以下に、図面を参照して、本発明にかかるメッセージ出力制御方法、メッセージ出力制御プログラム、およびメッセージ出力制御装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態にかかるメッセージ出力制御方法の一実施例)
図1は、実施の形態にかかるメッセージ出力制御方法の一実施例を示す説明図である。メッセージ出力制御装置100は、所定のサイトの閲覧者101に対する所定のメッセージの出力要否を判定するための制御を行うコンピュータである。
制御は、例えば、メッセージ出力制御装置100とは異なる装置に出力要否を判定させる制御である。メッセージ出力制御装置100とは異なる装置は、例えば、閲覧者101の端末装置102である。また、制御は、例えば、メッセージ出力制御装置100において出力要否を判定する制御であってもよい。
所定のサイトは、閲覧者101が端末装置102を利用して閲覧可能なサイトである。所定のサイトは、例えば、閲覧者101が、情報を検索したり、商品を購入したり、または、サービスを利用したりすることが可能なサイトである。所定のサイトは、具体的には、検索サイト、通販サイト、または、ニュースサイトなどである。
ここで、所定のサイトの閲覧者101に対して所定のメッセージを出力することが望まれる場合がある。例えば、閲覧者101にサイトの提供者が所望する操作を促すために、閲覧者101に対して所定のメッセージを出力することが望まれる。具体的には、閲覧者101がサイトを介して商品を購入するか迷っている際、商品の情報、商品を購入する操作を行うボタン、商品を購入した特典を示す情報などを含むメッセージを出力することが望まれる。
また、例えば、閲覧者101にとって有用な情報を提供するために、閲覧者101に対して所定のメッセージを出力することが望まれる。具体的には、閲覧者101が現在のページとは異なるページを閲覧しようとした際、異なるページへのリンクを示す情報を含むメッセージを出力し、閲覧者101の負担の低減化を図ることが望まれる。
しかしながら、サイトの閲覧者101に対して所定のメッセージを出力するタイミングを判定することが難しい。例えば、サイトの閲覧者101ごとに、サイトを閲覧する速度やサイトを閲覧する目的などが異なり、所定のメッセージをどのタイミングで出力することが好ましいかを判断することができない。
また、サイトの閲覧者101に対して所定のメッセージを好ましくないタイミングに出力してしまうと、閲覧者101にサイトの提供者が所望する操作を行ってもらうことが難しくなることがある。例えば、閲覧者101が、サイトを閲覧し始めた直後、商品に対する知識を得る前に、商品を購入する操作を行うボタンを含むメッセージを出力すると、かえって商品の購入が忌避されることがある。
また、例えば、閲覧者101が、サイトを閲覧し始めた直後に、サイトを閲覧する時間を延ばすための情報を含むメッセージを出力しても、サイトを閲覧する時間を効果的に延ばすことができないことがある。また、サイトの閲覧者101に対して所定のメッセージを好ましくないタイミングに出力してしまうと、閲覧者101に煩わしさや不快感を与えるおそれがあり、サイトを閲覧する意欲を損ねるおそれがあり、さらに、処理量の増大化を招いてしまう。
そこで、本実施の形態では、所定のサイトにおける過去の閲覧者101の操作の履歴に基づいて、新たに閲覧者101の操作を受け付けた際に所定の操作に関する所定のメッセージの出力要否を判定するという制御を行うメッセージ出力制御方法について説明する。
図1の例では、(1−1)メッセージ出力制御装置100は、調査対象のサイトにおける閲覧者101の操作の履歴を取得する。メッセージ出力制御装置100は、例えば、閲覧者101の端末装置102における閲覧者101の操作の情報を取得し、DB(DataBase)103に蓄積することにより、閲覧者101の操作の履歴をDB103に記憶する。DB103は、例えば、図3に後述するメモリ302や記録媒体305などの記憶領域によって実現され、図11に後述する特徴量テーブル1100を記憶する。ここで、調査対象のサイトは、複数であってもよい。調査対象のサイトの閲覧者101は、複数であってもよい。操作の情報は、例えば、滞在時間やタッチ座標などである。操作の情報は、具体的には、図9を用いて後述する。
(1−2)メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101の操作の履歴に基づいて、モデルパターン104を生成する。モデルパターン104は、サイトにおける所定の操作に関する特徴量と、サイトにおける所定の操作とは異なる操作に関する特徴量との関連性を表す。所定の操作は、例えば、サイトから離脱する操作である。所定の操作は、例えば、サイトを介した契約に関する操作であってもよい。契約は、例えば、商品を購入する契約、または、サービスを利用する契約などである。モデルパターン104が表す関連性は、調査対象のサイトとは異なるサイトにおいても現れうる性質として利用することができる。
モデルパターン104は、例えば、操作予測モデルである。モデルパターン104は、例えば、サイトにおける所定の操作に関する特徴量を目的変数とし、サイトにおける所定の操作とは異なる操作に関する特徴量を説明変数とし、説明変数に基づいて目的変数の値を生成可能にする。モデルパターン104は、具体的には、説明変数を代入することにより目的変数の値を算出可能な数式モデルである。数式モデルの一例は、具体的には、y=ax+bである。yは、目的変数である。xは、説明変数である。aとbは、係数である。モデルパターン104は、具体的には、決定木モデルであり、複数のノードを含み、説明変数を用いてノードを辿ることにより目的変数の値を特定可能な決定木モデルであってもよい。決定木モデルの一例は、具体的には、図12を用いて後述する。
(1−3)メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101の操作を受け付けた際、所定の操作に関する所定のメッセージの出力要否を判定する制御を行う。制御は、例えば、受け付けた閲覧者101の操作に関する特徴量と、生成したモデルパターン104とを比較した結果に基づいて行われる。所定のメッセージは、例えば、ポップアップにより表示される。所定のメッセージは、文章、リンク、および、操作ボタンなどを含んでもよい。メッセージ出力制御装置100は、例えば、制御対象のサイトの閲覧者101の端末装置102に出力要否を判定させる制御を行う。制御対象のサイトは、例えば、調査対象のサイトと同一である。
ここで、モデルパターン104が表す関連性は、調査対象のサイトとは異なるサイトにおいても現れうる性質であるため、制御対象のサイトは、例えば、調査対象のサイトと異なるサイトであってもよい。制御対象のサイトの閲覧者101は、例えば、調査対象のサイトの閲覧者101と同一である。制御対象のサイトの閲覧者101は、例えば、調査対象のサイトの閲覧者101とは異なる閲覧者101であってもよい。
メッセージ出力制御装置100は、具体的には、閲覧者101の端末装置102にモデルパターン104を示す情報を送信することにより、閲覧者101の端末装置102に出力要否を判定させる。モデルパターン104を示す情報は、モデルパターン104のパラメータである。モデルパターン104を示す情報は、例えば、数式モデルy=ax+bの係数aとbとである。
これにより、メッセージ出力制御装置100は、サイトの閲覧者101に対して所定のメッセージを出力するタイミングを判定可能にすることができる。メッセージ出力制御装置100は、例えば、モデルパターン104により、サイトの閲覧者101ごとの閲覧傾向の違いを考慮可能にすることができる。このため、メッセージ出力制御装置100は、サイトの閲覧者101ごとに、サイトを閲覧する速度やサイトを閲覧する目的などが異なっても、所定のメッセージを出力するタイミングを判定可能にすることができる。
