JP6910835B2 - 状態監視システム及びそれを備える風力発電装置 - Google Patents

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Description

本開示は、状態監視システム及びそれを備える風力発電装置に関し、特に、設備の振動を測定することによって設備の状態を監視する状態監視システム及びそれを備える風力発電装置に関する。
特開2017−26514号公報(特許文献1)は、風力発電装置に用いられる異常診断装置を開示する。この異常診断装置は、振動センサと、制御装置とを備える。振動センサは、測定物に取付けられて測定物の振動を検出する。制御装置は、振動センサから受けるデータに基づいて、振動センサが測定物から外れているか否かを判定する。このように、この異常診断装置によれば、振動センサが測定物から外れたことを検知することができる(特許文献1参照)。
特開2017−26514号公報
上記の特許文献1に記載の異常診断装置は、振動センサから受けるデータに基づいて振動センサが測定物から外れたことを検知することができるので、高所に設置されるために現場での確認作業が容易でない風力発電装置等において有用である。しかしながら、特許文献1に記載の異常診断装置では、振動センサが測定物から外れたことを検知することはできるけれども、振動センサ本体の異常を検知することはできない。
それゆえに、本開示の目的は、設備の振動を測定することによって設備の状態を監視する状態監視システム及びそれを備える風力発電装置において、振動検出部の出力に基づいて振動検出部本体の異常診断を実行可能とすることである。
本開示の状態監視システムは、設備の振動を測定することによって設備の状態を監視する状態監視システムであって、振動検出部と、電圧処理回路と、監視装置と、接続回路とを備える。振動検出部は、設備に生じる加速度を検知することによって検出される振動をバイアス電圧からの電圧変化として出力するように構成される。電圧処理回路は、振動検出部の出力電圧からバイアス電圧を除去するように構成される。監視装置は、電圧処理回路の出力に基づいて設備の状態を監視するように構成される。接続回路は、電圧処理回路を介さずに振動検出部の出力を監視装置に接続するように構成される。監視装置は、接続回路を通じて受ける出力電圧がバイアス電圧を含む所定範囲に含まれない場合に、振動検出部を異常であると診断する。
接続回路は、電圧処理回路に並列に接続されるリレーを含んでもよい。そして、監視装置は、振動検出部の異常診断の実行時に、リレーを導通状態に制御してもよい。
振動検出部は、複数の振動センサを含み、接続回路は、複数の振動センサの出力のいずれか1つを監視装置の入力ポートに接続するように構成されたマルチプレクサを含んでもよい。そして、監視装置は、振動検出部の異常診断の実行時に、複数の振動センサの出力が入力ポートに順次接続されるようにマルチプレクサを制御してもよい。
監視装置は、電圧処理回路の出力に基づく状態監視を実施する前に、接続回路を作動させて振動検出部の異常診断を実行してもよい。
また、本開示の風力発電装置は、上述の状態監視システムを備える。
本開示の状態監視システムにおいては、電圧処理回路を介さずに振動検出部の出力を監視装置に接続可能な接続回路が設けられ、接続回路を通じて受ける出力電圧がバイアス電圧を含む所定範囲に含まれない場合に、振動検出部が異常であると診断される。このように、本開示の状態監視システムによれば、振動検出部の出力に基づいて振動検出部本体の異常診断を実行することができる。
本開示の実施の形態1に従う状態監視システムが適用される風力発電装置の構成を概略的に示した図である。 図1に示す振動検出部及びデータ処理装置の構成を示した図である。 振動検出部の出力電圧が変化する様子の一例を示した図である。 振動検出部の異常診断処理の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態2における振動検出部及びデータ処理装置の構成を示した図である。 実施の形態2における振動検出部の異常診断処理の手順を説明するフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、本開示の実施の形態1に従う状態監視システムが適用される風力発電装置の構成を概略的に示した図である。図1を参照して、風力発電装置10は、主軸20と、ブレード30と、増速機40と、発電機50とを備える。また、風力発電装置10は、主軸用軸受(以下、単に「軸受」と称する。)60と、振動検出部70と、データ処理装置80とをさらに備える。増速機40、発電機50、軸受60、振動検出部70及びデータ処理装置80は、ナセル90に格納され、ナセル90は、タワー100によって支持される。
