JP6912677B2 - 材料探索装置、方法、およびプログラム - Google Patents

材料探索装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、材料探索装置、方法、およびプログラムに関する。
従来、多くの分野で、新材料や代替材料となる材料を探索する材料探索が行われている。例えば、合金の開発では、合金のさまざまな組成(例えば、各成分の質量百分率)で材料の試作を行う。そして、材料の試作に成功したものについてその材料の特性の測定を実施して、要求されている特性を満たす材料を探索するという方法がとられている。
また、最近では、マテリアルズインフォマティクスと呼ばれるコンピュータによる解析に基づく材料探索も用いられている(特許文献1、特許文献2など)。
特開2001−220638号公報 特開2004−149859号公報
しかしながら、現状、材料が製造可能であるか否かは人の経験に頼っている。そのため、たとえ試作を試みたとしても、何らかの理由で(例えば、鋳造段階で巣が入るなどで)、特性を測定できるような材料を製造できないことがある。また、マテリアルズインフォマティクスの場合にも、要求されている特性を満たしている材料であったとしても、実際に材料を製造することができないケースがある。
そこで、本発明は、材料探索を効率化することを目的とする。
本発明は、以下の示す構成を備える。
[1]判定対象の組成を取得する組成取得部と、
前記判定対象の組成に対して、熱力学計算を実行する熱力学計算部と、
所定の組成に対する前記熱力学計算の結果と、前記所定の組成により材料が製造可能であるかを示す製造可能性との対応関係に基づいて、前記判定対象の組成により材料が製造可能であるか否かを判定する製造判定部と、
前記製造が可能であると判定された組成を出力する出力部と
を有する材料探索装置。
[2]前記熱力学計算の結果は、各温度における平衡状態での化合物の相分率である、[1]に記載の材料探索装置。
[3]前記対応関係は、前記所定の組成に対する熱力学計算の結果と前記所定の組成により材料が製造可能であるかを示す製造可能性とを教師データとして機械学習した製造可能性学習済みモデル、または、前記所定の組成に対する熱力学計算の結果から製造可能性を導出するためのルールベースにより規定されている、[1]または[2]に記載の材料探索装置。
[4]前記組成取得部は、判定対象の製造条件をさらに取得し、
所定の組成および製造条件と、前記所定の組成および製造条件により製造される材料の特性との対応関係に基づいて、判定対象の組成および製造条件により製造される材料の特性を予測する特性予測部と、
前記判定対象の組成および製造条件により製造される材料についての要求特性を取得する要求特性取得部と、
予測された前記特性が、取得された前記要求特性を満たすか否かを判定する特性判定部と
を有する[1]から[3]のいずれかに記載の材料探索装置。
[5]所定の組成および製造条件と、前記所定の組成および製造条件により製造される材料の特性との対応関係は、前記所定の組成および製造条件と前記所定の組成および製造条件により製造される材料の特性とを教師データとして機械学習した特性予測学習済みモデル、または、統計解析に基づくルールベースにより規定されている、[4]に記載の材料探索装置。
[6]前記製造判定部は、前記予測した特性が前記要求特性を満たすと前記特性判定部が判定した組成に対して、前記組成による材料の製造が可能であるかを判定する[4]に記載の材料探索装置。
[7]前記特性判定部は、前記組成による材料の製造が可能であると前記製造判定部が判定した組成に対して、前記予測した特性が前記要求特性を満たすかを判定し、
前記出力部は、前記製造が可能でありかつ前記要求特性を満たすと判定された組成を出力する、[4]に記載の材料探索装置。
[8]前記組成による材料の製造が可能であるかの判定と、前記予測した特性が前記要求特性を満たすかの判定は、並列処理で実施され、
前記出力部は、前記製造が可能でありかつ前記要求特性を満たすと判定された組成を出力する、[4]に記載の材料探索装置。
[9]判定対象の組成を取得するステップと、
前記判定対象の組成に対して、熱力学計算を実行するステップと、
所定の組成に対する前記熱力学計算の結果と、前記所定の組成により材料が製造可能であるかを示す製造可能性との対応関係に基づいて、前記判定対象の組成により材料が製造可能であるか否かを判定するステップと、
前記製造が可能であると判定された組成を出力するステップと
を含む方法。
[10]コンピュータを
判定対象の組成を取得する組成取得部と、
前記判定対象の組成に対して、熱力学計算を実行する熱力学計算部と、
所定の組成に対する前記熱力学計算の結果と、前記所定の組成により材料が製造可能であるかを示す製造可能性との対応関係に基づいて、前記判定対象の組成により材料が製造可能であるか否かを判定する製造判定部と、
前記製造が可能であると判定された組成を出力する出力部と
して機能させるためのプログラム。
本発明では、材料探索を効率化することができる。
本発明の一実施形態に係る材料探索装置を含む全体のシステム構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る材料探索装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る材料探索の処理をフェーズごとに説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る材料探索の処理の製造可能性学習フェーズを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る材料探索の処理の特性予測学習フェーズを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る材料探索装置の機能ブロックを示す図である。 本発明の一実施形態に係るスクリーニング処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスクリーニング処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスクリーニング処理の流れを示す別のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスクリーニング処理の流れを示すさらに別のフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るスクリーニングの効果を説明するための図である。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省略する。
