JP6911715B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関し、より詳細には、排出された体液の漏れ防止を強化するための吸収性物品に関する。
従来、排出された体液(以下、単に「体液」とも言う)の横漏れを防止するための一対の立体ギャザーが吸収体の長手方向に沿って設けられた尿パッドや使い捨ておむつ等の吸収性物品が広く知られている。
また、横漏れだけでなく、背漏れや腹漏れを防止するために、前身頃側や後身頃側に漏れ防止用シートを設けた吸収性物品が、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2001−037809号公報
しかしながら、特許文献1に記載の吸収性物品では、漏れ防止用シートが1枚の薄いシートの場合、剛性が低いため変形しやすく、充分に起立せずに背漏れや腹漏れを有効に防止できない場合がある。そのため、背漏れや腹漏れを抑止するためのシートの構成には、依然として改良の余地がある。
本発明の目的は、背漏れや腹漏れを抑止するための吸収性物品を提供することにある。
本発明による吸収性物品は、液透過性を有するトップシートと、液不透過性を有するバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配される吸収体と、を含む吸収性物品であって、肌当接方向へ突出するように前記トップシートを折り返すことで形成された折り返し部と、前記折り返し部の自由端である先縁部に設けられ、前記折り返し部の長手方向に沿って伸張状態で配置される弾性部材と、を備え、前記先縁部は、前記吸収体の長手方向端部に向かって方向付けられることを特徴とする。
本発明によれば、上記折り返し部が複数のシートで構成され剛性が高くなるので、立体ギャザーによる起立状態が保持されやすくなり、背漏れや腹漏れを有効に抑止することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る尿パッドの一例の斜視図である。 図1に示した尿パッドの分解斜視図である。 第1実施形態に係る、伸張状態の尿パッドをトップシート側から見た平面図である。 図3におけるIV−IV方向断面図である。 図4におけるV−V方向断面図である。 第1実施形態に係る着用状態の尿パッドにおける、図4の断面形状の部分模式図である。 本発明の第2実施形態に係る、易折り曲げ部の機能を説明するための図であり、トップシートおよび吸収体の積層構造をトップシート側から見た部分上面図である。 本発明の第2実施形態に係る尿パッドの断面図であり、図3におけるIV−IV方向断面図である。 図8におけるIX−IX方向断面図である。
本発明による吸収性物品の実施形態について、図1から図9を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明は本実施形態の態様に限定されるものではない。
先ず、本発明を尿パッドに応用した第1実施形態について以下に説明する。
<第1実施形態>
<構成>
図1に本発明の第1実施形態に係る尿パッドの一例の斜視図を示す。本実施形態に係る吸収性物品10は、尿パッド(吸収パッド)に関する。尿パッド10は,下着や、尿パッド10の保持用に作られたホルダーパンツと呼ばれる布製のパンツ型外装体等に、取り付けられることができ,使い捨ておむつの内面側に重ねて使用することも可能である。尿パッド10は、前身頃領域10Fと、後身頃領域10Rと、これら前身頃領域10Fおよび後身頃領域10Rをつなぐ股下領域10Cとを有する。
着用時に前身頃領域10Fは、着用者の腹側に位置し、後身頃領域10Rは着用者の背側に位置する。そして、着用時に股下領域10Cは、着用者の股下を覆うこととなる。
図2は、図1に示す尿パッド10の模式的な分解斜視図であり、図3は、第1実施形態に係る、伸張状態の尿パッド10をトップシート14側から見た平面図である。図2の尿パッド10および図3の吸収体13については、説明の便宜上、部分的に破断した状態をそれぞれ示している。
図2に示すように、本実施形態における尿パッド10は、外側(肌非当接側)から順に、良好な手触りを得るために薄い不織布にて形成されるカバーシート11と、液不透過性を有するバックシート(裏面シート)12と、吸収体(後述する5層の積層体)13と、折り返し部20A、20Bが設けられた液透過性を有するトップシート(表面シート)14と、一対のサイドシート15と、を重ねた積層構造を有しているものである。本実施形態では、折り返し部20A、20Bは、肌当接方向へ突出するようにトップシート14を折り返すことで形成される(図4を参照)。折り返し部20A、20Bは、排出された体液を堰き止める機能を有するものであり、詳細については後述する。
