JP6905896B2 - 評価装置、評価システムおよび評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、評価装置、評価システムおよび評価方法に関する。
従来、例えば、ユーザに周辺のガソリンスタンドなどの供給施設に関する情報を提供するナビゲーションシステムがある。かかるナビゲーションシステムでは、燃料の価格や、混雑状況等の供給施設を選択するうえで指標となる情報をユーザへ提供する(例えば、特許文献1参照)。
特開2002―251432号公報
しかしながら、従来技術では、燃料供給施設の燃料の品質についてはユーザが知る術がなく、車両に品質の悪い燃料を供給するおそれがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、燃料供給による車両の不良を未然に防ぐことができる評価装置、評価システムおよび評価方法を提供することを目的とする。
本発明は、評価装置において、取得部と、評価部と、配信部とを備える。取得部は、車両に搭載された車載用装置から前記車両の燃料供給に関する供給情報と、燃料供給後の前記車両の挙動に関する挙動情報とを含む車両情報を取得する。評価部は、前記取得部によって取得された前記車両情報に基づいて前記車両が直前に燃料供給を行った供給施設の燃料を評価する。配信部は、前記評価部による評価結果に基づく注意情報を前記車載用装置へ配信する。
本発明によれば、燃料供給による車両の不良を未然に防ぐことができる。
図1は、評価方法の概要を示す図である。 図2は、評価システムのブロック図である。 図3は、評価処理の具体例を示す図である。 図4Aは、評価結果の車種別の内訳を示す図(その1)である。 図4Bは、評価結果の車種別の内訳を示す図(その2)である。 図5は、評価装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して実施形態に係る評価装置、評価システムおよび評価方法について詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
まず、図1を用いて実施形態に係る評価方法の概要について説明する。図1は、評価方法の概要を示す図である。なお、かかる評価方法は、図1に示す評価装置1および車載用装置50を含む評価システム100によって行われる。
評価装置1は、例えば、各車両Cに搭載された車載用装置50と無線通信を介して相互にデータ通信を行うことができる。また、車載用装置50は、例えば、DCM(Date Communication Module)などの車載通信モジュールを備える。
実施形態に係る評価システム100は、評価装置1が車載用装置50から送信される車両情報に基づき、車両Cが直前に燃料供給を行った供給施設FSを評価する。なお、以下では、車両Cがガソリン車であり、供給施設FSがガソリンスタンドである場合について説明する。
ここで、従来技術では、供給施設に関する情報として、営業時間、燃料の価格、現在の混雑状況等に関す情報がユーザへ提供されていた。かかる情報は、ユーザが供給施設を選択するうえで一つの指標となる情報である。
しかしながら、従来技術では、供給施設で提供される燃料の品質の良し悪しについてユーザが知る術がなかった。このため、ユーザが品質の悪い燃料を提供する供給施設において車両に燃料を供給するおそれがあった。
そこで、実施形態に係る評価方法では、燃料供給後の車両Cの挙動に基づき、供給施設FSを評価することとした。具体的には、同図に示すように、評価装置1は、車両Cから車両情報を取得する(ステップS1)。かかる車両情報は、車両Cの燃料供給に関する燃料情報と、燃料供給後の車両Cの挙動に関する挙動情報を含む。
かかる燃料情報は、例えば、燃料供給を行った位置、すなわち、供給施設FSの位置情報や、燃料の供給量、燃料の種類等を含む。また、挙動情報は、例えば、燃料供給後の車両Cの内燃機関(エンジン)の挙動を示す情報であり、ノッキングに関する情報や、アイドリング時の内燃機関の回転数等を示す情報である。
続いて、実施形態に係る評価方法では、かかる車両情報に基づき、供給施設FSを評価する(ステップS2)。ここで、ノッキングが発生する要因の一つとして、オクタン価の低いガソリンを供給した可能性が考えられる。