また、メッセージ出力制御装置100は、サイトの閲覧者101に対して所定のメッセージを好ましくないタイミングに出力されることを抑制することができる。このため、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101にサイトの提供者が所望する操作を行ってもらいやすくすることができる。また、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101に煩わしさや不快感を与えることを抑制することができる。
(メッセージ出力制御システム200の一例)
次に、図2を用いて、図1に示したメッセージ出力制御装置100を適用した、メッセージ出力制御システム200の一例について説明する。
図2は、メッセージ出力制御システム200の一例を示す説明図である。図2において、メッセージ出力制御システム200は、メッセージ出力制御装置100と、ウェブサーバ201と、端末装置102とを含む。メッセージ出力制御システム200において、メッセージ出力制御装置100と端末装置102とは、ウェブサーバ201、および、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
メッセージ出力制御装置100は、端末装置102の制御を行うコンピュータである。メッセージ出力制御装置100は、例えば、サイトを表示する端末装置102に所定のメッセージの出力要否を判定させる制御を行う。メッセージ出力制御装置100は、例えば、サーバ、PC(Personal Computer)などである。ウェブサーバ201は、端末装置102にサイトの情報を送信することにより、端末装置102にサイトを表示させ、端末装置102を利用する閲覧者101にサイトを閲覧させるコンピュータである。端末装置102は、サイトを表示し、所定のメッセージの出力要否を判定するコンピュータである。端末装置102は、例えば、PC、タブレット端末、スマートフォン、ウェアラブル端末などである。
(メッセージ出力制御装置100のハードウェア構成例)
次に、図3を用いて、メッセージ出力制御装置100のハードウェア構成例について説明する。
図3は、メッセージ出力制御装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、メッセージ出力制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、ネットワークI/F(Interface)303と、記録媒体I/F304と、記録媒体305とを有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、メッセージ出力制御装置100の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
ネットワークI/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータに接続される。そして、ネットワークI/F303は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。ネットワークI/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
記録媒体I/F304は、CPU301の制御に従って記録媒体305に対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体I/F304は、例えば、ディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、USB(Universal Serial Bus)ポートなどである。記録媒体305は、記録媒体I/F304の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。記録媒体305は、例えば、ディスク、半導体メモリ、USBメモリなどである。記録媒体305は、メッセージ出力制御装置100から着脱可能であってもよい。
メッセージ出力制御装置100は、上述した構成部のほか、例えば、キーボード、マウス、ディスプレイ、プリンタ、スキャナ、マイク、スピーカーなどを有してもよい。また、メッセージ出力制御装置100は、記録媒体I/F304や記録媒体305を複数有していてもよい。また、メッセージ出力制御装置100は、記録媒体I/F304や記録媒体305を有していなくてもよい。
(端末装置102のハードウェア構成例)
次に、図4を用いて、端末装置102のハードウェア構成例について説明する。
図4は、端末装置102のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、端末装置102は、CPU401と、メモリ402と、ネットワークI/F403と、記録媒体I/F404と、記録媒体405と、ディスプレイ406と、入力装置407とを有する。また、各構成部は、バス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、端末装置102の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
ネットワークI/F403は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータに接続される。そして、ネットワークI/F403は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。ネットワークI/F403には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
記録媒体I/F404は、CPU401の制御に従って記録媒体405に対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体I/F404は、例えば、ディスクドライブ、SSD、USBポートなどである。記録媒体405は、記録媒体I/F404の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。記録媒体405は、例えば、ディスク、半導体メモリ、USBメモリなどである。記録媒体405は、端末装置102から着脱可能であってもよい。
ディスプレイ406は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ406は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどを採用することができる。
入力装置407は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置407は、キーボードやマウスなどであってもよく、また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。
端末装置102は、上述した構成部のほか、例えば、プリンタ、スキャナ、マイク、スピーカーなどを有してもよい。また、端末装置102は、記録媒体I/F404や記録媒体405を複数有していてもよい。また、端末装置102は、記録媒体I/F404や記録媒体405を有していなくてもよい。
(メッセージ出力制御装置100の機能的構成例)
次に、図5を用いて、メッセージ出力制御装置100の機能的構成例について説明する。
図5は、メッセージ出力制御装置100の機能的構成例を示すブロック図である。メッセージ出力制御装置100は、記憶部500と、取得部501と、生成部502と、判定部503と、出力部504とを含む。
記憶部500は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域によって実現される。以下では、記憶部500が、メッセージ出力制御装置100に含まれる場合について説明するが、これに限らない。例えば、記憶部500が、メッセージ出力制御装置100とは異なる装置に含まれ、記憶部500の記憶内容がメッセージ出力制御装置100から参照可能である場合があってもよい。