トップシート14は、矩形を呈しており、液透過性を有する不織布などで構成される。バックシート12は、カバーシート11に接合され、吸収体13は、このバックシート12とトップシート14との間に配置され、この吸収体13を介してトップシート14がバックシート12に接合される。カバーシート11およびバックシート12の股下領域10Cの左右両側には、図2に示すように、一対の切欠き部11Nおよび12Nがそれぞれ形成されている。
トップシート14の下に位置する本実施形態の吸収体13は、肌当接側から順に、第1吸収層17a、第2吸収層17b、および第3吸収層17cの3層で構成された吸収性コア17を、上層シート18aおよび下層シート18bの2層で構成されたシート部18によって挟んだものである。第1吸収層17aは、主にパルプと高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer、以下「SAP」とも言う)とからなる混合層であり、第2吸収層17bは、SAPで構成されたSAP層であり、第3吸収層17cは、パルプで構成されたパルプ層である。図2および図3に示すように、第1吸収層17aは矩形を呈しており、第2吸収層17bは帯型を呈したものを2本用いて構成され、および第3吸収層17cはバックシート12の形状のようにひょうたん型を呈している。
吸収性コア17を上下から挟んでいる本実施形態の上層シート18aおよび下層シート18bは、ティシュや不織布等でそれぞれ構成されている。上層シート18aおよび下層シート18bは、図2および図3に示すように、矩形をそれぞれ呈している。
なお、本発明では、吸収性コア17は、本実施形態のように3層ではなく、3層未満のものや、3層より多いものであってもよい。また、第1吸収層17a、第2吸収層17b、および第3吸収層17cの構成要素は、本実施形態に限られず、例えば、第1吸収層17aをパルプのみで構成しても良いし、第3吸収層17cをパルプとSAPの混合層としてもよい。さらに、第1吸収層17a、第2吸収層17b、および第3吸収層17cの輪郭形状は、本実施形態のような形状以外に、楕円形や円形または正方形など、様々な形状を採用することが可能である。第2吸収層17bを構成するシート数も「2」に限られない。上層シート18aおよび下層シート18bの形状についても同様に様々な形状を採用することができる。例えば、上層シート18aおよび下層シート18bは、図2および図3に示すように、第1吸収層17aおよび第3吸収層17cより小さい形態に限らず、本発明では、第1吸収層17aおよび/または第3吸収層17cより大きい形態であってもよい。また、本発明では、シート部18は、本実施形態のように吸収性コア17を上下から挟む2層の態様のほか、単層または2層より多い態様や、吸収性コア17を包む(いわゆるコアラップのような)態様なども許容されるものである。本実施形態に係る尿パッド10では、シート部18で挟まれた吸収体13を用いているが、本発明に係る吸収性物品では、シート部18で挟まれていない吸収性コア17を用いてもよい。さらに、第1吸収層17a、第2吸収層17b、および第3吸収層17cの配置の順序も、本実施形態に限られるものではない。加えて、第2吸収層17bや第3吸収層17cへ体液を導きやすくして効率良く吸収させるため、第1吸収層17aの中央部等にそれを貫通するように孔やスリットを設けてもよい。
本実施形態におけるトップシート14の幅方向の左右両側縁部には、立体ギャザーを形成する疎水性の一対のサイドシート15が備えられている。一対のサイドシート15は、着用時に吸収体13の左右両側縁部に沿って起立し、排出された体液の横漏れを防止するための部材である。一対のサイドシート15の外側端縁部には、カバーシート11およびバックシート12の切欠き部11Nおよび12Nと同様の形状に切欠き部15Nが形成されている。一対のサイドシート15のそれぞれには、その内側端縁部を吸収体13側に折り返して把持させる形で立体ギャザー伸縮材としての糸ゴム19が伸張状態で配置される。一対のサイドシート15は、糸ゴム19が収縮した際に、着用者の肌当接方向に向かって立ち上がる。立体ギャザーは従来の尿パッドに用いられている公知の構成を採用することができる。例えば、撥水性シートの層間に伸張状態の立体ギャザー伸縮材を挟み込んで固定することにより、形成することができる。本実施形態では、一対のサイドシート15は、後述する図5に示すように、トップシート14の幅方向の左右両側縁部をシールするように、トップシート14の左右両側縁部にそれぞれ接着されている。