主軸20は、ナセル90内に進入して増速機40の入力軸に接続され、軸受60によって回転自在に支持される。主軸20は、風力を受けたブレード30により発生する回転トルクを増速機40の入力軸へ伝達する。ブレード30は、主軸20の先端に設けられ、風力を回転トルクに変換して主軸20に伝達する。
増速機40は、主軸20と発電機50との間に設けられ、主軸20の回転速度を増速して発電機50へ出力する。一例として、増速機40は、遊星ギヤや中間軸、高速軸等を含む歯車増速機構によって構成される。発電機50は、増速機40の出力軸に接続され、増速機40から受ける回転トルクによって発電する。発電機50は、たとえば、誘導発電機によって構成される。
軸受60は、ナセル90内において固設され、主軸20を回転自在に支持する。軸受60は、たとえば転がり軸受によって構成され、具体的には、自動調芯ころ軸受や円すいころ軸受、円筒ころ軸受、玉軸受等によって構成される。なお、これらの軸受は、単列のものでも複列のものでもよい。
振動検出部70は、振動センサを含んで構成され、たとえば軸受60に設置される。振動検出部70は、軸受60に固設される振動センサによって振動を検出し、検出された振動データをデータ処理装置80へ出力する。この振動検出部70は、加速度を検知することによって振動を検出し、検出される振動をバイアス電圧からの電圧変化として出力する。振動検出部70は、たとえば、圧電素子を用いた圧電型の加速度ピックアップによって構成される。
データ処理装置80は、CPU(Central Processing Unit)、処理プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、信号を入出力するための入出力ポート等を含む(いずれも図示せず)。データ処理装置80は、振動検出部70により検出された振動データ(バイアス電圧からの電圧変化)を振動検出部70から受け、所定の電圧処理及びA/D変換を行なった後、ROMに記憶されたプログラムに従って所定のデータ処理(周波数分析等)を実行する。
この風力発電装置10については、風力発電装置10(主には軸受60)の状態監視を行なうための振動データを検出する振動検出部70は、ナセル90内に設置される。そして、振動検出部70は、ナセル90とともにタワー100上の高所に設置されるので、振動検出部70に異常が生じているか否かについて現場での確認作業は容易でない。
そこで、この実施の形態1に従う状態監視システムでは、振動検出部70に異常が生じているか否かを診断可能とする構成が設けられる。具体的には、振動検出部70の出力電圧をチェックするための電圧チェック回路が設けられ、電圧チェック回路を通じて受ける振動検出部70の出力電圧が所定の正常範囲から外れている場合には、振動検出部70が異常であると診断される。以下、振動検出部70に異常が生じているか否かを診断可能とするための構成及び処理について、詳しく説明する。
図2は、図1に示した振動検出部70及びデータ処理装置80の構成を示した図である。図2を参照して、振動検出部70は、圧電型の加速度ピックアップであり、圧電素子72と、FET(Field Effect Transistor)74とを含んで構成される。圧電素子72は、振動加速度に応じた電荷を出力する。FET74は、圧電素子72の出力を増幅するアンプとして作動する。
具体的には、直流電源110及び定電流素子112(定電流ダイオード等)によって構成される定電流源から出力線114を通じてFET74へ定電流が供給され、FET74によって出力線114の電圧レベルが所定のバイアス電圧に調整される。FET74のゲートには、圧電素子72の出力端子が接続されており、圧電素子72の出力に応じてFET74のゲート電圧が変化する。FET74のゲート電圧の変化は、出力線114のバイアス電圧からの電圧変化として表れる。このように、振動検出部70は、圧電素子72を用いて振動を検出し、検出される振動をバイアス電圧からの電圧変化として出力線114へ出力する。
データ処理装置80は、電圧処理回路116と、A/Dコンバータ126と、CPU128と、接続回路130とを含む。電圧処理回路116は、コンデンサ118と、アンプ120と、各種回路122とを含む。コンデンサ118は、出力線114上のバイアス電圧をブロックし、振動検出部70により検出される振動に応じた変動成分のみを通過させる。
