JP6916347B2 - ポート孔ガスケットおよび熱交換器用組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、ポート孔ガスケットおよびその設計に関する。本発明は、また、そのようなポート孔ガスケットを備える熱交換器用の組立体に関する。
プレート熱交換器は、典型的には、間に複数の伝熱プレートが並べて配されている2つの端部プレートからなる。伝熱プレートは、上面に延在する尾根部と、下面に延在する谷部と、を備えるように波状となっている。1つの種類の周知のPHE、いわゆるガスケットプレート熱交換器においては、ガスケットは、伝熱プレートの間、より具体的には、外縁に沿って伝熱プレートのポート孔の周りに延在するガスケット溝に配されている。ガスケット溝は、下面および/または半平面とも呼ばれる中間面に延在してもよい。端部プレート、つまり伝熱プレートは、互いに押圧され、ガスケットにより伝熱プレートの間を密閉している。ガスケットは、最初は温度が異なる2つの流体が互い違いに流れ、熱を一方の流体から他方に移動させる伝熱プレートの間の平行な流路を画定する。
流体は、プレート熱交換器を通過して延在し、伝熱プレートにそれぞれ並んだポート孔が形成されているポートを通じて流路に出入りする。ポートは、プレート熱交換器の入口および出口とそれぞれ連通している。それぞれの一方の流体の入口と出口は、同じ端部プレートに形成されても、異なる端部プレートに形成されていてもよい。もしも、これらが同じ端部プレートに形成されている場合、流体は熱交換器の同じ側から熱交換器に出入りすることを意味する。もしも、これらが異なる端部プレートに形成されている場合、流体は熱交換器の一方の側から熱交換器に入り、反対側から熱交換器を離れることを意味する。伝熱プレートの設計により、後者のケースでは熱交換器の特別な設計を要する。出口を備える端部プレートと、最外部の伝熱プレートの間をタイトに密閉し、出口を備える端部プレートと、最外部の伝熱プレートの間に流体が流れないようにするためである。典型的には、特別な設計を要するのは、下面に延在するガスケット溝を備える伝熱プレートに関してである。そのような特別な設計の1つとして、ガスケットを受けるための凹みを端部プレートに設けることが関連する。そのような凹みは、大きな労働力を要し、作成にコストがかかる。別の特別な設計を、図1aおよび図1bを参照しつつ更に以下に説明する。
図1aおよび1bは、上述(完全にタイトな状況ではない)のように設計された周知のプレート熱交換器2であって、一つの流体の入口および同じ流体の出口4がプレート熱交換器の反対側に配されているものである。図には出口側が示されている。他の流体の入口および出口は、熱交換器の同じ側に配されている。図1aおよび/または図1bには、2つの端部プレートのうち1つの端部プレート6、多数の伝熱プレートのうちの2つの伝熱プレート8および20(これらは似ており、図4aおよび4bに示されるように設計されている)、4つのポートのうちのポート10であって出口4と連通しているポート10、多数のポート孔ガスケットのうち2つのポート孔ガスケット12、転移プレート14、4つのリングガスケットのうちのリングガスケット16およびカラーリング18が示されている。最後の3つの部品は、プレート熱交換器の出口側にのみ存在している。リングガスケットは、それぞれの1つのポート(不図示)に配されており、伝熱プレートの最外部の1つの20と転移プレート14との間に十分なサポートを提供している。カラーリングは、ポート10に配されている。そのため、カラーリングは、端部プレート6において出口と連通していないポート、例えば他のポート、には配されていない。図1aには、また、流体にさらされないよう端部プレートを保護する4つのライニングのうちのライニング22が示されている。端部プレートの材料の適切な選択によっては、ライニングを省くことが可能となりうる。
端部プレート、伝熱プレートおよび転移プレートは全て4つのポート孔領域を備え、いずれもそれぞれのポート孔を備えるように開口しているか、または、閉じていてもよい。
最外部の伝熱プレートを除く全ての伝熱プレートの全ての4つのポート孔領域は典型的には開口しているが、流体入口と出口の配置によっては、いくつかの最外部の伝熱プレート、転移プレートおよび端部プレートは開口しており、いくつかは閉じている。この場合もそうである。図1aおよび図1bは、伝熱プレート8および20の、あるポート孔領域、各24、26、28、および30と、転移プレート14と、端部プレート6と、をそれぞれ示す。明らかなことは、ポート孔領域24、26、28、および30は、それぞれのポート孔を備えるように全て開口している。転移プレート14のポート孔領域は、伝熱プレートおよび端部プレートのポート孔領域よりも大きい。より具体的には、全てのポート孔領域が閉じているとすると、転移プレート14は伝熱プレートに類似している。しかしながら、転移プレート14を切り取ってポート孔領域のうちの一つを開口させる場合、伝熱プレートの1つを切り取ってポート孔領域のうちの1つを開口させる場合よりも、より多くの材料が切り取られる。そのため、転移プレート14はカスタムメイドにしなければならない。
図1aおよび1bより明らかな通り、転移プレートは、最外部の伝熱プレート20と、端部プレート6との間に配されている。リングガスケット16は、最外部の伝熱プレート20と、転移プレート14の間で、開口している転移プレートのポート孔領域28の周りに配されている。リングガスケットは、一定の断面を有して延びる。リングガスケットの環状の部分は、ポート孔の縁を越えて突出し、カラーリングがリングガスケットをその位置に保持している。
そのため、上記の設計は、端部プレート6と最外部の伝熱プレート20との間のタイトな密閉を確保するために、3種類の専用部品の組み立て製造を必要とし、それにより多大な費用と時間を消費することになりうる。更に、端部プレート6と転移プレート14の間には、流れが存在しない。また、最外部の伝熱プレート20と転移プレート14との間にも、流れが存在しない。これは、転移プレートが伝熱の機能を持たず、密閉目的のためにのみ設けられていることを意味する。
本発明の目的は、よりシンプル、より低コスト、かつ、より効率的な、熱交換器の反対側に配された一および同一の流体の入口および出口を有する熱交換器の設計を可能にすることである。本発明の基本概念は、上述の周知の熱交換器の設計における3つの専用部品を、例えば、ひとつの単一部品などの新たな種類の部品に置き換えることである。上述の目的を達成するそのようなポート孔ガスケットを備えるポート孔ガスケットおよび熱交換器の組立体は、添付の特許請求の範囲に定義され、以下に詳細に説明されている。
