JP6912220B2 - ターニングギヤによるクロスコンパウンドシステムのロータ同期 - Google Patents

ターニングギヤによるクロスコンパウンドシステムのロータ同期 Download PDF

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Description

本開示の分野は、一般的にタービン発電機システムに関し、より詳細には、ターニングギヤによる起動中に2つの発電機を同期させるためのシステムおよび方法に関する。
少なくとも幾つかの公知の発電機システムは、それら自体の発電機を有する高圧(HP)ユニットと低圧(LP)ユニットを含む。公知のクロスコンパウンドタービン発電機システムでは、2極(HPユニット)発電機が、ターニングギヤにより4極(LPユニット)発電機と同期されるとき、励磁用の界磁電圧が、両発電機のロータに同時に加えられる。しかしながら、ターニングギヤによる同期中の同時励磁は、両発電機のロータが励磁されるときのそれらのN極とS極の場所次第であるので、問題をはらむことがある。公知のクロスコンパウンドタービン発電機システムのターニングギヤ起動の間、単なる励磁を介しただけではどちらの発電機においても極の相対位置を決定することは、不可能ではないにしても困難である。例えば、HP極がLP極を先導するとき、LPロータは、速度を増してロックする、すなわち、HPロータと「噛合(mesh)」しなければならず、これによりLPロータは、加速するにつれてターニングギヤから外れることがある。加えて、公知のクロスコンパウンドタービン発電機システムのターニングギヤ起動の間、LPロータと噛合するためのHPロータの減速は、多くの場合、多大な負荷をターニングギヤモータ上に及ぼし、それは、過負荷トリップ、保全費の増大、および/または故障につながることがある。
似たような結果は、公知のクロスコンパウンド発電機システムにおいて、より大きな界磁電圧が使用されてLPおよびHPロータに調和してより速く引かせるときに、生じることがある。そういった状況では、励磁界磁電圧が加えられるときLP極がHP極を先導する場合、LPロータは、減速して、LPターニングギヤモータ上に負荷をもたらすと共にHPユニットにその加速のせいで噛合解除させることがある。LPおよびHPロータが実質上位相を異にする場合、HPユニットは、その同期位置を過ぎてから加速することがあり、回転を停止することがある。両発電機上の磁界が過度に小さい場合、LPロータは、回転し続けるであろうし、HPロータは、停止したままであろう。両ユニット上に十分な磁界が誘導される場合、HPユニットは、どうしても加速し過ぎて、停止して、その後LP極は対応するHP極に追い付いて、その同期位置に存在するときに再度起動する。
公知のクロスコンパウンドタービン発電機システムによっては、ターニングギヤによるLPおよびHP発電機は、両発電機をそれらのそれぞれの同期速度まで上昇させ、次いで、補助の絞り弁を用いることによって同期されることがあり、LPロータ速度は、HPロータ速度に調和するために上昇され、その時点で励磁界磁電圧が加えられる。同期のための同時励磁技術と類似して、絞り弁を用いる速度調和アプローチも、問題を含んでいるかもしれない。そういうことで、公知のクロスコンパウンドタービン発電機システムの少なくとも幾つかでは、同期アプローチの双方は、起動中の冗長な同期時間やターニングギヤの応力および保守費の増大につながることがあり、複雑且つ高額なフィードバックや制御システムを使用することが必要となる。更に、クロスコンパウンドタービン発電機システムのための公知の同期アプローチは、発電システムの保全費と休止時間を一般に増大させる。
米国特許第4,536,126号公報
一態様では、起動中に1つまたは複数のターニングギヤによりクロスコンパウンド発電機システムを同期させる方法が提供される。方法は、ノッチ監視コントローラを介して、第1および第2のロータのそれぞれ第1および第2の角速度を決定することを含む。方法は、ノッチ監視コントローラを介して、第1および第2のロータを同時に励磁して、それらの間の電気機械式結合を達成することを同じく含む。方法は、ノッチ監視コントローラを介して、オフセットの較正値が一定値であるときの時間の値を決定することを更に含み、ここで、オフセットが第2のロータに対する第1のロータの位相アライメントを代表し、オフセットがそれらの間の成功した電気機械式結合を示す。方法は、クロスコンパウンド発電機システムから1つまたは複数のターニングギヤを係合解除することを同じく含む。
他の態様では、クロスコンパウンド発電機用の同期システムが提供される。クロスコンパウンド発電機は、第1のロータと、第2のロータと、第1および第2のロータの少なくとも一方に結合された1つまたは複数のターニングギヤと、を含む。同期システムは、クロスコンパウンド発電機に結合されたノッチ監視コントローラを含み、ノッチ監視コントローラが、オフセットの較正値が一定値であるときの時間の値を決定するように構成され、ここで、オフセットが第2のロータに対する第1のロータの位相アライメントを代表し、オフセットがそれらの間の成功した電気機械式結合を示す。システムは、第1のロータの回転を検出するためのクロスコンパウンド発電機に結合された第1のセンサを同じく含む。システムは、第2のロータの回転を検出するためのクロスコンパウンド発電機に結合された第2のセンサを更に含み、ここで、ノッチ監視コントローラが、オフセットの値が一定であるときの時間の後に第1および第2のロータを同時励磁するように更に構成される。
更に他の態様では、電力発生設備が提供される。電力発生設備は、クロスコンパウンド発電機を含む。クロスコンパウンド発電機は、第1のロータを有する第1の発電機と、第2のロータを有する第2の発電機と、第1および第2のロータの少なくとも一方に回転可能に結合された1つまたは複数のターニングギヤと、を含む。設備は、同期システムを同じく含む。同期システムは、クロスコンパウンド発電機に結合されたノッチ監視コントローラを含み、ここで、ノッチ監視コントローラが、オフセットの較正値が一定値であるときの時間の値を決定するように構成され、オフセットが第2のロータに対する第1のロータの位相アライメントを代表し、オフセットがそれらの間の成功した電気機械式結合を示す。システムは、第1のロータの回転を検出するためのクロスコンパウンド発電機に結合された第1のセンサを同じく含む。システムは、第2のロータの回転を検出するためのクロスコンパウンド発電機に結合された第2のセンサを更に含み、ここで、ノッチ監視コントローラが、オフセットの値が一定であるときの時間の後に第1および第2のロータを同時励磁するように更に構成される。
本開示のこれらや他の特徴、態様、および利点については、以下の詳細な説明が、図面全体にわたって同様の符号が同様の部品を指す添付の図面を参照して解釈されるとき、良好に理解されることになろう。
例示的なクロスコンパウンド発電機システムの概略図である。 図1に示したクロスコンパウンド発電機システムで使用することのできる同期前の例示的なロータ同期システムの概略図である。 図1に示したクロスコンパウンド発電機システムで使用することのできる同期時のロータ同期システムの例示的な実施形態の概略図である。 図1に示したクロスコンパウンド発電機システムで使用することのできる、1つまたは複数のターニングギヤによりクロスコンパウンド発電機を同期させる例示的な方法のフローチャートである。
別段の表示がない限り、本明細書で提供する図面は、本開示の実施形態の特徴を示すことを意図している。これらの特徴は、本開示の1つまたは複数の実施形態を含む幅広い多様なシステムに適用可能であると考える。そういうことで、図面は、本明細書に開示した実施形態の実施に必要とされる当業者に公知の従来の特徴をすべて含むべきであることを意味していない。
以下の明細書および特許請求の範囲では、幾つかの用語に言及しており、それらは定義されて次のような意味を有することになっている。