アンプ120は、コンデンサ118を通過した変動成分(振動データ)を増幅する。各種回路122は、アンプ120により増幅されたデータをA/Dコンバータ126において取込可能とするために、保護回路やフィルタ回路、安定化回路等を含んで構成される。A/Dコンバータ126は、電圧処理回路116の出力電圧を入力ポートP0に受け、入力ポートP0から入力される電圧(アナログ信号)をデジタル信号に変換してCPU128へ出力する。
接続回路130は、電圧処理回路116に並列に接続され、たとえばリレー等を含んで構成される。すなわち、接続回路130の一方は、振動検出部70の出力線114に接続され、接続回路130の他方は、入力ポートP0に接続される電圧処理回路116の出力線124に接続される。この接続回路130は、振動検出部70の出力電圧をチェックするための電圧チェック回路であり、この接続回路130を用いて振動検出部70の異常診断を行なうことができる。接続回路130は、振動検出部70の異常診断の実行時に、CPU128によって導通状態に制御され、電圧処理回路116を介さずに振動検出部70の出力をA/Dコンバータ126の入力ポートP0に接続する。
CPU128は、A/Dコンバータ126を通じて取込まれる電圧処理回路116の出力に基づいて、風力発電装置10の各種状態監視を実行する。特に図示しないが、たとえば、CPU128は、A/Dコンバータ126から受ける振動データ(振動波形)の周波数分析を行ない、その分析結果から軸受60に異常が生じていないかの監視を行なう。
また、CPU128は、振動検出部70の出力に基づく振動検出部70の異常診断を実行する。振動検出部70の異常診断の実行時、CPU128は、接続回路130を導通状態に制御する。接続回路130が導通状態になると、振動検出部70の出力線114の電圧が電圧処理回路116を介することなくA/Dコンバータ126に取込まれる。そして、CPU128は、接続回路130を通じて受ける出力線114の電圧(振動検出部70の出力電圧)が、上述のバイアス電圧を含む所定の範囲に含まれていない場合には、振動検出部70が異常であると診断する。
図3は、振動検出部70の出力電圧が変化する様子の一例を示した図である。図3を参照して、電圧Vbiasはバイアス電圧を示す。上限値VUは、電圧Vbiasよりも高い所定値に設定され、振動検出部70の出力電圧が上限値VUを超えると、振動検出部70が異常であると診断される。下限値VLは、電圧Vbiasよりも低い所定値に設定され、振動検出部70の出力電圧が下限値VLを下回ると、振動検出部70が異常であると診断される。すなわち、上限値VU及び下限値VLは、振動検出部70が異常であるか否かを診断するための上記所定の範囲を規定する。
振動検出部70が正常であるときは、振動検出部70の出力電圧は、電圧Vbiasの周辺で変動し、上限値VU及び下限値VLで規定される範囲内に含まれる。振動検出部70の出力電圧が、上限値VU及び下限値VLで規定される範囲から外れると、振動検出部70は異常であると診断される。たとえば、図示されるように、時刻t1において振動検出部70のFET74が閉故障(短絡状態)になると、振動検出部70の出力電圧は下限値VLを下回り得る。また、特に図示していないが、FET74がオープン故障になると、振動検出部70の出力電圧は上限値VUを超え得る。このように、振動検出部70の出力電圧が、上限値VU及び下限値VLによって規定される所定範囲に含まれるか否かによって、振動検出部70の異常有無を診断することができる。
図4は、振動検出部70の異常診断処理の手順を説明するフローチャートである。図4を参照して、CPU128は、振動検出部70の異常診断を実行するための実行条件が成立したか否かを判定する(ステップS10)。たとえば、振動検出部70及びデータ処理装置80を含む状態監視システムの起動時や所定の期間経過毎に、異常診断実行条件が成立するものとされ得る。
異常診断実行条件が成立したものと判定されると(ステップS10においてYES)、CPU128は、振動検出部70の出力電圧をチェックするための電圧チェック回路を接続する(ステップS20)。すなわち、CPU128は、接続回路130を導通状態(ON)に制御する。これにより、振動検出部70の出力線114が電圧処理回路116を介することなくA/Dコンバータ126の入力ポートP0に接続される。そして、CPU128は、A/Dコンバータ126の入力ポートP0から入力される電圧に基づいて、振動検出部70の出力電圧を測定する(ステップS30)。
