JP6904863B2 - 圧電デバイス、圧電振動片および圧電振動片の製造方法 - Google Patents

圧電デバイス、圧電振動片および圧電振動片の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、水晶振動子、水晶振動子を含む水晶発振器、サーミスタやPNダイオード等の温度センサ付き水晶振動子等の圧電デバイスと、それに用いて好適な圧電振動片と、この圧電振動片の製造方法に関する。
圧電デバイスの1種である水晶振動子の一層の小型化を図るため、フォトリソグラフィ技術及びウエットエッチング技術が用いられている。
例えば特許文献1には、上記技術を用いた水晶振動子およびその製造方法が記載されている。具体的には、特許文献の図1に示されているように、複数の桟と、各桟に連結部を介して連結された多数の水晶片とを具えた水晶ウエハが、上述の技術によって製造される。そして、この水晶ウエハから各水晶片が連結部の付近で折り取られ、折り取られた水晶片が容器に実装されて封止される。これにより、目的の水晶振動子を得ている。この方法では、小型の水晶振動子を、ウエハプロセスによって多量に製造できる。
特開2010−62795号公報
しかしながら、特許文献1では、水晶片の連結部側の端を容器に導電接着剤により固定しているが、水晶片の連結部側とは反対側すなわち先端は、特別の形状ではなく、直線状の辺になっている(特許文献1の例えば図9)。従って、水晶片の先端が万一おじぎをした状態で容器に実装されてしまい、然もおじぎの程度が悪い場合、水晶片の先端が容器の底面に接触してしまう。このような接触が生じると、水晶振動子の特性悪化を招く。
この出願はこのような点に鑑みなされたものであり、従って、この出願の目的は上記問題点を軽減できる圧電デバイスと、これに用いる圧電振動片と、この圧電振動片の製造方法とを提供することにある。
この目的の達成を図るため、この出願の圧電デバイスの発明によれば、平面形状が四角形状で、第1の辺側で容器に固定されている圧電振動片と、当該容器と、を具える圧電デバイスにおいて、
圧電振動片の前記第1の辺と対向する第2の辺の、この第2の辺に沿う両端付近の少なくとも一方に、前記第2の辺から外側に張り出した凸部を具えることを特徴とする。
また、この出願の圧電振動片の発明によれば、平面形状が四角形状で、第1の辺側が容器等への固定部として使用され、前記第1の辺と対向する第2の辺の、この第2の辺に沿う両端付近の少なくとも一方に、前記第2の辺から外側に張り出した凸部を具えることを特徴とする。
また、この出願の製造方法の発明によれば、平面形状が四角形状で、第1の辺側が容器への固定領域とされ、前記第1の辺と対向する第2の辺の、この第2の辺に沿う両端付近の少なくとも一方に、前記第2の辺から外側に張り出した凸部を具える圧電振動片を製造するに当たり、
圧電ウエハに、前記圧電振動片形成予定領域をマトリクス状に確定する工程と、
前記第1の辺および第2の辺と直交する方向を第1の方向と定義したとき、
前記第1の方向に配置されている圧電振動片の形成予定領域各々は、
自身の第2の辺と、この第2の辺側で隣接する他の圧電振動片の形成予定領域の第1の辺とが、前記凸部の形成予定領域にて接続されるようフォトリソグラフィ用パターンを形成する工程と、
前記圧電ウエハの前記圧電振動片の形成予定領域および前記凸部の形成予定領域以外の部分をエッチングする工程と
を含むことを特徴とする。
この発明の圧電デバイスおよび圧電振動片によれば、圧電振動片の容器に固定される側とは反対側に所定の凸部を具えるので、圧電振動片がおじぎをした状態で容器に固定されて圧電振動片の先端が容器底面に接触した場合でも、接触は凸部で生じるのみで済み、圧電振動片の振動変位が大きい部分は容器底面に接触しないから、圧電振動片の先端が容器に接触した場合でも、その影響を従来に比べ軽減できる。
