JP6915531B2 - 演出駆動体制御装置、遊技機および演出駆動体制御方法 - Google Patents

演出駆動体制御装置、遊技機および演出駆動体制御方法 Download PDF

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本発明は、演出駆動体制御装置、遊技機および演出駆動体制御方法に関する。
従来から、パチンコやスロット等の遊技機では、遊技者に対して期待感や高揚感を与えて演出性を高めるために、装飾部分を駆動する演出駆動体(所謂ギミック、役物)を備えるものが提案されている。また、演出動作に遊技者が参加できるようにするための押しボタンスイッチを備えるものも提案されている。さらに、これらの従来技術の組み合わせとして、押しボタンスイッチと演出駆動体を一体化したものも提案されている(例えば、特許文献1等を参照)。
特許文献1に示した従来技術では、押しボタンスイッチに可動ボタンモジュールを備えて、アクチュエータからの駆動力で可動ボタンモジュールを上下方向に回動させることで、演出に応じた触覚を遊技者が知覚することができる。これにより、可動ボタンモジュールの上下運動で各種演出を表現して、遊技者に対して期待感や高揚感を与える演出動作を実現している。
特開2017−000598号公報
しかし、特許文献1の従来技術では、押しボタンスイッチを介して遊技者が上下運動を触覚し、アクチュエータの動作を遊技者が受動的に体感することは可能であるが、演出に参加しているかのようなさらに複雑な触覚を体験することは困難であった。
また、アクチュエータとしてステッピングモータを用いる場合には、押しボタンスイッチを遊技者が押下げる力がアクチュエータの駆動力よりも大きくなると、アクチュエータの出力と可動ボタンモジュールの位置が異なる脱調が生じてしまうという問題があった。このような脱調を防ぐためには、可動ボタンモジュールの可動範囲を小さくすることや、原点復帰を行う頻度を多くする必要があるため、演出の自由度が低下してしまうという問題が発生する。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、遊技者に対してさらに期待感や高揚感を与える演出動作を可能とする演出駆動体制御装置、遊技機および演出駆動体制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明の演出駆動体制御装置は、電力と制御信号に応じてトルクを出力する駆動部と、遊技者により操作されて変位するとともに前記駆動部によって駆動される演出駆動体と、前記演出駆動体の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記位置情報に基づいて前記制御信号を前記駆動部に供給する制御部を備え、前記制御部は、前記位置情報と前記制御信号との対応関係を示す複数の位置出力対応テーブルと、前記複数の位置出力対応テーブルから参照対象を選択する出力パターン切替部を備え、前記制御部は、前記参照対象の前記位置出力対応テーブルを参照して前記位置情報に応じた前記制御信号を選択し、前記遊技者の操作中に切替信号を受信した場合に、前記出力パターン切替部は、前記位置出力対応テーブルを再選択することを特徴とする。
これにより、制御部が演出駆動体の位置情報に応じて制御信号を駆動部に供給することで、遊技者が演出駆動体を押し下げる動作に対応してトルクが出力され、遊技者が演出に参加しているかのような体験を得ることができ、遊技者に対してさらに期待感や高揚感を与える演出動作が可能となる。
また、本発明の一実施態様では、前記演出駆動体は、変位可能範囲が20mm以上である。
また、本発明の一実施態様では、前記演出駆動体は、変位可能範囲が50mm以上である。
また、本発明の一実施態様では、前記駆動部は、前記位置情報取得部と一体化されたDCモータである。
また、本発明の一実施態様では、前記駆動部は、ホールICを搭載したブラシレスDCモータである。
また、本発明の遊技機は、上記何れか一つに記載の演出駆動体制御装置を備えることを特徴とする。
また、本発明の演出駆動体制御方法は、演出駆動体の位置情報を取得する位置情報取得工程と、前記位置情報に基づいて駆動部に制御信号を供給する制御信号送出工程と、前記制御信号に応じて前記駆動部がトルクを出力して演出駆動体を駆動する駆動工程を備え、前記制御信号送出工程は、前記位置情報と前記制御信号との対応関係を示す複数の位置出力対応テーブルから参照対象を選択し、前記参照対象の前記位置出力対応テーブルを参照して前記位置情報に応じた前記制御信号を選択し、前記遊技者の操作中に切替信号を受信した場合に、前記位置出力対応テーブルを再選択することを特徴とする。