なお、本明細書ではアルミニウム合金の開発を一例として説明するが、本発明は、Fe合金、Cu合金、Ni合金、Co合金、Ti合金、Mg合金、Mn合金、Zn合金などの各種合金材料全般に適用することができる。さらに、本発明は、複数の組成からなる合金材料、または、複数の製造条件・処理(温度、圧力、加工など)の組み合わせにより製造される合金材料全般に適用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る材料探索装置101を含む全体のシステム構成を示す図である。本システムは、材料探索装置101、機械学習用端末102、探索用端末103を含むことができる。材料探索装置101は、任意のネットワーク104を介して機械学習用端末102とデータを送受信することができる。また、材料探索装置101は、任意のネットワーク104を介して探索用端末103とデータを送受信することができる。以下、それぞれについて説明する。
材料探索装置101は、材料の組成に基づいて、その組成により材料が製造可能であるか否かを判定するための装置である。また、材料探索装置101は、好ましくは、材料の組成および製造条件に基づいて、その組成および製造条件により製造される材料の特性が、材料に対して要求されている特性(以下、要求特性ともいう)を満たすか否かを判定するための装置である。
具体的には、材料探索装置101は、探索用端末103によって指定された組成により材料が製造可能であるか否かを判定する。また、材料探索装置101は、探索用端末103によって指定された組成および製造条件により製造される材料の特性が、探索用端末103によって指定された要求特性を満たすか否かを判定する構成とすることもできる。
また、材料探索装置101は、機械学習用端末102から取得したデータに基づいて機械学習を行って、材料が製造可能であるか否かを判定するために用いる学習済みモデル(以下、製造可能性学習済みモデルともいう)を生成する構成とすることもできる。また、材料探索装置101は、機械学習用端末102から取得したデータに基づいて機械学習を行って、材料の特性を予測するために用いる学習済みモデル(以下、特性予測学習済みモデルともいう)を生成する構成とすることもできる。後段で、図2および図6を参照しながら、材料探索装置101について詳細に説明する。
材料探索装置101が前述した製造可能性学習済みモデルを用いる場合には、機械学習用端末102は、製造可能性学習済みモデルを生成するための教師データを入力する者が利用する端末である。また、機械学習用端末102は、特性予測学習済みモデルを生成するための教師データを入力する者が利用する端末であってもよい。具体的には、機械学習用端末102は、機械学習用端末102に入力された教師データ(後段で詳細に説明する)を、材料探索装置101へ送信することができる。機械学習用端末102は、例えば、パーソナルコンピュータなどのコンピュータである。
探索用端末103は、材料探索を行いたい者が利用する端末である。具体的には、探索用端末103は、探索用端末103に入力された組成のデータを、材料探索装置101へ送信することができる。また、探索用端末103は、探索用端末103に入力された製造条件のデータを、材料探索装置101へ送信することができる。また、探索用端末103は、探索用端末103に入力された要求特性のデータを、材料探索装置101へ送信することができる。また、探索用端末103は、製造が可能であると判定された組成のデータを、材料探索装置101から受信することができる。また、探索用端末103は、要求特性を満たすと判定された組成のデータを、材料探索装置101から受信することができる。また、探索用端末103は、製造が可能でありかつ要求特性を満たすと判定された組成のデータを、材料探索装置101から受信することができる。探索用端末103は、例えば、パーソナルコンピュータなどのコンピュータである。
なお、本明細書では、機械学習用端末102と探索用端末103とを別々のコンピュータとして説明するが、機械学習用端末102と探索用端末103とを1つのコンピュータで実装するようにしてもよい。また、材料探索装置101が機械学習用端末102の一部または全部の機能を有するようにすることができる。また、材料探索装置101が探索用端末103の一部または全部の機能を有するようにすることができる。
<材料探索装置101のハードウェア構成>
図2は、本発明の一実施形態に係る材料探索装置101のハードウェア構成を示す図である。材料探索装置101は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を有する。CPU201、ROM202、RAM203は、いわゆるコンピュータを形成する。
また、材料探索装置101は、補助記憶装置204、表示装置205、操作装置206、I/F(Interface)装置207、ドライブ装置208を有する。なお、材料探索装置101の各ハードウェアは、バス209を介して相互に接続されている。
CPU201は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムを実行する演算デバイスである。