また、この発明の製造方法によれば、上記の凸部を有した圧電振動片を容易に製造できる。しかも、第1方向で隣接する圧電振動片同士を極めて隣接させた状態でウエハ内に配列できるから、ウエハに対する第1方向での圧電振動片の充填数を高めることができ、従って、圧電デバイスおよび圧電振動片の製造コスト低減が図れる。
(A)〜(C)は、実施形態の圧電振動子に具わる圧電振動片10の説明図である。 (A)〜(C)は、圧電振動子の説明図および効果の説明図である。 (A)、(B)は、圧電振動片10の特にZ′軸に交差する側面の説明図である。 (A)、(B)は、製造方法の要部を説明する図である。
以下、図面を参照してこの発明の圧電振動子及びその製造方法の実施形態について説明する。なお、説明に用いる各図はこれらの発明を理解できる程度に概略的に示してあるにすぎない。また、説明に用いる各図において、同様な構成成分については同一の番号を付して示し、その説明を省略する場合もある。また、以下の説明中で述べる形状、寸法、材質等はこの発明の範囲内の好適例に過ぎない。従って、本発明は以下の実施形態のみに限定されるものではない。
1. 圧電振動子の説明
先ず、実施形態の圧電デバイス10(図2(A))に具わる圧電振動片20について説明する。図1(A)は圧電振動片20の平面図、図1(B)は図1(A)中のP−P線に沿った圧電振動片20の断面図、図1(C)は図1(A)中のQ−Q線に沿った圧電振動片20の断面図である。また、図2(A)は圧電デバイス10の平面図であり、圧電振動片20を容器25に実装した状態を示した平面図、図2(B)は図2(A)中のR−R線に沿った圧電デバイス10の断面図、図2(C)はこの発明の圧電デバイス10および圧電振動片20の効果を説明する図である。
この実施形態では、圧電振動片20としてATカット水晶片を用いている。図1(A)中に示した座標軸X,Y′、Z′は、それぞれATカット水晶片20での水晶の結晶軸を示す。なお、ATカット水晶片自体の詳細は、例えば、文献:「水晶デバイスの解説と応用」。日本水晶デバイス工業会2002年3月第4版第7頁等に記載されているので、ここではその説明を省略する。また、以下の説明では、圧電振動片20を水晶片20とも称する。
この実施形態の水晶片20は、平面形状が長方形状で、かつ、その長辺が水晶のX軸に平行で、その短辺が水晶のZ′軸に平行なATカットの水晶片である。
この水晶片20は、その両主面に励振用電極21と引出電極23とを具える。引出電極23は、励振用電極21から、水晶片20の1つの辺である第1の短辺20aの両端付近に、引き出してある。
この水晶片20は、図2(A)に示したように、容器25の凹部25a内に実装してある。具体的には、この水晶片20は、その第1の辺20a側のかつ第1の辺20aに沿う両端付近で、容器25の支持パッド25bに、例えば導電性接着剤27によって固定してある。すなわち、水晶片20は、第1の辺20a側で容器25に片持ち保持されている。
容器25としては、例えばセラミックパッケージを用いることができる。この容器25の外部側の底面には、この圧電デバイス10を他の電子装置に接続するための、外部実装端子25cを設けてある。
また、容器25の凹部25aを囲む土手部に、好適な蓋部材29を接合して、水晶片20は容器25内に封止されている。
さらに、この水晶片20は、この発明の特徴として、第1の辺20aと対向する第2の辺20bの、この第2の辺20bに沿う両端付近の少なくとも一方に、第2の辺20bから外側に張り出した凸部20xを具える。この実施形態の場合は、凸部20xは、水晶片20の第2の辺20bに沿う両端領域各々に、かつ、水晶片20の長辺に沿う方向に張り出して設けてある。