これにより、演出駆動体の位置情報に応じてトルクが出力され、遊技者が演出駆動体を押し下げる動作に対応して遊技者が演出に参加しているかのような体験を得ることができ、遊技者に対してさらに期待感や高揚感を与える演出動作が可能となる。
本発明によれば、遊技者に対してさらに期待感や高揚感を与える演出動作を可能とする演出駆動体制御装置、遊技機および演出駆動体制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る遊技機10の概要を示す模式図である。 実施形態1のギミックスイッチ20の内部構造を示す模式図である。 実施形態1のギミックスイッチ20の構成を示すブロック図である。 実施形態2のギミック制御部31の構成を示すブロック図である。 実施形態2における複数の位置出力対応テーブル42の一例を示す表である。 位置出力対応テーブル42に記録されている位置情報と制御信号の内容を示すグラフである。 位置出力対応テーブル42に記録されている位置情報と制御信号の内容を示す表である。 実施形態2におけるギミックスイッチ20の制御方法の一例を示すフローチャートである。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る遊技機10の概要を示す模式図である。図1に示すように遊技機10は、本体部11に操作部12と、盤面13と、表示部14と、ギミック収容部15と、ギミック可動部16とを有している。また、ギミック収容部15とギミック可動部16とでギミックスイッチ20が構成されており、ギミックスイッチ20は本発明における演出駆動体に相当している。
本実施形態の遊技機10は、遊技者は操作部12を操作して玉を盤面13内に射出し、盤面13内での入賞を競い、盤面13内での演出や表示部14に表示される演出を鑑賞して遊戯を楽しむパチンコ遊技機である。本体部11や操作部12、盤面13、表示部14の具体的な構成や構造、機能は従来から公知の遊技機と同様であり、説明を省略する。ここでは遊技機10としてパチンコ遊技機の例を示したが、スロット遊技機やパチスロ遊技機にギミックスイッチ20を備える構成としてもよい。
ギミック収容部15は、図2で後述する各部材を収容する容器であり、本体部11の外部に取り付けられている。ギミック可動部16は、ギミック収容部15から突出して設けられた可動部材であり、ギミック収容部15からの突出量が変化するように駆動される部材である。ギミックスイッチ20は、ギミック収容部15およびギミック可動部16ともに本体部11の外部に配置されており、遊技者が遊戯中に直接触れることが可能とされている。
本実施形態の遊技機10では、ギミック可動部16が再上端に位置した状態から、最下端に位置してギミック収容部15にほぼ全長が収容される状態まで、遊戯者が上方から押さえつける操作をすることでギミック可動部16の位置が変位する。よって、ギミック可動部16の長さだけ変位される長いストロークの操作を実現できる。これにより、通常のボタン形状のスイッチによる操作よりも操作可能な長さが著しく大きく、その変位の途中で後述するトルク変化による演出を十分に表現することが可能となる。
ここで長いストロークとは、ギミック可動部16の変位量が20mm以上であることが好ましく、より好ましくは50mm以上である。変位量がこの範囲であると、遊戯者の操作によりギミック可動部16が変位している最中に、様々なトルク出力による演出を遊技者が体感でき、遊技者に対して期待感や高揚感を与える演出動作が可能となる。また、変位量が500mmを超えると遊技者の操作に支障が生じる可能性があるため、変位量は500mm以下であることが好ましい。
図1では、盤面13の前部にギミックスイッチ20を配置した例を示したが、ギミックスイッチ20を設ける位置は限定されず、演出内容に応じて操作部12の近傍や操作部12の反対側などに設けるとしてもよい。また、図1ではギミックスイッチ20を1つ備える例を示したが、複数のギミックスイッチ20を備えるとしてもよい。また、図1ではギミック収容部15およびギミック可動部16を略円筒形状で示しているが、演出内容に応じた装飾が施されていることが好ましい。さらに、ギミック収容部15を本体部11と一体化して、ギミック可動部16のみを本体部11から突出させる構成としてもよい。
図2は、本実施形態のギミックスイッチ20の内部構造を示す模式図である。図2に示すようにギミックスイッチ20では、ギミック収容部15の内部に駆動部21と、ギヤ22,23,24と、ギミック可動部16が収容されている。