本発明のポート孔ガスケットは、熱交換器の波状の第1プレートと、第2プレートとの間において、前記ポート孔ガスケットの中央拡張面が前記第1プレートおよび前記第2プレートと平行となるように設置するためのものである。前記ポート孔ガスケットは、環状であり、前記ポート孔ガスケットの内周の内側に前記ポート孔ガスケットの前記第1プレートのポート孔領域と前記第2プレートのポート孔領域とを囲うように配されている。前記ポート孔ガスケットは、前記ポート孔ガスケットにおける、前記第1プレートと係合するように配された第1面は、前記ポート孔ガスケットの長手延在方向(L)に沿って交互に配されるガスケット尾根部(62)およびガスケット谷部(63)を画定するように波状になっていることを特徴とする。前記ガスケット尾根部は前記第1プレートのプレート谷部に、かつ前記ガスケット谷部は前記第1プレートのプレート尾根部にそれぞれ結合するように配されている。前記ポート孔ガスケットにおける、前記第2プレートを備えるプレート配列体に係合するように配された第2面は、実質的に平面であり、前記プレート配列体の実質的に平面である表面に接するように配されている。前記中央拡張面の法線方向に前記ガスケット尾根部が突出して前記ガスケット谷部が落ち込んでいる。前記ポート孔ガスケットの幅は、前記中央拡張面と平行に、かつ前記ポート孔ガスケットの前記長手延在方向に垂直に、測定される。
第1プレートおよび第2プレートは、伝熱プレート、隔離プレートおよび端部プレートを含む異なる種類であってもよい。
プレート配列体は、例えば、ライニングおよび第2プレートを備えてもよく、ポート孔ガスケットの第2面は、ライニングに接するように配置されてもよい。代替的には、プレート配列体は、ライニングを備えなくてもよく、例えば、第2プレートにより構成され、ポート孔ガスケットの第2面が第2プレートに接するように配されてもよい。
ポート孔ガスケットの中央拡張面とは、ポート孔ガスケットがその上に置かれる、平面である面と平行な面を意味する。
「第1プレートおよび前記第2プレートと平行」という表現は、第1プレートおよび前記第2プレートのそれぞれの中央または主要な拡張面と平行であることを意味する。
前記第1プレートおよび前記第2プレートの前記ポート孔領域は、各ポート孔を備えるように開口していてもよく、また、閉じていてもよい。
前記ポート孔ガスケットにおける第1面は、それぞれ前記第1プレートのプレート谷部およびプレート尾根部と係合するように配されたガスケット尾根部およびガスケット谷部を備えている点において、第1プレートとポート孔ガスケットとの間で、タイトで信頼性の高い密閉が実現されている。
ポート孔ガスケットの第2面は実質的に平面であり、実質的に平面であるプレート配置体の表面と係合している点において、プレート配置体とポート孔ガスケットとの間で、タイトで信頼性の高い密閉が実現されている。
ポート孔ガスケットは、ガスケット尾根部およびガスケット谷部が、ポート孔ガスケットの内周を画定するように構成されていてもよい。そのような設計とは、ガスケット尾根部と谷部が可能な限りポート孔ガスケットの内側に配されており、これによってガスケットが、プレート谷部および尾根部によって囲まれて区画されるポート孔領域を有する第1プレートに適したものになることを意味するのが典型的なケースである。
ポート孔ガスケットの第1面は、ポート孔ガスケットの長手延在方向に沿って延在し、ガスケット尾根部およびガスケット谷部から中央拡張面の法線方向に突出している第1ビードまたはリブを画定してもよい。そのような第1ビードは、ガスケット圧力を局地的に上昇させることができ、結果として、第1プレートおよび第2プレートの間で加圧されたときの、ポート孔ガスケットの密閉能力を改善しうる。
第1ビードは、ポート孔ガスケットの長手延在方向の全体に沿って連続して延在してもよく、これによりポート孔ガスケットの全体に沿ってガスケット圧力を局地的に上昇させることができ、そして、ポート孔ガスケットの密閉能力の最適化を実現することができる。
第1ビードは、ポート孔ガスケットの内周面から、実質的に連続的な距離をおいて延在してもよい。
第1ビードは、ガスケット尾根部の各頂点から突出していてもよい。
ガスケット尾根部の頂点は、ガスケット尾根部の高さが中央拡張面の法線方向において測定されると、ガスケット尾根部で最も高いところである。そのような第1ビードは、ポート孔ガスケットの密閉能力の最適化を実現しうる。
ポート孔ガスケットは、ガスケット尾根部の最大幅が、ポート孔ガスケットの最大幅よりも小さくされていてもよい。
そのような実施形態は、ポート孔ガスケットがガスケット尾根部を越えて延在し、ポート孔ガスケットと、第1プレートおよび第2プレートとの間の接触および係合を強めることができるという意義がある。
ポート孔ガスケットのガスケット尾根部に沿った幅は、ガスケット尾根部の最大幅よりも大きくてもよい。そのような実施形態は、ガスケット尾根部が、ポート孔ガスケットの幅全体を占領しないという意義がある。これにより、ポート孔ガスケットと、第1プレートおよび第2プレートとの間の接触および係合を強めることを実現するが、これは、例えば、ガスケット尾根部に沿った、信頼性の高いガスケット固定には最も必要とされるのが典型的なケースである。
ガスケット尾根部に沿ったポート孔ガスケットの幅は、ポート孔ガスケットの一部分に沿うガスケット谷部に沿ったポート孔ガスケットの幅より大きくてもよい。これは、ポート孔ガスケットに、隣り合うガスケット尾根部の間において刻み目が設けられているため、第1と第2プレートの間で加圧されたときにポート孔ガスケットがつぶされるリスクを減少することができる、という意義がある。
ポート孔ガスケットは、第1面は、複数のガスケット谷部のそれぞれにおいて、凹みを画定し、その凹みは、中央拡張面の法線方向に延在するように設計されていてもよい。そのような凹みは、ガスケットの厚さを局地的に減少させることができ、第1と第2プレートの間で加圧されたときにポート孔ガスケットがつぶされるリスクを減少することができる、という意義がある。
ポート孔ガスケットの第1面は、ポート孔ガスケットの長手延在方向に沿って延在し、複数のガスケット尾根部を接続している第2ビードまたはリブを画定してもよい。第2ビードは、中央拡張面の法線方向に突出し、ポート孔ガスケットの内周から0でない距離をおいて延在している。第2ビードは、ポート孔ガスケットの一部のみ、または全部に沿って延在してもよい。第2ビードは、第1プレートの溝に受けられるように配されてもよく、この溝は、第1プレートのポート孔領域の周りに、部分的に、または全周に、ポート孔領域から0でない距離をおいて延在する。そのような設計は、第1プレートと、ポート孔ガスケットとの間の係合を改善しうる。