CPU128は、ステップS30において測定される電圧(振動検出部70の出力電圧)が正常範囲であるか否かを判定する(ステップS40)。具体的には、CPU128は、図3に示した上限値VU及び下限値VLによって規定される所定範囲に測定電圧が含まれるか否かを判定する。
ステップS40において電圧は正常範囲であると判定されると(ステップS40においてYES)、CPU128は、振動検出部70は正常であると判定する(ステップS50)。一方、電圧が正常範囲でないと判定されると(ステップS40においてNO)、CPU128は、振動検出部70が異常であると判定する(ステップS60)。そして、CPU128は、振動検出部70が異常であることを報知するための異常アラームを地上のサーバ等へ送信する(ステップS70)。
次いで、CPU128は、電圧チェック回路を遮断する(ステップS80)。すなわち、CPU128は、接続回路130を遮断状態(OFF)に制御する。そして、CPU128は、ステップS50において振動検出部70は正常であると判定された場合には、電圧処理回路116(図2)の出力に基づく状態監視を開始する(ステップS90)。なお、ステップS60において振動検出部70が異常であると判定された場合には、上記の状態監視は行なわれない。すなわち、この実施の形態1では、電圧処理回路116の出力に基づく状態監視を実施する前に、電圧チェック回路(接続回路130)を作動させて振動検出部70の異常診断が実行される。
以上のように、この実施の形態1においては、電圧処理回路116を介さずに振動検出部70の出力を取込むための接続回路130が設けられ、接続回路130を通じて受ける振動検出部70の出力電圧がバイアス電圧(Vbias)を含む所定範囲に含まれない場合に、振動検出部70が異常であると診断される。このように、この実施の形態1によれば、振動検出部70の出力に基づいて振動検出部70本体の異常診断を実行することができる。
また、この実施の形態1によれば、電圧処理回路116の出力に基づく状態監視が実施される前に、接続回路130を作動させて振動検出部70の異常診断が実行されるので、異常の振動検出部70の出力に基づいて状態監視が行なわれるのを防止することができる。
[実施の形態2]
この実施の形態2では、ナセル90内に複数の振動センサが設けられ、風力発電装置10の状態がより詳細に監視される。そして、各振動センサについて異常が生じているか否かを診断可能とするための構成が示される。
図5は、実施の形態2における振動検出部70#及びデータ処理装置80#の構成を示した図である。図5を参照して、振動検出部70#は、ナセル90内に設けられる複数の振動センサを含み、一例として、この実施の形態2では、振動検出部70#は、複数の振動センサ70−1〜70−16を含む。複数の振動センサ70−1〜70−16によって、軸受60の振動のほか、増速機40及びその内部の歯車や、発電機50、ナセル90の回転軸等の各種振動を検出することができる。なお、複数の振動センサ70−1〜70−16の各々の構成は、図2に示した振動検出部70と基本的に同じである。
データ処理装置80#は、第1の処理回路136Aと、第2の処理回路136Bと、A/Dコンバータ126#と、CPU128#とを含む。第1の処理回路136Aは、直流電源110と、定電流素子112−1〜112−8と、電圧処理回路116−1〜116−8と、マルチプレクサ132Aと、各種回路134Aとを含む。
定電流素子112−1〜112−8の各々は、図2に示した定電流素子112と同じであり、電圧処理回路116−1〜116−8の各々は、図2に示した電圧処理回路116と同じである。そして、一例として、定電流素子112−1から出力線114−1を通じて振動センサ70−1へ定電流が供給され、振動センサ70−1のFET74(図示せず)によって出力線114−1の電圧レベルが所定のバイアス電圧に調整される。その他についても同様である。
マルチプレクサ132Aは、出力線114−1〜114−8の各々に接続され、出力線114−1〜114−8のいずれか1つを各種回路134Aへ出力するように構成される。各種回路134Aとともに、マルチプレクサ132Aは、振動センサ70−1〜70−8の出力電圧をチェックするための電圧チェック回路である。マルチプレクサ132Aは、CPU128#によって制御され、振動検出部70#の異常診断の実行時に、出力線114−1〜114−8を各種回路134Aに順次接続する。
各種回路134Aは、マルチプレクサ132Aを通じて受ける出力線114−1〜114−8の電圧をA/Dコンバータ126#において取込可能とするために、保護回路や安定化回路等を含んで構成される。