取得部501〜出力部504は、制御部となる機能である。取得部501〜出力部504は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、ネットワークI/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域に記憶される。
記憶部500は、各機能部の処理において参照され、または更新される各種情報を記憶する。記憶部500は、例えば、調査対象のサイトにおける閲覧者101の操作の履歴を記憶してもよい。操作の履歴は、操作の情報の集まりである。操作の情報は、閲覧者の行動を示す情報である。操作の情報は、例えば、滞在時間やタッチ座標などである。操作の情報は、具体的には、図9を用いて後述する。記憶部500は、具体的には、複数の閲覧者101のそれぞれの閲覧者101の操作履歴を記憶してもよい。
調査対象のサイトは、閲覧者101が端末装置102を利用して閲覧可能である。調査対象のサイトは、例えば、閲覧者101が、情報を検索したり、商品を購入したり、または、サービスを利用したりすることが可能である。調査対象のサイトは、具体的には、検索サイト、通販サイト、または、ニュースサイトなどである。調査対象のサイトは、複数であってもよい。
記憶部500は、例えば、サイトにおける閲覧者101の操作の履歴に基づいて、閲覧者101の操作に関する特徴量を算出する方法を記憶してもよい。操作に関する特徴量は、例えば、サイトの閲覧度合いを示す情報である。記憶部500は、具体的には、閲覧者101の操作の履歴に含まれる操作の情報を代入することにより、閲覧者101の操作に関する特徴量を算出することができる算出式を記憶してもよい。記憶部500は、例えば、算出した閲覧者101の操作に関する特徴量を記憶してもよい。
記憶部500は、例えば、閲覧者101の操作の履歴に基づいて、モデルパターン104を生成する方法を記憶してもよい。記憶部500は、具体的には、モデルパターン104を生成する機械学習FW(FirmWare)を記憶してもよい。モデルパターン104は、サイトにおける所定の操作に関する特徴量と、サイトにおける所定の操作とは異なる操作に関する特徴量との関連性を表す。
所定の操作は、例えば、サイトから離脱する操作である。所定の操作は、例えば、サイトを介した契約に関する操作であってもよい。契約は、例えば、商品を購入する契約、または、サービスを利用する契約などである。所定の操作に関する特徴量は、例えば、サイトからの離脱までの時間、または、サイトを介した契約までの時間などである。モデルパターン104が表す関連性は、調査対象のサイトとは異なるサイトにおいても現れうる性質として利用することができる。
モデルパターン104は、例えば、サイトにおける所定の操作に関する特徴量を目的変数とし、サイトにおける所定の操作とは異なる操作に関する特徴量を説明変数とし、説明変数に基づいて目的変数の値を生成可能にする。モデルパターン104は、具体的には、説明変数を代入することにより目的変数の値を算出可能な数式モデルである。数式モデルの一例は、具体的には、y=ax+bである。yは、目的変数である。xは、説明変数である。aとbは、係数である。モデルパターン104は、具体的には、決定木モデルであり、説明変数を用いて決定木モデルを辿ることにより目的変数の値を特定可能な決定木モデルであってもよい。決定木モデルの一例は、具体的には、図12を用いて後述する。
記憶部500は、例えば、閲覧者101の端末装置102を制御するために、閲覧者101の端末装置102に送信する情報を記憶してもよい。記憶部500は、具体的には、閲覧者101の端末装置102を制御するために、閲覧者101の端末装置102に送信されるJavaScript(登録商標)を記憶してもよい。
取得部501は、各機能部の処理に用いられる各種情報を取得し、各機能部に出力する。取得部501は、各機能部の処理に用いられる各種情報を記憶部500から取得し、各機能部に出力してもよい。取得部501は、各機能部の処理に用いられる各種情報を、メッセージ出力制御装置100とは異なる装置から取得し、各機能部に出力してもよい。
取得部501は、例えば、調査対象のサイトにおける閲覧者101の操作の履歴を取得する。取得部501は、具体的には、調査対象のサイトにおける閲覧者101の操作の情報を閲覧者101の端末装置102から受信して蓄積し、閲覧者101の操作の履歴を記憶する。調査対象のサイトは、複数であってもよい。調査対象のサイトの閲覧者101は、複数であってもよい。
取得部501は、例えば、制御対象のサイトにおいて所定のメッセージが出力されたことに応じた、制御対象のサイトの閲覧者101の操作の情報を取得してもよい。取得部501は、具体的には、制御対象のサイトの閲覧者101の端末装置102が所定のメッセージを出力したことに応じて端末装置102が受け付けた操作の情報を、端末装置102から取得してもよい。
制御対象のサイトは、例えば、調査対象のサイトと同一である。また、制御対象のサイトは、例えば、調査対象のサイトと異なるサイトであってもよい。制御対象のサイトの閲覧者101は、例えば、調査対象のサイトの閲覧者101と同一である。また、制御対象のサイトの閲覧者101は、例えば、調査対象のサイトの閲覧者101とは異なる閲覧者101であってもよい。
生成部502は、調査対象のサイトにおける閲覧者101の操作の履歴に基づいて、モデルパターン104を生成する。生成部502は、例えば、機械学習FWを用いて、サイトにおける所定の操作に関する特徴量を目的変数とし、サイトにおける所定の操作とは異なる操作に関する特徴量を説明変数としたモデルパターン104を生成する。
生成部502は、具体的には、説明変数を代入することにより、目的変数の値を算出可能な数式モデルを生成する。生成部502は、例えば、複数のノードを含み、説明変数を用いてノードを辿ることにより、目的変数の値を特定可能な決定木モデルを生成してもよい。これにより、生成部502は、サイトを閲覧する閲覧者101に対する、所定のメッセージの出力要否の判定に用いることが可能なモデルパターン104を生成することができる。
判定部503は、所定の操作に関する所定のメッセージの出力要否を判定する制御を行う。制御は、制御対象のサイトの閲覧者101の操作を受け付けた際、受け付けた閲覧者101の操作に関する特徴量と、生成したモデルパターン104とを比較した結果に基づいて、所定のメッセージの出力要否を判定する制御である。制御対象のサイトは、例えば、調査対象のサイトと同一であってもよいし、調査対象のサイトとは異なってもよい。判定部503は、例えば、生成したモデルパターン104を示す情報を、制御対象のサイトの閲覧者101の端末装置102に送信することにより、端末装置102に出力要否を判定させる。モデルパターン104を示す情報は、モデルパターン104のパラメータである。モデルパターン104を示す情報は、例えば、数式モデルy=ax+bの係数aとbとである。
判定部503は、例えば、比較した結果に基づいて、所定の操作に関する特徴量の推定値を算出し、算出した推定値が所定の条件を満たす場合、所定のメッセージを出力すると判定する制御を行ってもよい。判定部503は、具体的には、制御対象のサイトからの離脱の操作までの時間の推定値を算出し、算出した推定値が閾値以下である場合、所定のメッセージを出力すると判定する制御を行う。
判定部503は、具体的には、制御対象のサイトを介した契約に関する操作までの時間の推定値を算出し、算出した推定値が閾値以下である場合、所定のメッセージを出力すると判定する制御を行ってもよい。これにより、判定部503は、サイトの閲覧者101に対して所定のメッセージを出力するタイミングを判定可能にすることができる。判定部503は、例えば、モデルパターン104により、サイトの閲覧者101ごとの閲覧傾向の違いを考慮可能にすることができる。このため、判定部503は、サイトの閲覧者101ごとに、サイトを閲覧する速度やサイトを閲覧する目的などが異なっても、所定のメッセージを出力するタイミングを判定可能にすることができる。