単数形「1つ(a)」、「1つ(an)」、および「その(the)」は、文脈上別に規定することが明らかな場合を除いて、複数の参照を含む。
「任意選択の(optional)」または「任意選択で(optionally)」は、その後に説明する事象若しくは事件が起き得るかまたは起き得ないこと、しかも、その説明がその事象の起きる場合と起きない場合とを含むこと、を意味する。
近似させる用語は、本明細書と特許請求の範囲の全体にわたって使用するとき、差し支えなく変化し得る任意の数量表示を修正するために適用することができ、それが関連する基本機能の変更を招くことはない。したがって、「約(about)」、「略(approximately)」、および、「実質上(substantially)」などの1つまたは複数の用語によって修正される数値は、その指示した数値に厳格に限定されるべきではない。少なくとも幾つかの場合では、近似させる用語は、その値を測定するための機器の精度に対応することがある。ここで本明細書と特許請求の範囲の全体にわたって、範囲の限定は、組合せおよび/または交換を行うことができ、また、そういった範囲は、文脈上や用語上別に規定することが明らかな場合を除き、同一視されると共にその中に含まれる部分範囲のすべてを含む。
本明細書で使用するとき、用語「プロセッサ」および「コンピュータ」並びに関連する用語、例えば、「処理デバイス」、「演算デバイス」、および「コントローラ」は、コンピュータと当該技術分野で呼ばれるそれらの集積回路だけに限定されず、広く、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、特定用途向け集積回路(ASIC)、および他のプログラマブル回路を指し、それらの用語は、本明細書において置き換え可能に使用される。本明細書で説明する実施形態では、メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM)などのコンピュータ可読の媒体やフラッシュメモリなどのコンピュータ可読の不揮発性媒体を、それに限定されないが、含むことができる。代わりに、フロッピディスク、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD−ROM)、光磁気ディスク(MOD)、および/またはデジタル多用途ディスク(DVD)は、同じく使用することができる。同じく、本明細書で説明する実施形態では、追加の入力チャネルは、マウスやキーボードなどのオペレータインタフェースと関連するコンピュータ周辺機器に、それに限定されないが、することができる。代わりに、他のコンピュータ周辺機器は、同じく使用することができ、例えば、スキャナを、それに限定されないが、含むことができる。更にまた、例示的な実施形態では、追加の出力チャネルは、オペレータインタフェースモニタを、それに限定されないが、含むことができる。
更にまた、本明細書で使用するとき、用語「リアルタイム」は、関連する事象の発生の時、所定のデータの測定および収集の時、データを処理するとき、および、事象や環境に対するシステムの応答の時、のうちの少なくとも1つを指す。本明細書で説明する実施形態では、それらの活動や事象は、実質上瞬時に起こる。
本明細書で説明するターニングギヤによる起動中に発電機を同期させるためのシステムおよび方法は、それぞれの極の相対位置に関係なく、同期を促進させる。その上、本明細書で説明する実施形態は、クロスコンパウンドタービン発電機システムにおけるターニングギヤ上の過負荷な応力の防止を同じく促進させる。加えて、本明細書で説明する方法は、クロスコンパウンドタービン発電機システムと共に使用するターニングギヤの保全費および故障率の低減を促進させる。更にまた、本明細書で説明する実施形態は、公知のシステムと比べてより大きな界磁電圧の使用を同じく促進させ、クロスコンパウンドタービン発電機システムの高圧(HP)および低圧(LP)のロータがより迅速に同期することを可能にすると共に、同期中にLPロータ速度をHPロータ速度まで導くための補助の絞り弁の使用の必要性を不要にする。最後に、説明する実施形態は、クロスコンパウンドタービン発電機システムの起動中に必要とされる同期時間を削減することと、運転費および休止時間を削減することと、を更に促進させる。
図1は、例示的なクロスコンパウンド発電機システム100の概略図である。例示的な実施形態では、発電機システム100は、2極(2−P)交流(AC)発電機102(すなわち、第1の発電機)と、4極(4−P)AC発電機104(すなわち、第2の発電機)と、を含む。両発電機102および104は、それぞれ2−Pロータ106(すなわち、第1のロータ)および4−Pロータ108(すなわち、第2のロータ)を含む。両発電機102および104は、それぞれ非回転のHPステータ110(すなわち、第1のステータ)および非回転のLPステータ112(すなわち、第2のステータ)を同じく含む。発電機102のロータ106は、2−P AC発電機102用の原動機として機能する図示しないHPタービンに回転可能に結合される。発電機104のロータ108は、4−P AC発電機104用の原動機として機能する図示しないLPタービンに回転可能に結合される。両発電機102および104は、配電網115に結合された電気的負荷に三相AC電力114を出力する。
例示的な実施形態では、各ロータ106および108は、それぞれ各ロータ106および108の周囲の外側表面に形成されたまたはそれに結合されたHPノッチ116(すなわち、第1のノッチ)およびLPノッチ118(すなわち、第2のノッチ)を含む。HPおよびLPノッチ116および118は、限定ではないが角速度(すなわち、毎分回転数(RPM))などのロータ106および108の回転特性の決定を可能にする。更に、例示的な実施形態では、HPセンサ120(すなわち、第1のセンサ)とLPセンサ122(すなわち、第2のセンサ)は、それぞれのHPステータ110とLPステータ112に結合される。センサ120および122は、半径方向内側の検出器端部と半径方向外側のコネクタ端部を含む(それぞれ図示せず)。センサ120および122は、センサ120および122の検出器端部に隣接したノッチ116および118の通過を検出して、HPノッチ信号124(すなわち、第1の回転信号)とLPノッチ信号126(すなわち、第2の回転信号)をノッチ監視コントローラ128にそれぞれ伝達する。ノッチ監視コントローラ128は、HPセンサ120とLPセンサ122の両方に結合される。ノッチ監視コントローラ128は、ノッチ信号124および126を受け取り、2−Pロータ106および4−Pロータ108の回転特性を、ノントランジェント(non−transient)なコンピュータ可読の媒体の中にソフトウエアとして記憶されているプログラム命令を介して、決定する。
更に、例示的な実施形態では、クロスコンパウンド発電機システム100は、2つの励磁システム、HP励磁システム129(すなわち、第1の励磁システム)およびLP励磁システム130(すなわち、第2の励磁システム)を含む。HP界磁遮断器132(すなわち、第1の界磁遮断器)は、2−P AC発電機102とHP励磁システム129の間に結合される。LP界磁遮断器134(すなわち、第2の界磁遮断器)は、4−P AC発電機104とLP励磁システム130の間に結合される。HPおよびLP励磁システム129および130は、それぞれ2−P発電機102および4−P発電機104に結合されたHP界磁巻線136(すなわち、第1の界磁巻線)およびLP界磁巻線138(すなわち、第2の界磁巻線)を励磁するために直流(DC)を供給する。更にまた、例示的な実施形態では、HP界磁遮断器132およびLP界磁遮断器134は、制御可能なスイッチとして機能して、それぞれ励磁システム129および130から界磁巻線136および138への電流の流れを可能にすることと阻止することとを交互に行う。