なお、複数の振動センサ70−9〜70−16に対しては、第2の処理回路136Bが設けられており、特に図示しないが、第2の処理回路136Bの構成は、第1の処理回路136Aと同じである。
A/Dコンバータ126#は、電圧処理回路116−1〜116−16の出力電圧をそれぞれ入力ポートP1〜P16に受け、各入力ポートP1〜P16から入力される電圧(アナログ信号)をデジタル信号に変換してCPU128#へ出力する。
また、A/Dコンバータ126#は、各種回路134Aを通じてマルチプレクサ132Aの出力を入力ポートPAに受け、入力ポートPAから入力される電圧をデジタル信号に変換してCPU128#へ出力する。第2の処理回路136Bについても同様に、A/Dコンバータ126#は、各種回路134B(図示せず)を通じてマルチプレクサ132B(図示せず)の出力を入力ポートPBに受け、入力ポートPBから入力される電圧をデジタル信号に変換してCPU128#へ出力する。
CPU128#は、A/Dコンバータ126#を通じて取込まれる電圧処理回路116−1〜116−16の出力に基づいて、風力発電装置10の各種状態監視を実行する。また、CPU128#は、振動検出部70#の出力に基づく振動検出部70#の異常診断を実行する。振動検出部70#の異常診断の実行時、CPU128#は、振動センサ70−1〜70−16の出力電圧を順次取込んで振動センサ70−1〜70−16の異常診断を順次実行するために、マルチプレクサ132A及び第2の処理回路136Bのマルチプレクサ132Bを制御する。
振動検出部70#の異常診断の実行時、マルチプレクサ132A,132Bを通じて、振動センサ70−1〜70−16の出力線114−1〜114−16の電圧が電圧処理回路116−1〜116−16を介することなくA/Dコンバータ126#に順次取込まれる。そして、CPU128#は、マルチプレクサ132A,132Bを通じて受ける出力線114−1〜114−16の電圧(振動センサ70−1〜70−16の出力電圧)が、バイアス電圧(Vbias)を含む所定の範囲に含まれない場合には、その振動センサを異常であると診断する。
このように、マルチプレクサ132A,132Bを設けることによって、図2に示した実施の形態1のような接続回路130を電圧処理回路116−1〜116−16毎に設ける必要はない。また、上記においては、振動センサ70−1〜70−16を2つのグループに分けて(第1の処理回路136Aに属する振動センサ70−1〜70−8のグループと、第2の処理回路136Bに属する振動センサ70−9〜70−16のグループ)各グループにマルチプレクサを設けるものとしたが、複数の振動センサをこのように2つのグループに分けることは必須ではない。このようなグループ分けをしなくてもよいし、さらに細分化してグループ分けしてもよい。
図6は、実施の形態2における振動検出部70#の異常診断処理の手順を説明するフローチャートである。図6を参照して、CPU128#は、振動検出部70#の異常診断を実行するための実行条件が成立したか否かを判定する(ステップS110)。このステップS110において実行される処理は、図4に示したステップS10において実行される処理と基本的に同じである。
ステップS110において異常診断実行条件が成立したものと判定されると(ステップS110においてYES)、CPU128#は、カウンタiに1を代入する(ステップS120)。次いで、CPU128#は、振動センサ70−i(iはカウンタの値)の出力電圧をチェックするための電圧チェック回路を接続する(ステップS130)。すなわち、CPU128は、振動センサ70−iの出力を各種回路134(この実施の形態2では、i≦8のときは各種回路134A、i≧9のときは各種回路134B)に接続するようにマルチプレクサ132A,132Bを制御する。
そして、CPU128#は、A/Dコンバータ126#の入力ポートPA又はPBから入力される電圧に基づいて、振動センサ70−iの出力電圧を測定する(ステップS140)。CPU128#は、ステップS140において測定される電圧(振動センサ70−iの出力電圧)が正常範囲であるか否かを判定する(ステップS150)。具体的には、CPU128#は、図3に示した上限値VU及び下限値VLによって規定される所定範囲に測定電圧が含まれるか否かを判定する。
ステップS150において電圧は正常範囲であると判定されると(ステップS150においてYES)、CPU128#は、振動センサ70−iは正常であると判定する(ステップS160)。一方、電圧が正常範囲でないと判定されると(ステップS150においてNO)、CPU128#は、振動センサ70−iが異常であると判定する(ステップS170)。そして、CPU128#は、振動センサ70−iが異常であることを報知するための異常アラームを地上のサーバ等へ送信する(ステップS180)。
