JP6910640B2 - プロペラ負荷状態推定装置、プロペラ負荷状態推定方法、およびプロペラ負荷状態推定プログラム - Google Patents
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Description
また、モータを動力装置とする船舶についても、プロペラ負荷の状態を推定することは検討されていなかった。前述のようにモータを動力装置とする船舶ではモータのトルクや回転速度を高精度に制御できるため、プロペラ負荷の状態を推定することができれば、船舶のエネルギー効率を高めることができる可能性がある。
モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する装置であって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得部と、
前記現在値取得部が取得した前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出部と、
前記現在値算出部が算出した前記観測負荷の現在値を記憶する算出値記憶部と、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出部と、
前記記憶データ読出部が読み出した前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析部と、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定部と、
前記状態推定部が推定した前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力部と、
を備える。
前記状態推定部が推定する前記プロペラ負荷状態は、前記プロペラの空転が発生している不適正負荷状態、および前記プロペラの空転が発生していない適正負荷状態を含むようにしてもよい。
前記適正負荷状態は、前記プロペラの効率が最適となる状態を有する最適負荷状態を含むようにしてもよい。
前記モニタリングデータは、トルクに対応するトルク対応データおよび回転速度に対応する回転速度対応データを含み、
前記観測負荷の現在値は、前記トルク対応データの現在値および前記回転速度対応データの現在値を用いて算出されるようにしてもよい。
前記現在値算出部は、前記モータがトルク一定に制御されている場合には、前記トルク対応データの現在値に相当するパラメータを定数として前記観測負荷の現在値を算出するようにしてもよい。
前記トルク対応データは、前記モータに供給される電流を示すデータであり、
前記回転速度対応データは、前記モータに印加される電圧を示すデータであるようにしてもよい。
前記信号解析部は、前記信号解析処理として統計解析処理および/または周波数解析処理を行うようにしてもよい。
前記信号解析部は、前記統計解析処理として、前記解析対象データの分散値を算出し、
前記状態推定部は、前記信号解析部が算出した前記解析対象データの分散値が第1閾値を超える場合には、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの空転が発生している不適正負荷状態であると推定し、前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下である場合には、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの空転が発生していない適正負荷状態であると推定するようにしてもよい。
前記信号解析部は、前記周波数解析処理として、前記解析対象データのピーク周波数成分を抽出し、
前記状態推定部は、前記信号解析部が抽出した前記ピーク周波数成分の中に、前記回転速度対応データから算出される基本周波数および高調波成分から所定のパターンでピーク周波数がシフトした成分が検出された場合、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの効率が最適となる状態を含む最適負荷状態であると推定するようにしてもよい。
前記現在値算出部は、前記観測負荷の現在値を次式によって算出するようにしてもよい。
本発明に係るプロペラ負荷状態推定方法は、
モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する方法であって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得ステップと、
前記現在値取得ステップにおいて取得された前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出ステップと、
前記現在値算出ステップにおいて算出された前記観測負荷の現在値を算出値記憶部に記憶する算出値記憶ステップと、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出ステップと、
前記記憶データ読出ステップにおいて読み出された前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析ステップと、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定ステップと、
前記状態推定ステップにおいて推定された前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力ステップと、を備える。
モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得ステップと、
前記現在値取得ステップにおいて取得された前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出ステップと、
前記現在値算出ステップにおいて算出された前記観測負荷の現在値を算出値記憶部に記憶する算出値記憶ステップと、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出ステップと、
前記記憶データ読出ステップにおいて読み出された前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析ステップと、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定ステップと、
前記状態推定ステップにおいて推定された前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力ステップと、をコンピュータに実行させる。
まず、図1から図5Bを参照しながら、本発明の実施形態に係るプロペラ負荷状態推定の原理について説明する。
次に、図6を参照しながら、本実施形態に係るプロペラ負荷状態推定方法を実行する機能を備えた船舶推進システムの構成について説明する。
次に、図7および図8を参照しながら、プロペラ負荷状態の推定処理について詳しく説明する。図7は、プロペラ負荷状態推定部150において実行されるプロペラ負荷状態推定処理の一例を示すフローチャートである。図8は、現在負荷状態推定処理の一例を示すフローチャートである。
一方、ステップS505において、観測負荷の分散値が第1閾値以下であると判定された場合は(ステップS505;No)、状態推定部154は、観測負荷の分散値が第2閾値を超えているか否かを判定し(ステップS507)、観測負荷の分散値が第2閾値以下であると判定した場合は(ステップS507;No)、推定結果出力部155は、プロペラ負荷状態が適正負荷状態である旨を出力する(ステップS508)。ステップS508の後、現在負荷状態推定処理は終了し、図7のメインルーチンに戻る。一方、観測負荷の分散値が第2閾値を超えていると判定した場合は(ステップS507;Yes)、後述のステップS509に進む。
110 操作部
111 ディスプレイ
112 タッチパネル
113 スロットル
120 指令値生成部
130 現在値取得部
140 データ記憶部
141 設定値記憶部
142 取得値記憶部
143 算出値記憶部
150 プロペラ負荷状態推定部
151 記憶データ読出部
152 現在値算出部
153 信号解析部
154 状態推定部
155 推定結果出力部
156 設定値変更部
200 ドライブシステム
201 コンバータ
202 インバータ
203 モータ
204 ドライバ
205 回転軸
300 プロペラ
Claims (13)
- モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する装置であって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得部と、
前記現在値取得部が取得した前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出部と、