<折り返し部>
図4は図3におけるIV−IV方向断面図であり、図5は図4におけるV−V方向断面図である。尚、図4および図5では、説明の便宜上、カバーシート11の記載を省略している。
図2から図4に示すように、折り返し部20Aは後身頃領域10R側に配置され、折り返し部20Bは前身頃領域10F側に配置される。折り返し部20A、20Bは、吸収体13の長手(前後)方向に交差する方向に延在する。本実施形態では、折り返し部20A、20Bは、吸収体13の長手(前後)方向に直交する方向に延在している。折り返し部20A、20Bは、自由端である先縁部21と、基端部22と、を有する。先縁部21には、折り返し部20A、20Bの長手方向(尿パット10の幅方向)に沿って伸張状態で配置される糸ゴムなどの弾性部材23が設けられる。先縁部21は、伸張状態の弾性部材23を挟み込んで固定している。先縁部21は、吸収体13の長手方向端部に向かって方向付けられている。本発明では、折り返し部の基端部22が、吸収体13の股下領域10Cの中央部から吸収体13の一方の長手方向端部(例えば後身頃側の長手方向端部)までの間のトップシート14の領域にある場合、折り返し部の先縁部21は、当該一方の長手方向端部に向かって方向付けられうる。ここで、本明細書および請求の範囲の記載において、吸収体13の股下領域10Cの「中央部」は、吸収体13の肌当接面側の中央およびその付近の領域をいい、排出された体液と最初に接触する可能性が高い領域およびその付近の領域をいう。なお、この「中央部」の位置および大きさは、吸収性物品の着用者の体格や性別等によって設定されうる。
本実施形態では、図4に示すように、折り返し部20A、20Bの基端部22は、吸収体13の肌当接面側の領域内に配置されている。なお、本実施形態では、吸収体13上に折り返し部20A、20Bの基端部22が配置されているが、吸収体13の長手方向端部を越えて配置してもよい。なお、本実施形態では、折り返し部は、後身頃領域10R側および前身頃領域10F側にそれぞれ1つ配置されているが、複数設けられてもよい。折り返し部を複数設けることにより、背腹漏れ防止をさらに強化することが可能となる。
図6は、第1実施形態に係る着用状態の尿パッド10における、図4の断面形状の部分模式図である。
着用状態の尿パッド10において、吸収体13が肌非当接方向へ突出するように折り曲がるので、折り曲がった吸収体13上に配置された折り返し部20A、20Bの弾性部材23が伸張状態から解放され収縮し、折り返し部20A、20Bが肌当接方向へ起立することになる。これは、サイドシート15の立体ギャザーが起立する原理と同様である。本実施形態では、図6に示すように、弾性部材23によって着用時に肌当接方向に起立し、折り返し部20Aの先縁部21が着用者の体Bの曲面に沿って追従するので、堰止めの機能を発揮することが可能となる。そして、折り返し部20Aが複数のシートで構成され剛性が高くなっているので、起立状態を保持しやすくなる。
また、本実施形態では、1枚のトップシート14を折り返すことで、本効果を発揮することができるので、別体を設ける従来のものよりも、製造コストを抑えることが可能となる。なお、本実施形態では、体液だけでなく水様便に対しても背漏れや腹漏れを抑止するという効果を奏するものである。
さらに、着用者の起立状態において、例えば、股下側から流れてきた体液が折り返し部の一方の起立面を越えてきた場合、その体液を、折り返し部の他方の起立面によって堰き止めることも可能となる。
そして、本実施形態では、折り返し部20A、20Bの基端部22が、吸収体13の肌当接面側の領域内に配置されているため、排出された体液を折り返し部20A、20Bによって堰き止めて直下の吸収体13に吸収させることが可能となり、効率よく体液を吸収体13に吸収させることが可能となる。また、着用者の起立状態において、排出された体液は、折り返し部20A、20Bによって堰き止められるため、一対の折り返し部20A、20Bの基端部22に挟まれたトップシート14部分に溜まりやすくなり、直下の吸収体13に吸収されやすくなる。なお、本発明では、さらに効率よく体液を吸収体13に吸収させるため、折り返し部20A、20Bの基端部22に近接する吸収体13のパルプやSAPの量を周囲より高くしてもよい。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態では、第1実施形態とは異なり、折り返し部が配置された吸収体13の部分が肌非当接方向へ突出するように折り曲がりやすくするように、吸収体13に易折り曲げ部24をさらに設ける。この構成により、第1実施形態よりも、折り返し部が肌当接方向へ起立しやすくなる。