駆動部21は、外部から電力と制御信号が供給されることで、電力と制御信号に応じた回転運動を行ってトルクを出力する部材である。駆動部21の具体的な構成としては、ステッピングモータやDCモータ等が挙げられるが、位置制御の正確性と脱調の生じにくさの観点からDCモータが好ましく、さらにホールICを搭載したブラシレスDCモータを用いることが好ましい。ホールICを搭載したブラシレスDCモータを駆動部21として用いることで、ホールICによるエンコーダ機能により位置情報を取得することができる。
ギヤ22,23は、駆動部21で発生した回転運動を伝達するための部材であり、公知の様々なギヤを用いて減速機を構成している。ギヤ24はラックギヤであり、ギヤ22,23から伝達された回転運動を上下運動に変換するラック・アンド・ピニオンを構成している。図2に示したようにギミック可動部16は一部がギヤ24に連結されており、その上部がギミック収容部15の上方に突出して配置されている。したがって、駆動部21が出力した回転運動は、ギヤ22,23,24を介してギミック可動部16の上下運動に変換され、ギミック収容部15からの突出量が変化するようにギミック可動部16が駆動される。
図2では3つのギヤを用いた例を示したが、ギヤ22,23,24の具体的な構成は図2に示したものに限定されず、適切なギヤ比率と各種ギヤを用いることができる。また、図2ではラック・アンド・ピニオンによりギミック可動部16を直線運動させる例を示したが、ギミック可動部16の運動は直線運動に限定されず、回転や揺動などの運動であってもよい。
図3は、本実施形態のギミックスイッチ20の構成を示すブロック図である。図3に示すように、ギミックスイッチ20は、駆動部21とギミック可動部16の他に、ギミック制御部31と、モータ制御部32と、エンコーダ33と、原点センサ34とを備えている。
ギミック制御部31は、モータ制御部32に電気的に接続されて、モータ制御部32から現在の位置情報を取得し、位置情報に基いて制御信号をモータ制御部32に供給する部分であり、IC(Integrated Circuit)やLSI(Large Scale Integration)、DSP(Digital Signal Processor)等の情報処理手段である。また、ギミック制御部31は、ギミックスイッチ20の外部と電力や信号の授受をするための外部インターフェイスを備えており、遊技機10に設けられた情報処理手段からの信号に応じた動作が可能となっている。
モータ制御部32は、ギミック制御部31と駆動部21とエンコーダ33と原点センサ34に電気的に接続された情報処理手段であり、駆動部21に対して回転方向と出力を指示する制御信号を供給する。モータ制御部32が駆動部21に対して供給する制御信号は、例えば駆動部21の出力比率をPWM(Pulse Width Modulation)波形で送出する等が挙げられる。
ギミック制御部31とモータ制御部32の組み合わせにより、位置情報に応じた制御信号が駆動部21に対して供給されるため、ギミック制御部31とモータ制御部32の両者を含めた情報処理手段全体が本発明の制御部に相当している。
エンコーダ33は、駆動部21の移動量を積算して検知し、現在の位置情報を取得してモータ制御部32に送出する部分であり、本発明における位置情報取得部に相当している。エンコーダ33の具体例としては、駆動部21に内蔵されたセンサであることが好ましく、上述したようにホールICを搭載したブラシレスDCモータを用いることが好ましい。図3では位置情報取得部であるエンコーダ33が駆動部21と一体化された例を示しているが、位置情報取得部を駆動部21とは別体として設けてもよく、ギミックスイッチ20の外部に設けるとしてもよい。
原点センサ34は、ギミック可動部16が原点位置にあるか否かを検出するセンサであり、例えば赤外線センサ等を用いることができる。原点センサ34は、例えばギミック可動部16が原点位置である最上部に到達しているときにON信号となり、それ以外の位置ではOFF信号を取得し、モータ制御部32に原点信号として送出する。
図3に示したギミックスイッチ20では、エンコーダ33が駆動部21の位置情報を取得してモータ制御部32に位置情報を伝達し、モータ制御部32は受け取った位置情報をギミック制御部31に伝達する(位置情報取得工程)。ギミック制御部31は、受け取った位置情報を情報処理して現在の位置情報に応じた制御信号をモータ制御部32に伝達する。ここで、位置情報に応じた制御信号の決定方法としては、予め定められた位置情報と制御信号の関数や対応テーブルから決定するものが挙げられる。次に、制御信号を受け取ったモータ制御部32は駆動部21を動作させるための制御信号に変換して駆動部21に送出する(制御信号送出工程)。制御信号を受け取った駆動部21は、制御信号に応じた回転方向とトルクを出力し、ギミック可動部16にトルクを伝達してギミック可動部16を駆動する(駆動工程)。