更にまた、例示的な実施形態では、発電機システム100は、2つの励磁システムコントローラ、HP励磁システムコントローラ140(すなわち、第1の励磁システムコントローラ)およびLP励磁システムコントローラ142(すなわち、第2の励磁システムコントローラ)を含む。HP励磁システム129は、HP励磁システムコントローラ140とノッチ監視コントローラ128とに結合される。LP励磁システム130は、LP励磁システムコントローラ142とノッチ監視コントローラ128とに結合される。その上、例示的な実施形態では、発電機システム100は、HP界磁遮断器132およびLP界磁遮断器134が共に開くことおよび閉じることを交互に行うのを促進させるために、HP界磁遮断器132およびLP界磁遮断器134に結合された相互連結部143を含む。他の実施形態では、相互連結部143は、HP励磁システム129とLP励磁システム130の間に結合されない。
その上、例示的な実施形態では、HP励磁システムコントローラ140は、HP励磁制御信号144(すなわち、第1の励磁制御信号)を、ノッチ監視コントローラ128におよび/またはそこから、伝達するおよび/または受け取る。同様に、LP励磁システムコントローラ142は、LP励磁制御信号146(すなわち、第2の励磁制御信号)を、ノッチ監視コントローラ128におよび/またはそこから、伝達するおよび/または受け取る。同じく、例示的な実施形態では、HP励磁システムコントローラ140は、HP界磁遮断器制御信号148(すなわち、第1の界磁遮断器制御信号)を、HP界磁遮断器132におよび/またはそこから、伝達するおよび/または受け取る。LP励磁システムコントローラ142は、LP界磁遮断器制御信号150(すなわち、第2の界磁遮断器制御信号)を、LP界磁遮断器134におよび/またはそこから、伝達するおよび/または受け取る。他の実施形態では、HP励磁システムコントローラ140および/またはLP励磁システムコントローラ142は、HPおよびLP界磁遮断器制御信号148および150を伝達しないおよび/または受け取らない。HPおよびLP界磁遮断器制御信号148および150は、2−Pおよび4−P AC発電機102および104、および/または、それぞれHPおよびLP界磁遮断器132および134と2−Pおよび4−P AC発電機102および104に結合されたDC電線路152および154、に関連する物理的状態に応じて、それぞれHPおよびLP界磁遮断器132および134を開くことと閉じることとを制御する。そういった物理的状態は、限定ではないが電圧、電流、周波数、および位相などの測定可能な電気的パラメータを含んでいてもよい。
動作中、例示的な実施形態では、クロスタービン発電機システム100は、ターニングギヤの速度に合わせられる。同じく、例示的な実施形態の動作では、2−Pロータ106は、それに回転可能に結合されたそれ自体のそれぞれのターニングギヤを有し、4−Pロータ108は、それ自体のそれぞれ別個のターニングギヤを有する。クロスタービン発電機システム100の起動中、三相AC電力114は、HPおよびLP界磁遮断器(132、134)が閉じるまで、クロスタービン発電機システム100に結合された電気的負荷に供給されない。クロスタービン発電機システム100は、図1のクロスコンパウンド発電機システム100を囲んでいる破線のボックスで示した電力発生設備156の中に位置決めされてその中で動作する。
図2は、クロスコンパウンド発電機システム100(図1に示した)と共に使用することのできる同期前のロータ同期システム200の例示的な実施形態の概略図である。例示的な実施形態では、同期の前に、ロータ同期システム200は、図1を参照して上で示して説明したように、それに結合された2−Pロータ106、HPノッチ116、およびHPセンサ120を備えた2−P AC発電機102を含む。ロータ同期システム200は、図1を参照して上で示して説明したように、それに結合された4−Pロータ108、LPノッチ118、およびLPセンサ122を備えた4−P AC発電機104を同じく含む。同じく、例示的な実施形態では、HPセンサ120およびLPセンサ122は、2−Pロータ106および4−Pロータ108の1回転につき一度、それぞれHPノッチ信号124およびLPノッチ信号126を伝達する。例示的な実施形態では、HPおよびLPノッチ信号124および126は、それぞれ2−Pロータ106および4−Pロータ108の1回転につき一方形パルスの電気的な方形波パルス(HP方形波パルス202(すなわち、第1の方形波パルス)およびLP方形波パルス204(すなわち、第2の方形波パルス))の形式でノッチ監視コントローラ128に伝達される。他の実施形態では、HPおよびLPノッチ信号124および126は、例えば、電気的な三角波パルスまたは光パルスなどの電気的な方形波パルス202および204以外の形式の電気的なパルスとして、および、例えば、1つのロータ106および108につき1つより多いノッチ116および118から生じるより高い伝送周波数などの1回転につき1パルス以外の伝送周波数で、ノッチ監視コントローラ128に伝達される。
同じく、例示的な実施形態では、ノッチ監視コントローラ128は、ノッチ信号124および126を受け取って、2−Pロータ106および4−Pロータ108の回転特性を決定する。ノッチ監視コントローラ128は、ノッチ信号124および126を使用して、例えば、2−Pロータ106(すなわち、第1の角速度)および4−Pロータ108(すなわち、第2の角速度)のRPMを、ロータ106および108がそれらのそれぞれのターニングギヤによって回転している間であることを限定でなく含めて、決定する。更に、例示的な実施形態では、そういったRPMの決定は、ノッチ監視コントローラ128によって使用されて、HP仮想正弦波206(すなわち、第1の仮想正弦波)およびLP仮想正弦波208(すなわち、第2の仮想正弦波)を決定する。HP仮想正弦波206は、2−Pロータ106の1回転につき1つの正弦波周期を含み、LP仮想正弦波208は、4−Pロータ108の1回転につき2つの正弦波周期を含む。HPおよびLP仮想正弦波206および208の一方または双方は、ノッチ監視コントローラ128に結合されたヒューマンマシンインタフェース(HMI)210によって、同期の前に、ロータ同期システム200のオペレータに表示される。図示しない他の実施形態では、HMI210は、ロータ同期システム200の中に含められていない。
例示的な実施形態では、ノッチ監視コントローラ128は、2−Pロータ106の1回転につきHP仮想正弦波206の1つの回転周期(すなわち、第1の回転周期)および4−Pロータ108の1回転につきLP仮想正弦波208の1つの回転周期(すなわち、第2の回転周期)を出力する。HP仮想正弦波206およびLP仮想正弦波208は、したがって、2−Pロータ106および4−Pロータ108のノッチ120および122の相対位置にかかわらず、それぞれ2−PAC発電機102の1つの電気的なサイクルおよび4−P AC発電機104の2つの電気的なサイクルを代表する。更にまた、例示的な実施形態では、ロータ同期システム200は、ターニングギヤコントローラ212を含む。ターニングギヤコントローラ212は、ターニングギヤ信号214を、ノッチ監視コントローラ128に/から、伝達するおよび/または受け取る。2−Pロータ106および/または4−Pロータ108が、ターニングギヤに依存する(are on)とき、ターニングギヤコントローラ212は、第1の値を有するターニングギヤ信号214をノッチ監視コントローラ128に伝達する。しかしながら、2−Pロータ106および/または4−Pロータ108が、ターニングギヤに依存しない(are not on)とき、ターニングギヤコントローラ212は、第2の値を有するターニングギヤ信号214をノッチ監視コントローラ128に伝達し、ここでは第2の値は、第1の値と異なる。そういうことで、ターニングギヤ信号214は、HMI210を介した指示を限定でなく含めて、指示を促進させて、ロータ同期システム200のオペレータに、2−Pロータ106および/または4−Pロータ108がターニングギヤに回転可能に結合されているか否かを通知する。