そのため、実施形態に係る評価方法では、同一の供給施設FSで燃料供給後に、ノッキングが多発する場合に、かかる供給施設FSについて低質な燃料を供給する低質施設として評価することができる。すなわち、低質施設は、オクタン価の低いガソリンを供給しているおそれがある供給施設FSである。
なお、車両Cによっては、ノッキングを抑制するための制御装置を備える場合がある。このため、実施形態に係る評価方法では、かかる制御装置の作動回数に基づき、供給施設FSについて低質施設として評価することも可能である。
また、評価方法では、同一の供給施設FSで燃料供給後に、車両Cのアイドリング時の内燃機関の回転数が安定しない状況が多発する場合についても、低質施設として評価する。アイドリングの不調としては、供給したガソリンの純度が低い可能性が考えられる。
そして、実施形態に係る評価方法では、各車載用装置50に対して評価結果に基づく注意情報を配信する(ステップS103)。かかる注意情報は、例えば、ユーザに対して低質施設以外での燃料供給を推奨するものである。
すなわち、注意情報は、供給施設FSを選択する際の指標となる情報であり、低質な燃料を供給することによる車両Cのトラブルを未然に抑制することが可能となる。また、例えば、実施形態に係る評価方法では、注意情報を低質施設へ通知することも可能である。これにより、低質施設に対して燃料の品質の改善を促すことができる。
次に、図2を用いて実施形態に係る評価システム100の構成について説明する。図2は、評価システム100のブロック図である。なお、図2では、説明を簡潔にするために、車載用装置50が1つである場合について示しているが、評価システム100には、複数の車載用装置50が含まれる。
また、図2には、GPS(Global Positioning System)61、残量センサ62、車外カメラ63、ノッキングセンサ64、アンチノック装置65、エンジン回転数センサ66、ナビゲーション装置70をあわせて示す。
GPS61は、車両Cの位置情報を取得し、車載用装置50へ通知する。残量センサ62は、車両Cの燃料タンクの燃料残量を検出するセンサである。残量センサ62は、例えば、燃料残量を常時検出し、検出毎に車載用装置50へ通知する。車外カメラ63は、例えば、車両Cの燃料の供給口を撮像するカメラであり、撮像した画像の画像情報を車載用装置50へ出力する。
ここで、ガソリンスタンドでは、ガソリンの種別ごとに給油ノズルの色が異なる。このため、評価システム100では、車外カメラ63によって撮像された画像から給油ノズルの色を特定することで給油したガソリンの種別を特定することができる。
ノッキングセンサ64は、車両Cの内燃機関(エンジン)のノッキングを検出する。例えば、ノッキングセンサ64は、ノッキングの検出毎に、車載用装置50へ通知する。
アンチノック装置65は、車両Cの内燃機関のノッキングの発生を抑制する制御装置である。例えば、アンチノック装置65は、図示しない内燃機関の各気筒に設けられた点火プラグの点火時期を遅らせる遅角制御を行う。そして、アンチノック装置65は、ノッキングが解消された場合に、点火時期を元に戻す進角制御を行う。
アンチノック装置65は、遅角制御から進角制御までを1回の作動回数として作動したことを示す作動情報を車載用装置50へ通知する。なお、アンチノック装置65は、例えば、エンジンの負荷が高い場合、エンジン内部の冷却が不十分である場合等にも作動するため、例えば、作動したときのエンジンの負荷率や、エンジン内の温度等をあわせて通知することにしてもよい。
エンジン回転数センサ66は、エンジンの回転数を検出するセンサであり、エンジンの回転数を検出し、車載用装置50へ出力する。ナビゲーション装置70は、表示部や操作部を備え、車両Cの運転者に対して目的地までの経路を案内する。また、ナビゲーション装置70は、例えば、ユーザが車両Cの燃料供給を所望する場合、現在地周辺の供給施設FSに関する情報を車載用装置50を介して評価装置1から取得することもできる。
車載用装置50は、例えば、車両Cに搭載された不図示のナビゲーション装置と接続され、かかるナビゲーション装置の通信モジュールとして機能する。なお、車載用装置50は、タブレット端末やパソコンなどの可搬性の通信機器であってもよい。