ポート孔ガスケットには、第1プレートの縁部に係合するように配され、その縁部は第1プレートにおけるポート孔を画定している、ポート孔ガスケットを第1プレートに固定するための取り付け手段が設けられてもよい。前記取り付け手段は、ポート孔ガスケットの内周に係合し、かつ、内周から延在していてもよい。そのような取り付け手段により、ポート孔ガスケットを第1と第2プレートとの間で正しい位置に配置し、維持することが容易となる。
取り付け手段は、ポート孔ガスケットから離間したブリッジと、ブリッジとポート孔ガスケットとを接続する接続部材と、ブリッジに係合し、ブリッジからポート孔ガスケットに向けて延在している第1のフィンガーおよび第2のフィンガーと、を備えていてもよい。接続部材は、第1プレートの裏側に係合するように配され、第1のフィンガーおよび第2のフィンガーは、第1プレートの表側に係合するように配されていてもよい。これにより、ポート孔ガスケットの第1プレートへの信頼性の高い固定を実現することができる。
ポート孔ガスケットにおいて、ポート孔ガスケットの外周と前記第1のフィンガーおよび前記第2のフィンガーの各々との間の最短距離は、前記接続部材が前記ポート孔ガスケットに接続されている箇所における前記ポート孔ガスケットの幅よりも短くされていてもよい。これにより、第1プレートのポート孔近くにポート孔ガスケットを位置することができる。
接続部材は前記ガスケット尾根部の第1のガスケット尾根部においてポート孔ガスケットに接続されており、第1フィンガーは、第1のガスケット尾根部と隣り合う第2のガスケット尾根部との間に少なくとも部分的に延在してもよく、第2のフィンガーは、第1のガスケット尾根部と隣り合う第3のガスケット尾根部との間に少なくとも部分的に延在してもよい。更に、第1のガスケット尾根部は第2のガスケット尾根部と第3のガスケット尾根部との間に配されていてもよい。そのような実施形態では、取り付け手段がポート孔ガスケットの最大高さを越えて延在せず、そのため、ポート孔ガスケットと、第1プレートおよび第2プレートとの間の強い係合を容易にすることができる。
本発明の熱交換器用の組立体は、波状の第1プレートと、第2プレートと、上述のポート孔ガスケットであって、前記第1プレートと前記第2プレートの間において、前記ポート孔ガスケットの中央拡張面が前記第1プレートおよび前記第2プレートと平行となるように設置された前記ポート孔ガスケットと、を備えている。前記第1プレートおよび前記第2プレートのそれぞれが、前記ポート孔ガスケットに囲われたポート孔領域を有する。前記ポート孔ガスケットにおける第1面は、前記第1プレートのプレート尾根部およびプレート谷部と係合しており、前記プレート尾根部およびプレート谷部は前記第1プレートの前記ポート孔領域の周りに交互に配されている。前記ポート孔ガスケットにおける第2面は、前記第2プレートを備えるプレート配列体の、実質的に平面である表面に係合しており、前記平面である表面は、前記第2プレートの前記ポート孔領域の周りに延在している。
前記第1プレートは、互いに並んだ伝熱プレートのパックにおける最外部の伝熱プレートであってもよく、前記第2プレートは、伝熱プレートの前記パックを加圧するように配されている端部プレートであってもよい。代替的には、第2プレートは隔離プレートであってもよい。
第1プレートのポート孔領域は、ポート孔を画定するように開口していてもよい。
これにより、第1プレートを通る流体の通過が可能となる。
第1プレートおよび第2プレートのポート孔領域は、それぞれポート孔を画定するように開口していてもよい。これにより、第1プレートおよび第2プレートを通る流体の通過が可能となり、これによって組立体が、熱交換器の反対側に配された一および同一の流体の入口および出口を有する熱交換器に適したものになる。
第1プレートは、プレート尾根部およびプレート谷部を囲む環状の土手を備えていてもよい。更に、ポート孔ガスケットは、第1プレートの土手の頂面と係合していてもよく、その頂面はポート孔ガスケットの中央拡張面と平行である。典型的には、最適化されたガスケット―プレート係合のために土手の頂面と係合するのは、ガスケット尾根部を越えて幅方向(上述)に延在するポート孔ガスケットの一部である。
熱交換器は、上述の組立体を備えていてもよい。上述の本発明に係るポート孔ガスケットの異なる設計の利点は、典型的には、このようなポート孔ガスケットを有する発明に係る熱交換器用の組立体に転用することができる。
本発明の更なる態様は、従属クレームおよび説明より明らかである。
更なる目的、特徴、利点は、図面を参照しつつ、以下の幾つかの本発明の実施形態の詳細な説明を通じてより明らかになる。
図1aは、周知のプレート熱交換器の概略部分平面図である。 図1bは、概略的に図1aにおけるX−XおよびY−Y線に沿った断面を示す。 図2aは、本発明による組立体を備えるプレート熱交換器の正面図である。 図2bは、図2aのプレート熱交換器の側面図である。 図3aは、図2aのQ部分の拡大した概略簡易平面図である。 図3bは、概略的に図3aにおけるX−XおよびY−Y線に沿った断面を示す。 図4aは、ガスケットが設けられた伝熱プレートの平面正面図である。 図4bは、図4aの伝熱プレートの平面背面図である。 図4cは、図4bのP部分の拡大図である。 図4dは、図4cに対応するが、ポート孔ガスケットが設けられた部分Pを示す。 図5aは、ポート孔ガスケットの側面図である。 図5bは、図5aのポート孔ガスケットの平面図である。 図5cは、図5aのポート孔ガスケットを通過する、図5bのA−A線に沿った断面図で、図5dは、図5aのポート孔ガスケットを通過する、図5bのB−B線に沿った断面図で、図5eは、図5aのポート孔ガスケットを通過する、図5bのC−C線に沿った断面図である。 図6aは、取り付け手段を備えたポート孔ガスケットの平面図である。 図6bは、図6aのA−A線に沿った断面図で、図6cは、図6aのB−B線に沿った断面図で、図6dは、図6aのC−C線に沿った断面図である。 図6eは、図6aの取り付け手段を備えたポート孔ガスケットの一部の斜視図である。 図7aは、取り付け手段を備えたポート孔ガスケットの他の平面図である。 図7bは、図7aのA−A線に沿った断面図である。 図7cは、図7aのB−B線に沿った断面図である。 図7dは、図7aのC−C線に沿った断面図である。 図7eは、図7aの取り付け手段を備えたポート孔ガスケットの一部の斜視図である。
