JP6909053B2 - 火炎検出装置 - Google Patents
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Description
また、所定方向における振動をノイズとして検出することにより、例えば、電気信号に重畳されるノイズの原因になりやすい振動を検出して、この検出した振動に基づいて電気信号に重畳されているノイズを除去することができるので、電気信号に重畳されているノイズを確実に除去することが可能となる。
また、複数の方向における振動に基づいて、所定の条件に該当する振動の方向を決定し、決定した振動の方向における振動に基づいて、電気信号に重畳されているノイズを除去することにより、例えば、電気信号に重畳されているノイズを除去するために用いる振動の方向を動的に変更することができるので、火炎検出装置の設置環境あるいは利用時間帯に応じて適切な方向の振動を用いることができ、電気信号に重畳されているノイズを一層確実に除去することが可能となる。また、例えば、複数の方向全ての振動を考慮せずにノイズを除去することができるので、火炎検出装置の処理負荷を軽減することが可能となる。
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、少なくとも、光検出手段と、ノイズ検出手段と、除去手段と、火炎検出手段とを備える火炎検出装置に関するものである。
まず、本実施の形態に係る火炎検出装置の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る火炎検出装置の側面図であり、図2は、火炎検出装置の底面図であり、図3は、火炎検出装置のブロック図である。なお、以下の説明では、図1及び図2に示すX―Y―Z方向が互いに直交する方向であり、具体的には、Z方向が鉛直方向であって、X方向及びY方向が鉛直方向に対して直交する水平方向であるものとして、例えば、Z方向を高さ方向と称し、+Z方向を上側(平面)と称し、−Z方向を下側(底面)と称して説明する。
図1の筐体101は、火炎検出装置100の構成要素を収容する収容手段であり、具体的には、天井900に取り付けられているものであり、例えば、図2の筐体側開口部101aを備えているものであって、全体として円柱形状のものである。この筐体101の天井900への取り付け手法は任意であり、公知の取り付け手段(例えば、ネジ等)を用いて直接取り付けたり、あるいは、天井900に対する確度を自在に変更可能な公知の自在取り付け台を介して取り付けたりすることができるが、ここでは、例えば、直接取り付けている場合について説明する。
筐体側開口部101aは、筐体101の外部の光を筐体101の内部に収容されている構成要素(具体的には、後述の光検出部111c)に照射するための照射手段であり、例えば、筐体101における下側(−Z方向)の面の中央付近に設けられているものである。
図3の信号生成部11は、電気アナログ信号を生成して出力する信号生成手段であり、例えば、火炎検出装置用回路基板に実装されているものであり、一例としては、センサ部111、周波数フィルタ112、プリアンプ113、及びメインアンプ114を備える。
センサ部111は、光電変換を行う変換手段であり、具体的には、後述する第1電気アナログ信号S11を生成して出力する信号出力手段であり、例えば、センサ部用ケース111a、光学式フィルタ111b、及び光検出部111cを備える。
センサ部用ケース111aは、少なくとも光検出部111cを収容する収容手段であり、具体的には、センサ部111の外形を形成するものであり、例えば、自己の内部に火炎検出装置100の外部の光を導入するための不図示のセンサ部側開口部を備えるものであって、自己が収容している光検出部111cに対して当該センサ部側開口部のみを介して光を照射し得るものである。
光学式フィルタ111bは、所定の波長帯域の光を透過させる透過手段であり、具体的には、火炎の検出に関連する波長帯域の光を透過させるものであり、例えば、火炎の光の強度がピークになる波長帯域の光のみを透過させるものであり、一例としては、4.4μm〜4.5μm付近の波長帯域の光のみを透過させる公知の光学式フィルタを用いて構成可能なものである。また、この光学式フィルタ111bの具体的な実装位置は任意であるが、例えば、火炎検出装置100の外部の光が、当該光学式フィルタ111bを介してセンサ部用ケース111a内の光検出部111cに照射されるように、センサ部用ケース111aの不図示のセンサ部側開口部に設けられている。