図7は、本発明の第2実施形態に係る、易折り曲げ部24の機能を説明するための図であり、図7はトップシート14および吸収体13の積層構造をトップシート14側から見た部分上面図である。図8は本発明の第2実施形態に係る尿パッド10の断面図であり、図3におけるIV−IV方向断面図であり、図9は図8におけるIX−IX方向断面図である。図7では、トップシート14および吸収体13(のうち第1吸収層17a)の積層構造に着目し、その他の構成については省略している。また、図7では、吸収体13の前身頃側、易折り曲げ部24、および折り返し部20Bの記載を省略しているが、吸収体13の後身頃側、易折り曲げ部24、および折り返し部20Aと、吸収体13の前身頃側、易折り曲げ部24、および折り返し部20Bとは、同様の構成となっている。図8および図9では、説明の便宜上、カバーシート11の記載を省略している。本実施形態に係る吸収性物品を構成する各要素のうち、同様の機能を有するものについては、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
前身頃側および後身頃側の2つの易折り曲げ部24は、例えば、凹部および/または低坪量部を含んで構成される。本実施形態では、易折り曲げ部24は、凹部で構成されている。凹部は、例えば、吸収体13をエンボスロールで圧縮等することにより形成される。低坪量部は、例えば、吸収体製造時において吹き付けるパルプ・SAPの量を周囲より低くなるように調節することで形成される。本実施形態では、易折り曲げ部24は、図8および図9に示すように、上層シート18aと第1吸収層17aとの積層体に形成されている。しかしながら、本発明に係る易折り曲げ部24はこれらの形態に限られず、例えば、第2吸収層17bを含む吸収性コア17を貫通して形成されたスリットや、吸収体13のバックシート12側を圧搾して形成された凹部をも含むものである。
本実施形態では、易折り曲げ部24は、上面視において(図7において)、帯状の矩形を呈している。また、易折り曲げ部24は、図7に示すように、吸収体13の長手(前後)方向(図7では上下方向)に連続して延在している。易折り曲げ部24は、図7に示すように、吸収体13の長手(前後)方向において延在する、吸収体13の中心軸Cに沿って配置される。具体的には、易折り曲げ部24は、吸収体13の長手(前後)方向において延在する2本の軸、すなわち、当該帯状の矩形の中心軸と、第1吸収層17aの肌当接面側の形状である矩形の中心軸と、が一致するように、吸収体13に形成される。
前身頃側および後身頃側の2つの易折り曲げ部24は、吸収体13の肌当接面側に設けられる。また、後身頃側の易折り曲げ部24は、図7に示すように、折り返し部20Aの基端部22の延在方向と重なり交差するように配置される。つまり、後身頃側の易折り曲げ部24は、折り返し部20Aの基端部22にかかるようにそれぞれ配置されている。前身頃側の易折り曲げ部24と折り返し部20Bとの位置関係についても、後身頃側の易折り曲げ部24と折り返し部20Aとの上記位置関係と同様である。この構成により、易折り曲げ部24において、吸収体13が折り返し部20A、20Bが配置された吸収体13の部分が肌非当接方向へ突出するように折り曲がりやすくなるので、第1実施形態よりも、折り返し部20A、20Bが肌当接方向に起立しやすくなり、堰き止め機能を有効に発揮することになる。
本実施形態では、折り返し部20A、20Bおよび2つの易折り曲げ部24は、吸収体13の長手方向の両端部にそれぞれ配置される。この構成により、折り返し部20Aと折り返し部20Bとの間にある吸収体13全体を使って効率よく吸収できるため、吸収しきれない体液が減少し、体液を有効に堰き止めることが可能となる。また、肌面側に突出した折り返し部20A、20Bが肌にフィットするので体液の漏れを防止することができる。なお、本発明では、上記2つの易折り曲げ部24を接続して、1つの易折り曲げ部24として吸収体13の長手(前後)方向に連続して形成してもよい。また、易折り曲げ部24は、吸収体13の長手(前後)方向に不連続に(または間欠的に)延在してもよいし、吸収体13の肌当接面側に複数設けられてもよい。さらに、上記2つの易折り曲げ部24は、第1吸収層17aの中心軸から幅方向の端部側に設けてもよい。さらに、折り返し部の基端部22と易折り曲げ部24とが交差する部分において、易折り曲げ部24に沿って外方に向けて液漏れが生じないように、当該交差する部分に堰き止め部を設けてもいい。さらに、本実施形態では、易折り曲げ部24が、吸収体13の長手方向において、基端部22を越えて設けられているが、本発明では、易折り曲げ部24は、吸収体13の長手方向において、基端部22を越えないように(基端部22に対して股下領域側にまたは内側に)設けられてもいい。
