JP6905437B2 - 防災システム - Google Patents

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Description

本発明は、火災等の異状発生時に在館者の避難を支援するための技術に関する。
従来、火災発生時に在館者に対して避難を促すための防災システムが知られている。例えば、特許文献1には、火災連動で火災発生階と直上階に自動的に非常放送を行う非常放送設備を備えた防災監視システムが記載されている。
特開2004−310629号公報
従来、高層建築物において避難誘導を行う際には、まず出火階と直上階に対して火災放送を行い、その後、所定の保留時間の経過後に、他の階に対して一斉に火災放送を行っていた。しかし、この避難誘導方法では、特に出火階付近の避難階段において避難者の滞留が発生し、避難が遅れてしまうという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、火災等の異状発生時に、円滑な避難を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る防災システムは、建物の複数の階の各々について、階下に移動する携帯端末の移動速度を特定する移動速度特定部と、前記複数の階の各々について、前記移動速度特定部により特定された移動速度に基づいて、混雑しているか否かを判定する混雑判定部と、避難が必要になったときに、前記複数の階のうちの一の階について、当該一の階よりも下の階について前記混雑判定部により混雑していないと判定されてから、避難誘導を実行する避難誘導制御部とを備える。
本発明に係る防災システムによれば、火災等の異状発生時に、円滑な避難を実現することができる。
防災システム1の構成の一例を示す図である。 火災受信機5の構成の一例を示す図である。 携帯端末6の構成の一例を示す図である。 支援サーバ7の構成の一例を示す図である。 隊員候補情報データベース721の一例を示す図である。 移動情報データベース724の一例を示す図である。 混雑情報データベース725の一例を示す図である。 非常用放送設備9の構成の一例を示す図である。 自衛消防隊の編成動作の一例を示すシーケンス図である。 混雑判定動作の一例を示すフロー図である。 火災放送動作の一例を示すフロー図である。 警報動作の一例を示すフロー図である。
1.実施形態
1−1.防災システム1の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る防災システム1の構成の一例を示す図である。防災システム1は、自動火災報知設備2(以下、「自火報設備2」)と、防災支援システム3とを備える。
1−1−1.自火報設備2の構成
自火報設備2は、防火対象物である建物に設置される。ここで建物とは、例えば、オフィスビル、商業施設、ホテル、マンション等の集合住宅である。自火報設備2は、建物の各所に設置される火災感知器4と、建物の防災センタに設置される火災受信機5とを備える。火災感知器4と火災受信機5は、信号線を介して接続される。火災受信機5は、直接または通信回線10を介して支援サーバ7及び非常用放送設備9とも接続される。ここで通信回線10は、例えば、インターネットや無線LAN等の通信ネットワークである。自火報設備2は、P型設備であってもR型設備であってもよい。以下の説明では自火報設備2がR型設備であるものとする。
1−1−1−1.火災感知器4の構成
火災感知器4は火災感知手段の一例であり、例えば光電式の煙感知器である。火災感知器4は、図示を省略するが、火災時に発生する煙を検知して火災を検出する火災検出部と、火災検出部が火災を検出すると自己の識別情報であるアドレスを含む火災感知信号を火災受信機5に送信する信号送信部とを備える。なお、変形例として、火災感知器4は、熱感知器や炎感知器等の他の種類の感知器であってもよい。
1−1−1−2.火災受信機5の構成
図2は、火災受信機5の構成の一例を示す図である。火災受信機5は、制御部51と、記憶部52と、表示部53と、操作入力部54と、第1通信部55と、第2通信部56とを備える。
制御部51は、CPU等の演算処理装置とRAM等の揮発性メモリとを備え、記憶部52に記憶されるプログラムを実行する。記憶部52は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置であり、制御部51により実行されるプログラムと、感知器データベース521を記憶する。感知器データベース521は、図示を省略するが、火災感知器4のアドレスと対応付けて、当該感知器の設置場所の地区番号及び地区名称を格納する。なお、変形例として、記憶部52は外部記憶装置であってもよい。次に、表示部53は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示器である。操作入力部54は、操作ボタンやタッチパネル等の入力装置である。第1通信部55は、火災感知器4と信号線を介して通信を行うための通信インタフェースである。第2通信部56は、支援サーバ7及び非常用放送設備9と通信回線10を介して通信を行うための通信インタフェースである。