ROM202は、不揮発性メモリである。ROM202は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムをCPU201が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する主記憶デバイスとして機能する。具体的には、ROM202はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。
RAM203は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM203は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムがCPU201によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
補助記憶装置204は、各種プログラムや、各種プログラムが実行される際に用いられる情報を格納する補助記憶デバイスである。
表示装置205は、材料探索装置101の内部状態等を表示する表示デバイスである。
操作装置206は、材料探索装置101の管理者が材料探索装置101に対して各種指示を入力する入力デバイスである。
I/F装置207は、ネットワーク104に接続し、機械学習用端末102、探索用端末103と通信を行うための通信デバイスである。
ドライブ装置208は記憶媒体210をセットするためのデバイスである。ここでいう記憶媒体210には、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。また、記憶媒体210には、EPROM (Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶装置204にインストールされる各種プログラムは、例えば、配布された記憶媒体210がドライブ装置208にセットされ、該記憶媒体210に記録された各種プログラムがドライブ装置208により読み出されることでインストールされる。あるいは、補助記憶装置204にインストールされる各種プログラムは、I/F装置207を介して、ネットワーク104とは異なる他のネットワークよりダウンロードされることでインストールされてもよい。
<材料探索の処理の概要>
図3は、本発明の一実施形態に係る材料探索の処理をフェーズごとに説明するための図である。図3に示されるように、材料探索装置101の処理は4つのフェーズに分けられうる。具体的には、材料探索装置101の処理は、"製造可能性学習フェーズ 10"、"特性予測学習フェーズ 20"、"第1のスクリーニングフェーズ 30"、"第2のスクリーニングフェーズ 40"のフェーズに分けられうる。なお、各フェーズの順序は、フェーズの用意と処理の順番に支障がない範囲で入れ替えられうる。製造可能性のみ判定する場合は、第1のスクリーニングフェーズを行い、製造可能性判定と特性予測判定の両方の判定を行う場合は、第2のスクリーニングフェーズを行う。以下、それぞれのフェーズについて説明する。
<製造可能性学習フェーズ>
製造可能性学習フェーズについて説明する。
・ステップ11(S11)で、機械学習用端末102は、機械学習用端末102に入力された材料の組成のデータを、材料探索装置101へ送信することができる。アルミニウム合金材料の組成は、例えば、各成分(例えばSi, Fe, Cu, Mn, Mg, Cr, Ni, Zn, Ti, Na, V, Pb, Sn, B, Bi, Zr, Oなどの元素種)の質量百分率(wt%)である。なお、アルミニウムの質量百分率(wt%)は、100−(上記元素の質量百分率の和)によって表される。
・ステップ12(S12)で、材料探索装置101は、S11で取得した組成に対して熱力学計算を実行することができる。材料探索装置101は、例えば、CALPHAD(CALculation of PHAse Diagrams)法により熱力学計算を実行することができる。CALPHAD法では、前記組成の合金において、各温度で到達する平衡状態を計算することができ、熱力学計算の結果としては、例えば、各温度における平衡状態において含まれる化合物の相分率である。
また、前記CALPHAD法による熱力学計算において、Scheil−Gulliver(SG)モデルを用いて熱力学計算を実行することもできる。SGモデルの近似式では、固相内無拡散および液相内均一組成を仮定している。SGモデルを用いることにより、前記組成の合金材料を高温の液相より冷却していった際に、凝固過程の各温度において存在する液相組成や凝固析出してくる固相成分の種類や量を計算することができる。熱力学計算の結果は、例えば、凝固過程において析出する固相成分を反映した、各温度において含まれる化合物の相分率である。
機械学習用端末102に材料の組成および製造条件のデータが入力されてもよい。この場合、前記CALPHAD法による熱力学計算と連携して、さらにPhase Field法によるシミュレーションを実行することもできる。材料の製造条件は、例えば、鋳造における冷却速度、調質(製造における処理のパターン)、各処理(焼きなまし、溶体化処理、人工時効硬化処理、自然時効処理、熱間加工処理、冷間加工処理、安定化処理)の温度および保持時間、加工条件(加工率、押比、減面率、製品形状など)である。Phase Field法では、例えば、前記組成の合金材料に対して前記製造条件の温度と時間を反映した、相変態と結晶粒成長を計算することができる。熱力学計算の結果は、例えば、前記相変態過程後に含まれる化合物の相分率や化合物の数平均粒径である。
・ステップ13(S13)で、材料探索装置101は、S12で実行した熱力学計算の結果のデータを、機械学習用端末102へ送信することができる。熱力学計算の結果は、例えば、各温度における平衡状態において含まれる化合物の相分率である。