判定部503は、所定の条件に複数の候補のそれぞれの候補を設定した場合に、所定のメッセージを出力したことに応じて受け付けた閲覧者101の操作に基づいて、複数の候補のいずれかの候補を所定の条件に設定する。これにより、判定部503は、所定のメッセージを出力することにより、サイトの提供者が所望する閲覧者の操作を惹起する確率の向上を図ることができる。また、判定部503は、閲覧者にとって好ましいタイミングで所定のメッセージを出力する確率の向上を図ることができる。
出力部504は、各機能部の処理結果を出力する。出力形式は、例えば、ディスプレイへの表示、プリンタへの印刷出力、ネットワークI/F303による外部装置への送信、または、メモリ302や記録媒体305などの記憶領域への記憶である。これにより、出力部504は、各機能部の処理結果を利用者に通知可能にすることができる。そして、出力部504は、メッセージ出力制御装置100の管理や運用、例えば、メッセージ出力制御装置100の設定値の更新などを支援することができ、メッセージ出力制御装置100の利便性の向上を図ることができる。
(メッセージ出力制御システム200の動作の流れ)
次に、図6および図7を用いて、メッセージ出力制御システム200の動作の流れについて説明する。
図6および図7は、メッセージ出力制御システム200の動作の流れを示す説明図である。図6の例では、(6−1)メッセージ出力制御装置100は、(1−1)と同様に、調査対象のサイトにおける閲覧者101の操作の履歴を取得する。メッセージ出力制御装置100は、例えば、閲覧者101の端末装置102における閲覧者101の操作の情報を取得し、DB103に蓄積することにより、閲覧者101の操作の履歴をDB103に記憶する。DB103は、例えば、図3に後述するメモリ302や記録媒体305などの記憶領域によって実現され、図11に後述する特徴量テーブル1100を記憶する。
(6−2)メッセージ出力制御装置100は、(1−2)と同様に、閲覧者101の操作の履歴に基づいて、モデルパターン104を生成する。メッセージ出力制御装置100は、例えば、閲覧者101の操作の履歴に基づいて、所定の操作に関する特徴量と、所定の操作とは異なる操作に関する特徴量との関連性を表すモデルパターン104を生成する。
(6−3)メッセージ出力制御装置100は、(1−3)と同様に、モデルパターン104に基づく、所定の操作に関する所定のメッセージの出力要否を判定する制御を行う。メッセージ出力制御装置100は、例えば、制御対象のサイトの閲覧者101の端末装置102に、所定の操作に関する特徴量の推定値を算出し、所定の条件を満たすか否かを判定させることにより、出力要否を判定させる制御を行う。メッセージ出力制御装置100は、具体的には、閲覧者101の端末装置102ごとに、所定の条件に異なる候補を用いて、出力要否を判定させる制御を行ってもよい。所定の操作に関する特徴量の推定値を算出する流れについては、図7を用いて後述する。
(6−4)メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101の端末装置102ごとに、異なる候補を用いて、出力要否を判定させる制御を行った場合、所定のメッセージを出力したことに応じた閲覧者101の操作の情報を取得する。メッセージ出力制御装置100は、例えば、制御対象のサイトにおいて所定のメッセージが出力されたことに応じた、制御対象のサイトの閲覧者101の操作の情報を取得する。
そして、メッセージ出力制御装置100は、取得した閲覧者101の操作の情報をDB103に蓄積する。DB103は、例えば、図18に後述する購入率テーブル1800を記憶する。操作の情報は、例えば、制御対象のサイトを介した購入に関する操作があったか否かを示す情報である。操作の情報は、例えば、所定のメッセージの出力から制御対象のサイトを離脱する操作までの滞在時間の情報であってもよい。
(6−5)メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101の操作の情報に基づいて、出力要否の判定に用いられる所定の条件を設定する。メッセージ出力制御装置100は、例えば、購入に関する操作があった候補を、所定の条件として設定する。ここで、図7の説明に移行し、所定の操作に関する特徴量の推定値を算出する流れについて説明する。
図7の例では、ページAの閲覧者101に対する所定のメッセージの出力要否の判定に用いられる所定の操作に関する特徴量の推定値の算出について、表710を用いて説明する。所定の操作に関する特徴量は、例えば、ページAからの離脱までの時間である。表710は、端末装置102が、ページAのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置に基づいて、ページAからの離脱までの時間を算出した場合を表す。
表710の横軸は、ページAの滞在時間である。表710の線分711は、横軸が示す滞在時間における、ページAのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置を示す。表710の線分712は、横軸が示す滞在時間における、ページAのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置に基づいて、端末装置102によって算出されるページAからの離脱までの時間を示す。
表710のように、端末装置102は、リアルタイムに、ウィンドウの位置に基づいて、ページAからの離脱までの時間を算出することができる。これにより、端末装置102は、リアルタイムに、ページAからの離脱までの時間を考慮して、ページAの閲覧者101に対して所定のメッセージを出力するタイミングを判定することができ、ページAからの離脱前に所定のメッセージを出力することができる。
次に、ページBの閲覧者101に対する所定のメッセージの出力要否の判定に用いられる所定の操作に関する特徴量の推定値の算出について、表720を用いて説明する。所定の操作に関する特徴量は、例えば、ページBからの離脱までの時間である。表720は、端末装置102が、ページBのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置に基づいて、ページBからの離脱までの時間を算出した場合を表す。
表720の横軸は、ページBの滞在時間である。表720の線分721は、横軸が示す滞在時間における、ページBのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置を示す。表720の線分722は、横軸が示す滞在時間における、ページBのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置に基づいて、端末装置102によって算出されるページBからの離脱までの時間を示す。
表720のように、端末装置102は、リアルタイムに、ウィンドウの位置に基づいて、ページBからの離脱までの時間を算出することができる。これにより、端末装置102は、リアルタイムに、ページBからの離脱までの時間を考慮して、ページBの閲覧者101に対して所定のメッセージを出力するタイミングを判定することができ、ページBからの離脱前に所定のメッセージを出力することができる。
このように、端末装置102は、ページAとページBとの閲覧傾向の違いを考慮して、所定のメッセージの出力要否を判定することができる。このため、端末装置102は、サイトごとに、または、閲覧者101ごとに、閲覧傾向が異なっても、所定のメッセージを出力するタイミングを判定することができる。
(メッセージ出力制御システム200の動作の具体例)
次に、図8〜図18を用いて、メッセージ出力制御システム200の動作の具体例について説明する。
図8〜図18は、メッセージ出力制御システム200の動作の具体例を示す説明図である。図8の例では、(8−1)端末装置102は、ウェブサーバ201に閲覧要求を送信する。閲覧要求は、メッセージ出力制御装置100の調査対象である所定のサイトを閲覧する要求である。
(8−2)ウェブサーバ201は、閲覧要求を受信し、サイトデータを端末装置102に送信することにより、端末装置102のディスプレイ406に所定のサイトを表示させ、閲覧者101に所定のサイトを閲覧させる。