更にまた、ノッチ監視コントローラ128は、下で更に説明するように、ロータ同期システム200を備えたクロスコンパウンド発電機システム100の較正手続き中に、オフセット216の値、例えば、時間、角度、および/またはラジアン値、を同じく決定する。オフセット216は、それぞれHP仮想正弦波206およびLP仮想正弦波208のHPゼロクロス時間218(すなわち、第1のゼロクロス時間)とLPゼロクロス時間220(すなわち、第2のゼロクロス時間)の差を表す。そういうことで、オフセット216は、第2のロータ108に対する第1のロータ106の位相アライメントを更に表す。ノッチ監視コントローラ128は、2−Pロータ106のHP回転周期222(すなわち、第1の回転周期)および4−Pロータ108のLP回転周期224(すなわち、第2の回転周期)を同じく決定する。HPおよびLP回転周期222および224の決定した値により、ノッチ監視コントローラ128は、クロスコンパウンド発電機システム100内で2−Pロータ106および4−Pロータ108がそれぞれ回転するRPMを決定することが可能になる。追加の参照番号は、図2に含められており、図2と図1および下で説明する追加図面との相互参照を容易にしている。
動作中、例示的な実施形態では、較正手続きは、ロータ同期システム200をクロスコンパウンド発電機システム100に設置後且つ電力を配電網115に供給するためのその使用前に実行されねばならない。発電設備内のロータ同期システム200を備えたクロスコンパウンド発電機システム100の最初の起動時に、例えば、HPおよびLP仮想正弦波206および208は、ターニングギヤによるクロスコンパウンド発電機システム100の起動中に、2−Pロータ106および4−Pロータ108のためのロータロックシーケンス(rotor lock sequence)の完了を促進させる。シンクロスコープ(図示せず)などの補助的な機器は、ロータロックシーケンス中に使用してもよい。一般に、発電機システム100のターニングギヤによる起動中に、ターニングギヤは、2−Pロータ106および4−Pロータ108の回転を加速させ、結果的にそれぞれRPMを増加させて回転周期222および224を減少させる。HPおよびLP回転周期222および224を決定することにより、ノッチ監視コントローラ128は、RPMを決定することができ、2−Pロータ106および4−Pロータ108は、クロスコンパウンド発電機システム100の起動中の任意の所与の時間に回転する。
同じく、動作中、ロータ同期システム200を備えたクロスコンパウンド発電機システム100の較正手続きは、ノッチ監視コントローラ128によるオフセット216の値の決定を含み、ノッチ監視コントローラ128が、クロスコンパウンド発電機システム100のターニングギヤによる起動中に2−Pロータ106および4−Pロータ108が位相を異にする度合いを、決定することを可能にする。例えば、起動中のターニングギヤによる2−Pロータ106および4−Pロータ108の加速中、オフセット216は、2−Pロータ106および4−Pロータ108の角加速度値を変えることによって、一定の有価値な数(valued number)にならないであろう。2−Pロータ106および4−Pロータ108は、それらのそれぞれの同期速度(例えば、HPおよびLP仮想正弦波206および208並びに/或いはシンクロスコープによって示されるように)よりも低い一定の設定点速度に必ず到達するとは限らないが共に近づくので、ロータロックシーケンスは、2−P界磁巻線136および4−P界磁巻線138の双方を同時に励磁するために実行される。2−P界磁巻線136および4−P界磁巻線138の同時励磁は、オペレータおよび/またはロータ同期システム200が、4−Pロータ108(そのターニングギヤにより、起動中に2−Pロータ106よりも一般に遅く回転する)LP正弦波208が2−Pロータ106HP正弦波206に追い付こうとしていることを決定するときに開始される。この状態は、4−Pロータ108の角速度の実質上2倍で回転している2−Pロータ106に対応する。2−P界磁巻線136および4−P界磁巻線138の同時励磁時に、2−Pロータ106は、図示しないジョークラッチ機構の動きを介することを限定でなく含めて、励磁と電気機械式結合のせいで加速するために、そのターニングギヤから係合解除される、すなわち、離れる。較正手続き中のこのステップの後、クロスコンパウンド発電機システム100は、したがって4−Pロータ108ターニングギヤだけによって回転する。オペレータおよび/またはロータ同期システム200は、2−Pロータ106および4−Pロータ108の双方の少なくとも2つの完全な回転(すなわち、所定の期間に対応する)に関する回転特性を観察して、上で説明したようにオフセット216の値が一定であることを決定することを含めて、成功したロータロックを確認する。図示しない他の実施形態では、所定の期間は、ロータ同期システム200の構成および/または用途に応じて、2−Pロータ106および4−Pロータ108の2つの回転数より、少ない数、または、多い数、を代表する。
較正手続き中の成功したロータロックシーケンス後、2−Pロータ106および4−Pロータ108は、一定の角速度を獲得し、それらのそれぞれの角加速度値は、2−Pロータ106が4−Pロータ108に電気機械式に結合され、結合したユニットとしてクロスコンパウンド発電機システム100が4−Pロータ108だけによって回転しているという理由で、共に実質上ゼロになるであろう。その時点で、オフセット216の値は、実質上一定の値になるであろう、および/または、所定の公差に限定されるであろう(すなわち、第1の一定の有価値な数から第2の一定の有価値な数の間の許容値の範囲、ここで、第1の一定の有価値な数が第2の一定の有価値な数とは異なる値である)。オフセット216が、所定の一定の有価値な数を限定でなく含めて、一定の有価値な数であることをノッチ監視コントローラ128によって決定されるとき、オフセット216の値は、ノッチ監視コントローラ128によってデータとしてメモリに記憶され、また、オペレータおよび/またはロータ同期システム200によって、他の有形な形式で、例えば、印刷した紙や手書き記入物として、付加的に記録されてもよい。そういうことで、図2に描いたHPおよびLP仮想正弦波206および208は、上で説明したような較正手続きで決定された一定の有価値なオフセット216を示す。図2は、再較正を要しない停止事象の後で再開されているロータ同期システム200を備えた事前較正されたクロスコンパウンドシステム100を同じく代表する。較正手続きが実行されたと仮定すると、最初の起動後に、ロータ同期システム200は、図3を参照して下で詳細に説明するように、クロスコンパウンド発電機システム100の同期を可能にする動作モードに移行する。
図3は、クロスコンパウンド発電機システム100(図1に示した)で使用することのできる同期時の例示的なロータ同期システム300概略図である。例示的な実施形態では、2−Pロータ106および4−Pロータ108は、電気的にロックされ、オフセット216は、実質上一定の値であり、クロスコンパウンド発電機システム100がその動作モードに移行するのを促進させる。同じく、例示的な実施形態では、ノッチ監視コントローラ128は、オフセット216の値に実質上等しいバイアス302の値を決定する。ノッチ監視コントローラ128は、バイアス302の値に実質上等しい或る時間だけLP仮想正弦波208をシフトさせるように更に構成され、したがって、HPゼロクロス時間220は、LPゼロクロス時間218に実質上等しい。代替的な実施形態では、バイアス302の値によるLP仮想正弦波208のシフトは、較正中に起きる。更に、例示的な実施形態では、LP仮想正弦波208は、右304に、すなわち、時間軸306上を時間的に先に向かって、シフトする。図示しない他の例示的な実施形態では、LP仮想正弦波208は、オフセット216の値が実質上一定(すなわち、実質上定常状態)な値である後でHP仮想正弦波206(図2に示す)を時間軸306上で先導し、HP仮想正弦波206は、時間軸306上を右304にシフトする。