・ステップ14(S14)で、機械学習用端末102は、S13で取得した熱力学計算の結果を、機械学習用端末102の表示装置上に表示することができる。
・ステップ15(S15)で、機械学習用端末102は、機械学習用端末102に入力された教師データを、材料探索装置101へ送信することができる。教師データは、入力データが熱力学計算の結果であり、出力データが製造可能性である。製造可能性は、例えば、製造可能であるか否かを示してもよいし、あるいは、製造可能である確率を示してもよい。
・ステップ16(S16)で、材料探索装置101は、S15で取得したデータを教師データとして機械学習を行うことができる。
このように、熱力学計算の結果と製造可能性とを教師データとして機械学習することによって、製造可能性学習済みモデルS17が生成される。
機械学習用端末102に材料の組成および製造条件のデータが入力される場合には、教師データは、入力データが熱力学計算の結果および製造条件であり、出力データが製造可能性である。この場合、熱力学計算の結果および製造条件と製造可能性とを教師データとして機械学習することによって、製造可能性学習済みモデルS17が生成される。機械学習用端末102に入力されるデータとして、材料の組成のデータ、もしくは材料の組成および製造条件のデータのいずれが入力されるかは、後述する第1のスクリーニングフェーズまたは第2のスクリーニングフェーズにおいて、探索用端末103に入力されるデータに合わせて選択される。
<特性予測学習フェーズ>
特性予測学習フェーズについて説明する。
・ステップ21(S21)で、機械学習用端末102は、機械学習用端末102に入力された教師データを、材料探索装置101へ送信することができる。教師データは、入力データが材料の組成および製造条件であり、出力データが材料の特性である。材料の組成は、前述した、製造可能性学習フェーズで用いたものと同様である。材料の製造条件は、例えば、鋳造における冷却速度、調質(製造における処理のパターン)、各処理(焼きなまし、溶体化処理、人工時効硬化処理、自然時効処理、熱間加工処理、冷間加工処理、安定化処理)の温度および保持時間、加工条件(加工率、押比、減面率、製品形状など)である。また、材料の特性は、例えば、引張強度、0.2%耐力、伸び、線膨張係数、ヤング率、ポワソン比、疲労特性、硬さ、クリープ強度、クリープ歪み、せん断強度、比熱、熱伝導率、電気抵抗率、密度、固相線、液相線などである。
・ステップ22(S22)で、材料探索装置101は、S21で取得したデータを教師データとして機械学習を行うことができる。
このように、材料の組成および製造条件と材料の特性とを教師データとして機械学習することによって、特性予測学習済みモデルS23が生成される。
教師データとしては、入力データが材料の組成とし、出力データが材料の特性としてもよい。この場合、材料の組成と材料の特性とを教師データとして機械学習することによって、特性予測学習済みモデルS23が生成される。機械学習用端末102に入力されるデータとして、材料の組成のデータ、もしくは材料の組成および製造条件のデータのいずれが入力されるかは、後述する第1のスクリーニングフェーズまたは第2のスクリーニングフェーズにおいて、探索用端末103に入力されるデータに合わせてそれぞれ選択される。
<第1のスクリーニングフェーズ>
第1のスクリーニングフェーズについて説明する。第1のスクリーニングフェーズでは、製造が可能であると判定された組成がスクリーニングされる。
・ステップ31(S31)で、探索用端末103は、探索用端末103に入力された材料の組成のデータを、材料探索装置101へ送信することができる。この組成により材料が製造可能であるか否かが判定されることとなる。
・ステップ32(S32)で、材料探索装置101は、S31で取得した組成により材料が製造可能であるか否かを判定して、製造が可能であると判定された組成をスクリーニングすることができる。なお、材料探索装置101は、製造可能性学習済みモデルS17を用いて、S31で取得した組成により材料が製造可能であるか否かを判定することができる。
機械学習用端末102に材料の組成および製造条件のデータが入力されてもよい。
<第2のスクリーニングフェーズ>
第2のスクリーニングフェーズについて説明する。第2のスクリーニングフェーズでは、製造が可能であると判定され、かつ、要求特性を満たすと判定された組成がスクリーニングされる。
・ステップ41(S41)で、探索用端末103は、探索用端末103に入力された材料の組成および製造条件のデータを、材料探索装置101へ送信することができる。この組成および製造条件により製造される材料の特性が要求特性を満たすか否かが判定されることとなる。
・ステップ42(S42)で、探索用端末103は、探索用端末103に入力された要求特性のデータを、材料探索装置101へ送信することができる。要求特性は、材料に対して要求されている特性である。なお、S41とS42は同時に行われるようにしてもよいし、S42の後にS41が行われるようにしてもよい。
・ステップ43(S43)で、材料探索装置101は、S41で取得した組成および製造条件により製造される材料の特性が、S42で取得した要求特性を満たすか否かを判定することができる。また、材料探索装置101は、第1のスクリーニングフェーズ 30と同様に、S41で取得した組成により材料が製造可能であるか否かを判定することができる。そして、材料探索装置101は、製造が可能であると判定され、かつ、要求特性を満たすと判定された組成をスクリーニングすることができる。なお、材料探索装置101は、特性予測学習済みモデルS23を用いて、S41で取得した組成により製造される材料の特性を予測することができる。
探索用端末103に入力されるデータが材料の組成であってもよい。
上述のとおり、材料の組成に基づいて製造可能であるか否かが判定されてもよいし、あるいは、材料の組成および製造条件に基づいて製造可能であるか否かが判定されてもよい。また、材料の組成および製造条件に基づいて要求特性を満たすか否かが判定されてもよいし、あるいは、材料の組成に基づいて要求特性を満たすか否かが判定されてもよい。
