JP6900944B2 - 成型品の検査方法 - Google Patents

成型品の検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6900944B2
JP6900944B2 JP2018214351A JP2018214351A JP6900944B2 JP 6900944 B2 JP6900944 B2 JP 6900944B2 JP 2018214351 A JP2018214351 A JP 2018214351A JP 2018214351 A JP2018214351 A JP 2018214351A JP 6900944 B2 JP6900944 B2 JP 6900944B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
convex portion
illumination
molded product
main body
convex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018214351A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020085450A (ja
Inventor
徹 ▲高▼倉
徹 ▲高▼倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Corp
Original Assignee
Nichia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Corp filed Critical Nichia Corp
Priority to JP2018214351A priority Critical patent/JP6900944B2/ja
Publication of JP2020085450A publication Critical patent/JP2020085450A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6900944B2 publication Critical patent/JP6900944B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

本開示は、成型品の検査方法に関する。
部品の形状等を検査する際に、斜め方向から平行光を照射することが知られている。
特開2014−035185号公報
例えば、金型等で成型された成型品の場合、平行光を用いると丸みを帯びたエッジが認識しにくく、検査精度が高くない場合がある。
本実施形態は、以下の構成を含む。
本体部と、前記本体部の上面と連続し、互いに離間する第1凸部及び第2凸部と、を含む成型品を準備する工程と、
前記成型品が配置される支持台と、前記支持台の上方に配置されるカメラと、上面視において前記カメラよりも外側に配置される照明と、を備える検査装置を準備する工程であって、前記照明は、前記支持台の上方に配置され、かつ、平面視において前記第1凸部と前記第2凸部との中間点よりも第1凸部に近い側に配置される第1照明と、前記第1凸部と前記第2凸部との中間点よりも第2凸部に近い側に配置される第2照明と、を含む検査装置を準備する工程と、
前記第1照明を消灯した状態で、前記第2照明を前記第1凸部の内側面及び前記本体部の前記上面に照射し、前記第1凸部と前記上面との境界として第1測定位置を測定する第2測定工程と、
前記第2照明を消灯した状態で、前記第1照明を前記第2凸部の内側面及び前記本体部の前記上面に照射し、前記第2凸部と前記上面との境界として第2測定位置を測定する第1測定工程と、
を備える成型品の検査方法。
以上により、成型品の検査を、精度よく行うことができる。
実施形態に係る検査方法で検査される成型品の一例を示す斜視図である。 実施形態に係る検査方法で検査される成型品の一例を示す側面図である。 実施形態に係る検査方法で検査される成型品の一例を示す上面図である。 実施形態に係る検査方法で検査される成型品の一例を示す一部拡大側面図である。 実施形態に係る検査方法で検査される成型品の一例を示す一部拡大側面図である 実施形態に係る成型品の検査方法を説明する模式側面図である。 実施形態に係る成型品の検査方法を説明する模式上面図である。 実施形態に係る成型品の検査方法を説明する模式側面図である。 実施形態に係る成型品の検査方法を説明する模式上面図である。 実施形態に係る成型品の検査方法を説明する模式上面図である。 実施形態に係る検査方法で検査される成型品の一例を示す上面図である。 実施形態に係る検査方法で検査される成型品の一例を示す上面図である。 実施態に係る成型品の検査方法を説明する模式上面図である。 実施形態に係る成型品の検査方法を説明する模式上面図である。 実施形態に係る成型品の検査方法を説明する模式上面図である。 実施形態に係る成型品の検査方法を説明する模式上面図である。 実施形態に係る成型品の検査方法を説明する模式上面図である。 実施形態に係る成型品の検査方法を説明する模式上面図である。 実施形態に係る成型品の検査方法を説明する模式上面図である。