光検出部111cは、光電変換を行う変換手段であり、具体的には、自己に照射された光の光量に対応する第1電気アナログ信号S11を出力する光検出手段であって、自己に火炎からの光が照射されるように構成されているものであり、例えば、センサ部用ケース111aに収容されているものであって、火炎検出装置100の外部の光が、図2の筐体側開口部101a及び図3の光学式フィルタ111bを介して自己に照射されるものであり、一例としては、前述の焦電素子であって、公知の素子を用いて構成可能なものである。
図3の周波数フィルタ112は、所定の周波数帯域の信号を通過するフィルタ手段であり、具体的には、火炎の検出に関連する周波数帯域の信号を通過させるものであり、例えば、火炎の光がちらつく周波数帯域の信号のみを通過させるものであり、一例としては、1Hz〜15Hz付近の周波数帯域の信号のみを通過させる公知の信号フィルタを用いて構成可能なものである。また、この周波数フィルタ112は、例えば、第1電気アナログ信号S11が入力されて、当該第1電気アナログ信号S11のうちの所定の周波数帯域(一例としては、1Hz〜15Hz付近)の信号を、第2電気アナログ信号S12として出力するものである。
プリアンプ113は、所定の増幅率で信号を増幅する前段増幅手段であり、具体的には、メインアンプ114の入力レベルとして適したレベルに増幅するものであり、例えば、数倍〜数十倍の増幅率で増幅する公知の増幅回路を用いて構成可能なものである。このプリアンプ113は、例えば、第2電気アナログ信号S12が入力されて、当該第2電気アナログ信号S12を所定の増幅率(一例としては、数倍〜数十倍)で増幅して、増幅後の信号を第3電気アナログ信号S13として出力するものである。
メインアンプ114は、所定の増幅率で信号を増幅する主増幅手段であり、具体的には、信号変換部12の入力レベルとして適したレベルに増幅するものであり、例えば、数百倍〜数千倍の増幅率で増幅する公知の増幅回路を用いて構成可能なものである。このメインアンプ114は、例えば、第3電気アナログ信号S13が入力されて、当該第3電気アナログ信号S13を所定の増幅率(一例としては、数百倍〜数千倍)で増幅して、増幅後の信号を第4電気アナログ信号S14として出力するものである。
信号変換部12は、信号の形式を変換する変換手段であり、具体的には、アナログ信号をデジタル信号に変換するものであり、例えば、第4電気アナログ信号S14が入力されて、入力された第4電気アナログ信号S14を、当該第4電気アナログ信号S14に対応するデジタルの電気信号である第4電気デジタル信号S15に変換して出力するものであり、例えば、公知のアナログデジタル変換回路を用いて構成可能なものである。
ノイズ検出部13は、火炎検出装置100に加えられるノイズを検出するノイズ検出手段であり、具体的には、付加ノイズである振動を検出するものであり、例えば、3軸加速度センサを備えて構成されている。ノイズ検出部13の具体的な構成は任意であるが、例えば、3軸加速度センサにて図1及び図2のX方向、Y方向、及びZ方向各々の振動の大きさ(つまり、変位)を任意の手法で検出して検出振動信号S21を出力する。なお、「検出振動信号」S21とは、振動の大きさを示す信号であり、例えば、ノイズ検出部13の3軸加速度センサが検出したX方向の振動の大きさ、Y方向の振動の大きさ、及びZ方向の振動の大きさを特定する信号である。
通信部14は、通信を行う通信手段であり、例えば、不図示の防災受信機との間で通信を行うものであって、公知の有線又は無線通信回路等を用いて構成可能なものである。
記録部15は、火炎検出装置100の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、EEPROMやFlashメモリ等を用いて構成されている。ただし、EEPROMやFlashメモリに代えてあるいはEEPROMやFlashメモリと共に、ハードディスクの如き外部記録装置、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はROM、USBメモリ、SDカードの如き電気的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。