前記現在値算出部が算出した前記観測負荷の現在値を記憶する算出値記憶部と、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出部と、
前記記憶データ読出部が読み出した前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析部と、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定部と、
前記状態推定部が推定した前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力部と、
を備え、
前記モニタリングデータは、トルクに対応するトルク対応データおよび回転速度に対応する回転速度対応データを含み、
前記観測負荷の現在値は、前記トルク対応データの現在値および前記回転速度対応データの現在値を用いて算出され、
前記信号解析部は、前記解析対象データの分散値を算出し、
前記状態推定部は、前記信号解析部が算出した前記解析対象データの分散値が第1閾値を超える場合には、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの空転が発生している不適正負荷状態であると推定し、前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下である場合には、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの空転が発生していない適正負荷状態であると推定する、プロペラ負荷状態推定装置。 - モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する装置であって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得部と、
前記現在値取得部が取得した前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出部と、
前記現在値算出部が算出した前記観測負荷の現在値を記憶する算出値記憶部と、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出部と、
前記記憶データ読出部が読み出した前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析部と、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定部と、
前記状態推定部が推定した前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力部と、
を備え、
前記モニタリングデータは、トルクに対応するトルク対応データおよび回転速度に対応する回転速度対応データを含み、
前記観測負荷の現在値は、前記トルク対応データの現在値および前記回転速度対応データの現在値を用いて算出され、
前記信号解析部は、前記解析対象データのピーク周波数成分を抽出し、
前記状態推定部は、前記信号解析部が抽出した前記ピーク周波数成分の中に、前記回転速度対応データから算出される基本周波数および高調波成分から所定のパターンでピーク周波数がシフトした成分が検出された場合、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの効率が最適となる状態を含む最適負荷状態であると推定する、プロペラ負荷状態推定装置。 - モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する装置であって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得部と、
前記現在値取得部が取得した前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出部と、
前記現在値算出部が算出した前記観測負荷の現在値を記憶する算出値記憶部と、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出部と、
前記記憶データ読出部が読み出した前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析部と、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定部と、
前記状態推定部が推定した前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力部と、
を備え、
前記モニタリングデータは、トルクに対応するトルク対応データおよび回転速度に対応する回転速度対応データを含み、
前記観測負荷の現在値は、前記トルク対応データの現在値および前記回転速度対応データの現在値を用いて算出され、
前記現在値算出部は、前記観測負荷の現在値を次式によって算出する、プロペラ負荷状態推定装置。
- 前記状態推定部が推定する前記プロペラ負荷状態は、前記プロペラの空転が発生している不適正負荷状態、および前記プロペラの空転が発生していない適正負荷状態を含む、
請求項1〜3のいずれかに記載のプロペラ負荷状態推定装置。 - 前記適正負荷状態は、前記プロペラの効率が最適となる状態を有する最適負荷状態を含む、
請求項4に記載のプロペラ負荷状態推定装置。 - 前記現在値算出部は、前記モータがトルク一定に制御されている場合には、前記トルク対応データの現在値に相当するパラメータを定数として前記観測負荷の現在値を算出する、
請求項1〜5のいずれかに記載のプロペラ負荷状態推定装置。 - 前記トルク対応データは、前記モータに供給される電流を示すデータであり、
前記回転速度対応データは、前記モータに印加される電圧を示すデータである、
請求項1〜5のいずれかに記載のプロペラ負荷状態推定装置。 - モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する方法であって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得ステップと、
前記現在値取得ステップにおいて取得された前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出ステップと、
前記現在値算出ステップにおいて算出された前記観測負荷の現在値を算出値記憶部に記憶する算出値記憶ステップと、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出ステップと、
前記記憶データ読出ステップにおいて読み出された前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析ステップと、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定ステップと、
前記状態推定ステップにおいて推定された前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力ステップと、
を備え、
前記モニタリングデータは、トルクに対応するトルク対応データおよび回転速度に対応する回転速度対応データを含み、
前記観測負荷の現在値は、前記トルク対応データの現在値および前記回転速度対応データの現在値を用いて算出され、
前記信号解析ステップでは、前記解析対象データの分散値を算出し、
前記状態推定ステップでは、前記信号解析ステップにおいて算出した前記解析対象データの分散値が第1閾値を超える場合には、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの空転が発生している不適正負荷状態であると推定し、前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下である場合には、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの空転が発生していない適正負荷状態であると推定する、プロペラ負荷状態推定方法。 - モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する方法であって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得ステップと、
前記現在値取得ステップにおいて取得された前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出ステップと、
前記現在値算出ステップにおいて算出された前記観測負荷の現在値を算出値記憶部に記憶する算出値記憶ステップと、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出ステップと、