また、この例の場合の凸部20xは、その先端部分の厚みt1(図2(B)参照)が、この凸部以外の第2の辺20b付近の部分の厚みt2(図2(B)参照)より厚くなっている。
また、この凸部20xの第2の辺20bに沿う方向の寸法wは、水晶片20の第2の辺の寸法に対し、4分の1以下、より好ましくは5分の1以下が良い。
t1>t2とする理由は、こうしておくと、図2(C)に示すように、水晶片20の厚さ方向においても、凸部20xの方が第2の辺20bより外部側に出た構造になるため、水晶片20の先端がおじぎをした状態で容器に固定された場合でも、凸部20xが容器20の底面に接触し、第2の辺20bが容器20に接触することを回避できるからである。
また、寸法wを水晶片20の第2の辺の寸法に対し、4分の1以下とする理由は以下の通りである。
ATカット水晶片の場合、主振動の波は主に水晶のX軸方向に沿って伝搬する。然も、水晶片の中心側を通ってX軸に沿って伝搬する波の方が縁に沿う波より強度が強い。従って、この例の場合、第2の辺20bの中心付近程、波の強度が強いから、この中心付近が容器の底面に接することは避ける方が良い。それを実現するため、凸部20xは第2の辺20bに沿う両端であってなるべく第2の辺の中心に寄らない方が良い。この点を考慮すると、発明者の検討によれば、凸部20xは第2の辺に沿う方向の両端であって、かつ、寸法wを水晶片20の第2の辺の寸法に対し、4分の1以下、より好ましくは5分の1以下にするのが良い。また、凸部21xの水晶片の長辺方向に沿う寸法は、例えば、長辺寸法の40分の1〜20分の1の範囲が好ましい。
なお、2つの凸部20xの寸法wは同じでも異なっても良い。ただし、なるべく同じ方が好ましい、非対称であると、振動特性に悪影響するおそれがある。また、2つの凸部20xの水晶片20のい長辺方向に沿う張り出しも同じでも異なっても良い。ただし、なるべく同じ方が好ましい、非対称であると、振動特性に悪影響するおそれがある。
この発明の圧電振動子10によれば、図2(C)に示したように、水晶片20の先端が容器25の底面に接してしまうようなおじぎをした状態で容器25に水晶片20が固定された場合でも、水晶片の第2の辺20bに沿う領域が容器25の底面に接することを、凸部20xによって防止できる。
ところで、水晶片20は、水晶のZ′軸に交差する側面は、以下のような構造であっても良い。図3はその説明図であり、特に図3(A)は、図1(C)の詳細図、図3(B)は図3(A)のN部分の拡大図である。
この図3を用いて説明する水晶片20の場合、水晶のZ′軸と交差する側面(Z′面)各々は、第1の面20f,第2の面20gおよび第3の面20hの、3つの面で構成された側面としてある。しかも、第1の面20fは、この水晶片10の主面20iと交わっている面であり、然も、主面20iを水晶のX軸を回転軸としてθ1回転させた面に相当する面である。
さらに、この水晶片20では、第1の面20f、第2の面20gおよび第3の面20hがこの順で交わっている。しかも、第2の面20gは、主面20iを水晶のX軸を回転軸としてθ2回転させた面に相当する面であり、第3の面20hは、主面20iを水晶のX軸を回転軸としてθ3回転させた面に相当する面である。然も2つの側面は水晶片の中心点Oに対し点対称の関係となっている。
そして、上記の角度θ1、θ2、θ3は、この出願人に係る実験から、下記が好ましいことが分かっている。θ1=4°±3.5°、θ2=−57°±5°、θ3=−42°±5°、より好ましくは、θ1=4°±3°、θ2=−57°±3°、θ3=−42°±3°である。
