JP6904113B2 - リチウム箔の圧延方法 - Google Patents
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Description
特許文献2には、直接的ドープ法に用いる製品リチウム箔を製造するにあたり、リチウム片に樹脂フィルムを重ねた状態で圧延する方法が提案されている。そして、特許文献2には、当該リチウム片とフィルムとの間に有機溶媒を介在させることも提案されている。
また、本発明の発明者は、上記の特許文献1及び特許文献2に開示される方法を組み合わせ、リチウム原箔とロールとの間に樹脂フィルムと潤滑剤とを介在させる方法で製品リチウム箔を製造した。しかし当該方法によっても、充分に薄いリチウム箔を得るのは困難であることが判明した。したがって、本発明の発明者は、直接的ドープ法に用いる薄い製品リチウム箔を製造するためには、従来の方法とは異なる新規なリチウム箔の圧延方法が必要だと考えた。
2つのロールの間でリチウム箔を圧延するリチウム箔の圧延方法であって、
前記ロールと前記リチウム箔との間にシリコーン層を介在させるリチウム箔の圧延方法である。
方法である。
以下、本発明のリチウム箔の圧延方法を直接圧延とフィルム圧延とに場合分けして説明する。
R1R2SiO(0.5×2) (1)
R1SiO(0.5×3) (2)
SiO(0.5×4) (3)
(式中R1、R2は、それぞれ独立に、炭素数1〜3のアルキル基、フェニル基、ビニル基、及び、アミノ基の何れかである。R1、R2は同一であっても良いし異なっていても良い。)
R1R2Si(OR3)2 (1−1)
R1Si(OR3)3 (2−1)
Si(OR3)4 (3−1)
(式中R1、R2は、それぞれ独立に、H、炭素数1〜3のアルキル基、フェニル基、ビニル基、及び、アミノ基の何れかである。R3は炭素数1〜3のアルキル基である。R1〜R3はそれぞれ同一であっても良いし異なっていても良い。)
R5 xSiO(4−x)×0.5 (4)
(式中R5は、それぞれ独立に、置換されていても良い炭素数1〜20の一価又は二価の炭化水素基であり、xは1.0〜3.0である。)
R6 xSiO(4−x)×0.5 (4−1)
(式中R6はそれぞれ独立にアルケニル基でありxは1.0〜3.0である。)
また、上記のロール用シリコーン層に用いたシリコーンレジンの原料をシリコーン粘着剤の原料と組み合わせてフィルム用シリコーン層を形成しても良い。なお、東レ・ダウコ−ニング株式会社製のSD4584は3官能性又は4官能性のシロキサン単位を含むものであり、当該原料を用いて得られたシリコーン粘着剤は、上記のシリコーンレジンと共通する特性を発揮し、粘着性と剥離性とのバランスの良いフィルム用シリコーン層を形成し得ると考えられる。
既述したように、リチウム箔は非常に柔らかく延び変形し易いため、直接圧延において非常に薄いリチウム原箔を用いる場合には、圧延時の張力に当該リチウム原箔が抗し得ず、破損するおそれがある。
更に、取り扱い性を考慮すると、直接圧延において圧延後の製品リチウム箔は巻き取りロールに巻き取るのが良いと考えられる。しかし、非常に薄い製品リチウム箔を巻き取りロールに巻き取る際や、当該巻き取った製品リチウム箔を巻き出して使用する際には、巻き取り時又は巻き出し時の張力に当該製品リチウム箔が抗し得ず、破損するおそれがある。
なお、ここでいう非常に薄いリチウム原箔の厚さ及び非常に薄い製品リチウム箔の厚さとしては、厚さ20μm以下、厚さ10μm以下が例示される。つまり、フィルム圧延による本発明のリチウム箔の圧延方法は、厚さ20μm以下又は厚さ10μm以下等のリチウム原箔を圧延する方法、及び、当該厚さの製品リチウム箔を製造する方法として有用であるといえる。さらに、フィルム圧延による本発明のリチウム箔の圧延方法は、当該厚さの製品リチウム箔を樹脂フィルムとともに巻き取る工程を備え得る。
本発明のリチウム箔の圧延方法において、シリコーン層はロールと樹脂フィルムとの両方に設けても良い。つまり、フィルム圧延を行うためのロールとして、シリコーン層を有するロールを用いても良い。特に、フィルム圧延においてシリコーン層を設けた樹脂フィルムをリチウム箔の一方の面にのみ重ねる場合には、リチウム箔の他方の面、すなわち、2表面のうち樹脂フィルムが重ねられていない側の表面に、シリコーン層を有するロールが面すると良い。