図2a、2b、3aおよび3bには、ガスケット付きプレート熱交換器31が示されている。これは、第1端部プレート32および第2端部プレート33(特許請求の範囲では“第2プレート”)を備えており、以下にそれぞれフレームプレート32および圧力プレート33と称する。フレームおよび圧力プレートは、ステンレス鋼製であり、それぞれ4つのポート孔領域を備え、いずれもそれぞれのポート孔を画定するように開口しているか、または、閉じていてもよい。ここで、フレームおよび圧力プレートのそれぞれは、開口している二つ、および閉じている二つのポート孔領域を備えている。圧力プレート33のポート孔領域34−37が図2aに示されており、破線の円は閉じているものである。圧力プレート33のうち、1つの開口しているポート孔領域34は、図3bでも見ることができる。圧力プレート33の内周面38は、フレームプレート32の内周面48と同様に、実質的に平面である。
熱交換器は、更に、フレームと圧力プレート32および33のそれぞれとの間に配される、同様のステンレス鋼伝熱プレート40を備える。各伝熱プレートは、4つのポート孔領域を備え、いずれもそれぞれのポート孔を画定するように開口しているか、または、閉じていてもよい。伝熱プレートのポート孔領域は、全て均一であり、同じサイズである。ここで、これらは円状ではなく、変化する「半径」を有する「湾曲した三角形状」である。圧力プレートとフレームプレートのポート孔領域は、全て均一であり、同じサイズである。ここで、これらは円状であり、半径は伝熱プレートのポート孔領域の最小「半径」と等しい。
圧力プレート33の最も近くに配されている最外部の伝熱プレート41(特許請求の範囲では“第1プレート”)が、更に詳細に図4a、4b、4cおよび4dに示されている。図4aに見ることができる伝熱プレートの表面は、圧力プレート33から離れる方に向いて配されており、図4b、4cand4dに見ることができる表面は、圧力プレート33の方に向いて配されている。伝熱プレート41は、4つのポート孔領域42、43、44および45を有する。プレート熱交換器31において、最外部のひとつの41とフレームプレート32に最も近い最外部の伝熱プレートとを除く全ての伝熱プレートは、全てのポート孔領域が開口している。最外部の伝熱プレート41は、フレームプレート32に最も近い最外部の伝熱プレート(不図示)と同様に、二つの開口しているポート孔領域43および44、ならびに、二つの閉じているポート孔領域42および45を有する。伝熱プレート41の開口しているポート孔領域43を、図3bに見ることができる。最外部の伝熱プレート41の開口しているポート孔領域43および44の中央点と、圧力プレート33の開口しているポート孔領域34および37の中央点とは、それぞれ整列している。更に、フレームプレート32に最も近い最外部の伝熱プレートの開口しているポート孔領域の中央点と、フレームプレート32のそれぞれの開口しているポート孔領域の中央点とは、それぞれ整列している。整列している(中央点に関して)開口しているポート孔領域は、プレート熱交換器の内部に延在するポートを形成している。そのため、プレート熱交換器は、4つのポートを備え、各一つが、それぞれの開口しているフレームプレート32および圧力プレート33のポート孔領域から延在している。図3bは、46の符号で示されている、圧力プレート33のポート孔領域34から延在するこれらのポートの一つを示している。
伝熱プレートは、それぞれ異なる領域に分割されており、それぞれにはその領域の主な機能に合わせた波形パターンが設けられている。例えば、伝熱プレートの中央拡張面c−c(図2b)(図4a−dにおける平面と平行)との関係で、交互に配されるプレート尾根部およびプレート谷部が、ポート孔領域の周りに設けられる。これは、プレート尾根部47およびプレート谷部49がポート孔領域43を囲っている、図4b〜dにおける伝熱プレート41に示されている。プレート尾根部およびプレート谷部は、サポート機能を有する。最外部のものを除く全ての伝熱プレートのプレート尾根部および谷部は、隣り合うプレートのプレート谷部および尾根部に当接するように配されている。最外部の伝熱プレートについては、隣り合うプレートのいずれか一つは、実質的に平面である内周面48および38をそれぞれ有するフレームプレート32および圧力プレート33である。伝熱プレートの異なる領域および波形パターンについては、ここではさらに詳しく説明しない。
伝熱プレートのそれぞれは、それぞれのポート孔領域の周りに設けられた環状の土手を備えている。これは、土手68がプレート尾根部47およびプレート谷部49を囲っている、図4cにおける伝熱プレート41のポート孔領域43に示されている。土手68の内周は、伝熱プレート41のポート孔領域43と均一であるが、これより大きい。土手は、プレートの反対の表側でガスケットを受けるように配されているガスケット溝の下側に形成されており、以下に更に説明する。
プレートパック39において、伝熱プレート40は、径方向外縁に沿って、伝熱プレートのポート孔領域の周りに延在する伝熱プレートガスケット溝に配されているガスケット50(図3b)により、互いに分離されている。図4aは、最外部の伝熱プレート41にそのようなガスケット50が設けられていることが示されている。伝熱プレート40は、ガスケット50と共に、一方の流体から他方の流体に熱を移動するために二つの流体を受けるように配された平行なチャネルを形成している。このため、第1流体は、一つおきのチャネルを流れるように配され、第二の流体は残りのチャネルを流れるように配されている。チャネルの漏れ防止のため、伝熱プレート40は、互いに押圧されなければならず、ガスケット50が伝熱プレートの間を密閉している。このため、プレート熱交換器31は、フレームプレート32および圧力プレート33をそれぞれ互いに押圧するように配されている複数の締め付け手段51を備えている。
第1流体は、プレート熱交換器の反対側に配されている入口52と出口53を通じて、それぞれプレート熱交換器31に出入りする。同様に、第2流体は、プレート熱交換器の反対側に配されている入口54と出口55を通じて、それぞれプレート熱交換器31に出入りする。入口52および54ならびに出口53および55は、プレート熱交換器31の反対側に配されており、第1流体および第2流体の両方が、フレームプレート32および圧力プレート33の両方を通過して流れる。入口および出口の中央点は、それぞれ各ポートの中央点と整列している。例えば、図3bにより特に明らかであるが、第1流体の出口53は、ポート46と整列している(中央点に関して)。
上述のように、伝熱プレートのパック39における位置に応じて、伝熱プレートにポート孔領域が開口しているか、閉じているかに関すること以外は、プレート熱交換器の全ての伝熱プレート40は類似している。パックにおいて、一つおきの伝熱プレート40は、参照プレートの方向に関して180度回転している。図4aを参照すると、一つおきの伝熱プレートは、プレートの中心を通って延在する軸の周りに180度回転しており、軸はプレートの中央拡張面c−cの法線であり、例えば、図4aにおける平面の法線である。