本発明を実施するための形態を、以下に図面を参照しながら説明する。ただし、以下に示す形態は、本発明の技術思想を具体化するための成型品の検査方法を例示するものであって、本発明は、成型品の検査方法を以下に限定するものではない。
また、本明細書は、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に、実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。尚、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。
検査対象となる成型品を準備する。図1A〜図1Eは、成型品100の一例であり、本体部30と、本体部30の上面31と連続し、互いに離間する第1凸部10及び第2凸部20を備える。第1凸部10と第2凸部20は、それぞれ本体部30と一体成型されている。一体成型された成型品100としては、例えば、金型を用いて成型された樹脂製の成型品100を挙げることができる。
2つの凸部は、例えば、成型品100と、他の部材とを組み合わせる際の、位置合わせ部材として用いることができる。あるいは、成型品100の2つの凸部と、他の部材の孔等に嵌合させて固定する固定部材等として用いることができる。
図1D、図1Eは、本体部30と凸部との境界の一例を拡大して示す概略側面図である。本体部30の上面31は略水平な平面を備え、第1凸部10の側面11は、側面視において、本体部30の上面31に対して略垂直な平面領域12を備える。さらに、第1凸部10の側面11は、平面領域12の下部に、側面視において凹曲面である曲面領域13を備える。曲面領域13は、平面領域12の下端から外側に広がるような曲面である。つまり、第1凸部10の側面11の曲面領域13の下端14は、第1凸部10の側面11の平面領域12よりも外側に位置する。第2凸部20も同様であり、側面視において本体部30の上面31に対して略垂直な平面領域22と、側面視において凹曲面である曲面領域23と、曲面領域23の下端24と、を備える。
第1凸部10の側面11の曲面領域13は本体部30の上面31と滑らかに連続している。そのため、第1凸部10の側面11の下端14と本体部30の上面31との境界位置は、測定時の条件等によって、認識しにくく測定誤差が生じやすい。成型品100の大きさや用途等によって測定誤差の許容範囲は異なるが、例えば、成型品100がレンズなどの光学部材を含む場合は、高精度の位置合わせが必要となる。そのため、第1凸部10の曲面領域13の下端14の位置、つまり、本体部30と第1凸部10との境界位置を高精度に測定することが重要となる。同様に、第2凸部20の側面21の曲面領域23も、本体部30の上面31と滑らかに連続しており、認識しにくい。第1凸部10と第2凸部20の間の距離を高精度に測定するには、本体部30と第2凸部20との境界位置を高精度に測定する必要がある。
本実施形態に係る検査方法では、少なくとも2つの照明230として、第1照明231と第2照明232とを用いる。2つの照明230の位置関係を図2A、2B、3A、3Bに示す。図2A及び図3Aは、上下方向の位置関係を示す図であり、図2B及び図3Bは、上面視における位置関係を示す図である。図2A、図3Aに示すように、第1照明231と第2照明232は、ともに成型品100の2つの凸部よりも上方に位置している。ここでは、2つの照明230は、成型品100からの高さは同じである。
図2B、図3Bに示すように、第1照明231は、第1凸部10と第2凸部20との中間点PCよりも第1凸部10に近い側に配置される。第2照明232は、第1凸部10と第2凸部20の中間PC点よりも第2凸部10に近い側に配置される。
