JP6914613B2 - 外断熱構造 - Google Patents

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JP6914613B2 JP2016075573A JP2016075573A JP6914613B2 JP 6914613 B2 JP6914613 B2 JP 6914613B2 JP 2016075573 A JP2016075573 A JP 2016075573A JP 2016075573 A JP2016075573 A JP 2016075573A JP 6914613 B2 JP6914613 B2 JP 6914613B2
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Description

この発明は、既存建物の外壁などに施工可能な外断熱構造に関する。
この種の外断熱工法に係る発明として、例えば特許文献1には、建物に連続して取付けられる長尺のアルミ外装パネルにおいて、縦断面の一部に箱状部を形成し、この箱状部に通気兼通水孔、通気孔を形成し、外気と通気層を連通させ通気層内に外部の空気を出し入れすることにより、通気層内の水蒸気を外部に排出することができるようにした構成が開示されている。
特開2000−336897号公報
しかし、上記した特許文献1記載の構成では、通気層内の換気が外気の状況に左右されてしまい、通気層内の換気をコントロールすることができなかった。例えば夏の暑い時期には通気層内を積極的に換気して排熱を促したり、冬の寒い時期には通気層内に蓄熱して保温効果を高めたり、といった切り替えができなかった。
そこで、本発明は、通気層内の換気をコントロールすることができ、季節や外気温に応じて排熱と蓄熱とを切り替えることにより、夏季の排熱効果と冬季の断熱効果を高めることができる外断熱構造を提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
請求項1記載の発明は、外壁に固定された下地材と、前記下地材を介して取り付けられた外装材と、前記外装材の上端部を支持する上枠材と、前記外装材の下端部を支持する下枠材と、を備え、前記外壁と前記外装材との間に通気層が形成されており、前記通気層の上下部には、外気と連通する開口部と、温度変化によって形状が変化する金属材料からなる開閉手段と、前記開閉手段によって前記開口部を開閉する開閉部と、が設けられており、前記開閉手段が温度変化によって変位することでパネル状の前記開閉部がスライドし、自動的に前記開口部を開閉するように構成されており、前記外装材の正面が臨む方向を前方、その反対方向を後方としたときに、上部の前記開口部は後方に向けて開口しており、前記上枠材は、前記外装材の上端部から前面に回り込んで前記外装材を支持し、前記下枠材は、前記外装材の下端部から前面に回り込んで前記外装材を支持し、前記外装材の上端と前記上枠材との間、前記外装材の下端と前記下枠材との間、前記外装材の上端付近の前面と前記上枠材との間、前記外装材の下端付近の前面と前記下枠材との間には、気密材が弾性的に保持されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、前記外壁の表面に、建築用断熱材からなる断熱層を設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1または2のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記外装材は、アルミ押出形材からなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、複数の前記外装材が連設して配置されており、これら複数の前記外装材は気密材を介して接合されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、前記気密材は弾性材で形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上記した請求項1〜のいずれかに記載の発明の特徴点に加え、前記下地材は、前記外壁に固定された固定金具と、前記外装材を支持するフレーム金具と、前記固定金具と前記フレーム金具とを接続する接続部材と、を備え、前記接続部材は、樹脂系材料またはゴム系材料で形成されたスペーサ材を介して前記固定金具または前記フレーム金具に接続されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、上記した請求項記載の発明の特徴点に加え、前記接続部材は、間隔を設けて複数配置されている。
請求項1に記載の発明は上記の通りであり、下地材と外装材とによって通気層を形成するので、外断熱構造を乾式工法で施工することができる。よって、施工性が良く、短工期で施工することができる。また、既存の外壁にも容易に外断熱構造を施工することができる。また、通気層によって十分な通気が確保されるので、外壁面に発生する結露を押さえ、躯体の寿命を延ばすことができる。