同じく、例示的な実施形態では、所定の期間にHP仮想正弦波206またはLP仮想正弦波208のどちらかにバイアス302の値を適用するノッチ監視コントローラ128から生じる仮想同期した正弦波308の持続は、オペレータおよび/またはロータ同期システム300を促し、例えば、蒸気を原動機タービンの中に入れることによって、クロスコンパウンド発電機システム100の角速度を増加させる。したがって、クロスコンパウンド発電機システム100を加速させることにより、4−Pロータ108は、図示しないジョークラッチ機構の動きを介することを限定でなく含めて、そのそれぞれのターニングギヤから係合解除される。追加の参照番号は、図3に含められており、図3と下の図4の説明との相互参照を容易にしている。
動作では、例示的な実施形態では、バイアス302の値と、LP仮想正弦波208を、時間軸306の右304に、すなわち、HMI210に表示されるように、シフトさせることとは、LPノッチ信号126としてノッチ監視コントローラ128に伝達されたLP方形波パルス204のバイアス302の値を受け取るタイミング(すなわち、到来時間)に適用するノッチ監視コントローラ128によって達成される。そういうことで、同期時のロータ同期システム300の動作中、ノッチ監視コントローラ128は、バイアスした信号310を受け取り、バイアスした信号310およびHP方形波パルス202を受け取るタイミングに基づいてオフセット216の安定性を決定する。較正続き中に決定されるオフセット216の値、したがって、バイアス302の値は、クロスコンパウンド発電機システム100およびロータ同期システム300の寿命全体にわたって同じままである。それは、クロスコンパウンド発電機システム100の動作中の任意の時間、任意の点におけるHPノッチ116およびLPノッチ118の相対位置にかかわらず、2−Pロータ106が4−Pロータ108に電気的にロックされるときに、それぞれの極のそれらの間の電気機械式結合が、HPノッチ116とLPノッチ118の間の弓状の間隔が常に一定であること、したがって、クロスコンパウンド発電機システム100およびロータ同期システム300の所与の設備へのロータのロックイン(lock in)時にオフセット216およびバイアス302が常に一定であること、を確実にするからである。特定の重要な保全事象は、一方若しくは双方のロータ106、108、一方若しくは双方のセンサ120、122、および/または、一方若しくは双方のノッチ116、118、を交換することを限定でなく含めて、オフセット216とバイアス302の値を新たに決定するための再較正を必要とするであろう。しかしながら、ターニングギヤの一方または双方の交換は、再較正を必要としないであろう。
そういうことで、ロータ106および108の同時励磁の直後、2−Pロータ106の第1の角速度の値は、4−Pロータ108の第2の角速度の値のちょうど2倍であり、ロータ106および/または108の角速度の連続した調整(すなわち、補助の絞り弁を使用することにより)は、回避される。補助の絞り弁の使用を回避することは、ターニングギヤへの更なる応力を妨げ、したがって、運転費および保全費、並びに故障率を低減させる。同じく、動作中、ロータ106および108の同時励磁は、発電機システム100が停止および/または再度起動されるまで、ノッチ監視コントローラ128から独立したHPおよびLP励磁コントローラ140および142の動作を可能にする。同様に、ノッチ監視コントローラ128から独立したHPおよびLP励磁コントローラ140および142の動作中、センサ120および122は、動作することが必要でない。他の実施形態では、ノッチ監視コントローラ128は、クロスコンパウンド発電機システム100の動作中、全時間におよび/またはユーザ指定の時間に、HPおよびLP励磁コントローラ140および142並びに/或いはセンサ120および122と連携して動作する。
更にまた、ロータ同期システム200および300は、公知のクロスコンパウンド発電機システムと比較して、かなり少ない時間で、例えば、2−Pロータ106の2回転を代表する時間で、より信頼性のあるやり方で、2−Pロータ106および4−Pロータ108が「ロックイン」されることを可能にする。その上、ロータ同期システム200および300の動作中、ロータ106および108の「ロックイン」は、そのより高い励磁界磁電圧を用いて達成することができ、したがって、公知のクロスコンパウンドタービン発電機システムと比較して、発電機システム100の起動中により少ない同期時間を可能にする。「ロックイン」後、すなわち、発電機システム100のロータおよびステータ巻線の電気機械式結合後、励磁電圧は、2−Pロータ106および4−Pロータ108がそれらのそれぞれの同期速度の3600RPMおよび1800RPMをそれぞれ達成後、発電機システム100が同期して配電網の電気的な負荷に結合される直前まで、選択的に調整することができる。
図4は、1つまたは複数のターニングギヤによりクロスコンパウンド発電機システムを同期させる例示的な方法400のフローチャートであり、クロスコンパウンド発電機システム100(図1に示した)と共に使用することができる。方法400の実行中、クロスコンパウンド発電機システム100に結合された、ノッチ監視コントローラ128(図1〜3に示す)などのコントローラは、第1のロータ、例えば、クロスコンパウンド発電機システム100の2−Pロータ106(図1〜3に示す)、の第1の角速度の値を決定402する。ノッチ監視コントローラ128は、第2のロータ、例えば、クロスコンパウンド発電機システム100の4−Pロータ108(図1〜3に示す)、の第2の角速度の値を同じく決定404する。同じく、方法400の実行中、ノッチ監視コントローラ128などのコントローラは、図2および3を参照して上で示して説明したように、第1および第2のロータを同時に励磁404して、それらの間の電気機械式結合を達成する。更に、方法400の実行中、コントローラは、オフセット、例えば、オフセット216、の較正値が一定値であるときの時間の値を決定406する。決定する406ステップでは、図2および3を参照して上で示して説明したように、オフセットは、第2のロータに対する第1のロータの位相アライメントを代表し、オフセットは、それらの間の成功した電気機械式結合を同じく示す。更にまた、方法400の実行中、図1〜3を参照して上で示して説明したように、1つまたは複数のターニングギヤは、クロスコンパウンド発電機システムからを係合解除408される。
ターニングギヤによる起動中に発電機を同期させるための上記システムおよび方法は、それぞれの極の相対位置に関係なく、同期を促進させる。その上、上記実施形態は、クロスコンパウンドタービン発電機システムにおけるターニングギヤ上の過負荷圧力の防止を同じく促進させる。加えて、上記方法は、クロスコンパウンドタービン発電機システムと共に使用するターニングギヤの保全費および故障率の低減を促進させる。更にまた、上記実施形態は、公知のシステムと比べてより大きな界磁電圧の使用を同じく促進させ、クロスコンパウンドタービン発電機システムのHPおよびLPロータがより迅速に同期することを可能にすると共に、同期中にLPロータ速度をHPロータ速度まで導くための補助の絞り弁の使用の必要性を不要にする。最後に、上記実施形態は、クロスコンパウンドタービン発電機システムの起動中に必要とされる同期時間を削減することを更に促進させ、運転費と休止時間を削減する。