プレート熱交換器31において、フレームプレート32の最も近くに配されている最外部の伝熱プレート表側(図4a)は、フレームプレートの方に向いており、圧力プレート33の最も近くに配されている最外部の伝熱プレート41の裏側(図4b)は、圧力プレートの方に向いている。フレームプレート32と隣り合う最外部の伝熱プレートとの間には、適切な密閉を提供するために専用のガスケットの問題解決方法が存在している。このガスケットの問題解決方法は本発明とは関係がないため、したがって、更に説明はしない。最外部の伝熱プレート41と圧力プレート33との間には、本発明によるガスケットの問題解決方法が存在している。このガスケットの問題解決方法について、以下に説明する。
図5a−5eには、圧力プレート33と最外部の伝熱プレート41との間において、これらの間を密閉するために設置するための、環状のゴムのポート孔ガスケット57が示されており、ポート孔ガスケットと、最外部の伝熱プレートと、圧力プレートとが、共に本発明による組立体を形成している。このようにポート孔ガスケット57が設置されると、ポート孔ガスケットの中央拡張面e−eは、ここではh1=6mmであるポート孔ガスケットの最大高さh1の半分において延在し、圧力プレート33および最外部の伝熱プレート41と平行となる。中央拡張面e−eは、図5bにおける平面と平行である。
ポート孔ガスケットは、伝熱プレート41、より具体的にはその裏側と係合する第1面60と、圧力プレート33、より具体的にはその内周面38と係合する第2面61を有する。第1面60は、波状であり、ポート孔ガスケット57の長手延在方向Lに沿って交互に配されるガスケット尾根部62およびガスケット谷部63を画定する。前記中央拡張面e−eから、法線方向に、ガスケット尾根部は突出しており、ガスケット谷部は落ち込んでいる。ガスケット尾根部と谷部は、伝熱プレートのポート孔領域と均一であるが、これより大きい領域59を囲う、ポート孔ガスケットの内周58を画定する。第2面61は、実質的に平面であり、ポート孔ガスケット57の中央拡張面e−eと平行である。
第1面60は、連続的な環状の第1ビード、または、高台64を更に画定する。第1ビード64は、ポート孔ガスケット57と均一な内周58を有し、ポート孔ガスケットの長手延在方向Lに沿って同心円状に延在する。第1ビード64は、ガスケット尾根部62およびガスケット谷部63から中央拡張面e−eの法線方向に突出し、ポート孔ガスケットの内周58から、実質的に一定の距離w0において延在している。図5dより明らかな通り、第1ビードは、ガスケット尾根部の各頂点56より突出している。更に、第1ビードは、長手延在方向に沿って一定の幅w1および一定の高さh2を有し、その幅は中央拡張面と平行に、かつ、ポート孔ガスケットの長手延在方向に垂直に、例えばポート孔ガスケット57の「径」方向に、測定される。ここで、w0=0.5mmであり、w1=1.7mmであり、h2=0.2mmである。
ポート孔ガスケット57の設計は、最外部の伝熱プレート41および圧力プレート33の設計に適用されている。例えば、上述の伝熱プレートと共に使用するのに合わせて、ポート孔ガスケット57に囲われている領域59は、ちょうど伝熱プレートのポート孔領域のように、「湾曲した三角形状」である。更に、ポート孔ガスケット57の一部分Z1(一点鎖線で囲われている)に沿って、第1面60は、部分Z1内でガスケット尾根部を接続している第2ビード66を画定している。第2ビードは、開口しているポート孔領域43の周りにその一部が部分的に延在している、伝熱プレート41の溝70に収容されるように配されている。第2ビード66は、中央拡張面e−eの法線方向に高さh5=3.8mで突出し、ポート孔ガスケットの内周58からw6=2.7mmの距離をおいて延在しており、幅w7=6.3mmを有する。
図5bより明らかな通り、ポート孔ガスケット57は、その長手延在方向Lに沿って変化する幅を有する。ポート孔ガスケットのガスケット尾根部に沿った幅w2は、ガスケット尾根部の最大幅w3より大きい。更に、ポート孔ガスケットのガスケット尾根部に沿った幅w2は、部分Z2(破線で囲われている)に沿うガスケット谷部に沿ったポート孔ガスケットの幅w4より大きい。結果として、ポート孔ガスケット57には部分Z2に沿って、幅方向に刻み目67が設けられており、その刻み目は、ポート孔ガスケットが最も薄い(最小高さである)箇所であり、最も壊れやすい箇所において、ポート孔ガスケットの変形のための空間を提供する。そのため、刻み目67は、プレート熱交換器31の最外部の伝熱プレート41と圧力プレート33との間で加圧されたときに、ポート孔ガスケットがつぶされることを防止する。ここで、w2=10.45mmであり、w3=9.1mmであり、w4=9.2mmである。
ポート孔ガスケット57がガスケット尾根部62を超えて幅方向に延在している部分は、ガスケット谷部63の底と同一平面で、例えば高さh3=1.5mmにおいて延在している。ポート孔ガスケットの外形寸法d1は、ここでは106.3mmに等しい。
ポート孔ガスケット57の一部分Z2に沿って、第1面60は、更に、ガスケット谷部のそれぞれにおいて凹みを画定し、この凹みは、中央拡張面の法線方向に延在する。凹み65の中心は、ポート孔ガスケット57の内周58から5.6mmである距離w5をおいて配されており、ポート孔ガスケットの最小高さをh4=1.35mmとしている。また、凹み65は、ポート孔ガスケットが最も壊れやすい箇所において、ポート孔ガスケットの変形のための空間を提供しており、これによりプレート熱交換器31の最外部の伝熱プレート41と圧力プレート33との間で加圧されたときに、ポート孔ガスケットがつぶされることを防止する。
よって、第2ビード66のために、ポート孔ガスケットは、部分Z1内で特につぶされやすいという傾向にはない。第2ビード66は、ポート孔ガスケット57全体に沿って延在しないため、部分Z2内でポート孔ガスケットがつぶされるのを防ぐために、ポート孔ガスケットには刻み目67および凹み65が設けられている。
プレート熱交換器31において、ポート孔ガスケット57は、最外部の伝熱プレート41の開口しているポート孔領域43、および、圧力プレート33の開口しているポート孔領域34を囲うように周りに配されている(図3b、4c−d)。別のポート孔ガスケットは、最外部の伝熱プレート41の開口しているポート孔領域44、および、圧力プレート33の開口しているポート孔領域37を囲うように周りに配されている。このポート孔ガスケットはまた、一つの波状の面と一つの平面である面を有するが(例えば、本発明に合わせて設計されている)、最外部の伝熱プレート41の設計に合わせるためのポート孔ガスケット57とはいくらか異なった設計であり、特にポート孔領域44の周辺の構造が著しい。より具体的には、このポート孔ガスケットは、ポート孔ガスケット全体に沿って延在する第2ビードを有し、例えば、全てのガスケット尾根部を接続している。これは、最外部の伝熱プレート41の溝が開口しているポート孔領域44の全周に延在する第2ビードを収容するために配されているからである。この点を考慮すると、このポート孔ガスケットは、ポート孔ガスケット57のような刻み目および凹みが設けられる必要がない。