火災受信機5の制御部51は、記憶部52に記憶されるプログラムを実行することにより、火災感知信号受信部511と、火災判定部512と、火災情報送信部513という機能を実現する。
火災感知信号受信部511は、火災感知器4から火災感知信号を受信すると、感知器データベース521を参照して、当該信号に含まれるアドレスに対応する設置場所を特定する。また、火災感知信号受信部511は、図示せぬ発信機から信号線を介して火災信号を受信する。
火災判定部512は、火災感知信号受信部511により受信された信号に基づいて火災の発生を判定する。具体的には、2台目の火災感知器4から火災感知信号が受信された場合と、1台目の火災感知器4から火災感知信号が受信されてから一定時間が経過した場合と、発信機から火災信号が受信された場合に、火災の発生を判定する。また、火災判定部512は、操作入力部54を用いて火災確定操作がなされた場合にも火災の発生を判定する。
火災情報送信部513は、火災判定部512により火災の発生が判定されると、火災の確定を通知する火災確定信号を支援サーバ7及び非常用放送設備9に送信する。この火災確定信号には、火災の発生場所情報が含まれる。
1−1−2.防災支援システム3の構成
防災支援システム3は、複数の携帯端末6と、支援サーバ7と、複数のスピーカ8と、非常用放送設備9とを備える。携帯端末6と支援サーバ7は、通信回線10を介して接続される。スピーカ8と非常用放送設備9は、信号線を介して接続される。なお、変形例として、スピーカ8と非常用放送設備9は、無線の通信回線を介して接続されてもよい。
1−1−2−1.携帯端末6の構成
図3は、携帯端末6の構成の一例を示す図である。携帯端末6は、防火対象物である建物の在館者により携帯される端末である。具体的には、スマートフォンや携帯電話機やタブレット端末やウェアラブル端末である。この携帯端末6は、制御部61と、記憶部62と、表示部63と、操作入力部64と、通信部65と、加速度センサ66と、気圧センサ67とを備える。
制御部61は、CPU等の演算処理装置とRAM等の揮発性メモリとを備え、記憶部62に記憶されるプログラムを実行する。記憶部62は、フラッシュメモリ等の記憶装置であり、制御部61により実行されるプログラムを記憶する。表示部63は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示器である。操作入力部64は、操作ボタンやタッチパネル等の入力装置である。通信部65は、支援サーバ7と通信回線10を介して通信を行うための通信インタフェースである。加速度センサ66は、例えば、3軸の加速度センサであり、携帯端末6の左右方向(X軸方向)、上下方向(Y軸方向)及び前後方向(Z軸方向)の3軸成分の加速度を検知して、検知した加速度を示す加速度情報を生成する。気圧センサ67は、携帯端末6の周囲の大気圧を検知して、検知した大気圧を示す気圧情報を生成する。
制御部61は、記憶部62に記憶されるプログラムを実行することにより、情報受信部611と、表示制御部612と、情報送信部613という機能を実現する。
情報受信部611は、支援サーバ7から、役割情報及び移動情報要求を受信する。これらの情報については後述する。
表示制御部612は、情報受信部611により受信される役割情報を表示部63に表示させる。
情報送信部613は、情報受信部611により移動情報要求が受信されると、移動情報を支援サーバ7に返信する。この移動情報には、加速度センサ66により生成された加速度情報と、気圧センサ67により生成された気圧情報と、隊員IDとが含まれる。
1−1−2−2.支援サーバ7の構成
図4は、支援サーバ7の構成の一例を示す図である。支援サーバ7は、防火対象物である建物の各階の混雑状況を管理するためのコンピュータ装置である。この支援サーバ7は、制御部71と、記憶部72と、通信部73とを備える。
制御部71は、CPU等の演算処理装置とRAM等の揮発性メモリとを備え、記憶部72に記憶されるプログラムを実行する。
記憶部72は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置であり、制御部71により実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部72は、隊員候補情報データベース721と、隊員情報データベース722と、気圧情報データベース723と、移動情報データベース724と、混雑情報データベース725とを記憶する。図5は、隊員候補情報データベース721の一例を示す図である。隊員候補情報データベース721は、自衛消防隊の各役割について隊員候補者の隊員IDを対応付けて格納するデータベースである。具体的には、自衛消防隊の役割と、役割に対して選定される隊員の定数と、隊員選定の際の役割の優先順位と、役割に対して選定される隊員候補の隊員IDとを対応付けて格納する。ここで隊員IDとは、例えば、隊員候補の氏名や隊員候補が携帯する携帯端末6の端末IDである。