また、通気層の上下部には外気と連通する開口部が設けられ、開口部を開閉する開閉部が設けられている。このような構成によれば、開閉部によって通気層内の換気を制御することで、季節や外気温に応じて通気層内の熱を排出するか、空気を滞留させて断熱効果を持たせるかを切り替えることができる。よって、夏は排熱して防暑効果を高め、冬は空気層にも断熱効果を持たせて防寒効果を高めることができる。
また、前記開閉部は、温度変化によって形状が変化する金属材料からなる開閉手段で開閉される。このような構成によれば、熱感知によって自動的に換気制御を行うことができる。例えば、夏の暑い時期には、日射により通気層が高温になることで知的金属材料が開閉部を開放し、通気層を換気することで排熱して防暑効果を高めることができる。また、冬の寒い時期には、知的金属材料が開閉部を閉鎖し、通気層内に空気を滞留させることで蓄熱して防寒効果を高めることができる。
しかも、機械に頼らず開閉部を開閉できるので、機械の不具合や劣化等の問題が生じず、メンテナンスも容易である。
また、請求項2に記載の発明は上記の通りであり、前記外壁の表面に、建築用断熱材からなる断熱層を設けた。このような構成によれば、断熱層によって外断熱性を高めることができる。また、建築用断熱材を使用することで施工性が良く、短工期で施工することができる。
また、請求項3に記載の発明は上記の通りであり、前記外装材は、アルミ押出形材からなる。このような構成によれば、簡便かつ短期間に気密性の高い外装材を形成することができる。また、デザインの自由度も広がり、意匠性に優れた外観とすることができる。
また、請求項4に記載の発明は上記の通りであり、複数の前記外装材が連設して配置されており、これら複数の前記外装材は気密材を介して接合されている。このような構成によれば、外装材の接合箇所から空気が漏れることを防止して、通気層の気密性を高めることができる。
また、記外装材の端部を支持する枠材を備え、前記枠材は気密材を介して前記外装材を支持している。このような構成によれば、外装材の端部から空気が漏れることを防止して、通気層の気密性を高めることができる。
また、請求項に記載の発明は上記の通りであり、前記気密材は弾性材で形成されている。このような構成によれば、乾式のパッキンを使用して気密性を確保できるので、施工性が良い。また、気密性の弾性力によって外装材を保持することもできる。
また、請求項に記載の発明は上記の通りであり、前記下地材は、前記外壁に固定された固定金具と、前記外装材を支持するフレーム金具と、前記固定金具と前記フレーム金具とを接続する接続部材と、を備え、前記接続部材は、樹脂系材料またはゴム系材料で形成されたスペーサ材を介して前記固定金具または前記フレーム金具に接続されている。このような構成によれば、熱伝導率の低い樹脂系材料またはゴム系材料で形成されたスペーサ材を介して固定金具とフレーム金具とを接続しているので、フレーム金具と接続部材から伝達する熱を抑制して冷橋を防ぐことができる。
また、請求項に記載の発明は上記の通りであり、接続部材は、間隔を設けて複数配置されている。このような構成によれば、接続部材によって通気層が遮断されず、連続した空間が形成されるので、通気層の上下部のみに開閉部を設ければよく、コストの削減を図ることができる。
外断熱構造の縦断面図(中間部省略)である。 外断熱構造の上部を示す縦断面図である。 外断熱構造の下部を示す縦断面図である。 (a)外断熱構造の横断面図、(b)(a)の一部を拡大した図である。 (a)外断熱構造の縦断面図、(b)外断熱構造の正面図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
本実施形態に係る外断熱構造は、既存の外壁40に施工可能なものであり、図1や図5に示すように、外壁40の表面に設けられた断熱層20と、外壁40に固定された下地材10と、下地材10を介して取り付けられた外装材17と、を備える。
断熱層20は、外壁40の表面を覆うものであり、板状断熱材や発泡断熱材が使用可能である。例えば発泡ウレタンフォームを使用することが好ましい。なお、断熱層20は、建築用断熱材を使用してもよい。建築用断熱材としては、人造鉱物繊維材または発泡プラスチック材が好ましい。
下地材10は、外装材17を裏面側から支持するためのものであり、外装材17の上部及び下部に対向するように所定の間隔で設けられている。この下地材10は、図2及び図3に示すように、外壁40に固定された固定金具11と、外装材17を支持するフレーム金具12と、固定金具11とフレーム金具12とを接続する接続部材13と、を備える。
固定金具11は、断面L字形の長尺の金具であり、外壁40の表面にボルトなどの固定具によって固定される。