図1に示したように、ギミック可動部16は本体部11外部に設けられており、遊技者が触れることが可能である。本実施形態の遊技機10では、遊技者がギミックスイッチ20のギミック可動部16に触れて押し込む動作をすると、ギミック可動部16が移動してエンコーダ33がその移動量と現在位置を取得する。上述したようにギミックスイッチ20では位置情報取得工程、制御信号送出工程、駆動工程が実行されるため、ギミック可動部16の位置に応じたトルクが出力され、遊技者が感じる応力はギミック可動部16の位置によって変化する。これにより、遊技者がギミック可動部16を押し下げる動作に対応してトルクが出力され、遊技者が演出に参加しているかのような体験を得ることができ、遊技者に対してさらに期待感や高揚感を与える演出動作が可能となる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2について、図面を参照して説明する。実施形態1と重複する内容は説明を省略する。本実施形態では、ギミック制御部31が位置情報と制御信号の対応関係を記録した位置出力対応テーブルを複数備えている点が実施形態1と異なっている。
図4は、本実施形態のギミック制御部31の構成を示すブロック図である。図4に示すように、ギミック制御部31は、出力パターン切替制御部41と、複数の位置出力対応テーブル42を備えている。
出力パターン切替制御部41は、外部からの切替信号に応じて位置出力対応テーブル42を選択する部分である。外部からの切替信号としては、例えば原点センサ34のON信号や、遊技機10の本体側に搭載された情報処理手段からの信号などが挙げられる。出力パターン切替制御部41では、切替信号を受信すると、切替信号の内容に応じて選択出力パターン信号を生成し、複数の位置出力対応テーブル42から最適なものを選択する。
位置出力対応テーブル42は、それぞれが位置情報と制御信号の対応関係を記録したデータであり、ギミック制御部31内の内部記憶領域または外部記憶領域に予め記録されている。ギミック制御部31は、実施形態1で説明したように現在の位置情報を取得して、選択された位置出力対応テーブル42における位置情報と制御信号の関係を参照し、現在の位置情報に応じた制御信号をモータ制御部32に送出する。
図5は、本実施形態における複数の位置出力対応テーブル42の一例を示す表である。図6は、位置出力対応テーブル42に記録されている位置情報と制御信号の内容を示すグラフである。図7は、位置出力対応テーブル42に記録されている位置情報と制御信号の内容を示す表である。
図5に示すように、選択出力パターン信号が「1」の場合には、強いバネの出力パターンである。具体的な位置情報と制御信号の関係としては、図6,7に示すように、ギミック可動部16が最上部の原点位置にあるときの出力デューティ比を0%とし、最下部で出力デューティ比が50%となるように単調増加するものである。出力デューティ比は、制御信号に含まれるPWM信号のデューティ比であり、デューティ比が大きい場合には駆動部21が出力するトルクが大きくなる。したがって、遊技者がギミック可動部16を押し込んだ際には、ギミック可動部16を下に押し下げるほど強い反発を感じることになる。
選択出力パターン信号が「2」の場合には、中程度のバネの出力パターンである。具体的な位置情報と制御信号の関係としては、ギミック可動部16が最上部の原点位置にあるときの出力デューティ比を0%とし、最下部で出力デューティ比が35%となるように単調増加するものである。したがって、遊技者がギミック可動部16を押し込んだ際には、ギミック可動部16を下に押し下げるほど強い反発を感じるが、強いバネの出力パターンよりは反発が弱い。
選択出力パターン信号が「3」の場合には、弱いバネの出力パターンである。具体的な位置情報と制御信号の関係としては、ギミック可動部16が最上部の原点位置にあるときの出力デューティ比を0%とし、最下部で出力デューティ比が20%となるように単調増加するものである。したがって、遊技者がギミック可動部16を押し込んだ際には、ギミック可動部16を下に押し下げるほど強い反発を感じるが、中程度のバネの出力パターンよりさらに反発が弱い。
選択出力パターン信号が「4」の場合には、上部のみの出力パターンである。具体的な位置情報と制御信号の関係としては、ギミック可動部16が最上部の原点位置にあるときの出力デューティ比を0%とし、中間位置で出力デューティ比が40%となるように単調増加した後に、中間位置よりも下方では出力デューティ比を低く維持するものである。したがって、遊技者がギミック可動部16を押し込んだ際には、中間位置よりも上方ではギミック可動部16を下に押し下げるほど反発を感じるが、中間位置よりもさらに押し下げると反発をほとんど感じない。