なおここで、自衛消防隊とは、防火対象物である建物の在館者により構成される自衛組織であって、建物内で発生した異状に対して初期対応を行うための組織である。より具体的には、火災や地震等の災害の発生時に初期対応や応急対策を円滑に行い、建物の利用者の安全を確保するため設置される組織である。自衛消防隊の隊員は、本部隊や地区隊に所属し、各隊員の役割には、例えば、初期消火係、避難誘導係、安全防護係、通報連絡係、応急救護係、非常持出係、指揮係等がある。
次に、隊員情報データベース722は、編成された自衛消防隊の各隊員の情報を格納するデータベースである。具体的には、図示を省略するが、隊員IDと、当該隊員に割り当てられた役割と、当該隊員が担当する階とを対応付けて格納する。気圧情報データベース723は、図示を省略するが、防火対象物である建物の各階について、当該階で予め計測された気圧値の範囲を格納するデータベースである。当該データベースは、気圧値から該当階を特定するために参照される。図6は、移動情報データベース724の一例を示す図である。移動情報データベース724は、編成された自衛消防隊の各隊員の移動状況を管理するデータベースである。具体的には、隊員IDと、移動速度と、階下に移動中であるか否かを示す情報と、滞在階とを対応付けて格納する。図7は、混雑情報データベース725の一例を示す図である。混雑情報データベース725は、防火対象物である建物の各階(より具体的には、各階の避難階段)について混雑状況を管理するデータベースである。ここで、混雑状況とは、避難者の混雑の度合いのことである。なお、変形例として、記憶部72は外部記憶装置であってもよい。
通信部73は、火災受信機5及び携帯端末6と通信回線10を介して通信を行うための通信インタフェースである。
支援サーバ7の制御部71は、記憶部72に記憶されるプログラムを実行することにより、異状情報受信部711と、編成部712と、役割情報送信部713と、移動情報取得部714と、降下判定部715と、移動速度特定部716と、滞在階特定部717と、混雑判定部718と、混雑情報送信部719という機能を実現する。
異状情報受信部711は、防火対象物である建物における異状の発生を示す異状情報を受信する。具体的には、火災受信機5から火災確定信号を受信する。
編成部712は、異状情報受信部711により火災確定信号が受信されると、隊員候補情報データベース721を参照して自衛消防隊を編成する。具体的には、隊員候補情報データベース721において優先順位の高い役割から順に、優先順位の高い隊員候補を、定数を満たすまで隊員に選定してゆく。選定された隊員の隊員IDは、割り当てられた役割と担当階とに対応付けられて、隊員情報データベース722に格納される。
役割情報送信部713は、編成部712により選定された隊員が携帯する携帯端末6に対して、割り当てられた役割と担当階とを通知する役割情報を送信する。
移動情報取得部714は、編成部712により自衛消防隊が編成されると、各隊員(出火階の初期消火係と指揮係を除く。)が携帯する携帯端末6の移動情報を周期的に取得する。具体的には、隊員情報データベース722を参照して、出火階の初期消火係と指揮係以外の隊員を特定し、特定した隊員が携帯する携帯端末6に対して、移動情報を要求する移動情報要求を送信する。そして、送信した移動情報要求に対する応答として移動情報を受信する。なおここで、出火階の初期消火係と指揮係を除く理由は、これらの係は出火階に留まって初期消火にあたるからである。
降下判定部715は、移動情報取得部714により取得された移動情報に含まれる加速度情報に基づいて、当該加速度情報を生成した携帯端末6が階下に移動中であるか否かを判定する。具体的には、重力方向加速度が所定の閾値よりも大きいか否かに基づいて、携帯端末6が階下に移動中であるか否かを判定する。これは、一般に人が階段を降りる際には、重力方向加速度(言い換えると、足が着地する際に受ける衝撃)が平地歩行時よりも大きくなる傾向があるため、重力加速度が所定の閾値(平地歩行時の重力方向加速度)よりも大きいか否かを判定することで、階下に移動中であるか否かを判定することができるからである(例えば、特開2008−154878号公報)。または、降下判定部715は、重力軸のベクトルの角度が一定以上マイナス方向に傾いているか否かに基づいて、携帯端末6が階下に移動中であるか否かを判定する。これは、一般に人が階段を降りる際には、重力軸のベクトルの角度が一定以上マイナス方向に傾く(言い換えると、平地歩行時と比較して体が後傾する)傾向があるため、重力軸のベクトルの角度が一定以上マイナス方向に傾いているかを判定することで、階下に移動中であるか否かを判定することができるからである(例えば、特開2008−173248号公報)。降下判定部715は、携帯端末6が階下に移動中であるか否かを判定すると、判定結果を、移動情報に含まれる隊員IDと対応付けて、移動情報データベース724に格納する。