フレーム金具12は、断面L字形の長尺の金具であり、外装材17を背面から支持している。このフレーム金具12の前面には、ネジ18によって外装材17が固定される。
接続部材13は、金属製の平板状の部材である。この接続部材13は、後端側が固定金具11に接続され、前端側がフレーム金具12に接続されている。このように接続部材13が設けられることで、フレーム金具12が外壁40よりも前方に突出した位置に固定されている。なお、この接続部材13は、上下の空間を互いに閉ざさないように、例えば所定の間隔を設けて取り付けられている。
本実施形態においては、接続部材13は、樹脂系材料またはゴム系材料で形成されたスペーサ材14を介して固定金具11に接続されている。このスペーサ材14によって接続部材13と固定金具11とが直接的に接触しないように形成されており、冷橋を防止するようになっている。なお、接続部材13とフレーム金具12とを、樹脂系材料またはゴム系材料で形成されたスペーサ材14を介して接続するようにしてもよい。
外装材17は、アルミ押出形材からなるパネルであり、例えばスパンドレルなどのアルミ製化粧板である。スパンドレルを使用することで集熱効果を発揮することができる。また、アルマイト加工などの表面処理を施したり、色を濃色(ブラックなど)としたりすることで、更に集熱効果を高めることができる。
この外装材17は、外壁40と平行に配置されたパネル状の部材であり、外壁40との間に所定の間隙を形成して取り付けられている。このため、外壁40と外装材17との間には上下に連通した空間が形成されており、この空間によって通気層21が形成されている。
なお、外装材17の上下端部は、図2及び図3に示すように、それぞれ上枠材23と下枠材27とによって支持されている。上枠材23は、外装材17の上端部から前面に回り込んで外装材17を支持している。下枠材27は、外装材17の下端部から前面に回り込んで外装材17を支持している。この上枠材23及び下枠材27は、第1の気密材30及び第2の気密材31を介して外装材17を支持している。
すなわち、外装材17の上端と上枠材23との間、及び、外装材17の下端と下枠材27との間には、第1の気密材30が設けられ、通気層21の気密性が高められるようになっている。また、外装材17の上端から前面に回り込んだ上枠材23の内側、及び、外装材17の下端から前面に回り込んだ下枠材27の内側には、第2の気密材31が設けられ、通気層21の気密性が高められるようになっている。
ここで、上記した第1の気密材30及び第2の気密材31は弾性材で形成されている。例えば樹脂製やゴム製のパッキンである。このため、これら第1の気密材30及び第2の気密材31を取り付けた外装材17を、上枠材23及び下枠材27に押し込むことで、外装材17が上枠材23及び下枠材27によって弾性的に保持されるようになっている。
なお、特に図示しないが、左端に配置された外装材17の左側端部や、右端に配置された外装材17の右側端部も、上記した上枠材23又は下枠材27と同様の枠材によって、第1の気密材30及び第2の気密材31を介して支持されている。
また、本実施形態においては、図4(a)に示すように、複数の外装材17が連設して配置されており、これら複数の外装材17が隙間なく配置されて外壁40の表面を覆っている。隣り合う外装材17は、図4(b)に示すように互いに係合している。
すなわち、一方の外装材17は、下地材10に固定される取付片17aと、取付片17aと隣り合うように形成された挿入溝17bと、を備えている。取付片17aはフレーム金具12の表面にネジ18で固定される。挿入溝17bは、他方の外装材17の突出片17cを挿入するためのものであり、挿入された突出片17cと係合するようになっている。挿入された突出片17cの先端付近には第3の気密材32が設けられており、この第3の気密材32が挿入溝17b内で取付片17aの表面に密接している。このように、隣り合う外装材17は、互いに第3の気密材32を介して接合されている。
ここで、上記した第3の気密材32は弾性材で形成されている。例えば樹脂製やゴム製のパッキンである。このため、この第3の気密材32を取り付けた突出片17cを、挿入溝17bに押し込むことで、突出片17cが挿入溝17bによって弾性的に保持されるようになっている。
上記したように、外装材17の端部や接続部は気密材によって気密性が確保されており、通気層21内の空気が外装材17の端部や接続部から漏れないようになっている。
なお、通気層21の上部は、図2等に示すように、上部カバー22によって覆われている。また、通気層21の下部は、図3等に示すように、下部カバー26によって覆われている。これにより、上部カバー22と下部カバー26と外装材17とで覆われた空間が形成されている。
また、この通気層21の上下部には、外気と連通する開口部が設けられている。