<製造可能性学習フェーズの具体例>
図4は、本発明の一実施形態に係る材料探索の処理の製造可能性学習フェーズ 10を説明するための図である。製造可能性学習フェーズ 10では、所定の組成に対する熱力学計算の結果と、その所定の組成により材料が製造可能であるかを示す製造可能性との対応関係が生成される。まず、材料探索装置101は、各組成(例えば、組成(A1,B1,C1)、組成(A2,B2,C2)、組成(A3,B3,C3)・・・など)に対して熱力学計算を実行する。熱力学計算の結果401は、例えば、図4に示されているような、各温度における平衡状態での化合物の相分率である。次に、材料探索装置101は、入力データが熱力学計算の結果であり、出力データが製造可能性(例えば、○、×、△・・・など)である教師データを用いて機械学習を行い、製造可能性学習済みモデルS17を生成する。あるいは、材料探索装置101は、機械学習ではなく、ルールベース(例えば、状態図の液相線と固相線に挟まれた固液共存温度範囲が40℃以上となると鋳造割れが発生し製造不可能となる、といった熟練技能者の経験による知識に基づくルール)を用いることもできる。つまり、材料探索装置101は、機械学習によって生成された製造可能性学習済みモデルS17に基づいて製造可能性を判定することもできるし、あるいは、ルールベースに基づいて製造可能性を判定することもできる。
<特性予測学習フェーズの具体例>
図5は、本発明の一実施形態に係る材料探索の処理の特性予測学習フェーズ 20を説明するための図である。特性予測学習フェーズ 20では、所定の組成および製造条件と、その所定の組成および製造条件により製造される材料の特性との対応関係が生成される。材料探索装置101は、入力データが組成(例えば、組成(A1,B1,C1)、組成(A2,B2,C2)、組成(A3,B3,C3)・・・など)および製造条件(例えば、(製造条件11,製造条件12)、(製造条件21,製造条件22)、(製造条件31,製造条件32)・・・など)であり、出力データが特性(例えば、特性α、特性β、特性γ・・・など)である教師データを用いて機械学習を行い、特性予測学習済みモデルS23を生成する。あるいは、材料探索装置101は、機械学習ではなく、ルールベース(例えば、統計解析に基づくルール)を用いることもできる。つまり、材料探索装置101は、機械学習によって生成された特性予測学習済みモデルS23に基づいて特性を予測することもできるし、あるいは、ルールベースに基づいて特性を予測することもできる。
<材料探索装置101の機能ブロック>
図6は、本発明の一実施形態に係る材料探索装置101の機能ブロックを示す図である。材料探索装置101は、組成取得部601、熱力学計算部602、製造判定部603、製造可能性記憶部604、出力部609を含む。材料探索装置101は、さらに、特性予測部605、要求特性取得部606、特性判定部607、特性予測記憶部608を含むことができる。また、材料探索装置101は、プログラムを実行することで、組成取得部601、熱力学計算部602、製造判定部603、出力部609として機能する。材料探索装置101は、さらに、特性予測部605、要求特性取得部606、特性判定部607として機能してもよい。以下、それぞれについて説明する。
組成取得部601は、判定の対象となる材料の入力された組成を取得する。また、組成取得部601は、判定の対象となる材料の製造条件を取得することができる。具体的には、組成取得部601は、探索用端末103に入力された組成のデータを、探索用端末103から受信する。上述したように、アルミニウム合金材料の組成は、例えば、各成分(Si, Fe, Cu, Mn, Mg, Cr, Ni, Zn, Ti, Na, V, Pb, Sn, B, Bi, Zr, Oなどの元素種)の質量百分率(wt%)である。なお、アルミニウムの質量百分率(wt%)は、100−(上記元素の質量百分率の和)によって表される。また、組成取得部601は、探索用端末103に入力された製造条件のデータを、探索用端末103から受信することができる。上述したように、材料の製造条件は、例えば、鋳造における冷却速度、調質(製造における処理のパターン)、各処理(焼きなまし、溶体化処理、人工時効硬化処理、自然時効処理、熱間加工処理、冷間加工処理、安定化処理)の温度および保持時間、加工条件(加工率、押比、減面率、製品形状など)である。なお、材料の組成の値(例えば、質量百分率)は、最大値および最小値などの範囲として指定されてもよいし、特定の値として指定されてもよい。材料の組成の値が最大値および最小値などの範囲として指定された場合、指定された範囲内でランダムに生じさせた組成に対して判定が行われてもよいし、指定された範囲の格子点にある組成に対して判定が行われてもよい。組成取得部601は、取得したデータを熱力学計算部602が参照できるようにメモリに記憶することができる。
熱力学計算部602は、組成取得部601が取得した組成に対して、熱力学計算を実行する。具体的には、熱力学計算部602は、例えば、CALPHAD(CALculation of PHAse Diagrams)法により熱力学計算を実行することができる。熱力学計算の結果は、例えば、各温度における平衡状態での化合物の相分率である。CALPHAD法では、前記組成の合金において、各温度で到達する平衡状態を計算することができ、熱力学計算の結果としては、例えば、各温度における平衡状態において含まれる化合物の相分率である。
また、前記CALPHAD法による熱力学計算において、Scheil−Gulliver(SG)モデルを用いて熱力学計算を実行することもできる。SGモデルの近似式では、固相内無拡散および液相内均一組成を仮定している。SGモデルを用いることにより、前記組成の合金材料を高温の液相より冷却していった際に、凝固過程の各温度において存在する液相組成や凝固析出してくる固相成分の種類や量を計算することができる。熱力学計算の結果は、例えば、凝固過程において析出する固相成分を反映した、各温度において含まれる化合物の相分率である。