<その他>
本発明は、上述した各実施形態や、随所に述べた変形例に限られることなく、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で、適宜の変更や変形が可能である。
例えば、上記各実施形態またはその変形例に係る吸収性物品は、上述した構造に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に規定された吸収性物品でありさえすれば、どのような構成であってもよい。例えば、展開型やパンツ型の使い捨ておむつなど、成人向けや乳幼児向けの各種吸収性物品であっても本発明を適用可能である。
加えて、上記各実施形態またはその変形例に係る尿パッド10では、一対の切欠き部11Nおよび12Nが形成されているが、本発明では、尿パッド10の形状は適宜変更することができ,例えば、これら切欠き部を設けずに、単純な矩形状とすることも可能である。
また、上記各実施形態またはその変形例に係る吸収性物品では、折り返し部は、前身頃領域10F側および/または後身頃領域10R側に設けられているが、股下領域10C側に設けられてもよい。さらに、上記各実施形態またはその変形例では、折り返し部20Aが後身頃領域10R側に配置され、折り返し部20Bが前身頃領域10F側に配置されているが、折り返し部は、前身頃領域10F側および後身頃領域10R側のいずれか一方に配置されてもよい。上記各実施形態またはその変形例では、折り返し部がトップシート14の幅方向全域に亘って設けられているが、トップシート14の幅方向に部分的に設けられてもよい。そして、折り返し部の数や大きさ、形状についても、背漏れや腹漏れを抑止するという本発明の目的に適うものであれば、適宜定め得るものである。
10 尿パッド
10F 前身頃領域
10R 後身頃領域
10C 股下領域
11 カバーシート
11N、12N、15N 切欠き部
12 バックシート
13 吸収体
14 トップシート
15 サイドシート
17 吸収性コア
17a 第1吸収層
17b 第2吸収層
17c 第3吸収層
18 シート部
18a 上層シート
18b 下層シート
19、23 糸ゴム(弾性部材)
20A、20B 折り返し部
21 先縁部
22 基端部
24 易折り曲げ部

Claims (6)

  1. 液透過性を有するトップシートと、液不透過性を有するバックシートと、前記トップシートと前記バックシートとの間に配される吸収体と、を含む吸収性物品であって、
    肌当接方向へ突出するように前記トップシートを折り返すことで形成された折り返し部と、
    前記折り返し部の自由端である先縁部に設けられ、前記折り返し部の長手方向に沿って伸張状態で配置される弾性部材と、を備え、
    前記先縁部は、前記吸収体の長手方向端部に向かって方向付けられ
    前記吸収体に形成される易折り曲げ部をさらに備え、
    前記易折り曲げ部は、前記折り返し部の基端部と重なるように配置されることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記折り返し部の基端部は、前記吸収体の肌当接面側の領域内に配置されることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記易折り曲げ部は、前記吸収体の長手方向に延在していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記折り返し部および前記易折り曲げ部は、前記吸収体の長手方向端部にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項に記載の吸収性物品。
  5. 前記易折り曲げ部は、前記吸収体の長手方向において延在する、前記吸収体の中心軸に沿って配置されることを特徴とする請求項に記載の吸収性物品。
  6. 前記易折り曲げ部は、凹部および/または低坪量部を含んで構成されることを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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