選択出力パターン信号が「5」の場合には、引き込みの出力パターンである。具体的な位置情報と制御信号の関係としては、ギミック可動部16が最上部の原点位置にあるときの出力デューティ比を0%とし、中間位置で出力デューティ比が30%となるように単調増加した後に、中間位置より下方では出力デューティ比がマイナスとなる領域が存在している。したがって、遊技者がギミック可動部16を押し込んだ際には、中間位置よりも上方ではギミック可動部16を下に押し下げるほど反発を感じるが、中間位置よりもさらに押し下げると下方に引き込まれる感覚を得る。ここで、出力デューティ比がマイナスとは、駆動部21に出力されるPWM波形の電流の流れる方向が逆方向になることを示し、図2に示したギヤ機構が逆回転してギミック可動部16を下方に移動させるようなトルクが出力されることを意味している。
選択出力パターン信号が「6」の場合には、3段バネの出力パターンである。具体的な位置情報と制御信号の関係としては、ギミック可動部16が最上部の原点位置にあるときの出力デューティ比を0%とし、所定位置まで出力デューティ比が48%となるように単調増加した後に急激に出力デューティ比が減少し、再度出力デューティ比が増加することを繰り返す。したがって、遊技者がギミック可動部16を押し込んだ際には、ギミック可動部16を下に押し下げるにつれて反発が強くなって弱くなる感覚が繰り返される。
図4〜図7で選択出力パターン1〜6として示した複数の位置出力対応テーブル42は一例であり、位置情報に応じて出力デューティ比が変化しているものであればどのようなものであってもよい。ギミック制御部31が複数の位置出力対応テーブル42を備えて、切替信号に応じて位置出力対応テーブル42を選択することで、上述したような様々な感覚を遊技者が体験することが可能である。また、遊技者はギミック可動部16を操作することでギミック可動部16の位置が変化し、その位置変化に応じてギミック可動部16にトルクが出力されるため、遊技者が演出に参加しているかのような体験を得ることができ、遊技者に対してさらに期待感や高揚感を与える演出動作が可能となる。
図8は、本実施形態におけるギミックスイッチ20の制御方法の一例を示すフローチャートである。ギミック制御部31は、遊技機側の情報処理手段から演出開始の信号を受信した場合や、一定時間が経過した場合などに本発明の演出駆動体制御方法を開始する。
はじめにステップS1では、出力パターン切替制御部41で複数の位置出力対応テーブル42のどれを用いるかの選択出力パターン信号を決定する(出力パターン選択工程)。このとき、選択出力パターン信号の決定方法は特に限定されず、遊技機側の情報処理手段から受信した演出要求の信号に含まれている情報に従うとしてもよく、ランダムに選択するとしてもよい。ギミック制御部31は、選択出力パターン信号を決定した後にステップS2に移行する。
次にステップS2では、位置情報取得部であるエンコーダ33信号を前回と比較し、エンコーダパルスに変化がある場合にはステップS3に移行し、変化が無い場合にはステップS2に移行する(位置変化検出工程)。
次にステップS3では、モータ制御部32がエンコーダ33から受け取ったエンコーダパルスに基づいて現在の位置情報を読み出してギミック制御部31に送出する(位置情報取得工程)。ギミック制御部31が位置情報を取得した後にステップS4に移行する。
次にステップS4では、ギミック制御部31は、出力パターン選択工程で選択された位置出力対応テーブル42と、位置情報取得工程で取得された位置情報を参照し、対応する制御信号をモータ制御部32に送出する。モータ制御部32に制御信号を送出した後にステップS5に移行する。
次にステップS5では、モータ制御部32から駆動部21に対して制御信号であるPWM信号と回転方向を出力する。ステップS4とステップS5を経ることで、駆動部21に対して位置情報に対応した制御信号が送出され(制御信号送出工程)、その後ステップS6に移行する。
次にステップS6では、駆動部21が制御信号に従って動作し、回転トルクが出力される。次にステップS7では、ギミック可動部16に回転トルクが伝達されてギミック可動部16の押上げや引き込みなどの反力が出力される(駆動工程)。
次にステップS8では、演出終了であるか否かを判定し、演出終了と判定された場合には処理を終了し、演出継続と判定された場合にはステップS2に移行する(終了判定工程)。このとき、演出終了を判定する基準は特に限定されず、例えば演出開始から一定期間が経過した場合や、外部から新たに切替信号を受信した場合、ギミック可動部16が最上部に戻り原点センサ34がON信号となった場合などが挙げられる。処理開始時や処理終了時に、ギミック可動部16を原点位置に復帰させる動作を組み込んでもよい。
