部
100:ターボ分子ポンプ

Claims (5)

  1. ポンプ筐体と、
    前記ポンプ筐体内で回転するモータと、
    前記モータで回転駆動されるロータと、
    前記ロータと前記ポンプ筐体との間に設けられたステータと、
    前記ステータと前記ポンプ筐体との間に設けられた断熱部材とを備え、
    前記断熱部材は円筒形状の本体、および前記本体の内周面および外周面の少なくとも一方に設けられた加工用被把持部を有し、
    前記円筒形状の本体は、上端部と、下端部とを含み、
    前記上端部は、機械加工がなされており、前記ステータに接触しており
    前記下端部は、機械加工がなされており、前記ポンプ筐体に接触しており
    前記加工用被把持部は、前記上端部及び下端部を機械加工する際に、加工冶具を用いて把持するための突部を有し、軸方向において前記上端部と前記下端部との間の位置に設けられている、真空ポンプ。
  2. ポンプ筐体と、
    前記ポンプ筐体内で回転するモータと、
    前記モータで回転駆動されるロータと、
    前記ロータと前記ポンプ筐体との間に設けられたステータと、
    前記ステータと前記ポンプ筐体との間に設けられた断熱部材とを備え、
    前記断熱部材は円筒形状の本体、および前記本体の内周面および外周面の少なくとも一方に設けられた加工用被把持部を有し、
    前記円筒形状の本体は、前記円筒形状の本体の内周面上部に設けられた上部接触面と、前記円筒形状の本体の外周面下部に設けられた下部接触面とを含み、
    前記上部接触面は、機械加工がなされており、前記ステータの側面に接触しており、
    前記下部接触面は、機械加工がなされており、前記ポンプ筐体の側面に接触しており、
    前記加工用被把持部は、前記上部接触面および前記下部接触面を機械加工する際に加工治具で把持するための突部を有し、軸方向において前記上部接触面と前記下部接触面との間の位置に設けられている、真空ポンプ。
  3. 請求項1または2に記載の真空ポンプにおいて、
    前記断熱部材は、前記本体の内周面および外周面に前記加工用被把持部をそれぞれ有する真空ポンプ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の真空ポンプにおいて、
    前記本体は、軸方向に分割された少なくとも第1円筒部および第2円筒部を有し、
    前記第1および第2円筒部のそれぞれは、それらの内周面および外周面の少なくとも一方に前記加工用被把持部をそれぞれ有する真空ポンプ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の真空ポンプにおいて、
    前記断熱部材の円筒形状の本体の上下両端には、外周方向に延在するフランジが形成されていない真空ポンプ。
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