移動速度特定部716は、異状情報受信部911による異状情報の受信後、防火対象物である建物の複数の階の各々について、携帯端末6の移動速度を特定する。その際、移動速度特定部716は、移動情報取得部714により取得された移動情報に含まれる加速度情報に基づいて、当該加速度情報を生成した携帯端末6の移動速度を特定する。より具体的には、加速度情報から求めた単位時間当たりの歩数に所定の歩幅を乗じることで移動速度を特定する(例えば、特開2010−165088号公報)。または、移動方向の加速度を積分することにより移動速度を特定する(例えば、特開2015−62654号公報)。移動速度特定部716は、移動速度を特定すると、移動情報に含まれる隊員IDと対応付けて、移動情報データベース724に格納する。
滞在階特定部717は、携帯端末6が備える気圧センサ67により検知された気圧値に基づいて、当該携帯端末6が滞在する階を特定する。具体的には、移動情報取得部714により取得された移動情報に含まれる気圧情報と、気圧情報データベース723とを参照して、当該気圧情報を生成した携帯端末6の滞在階を特定する。滞在階を特定すると、移動情報に含まれる隊員IDと対応付けて、移動情報データベース724に格納する。すなわち、移動情報を生成した携帯端末6の降下判定の結果と移動速度とに対応付けて移動情報データベース724に格納する。その際、滞在階特定部717は、その時の気温に応じて、気圧情報データベース723に格納される気圧値の範囲を補正してもよい。
混雑判定部718は、防火対象物である建物の複数の階の各々について、移動速度特定部716により特定された移動速度に基づいて、混雑しているか否かを判定する。その際、混雑判定部718は、移動情報データベース724を参照して、各階につき、移動速度(降下時の移動速度に限る。)の平均値を算出し、算出した平均値に基づいて、混雑しているか否かを判定する。混雑の有無を判定する際、移動速度の平均値が0.6m/秒よりも遅い場合には、混雑していると判定する。反対に、移動速度の平均値が0.6m/秒以上である場合には、混雑していないと判定する。混雑の有無を判定すると、判定結果を、判定対象である階と対応付けて、混雑情報データベース725に格納する。なお、この判定基準はあくまで一例であり、閾値は適宜設定されてよい。
混雑情報送信部719は、後述する混雑判定動作が実行される毎に、混雑情報データベース725に格納されている各階の混雑情報を、非常用放送設備9に対して送信する。
1−1−2−3.スピーカ8の構成
スピーカ8は、防火対象物である建物の各所に設置される。スピーカ8は、非常用放送設備9から音声メッセージを受信して音声出力する。
1−1−2−4.非常用放送設備9の構成
図8は、非常用放送設備9の構成の一例を示す図である。非常用放送設備9は、防火対象物である建物内で火災が発生した場合に、火災の発生を知らせて在館者の避難を促す火災放送メッセージを、スピーカ8を介して放送するための装置である。この非常用放送設備9は、制御部91と、記憶部92と、第1通信部93と、第2通信部94とを備える。
制御部91は、CPU等の演算処理装置とRAM等の揮発性メモリとを備え、記憶部92に記憶されるプログラムを実行する。
記憶部92は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶装置であり、制御部91により実行されるプログラムを記憶する。また、記憶部92は、混雑情報データベース921と、スピーカ情報データベース922とを記憶する。混雑情報データベース921は、防火対象物である建物の各階(より具体的には、各階の避難階段)について混雑状況を管理するデータベースである。混雑情報データベース921のデータ構成は、支援サーバ7が備える混雑情報データベース725と同様であるので、詳細な説明は省略する。スピーカ情報データベース922は、図示を省略するが、スピーカ8の識別情報であるアドレスと対応付けて、当該スピーカの設置階を格納する。
第1通信部93は、火災受信機5及び支援サーバ7と通信回線10を介して通信を行うための通信インタフェースである。第2通信部94は、スピーカ8と信号線を介して通信を行うための通信インタフェースである。
非常用放送設備9の制御部91は、記憶部92に記憶されるプログラムを実行することにより、異状情報受信部911と、避難誘導制御部912と、混雑情報受信部913いう機能を実現する。
異状情報受信部911は、防火対象物である建物における異状の発生を示す異状情報を受信する。具体的には、火災受信機5から火災確定信号を受信する。