制御部16は、火炎検出装置100を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る制御プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して火炎検出装置100にインストールされることで、制御部16の各部を実質的に構成する。
次に、このように構成される火炎検出装置100の信号処理動作について説明する。「信号処理動作」とは、火炎検出装置100で行われる電気信号を処理する動作であり、ここでは、例えば振動である付加ノイズが火炎検出装置100に加えられている場合の各信号、及び、付加ノイズが火炎検出装置100に加えられていない場合の各信号に着目して説明する。特に、付加ノイズが火炎検出装置100に加えられている場合については、光検出部111cが付加ノイズの影響を受ける場合において、火炎の光が火炎検出装置100に照射されている場合を例示して説明する。また、この「信号処理動作」を実行するタイミングは任意であるが、例えば、火炎検出装置100の電源をオンした後に、起動されて実行するものとして、信号処理動作が起動されたところから説明する。
付加ノイズが火炎検出装置100に加えられた場合において、火炎の光が火炎検出装置100に照射されている場合、光検出部111cは、図2の筐体側開口部101a及び図
3のセンサ部用ケース111aの不図示のセンサ部側開口部の光学式フィルタ111bを介して、火炎の光が照射されることになる。そして、光検出部111cは、照射された光の光量に対応する信号(一例としては、図4で例示した基準電圧Vrを基準にした交流波形の信号)に対して、前述の加えられた付加ノイズに起因する信号ノイズが重畳された第1電気アナログ信号S11を出力する。なお、この第1電気アナログ信号S11に重畳されている信号ノイズを、「第1電気アナログ信号重畳ノイズ」と称して以下説明する。
付加ノイズが火炎検出装置100に加えられていない場合において、火炎の光が火炎検出装置100に照射されている場合、光検出部111cは、前述したように、火炎の光が照射されることになる。そして、光検出部111cは、照射された光の光量に対応する信号(一例としては、図4で例示した基準電圧Vrを基準にした交流波形の信号)を第1電気アナログ信号S11として出力する。
次に、このように構成される火炎検出装置100によって実行される振動方向決定処理、及び火炎検出処理について説明する。
図5は、振動方向決定処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。「振動方向決定処理」とは、防災のための処理であり、具体的には、火炎検出処理にて用いる振動の方向を決定する処理であり、例えば、図1及び図2のX方向、Y方向、及びZ方向における何れの方向における振動を、火炎検出処理での信号ノイズの除去にて用いるかを決定する処理であって、火炎検出処理を行う前に少なくとも1回実行される処理である。また、この「振動方向決定処理」は、例えば、火炎検出装置100を天井900に施工して電源をオンした直後に起動されて実行し、この後、所定時間(例えば、30分〜1時間程度)毎に繰り返し起動されて実行するものとして、振動方向決定処理が起動されたところから説明する。
図6は、火炎検出処理のフローチャートである。「火炎検出処理」とは、防災のための処理であり、具体的には、火炎を検出して不図示の防災受信機を介して報知する処理であり、例えば、振動方向決定処理を実行した後に、所定時間(例えば、10〜20秒等)毎に繰り返し起動されて実行するものとして、火炎検出処理が起動されたところから説明する。
このように本実施の形態によれば、ノイズ検出部13が検出したノイズに基づいて、光検出部111cが出力した電気信号に重畳されている信号ノイズを除去することにより、例えば、火炎を検出することに対する、電気信号に重畳されている信号ノイズの影響を取り除くことができるので、実際には火炎が発生していないにも関わらず火炎を検出してしまう誤報の発生を防止して火炎を確実に検出することが可能となる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。