組成取得部601が材料の組成および製造条件のデータを取得する場合、前記CALPHAD法による熱力学計算と連携して、さらにPhase Field法によるシミュレーションを実行することもできる。Phase Field法では、例えば、前記組成の合金材料に対して前記製造条件の温度と時間を反映した、相変態と結晶粒成長を計算することができる。熱力学計算の結果は、例えば、前記相変態過程後に含まれる化合物の相分率や化合物の数平均粒径である。
熱力学計算部602は、熱力学計算の結果を製造判定部603が参照できるようにメモリに記憶することができる。
製造判定部603は、組成取得部601が取得した組成により材料が製造可能であるか否かを判定する。具体的には、製造判定部603は、製造可能性記憶部604に格納されている"所定の組成に対する熱力学計算の結果と、その所定の組成により材料が製造可能であるかを示す製造可能性との対応関係"と、熱力学計算部602が実行した熱力学計算の結果とに基づいて、組成取得部601が取得した組成により材料が製造可能であるか否かを判定する。なお、製造判定部603が、製造可能である確率(例えば、製造可能性が高い、低いといったレベルなど)を判定するようにしてもよい。製造判定部603は、製造が可能であると判定した材料の組成を出力部609が参照できるようにメモリに記憶することができる。
製造可能性記憶部604は、"所定の組成に対する熱力学計算の結果と、その所定の組成により材料が製造可能であるかを示す製造可能性との対応関係"を格納することができる。具体的には、製造可能性記憶部604は、図3および図4で説明した製造可能性学習済みモデルS17を格納することができる。また、製造可能性記憶部604は、図4で説明したルールベースを格納することができる。
このように、本発明の一実施形態では、組成そのものではなく、組成から算出される情報であって製造可否の判定に必要な情報(例えば、組成に対する熱力学計算の結果)と製造可能性との対応関係を用いることによって、その組成により材料が製造可能であるか否かを判定する。
特性予測部605は、組成取得部601が取得した組成および製造条件により製造される材料の特性を予測することができる。具体的には、特性予測部605は、特性予測記憶部608に格納されている"所定の組成および製造条件と、その所定の組成および製造条件により製造される材料の特性との対応関係"と、組成取得部601が取得した組成および製造条件とに基づいて、組成取得部601が取得した組成および製造条件により製造される材料の特性を予測することができる。上述したように、材料の特性は、例えば、引張強度、0.2%耐力、伸び、線膨張係数、ヤング率、ポワソン比、疲労特性、硬さ、クリープ強度、クリープ歪み、せん断強度、比熱、熱伝導率、電気抵抗率、密度、固相線、液相線などである。特性予測部605は、予測した特性を特性判定部607が参照できるようにメモリに記憶することができる。
特性予測記憶部608は、"所定の組成および製造条件と、その所定の組成および製造条件により製造される材料の特性との対応関係"を格納することができる。具体的には、特性予測記憶部608は、図3および図5で説明した特性予測学習済みモデルS23を格納することができる。また、特性予測記憶部608は、図5で説明したルールベースを格納することができる。
要求特性取得部606は、要求特性を取得することができる。具体的には、要求特性取得部606は、組成取得部601が取得した組成および製造条件により製造される材料に対して要求されている特性のデータを、探索用端末103から受信することができる。上述したように、材料の特性は、例えば、引張強度、0.2%耐力、伸び、線膨張係数、ヤング率、ポワソン比、疲労特性、硬さ、クリープ強度、クリープ歪み、せん断強度、比熱、熱伝導率、電気抵抗率、密度、固相線、液相線などである。要求特性取得部606は、取得したデータを特性判定部607が参照できるようにメモリに記憶することができる。
特性判定部607は、特性予測部605により予測された特性が、要求特性取得部606により取得された要求特性を満たすか否かを判定することができる。具体的には、特性判定部607は、特性予測部605により予測された特性が、要求特性の一部または全部を満たすか否かを判定することができる。特性判定部607は、要求特性を満たすと判定した材料の組成を出力部609が参照できるようにメモリに記憶することができる。
出力部609は、製造判定部603により製造が可能であると判定された組成を出力する。また、出力部609は、特性判定部607により要求特性を満たすと判定された組成を出力することができる。また、出力部609は、製造判定部603により製造が可能であると判定され、かつ、特性判定部607により要求特性を満たすと判定された組成を出力することができる。具体的には、出力部609は、1または複数の組成のデータを、探索用端末103へ送信することができる。
<スクリーニング処理の詳細>
図7は、本発明の一実施形態に係るスクリーニング処理の流れを示すフローチャートである。具体的には、図7では、図3のS32のスクリーニング処理(つまり、製造可能性判定処理)の流れを示している。
ステップ701(S701)で、組成取得部601は、判定の対象となる材料の組成を取得する。
ステップ702(S702)で、熱力学計算部602は、S701で取得した組成に対して、熱力学計算を実行する。
ステップ703(S703)で、製造判定部603は、S702で実行した熱力学計算の結果に基づいて、S701で取得した組成により材料が製造可能であるか否かを判定する。製造可能であればステップ704へ、製造不可能であればステップ705へ進む。ステップ705(S705)で、製造判定部603は、S701で取得した組成により材料が製造不可能であることを、探索用端末103へ通知する。