具体的には、図2に示すように、上部カバー22と外壁40との間に上部開口形成部材24が配置され、この上部開口形成部材24には、外部と連通する上部開口部24aが形成されている。この上部開口部24aは、スリットを形成したパネル状の上部開閉部24bで覆われている。この上部開閉部24bは、知的金属材料からなる開閉手段24cで開閉される。開閉手段24cを構成する知的金属材料は、温度変化によって形状が変化するものであり、例えば形状記憶合金もしくはバイメタルを使用することができる。この開閉手段24cは、形状記憶合金やバイメタルが温度変化によって変位することで、上部開閉部24bをスライドさせ、気温によって自動的に上部開口部24aを開閉するようになっている。本実施形態においては、気温が低温(たとえば12℃以下)になったとき全閉状態になり、気温が高温(たとえば18℃以上)になったとき全開状態となる。
また、図3に示すように、下部カバー26と外装材17との間に下部開口形成部材28が配置され、この下部開口形成部材28には、外部と連通する下部開口部28aが形成されている。この下部開口部28aは、スリットを形成したパネル状の下部開閉部28bで覆われている。この下部開閉部28bは、知的金属材料からなる開閉手段28cで開閉される。開閉手段28cを構成する知的金属材料は、温度変化によって形状が変化するものであり、例えば形状記憶合金もしくはバイメタルを使用することができる。この開閉手段28cは、形状記憶合金やバイメタルが温度変化によって変位することで、下部開閉部28bをスライドさせ、気温によって自動的に下部開口部28aを開閉するようになっている。本実施形態においては、気温が低温(たとえば12℃以下)になったとき全閉状態になり、気温が高温(たとえば18℃以上)になったとき全開状態となる。
このような構成によれば、気温が上昇すると上部開口部24a及び下部開口部28aが自動的に開くので、通気層21内の換気を行うことができる。例えば、下部開口部28aから新鮮な空気を取り入れるとともに、上部開口部24aから暖められた空気を排出することで、通気層21内に熱が籠って温度が上昇することを防止できる。
また、気温が下降すると上部開口部24a及び下部開口部28aが自動的に閉じるので、通気層21内に暖かい空気層を形成して断熱効果を得ることができる。すなわち、上記したように集熱効果の高い外装材17を使用することで通気層21内の空気が太陽光などで暖められ、この暖められた空気によって外壁40の外側に空気層が形成されるので、空気層による保温効果を得ることができる。
なお、下枠材27には、図3に示すように、下枠材27内に入り込んだ水を外部へ排出するための水抜き孔27aを設けてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、下地材10と外装材17とによって通気層21を形成するので、外断熱構造を乾式工法で施工することができる。よって、施工性が良く、短工期で施工することができる。また、既存の外壁40にも容易に外断熱構造を施工することができる。また、通気層21によって十分な通気が確保されるので、外壁40面に発生する結露を押さえ、躯体の寿命を延ばすことができる。
また、通気層21の上下部には外気と連通する上部開口部24a及び下部開口部28aが設けられ、上部開口部24a及び下部開口部28aを開閉する上部開閉部24b及び下部開閉部28bが設けられている。このような構成によれば、上部開閉部24b及び下部開閉部28bによって通気層21内の換気を制御することで、季節や外気温に応じて排熱するか空気を滞留させて保温させるかを切り替えることができる。よって、夏は排熱して防暑効果を高め、冬は空気を保温させて断熱効果を高めることができる。
また、上部開閉部24b及び下部開閉部28bは、知的金属材料からなる開閉手段24c,28cで開閉される。このような構成によれば、熱感知によって自動的に換気制御を行うことができる。例えば、夏の暑い時期には、日射により通気層21が高温になることで知的金属材料が開閉部を開放し、通気層21を換気することで排熱して防暑効果を高めることができる。また、冬の寒い時期には、知的金属材料が開閉部を閉鎖し、通気層21内に空気を滞留させることで温まった空気を逃さず防寒効果を高めることができる。
しかも、機械に頼らず上部開閉部24b及び下部開閉部28bを開閉できるので、機械の不具合や劣化等の問題が生じず、メンテナンスも容易である。
また、外壁40の表面に、建築用断熱材からなる断熱層20を設けた。このような構成によれば、断熱層20によって外断熱性を高めることができる。また、建築用断熱材を使用することで施工性が良く、短工期で施工することができる。
また、外装材17は、アルミ押出形材からなる。このような構成によれば、簡便かつ短期間に気密性の高い外装材17を形成することができる。また、デザインの自由度も広がり、意匠性に優れた外観とすることができる。