避難誘導制御部912は、異状情報受信部911により火災確定信号が受信されると(すなわち、避難が必要になると)、スピーカ情報データベース922を参照して、出火階とその直上階に設置されたスピーカ8から火災放送メッセージを音声出力させる。ここで火災放送メッセージとは、例えば、「火事です、火事です、火災が発生しました。落ち着いて避難して下さい。」というメッセージである。また、出火階と直上階への火災放送後、防火対象物である建物の複数の階のうちの一の階について、当該一の階よりも下の階について混雑判定部718により混雑していないと判定されてから、避難誘導を実行する。その際、上記の下の階について混雑しないていないと判定される前であっても、出火階と直上階への火災放送後、所定の保留時間が経過した場合には、避難誘導を実行する。ここで、一の階とは、具体的には、直上階の上層階であり、下の階とは具体的には出火階と直上階である。また、混雑判定部718による判定結果については、混雑情報データベース921が参照される。また、避難誘導とは、スピーカ8からの火災放送メッセージの音声出力である。上層階への火災放送が完了すると、避難誘導制御部912は、スピーカ情報データベース922を参照して、下層階に設置されたスピーカ8から火災放送メッセージを音声出力させる。
混雑情報受信部913は、支援サーバ7から混雑情報を受信すると、受信した混雑情報で混雑情報データベース921を更新する。すなわち、支援サーバ7の混雑情報データベース725と、混雑情報データベース921のデータを同期させる。
1−2.防災システム1の動作
防災システム1の動作について説明する。具体的には、自衛消防隊の編成動作と、混雑判定動作と、火災放送動作について説明する。
1−2−1.自衛消防隊の編成動作
図9は、自衛消防隊の編成動作の一例を示すシーケンス図である。この動作は、火災受信機5の火災判定部512が火災の発生を判定すると実行される。
火災受信機5の火災判定部512が火災の発生を判定すると、火災情報送信部513は、火災の確定を通知する火災確定信号を支援サーバ7に送信する(Sa1)。送信された火災確定信号が支援サーバ7の異状情報受信部711により受信されると、支援サーバ7の編成部712は、隊員候補情報データベース721を参照して自衛消防隊を編成する(Sa2)。具体的には、隊員候補情報データベース721において優先順位の高い役割から順に、優先順位の高い隊員候補を、定数を満たすまで隊員に選定してゆく。選定された隊員の隊員IDは、割り当てられた役割と担当階とに対応付けられて、隊員情報データベース722に格納される。自衛消防隊の編成が完了すると、役割情報送信部713は、選定された隊員が携帯する携帯端末6に対して、割り当てられた役割と担当階とを通知する役割情報を送信する(Sa3)。送信された役割情報が携帯端末6の情報受信部611により受信されると、携帯端末6の表示制御部612は、利用者の操作に応じて、受信された役割情報を表示部63に表示させる(Sa4)。
以上が、自衛消防隊の編成動作についての説明である。
1−2−2.混雑判定動作
図10は、混雑判定動作の一例を示すフロー図である。この動作は、自衛消防隊の編成(Sa2)後に、支援サーバ7により所定の周期で実行される。
支援サーバ7の移動情報取得部714は、隊員情報データベース722を参照して、
出火階の初期消火係と指揮係以外の隊員を特定する(Sb1)。隊員を特定すると、当該隊員が携帯する携帯端末6に対して、移動情報を要求する移動情報要求を送信する(Sb2)。そして、この移動情報要求に対する応答として移動情報を受信する(Sb3)。
移動情報が受信されると、降下判定部715は、受信された移動情報に含まれる加速度情報に基づいて、携帯端末6が階下に移動中であるか否かを判定する(Sb4)。一例として、重力方向加速度が所定の閾値よりも大きいか否かに基づいて、携帯端末6が階下に移動中であるか否かを判定する。別の例としては、重力軸のベクトルの角度が一定以上マイナス方向に傾いているか否かに基づいて、携帯端末6が階下に移動中であるか否かを判定する。階下に移動中であるか否かを判定すると、判定結果を、受信された移動情報に含まれる隊員IDと対応付けて、移動情報データベース724に格納する。
降下判定が完了すると、次に移動速度特定部716は、ステップSb3で受信された移動情報に含まれる加速度情報に基づいて、携帯端末6の移動速度を特定する(Sb5)。一例として、加速度情報から求めた単位時間当たりの歩数に所定の歩幅を乗じることで移動速度を特定する。別の例としては、移動方向の加速度を積分することにより移動速度を特定する。移動速度を特定すると、受信された移動情報に含まれる隊員IDと対応付けて、移動情報データベース724に格納する。
移動速度が特定されると、滞在階特定部717は、ステップSb3で受信された移動情報に含まれる気圧情報と、気圧情報データベース723とを参照して、携帯端末6の滞在階を特定する(Sb6)。滞在階を特定すると、受信された移動情報に含まれる隊員IDと対応付けて、移動情報データベース724に格納する。