以下の説明は、ポート孔ガスケット57に焦点をあてる。ポート孔ガスケット57のガスケット尾根部62およびガスケット谷部63は、プレート谷部49およびプレート尾根部47と、それぞれ結合して最外部の伝熱プレート41を囲い、第2面61は、圧力プレート33の内周面38と係合する。更に、ポート孔ガスケット57がガスケット尾根部62を超えて幅方向に延在している部分は、土手68の頂面69(図4c)と係合し、その頂面はポート孔ガスケット57の中央拡張面e−eと平行である。このように配されるため、ポート孔ガスケット57は、最外部の伝熱プレート41と圧力プレート33との間で.良好で信頼性の高い密閉を実現することができる(図3b)。
そのため、本発明によるポート孔ガスケットは、周知の密閉の問題解決方法に必要とされる3つの専用部品を、最初に説明した熱交換器の反対側に配された一および同一の流体の入口および出口を有する熱交換器に置き換える。本発明によるポート孔ガスケットの更なる利点は、第2プレート(上記、圧力プレート)に最も隣接した二つのプレート(上述の二つの伝熱プレート)の間に、流れが存在しうることである。周知の密閉の問題解決方法では、上述のように、端部プレートに最も隣接した二つのプレート(一つの伝熱プレート、および、一つの転移プレート)の間に、流れが存在しえず、熱交換器の伝熱能力が悪化する結果となっていた。
図6a−6eには、本発明による、別の環状のゴムのポート孔ガスケット57’が示されている。ポート孔ガスケット57’は、ポート孔ガスケット57によく類似しているため、ポート孔ガスケット57とポート孔ガスケット57’とを区別する特徴のみを説明する。ポート孔ガスケット57´には、複数の、ここでは二つ(より多くても、より少なくてもよい)の、ポート孔ガスケットを最外部の伝熱プレート41に固定するための取り付け手段72および73が設けられている(図4a−4b)。取り付け手段72と73とは類似している。以下の説明では、主に図6に拡大して示されている取り付け手段72に焦点をあてる。
取り付け手段72は、ポート孔ガスケット57’から離間したブリッジ74と、ブリッジ74とポート孔ガスケット57’とを接続する接続部材75と、それぞれブリッジに接続され、接続部材75の反対側でブリッジからポート孔ガスケット57’に向けて延在している第1のフィンガーおよび第2のフィンガー76および77と、を備えている。ブリッジ74、接続部材75および第1のフィンガーおよび第2のフィンガー76および77は、等しい高さh6であり、ポート孔ガスケット57’の中央拡張面e’−e’と平行な共通の平面に延在している。
取り付け手段72は、ポート孔ガスケット57´に囲われ、その内周58’から延在している。接続部材75は、ポート孔ガスケット57´の第1ガスケット尾根部78と係合し、接続部材の頂面は、第1ガスケット尾根部78の頂面と同一平面において延在している。接続部材75と、第1のフィンガーおよび第2のフィンガー76および77の長さは、以下のようになっており、すなわち、ポート孔ガスケット57´の外周79と各第1のフィンガーおよび第2のフィンガーとの間の最短距離d2が、第1ガスケット尾根部78に沿ったポート孔ガスケット57´の幅w8(ここでは、ポート孔ガスケット57のw2)よりも短く、これは例えば、接続部材75がポート孔ガスケット57´に接続する箇所である。より具体的には、第1フィンガー76の一部分がポート孔ガスケット57´の第1ガスケット尾根部78と、隣り合う第2ガスケット尾根部80との間に延在し、第2フィンガー77の一部分がポート孔ガスケット57´の第1ガスケット尾根部78と、隣り合う第3ガスケット尾根部81との間に延在している。第1ガスケット尾根部78は、このように、それぞれ第2および第3ガスケット尾根部80および81の間に配されている。更に、ここで、第1、第2および第3ガスケット尾根部78、80および81は、ポート孔ガスケット57の一部分Z1に対応するポート孔ガスケット57´の一部分Z1’内に配されている。代替的には、一つ以上の第1、第2および第3のガスケット尾根部が部分Z1’の外側に配されてもよい。
ポート孔ガスケット57’は、取り付け手段72(および73)の領域を除いて、実質的にはポート孔ガスケット57と同様である。図6dより特に明らかなように、ポート孔ガスケット57´は第1のフィンガーおよび第2のフィンガー76および77の下で切り取られており、例えば、第1と第2のガスケット尾根部の間、および第1と第3のガスケット尾根部の間である。より具体的には、ポート孔ガスケット57´は、その内周58’から延在する切り欠きであって、各取り付け手段72および73のための2つの切り欠きを備え、内周58’を部分的に波型にし、部分Z1’の中でポート孔ガスケット57´の幅に変化を与えている。
取り付け手段72は、最外部の伝熱プレート41(図4a−4d)の縁部82に係合し、ポート孔ガスケット57’を最外部の伝熱プレートに固定するように配されており、縁部は、開口しているポート孔領域43の形をとっている最外部の伝熱プレートのポート孔83を画定している。縁部は波状であって、既に説明した通り、尾根部47と谷部49とを備える。接続部材75は、最外部の伝熱プレート41の裏側(図.4b−4d)に係合するように配され、第1のフィンガーおよび第2のフィンガーは、最外部の伝熱プレートの表側(図4a)に係合するように配されている。そのため、プレート縁部82は、接続部材と取り付け手段の第1のフィンガーおよび第2のフィンガーとの間で「つままれる」ように配され、ポート孔ガスケットを最外部の伝熱プレートに固定している。
図7a−7eは、本発明による、更に別の環状のゴムのポート孔ガスケット57’’を示している。ポート孔ガスケット57’’は、ポート孔ガスケット57’’が取り付け手段の第1のフィンガーおよび第2のフィンガーの下に切り欠きを有しない点を除いて、実質的にはポート孔ガスケット57’と同様である。切り欠きは、ポート孔ガスケット57’の製造を、ポート孔ガスケット57’’よりもいくらか容易にしうる。
本発明の上述の実施形態は、例示として理解されるべきである。当業者は、発明の概念から逸脱せずに実施形態が変更され、複数の方法と結合されうることを認識する。