前記記憶データ読出ステップにおいて読み出された前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析ステップと、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定ステップと、
前記状態推定ステップにおいて推定された前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力ステップと、
を備え、
前記モニタリングデータは、トルクに対応するトルク対応データおよび回転速度に対応する回転速度対応データを含み、
前記観測負荷の現在値は、前記トルク対応データの現在値および前記回転速度対応データの現在値を用いて算出され、
前記信号解析ステップでは、前記解析対象データのピーク周波数成分を抽出し、
前記状態推定ステップでは、前記信号解析ステップにおいて抽出した前記ピーク周波数成分の中に、前記回転速度対応データから算出される基本周波数および高調波成分から所定のパターンでピーク周波数がシフトした成分が検出された場合、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの効率が最適となる状態を含む最適負荷状態であると推定する、プロペラ負荷状態推定方法。 - モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する方法であって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得ステップと、
前記現在値取得ステップにおいて取得された前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出ステップと、
前記現在値算出ステップにおいて算出された前記観測負荷の現在値を算出値記憶部に記憶する算出値記憶ステップと、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出ステップと、
前記記憶データ読出ステップにおいて読み出された前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析ステップと、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定ステップと、
前記状態推定ステップにおいて推定された前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力ステップと、
を備え、
前記モニタリングデータは、トルクに対応するトルク対応データおよび回転速度に対応する回転速度対応データを含み、
前記観測負荷の現在値は、前記トルク対応データの現在値および前記回転速度対応データの現在値を用いて算出され、
前記現在値算出ステップでは、前記観測負荷の現在値を次式によって算出する、プロペラ負荷状態推定方法。
- モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得ステップと、
前記現在値取得ステップにおいて取得された前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出ステップと、
前記現在値算出ステップにおいて算出された前記観測負荷の現在値を算出値記憶部に記憶する算出値記憶ステップと、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出ステップと、
前記記憶データ読出ステップにおいて読み出された前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析ステップと、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定ステップと、
前記状態推定ステップにおいて推定された前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力ステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記モニタリングデータは、トルクに対応するトルク対応データおよび回転速度に対応する回転速度対応データを含み、
前記観測負荷の現在値は、前記トルク対応データの現在値および前記回転速度対応データの現在値を用いて算出され、
前記信号解析ステップでは、前記解析対象データの分散値を算出し、
前記状態推定ステップでは、前記信号解析ステップにおいて算出した前記解析対象データの分散値が第1閾値を超える場合には、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの空転が発生している不適正負荷状態であると推定し、前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下である場合には、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの空転が発生していない適正負荷状態であると推定する、プロペラ負荷状態推定プログラム。 - モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得ステップと、
前記現在値取得ステップにおいて取得された前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出ステップと、
前記現在値算出ステップにおいて算出された前記観測負荷の現在値を算出値記憶部に記憶する算出値記憶ステップと、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出ステップと、
前記記憶データ読出ステップにおいて読み出された前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析ステップと、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定ステップと、
前記状態推定ステップにおいて推定された前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力ステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記モニタリングデータは、トルクに対応するトルク対応データおよび回転速度に対応する回転速度対応データを含み、
前記観測負荷の現在値は、前記トルク対応データの現在値および前記回転速度対応データの現在値を用いて算出され、
前記信号解析ステップでは、前記解析対象データのピーク周波数成分を抽出し、
前記状態推定ステップでは、前記信号解析ステップにおいて抽出した前記ピーク周波数成分の中に、前記回転速度対応データから算出される基本周波数および高調波成分から所定のパターンでピーク周波数がシフトした成分が検出された場合、前記プロペラ負荷状態が、前記プロペラの効率が最適となる状態を含む最適負荷状態であると推定する、プロペラ負荷状態推定プログラム。 - モータによってプロペラを駆動する船舶のプロペラ負荷状態を推定する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記モータのモニタリングデータの現在値を所定のサンプリング周期で取得する現在値取得ステップと、
前記現在値取得ステップにおいて取得された前記モニタリングデータの現在値に基づいて、前記プロペラ負荷状態を示す観測負荷の現在値を算出する現在値算出ステップと、
前記現在値算出ステップにおいて算出された前記観測負荷の現在値を算出値記憶部に記憶する算出値記憶ステップと、
予め設定された信号解析対象期間における前記観測負荷のデータ列を解析対象データとして前記算出値記憶部から読み出す記憶データ読出ステップと、
前記記憶データ読出ステップにおいて読み出された前記解析対象データに対する信号解析処理を実行する信号解析ステップと、
前記信号解析処理の実行結果に基づいて、前記プロペラ負荷状態を推定する状態推定ステップと、
前記状態推定ステップにおいて推定された前記プロペラ負荷状態を出力する推定結果出力ステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記モニタリングデータは、トルクに対応するトルク対応データおよび回転速度に対応する回転速度対応データを含み、
前記観測負荷の現在値は、前記トルク対応データの現在値および前記回転速度対応データの現在値を用いて算出され、
前記現在値算出ステップでは、前記観測負荷の現在値を次式によって算出する、プロペラ負荷状態推定プログラム。
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