第1照明231と第2照明231の位置については、図4に示すような領域で規定することができる。図4には、第1凸部10からの距離と第2凸部20からの距離が等しい地点をつなげた仮想線LPを図示している。この仮想線LPは、第1凸部10と第2凸部20の中間点PCを含む線である。仮想線LPで分割される2つの領域のうち、第1凸部10を含む第1配置領域Z1に、第1照明231は配置される。同様に、仮想線LPで分割される2つの領域のうち、第2凸部20を含む第2配置領域Z2に、第2照明232は配置される。
第1照明231及び第2照明232は、それぞれ第2凸部20の内側面21及び第1凸部10の内側面11に光が照射されればよいため、成型品100の直上に位置することもできる。ただし、第1照明231は、上面視において第1凸部10よりも外側に位置することが好ましい。同様に、第2照明232は、上面視において第2凸部20よりも外側に位置することが好ましい。これにより、それぞれの凸部の内側面に照射することができる。
第1照明231と第2照明232は、同時に点灯しない。すなわち、第1測定工程として、第1照明231を消灯した状態で、第2照明232を点灯する。そして、第2照明232からの光のみを第1凸部10の側面(内側面)11と本体部30の上面31とに照射する。尚、第1凸部10と第2凸部20とが、互いに対向する側の側面を、内側面とも称する。このように、第2照明232からの光のみを照射して、第1凸部10と本体部30との境界として、第1凸部10の下端14である第1測定位置P1を測定する。
同様に、第2測定工程として、第2照明232を消灯した状態で、第1照明231を点灯する。そして、第1照明231からの光を第2凸部20の側面(内側面)21と本体部30の上面31とに照射する。このように、第1照明231からの光のみを照射して、第2凸部20と本体部30との境界として、第2凸部20の下端24である第2測定位置P2を測定する。
第1照明231及び第2照明232とも、第1凸部10及び第2凸部20の各内側面11、21と本体部30の上面31とに、斜め上方向から拡散光を照射する。このとき、上述のように、同時に2つの照明からの光を照射するのではなく、1つの照明のみの光を照射する。これにより、第1凸部10と本体部30との境界である第1測定位置P1と、第2凸部20と本体部30との境界である第2測定位置P2とを、精度良く測定することができる。これは、第1凸部10の側面11の曲面領域13と、第2凸部20の側面21の曲面領域23とが、異なる方向に向いた曲面であるため、上述の2つの異なる方向からの照明からの光を同時に照射すると、光が干渉しあい各凸部の曲面領域の始点である境界位置が打ち消され、第1凸部10と本体部30との境界、及び、第2凸部20と本体部30との境界が、視認しにくいためである。本実施形態に係るように、斜め上方向からの照明を、それぞれの測定位置毎に照射することで、凸部と本体部30との境界位置を精度よく認識し、測定誤差を低減させることができる。
以下、各工程について詳述する。
(成型品を準備する工程)
本実施形態に係る検査方法で検査される成型品100の一例を図1A〜図1Eに示す。成型品100は、本体部30と、第1凸部10と、第2凸部20と、を備える。
図1A等に示す例では、成型品100は上面視形状が四角形である。ただし、成型品100の上面視形状はこれに限らず、三角形、五角形等の多角形や、円形、楕円形、さらにはこれらの一部を変形させた形状等、任意の形状のものを用いることができる。
成型品100の上面31は、第1凸部10及び第2凸部20と接続される部分であり、第1凸部10及び第2凸部20の上面よりも低い位置にある面である。本体部30の上面31は、第1凸部10及び第2凸部20が接続される領域においては水平な面であり、かつ、平坦な面である。それ以外の領域、つまり、第1凸部10及び第2凸部20から離間する領域については、水平で平坦な面でもよく、溝部、凹部、凸部等を備えていてもよく、あるいは、貫通部を備えていてもよい。また、本体部30の上面31は、第1凸部10及び第2凸部20から離間する領域においては、別部材で構成されていても構わない。つまり、本体部30の上面31は、第1凸部10の近傍及び第2凸部20の近傍は、第1凸部10及び第2凸部20と一体であり、それ以外の領域は一体であってもよく、別体であってもよい。
成型品100は、その本体部30と一体成型された第1凸部10と第2凸部20の2つの凸部を少なくとも備える。尚、凸部の数はこれに限らず、3以上の凸部を備えてもよい。その場合、本実施形態に係る検査方法を用いて全ての凸部の位置を測定してもよく、あるいは、必要な凸部のみを測定してもよい。また、3以上の凸部を備える場合、凸部毎に応じた照明を備えてもよく、あるいは、同じ方向に向いた曲面領域と上面との境界位置を測定する場合は、同じ照明を用いて測定することができる。