ターニングギヤによる起動中に2つの発電機を同期させるためのシステムおよび方法の上記実施形態の例示的な技術的な効果は、次の、(a)それぞれの極の相対位置に関係なく、同期を可能にすること、(b)クロスコンパウンドタービン発電機システムにおけるターニングギヤ上の過負荷な応力を防止すること、(c)クロスコンパウンドタービン発電機システムにおけるターニングギヤの保全費を削減すること、(d)ターニングギヤの故障率を削減すること、(e)より大きな界磁電圧の使用を促進させて、クロスコンパウンドタービン発電機システムのHPおよびLPロータをより迅速に同期させること、(f)クロスコンパウンドタービン発電機システムの同期中にLPロータ速度をHPロータ速度まで導くための補助の絞り弁の使用の必要性を不要にすること、(g)クロスコンパウンドタービン発電機システムの起動中に必要とされる同期時間を削減すること、および(h)クロスコンパウンドタービン発電機システムの運転費と休止時間を削減すること、のうちの少なくとも1つを含む。
ターニングギヤによる起動中に2つの発電機を同期させるためのシステムおよび方法の例示的な実施形態は、本明細書で説明した特定の実施形態に限定されず、むしろ、システムの構成要素および/または方法のステップは、本明細書で説明した他の構成要素および/またはステップから独立して別個に利用することができる。例えば、方法、システム、および装置は、2つ以上の回転機械のロータの同期を必要とする他のシステムおよび関連する方法と組み合わせて使用してもよいが、本明細書で説明したようなシステムおよび方法だけによる実施に限定はされない。むしろ、例示的な実施形態は、様々な用途においてクロスコンパウンドタービンシステムおよび他の関連するシステムの動作の信頼性と効率を向上させるために、起動中に2つの発電機を同期させるためのシステムおよび方法の上記実施形態を使用することから利益を得る可能性のある他の多くの用途、機器、およびシステムと関連して、実施および利用することができる。
本開示の様々な実施形態の特有の特徴は、或る図面では示され、他ではそうでないこともあるが、それは単に便宜のためである。本開示の原理に従い、図面の任意の特徴は、任意の他の図面の任意の特徴と組み合わせて参照および/または権利請求することができる。
実施形態によっては、1つまたは複数の電子装置または演算デバイスの使用を伴う。そういったデバイスは、汎用中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、マイクロコントローラ、縮小命令セットコンピュータ(RISC)プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能論理回路(PLC)、現場プログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号処理(DSP)デバイス、および/または、本明細書で説明した機能を実行できる任意の他の回路若しくは処理デバイス、などのプロセッサ、処理デバイス、またはコントローラを典型的に含む。本明細書で説明した方法は、ストレージデバイスおよび/またはメモリデバスを限定でなく含めて、コンピュータ可読の媒体中に具現化した実行可能な命令として符号化されてもよい。そういった命令は、処理デバイスによる実行時に、本明細書で説明した方法の少なくとも一部分を処理デバイスに実行させる。上の例は、単なる例示であり、したがって、用語プロセッサや処理デバイスの定義および/または意味を限定することを何ら意図していない。
ここに記載した説明は、例を用いて、ベストモードを含めて実施形態を開示していると共に、任意のデバイスやシステムを作製および使用することと任意の組み入れた方法を実行することとを含めて任意の当業者が実施形態を実施できるようにもしている。特許性を有する本開示の範囲は、特許請求の範囲によって画定され、当業者の想到する他の例を含むことができる。そういった他の例は、特許請求の範囲の文字通りの用語と異ならない構造要素を有する場合に、或いは、特許請求の範囲の文字通りの用語に対する差異の実体がない等価な構造要素を含む場合に、特許請求の範囲の範囲内にあることを意図している。
100 クロスコンパウンド発電機システム
102 2極(2−P)交流(AC)発電機
104 4極(4−P)AC発電機
106 2−Pロータ
108 4−Pロータ
110 HP非回転ステータ
112 LP非回転ステータ
114 三相AC電力
115 配電網
116 HPノッチ
118 LPノッチ
120 HPセンサ
122 LPセンサ
124 HPノッチ信号
126 LPノッチ信号
128 ノッチ監視コントローラ
129 HP励磁システム
130 LP励磁システム
132 HP界磁遮断器
134 LP界磁遮断器
136 HP界磁巻線
138 LP界磁巻線
140 HP励磁システムコントローラ
142 LP励磁システムコントローラ
143 相互連結部
144 HP励磁制御信号
146 LP励磁制御信号
148 HP界磁遮断器制御信号
150 LP界磁遮断器制御信号
152 DC電線路
154 DC電線路
156 電力発生設備
200 同期前のロータ同期システム
202 HP方形波パルス
204 LP方形波パルス
206 HP仮想正弦波
208 LP仮想正弦波
210 ヒューマンマシンインタフェース(HMI)
212 ターニングギヤコントローラ
214 ターニングギヤ信号
216 オフセット
218 LPゼロクロス時間
220 HPゼロクロス時間
222 HP回転周期
224 LP回転周期
300 同期時のロータ同期システム
302 バイアス
304 右
306 時間軸
308 仮想同期した正弦波
310 バイアスした信号
400 方法
402 決定すること
404 励磁すること
406 決定すること
408 係合解除すること

Claims (19)

  1. 起動中に1つまたは複数のターニングギヤによりクロスコンパウンド発電機システム(100)を同期させる方法であって、
    前記クロスコンパウンド発電機システム(100)に結合されたノッチ監視コントローラ(128)を介して
    前記クロスコンパウンド発電機システム(100)の第1のロータ(106)の第1の角速度の値と、
    前記クロスコンパウンド発電機システム(100)の第2のロータ(108)の第2の角速度の値と、
    を決定するステップと、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)を介して、前記第1および第2のロータ(106、108)の間の電気機械式結合を達成するように、前記第1および第2のロータ(106、108)を同時に励磁するステップと、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)を介して、オフセット(216)の較正値が一定値であるときの時間の値を決定するステップであって、前記オフセット(216)が前記第2のロータ(108)に対する前記第1のロータ(106)の位相アライメントを代表し、前記オフセット(216)がそれらの間の成功した電気機械式結合を示す、決定するステップと、
    前記クロスコンパウンド発電機システム(100)から前記1つまたは複数のターニングギヤを係合解除するステップと、を有し、
    前記オフセット(216)の較正値が一定値であるときの時間の値を決定するステップは、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)を介して、前記第1のロータ(106)の第1の回転周期を代表する第1の仮想正弦波と、前記第2のロータ(108)の第2の回転周期を代表する第2の仮想正弦波と、を決定するステップと、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)を介して、
    前記第1の仮想正弦波の第1のゼロクロス時間の値と前記第2の仮想正弦波の第2のゼロクロス時間の値との間の差の値と、
    前記第1の回転周期を代表する第1の回転信号の第1の到来時間と前記第2の回転周期を代表する第2の回転信号の第2の到来時間との間の差の値と、
    の少なくとも一方を決定するステップと、を含む、方法。
  2. 前記第1のロータ(106)の第1の角速度の値を決定するステップは、