また、上記実施の形態で説明した除去部161の如き除去部(以下、他の除去部)を除去部161の代わりに任意の位置に電気的に接続して、電気アナログ信号に重畳している信号ノイズをアナログ的に除去してもよい。ここでの「他の除去部」は、信号のノイズを除去する除去手段であり、例えば、2つの入力部と1つの出力部があり、一例としては、電気アナログ信号と、ノイズ検出部13からの検出振動信号S21が入力されて、入力された検出振動信号S21に基づいて、入力された電気アナログ信号から信号ノイズを除去して、信号ノイズが除去された電気アナログ信号を出力するものである。なお、ここでの、信号ノイズを除去する具体的な手法は任意であり、実施の形態で説明し技術を応用して適用してもよい。そして、例えば、センサ部111と周波数フィルタ112との間(以下、第1接続位置)を切断した上で、この切断した位置に他の除去部を設けて、センサ部111の出力及びノイズ検出部13の出力が他の除去部に入力され、他の除去部の出力が周波数フィルタ112に入力されるように構成してもよい。また、例えば、同様にして、周波数フィルタ112とプリアンプ113との間(以下、第2接続位置)、プリアンプ113とメインアンプ114との間(以下、第3接続位置)、あるいは、メインアンプ114と信号変換部12(以下、第4接続位置)に他の除去部を設けてもよい。このように構成した場合、火炎検出部162が、第4電気デジタル信号S15を受け付けて、この受け付けた信号に基づいて、実施の形態の場合と同様にして、火炎を検出してもよい。
また、図5の振動方向決定処理を省略した上で、図6のSB2では、ノイズ検出部13が検出した各方向全て(つまり、X方向、Y方向、Z方向)の振動を全て考慮して、信号
ノイズを除去してもよいし、あるいは、ノイズ検出部13が検出した各方向のうちの、予め定められている1つ又は2つの方向の振動を考慮して信号ノイズを除去してもよい。
また、ノイズ検出部13については、上記実施の形態の信号生成部11が実装されている火炎検出装置用回路基板に実装してもよいし、火炎検出装置用回路基板以外の任意の位置に実装してもよい。
また、火炎検出部162が、第1電気アナログ信号S11への信号ノイズの重畳の有無を判定し、信号ノイズの重畳があるものと判定した場合に、火炎が発生しているか否かを判定せずに、一方、第1電気アナログ信号S11への信号ノイズの重畳がないものと判定した場合に、火炎が発生しているか否かを判定するように構成してもよい。このように構成する場合、除去部161を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、第1電気アナログ信号S11が電気信号であるものと説明したが、以下のように解釈してもよい。具体的には、第1電気アナログ信号S11、第2電気アナログ信号S12、第3電気アナログ信号S13、第4電気アナログ信号S14、及び第4電気デジタル信号S15のうちの全ての信号、あるいは、一部のみの信号を、電気信号であるものと解釈してもよい。
また、上記実施の形態の火炎検出装置100の構成要素について本願の特徴が反映される範囲において任意に組み替えてもよい。例えば、プリアンプ113及びメインアンプ114を組み合わせて1つのアンプとしてもよい。また、例えば、信号変換部12の機能を除去部161、あるいは、火炎検出部162に組み込んでもよい。
また、上記実施の形態の図3の制御部16に障害警報出力部を設けてもよい。ここで、「障害警報出力部」とは、ノイズ検出手段が検出したノイズに基づいて、障害警報を出力する障害警報出力手段であり、例えば、ノイズ検出部13が検出した付加ノイズである振動に基づいて、障害警報を出力するものである。このように構成した場合、障害警報を出力することにより、例えば、火炎の検出に支障を来たす可能性があることを報知することができるために、火炎を確実に検出させるための適切な処置(例えば、火炎検出装置の取り付け場所の変更等)をとらせることができ、火炎検出装置100による防災性を向上させることが可能となる。
また、図3の火炎検出装置100にスピーカ又表示灯の如き報知部を設けて、図6のSB4にて当該火炎検出装置100の報知部にて火災を報知してもよい。