例えば、上記に挙げられたポート孔ガスケットの寸法のセットは、数えきれない、可能な異なる実用性のある寸法のセットの一例に過ぎない。ポート孔ガスケットの寸法はプレート熱交換器のアプリケーションや、伝熱、フレームおよび圧力プレートの設計に適合させなければならないのは当然であるが、異なる設計のポート孔ガスケットが、一および同一のアプリケーションとプレートセットに効果がある可能性もある。
例えば、ポート孔ガスケットの第1ビードおよび第2ビードの幅、高さ、位置は、ポート孔ガスケットの性能が変わらない状態で、一定の限度において変化してもよい。非限定的な例として、上述のプレートに適用されるポート孔ガスケットについては、第1ビードの高さh2は、ポート孔ガスケットの最大高さh1の2−10%であってもよい。更に、別の非限定的な例として、第1ビードの幅w1は、ポート孔ガスケットの最大幅w2の5−25%であってもよい。その上に、ポート孔ガスケットの第1ビードおよび第2ビードは押圧されない状態では、非連続的であってもよく、非連続性はプレート熱交換器におけるポート孔ガスケットの押圧の間に解消される。
更なる例として、凹みの位置、形状および/または数は、変化してもよい。より具体的には、凹みはポート孔ガスケットの内周のより近くに/より離れて配されてもよく、ポート孔ガスケットの一部分Z2に沿った少ない数のガスケット谷部だけに設けられてもよい。更に、刻み目67の形状および/または数は変化してもよい。
上述のプレート熱交換器は、二つのポート孔ガスケット(異なるデザインだが、両者共に本発明によるものである)を備え、それぞれが最外部の伝熱プレートおよび圧力プレートの各一対の開口しているポート孔領域用である。ポート孔ガスケットは、最外部の伝熱プレートと圧力プレートの間のポート孔領域が閉じている箇所には、たとえサポートのためであっても必要はなく、これは本発明によるポート孔ガスケットの更なる利点である。これは、最外部の伝熱プレートと圧力プレートとはプレート熱交換器の中で極めて接近して配されているため、最外部の伝熱プレートの変形のリスクがないからである。しかしながら、もし例えばサポートのために必要であれば、最外部の伝熱プレートおよび圧力プレートの、閉じているポート孔領域の周りにポート孔ガスケットを配することができる。
ポート孔ガスケットの内周および伝熱プレートのポート孔領域は、円形、楕円形など、どのような形状であってもよい。更に、これらは均一であるおよび/または同心円状にある必要はない。フレームおよび圧力プレートのポート孔領域についても、例えば、湾曲した三角形状であってもよく、同様の考え方が有効である。
ポート孔ガスケットは、ゴムとは別の材料で作られていてもよい。同様に、フレームおよび圧力プレートは、ステンレス鋼とは別の、例えば炭素鋼など材料で作られていてもよい。また、伝熱プレートは、ステンレス鋼とは別の、例えばチタンなどの材料で作られていてもよい。
上記の、プレート配列体(特許請求の範囲で使用される用語)は、第2プレート、例えば圧力プレートからなる。腐蝕を引き起こす可能性があるため、流体にさらされないようフレームおよび圧力プレートを保護するために、特に、もしもフレームおよび圧力プレートが耐腐蝕性の低い炭素鋼のような材料である場合、フレームおよび圧力プレートの開口しているポート孔領域には、例えばステンレス鋼のライニングを設けてもよい。そのような場合、プレート配列体は、第2プレートおよび少なくとも一つのライニングと、を備え、ポート孔ガスケットは、直接第2プレートと係合するかわりに、ライニングと係合するように配されてもよい。
図6a−6eおよび7a−7eを参照して説明されるポート孔ガスケットは、いわゆるタブ上のクリップの形をとる取り付け手段を備える。当然に、ポート孔ガスケットには、最外部の伝熱プレートの内縁および/または外縁と係合するように配される、追加の/他の種類の、内部の/外部の取り付け手段が設けられてもよい。
プレート熱交換器の伝熱プレートは、全て類似している必要はなく、2つ以上の異なる、交互に配される種類であればよい。
第1プレートおよび第2プレートは、それぞれ最外部の伝熱プレートおよび圧力プレートであるひつようはなく、例えば、伝熱プレートおよび隔離プレート、または、最外部の伝熱プレートおよびフレームプレートであってもよい。隔離プレートは、伝熱プレートのパックの2つの伝熱プレートの間に配されてもよい分流プレートである。これは、典型的には、波状のものでないシートメタルプレートであり、閉じている、および、開口しているポート孔領域の両方を備えていてもよい。
圧力プレートの内周面の全体が実質的に平面である必要はなく、ポート孔ガスケットの第2面と係合すように配された一部分の内周面が実質的に平面でありさえすればよい。
強調されるべきことは、本発明に関係のない詳細な説明は省略されており、少なくともいくつかの図面は単に概略であって、実寸に基づいて描かれたものではない。付け加えるべきこととして、いくつかの図面は、他の図面よりも簡略化されている。そのため、いくつかの部品は、ある一つの図面には示されているが、別の図面においては省略されるか、または、簡略化されて示されている可能性がある。
31 プレート熱交換器
33 圧力プレート
34 ポート孔領域
38 表面
41 伝熱プレート
43 ポート孔領域
47 プレート尾根部
49 プレート谷部
57 ポート孔ガスケット
58 内周
60 第1面
61 第2面
62 ガスケット尾根部
63 ガスケット谷部

Claims (13)

  1. 熱交換器(31)における、伝熱プレートを形成する波状の第1プレート(41)と、端部プレートを形成する第2プレート(33)との間の設置のためのポート孔ガスケット(57、57’、57’’)であって、前記第1プレートおよび前記第2プレートと平行となるように設置され、当該ポート孔ガスケットは、環状で、当該ポート孔ガスケットの内周(58、58’)の内側に前記第1プレートのポート孔領域(43)と前記第2プレートのポート孔領域(34)とを囲うように構成されている、ポート孔ガスケット(57、57’、57’’)において、
    前記第1プレートと係合するように構成された、当該ポート孔ガスケットの第1面(60)は、当該ポート孔ガスケットの方向延在部(L)に沿って交互に配置されたガスケット尾根部(62)およびガスケット谷部(63)を画定するように波状に形成され、前記ガスケット尾根部前記第1プレートのプレート谷部(49)に、かつ前記ガスケット谷部前記第1プレートのプレート尾根部(47)にそれぞれ嵌合するように構成され、
    前記第2プレートを備えたプレート配列体に係合するように構成された、当該ポート孔ガスケットの第2面(61)は、平面で、前記プレート配列体の平らな表面(38)に接するように構成され、