滞在階が特定されると、移動情報取得部714は、隊員情報データベース722に登録されている、出火階の初期消火係と指揮係以外のすべての隊員について移動情報を取得したか否かを判定する(Sb7)。この判定の結果、すべての隊員について移動情報を取得していない場合には(Sb7のNO)、ステップSb1に戻り、すべての隊員について移動情報を取得している場合には(Sb7のYES)、ステップSb8に移行する。
混雑判定部718は、移動情報データベース724を参照して、各階につき、所定時間当たりの移動速度(降下中の移動速度に限る。)の平均値を算出し、算出した平均値に基づいて、混雑しているか否かを判定する(Sb8)。その際、移動速度の平均値が0.6m/秒よりも遅い場合には、混雑していると判定し、移動速度の平均値が0.6m/秒以上である場合には、混雑していないと判定する。つまり、下方向に避難をしている人の移動速度に基づき混雑しているか否かを判定する。混雑の有無を判定すると、判定結果を、判定対象である階と対応付けて、混雑情報データベース725に格納する。
以上が、混雑判定動作についての説明である。
1−2−3.火災放送動作
図11は、火災放送動作の一例を示すフロー図である。この動作は、非常用放送設備9が火災受信機5から火災確定信号を受信すると実行される。
火災確定信号が非常用放送設備9の異状情報受信部911により受信されると(すなわち、避難が必要になると)、非常用放送設備9の避難誘導制御部912は、スピーカ情報データベース922を参照して、出火階とその直上階に設置されているスピーカ8から火災放送メッセージを音声出力させる(Sc1)。出火階と直上階への火災放送後、所定時間が経過すると、避難誘導制御部912は、混雑情報データベース921を参照して、出火階と直上階が混雑しているか否かについて判定する(Sc2)。この判定の結果、出火階と直上階のいずれも混雑していない場合には(Sc2のNO)、避難誘導制御部912は、スピーカ情報データベース922を参照して、直上階の上層階に設置されているスピーカ8から火災放送メッセージを音声出力させる(Sc3)。一方、ステップSc2の判定の結果、出火階と直上階の両方又はいずれかが混雑している場合には(Sc2のYES)、避難誘導制御部912は、ステップSc1の実行後、所定の保留時間が経過したか否かを判定する(Sc4)。この判定の結果、所定の保留時間が経過していない場合には(Sc4のNO)、避難誘導制御部912はステップSc2を再び実行する。一方、この判定の結果、所定の保留時間が経過した場合には(Sc4のYES)、上述したステップSc3が実行される。上層階への火災放送後、所定時間が経過すると、避難誘導制御部912は、スピーカ情報データベース922を参照して、出火階の下層階に設置されているスピーカ8から火災放送メッセージを音声出力させる(Sc5)。
以上が、火災放送動作についての説明である。
以上説明した防災システム1によれば、出火階と直上階が混雑していないことが確認されてから上層階に対して火災放送が行われるため、待機時間が固定的に設定される順次避難と比較して、出火階付近の混雑が軽減される。また、出火階と直上階の混雑が解消されない場合でも、所定の保留時間が経過した場合には上層階に対して火災放送を行うこととしたため、避難遅れが回避される。また、防火対象物である建物に屋内測位システムが備わっていなくても、各階の混雑状況を管理することができる。
2.変形例
上記の実施形態は、下記のように変形してもよい。なお、下記の2以上の変形例は互いに組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
防災システム1では、出火階と直上階の混雑状況に応じて上層階への火災放送のタイミングを制御しているが、火災放送に代えて又は加えて、地区音響装置の鳴動タイミングを制御するようにしてもよい。その場合、火災受信機5は、混雑情報データベースを記憶し、混雑情報受信部と避難誘導制御部という機能を備える。
混雑情報データベースは、防火対象物である建物の各階(より具体的には、各階の避難階段)について混雑状況を管理するデータベースである。この混雑情報データベースのデータ構成は、支援サーバ7が備える混雑情報データベース725と同様である。
混雑情報受信部は、支援サーバ7から混雑情報を受信すると、受信した混雑情報で混雑情報データベースを更新する。すなわち、支援サーバ7の混雑情報データベース725と、火災受信機5の混雑情報データベースのデータを同期させる。