また、上記実施の形態の各構成要素の個数を任意に変更して上述と同様な処理を行ってもよい。例えば、複数の波長帯域に着目して火炎を検出するため等の任意の目的のために、図3の火炎検出装置100において信号生成部11と同様な構成の信号生成部を複数設けてもよい。この場合、ノイズ検出部13と同様な構成のノイズ検出部を、前述の複数の信号生成部に対応付けて複数設けてもよい。なお、この複数のノイズ検出部については、複数の信号生成部側のノイズの検出精度を向上させる観点を含む任意観点からは、複数の信号生成部の近傍に設けることが望ましい。また、一方、信号生成部を複数設ける場合において、ノイズ検出部13と同様な構成のノイズ検出部を、信号生成部の個数よりも少ない数(例えば、全体で1つのみ等)設けてもよい。このように構成した場合、火炎検出装置の構成要素の数を減少させることができるので、部品点数又は組み立て工数等を減少させることができ、火炎検出装置の低コスト化を図ることができる。
また、上記実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組み合わせてもよい。また、これらの特徴を複数の波長帯域に着目して火炎を検出する方式の火炎検出装置に適用してもよい。
付記1の火炎検出装置は、火炎からの光に基づいて前記火炎を検出する火炎検出装置であって、自己に照射された光の光量に対応する電気信号を出力する光検出手段と、前記火炎検出装置に加えられるノイズを検出するノイズ検出手段と、前記ノイズ検出手段が検出したノイズに基づいて、前記光検出手段が出力した前記電気信号に重畳されているノイズを除去する除去手段と、前記除去手段によってノイズが除去された前記電気信号に基づいて、前記火炎を検出する火炎検出手段と、を備える。
付記1に記載の火炎検出装置によれば、ノイズ検出手段が検出したノイズに基づいて、光検出手段が出力した電気信号に重畳されているノイズを除去することにより、例えば、火炎を検出することに対する、電気信号に重畳されているノイズの影響を取り除くことができるので、実際には火炎が発生していないにも関わらず火炎を検出してしまう誤報の発生を防止して火炎を確実に検出することが可能となる。
12 信号変換部
13 ノイズ検出部
14 通信部
15 記録部
16 制御部
100 火炎検出装置
101 筐体
101a 筐体側開口部
111 センサ部
111a センサ部用ケース
111b 光学式フィルタ
111c 光検出部
112 周波数フィルタ
113 プリアンプ
114 メインアンプ
161 除去部
162 火炎検出部
900 天井
S11 第1電気アナログ信号
S12 第2電気アナログ信号
S13 第3電気アナログ信号
S14 第4電気アナログ信号
S15 第4電気デジタル信号
S21 検出振動信号
Vr 基準電圧
Claims (2)
- 火炎からの光に基づいて前記火炎を検出する火炎検出装置であって、
自己に照射された光の光量に対応する電気信号を出力する光検出手段と、
前記火炎検出装置に加えられるノイズを検出するノイズ検出手段と、
前記ノイズ検出手段が検出したノイズに基づいて、前記光検出手段が出力した前記電気信号に重畳されているノイズを除去する除去手段と、
前記除去手段によってノイズが除去された前記電気信号に基づいて、前記火炎を検出する火炎検出手段と、を備え、
前記ノイズ検出手段は、前記火炎検出装置の所定方向における振動をノイズとして検出するものであって、前記火炎検出装置の複数の方向における振動を、前記火炎検出装置の所定方向における振動として検出し、
前記除去手段は、前記ノイズ検出手段が検出した前記火炎検出装置の複数の方向における振動に基づいて、所定の条件に該当する振動の方向を決定し、決定した振動の方向における前記火炎検出装置の振動に基づいて、前記光検出手段が出力した前記電気信号に重畳されているノイズを除去する、
火炎検出装置。 - 前記ノイズ検出手段が検出したノイズに基づいて、前記火炎検出装置による前記火炎の検出に支障を来たす可能性があることを報知する警報である障害警報を出力する障害警報出力手段、を備える、
請求項1に記載の火炎検出装置。
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