また、車載用装置50は、生成部51と、通信部52とを備える。生成部51は、車両情報を生成する。かかる車両情報は、車両Cの燃料供給に関する燃料情報と、燃料供給後の車両Cの挙動に関する挙動情報とを含む。
燃料情報は、残量センサ62から通知される燃料残量、GPS61から通知される車両Cの位置情報および車外カメラ63から入力される画像情報を含む。
また、挙動情報は、ノッキングセンサ64から入力されるノッキング情報や、アンチノック装置65から入力される作動情報およびエンジン回転数センサ66から入力されるエンジン回転数を含む。
すなわち、挙動情報は、車両Cの内燃機関の不良に関する情報である。なお、不良とは、ノッキングが発生した場合を示すが、アンチノック装置65が作動した場合も含まれるものとする。なお、ノッキングの発生回数やアンチノック装置65の作動回数に基づいて供給施設FSを評価することで、評価基準を統一して評価を行うことが可能となる。
また、生成部51は、車両情報を送信する際に、車両Cの識別番号(いわゆるVIN;Vehicle Identification Number)と、車両Cの車種を示す車種情報とをあわせて送信する。
生成部51は、燃料情報および挙動情報を所定周期で生成し、生成毎に通信部52を介して評価装置1へ送信する。通信部52は、評価装置1とデータ通信を行う通信インターフェースである。
評価装置1は、制御部2と、記憶部3と、通信部10とを備える。通信部10は、車載用装置50とデータ通信を行う通信インターフェースである。制御部2は、取得部21と、判定部22と、評価部23と、配信部24とを備える。制御部2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、例えば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部2の取得部21、判定部22、評価部23および配信部24として機能する。
また、制御部2の取得部21、判定部22、評価部23および配信部24の少なくともいずれか一部または全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部3は、例えば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、施設情報データベース31、車種情報データベース32および車両情報データベース33や各種プログラムの情報を記憶することができる。なお、評価装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
制御部2の取得部21は、車両Cに搭載された車載用装置50から車両Cの燃料供給に関する供給情報と、燃料供給後の車両Cの挙動に関する挙動情報とを含む車両情報を取得する。取得部21は、車両情報を取得すると、車両情報を記憶部3の車両情報データベース33に上記の識別番号ごとに書き込みを行うとともに、判定部22へ通知する。
判定部22は、車載用装置50から送信される燃料情報に基づいて車両Cが燃料供給を行ったか否かを判定する。具体的には、判定部22は、車両Cの燃料残量が増加した場合に、車両Cが燃料を供給したと判定することができる。
また、判定部22は、例えば、車両Cが燃料供給を行った際の位置情報に基づき、供給施設FSを特定することもできる。具体的には、判定部22は、記憶部3の施設情報データベース31と、上記の位置情報を照合することで、車両Cがどの供給施設FSを利用したかを特定することができる。
なお、施設情報データベース31には、供給施設FSの所在と、後述する評価部23の評価結果が対応付けられて記憶される。なお、判定部22の機能を車載用装置50に設けることにしてもよい。すなわち、車載用装置50で燃料供給を行ったか否かを判定することにしてもよい。
評価部23は、取得部21によって取得された車両情報に基づいて車両Cが直前に燃料供給を行った供給施設FSを評価する。具体的には、評価部23は、判定部22によって車両Cが燃料供給を行ったと判定された後の挙動情報に基づき、供給施設FSを評価する。
ここで、評価部23は、車両Cが燃料供給してから所定時間または走行距離が所定距離以内に発生した不良を評価対象として供給施設FSを評価する。
換言すると、評価部23は、燃料供給に起因する可能性が高い不良を評価の対象とする。つまり、評価部23は、燃料供給に起因するか不確定な不良について評価対象から削除する。