避難誘導制御部は、火災判定部512が火災の発生を判定すると(すなわち、避難が必要になると)、出火階とその直上階に設置された地区音響装置を鳴動させる。また、出火階と直上階への警報後、防火対象物である建物の複数の階のうちの一の階について、当該一の階よりも下の階について混雑判定部718により混雑していないと判定されてから、避難誘導を実行する。その際、上記の下の階について混雑しないていないと判定される前であっても、出火階と直上階への警報後、所定の保留時間が経過した場合には、避難誘導を実行する。ここで、一の階とは、具体的には、直上階の上層階であり、下の階とは具体的には出火階と直上階である。また、混雑判定部718による判定結果については、火災受信機5の混雑情報データベースが参照される。また、避難誘導とは、地区音響装置の鳴動である。上層階への警報が完了すると、避難誘導制御部は、下層階に設置された地区音響装置を鳴動させる。
図12は、本変形例に係る火災受信機5により実行される警報動作の一例を示すフロー図である。この動作は、火災受信機5の火災判定部512が火災の発生を判定すると実行される。
火災受信機5の火災判定部512が火災の発生を判定すると(すなわち、避難が必要になると)、火災受信機5の避難誘導制御部は、出火階とその直上階に設置されている地区音響装置を鳴動させる(Sd1)。出火階と直上階への警報後、所定時間が経過すると、避難誘導制御部は、出火階と直上階が混雑しているか否かについて判定する(Sd2)。この判定の結果、出火階と直上階のいずれも混雑していない場合には(Sd2のNO)、避難誘導制御部は、直上階の上層階に設置されている地区音響装置を鳴動させる(Sd3)。一方、ステップSd2の判定の結果、出火階と直上階の両方又はいずれかが混雑している場合には(Sd2のYES)、避難誘導制御部は、ステップSd1の実行後、所定の保留時間が経過したか否かを判定する(Sd4)。この判定の結果、所定の保留時間が経過していない場合には(Sd4のNO)、避難誘導制御部はステップSd2を再び実行する。一方、この判定の結果、所定の保留時間が経過した場合には(Sd4のYES)、上述したステップSd3が実行される。上層階への警報後、所定時間が経過すると、避難誘導制御部は、出火階の下層階に設置されている地区音響装置を鳴動させる(Sd5)。
以上が、警報動作についての説明である。
以上説明した防災システム1によれば、出火階と直上階が混雑していないことが確認されてから上層階に対して警報が行われるため、待機時間が固定的に設定される順次避難と比較して、出火階付近の混雑が軽減される。また、出火階と直上階の混雑が解消されない場合でも、所定の保留時間が経過した場合には上層階に対して警報を行うこととしたため、避難遅れが回避される。
なお、以上説明した例では、火災受信機5が地区音響装置を鳴動させることで避難誘導を行っているが、地区音響装置の鳴動に代えて又は加えて、光警報装置を点滅させることで避難誘導を行ってもよい。
2−2.変形例2
支援サーバ7と非常用放送設備9を一体として、支援サーバ7がスピーカ8から火災放送メッセージを音声出力させるようにしてもよい。
2−3.変形例3
混雑の有無の判定は、移動速度に代え気圧センサ67により生成された気圧情報に基づき判定してもよい。支援サーバ7は、移動速度特定部716に代え気圧変化特定部を備える。気圧変化特定部は、移動情報取得部714により取得された移動情報に含まれる気圧情報に基づき単位時間当たりの気圧変化量を求め、移動速度に代えて移動情報データベース724に格納する。降下判定部715は、気圧情報に基づき、当該気圧情報を生成した携帯端末6が階下に移動中であるか否かを判定しその結果を移動情報データベース724に格納する。混雑判定部718は、防火対象物である建物の複数の階の各々について、気圧変化特定部により特定された気圧変化量に基づいて、混雑しているか否かを判定する。その際、混雑判定部718は、移動情報データベース724を参照し、各階につき、気圧変化量(下降中の気圧変化量に限る。)の平均値を算出し、その結果に基づいて、混雑しているか否かを判定する。混雑の有無を判定する際、気圧変化量の平均値が0.1hPa/秒よりも遅い場合には混雑していると判定し、反対に、気圧変化量の平均値が0.1hPa/秒以上である場合は、混雑していないと判定する。
2−4.変形例4
支援サーバ7の異状情報受信部711と、非常用放送設備9の異状情報受信部911は、避難が必要となるような情報として、火災確定信号に代えて又は加えて、地震、津波、洪水、テロ等の他の異状の発生又はその可能性を示す情報を受信するようにしてもよい。
2−5.変形例5
支援サーバ7の移動情報取得部714は、自衛消防隊員が携帯する携帯端末6に限られず、隊員に選定されていない在館者(隊員候補及びそうでない者を含む)が携帯する携帯端末6の移動情報も取得してもよい。
2−6.変形例6