(8−3)端末装置102は、入力装置407を介して閲覧者101からの操作を受け付け、受け付けた操作の情報を、ウェブサーバ201に送信する。ウェブサーバ201は、受信した操作の情報を、メッセージ出力制御装置100に転送する。
メッセージ出力制御装置100は、操作の情報を受信し、操作の情報に基づいて、所定の操作を含む複数の操作に関する特徴量を算出し、複数の操作に関する特徴量を記憶する。操作の情報は、例えば、閲覧者101の操作ログである。次に、図9の説明に移行し、操作ログの一例について説明する。
図9に示すように、操作ログは、例えば、一覧901に示す複数の情報の少なくともいずれかの情報を含んでもよい。また、操作ログは、例えば、一覧902に示す複数の情報の少なくともいずれかの情報を含んでもよい。操作ログは、具体的には、サイトへアクセスした時間、サイトに滞在した滞在時間などを含んでもよい。次に、図10の説明に移行し、操作ログに基づいて算出される操作に関する特徴量について説明する。
図10に示すように、操作に関する特徴量は、例えば、一覧1000に示す複数の特徴量の少なくともいずれかの特徴量を含んでもよい。操作に関する特徴量は、具体的には、画面位置、総滞在時間、総スクロール量などを含んでもよい。メッセージ出力制御装置100は、操作の特徴量を算出することにより、閲覧者101が誰かを示す情報、および、制御対象のサイトがどこかを示す情報などを参照しなくても、閲覧者101の閲覧傾向を示す情報を生成することができる。次に、図11の説明に移行し、算出した複数の操作に関する特徴量を対応付けて記憶する一例について説明する。
図11に示すように、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101ごとに、所定の操作に関する特徴量を目的変数とし、所定の操作とは異なる操作に関する特徴量を説明変数として対応付けて、図11に示す特徴量テーブル1100を用いて記憶する。特徴量テーブル1100は、例えば、図3に示したメッセージ出力制御装置100のメモリ302や記録媒体305などの記憶領域により実現される。
図11に示すように、特徴量テーブル1100は、ユーザID(identification)と、1以上の説明変数と、目的変数とのフィールドを有する。特徴量テーブル1100は、閲覧者101ごとに各フィールドに情報を設定することにより、特徴量情報がレコードとして記憶される。
ユーザIDのフィールドには、閲覧者101を識別するユーザIDが設定される。説明変数のフィールドには、例えば、複数の操作のうち所定の操作とは異なる操作に関する特徴量が説明変数として設定される。図11の例では、説明変数は、ページ総滞在時間と、前回のスクロール量と、総スクロール量と、見ているページ画面位置と、上にスクロールした回数となどである。説明変数は、さらに、他の特徴量を含んでもよい。
目的変数のフィールドには、例えば、複数の操作のうち所定の操作に関する特徴量が目的変数として設定される。図11の例では、目的変数は、サイトから離脱する操作が行われるまでの時間である。ここで、特徴量テーブル1100においては、同一の閲覧者101に対応する1以上のレコードのうち、最後に追加されたレコードが、サイトから離脱する操作が行われたレコードとして扱われる。
そして、メッセージ出力制御装置100は、特徴量テーブル1100に対して、機械学習FWを適用し、モデルパターン104を生成する。モデルパターン104は、具体的には、説明変数を代入することにより目的変数の値を算出可能な数式モデルである。数式モデルの一例は、具体的には、y=ax+bである。yは、目的変数である。xは、説明変数である。aとbは、係数である。モデルパターン104は、具体的には、決定木モデルであってもよい。次に、図12の説明に移行し、決定木モデルの一例について説明する。
図12に示すように、メッセージ出力制御装置100は、モデルパターン104として決定木モデル1200を生成してもよい。決定木モデル1200は、例えば、説明変数を用いて分岐判定を行う条件を表す条件ノード1201〜1206と、目的変数の値を表す葉ノード1211〜1217とを含む。条件ノード1201〜1206は、例えば、説明変数を用いた条件式を表し、具体的には、A>10などの条件式を表す。A〜Eは、いずれかの説明変数である。目的変数の値は、例えば、T1〜T7である。
このように、メッセージ出力制御装置100は、根ノード1201から順に条件ノード1201〜1206を辿りながら分岐判定を行えば、葉ノード1211〜1217のいずれかの葉ノードに到達することができる決定木モデル1200を生成することができる。これにより、メッセージ出力制御装置100は、目的変数の推定値を、到達した葉ノードが表す目的変数の値から特定可能にすることができる。次に、図13の説明に移行する。
図13の例では、(13−1)メッセージ出力制御装置100は、制御対象の所定のサイトを表示する端末装置102に、生成したモデルパターン104を示す情報、および、所定の条件を送信する。これにより、メッセージ出力制御装置100は、端末装置102に、リアルタイムに、目的変数の推定値を特定させることができる。
所定の条件は、所定のメッセージの出力という施策を実施するか否かを判定するために用いられる条件である。以下の説明では、所定の条件を「施策実施条件」と表記する場合がある。施策実施条件は、例えば、目的変数の推定値に対する閾値以下である条件である。施策実施条件は、送信される都度、閾値に乱数が加えられ異なる条件にされてもよい。
端末装置102は、受信したモデルパターン104に基づいて、リアルタイムに、目的変数の推定値を特定する。そして、端末装置102は、特定した目的変数の推定値が、受信した施策実施条件を満たすか否かを判定し、施策実施条件を満たす場合に所定のメッセージを出力すると判定する。ここで、施策実施条件が送信される都度異なる条件である場合、複数の条件に対して所定のメッセージの出力要否の判定が試行される。次に、図14の説明に移行し、端末装置102が、所定のメッセージの出力要否を判定する一例について説明する。
図14の表1400は、端末装置102が所定のサイトを表示し始めてから5秒後において、端末装置102が所定のメッセージの出力要否を判定する一例である。表1400の横軸は、サイトの滞在時間である。表1400の線分1401は、横軸が示す滞在時間における、サイトのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置を示す。表1400の線分1402は、横軸が示す滞在時間における、サイトのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置などの説明変数に基づいて、端末装置102によって目的変数として算出されるサイトからの離脱までの時間の推定値を示す。
表1400のように、端末装置102は、5秒後の時点においては、ウィンドウの位置などの説明変数とモデルパターン104とを比較した結果に基づいて、目的変数であるサイトからの離脱までの時間の推定値を10秒と算出する。端末装置102は、算出したサイトからの離脱までの時間10秒が、サイトからの離脱までの時間が5秒以下であるという施策実施条件を満たすか否かを判定する。
ここで、端末装置102は、施策実施条件を満たさないため、所定のメッセージを出力しないと判定する。これにより、端末装置102は、モデルパターン104に基づき、閲覧者101が誰かの情報、および、制御対象のサイトがどこかの情報などを参照しなくても、閲覧者101の閲覧傾向を考慮して目的変数の推定値を算出することができる。このため、端末装置102は、閲覧者101が誰かの情報、および、制御対象のサイトがどこかの情報などを参照しなくても、所定のメッセージの出力要否を判定することができる。次に、図15の説明に移行する。