ステップ704(S704)で、出力部609は、S703で製造が可能であると判定された組成を出力する。
図8は、本発明の一実施形態に係るスクリーニング処理の流れを示すフローチャートである。具体的には、図8では、図3のS43のスクリーニング処理(つまり、製造可能性判定処理および特性判定処理)の流れを示している。
ステップ801(S801)で、組成取得部601は、判定の対象となる材料の組成および製造条件を取得する。
ステップ802(S802)で、特性予測部605は、S801で取得した組成および製造条件により製造される材料の特性を予測する。
ステップ803(S803)で、要求特性取得部606は、要求特性を取得する。なお、S803は、S801と同時に行われるようにするなど、S804よりも前であれば任意のときに行われるようにしてよい。
ステップ804(S804)で、特性判定部607は、S802で予測した特性が、S803で取得した要求特性を満たすか否かを判定する。要求特性を満たせばステップ805へ、要求特性を満たさなければステップ808へ進む。ステップ808(S808)で、特性判定部607は、S801で取得した組成が要求特性を満たさないことを、探索用端末103へ通知する。
ステップ805(S805)で、熱力学計算部602は、S804で要求特性を満たすと判定した組成に対して、熱力学計算を実行する。
ステップ806(S806)で、製造判定部603は、S805で実行した熱力学計算の結果に基づいて、S801で取得した組成により材料が製造可能であるか否かを判定する。製造可能であればステップ807へ、製造不可能であればステップ809へ進む。ステップ809(S809)で、製造判定部603は、S801で取得した組成により材料が製造不可能であることを、探索用端末103へ通知する。
ステップ807(S807)で、出力部609は、S806で製造が可能であると判定された組成を出力する。
図9は、本発明の一実施形態に係るスクリーニング処理の流れを示す別のフローチャートである。具体的には、図9では、図3のS43のスクリーニング処理(つまり、製造可能性判定処理および特性判定処理)の流れを示している。
ステップ901(S901)で、組成取得部601は、判定の対象となる材料の組成および製造条件を取得する。
ステップ902(S902)で、熱力学計算部602は、S901で取得した組成に対して、熱力学計算を実行する。
ステップ903(S903)で、製造判定部603は、S902で実行した熱力学計算の結果に基づいて、S901で取得した組成により材料が製造可能であるか否かを判定する。製造可能であればステップ904へ、製造不可能であればステップ908へ進む。ステップ908(S908)で、製造判定部603は、S901で取得した組成により材料が製造不可能であることを、探索用端末103へ通知する。
ステップ904(S904)で、特性予測部605は、S901で取得した組成および製造条件により製造される材料の特性を予測する。
ステップ905(S905)で、要求特性取得部606は、要求特性を取得する。なお、S905は、S901と同時に行われるようにするなど、S906よりも前であれば任意のときに行われるようにしてよい。
ステップ906(S906)で、特性判定部607は、S904で予測した特性が、S905で取得した要求特性を満たすか否かを判定する。要求特性を満たせばステップ907へ、要求特性を満たさなければステップ909へ進む。ステップ909(S909)で、特性判定部607は、S901で取得した組成が要求特性を満たさないことを、探索用端末103へ通知する。
ステップ907(S907)で、出力部609は、S906で要求特性を満たすと判定された組成を出力する。
なお、図8および図9の処理において、途中で判定の結果が通知されるようにしてもよい。具体的には、特性判定部607は、図8のS804で要求特性を満たすと判定された組成を出力するようにしてもよい。また、製造判定部603は、図9のS903で製造が可能であると判定された組成を出力するようにしてもよい。
図10は、本発明の一実施形態に係るスクリーニング処理の流れを示すさらに別のフローチャートである。具体的には、図10では、図3のS43のスクリーニング処理(つまり、製造可能性判定処理および特性判定処理)の流れを示している。
ステップ1001(S1001)で、組成取得部601は、判定の対象となる材料の組成および製造条件を取得する。その後、ステップ1004の判定のための処理とステップ1007の判定のための処理とが並列で行われる。
ステップ1002(S1002)で、特性予測部605は、S1001で取得した組成および製造条件により製造される材料の特性を予測する。
ステップ1003(S1003)で、要求特性取得部606は、要求特性を取得する。なお、S1003は、S1001と同時に行われるようにするなど、S1004よりも前であれば任意のときに行われるようにしてよい。
ステップ1004(S1004)で、特性判定部607は、S1002で予測した特性が、S1003で取得した要求特性を満たすか否かを判定する。要求特性を満たせばステップ1009へ、要求特性を満たさなければステップ1005へ進む。ステップ1005(S1005)で、特性判定部607は、S1001で取得した組成が要求特性を満たさないことを、探索用端末103へ通知する。
ステップ1006(S1006)で、熱力学計算部602は、S1001で取得した組成に対して、熱力学計算を実行する。
ステップ1007(S1007)で、製造判定部603は、S1006で実行した熱力学計算の結果に基づいて、S1001で取得した組成により材料が製造可能であるか否かを判定する。製造可能であればステップ1009へ、製造不可能であればステップ1008へ進む。ステップ1008(S1008)で、製造判定部603は、S1001で取得した組成により材料が製造不可能であることを、探索用端末103へ通知する。