支援サーバ7で実行される降下判定、移動速度の特定及び滞在階の特定は、携帯端末6の側で行われてもよい。そして、降下判定の結果と、特定された移動速度及び滞在階は、移動情報として携帯端末6から支援サーバ7に対して送信されてもよい。また、滞在階の特定は、携帯端末6が気圧センサ67により検知された気圧値に基づき標高(高さ)を特定して支援サーバ7に標高情報を送信し、支援サーバ7の滞在階特定部717が受信した標高情報に基づいて、当該携帯端末6が滞在する階を特定するようにしてもよい。その場合、支援サーバ7は気圧情報データベース723に代えて防火対象物である建物の各階について、当該階とその標高範囲を対応付けて格納した標高情報データベースを備えるようにする。
2−7.変形例7
支援サーバ7の混雑判定部718は、各階につき移動速度の平均値を算出し、算出した平均値に基づいて、混雑しているか否かを判定するのに代えて、各階につき、0.6m/秒よりも遅く移動する隊員の多寡に基づいて、混雑しているか否かを判定するようにしてもよい。具体的には、0.6m/秒よりも遅く移動する隊員の方がそうでない隊員よりも多い場合には、混雑していると判定する一方、その逆の場合には、混雑していないと判定するようにしてもよい。この判定方法を採用する場合、上記の変形例4のように降下判定、移動速度の特定及び滞在階の特定を携帯端末6側で行うのに加えて、混雑判定も携帯端末6側で行い、混雑判定の結果を移動情報として携帯端末6から支援サーバ7に対して送信するようにしてもよい。このようにすると、支援サーバ7の負荷を減らすことができる。特に支援サーバ7が複数の建物について管理する場合には有効である。
2−8.変形例8
非常用放送設備9の避難誘導制御部912は、防火対象物である建物を、出火階及び直上階と、上層階と、下層階の3ブロックに分けて順次避難を実施しているが、上層階又は下層階を構成する複数階をさらに複数のブロックに分割し、上層階又は下層階の中で順次避難を実施するようにしてもよい。すなわち、上層階又は下層階を構成する複数階のうちの一の階について、当該一の階よりも下の階について混雑判定部718により混雑していないと判定されてから、火災放送を実行するようにしてもよい。その際、上記の下の階について混雑していないと判定される前であっても、所定の保留時間が経過した場合には、火災放送を実行してよい。
2−9.変形例9
支援サーバ7は、隊員候補の全ての携帯端末6の移動情報等の情報を常時収集しておき、異状情報を受信して自衛消防隊の編成後に混雑判定を行いようにしてもよい。
1…防災システム、2…自火報設備、3…防災支援システム、4…火災感知器、5…火災受信機、6…携帯端末、7…支援サーバ、8…スピーカ、9…非常用放送設備、10…通信回線、51…制御部、52…記憶部、53…表示部、54…操作入力部、55…第1通信部、56…第2通信部、61…制御部、62…記憶部、63…表示部、64…操作入力部、65…通信部、66…加速度センサ、67…気圧センサ、71…制御部、72…記憶部、73…通信部、91…制御部、92…記憶部、93…第1通信部、94…第2通信部、511…火災感知信号受信部、512…火災判定部、513…火災情報送信部、521…感知器データベース、611…情報受信部、612…表示制御部、613…情報送信部、711…異状情報受信部、712…編成部、713…役割情報送信部、714…移動情報取得部、715…降下判定部、716…移動速度特定部、717…滞在階特定部、718…混雑判定部、719…混雑情報送信部、721…隊員候補情報データベース、722…隊員情報データベース、723…気圧情報データベース、724…移動情報データベース、725…混雑情報データベース、911…異状情報受信部、912…避難誘導制御部、913…混雑情報受信部、921…混雑情報データベース、922…スピーカ情報データベース

Claims (3)

  1. 建物の複数の階の各々について、階下に移動する携帯端末の移動速度を特定する移動速度特定部と、
    前記複数の階の各々について、前記移動速度特定部により特定された移動速度に基づいて、混雑しているか否かを判定する混雑判定部と、
    避難が必要になったときに、前記複数の階のうちの一の階について、当該一の階よりも下の階について前記混雑判定部により混雑していないと判定されてから、避難誘導を実行する避難誘導制御部と
    を備える防災システム。
  2. 前記避難誘導制御部は、前記下の階について混雑していないと判定される前であっても、所定の保留時間が経過した場合には避難誘導を実行することを特徴とする請求項1に記載の防災システム。
  3. 前記携帯端末が備える気圧センサにより検知された気圧値に基づいて前記携帯端末が滞在する階を特定すると、当該特定した滞在階と、前記携帯端末について前記移動速度特定部により特定された移動速度とを対応付けて移動情報データベースに格納する滞在階特定部をさらに備え、
    前記混雑判定部は、前記移動情報データベースを参照して、前記複数の階の各々について、混雑しているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の防災システム。
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