リチウム箔の任意の点を基準に考えると、直接圧延の場合、ロールに設けられているロール用シリコーン層にリチウム箔が接する時間は非常に短く、かつ、圧縮応力と、ロールが剥がれる際の応力と、は比較的短い間隔でリチウム箔に作用する。このため直接圧延に用いるロール用シリコーン層は、リチウム箔の変形や破損を抑制すべく、リチウム箔に対する粘着力が小さくかつリチウム箔から容易に剥離するシリコーン材料、つまり、シリコーンレジンで構成するのが好ましい。
る。
また、圧延時にロールからリチウム原箔に作用する荷重は1.0N/mm〜30N/mmであるのが好ましく、0.5N/mm〜20N/mmであるのが更に好ましい。
当該ロール基材又はロールの材料は特に限定されないが、リチウム原箔に充分な荷重を作用させるためには、硬い材料を用いるのが好ましい。2つのロールの各々は、異なる材料で構成されても良いし異なる大きさであっても良いが、荷重やロールの回転速度等の設定を容易に行うためには同じ材料で構成され同じ大きさであるのが好ましい。
具体的にはロール基材又はロールの材料は、ビッカース硬さ50HV以上であるのが好ましく、70HV以上であるのがより好ましく、100HV以上であるのが更に好ましく、150HV以上であるのがなお好ましい。ビッカース硬さ50HV以上の材料を例示すると、ステンレス鋼、ニッケル、ニッケル鋼、ニッケルモリブデンクロム系合金、ニッケルクロム鉄系合金、タングステン、タングステン鋼、モリブデン、チタン、チタン合金、アルミニウム青銅、真鍮、銅合金、炭素鋼等の金属材料が挙げられる。価格、加工性等を勘案すると、このうちステンレス鋼を用いるのが特に好ましい。
その一方で、樹脂製のロールは、金属製のロールに比べて成形精度が低いために、偏心した形状となり易い。ロールが偏心していれば、当該ロールによってリチウム箔を寸法精度高く圧延することは困難である。
例えば、目標とする製品リチウム箔の厚さが20μmである場合、金属製のロールによると厚さ20μm±1〜2μm程度の製品リチウム箔を得ることができるが、樹脂製のロールにより得られる製品リチウム箔の厚さは20μm±5μm程度に留まる。
このため従来は、ロールへのリチウム箔の圧着を考慮すると樹脂製のロールを用いるのが好ましい反面、製品リチウム箔の寸法精度を考慮すると金属製のロールを用いるのが良いという背反した事情があった。
具体的には、潤滑剤としては、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、メチルイソブチルケトン、エチルメチルカーボネート、ジメチルカーボネートから選ばれる少なくとも1種を用いるのが特に好ましい。なお、これらの非プロトン性有機溶媒は、上記の条件を満たすだけでなく、リチウムイオン二次電池の電解液に用いられているものであるか、或いは、充分に揮発せずリチウムイオン二次電池に持ち込まれたとしてもリチウムイオン二次電池の性能を悪化させ難い利点がある。
本発明のリチウム箔の圧延方法で製造された製品リチウム箔を用いる直接的ドープ法としては、当該製品リチウム箔を、正極活物質層及び/又は負極活物質層の表面に載置、積層、貼付等することで、製品リチウム箔と正極活物質層及び/又は負極活物質層と一体化すれば良い。そして、製品リチウム箔と正極及び/又は負極との一体品を、電解液及び必要に応じて他の電極及びセパレータとともに電池用ケースに収容してリチウムイオン二次電池とすれば、何れかの段階において製品リチウム箔のリチウムが隣接する正極活物質層及び/又は負極活物質層に移動し、リチウムイオン二次電池へのリチウムのドープが為される。
実施例1のリチウム箔の圧延方法を模式的に表す説明図を図1に示し、図1の要部拡大図を図2に示す。以下、上、下、先、後とは、図1に示す上、下、先、後を指す。
図1に示すように、リチウム箔の圧延装置は、ロールプレス部1、搬送部2、フィルム供給部3及び潤滑剤供給部4を備える。
巻き出しロール21にはリチウム原箔91が巻かれている。巻き取りロール22は、ロールプレス部1を経て圧延された製品リチウム箔95を巻き取る。つまり、巻き出しロール21及び巻き取りロール22には、リチウム箔が架け渡されている。当該リチウム箔のうち、第1ロール11及び第2ロール12から巻き出しロール21側までの区間に位置する部分がリチウム原箔91であり、第1ロール11及び第2ロール12よりも巻き取りロール22側に位置する部分が製品リチウム箔95である。