このように、評価部23は、全ての不良に基づいて供給施設FSを評価するのではなく、時間および距離を限定して評価を行う。これにより、燃料供給に起因する可能性が高い不良から供給施設FSを評価することが可能となる。言い換えると、評価部23は、不良の原因が不確かなものについて評価対象から排除することができる。
なお、かかる所定時間および所定距離は、常に一定の値であってもよいし、供給前の燃料残量に対して供給した供給量の割合に応じて可変とすることにしてもよい。
例えば、評価部23は、かかる割合が多い程、所定時間および所定距離を短く設定し、かかる割合が少ないほど、所定時間および所定距離を長く設定することができる。
また、評価部23は、上記の評価対象外となる期間において発生した不良について記憶部3の車種情報データベース32に車種ごとにカウントしておく。すなわち、車種情報データベース32には、燃料供給に起因しない不良の発生回数が車種ごとに記録されるデータベースである。
次に、図3を用いて評価部23による評価処理の具体例について説明する。図3は、評価処理の具体例を示す図である。なお、図3には、疑いフラグの状態を示す。
ここで、疑いフラグとは、低質な燃料を供給している疑いがある供給施設FSに対して付与されるフラグである。例えば、評価部23は、上記の所定時間および所定距離内に不良が発生した場合、直前に車両Cが燃料供給を行った供給施設FSについて疑いフラグに1を加算する。
このとき、評価部23は、他の供給施設FSにおいて車両Cと同一の車種により不良が検出された場合、かかる疑いフラグを加算前の状態を保持する。
すなわち、評価部23は、略同じ時期に同一の車種で不良が検出された場合には、燃料ではなく、車両C自体の不良と見做す。これにより、純粋に燃料供給による不良のみがカウントされることとなる。
また、評価部23は、疑いフラグの加算毎に消滅タイマをスタートさせる。そして、評価部23は、消滅タイマが時間T1に到達するまでに、同一の供給施設FSにおいて新たに不良が発生しなかった場合、現在の疑いフラグの値から1を減算する。
一方、評価部23は、消滅タイマが時間T1に到達する前に、新たに不良が発生した場合には、現在の疑いフラグに1を加算し、加算した時点から消滅タイマを再度スタートさせる。
同図に示す例では、時刻t1に疑いフラグを1として、時間T1が経過する時刻t3までに新たに疑いフラグの値に加算されない場合、疑いフラグの値は0となる。
一方、時刻t1から時間T1が経過する前の時刻t2に疑いフラグに加算されると、疑いフラグの値が2となり、時刻t2から再度消滅タイマがスタートする。
そして、評価部23は、更新周期T2の期間に疑いフラグの値が例えば閾値Th(例えば、15)以上である場合にかかる供給施設FSについて低質な燃料を供給する低質施設として評価し、疑いフラグを確定フラグへ昇格させる。このように、疑いフラグの数に基づき、供給施設FSを評価することで、偶然発生した不具合によって低質施設として評価することを抑制することが可能となる。
このとき、評価部23は、供給施設FSにおける疑いフラグの車種別の内訳について確認する。ここで、図4Aおよび図4Bを用いてかかる点の詳細について説明する。図4Aおよび図4Bは、評価結果の車種別の内訳を示す図である。
なお、図4Aおよび図4Bでは、更新周期T2における各供給施設FSの疑いフラグの車種ごとの内訳を示し、同一の車種による疑いフラグについて同一のハッチングを施して示す。
ここで、例えば、図4Aに示すように、施設A、施設B、施設C、施設Nは、それぞれ疑いフラグの値が閾値Thを超えるため、通常であれば、低質施設として評価される。
一方、評価部23は、例えば、更新周期T2において同一の車種について全ての供給施設FSにおける疑いフラグの総和が所定回数以上(例えば、10回以上)である場合、かかる車種に基づく疑いフラグを各供給施設FSから除外する。
同図に示す例では、例えば、車種AAと、車種BBが該当するものとする。そして、評価部23は、図4Bに示すように、車種AAと、車種BBに基づく、疑いフラグを除外した後の疑いフラグの値が閾値Thを超える供給施設FSについて疑いフラグを確定フラグへ昇格させる。