次いで、CPU128#は、カウンタiがN(Nは振動センサの数であり、この実施の形態2ではN=16)に達したか否かを判定する(ステップS190)。カウンタiがNに達していなければ(ステップS190においてNO)、CPU128#は、カウンタiを1つインクリメントし(ステップS200)、ステップS130へ処理を戻す。
ステップS190においてカウンタiがNに達したものと判定されると(ステップS190においてYES)、CPU128#は、全ての電圧チェック回路を遮断する(ステップS210)。すなわち、CPU128#は、全ての振動センサ70−iの出力を各種回路134A,134Bから切り離すようにマルチプレクサ132A,132Bを制御する。
そして、CPU128#は、ステップS160において正常であると判定された振動センサについて、対応の電圧処理回路116(図5)の出力に基づく状態監視を開始する(ステップS220)。
以上のように、この実施の形態2においては、マルチプレクサ132A,132Bが設けられ、振動検出部70#の異常診断の実行時に、複数の振動センサ70−1〜70−16の出力がA/Dコンバータ126#の入力ポートに順次接続される。したがって、この実施の形態2によれば、実施の形態1のような接続回路130を電圧処理回路116−1〜116−16毎に設ける必要なく、また、A/Dコンバータ126#の入力ポート数も抑制した上で、複数の振動センサ70−1〜70−16の各々について異常診断を実行することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 風力発電装置、20 主軸、30 ブレード、40 増速機、50 発電機、60 軸受、70,70# 振動検出部、70−1〜70−16 振動センサ、72 圧電素子、74 FET、80,80# データ処理装置、90 ナセル、100 タワー、110 直流電源、112 定電流素子、114 出力線、116 電圧処理回路、118 コンデンサ、120 アンプ、122,134A,134B 各種回路、126,126# A/Dコンバータ、128,128# CPU、130 リレー、132A,132B マルチプレクサ、P1〜P16,PA,PB 入力ポート。

Claims (5)

  1. 設備の振動を測定することによって前記設備の状態を監視する状態監視システムであって、
    前記設備に生じる加速度を検知することによって検出される振動をバイアス電圧からの電圧変化として出力するように構成された振動検出部を備え
    前記振動検出部は、
    前記振動に応じた電荷を出力する圧電素子と、
    前記バイアス電圧及び前記圧電素子の出力をそれぞれドレイン及びゲートに受ける電界効果トランジスタとを含み、さらに、
    前記振動検出部の出力電圧から前記バイアス電圧を除去するように構成された電圧処理回路と、
    前記電圧処理回路の出力に基づいて前記設備の状態を監視するように構成された監視装置と、
    前記電圧処理回路を介さずに前記振動検出部の出力を前記監視装置に接続するように構成された接続回路とを備え、
    前記監視装置は、前記接続回路を通じて受ける前記出力電圧が前記バイアス電圧を含む所定範囲に含まれない場合に、前記振動検出部を異常であると診断する、状態監視システム。
  2. 前記接続回路は、前記電圧処理回路に並列に接続されるリレーを含み、
    前記監視装置は、前記振動検出部の異常診断の実行時に、前記リレーを導通状態に制御する、請求項1に記載の状態監視システム。
  3. 前記振動検出部は、複数の振動センサを含み、
    前記接続回路は、前記複数の振動センサの出力のいずれか1つを前記監視装置の入力ポートに接続するように構成されたマルチプレクサを含み、
    前記監視装置は、前記振動検出部の異常診断の実行時に、前記複数の振動センサの出力が前記入力ポートに順次接続されるように前記マルチプレクサを制御する、請求項1に記載の状態監視システム。
  4. 前記監視装置は、前記電圧処理回路の出力に基づく状態監視を実施する前に、前記接続回路を作動させて前記振動検出部の異常診断を実行する、請求項1に記載の状態監視システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の状態監視システムを備える風力発電装置。
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