本実施形態では、ギミックスイッチ20が上述した演出駆動体制御方法を実行することで、遊技機側の演出に連動してギミックスイッチ20の動作を選択できる。また、遊技者はギミック可動部16を操作することでギミック可動部16の位置が変化し、その位置変化に応じてギミック可動部16にトルクが出力されるため、遊技者が演出に参加しているかのような体験を得ることができ、遊技者に対してさらに期待感や高揚感を与える演出動作が可能となる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3について説明する。実施形態2と重複する内容は説明を省略する。本実施形態では、遊戯者がギミック可動部16を操作している途中で演出内容が変化し、図8に示したフローチャートにおいて、ステップS8の終了判定工程での動作が第2実施形態とは異なっている。
本実施形態では、ステップS8の終了判定工程において、演出開始から一定期間が経過した場合や、外部から新たに切替信号を受信した場合に、ステップS1に移行して再度出力パターン選択工程を実行する。これにより、遊戯者がギミック可動部16を操作している一連の動作の途中であっても、遊戯機本体の演出が切り替わったタイミング等と同期してギミックスイッチ20での出力パターンを変化させ、演出効果を高めることができる。
これは、ギミック可動部16の変位量が大きいロングストロークの場合に特に効果的であり、遊戯者はギミック可動部16の最上部から最下部まで押込む操作中に、例えばパターン「5」の引き込みとパターン「6」の3段バネなど、様々な演出を体感することができる。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
10…遊技機
11…本体部
12…操作部
13…盤面
14…表示部
15…ギミック収容部
16…ギミック可動部
20…ギミックスイッチ
21…駆動部
22,23,24…ギヤ
31…ギミック制御部
32…モータ制御部
33…エンコーダ
34…原点センサ
41…出力パターン切替制御部
42…位置出力対応テーブル

Claims (7)

  1. 電力と制御信号に応じてトルクを出力する駆動部と、
    遊技者により操作されて変位するとともに前記駆動部によって駆動される演出駆動体と、
    前記演出駆動体の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報に基づいて前記制御信号を前記駆動部に供給する制御部を備え
    前記制御部は、前記位置情報と前記制御信号との対応関係を示す複数の位置出力対応テーブルと、前記複数の位置出力対応テーブルから参照対象を選択する出力パターン切替部を備え、
    前記制御部は、前記参照対象の前記位置出力対応テーブルを参照して前記位置情報に応じた前記制御信号を選択し、
    前記遊技者の操作中に切替信号を受信した場合に、前記出力パターン切替部は、前記位置出力対応テーブルを再選択することを特徴とする演出駆動体制御装置。
  2. 請求項1に記載の演出駆動体制御装置であって、
    前記演出駆動体は、変位可能範囲が20mm以上であることを特徴とする演出駆動体制御装置。
  3. 請求項2に記載の演出駆動体制御装置であって、
    前記演出駆動体は、変位可能範囲が50mm以上であることを特徴とする演出駆動体制御装置。
  4. 請求項1から3の何れか一つに記載の演出駆動体制御装置であって、
    前記駆動部は、前記位置情報取得部と一体化されたDCモータであることを特徴とする演出駆動体制御装置。
  5. 請求項4に記載の演出駆動体制御装置であって、
    前記駆動部は、ホールICを搭載したブラシレスDCモータであることを特徴とする演出駆動体制御装置。
  6. 請求項1から5の何れか一つに記載の演出駆動体制御装置を備えることを特徴とする遊技機。
  7. 演出駆動体の位置情報を取得する位置情報取得工程と、
    前記位置情報に基づいて駆動部に制御信号を供給する制御信号送出工程と、
    前記制御信号に応じて前記駆動部がトルクを出力して演出駆動体を駆動する駆動工程を備え
    前記制御信号送出工程は、前記位置情報と前記制御信号との対応関係を示す複数の位置出力対応テーブルから参照対象を選択し、前記参照対象の前記位置出力対応テーブルを参照して前記位置情報に応じた前記制御信号を選択し、
    前記遊技者の操作中に切替信号を受信した場合に、前記位置出力対応テーブルを再選択することを特徴とする演出駆動体制御方法。
JP2017253600A 2017-12-28 2017-12-28 演出駆動体制御装置、遊技機および演出駆動体制御方法 Active JP6915531B2 (ja)

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