すなわち、評価部23は、特定の車種について不良の発生回数が多い場合、燃料ではなく、車種自体の設計ミス等に起因する不良と見做すことができる。
これにより、評価部23は、車両C自体に起因する不良を評価から排除することができ、各供給施設FSについてより精度高く評価を行うことが可能となる。また、次の更新周期T2において車種の不良が改善された場合には、かかる車種に基づく疑いフラグの総和は減少することとなる。
つまり、評価部23は、車種ごとの疑いフラグを所定周期でリセットすることで、車種による不良か、燃料による不良かを精度よく評価することが可能となる。なお、評価部23は、車種別の不良について更新周期T2と異なる周期を設定することにしてもよい。
なお、ここでは、閾値Thが、不良の発生回数に対する閾値である場合について説明したが、かかる閾値Thは、各供給施設FSにおける燃料の供給回数の総和に対する不良が発生した割合(例えば、50%以上)であってもよい。
また、評価部23は、例えば、サンプリング数が少ない、すなわち、利用客が少ない供給施設FSについては、所定量のサンプリング数が溜まってから評価を行うことにしてもよい。
また、かかる確定フラグは、次の更新周期T2の期間の疑いフラグの値が閾値Th以下であった場合に解除される。すなわち、評価部23は、低質施設として評価した供給施設FSが次の更新周期T2において燃料の品質を改善した場合、当該供給施設FSに対する低質施設の評価を解除する。
これにより、供給施設FSの風評被害を抑えることが可能となる。なお、評価部23が低質施設として評価した場合、供給施設FSの利用客が減ったことにより、燃料を改善していない場合でも次の更新周期T2において疑いフラグが閾値Thに到達しなかった場合も考えられる。
このため、評価部23は、例えば、サンプリング回数(供給回数)が所定数以上となった時点における疑いフラグの割合に基づき、低質施設の評価を解除することにしてもよい。
なお、上記の例では、評価部23が、供給施設FSごとに評価する場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、評価部23は、供給施設FSの燃料の種別ごとに評価することもできる。
例えば、評価部23は、給油したガソリンの種類を車外カメラ63で撮像した画像から特定し、特定したガソリンの種別ごとに評価することにしてもよい。
すなわち、給油ノズルの色が赤であればレギュラーガソリンであり、給油ノズルの色が黄色であれば、ハイオクである。また、給油ノズルの色が緑であれば軽油となる。
このとき、評価部23は、例えば、前回給油したガソリンがハイオクであり、今回給油するガソリンがレギュラーである場合など、前回と今回のガソリンの種別が異なる場合、評価対象から除外するようにしてもよい。
これは、ハイオクは、レギュラーよりオクタン価が高く、ハイオクからレギュラーに替えるとエンジンの高負荷(高トルク)状態においてノッキングが生じやすいためである。
また、上記の例では、不良がノッキングに関する事例である場合について説明したが、評価部23は、燃料供給後のアイドリング時のエンジンの回転数が安定しない場合についても疑いフラグを加算することにしてもよい。
図2の説明に戻り、配信部24について説明する。配信部24は、評価部23の評価結果に基づく注意情報を車載用装置50へ配信する。配信部24は、例えば、低質施設以外での燃料供給を推奨する注意情報を配信する。
例えば、配信部24は、車両C側から配信要求を受け取ると、車両Cの周囲にある供給施設に関する情報を配信する。具体的には、配信部24は、車両Cの位置情報に基づき、施設情報データベース31から車両Cの現在地周辺にある供給施設FSを抽出する。
そして、配信部24は、抽出した供給施設FSに関する施設情報を通信部10を介して車載用装置50へ送信する。このとき、配信部24は、抽出した供給施設FSに低質施設が含まれる場合、例えば、低質施設をナビゲーション装置70で表示しないように指示することもできる。すなわち、注意情報は、低質施設以外での燃料供給を推奨するものである。
これにより、例えば、ユーザがナビゲーション装置70でガソリンスタンドを検索した場合、低質施設を検索対象から除外する、もしくは、ナビゲーション装置70に低質施設を表示しないようにすることができる。
また、車両Cが低質施設に入ろうとした場合、ナビゲーション装置70から警告音等を発生することにより、注意喚起を行うこともできる。