ステップ1009(S1009)で、出力部609は、S1004で要求特性を満たすと判定され、かつ、S1007で製造が可能であると判定された組成を出力する。
図11は、本発明の一実施形態に係るスクリーニングの効果を説明するための図である。図11に示されるように、本発明の一実施形態では、組成の候補1101(つまり、探索用端末103によって指定された、判定の対象となる材料の組成群)のうち、製造が可能な組成1102をスクリーニングすることができる。また、本発明の一実施形態では、組成の候補1101のうち、要求特性を満たす組成1103をスクリーニングすることができる。また、本発明の一実施形態では、組成の候補1101のうち、製造が可能でありかつ要求特性を満たす組成(図11中の点が付された、1102と1103の両方に含まれる部分)をスクリーニングすることができる。
このように、本発明の一実施形態では、あらかじめ材料が製造可能であるか否かを判定することができるので、材料の無駄な試作を減らすことができる。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本願は、日本特許庁に2018年10月31日に出願された基礎出願2018-206018号の優先権を主張するものであり、その全内容を参照によりここに援用する。
101 材料探索装置
102 機械学習用端末
103 探索用端末
104 ネットワーク
10 製造可能性学習フェーズ
20 特性予測学習フェーズ
30 第1のスクリーニングフェーズ
40 第2のスクリーニングフェーズ
S17 製造可能性学習済みモデル
S23 特性予測学習済みモデル
401 計算結果
601 組成取得部
602 熱力学計算部
603 製造判定部
604 製造可能性記憶部
605 特性予測部
606 要求特性取得部
607 特性判定部
608 特性予測記憶部
609 出力部

Claims (10)

  1. 判定対象の組成を取得する組成取得部と、
    前記判定対象の組成に対して、熱力学計算を実行する熱力学計算部と、
    所定の組成に対する前記熱力学計算の結果と、前記所定の組成により材料が製造可能であるかを示す製造可能性との対応関係に基づいて、前記判定対象の組成により材料が製造可能であるか否かを判定する製造判定部と、
    前記製造が可能であると判定された組成を出力する出力部と
    を有する材料探索装置。
  2. 前記熱力学計算の結果は、各温度における平衡状態での化合物の相分率である、請求項1に記載の材料探索装置。
  3. 前記対応関係は、前記所定の組成に対する熱力学計算の結果と前記所定の組成により材料が製造可能であるかを示す製造可能性とを教師データとして機械学習した製造可能性学習済みモデル、または、前記所定の組成に対する熱力学計算の結果から製造可能性を導出するためのルールベースにより規定されている、請求項1または2に記載の材料探索装置。
  4. 前記組成取得部は、判定対象の製造条件をさらに取得し、
    所定の組成および製造条件と、前記所定の組成および製造条件により製造される材料の特性との対応関係に基づいて、判定対象の組成および製造条件により製造される材料の特性を予測する特性予測部と、
    前記判定対象の組成および製造条件により製造される材料についての要求特性を取得する要求特性取得部と、
    予測された前記特性が、取得された前記要求特性を満たすか否かを判定する特性判定部と
    を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の材料探索装置。
  5. 所定の組成および製造条件と、前記所定の組成および製造条件により製造される材料の特性との対応関係は、前記所定の組成および製造条件と前記所定の組成および製造条件により製造される材料の特性とを教師データとして機械学習した特性予測学習済みモデル、または、統計解析に基づくルールベースにより規定されている、請求項4に記載の材料探索装置。
  6. 前記製造判定部は、前記予測した特性が前記要求特性を満たすと前記特性判定部が判定した組成に対して、前記組成による材料の製造が可能であるかを判定する請求項4に記載の材料探索装置。
  7. 前記特性判定部は、前記組成による材料の製造が可能であると前記製造判定部が判定した組成に対して、前記予測した特性が前記要求特性を満たすかを判定し、
    前記出力部は、前記製造が可能でありかつ前記要求特性を満たすと判定された組成を出力する、請求項4に記載の材料探索装置。
  8. 前記組成による材料の製造が可能であるかの判定と、前記予測した特性が前記要求特性を満たすかの判定は、並列処理で実施され、
    前記出力部は、前記製造が可能でありかつ前記要求特性を満たすと判定された組成を出力する、請求項4に記載の材料探索装置。
  9. コンピュータが実行する方法であって、
    判定対象の組成を取得するステップと、
    前記判定対象の組成に対して、熱力学計算を実行するステップと、
    所定の組成に対する前記熱力学計算の結果と、前記所定の組成により材料が製造可能であるかを示す製造可能性との対応関係に基づいて、前記判定対象の組成により材料が製造可能であるか否かを判定するステップと、
    前記製造が可能であると判定された組成を出力するステップと
    を含む方法。
  10. コンピュータを
    判定対象の組成を取得する組成取得部と、
    前記判定対象の組成に対して、熱力学計算を実行する熱力学計算部と、
    所定の組成に対する前記熱力学計算の結果と、前記所定の組成により材料が製造可能であるかを示す製造可能性との対応関係に基づいて、前記判定対象の組成により材料が製造可能であるか否かを判定する製造判定部と、
    前記製造が可能であると判定された組成を出力する出力部と
    して機能させるためのプログラム。
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