    前記第2面(61)の法線方向(n)に前記ガスケット尾根部が突出して前記ガスケット谷部が落ち込み、
    当該ポート孔ガスケット、前記第2面(61)と平行に、かつ当該ポート孔ガスケットの前記方向延在部に対して垂直に測定される複数の幅(w0〜w8)を有し、
    前記第1面(60)は、第1ビード(64)を画定し、前記第1ビード(64)が、当該ポート孔ガスケットの前記周方向延在部(L)に沿って延び、かつ、前記第2面(e−e、e’−e’)の法線方向(n)に前記ガスケット尾根部(62)および前記ガスケット谷部(63)から突出し、
    前記第1面(60)は、当該ポート孔ガスケットの前記周方向延在部(L)に沿って延在し、かつ、複数の前記ガスケット尾根部(62)を接続している第2ビード(66)を画定し、前記第2ビード(66)が、前記第2面(e−e、e’−e’)の法線方向に突出して、当該ポート孔ガスケットの前記内周(58、58’)から距離(w5)をおいて延在していることを特徴とする、ポート孔ガスケット(57、57’、57’’)
  2. 前記ガスケット尾根部(62)および前記ガスケット谷部(63)は、当該ポート孔ガスケットの内周(58、58’)を画定している、ことを特徴とする請求項1に記載のポート孔ガスケット(57、57’、57’’)。
  3. 前記第1ビード(64)が、前記ガスケット尾根部(62)のそれぞれの頂上(56)から突出していることを特徴とする、請求項1または2に記載のポート孔ガスケット(57、57’、57’’)。
  4. 前記ガスケット尾根部(62)に沿った当該ポート孔ガスケットの幅(w2)が、前記ガスケット尾根部の最大幅(w3)より大きいことを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のポート孔ガスケット(57、57’、57’’)。
  5. 前記ガスケット尾根部(62)に沿った当該ポート孔ガスケットの幅(w2)が、前記ポート孔ガスケットの一部分(Z2)に沿う前記ガスケット谷部(63)に沿った前記ポート孔ガスケットの幅(w4)より大きいことを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のポート孔ガスケット(57、57’、57’’)。
  6. 前記第1面(60)が、複数の前記ガスケット谷部(63)のそれぞれにおいて、凹み(65)を画定し、前記凹みは、前記第2面(e−e、e’−e’)の法線方向に延在していることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のポート孔ガスケット(57、57’、57’’)。
  7. 前記第1プレート(41)の縁部(82)に係合するように構成され、かつ、当該ポート孔ガスケットを前記第1プレートに固定するための取り付け手段(72、73)が設けられており、前記縁部は前記第1プレートのポート孔(83)を画定し、前記取り付け手段は、当該ポート孔ガスケットに係合し、かつ、当該ポート孔ガスケットの前記内周(58’)から延在していることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のポート孔ガスケット(57’、57’’)。
  8. 前記取り付け手段(72、73)は、当該ポート孔ガスケットから離間したブリッジ(74)と、前記ブリッジと当該ポート孔ガスケットとを接続する接続部材(75)と、前記ブリッジに係合し、前記ブリッジから当該ポート孔ガスケットに向けて延在している第1のフィンガー(76)および第2のフィンガー(77)と、を備え、前記接続部材が、前記第1プレート(41)の裏側に係合するように構成され、前記第1のフィンガーおよび前記第2のフィンガーは、前記第1プレートの表側に係合するように構成されていることを特徴とする、請求項に記載のポート孔ガスケット(57’、57’’)。
  9. 前記ポート孔ガスケットの外周(79)と前記第1のフィンガー(76)および前記第2のフィンガー(77)の各々との間の最短距離(d2)は、前記接続部材(75)が当該ポート孔ガスケットに接続されている箇所における当該ポート孔ガスケットの幅(w8)よりも短いことを特徴とする、請求項に記載のポート孔ガスケット(57’、57’’)。
  10. 前記接続部材(75)は前記ガスケット尾根部(62)の第1のガスケット尾根部(78)において当該ポート孔ガスケットに接続され、前記第1のフィンガー(76)が、前記第1のガスケット尾根部(78)と隣り合う第2のガスケット尾根部(80)との間に少なくとも部分的に延在し、前記第2のフィンガー(77)が、前記第1のガスケット尾根部(78)と隣り合う第3のガスケット尾根部(81)との間に少なくとも部分的に延在し、前記第1のガスケット尾根部が、前記第2のガスケット尾根部と前記第3のガスケット尾根部との間に構成されていることを特徴とする、請求項またはに記載のポート孔ガスケット(57’、57’’)。
  11. 伝熱プレートを形成する波状の第1プレート(41)と、端部プレートを形成する第2プレート(33)と、請求項1〜10のいずれか一項に記載のポート孔ガスケット(57、57’、57’’)とを備えた熱交換器(31)用の組立体であって、前記ポート孔ガスケット(57、57’、57’’)が、前記第1プレート(41)と前記第2プレート(33)の間で、前記ポート孔ガスケットが前記第1プレートおよび前記第2プレートと平行となるように設置され、前記第1プレートおよび前記第2プレートのそれぞれが、前記ポート孔ガスケットに囲われたポート孔領域(43、34)を有し、前記ポート孔ガスケットにおける第1面(60)は、前記第1プレートのプレート尾根部(47)およびプレート谷部(49)と係合し、前記プレート尾根部およびプレート谷部が前記第1プレートの前記ポート孔領域(43)の周りに交互に配置され、前記ポート孔ガスケットにおける第2面(61)は、前記第2プレートを備えたプレート配列体の平らな表面(38)に係合し、前記平らな表面は、前記第2プレートの前記ポート孔領域(34)の周りに延在していることを特徴とする、組立体。
  12. 前記第1プレート(41)が、互いに並んだ伝熱プレート(40)のパック(39)における最外部の伝熱プレートであり、前記第2プレート(33)が、伝熱プレートの前記パックを加圧するように構成されている端部プレートである、ことを特徴とする請求項11に記載の組立体。
  13. 前記第1プレート(41)および前記第2プレート(33)の前記ポート孔領域(43、34)は、開口していることを特徴とする、請求項11または12に記載の組立体。
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