図15の表1500は、端末装置102が所定のサイトを表示し始めてから10秒後において、端末装置102が所定のメッセージの出力要否を判定する一例である。表1500の横軸は、サイトの滞在時間である。表1500の線分1501は、横軸が示す滞在時間における、サイトのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置を示す。表1500の線分1502は、横軸が示す滞在時間における、サイトのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置などの説明変数に基づいて、端末装置102によって目的変数として算出される目的変数であるサイトからの離脱までの時間の推定値を示す。
表1500のように、端末装置102は、10秒後の時点においては、ウィンドウの位置などの説明変数と、モデルパターン104とを比較した結果に基づいて、目的変数であるサイトからの離脱までの時間の推定値を6秒と算出する。端末装置102は、算出したサイトからの離脱までの時間6秒が、サイトからの離脱までの時間が5秒以下であるという施策実施条件を満たすか否かを判定する。
ここで、端末装置102は、施策実施条件を満たさないため、所定のメッセージを出力しないと判定する。これにより、端末装置102は、モデルパターン104に基づき、閲覧者101が誰かの情報、および、制御対象のサイトがどこかの情報などを参照しなくても、閲覧者101の閲覧傾向を考慮して目的変数の推定値を算出することができる。このため、端末装置102は、閲覧者101が誰かの情報、および、制御対象のサイトがどこかの情報などを参照しなくても、所定のメッセージの出力要否を判定することができる。次に、図16の説明に移行する。
図16の表1600は、端末装置102が所定のサイトを表示し始めてから12秒後において、端末装置102が所定のメッセージの出力要否を判定する一例である。表1600の横軸は、サイトの滞在時間である。表1600の線分1601は、横軸が示す滞在時間における、サイトのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置を示す。表1600の線分1602は、横軸が示す滞在時間における、サイトのうちの閲覧領域であるウィンドウの位置などの説明変数に基づいて、端末装置102によって目的変数として算出される目的変数であるサイトからの離脱までの時間の推定値を示す。
表1600のように、端末装置102は、12秒後の時点においては、ウィンドウの位置などの説明変数と、モデルパターン104とを比較した結果に基づいて、目的変数であるサイトからの離脱までの時間の推定値を5秒と算出する。端末装置102は、算出したサイトからの離脱までの時間5秒が、サイトからの離脱までの時間が5秒以下であるという施策実施条件を満たすか否かを判定する。
ここで、端末装置102は、施策実施条件を満たすため、所定のメッセージを出力すると判定し、所定のメッセージを出力する。これにより、端末装置102は、モデルパターン104に基づき、閲覧者101が誰かの情報、および、制御対象のサイトがどこかの情報などを参照しなくても、閲覧者101の閲覧傾向を考慮して目的変数の推定値を算出することができる。このため、端末装置102は、閲覧者101が誰かの情報、および、制御対象のサイトがどこかの情報などを参照しなくても、所定のメッセージの出力要否を判定することができる。次に、図17の説明に移行する。
図17において、(17−1)端末装置102は、所定のメッセージを出力したことに応じて、入力装置407を介して閲覧者101からの操作を受け付け、受け付けた操作の情報をウェブサーバ201に送信する。操作の情報は、例えば、購入に関する操作の情報を含む。操作の情報は、所定のメッセージの出力からサイトを離脱する操作までの滞在時間の情報を含んでもよい。操作の情報は、例えば、操作ログである。ウェブサーバ201は、操作の情報をメッセージ出力制御装置100に転送する。
これにより、メッセージ出力制御装置100は、所定のメッセージの出力が閲覧者101の操作にどのような影響を与えたかを示す情報を取得することができる。また、メッセージ出力制御装置100は、施策実施条件が送信される都度異なる条件であれば、条件ごとに、所定のメッセージの出力が閲覧者101の操作にどのような影響を与えたかを示す情報を取得することができる。
このため、メッセージ出力制御装置100は、受信した操作の情報に基づいて、施策実施条件を更新してもよい。メッセージ出力制御装置100は、例えば、所定のメッセージを出力しても、購入に関する操作がない場合、施策実施条件をランダムに変更してもよい。また、メッセージ出力制御装置100は、施策実施条件が送信される都度異なる条件であれば、送信された条件のうち相対的に好ましい条件を、施策実施条件に設定してもよい。次に、図18の説明に移行し、施策実施条件を更新する一例について説明する。
図18において、メッセージ出力制御装置100は、施策実施条件に用いる定数の基準値に乱数を加えて得られた、それぞれ異なる施策実施条件の評価値を算出する。メッセージ出力制御装置100は、例えば、それぞれ異なる施策実施条件を用いた場合の、商品の購入率を評価値として算出し、購入率テーブル1800を用いて記憶する。基準値は、例えば、5秒である。施策実施条件は、例えば、サイトからの離脱までの時間が5秒以下という条件である。
基準値に乱数を加えて得られた施策実施条件は、サイトからの離脱までの時間がX秒以下である条件である。Xは、基準値に乱数を加えた値であり、例えば、3秒と、5秒と、7秒とである。購入率テーブル1800は、例えば、図3に示したメッセージ出力制御装置100のメモリ302や記録媒体305などの記憶領域により実現される。
図18に示すように、購入率テーブル1800は、離脱までX秒と、CV率とのフィールドを有する。購入率テーブル1800は、所定のメッセージの出力要否の判定に用いられた条件ごとに各フィールドに情報を設定することにより、購入率情報がレコードとして記憶される。離脱までX秒のフィールドには、所定のメッセージの出力要否の判定に用いられた条件を特定するXの値が設定される。CV率のフィールドには、購入率が設定される。
ここで、メッセージ出力制御装置100は、X=7で購入率が最も大きいため、サイトからの離脱までの時間が7秒以下という条件を、施策実施条件に設定し直す。これにより、メッセージ出力制御装置100は、所定のメッセージを出力することにより、サイトの提供者が所望する閲覧者の操作を惹起する確率の向上を図ることができる。また、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者にとって好ましいタイミングで所定のメッセージを出力する確率の向上を図ることができる。
以上のように、メッセージ出力制御システム200は、閲覧者101に対して、閲覧者101の閲覧傾向に合わせた好ましいタイミングで、サイトの提供者が所望する閲覧者101の操作を惹起するための所定のメッセージを出力することができる。メッセージ出力制御システム200は、例えば、サイトの閲覧傾向に基づき、サイトから離脱するタイミングを推定することができ、サイトからの離脱を先延ばしする情報を出力することができる。また、メッセージ出力制御システム200は、例えば、サイトの閲覧傾向に基づき、購入ボタンをクリックする閲覧傾向があれば、購入を後押しする情報を出力することができ、購入を促進することができる。
また、メッセージ出力制御システム200は、閲覧者101の閲覧傾向に合わせた、閲覧者101にとって好ましいタイミングで、閲覧者101にとって有用と判断される情報を含む所定のメッセージを出力することができる。メッセージ出力制御システム200は、例えば、閲覧者101の閲覧傾向から閲覧者101が次に閲覧しそうなページのリンクを出力することができ、閲覧者101を支援し、サイトの利便性の向上を図ることができる。また、メッセージ出力制御システム200は、例えば、購入ボタンをクリックする閲覧傾向がない閲覧者101に、購入を後押しするための情報を出力せず、閲覧者101に煩わしさや不快感を与えづらくし、処理量の増大化を抑制することができる。
また、メッセージ出力制御システム200は、リアルタイムに、所定のメッセージの出力要否を判定することができる。メッセージ出力制御システム200は、例えば、リアルタイムに変化する閲覧者101の閲覧傾向に基づいて、所定のメッセージを好ましいタイミングで出力しやすくすることができる。