また、配信部24は、例えば、抽出した供給施設FSに低質施設の関連会社が含まれる場合、かかる関連会社を低質施設と同様に扱うことにしてもよい。
これは、関連会社においても同様に低質な燃料を供給する可能性が高いためである。すなわち、低質施設に関連会社を含めることで、低質な燃料を供給していると疑わしき供給施設FSにおける燃料の供給を回避することができる。
なお、関連会社とは、例えば、製油所が同じである場合や、オーナが同じ供給施設FSを示すものとする。なお、かかる関連会社に関する情報は、例えば、施設情報データベース31に予め登録されているものとする。
次に、図5を用いて実施形態に係る評価装置1が実行する処理手順について説明する。図5は、評価装置1が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、以下では、更新周期T2の1周期分の処理手順について説明する。
同図に示すように、まず、取得部21は、車両情報を取得する(ステップS101)。続いて、評価部23は、車両情報に基づき、車両Cの内燃機関の不良を検出したか否かを判定する(ステップS102)。
評価部23は、内燃機関の不良を検出した場合(ステップS102,Yes)、不良は評価対象か否かを判定する(ステップS103)。かかる判定において不良が評価対象である場合(ステップS103,Yes)、評価部23は、直前の供給施設FSの疑いフラグに加算する(ステップS104)。
一方、不良を検出しなかった場合(ステップS102,No)、または、検出した不良が評価対象でない場合(ステップS103,No)、ステップS104の処理は、省略される。
続いて、評価部23は、更新周期T2か否かを判定する(ステップS105)。ここで、評価部23は、更新周期T2に到達していた場合(ステップS105,Yes)、特定の車種による疑いフラグを除外する(ステップS106)。
続いて、評価部23は、疑いフラグは閾値Th以上か否かを判定する(ステップS107)。ここで、評価部23は、疑いフラグが閾値Th以上である場合(ステップS107,Yes)、疑いフラグが閾値Th以上である供給施設FSについて低質施設として評価する(ステップS108)。
そして、配信部24は、低質施設に関する注意情報を配信して(ステップS109)、処理を終了する。また、疑いフラグが閾値Th未満である場合(ステップS107,No)、疑いフラグが閾値Th未満である供給施設FSについては、ステップS108の処理を省略する。また、更新周期T2に到達していない場合(ステップS105,No)、制御部2は、ステップS101以降の処理を繰り返すこととなる。
上述したように、実施形態に係る評価装置1は、取得部21と、評価部23と、配信部24とを備える。取得部21は、車両Cに搭載された車載用装置50から車両Cの燃料供給に関する供給情報と、燃料供給後の車両Cの挙動に関する挙動情報とを含む車両情報を取得する。評価部23は、取得部21によって取得された車両情報に基づいて車両Cが直前に燃料供給を行った供給施設FSの燃料を評価する。配信部24は、評価部23による評価結果に基づく注意情報を車載用装置50へ配信する。したがって、実施形態に係る評価装置1によれば、燃料供給による車両Cの不良を未然に防ぐことができる。
ところで、上述した実施形態では、燃料がガソリンである場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、燃料は、水素、天然ガス、メタノール等の他の燃料であってもよい。また、評価部23は、燃料供給毎に燃費の変化に基づき、供給施設FSを評価することにしてもよい。
また、評価部23は、エンジンオイル交換後の車両Cの挙動に基づき、供給施設FSを評価することにしてもよい。かかる場合に、車両Cにオイル残量を検出するオイル残量センサを備え、判定部22は、オイル残量の変化量に基づき、車両Cがオイル交換を行ったことを判定することができる。
また、上述した実施形態では、燃料供給後の車両Cの挙動に基づき、供給施設FSを評価する場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、評価部23は、燃料の供給時間に基づいて供給施設を評価することにしてもよい。