この図3を用いて説明した側面を持つ水晶片の場合、側面が独特な嘴状になっているため、Z′方向に伝搬する不要な振動を減衰でき、この面において圧電デバイスの特性の改善に寄与できる。なお、この構造に関しては、この出願人に係る、特開2016−197778号公報に記載されているので、ここではその説明は省略する。
2. 製造方法の説明
次に、この出願の製造方法の発明の実施形態について、主に図4を参照して説明する。図4は水晶片10を製造する工程の要部を説明する図であり、(A)図は中間状態のウエハ30を説明する平面図、図4(B)は、このウエハ30の一部分Mを拡大して示した平面図である。
この出願の製造方法の発明では、平面形状が四角形状で、第1の辺側が容器への固定領域とされ、前記第1の辺と対向する第2の辺の、この第2の辺に沿う両端付近の少なくとも一方に、前記第2の辺から外側に張り出した凸部を具える上述した圧電振動片を製造するに当たり、以下の工夫をしている。
すなわち、この製造方法は、図4(A)、(B)に示したように、圧電ウエハ30に、圧電振動片の形成予定領域20zをマトリクス状に確定する工程を含む。具体的には、例えば、水晶ウエハ30の表裏に耐フッ酸性を持つ金属膜を形成し、次に、これら金属膜をフォトリソグラフィ技術およびメタルエッチング技術によりパターニングして、圧電振動片形成予定領域20zをマトリクス状に形成する工程を含む。
ただし、その際に、圧電振動片の第1の辺20aおよび第2の辺20bと直交する方向を第1の方向(図4(B)にXで示す)と定義した時、第1の方向Xに配置されている圧電振動片の形成予定領域各々については、自身の第2の辺20b1(図4(A)参照)と、この第2の辺側で隣接する他の圧電振動片の形成予定領域の第1の辺20a1(図4(A)参照)とが、凸部の形成予定領域20x1(図4(B)参照)にて接続されるようフォトリソグラフィ用パターンを形成する。ただし、第1の方向Xに並ぶ多数の圧電振動片の予定領域のうちの両端に当たる圧電振動片の形成予定領域は、圧電ウエハ30の桟30bと接続する。
また、上記のように準備した状態において、圧電ウエハ30の、圧電振動片形成予定領域20zおよび凸部形成予定領域20x1以外の部分を、エッチングする。このエッチングにおいて、図1に示した水晶片20であって励振電極形成前の状態のものを得ることができる。この際に、水晶片20の側面は図1や図3に示したようなテーパー形状になる。次に、公知の技術により励振用電極等を形成する。そして、凸部形成予定領域20x1に対応する領域を含む領域に外力を加えて各水晶片20を個片化する。
なお、凸部形成予定領域20x1は第2の辺20bに沿う両端の少なくとも1つに設けても良いが、好ましくは両端に設けるのが良い。そして、これら2つの凸部形成予定領域の間に当該圧電ウエハを貫通するスリットから成る中間領域30a、又は厚みが前記両端より薄くされた部分から成る中間領域30aを形成するのが良い。こうすると、圧電振動片の個片化が容易になる。なお、このような中間領域30aは、例えば、圧電ウエハの中間領域の形成予定領域を開口するマスクを形成しこのマスクから露出する部分をエッチングする方法、又は、このマスク幅を微小幅としておきこのマスクから露出する部分がハーフエッチンで止まるようにする等の方法で、形成できる。
なお、上述の製造工程の実施形態の説明では励振用電極や引出電極の形成手順の説明を省略したが、これらは公知の方法で行える。
この製造方法によれば、第1の方向に配置する圧電振動子の数を従来の方法に比べ多くできるので、圧電振動片の製造コスト低減が図れる。
3. 他の実施形態
上述においては、圧電デバイス、圧電振動片、製造方法の各発明の実施形態について説明したが、圧電材料は水晶に限られず、他の圧電材料であっても良い。また、用いる容器を方部を有した容器とし、用いる蓋部材を平板上のものとしたが、容器が平板上で蓋部材がキャップ状であっても良い。