    第1のセンサを介して、前記第1のロータ(106)の複数の回転を検知するステップであって、前記複数の回転の各回転についての第1の経過時間の値が前記第1のロータ(106)の前記第1の回転周期と実質上等しい、検知するステップと、
    第1の回転信号を前記第1のセンサから前記ノッチ監視コントローラ(128)に伝達するステップと、
    前記第1の角速度を前記第1の経過時間の前記値から決定するステップと、
    を含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記第2のロータ(108)の第2の角速度の値を決定するステップは、
    第2のセンサを介して、前記第2のロータ(108)の複数の回転を検知するステップであって、前記複数の回転の各回転についての第2の経過時間の値が前記第2のロータ(108)の前記第2の回転周期と実質上等しい、検知するステップと、
    第2の回転信号を前記第2のセンサから前記ノッチ監視コントローラ(128)に伝達するステップと、
    前記第2の角速度を前記第2の経過時間の前記値から決定するステップと、
    を含む、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記オフセット(216)の前記較正値を、
    所定の一定の数の値と、
    所定の範囲の一定の数の値と、
    の少なくとも一方と比較するステップを更に含む、請求項1から3のいずれか1項記載の方法。
  5. 前記第1および第2のロータ(106、108)を同時に励磁するステップは、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)を介して、
    第1の励磁制御信号を前記第1のロータ(106)の第1の巻線に結合された第1の励磁システムコントローラに、
    第2の励磁制御信号を前記第2のロータ(108)の第2の巻線に結合された第2の励磁システムコントローラに、同時に伝達するステップを含み、前記同時に伝達するステップが前記第1のロータ(106)および前記第2のロータ(108)のロックインを促進させ、
    前記クロスコンパウンド発電機システム(100)から前記1つまたは複数のターニングギヤを係合解除するステップは、
    前記クロスコンパウンド発電機システム(100)および前記ノッチ監視コントローラ(128)に結合されたターニングギヤコントローラ(212)を介して、前記1つまたは複数のターニングギヤの回転結合する状態の存在または不存在を代表するターニングギヤ信号を、前記ノッチ監視コントローラ(128)に、伝達するステップを含む、請求項1から4のいずれか1項記載の方法。
  6. 前記ノッチ監視コントローラ(128)に結合されたヒューマンマシンインタフェース(210)を介して、
    前記第1の角速度の前記値と、
    前記第2の角速度の前記値と、
    前記オフセット(216)の前記較正値と、
    前記オフセット(216)の前記較正値が一定であるときの前記時間の前記値と、
    前記第1の仮想正弦波と、
    前記第2の仮想正弦波と、
    前記第1のゼロクロス時間の前記値と前記第2のゼロクロス時間の前記値との間の前記差の前記値と、
    前記第1の到来時間と前記第2の到来時間との間の前記差の前記値と、
    のうちの少なくとも1つを表示するステップを更に含む、請求項1から5のいずれか1項記載の方法。
  7. 前記ノッチ監視コントローラ(128)を介して、前記オフセット(216)の前記較正値に実質上等しいバイアスの値を、
    前記第1の到来時間と、
    前記第2の到来時間と、
    前記第1のゼロクロス時間と、
    前記第2のゼロクロス時間と、のうちの少なくとも1つに適用するステップであって、前記適用するステップが、前記オフセット(216)の前記較正値が一定値であるときの前記時間の後に実行される、適用するステップと、
    前記第1および第2のロータ(106、108)を同時に励磁するステップを繰り返すステップであって、前記オフセット(216)の前記較正値が一定でない場合に前記1つまたは複数のターニングギヤを前記クロスコンパウンド発電機システム(100)から係合解除しないステップと、
    を更に含む、請求項1から6のいずれか1項記載の方法。
  8. 第1のロータ(106)と、第2のロータ(108)と、前記第1および第2のロータ(106、108)の少なくとも一方に結合された1つまたは複数のターニングギヤと、を有するクロスコンパウンド発電機用の同期システムであって、
    前記クロスコンパウンド発電機に結合されたノッチ監視コントローラ(128)であって、前記ノッチ監視コントローラ(128)が、オフセット(216)の較正値が一定値であるときの時間の値を決定するように構成され、前記オフセット(216)が前記第2のロータ(108)に対する前記第1のロータ(106)の位相アライメントを代表し、前記オフセット(216)がそれらの間の成功した電気機械式結合を示す、ノッチ監視コントローラ(128)と、
    前記第1のロータ(106)の回転を検出するための前記クロスコンパウンド発電機に結合された第1のセンサと、
    前記第2のロータ(108)の回転を検出するための前記クロスコンパウンド発電機に結合された第2のセンサと、
    を含み、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)は、前記第1のロータ(106)の第1の回転周期を代表する第1の仮想正弦波と、前記第2のロータ(108)の第2の回転周期を代表する第2の仮想正弦波と、を決定し、前記第1の仮想正弦波の第1のゼロクロス時間の値と前記第2の仮想正弦波の第2のゼロクロス時間の値との間の差の値と、前記第1の回転周期を代表する第1の回転信号の第1の到来時間と前記第2の回転周期を代表する第2の回転信号の第2の到来時間との間の差の値と、の少なくとも一方を用いて前記オフセット(216)の較正値が一定値であるときの時間の値を決定するように構成され、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)が、前記オフセット(216)の前記値が一定であるときの前記時間の後に前記第1および第2のロータ(106、108)を同時励磁するように更に構成される、同期システム。
  9. 前記ノッチ監視コントローラ(128)に結合されたヒューマンマシンインタフェース(210)を更に含み、前記ヒューマンマシンインタフェース(210)は、前記同期システムに関連する動作情報を表示するように構成され、前記動作情報は、
    前記第1のロータ(106)の第1の角速度の値と、
    前記第2のロータ(108)の第2の角速度の値と、
    前記オフセット(216)の前記較正値と、
    前記オフセット(216)の前記較正値が一定であるときの前記時間の前記値と、
    記第1の仮想正弦波と、
    記第2の仮想正弦波と、
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項記載の同期システム。
  10. 前記クロスコンパウンド発電機は、前記第1のロータ(106)に結合された第1の巻線と、前記第2のロータ(108)に結合された第2の巻線と、を更に含み、前記同期システムは、励磁システムを更に含み、前記励磁システムは、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)および前記第1の巻線に結合された第1の励磁システムと、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)および前記第2の巻線に結合された第2の励磁システムと、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)および前記第1の励磁システムに結合された第1の励磁システムコントローラと、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)および前記第2の励磁システムに結合された第2の励磁システムコントローラと、を含み、前記ノッチ監視コントローラ(128)は、