第1フィルム巻き出しロール31に巻く第1フィルム81、及び第2フィルム巻き出しロール32に巻く第2フィルム82として、リンテック株式会社製、厚さ25μmのフィルムを用いた。当該フィルムは、ポリエチレンテレフタレート製のフィルム基材上に、フィルム用シリコーン層が形成されたものである。当該フィルム用シリコーン層の原料は、付加硬化型のシリコーン粘着剤であるKS−847H(信越化学工業株式会社製)を固形分換算で30質量部、同じく付加硬化型のシリコーン粘着剤であるSD4584(東レ・ダウコ−ニング株式会社製)を固形分換算で18質量部、及び白金触媒であるPL−50T(信越化学工業株式会社製)を1.6質量部に、溶剤としてのトルエンを加えて、固形分濃度を約30質量%としたものである。当該フィルム用シリコーン層の原料を、上記したフィルム基材上に塗布し、130℃で2分間加熱し硬化させるとともに溶剤を揮発させることで、フィルム用シリコーン層を形成した。フィルム用シリコーン層の厚さは0.1〜0.5μm、フィルム基材の厚さは25μmである。このようにして得た第1フィルム81及び第2フィルム82を、第1フィルム巻き出しロール31及び第2フィルム巻き出しロール32にそれぞれ巻き、以下の工程に供した。
実施例1のリチウム箔の圧延方法においては、リチウム原箔91として厚さ100μmのリチウム箔を用いた。
先ず、巻き出しロール21に巻かれたリチウム原箔91を、第1ロール11及び第2ロール12の間を通した。このとき、第1フィルム巻き出しロール31に巻かれた第1フィルム81を、フィルム用シリコーン層61を下方に向けつつリチウム原箔91の上面に重ねた。また、第2フィルム巻き出しロール32に巻かれた第2フィルム82を、フィルム用シリコーン層62を上方に向けつつリチウム原箔91の下面に重ねた。このようにして、第1ロール11及び第2ロール12の間には、第1フィルム81、リチウム原箔91、第2フィルム82の順に重ねられた積層体99が通された。当該積層体99を巻き取りロール22に巻き付けた。
実施例1のリチウム箔の圧延方法においては、潤滑剤98としてヘキサンを用いた。
比較例1のリチウム箔の圧延方法では、第1フィルム及び第2フィルムとしてフィルム用シリコーン層を有さずフィルム基材のみで構成されたものを用い、第1フィルムとリチウム原箔との間にだけ潤滑剤を存在させ、第2フィルムはリチウム原箔に直接接触させた。それ以外は、比較例1のリチウム箔の圧延方法は、実施例1と同じ装置を用い実施例1と同じ方法でリチウム箔を圧延した。
比較例1のリチウム箔の圧延方法で圧延し、実施例1と同様に測定した比較例1の製品リチウム箔の厚さは、80μmであった。
比較例2のリチウム箔の圧延方法は、フィルム基材のみで構成された第1フィルム及び第2フィルムを用いたこと以外は、実施例1と同じ装置を用い実施例1と同じ方法でリチウム箔を圧延した。
比較例2のリチウム箔の圧延方法で圧延し、実施例1と同様に測定した比較例2の製品リチウム箔の厚さは、30μmであった。
実施例2のリチウム箔の圧延方法を模式的に表す要部拡大図を図3に示す。実施例2のリチウム箔の圧延方法は、図3に示す実施例2のリチウム箔の圧延装置を用いて行った。
ロール用シリコーン層65、66の原料としては、シリコーンレジンであるKR216(信越化学工業株式会社製)を用いた。当該原料をスプレーガンにてロール基材15、16上にそれぞれ塗布し、室温で24時間保持して、ロール用シリコーン層65、66を硬化させた。その後、ロール用シリコーン層65、66の表面粗さを測定し、必要に応じて、表面粗さRaが1.0μm程度となるようにサンドペーパによりロール用シリコーン層65、66の表面を研磨した。
以上のようにして厚さ0.1〜0.5μmのロール用シリコーン層65、66を得た。実施例2のリチウム箔の圧延方法では、当該ロール用シリコーン層65を有する第1ロール11及び当該ロール用シリコーン層66を有する第2ロール12を用いたこと、及び、第1フィルム81及び第2フィルム82を用いないこと、以外は実施例1のリチウム箔の圧延方法と同様にリチウム箔を圧延した。
実施例2のリチウム箔の圧延方法で圧延した実施例2の製品リチウム箔の厚さは、10μmであった。
比較例3のリチウム箔の圧延方法は、ロール用シリコーン層を有さない高密度ポリエチレン製のロール基材を第1ロール及び第2ロールとして用いたこと以外は、実施例2と同じ装置を用い実施例2と同じ方法でリチウム箔を圧延した。
比較例3のリチウム箔の圧延方法で圧延し、実施例1と同様に測定した比較例3の製品リチウム箔の厚さは、50μmであった。
比較例4のリチウム箔の圧延方法は、ロール用シリコーン層を有さないポリアセタール製のロール基材を第1ロール及び第2ロールとして用いたこと以外は、実施例2と同じ装置を用い実施例2と同じ方法でリチウム箔を圧延した。