また、複数の外装材17が連設して配置されており、これら複数の外装材17は第3の気密材32を介して接合されている。このような構成によれば、外装材17の接合箇所から空気が漏れることを防止して、通気層21の気密性を高めることができる。
また、外装材17の端部を支持する上枠材23及び下枠材27を備え、上枠材23及び下枠材27は第1の気密材30及び第2の気密材31を介して外装材17を支持している。このような構成によれば、外装材17の端部から空気が漏れることを防止して、通気層21の気密性を高めることができる。
また、これらの気密材は弾性材で形成されている。このような構成によれば、乾式のパッキンを使用して気密性を確保できるので、施工性が良い。また、気密性の弾性力によって外装材17を保持することもできる。
また、下地材10は、外壁40に固定された固定金具11と、外装材17を支持するフレーム金具12と、固定金具11とフレーム金具12とを接続する接続部材13と、を備え、接続部材13は、樹脂系材料またはゴム系材料で形成されたスペーサ材14を介して固定金具11またはフレーム金具12に接続されている。このような構成によれば、熱伝導率の低い樹脂系材料またはゴム系材料で形成されたスペーサ材14によって、固定金具11とフレーム金具12とを接続しているので、フレーム金具12と接続部材13から伝達する熱を抑制して冷橋を防ぐことができる。
また、接続部材13は、間隔を設けて複数配置されている。このような構成によれば、接続部材13によって通気層21が遮断されず、連続した空間が形成されるので、通気層21の上下部のみに開閉部を設ければよく、コストの削減を図ることができる。
10 下地材
11 固定金具
12 フレーム金具
13 接続部材
14 スペーサ材
17 外装材
17a 取付片
17b 挿入溝
17c 突出片
18 ネジ
20 断熱層
21 通気層
22 上部カバー
23 上枠材
24 上部開口形成部材
24a 上部開口部
24b 上部開閉部
24c 開閉手段
26 下部カバー
27 下枠材
27a 水抜き孔
28 下部開口形成部材
28a 下部開口部
28b 下部開閉部
28c 開閉手段
30 第1の気密材
31 第2の気密材
32 第3の気密材
40 外壁

Claims (7)

  1. 外壁に固定された下地材と、
    前記下地材を介して取り付けられた外装材と、
    前記外装材の上端部を支持する上枠材と、
    前記外装材の下端部を支持する下枠材と、
    を備え、
    前記外壁と前記外装材との間に通気層が形成されており、
    前記通気層の上下部には、外気と連通する開口部と、温度変化によって形状が変化する金属材料からなる開閉手段と、前記開閉手段によって前記開口部を開閉する開閉部と、が設けられており、
    前記開閉手段が温度変化によって変位することでパネル状の前記開閉部がスライドし、自動的に前記開口部を開閉するように構成されており、
    前記外装材の正面が臨む方向を前方、その反対方向を後方としたときに、上部の前記開口部は後方に向けて開口しており、
    前記上枠材は、前記外装材の上端部から前面に回り込んで前記外装材を支持し、
    前記下枠材は、前記外装材の下端部から前面に回り込んで前記外装材を支持し、
    前記外装材の上端と前記上枠材との間、前記外装材の下端と前記下枠材との間、前記外装材の上端付近の前面と前記上枠材との間、前記外装材の下端付近の前面と前記下枠材との間には、弾性材で形成された気密材が設けられており、前記外装材が前記気密材を介して前記上枠材及び前記下枠材によって弾性的に保持されていることを特徴とする、外断熱構造。
  2. 前記外壁の表面に、建築用断熱材からなる断熱層を設けたことを特徴とする、請求項1記載の外断熱構造。
  3. 前記外装材は、アルミ押出形材からなることを特徴とする、請求項1または2のいずれか1項に記載の外断熱構造。
  4. 複数の前記外装材が連設して配置されており、これら複数の前記外装材は気密材を介して接合されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の外断熱構造。
  5. 前記気密材は弾性材で形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の外断熱構造。
  6. 前記下地材は、前記外壁に固定された固定金具と、前記外装材を支持するフレーム金具と、前記固定金具と前記フレーム金具とを接続する接続部材と、を備え、
    前記接続部材は、樹脂系材料またはゴム系材料で形成されたスペーサ材を介して前記固定金具または前記フレーム金具に接続されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の外断熱構造。
  7. 前記接続部材は、間隔を設けて複数配置されていることを特徴とする、請求項6記載の外断熱構造。
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