具体的には、例えば、車両Cが電気自動車や、ハイブリッド車両である場合、バッテリに対する充電時間に基づき、給電装置の給電性能を評価することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な様態は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲および、その均等物によって定義される統括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変化が可能である。
1 評価装置
21 取得部
22 判定部
23 評価部
24 配信部
50 車載用装置
100 評価システム
C 車両
FS 供給施設

Claims (8)

  1. 車両に搭載された車両用装置から前記車両の燃料供給に関する供給情報と、燃料供給後の前記車両の挙動に関する挙動情報とを含む車両情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記車両情報に基づいて前記車両が直前に燃料供給を行った供給施設の燃料を評価する評価部と、
    前記評価部による評価結果に基づく注意情報を前記車両用装置へ配信する配信部と
    を備え
    前記挙動情報は、
    前記車両の内燃機関の不良に関する情報であり、
    前記評価部は、
    前記不良の発生回数に基づいて前記供給施設の燃料を低質な燃料と評価し、低質な燃料を供給する供給施設を低質施設として評価し、
    前記配信部は、
    前記低質施設以外での燃料供給を推奨する前記注意情報を配信すること
    を特徴とする評価装置。
  2. 前記挙動情報は、
    前記内燃機関のノッキングに関する情報であり、
    前記評価部は、
    前記ノッキングの発生回数またはノッキングを抑制する制御装置の作動回数に基づき、前記供給施設の燃料を評価すること
    を特徴とする請求項に記載の評価装置。
  3. 前記評価部は、
    前記車両が燃料供給してから所定時間以内または走行距離が所定距離以内に発生した前記不良を評価対象とすること
    を特徴とする請求項またはに記載の評価装置。
  4. 前記取得部は、
    前記車両の車種を示す車種情報を取得し、
    前記評価部は、
    前記車種ごとに前記発生回数を管理し、前記供給施設において同一の車種の前記発生回数が閾値を超える場合、当該車種の前記発生回数を除外して評価すること
    を特徴とする請求項またはに記載の評価装置。
  5. 前記配信部は、
    前記低質施設の関連会社を含む前記供給施設以外での燃料供給を推奨する前記注意情報を配信すること
    を特徴とする請求項のいずれか一つに記載の評価装置。
  6. 前記評価部は、
    前記供給施設を前記低質施設として評価してから所定期間内の前記発生回数が閾値以下である場合に、当該供給施設に対する前記低質施設の評価を解除すること
    を特徴とする請求項のいずれか一つに記載の評価装置。
  7. 請求項1〜のいずれか一つに記載の評価装置と、
    前記車両用装置と
    を備えることを特徴とする評価システム。
  8. 車両に搭載された車両用装置から前記車両の燃料供給に関する供給情報と、燃料供給後の前記車両の挙動に関する挙動情報とを含む車両情報を取得部により取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得された前記車両情報に基づいて前記車両が直前に燃料供給を行った供給施設の燃料を評価部により評価する評価工程と、
    前記評価工程による評価結果に基づく注意情報を前記車両用装置へ配信部により配信する配信工程と
    を含み、
    前記挙動情報は、
    前記車両の内燃機関の不良に関する情報であり、
    前記評価工程は、
    前記不良の発生回数に基づいて前記供給施設の燃料を低質な燃料と評価し、低質な燃料を供給する供給施設を低質施設として評価し、
    前記配信工程は、
    前記低質施設以外での燃料供給を推奨する前記注意情報を配信すること
    を特徴とする評価方法。
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