比較例4のリチウム箔の圧延方法で圧延し、実施例1と同様に測定した比較例4の製品リチウム箔の厚さは、30μmであった。
比較例5のリチウム箔の圧延方法は、ロール用シリコーン層を有さない、エポキシ樹脂とガラス繊維とで構成されるFRP(繊維強化プラスチック)製のロール基材を第1ロール及び第2ロールとして用いたこと以外は、実施例2と同じ装置を用い実施例2と同じ方法でリチウム箔を圧延した。
比較例5のリチウム箔の圧延方法で圧延し、実施例1と同様に測定した比較例5の製品リチウム箔の厚さは、90μmであった。
比較例6のリチウム箔の圧延方法は、ロール用シリコーン層を有さないポリエーテルエーテルケトン樹脂製のロール基材を第1ロール及び第2ロールとして用いたこと以外は、実施例2と同じ装置を用い実施例2と同じ方法でリチウム箔を圧延した。
比較例6のリチウム箔の圧延方法で圧延し、実施例1と同様に測定した比較例6の製品リチウム箔の厚さは、90μmであった。
比較例7のリチウム箔の圧延方法は、ロール用シリコーン層を有さないステンレス鋼製のロール基材を第1ロール及び第2ロールとして用いたこと以外は、実施例2と同じ装置を用い実施例2と同じ方法でリチウム箔を圧延した。
比較例7のリチウム箔の圧延方法で圧延し、実施例1と同様に測定した比較例7の製品リチウム箔の厚さは、90μmであった。
比較例8のリチウム箔の圧延方法は、第1ロール及び第2ロールとして、ロール用シリコーン層にかえてDLC(ダイヤモンドライクカーボン)層を設けたものを用いたこと以外は、実施例2と同じ装置を用い実施例2と同じ方法でリチウム箔を圧延した。なお、比較例8のリチウム箔の圧延装置における第1ロール及び第2ロールのロール基材は、実施例2と同様にステンレス鋼製である。
比較例8のリチウム箔の圧延方法で圧延し、実施例1と同様に測定した比較例8の製品リチウム箔の厚さは、80μmであった。
ウム箔の圧延方法によると、シリコーン層のないロールを用い、ロールとリチウム箔との間にシリコーン層を介在させなかった比較例7のリチウム箔の圧延方法に比べて著しく薄い製品リチウム箔を得ることができた。この結果から、ロールとリチウム箔との間にシリコーン層を介在させて圧延することで、薄い製品リチウム箔を得ることができることがわかる。
成形精度の高い金属製のロールまたはロール基材を使用することで、寸法精度の高い製品リチウム箔を得ることが可能になるため、実施例1及び実施例2のリチウム箔の圧延方法によると、破損が抑制されかつ寸法精度の高い製品リチウム箔を製造できるといえる。
3:フィルム供給部 4:潤滑剤供給部
11:第1ロール 12:第2ロール
15:ロール基材 16:ロール基材
21、22:巻き取りロール 31:第1フィルム巻き出しロール
32:第2フィルム巻き出しロール 41:第1吹出ノズル
42:第2吹出ノズル 61、62:フィルム用シリコーン層
65、66:ロール用シリコーン層 71、72:フィルム基材
81:第1フィルム 82:第2フィルム
91:リチウム原箔(リチウム箔) 95:製品リチウム箔(リチウム箔)
98:潤滑剤
Claims (5)
- 2つのロールの間でリチウム箔を圧延するリチウム箔の圧延方法であって、
前記ロールと前記リチウム箔との間にシリコーン層を介在させ、
前記2つのロールの少なくとも一方と前記リチウム箔との間にフィルムを介在させ、
前記フィルムは、前記リチウム箔側の面に前記シリコーン層を有する、リチウム箔の圧延方法。 - 2つのロールの間でリチウム箔を圧延するリチウム箔の圧延方法であって、
前記ロールと前記リチウム箔との間にシリコーン層を介在させ、
前記シリコーン層と前記リチウム箔との間に潤滑剤を介在させる、リチウム箔の圧延方法。 - 前記2つのロールの少なくとも一方は、ロール基材と、前記ロール基材の表面を覆う前
記シリコーン層と、で構成される、請求項1又は請求項2に記載のリチウム箔の圧延方法。 - 前記ロール基材はステンレス鋼製である、請求項3に記載のリチウム箔の圧延方法。
- 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のリチウム箔の圧延方法によりリチウム箔を圧延する工程と、
圧延後の前記リチウム箔を電極における活物質層に一体化する工程と、を有する、電極の製造方法。
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