    第1の励磁制御信号を前記第1の励磁システムコントローラに伝達して前記第1の巻線の励磁を促進させると共に、
    第2の励磁制御信号を前記第2の励磁システムコントローラに伝達して前記第2の巻線の励磁を促進させるように更に構成される、
    請求項8または9記載の同期システム。
  11. 前記第1の励磁システムおよび前記第1のロータ(106)に結合された第1の界磁遮断器と、
    前記第2の励磁システムおよび前記第2のロータ(108)に結合された第2の界磁遮断器と、を更に含み、
    前記第1の励磁システムコントローラは、第1の界磁遮断器制御信号を前記第1の界磁遮断器に伝達して前記第1の励磁システムから前記第1の巻線への第1の電流の流れを可能にするように構成され、
    前記第2の励磁システムコントローラは、第2の界磁遮断器制御信号を前記第2の界磁遮断器に伝達して前記第2の励磁システムから前記第2の巻線への第2の電流の流れを可能にするように構成される、請求項10記載の同期システム。
  12. 前記第1の励磁システムおよび前記第2の励磁システムに結合された相互連結部を更に含み、前記相互連結部は、第1および第2の励磁制御信号を共に伝達することを促進させて前記第1および第2のロータ(106、108)の同時励磁を更に促進させるように構成される、請求項10または11記載の同期システム。
  13. 前記クロスコンパウンド発電機および前記ノッチ監視コントローラ(128)に結合されたターニングギヤコントローラ(212)を更に含み、前記ターニングギヤコントローラ(212)は、前記1つまたは複数のターニングギヤの回転結合する状態の存在または不存在を代表するターニングギヤ信号を、前記ノッチ監視コントローラ(128)に、伝達するように構成される、請求項8から12のいずれか1項記載の同期システム。
  14. クロスコンパウンド発電機と同期システムとを含む電力発生設備であって、
    前記クロスコンパウンド発電機は、
    第1のロータ(106)を含む第1の発電機と、
    第2のロータ(108)を含む第2の発電機と、
    前記第1および第2のロータ(106、108)の少なくとも一方に回転可能に結合された1つまたは複数のターニングギヤと、を含み、
    前記同期システムは、
    前記クロスコンパウンド発電機に結合されたノッチ監視コントローラ(128)であって、前記ノッチ監視コントローラ(128)が、オフセット(216)の較正値が一定値であるときの時間の値を決定するように構成され、前記オフセット(216)が前記第2のロータ(108)に対する前記第1のロータ(106)の位相アライメントを代表し、前記オフセット(216)がそれらの間の成功した電気機械式結合を示す、ノッチ監視コントローラ(128)と、
    前記第1のロータ(106)の回転を検出するための前記クロスコンパウンド発電機に結合された第1のセンサと、
    前記第2のロータ(108)の回転を検出するための前記クロスコンパウンド発電機に結合された第2のセンサと、を含み、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)は、前記第1のロータ(106)の第1の回転周期を代表する第1の仮想正弦波と、前記第2のロータ(108)の第2の回転周期を代表する第2の仮想正弦波と、を決定し、前記第1の仮想正弦波の第1のゼロクロス時間の値と前記第2の仮想正弦波の第2のゼロクロス時間の値との間の差の値と、前記第1の回転周期を代表する第1の回転信号の第1の到来時間と前記第2の回転周期を代表する第2の回転信号の第2の到来時間との間の差の値と、の少なくとも一方を用いて前記オフセット(216)の較正値が一定値であるときの時間の値を決定するように構成され、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)が、前記オフセット(216)の前記値が一定であるときの前記時間の後に前記第1および第2のロータ(106、108)を同時励磁するように更に構成される、電力発生設備。
  15. 前記ノッチ監視コントローラ(128)に結合されたヒューマンマシンインタフェース(210)を更に含み、前記ヒューマンマシンインタフェース(210)は、前記同期システムに関連する動作情報を表示するように構成され、前記動作情報は、
    前記第1のロータ(106)の第1の角速度の値と、
    前記第2のロータ(108)の第2の角速度の値と、
    前記オフセット(216)の前記較正値と、
    前記オフセット(216)の前記較正値が一定であるときの前記時間の前記値と、
    記第1の仮想正弦波と、
    記第2の仮想正弦波と、
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1記載の電力発生設備。
  16. 前記クロスコンパウンド発電機は、前記第1のロータ(106)に結合された第1の巻線と、前記第2のロータ(108)に結合された第2の巻線と、を更に含み、前記同期システムは、励磁システムを更に含み、前記励磁システムは、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)および前記第1の巻線に結合された第1の励磁システムと、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)および前記第2の巻線に結合された第2の励磁システムと、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)および前記第1の励磁システムに結合された第1の励磁システムコントローラと、
    前記ノッチ監視コントローラ(128)および前記第2の励磁システムに結合された第2の励磁システムコントローラと、を含み、前記ノッチ監視コントローラ(128)は、
    第1の励磁制御信号を前記第1の励磁システムコントローラに伝達して前記第1の巻線の励磁を促進させると共に、
    第2の励磁制御信号を前記第2の励磁システムコントローラに伝達して前記第2の巻線の励磁を促進させるように更に構成される、請求項14または15記載の電力発生設備。
  17. 前記第1の励磁システムおよび前記第1のロータ(106)に結合された第1の界磁遮断器と、
    前記第2の励磁システムおよび前記第2のロータ(108)に結合された第2の界磁遮断器と、を更に含み、
    前記第1の励磁システムコントローラは、第1の界磁遮断器制御信号を前記第1の界磁遮断器に伝達して前記第1の励磁システムから前記第1の巻線への第1の電流の流れを可能にするように構成され、
    前記第2の励磁システムコントローラは、第2の界磁遮断器制御信号を前記第2の界磁遮断器に伝達して前記第2の励磁システムから前記第2の巻線への第2の電流の流れを可能にするように構成される、請求項16記載の電力発生設備。
  18. 前記第1の励磁システムおよび前記第2の励磁システムに結合された相互連結部を更に含み、前記相互連結部は、第1および第2の励磁制御信号を共に伝達することを促進させて前記第1および第2のロータ(106、108)の同時励磁を更に促進させるように構成される、請求項16または17記載の電力発生設備。
  19. 前記クロスコンパウンド発電機および前記ノッチ監視コントローラ(128)に結合されたターニングギヤコントローラ(212)を更に含み、前記ターニングギヤコントローラ(212)は、前記1つまたは複数のターニングギヤの回転結合する状態の存在または不存在を代表するターニングギヤ信号を、前記ノッチ監視コントローラ(128)に、伝達するように構成される、請求項14から18のいずれか1項記載の電力発生設備。
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