また、メッセージ出力制御システム200は、サイトの種類や閲覧者101に依存せずに利用可能であるモデルパターンに基づいて、所定のメッセージの出力要否を判定することができる。このため、メッセージ出力制御システム200は、サイトの種類や閲覧者101を特定しなくてもよく、様々なサイトを閲覧する閲覧者101に対して所定のメッセージの出力要否を判定する際に適用することができる。
また、メッセージ出力制御システム200は、閲覧者101のクリックやスクロールなどの操作に関する特徴量を用いることができる。このため、メッセージ出力制御システム200は、サイトを閲覧する際に固有である閲覧者101の特徴に合わせて、所定のメッセージを出力するか否かを判定することができる。また、メッセージ出力制御システム200は、閲覧者101の属性などを取得しない場合にも適用することができる。
また、メッセージ出力制御システム200は、リアルタイムに、所定のメッセージを出力したことに応じて、閲覧者101の操作にどのような影響があったかを考慮して、施策実施条件を更新することができる。このため、メッセージ出力制御システム200は、所定のメッセージを出力することにより、サイトの提供者が所望する閲覧者101の操作を惹起する確率の向上を図ることができる。また、メッセージ出力制御システム200は、閲覧者101にとって好ましいタイミングで所定のメッセージを出力する確率の向上を図ることができる。
(学習処理手順)
次に、図19を用いて、メッセージ出力制御装置100が実行する、学習処理手順の一例について説明する。学習処理は、例えば、図3に示したCPU301と、メモリ302や記録媒体305などの記憶領域と、ネットワークI/F303とによって実現される。
図19は、学習処理手順の一例を示すフローチャートである。図19において、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101の操作ログを取得する(ステップS1901)。
次に、メッセージ出力制御装置100は、取得した閲覧者101の操作ログに基づいて、操作の特徴量を算出する(ステップS1902)。そして、メッセージ出力制御装置100は、算出した操作の特徴量に基づいて、閲覧者101のモデルパターン104を生成する(ステップS1903)。
次に、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101のモデルパターン104のパラメータを端末装置102に送信する(ステップS1904)。そして、メッセージ出力制御装置100は、施策実施条件を端末装置102に送信する(ステップS1905)。その後、メッセージ出力制御装置100は、学習処理を終了する。これにより、メッセージ出力制御装置100は、モデルパターンを生成し、所定のメッセージの出力要否を判定可能にすることができる。
(表示処理手順)
次に、図20を用いて、端末装置102が実行する、表示処理手順の一例について説明する。表示処理は、例えば、図4に示したCPU401と、メモリ402や記録媒体405などの記憶領域と、ネットワークI/F403とによって実現される。
図20は、表示処理手順の一例を示すフローチャートである。図20において、端末装置102は、閲覧者101のモデルパターン104のパラメータと施策実施条件とをメッセージ出力制御装置100から受信する(ステップS2001)。
次に、端末装置102は、閲覧者101の操作ログを取得する(ステップS2002)。そして、端末装置102は、取得した閲覧者101の操作ログをメッセージ出力制御装置100に送信する(ステップS2003)。
次に、端末装置102は、閲覧者101の操作ログに基づいて、操作の特徴量を算出する(ステップS2004)。そして、端末装置102は、算出した操作の特徴量と、受信した閲覧者101のモデルパターン104とを比較し、目的変数の値を算出する(ステップS2005)。
次に、端末装置102は、算出した目的変数の値に基づいて、受信した施策実施条件を満たすか否かを判定する(ステップS2006)。ここで、施策実施条件を満たさない場合(ステップS2006:No)、端末装置102は、ステップS2002の処理に移行する。一方で、施策実施条件を満たす場合(ステップS2006:Yes)、端末装置102は、ステップS2007の処理に移行する。
ステップS2007では、端末装置102は、出力する画像をメッセージ出力制御装置100から取得する(ステップS2007)。次に、端末装置102は、取得した画像を出力する(ステップS2008)。そして、端末装置102は、施策実施結果をメッセージ出力制御装置100に送信する(ステップS2009)。その後、端末装置102は、表示処理を終了する。これにより、端末装置102は、所定のメッセージを出力することができる。
(更新処理手順)
次に、図21を用いて、メッセージ出力制御装置100が実行する、更新処理手順の一例について説明する。更新処理は、例えば、図3に示したCPU301と、メモリ302や記録媒体305などの記憶領域と、ネットワークI/F303とによって実現される。
図21は、更新処理手順の一例を示すフローチャートである。図21において、メッセージ出力制御装置100は、施策実施結果を端末装置102から受信する(ステップS2101)。次に、メッセージ出力制御装置100は、施策実施条件ごとに評価値を算出する(ステップS2102)。
そして、メッセージ出力制御装置100は、既存の施策実施条件とは異なる他の施策実施条件の評価値が既存の施策実施条件の評価値以上であるか否かを判定する(ステップS2103)。ここで、既存の施策実施条件の評価値未満である場合(ステップS2103:No)、メッセージ出力制御装置100は、更新処理を終了する。一方で、既存の施策実施条件の評価値以上である場合(ステップS2103:Yes)、メッセージ出力制御装置100は、ステップS2104の処理に移行する。
ステップS2104では、メッセージ出力制御装置100は、規定の施策実施条件を評価値が最大になる施策実施条件に更新する(ステップS2104)。そして、メッセージ出力制御装置100は、更新処理を終了する。これにより、メッセージ出力制御装置100は、所定のメッセージを出力することにより、サイトの提供者が所望する閲覧者の操作を惹起する確率の向上を図ることができる。また、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者にとって好ましいタイミングで所定のメッセージを出力する確率の向上を図ることができる。
以上説明したように、メッセージ出力制御装置100によれば、サイトにおける閲覧者101の操作の履歴に基づいて、モデルパターン104を生成することができる。メッセージ出力制御装置100によれば、受け付けた閲覧者101の操作に関する特徴量と、生成したモデルパターン104とを比較した結果に基づいて、所定の操作に関する所定のメッセージの出力要否を判定する制御を行うことができる。これにより、メッセージ出力制御装置100は、どのような操作を受け付けたタイミングで、所定のメッセージを出力すればよいかを判定可能にすることができる。このため、メッセージ出力制御装置100は、リアルタイムに、閲覧者101の操作を受け付ける都度、所定のメッセージを出力するか否かを判定可能にすることができ、閲覧者101に対して所定のメッセージを出力するタイミングを判定可能にすることができる。メッセージ出力制御装置100は、例えば、サイトの閲覧者101ごとに、サイトを閲覧する速度やサイトを閲覧する目的などが異なっても、所定のメッセージを出力するタイミングを判定可能にすることができる。