10:圧電デバイス、 20:圧電振動片(水晶片)
20a、20a1:第1の辺、 20b、20b1:第2の辺
20f:第1の面、 20g:第2の面
20h:第3の面、 20i:主面
20x、:凸部、 20x1:凸部の形成予定領域
20z:圧電振動片の形成予定領域、 21:励振用電極
23:引出電極、 25:容器
25a:凹部、 25b:支持パッド
25c:外部接続端子、 27:導電性接着剤
29:蓋部材、 30:圧電ウエハ
30a:中間領域、 30b:桟
X:第1の方向

Claims (5)

  1. 平面形状が長方形状で、長辺が水晶のX軸に平行で、短辺が水晶のZ′軸に平行で、第1の辺側で容器に導電性接着剤によって固定されているATカットの圧電振動片と、当該容器と、を具える圧電デバイスにおいて、
    圧電振動片の前記第1の辺と対向する第2の辺の、該第2の辺に沿う両端付近に、前記第2の辺から前記X軸に沿って外側に張り出した凸部をそれぞれ具え、
    前記凸部以外の前記第2の辺付近の部分は、当該部分の厚みt2が前記凸部の厚みt1より薄く、かつ、前記X軸に沿って外側に向かってテーパー形状になっていることを特徴とする圧電デバイス。
  2. 前記凸部の前記第2の辺に沿う方向の寸法は、前記第2の辺の寸法の4分の1以下であり、
    前記圧電振動片の前記Z′軸と交差する側面各々は、3つの面で構成してあることを特徴とする請求項1に記載の圧電デバイス。
  3. 平面形状が長方形状で、長辺が水晶のX軸に平行で、短辺が水晶のZ′軸に平行で、第1の辺側が容器への固定部として使用されるATカットの圧電振動片であって、
    前記第1の辺と対向する第2の辺の、該第2の辺に沿う両端付近に、前記第2の辺から前記X軸に沿って外側に張り出した凸部をそれぞれ具え、
    前記凸部以外の前記第2の辺付近の部分は、当該部分の厚みt2が前記凸部の厚みt1より薄く、かつ、前記X軸に沿って外側に向かってテーパー形状になっていることを特徴とする圧電振動片。
  4. 前記凸部の前記第2の辺に沿う方向の寸法は、前記第2の短辺の寸法の4分の1以下であり、
    前記圧電振動片の前記Z′軸と交差する側面各々は、3つの面で構成してあることを特徴とする請求項3に記載の圧電振動片。
  5. 平面形状が長方形状で、長辺が水晶のX軸に平行で、短辺が水晶のZ′軸に平行で、第1の辺側が容器への固定部として使用されるATカットの圧電振動片であって、前記第1の辺と対向する第2の辺の、該第2の辺に沿う両端付近に、前記第2の辺から前記X軸に沿って外側に張り出した凸部をそれぞれ具え、前記凸部以外の前記第2の短辺付近の部分は、当該部分の厚みt2が前記凸部の厚みt1より薄く、かつ、前記X軸に沿って外側に向かってテーパー形状になっている圧電振動片を製造するに当たり、
    水晶ウエハに、前記圧電振動片の形成予定領域をマトリクス状に確定する工程と、
    前記X軸に沿って配置されている圧電振動片の形成予定領域各々は、自身の第2の辺と、この第2の辺側で隣接する他の圧電振動片の形成予定領域の第1の辺とが、前記凸部の形成予定領域によって接続され、かつ、前記第2の短辺に沿う両端の凸部の形成予定領域の間は開口部とされているフォトリソグラフィ用パターンを、前記水晶ウエハに、形成する工程と、
    前記フォトリソグラフィ用パターンの形成が済んだ水晶ウエハの、前記圧電振動片の形成予定領域および前記凸部の形成予定領域以外の部分を、エッチングする工程と
    を含むことを特徴とする圧電振動片の製造方法。

    ―以上―











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