メッセージ出力制御装置100によれば、生成したモデルパターン104を示す情報を、閲覧者101の端末装置102に送信することにより、端末装置102に出力要否を判定させる制御を行うことができる。これにより、メッセージ出力制御装置100は、端末装置102に出力要否を判定させ、自装置と端末装置102との通信量の増大化を抑制し、自装置と端末装置102との負荷の増大化を抑制することができる。また、メッセージ出力制御装置100は、自装置と端末装置102との間の通信待ち時間を削減し、端末装置102が所定のメッセージを出力する速度の向上を図ることができる。また、メッセージ出力制御装置100は、端末装置102が複数ある場合、自装置に対する負荷集中を回避することができる。
メッセージ出力制御装置100によれば、所定の操作とは異なる操作の特徴量に、サイトの閲覧度合いを示す情報を用いることができる。これにより、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101がどの程度サイトを閲覧し、いつサイトを閲覧し終えるかに関する指標となる情報を用いて、モデルパターン104を生成することができる。このため、メッセージ出力制御装置100は、端末装置102が、モデルパターンに基づいて、閲覧者101がサイトを離脱する前に所定のメッセージを出力しやすくすることができる。
メッセージ出力制御装置100によれば、比較した結果に基づいて、所定の操作に関する特徴量の推定値を算出し、算出した推定値が所定の条件を満たす場合、所定のメッセージを出力すると判定する制御を行うことができる。これにより、メッセージ出力制御装置100は、端末装置102に、所定の操作が行われるか否かを考慮して、所定のメッセージの出力要否を判定させることができる。
メッセージ出力制御装置100によれば、現時点から離脱する操作が行われるまでの時間の推定値を算出し、算出した推定値が閾値以下である場合、所定のメッセージを出力すると判定する制御を行うことができる。これにより、メッセージ出力制御装置100は、端末装置102に、閲覧者101がサイトを離脱する前に、所定のメッセージを出力させることができる。また、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101がサイトを離脱するまでの時間が比較的大きいうちは、端末装置102に、所定のメッセージを出力させないことができる。このため、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101が煩わしさなどを感じづらくした上で、好ましいタイミングで閲覧者101に所定のメッセージを出力することができる。
メッセージ出力制御装置100によれば、現時点からサイトを介した契約に関する操作が行われるまでの時間の推定値を算出し、算出した推定値が閾値以下である場合、所定のメッセージを出力すると判定する制御を行うことができる。これにより、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101がサイトを介した契約を行うと判断される時点が近づくと、端末装置102に、所定のメッセージを出力させ、契約を後押しすることができる。また、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101がサイトを介した契約を行うと判断される時点が遠いと、または、閲覧者101がサイトを介した契約を行わないと判断されると、端末装置102に、所定のメッセージを出力させないことができる。このため、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101が煩わしさなどを感じづらくした上で、好ましいタイミングで閲覧者101に所定のメッセージを出力することができる。
メッセージ出力制御装置100によれば、所定の条件に複数の候補のそれぞれの候補を設定した場合に、所定のメッセージを出力したことに応じて受け付けた閲覧者101の操作に基づいて、複数の候補のいずれかの候補を所定の条件に設定することができる。これにより、メッセージ出力制御装置100は、所定のメッセージを出力することにより、サイトの提供者が所望する閲覧者101の操作を惹起する確率の向上を図ることができる。また、メッセージ出力制御装置100は、閲覧者101にとって好ましいタイミングで所定のメッセージを出力する確率の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明したメッセージ出力制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本実施の形態で説明したメッセージ出力制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本実施の形態で説明したメッセージ出力制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータが、
サイトにおける閲覧者の操作の履歴に基づいて、前記サイトにおける所定の操作に関する特徴量と、前記サイトにおける前記所定の操作とは異なる操作に関する特徴量との関連性を表すモデルパターンを生成し、
閲覧者の操作を受け付けた際、受け付けた前記閲覧者の操作に関する特徴量と、生成した前記モデルパターンとを比較した結果に基づいて、前記所定の操作に関する所定のメッセージの出力要否を判定する制御を行う、
処理を実行することを特徴とするメッセージ出力制御方法。
(付記2)前記制御は、生成した前記モデルパターンを示す情報を、前記閲覧者の端末装置に送信することにより、前記端末装置に前記出力要否を判定させる制御である、ことを特徴とする付記1に記載のメッセージ出力制御方法。
(付記3)前記異なる操作の特徴量は、サイトの閲覧度合いを示す情報である、ことを特徴とする付記1または2に記載のメッセージ出力制御方法。
(付記4)前記制御は、前記結果に基づいて、前記所定の操作に関する特徴量の推定値を算出し、算出した前記推定値が所定の条件を満たす場合、前記所定のメッセージを出力すると判定する制御である、ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のメッセージ出力制御方法。
(付記5)前記所定の操作は、前記サイトから離脱する操作であり、
前記所定の操作に関する特徴量は、前記所定の操作までの時間であり、
前記制御は、前記所定の操作までの時間の推定値を算出し、算出した前記推定値が閾値以下である場合、前記所定のメッセージを出力すると判定する制御である、ことを特徴とする付記4に記載のメッセージ出力制御方法。
(付記6)前記所定の操作は、前記サイトを介した契約に関する操作であり、
前記所定の操作に関する特徴量は、前記所定の操作までの時間であり、
前記制御は、前記所定の操作までの時間の推定値を算出し、算出した前記推定値が閾値以下である場合、前記所定のメッセージを出力すると判定する制御である、ことを特徴とする付記4に記載のメッセージ出力制御方法。
(付記7)前記コンピュータが、
前記所定の条件に複数の候補のそれぞれの候補を設定した場合に、前記所定のメッセージを出力したことに応じて受け付けた前記閲覧者の操作に基づいて、前記複数の候補のいずれかの候補を前記所定の条件に設定する、処理を実行することを特徴とする付記4〜6のいずれか一つに記載のメッセージ出力制御方法。
(付記8)コンピュータに、
サイトにおける閲覧者の操作の履歴に基づいて、前記サイトにおける所定の操作に関する特徴量と、前記サイトにおける前記所定の操作とは異なる操作に関する特徴量との関連性を表すモデルパターンを生成し、
閲覧者の操作を受け付けた際、受け付けた前記閲覧者の操作に関する特徴量と、生成した前記モデルパターンとを比較した結果に基づいて、前記所定の操作に関する所定のメッセージの出力要否を判定する制御を行う、
処理を実行させることを特徴とするメッセージ出力制御プログラム。
(付記9)サイトにおける閲覧者の操作の履歴に基づいて、前記サイトにおける所定の操作に関する特徴量と、前記サイトにおける前記所定の操作とは異なる操作に関する特徴量との関連性を表すモデルパターンを生成し、
閲覧者の操作を受け付けた際、受け付けた前記閲覧者の操作に関する特徴量と、生成した前記モデルパターンとを比較した結果に基づいて、前記所定の操作に関する所定のメッセージの出力要否を判定する制御を行う、
制御部を有することを特徴とするメッセージ出力制御装置。