図1A等に示す成型品100では、本体部30の上面31は略四角形であり、その上面31の4つの隅部のうち、対角位置にある2つの隅部に第1凸部10と第2凸部20が配置されている。また、図5Aに示す成型品100Aでは、上面視が四角形の本体部30の上面31の4つの隅部のうち、隣接する位置にある2つの隅部に第1凸部10Aと第2凸部20Aとが配置されている。このように、2つの凸部は、任意の位置に配置することができる。ただし、互いの凸部の離間距離は、少なくとも凸部の高さと同程度以上であることが好ましい。
第1凸部10及び第2凸部20は、図1C等に示すように、本体部30の上面の外縁と接する位置に配置することができる。換言すると、第1凸部10及び第2凸部20の側面の一部は、本体部30の側面と同一面であってもよい。あるいは、図5Bに示すように、第1凸部10B及び第2凸部20Bは、本体部30の上面31の外縁から離間する位置に配置することができる。
第1凸部10及び第2凸部20は、本体部30の上面31から上方に凸となる形状であり、それぞれ上面視形状が四角形、三角形、円形、又はこれらの一部を変形させた形状等の柱状である。第1凸部10及び第2凸部20は、同じ形状とすることができ、あるいは、異なる形状であってもよい。
成型方法としては、射出成型、圧縮成型、トランスファ成型等が挙げられる。また、シート状の軟質の部材を準備し、金型等を用いて部分的に押圧して変形させる方法等が挙げられる。成型品の材料としては、樹脂、金属等が挙げられる。成型品は、これらの方法を用いて成型して準備してもよく、あるいは、あらかじめ成型されたものを購入等により準備してもよい。
(検査装置を準備する工程)
検査装置200を準備する。検査装置200は、図2A〜図3Bに示すように、支持台210と、カメラ220と、照明230と、を備える。
支持台210は、成型品100を支持可能な上面を備える。
照明230は、少なくとも第1照明231と第2照明232とを備えている。第1照明231及び第2照明232は、それぞれ、1又は複数のLED(発光ダイオード)を備えることができる。照明230は、図2A等に示すように、側面視において成型品100よりも上側に位置する。第1照明231及び第2照明232は、略同じ高さに位置することが好ましい。第1照明231及び第2照明232のそれぞれの光軸は、斜め下方向に向いており、成型品100の本体部30の上面31と凸部との境界が照射領域に入るように設定することが好ましい。さらに、各照明230のそれぞれの光軸は、成型品100の本体部30の上面31と交差するように設定することが、より好ましい。
第1照明231は、第2凸部20と本体部30との境界である第2測定位置P2を測定するための照明である。第1照明231は、平面視において第1凸部10と第2凸部20の中心点PCよりも第1凸部10に近い側(第1配置領域Z1)に配置される。
第1配置領域Z1に配置される第1照明231が1つの場合は、図3Bに示すように、第1照明231の光軸が第2凸部20の内側面11の中心と略一致するように配置することができる。尚、ここで「1つの第1照明231」とは、例えば、1つのLEDでもよく、複数のLEDでもよい。つまり、同時点灯させるLED群を指す。これは第2照明232においても同様である。
また、第1配置領域Z1に配置される第1照明231として、第1配置領域Z1内の異なる位置に配置される第1A照明231Aと、第1B照明231Bとを備えることができる。例えば、測定装置によっては、X方向と、X方向と直交するY方向の距離を測定することのみが可能であり、斜め方向等については、直接的に測定できない場合がある。その場合、X方向の距離とY方向の距離とを測定し、その測定値から斜め方向の距離を算出することができる。そのような場合は、2つの凸部のそれぞれについて、2カ所を測定する必要がある。
例えば、図6Aに示すように、第1照明231として、第1A照明231Aと第1B照明231Bとを準備する。第1A照明231Aと第1B照明231Bとは、成型品100を中心として90度回転させた位置に配置する。あるいは、第1凸部10及び第2凸部20の中間点PCを中心として90度回転させた位置に配置する。第1A照明231Aは第2凸部20の第2A測定位置P2Aを測定するための照明であり、第1B照明231Bは第2凸部20の第2B測定位置P2Bを測定するための照明である。
第2照明232は、第1凸部10と本体部30との境界である第1測定位置P1を測定するための照明である。第2照明232は、平面視において第1凸部10と第2凸部20の中心点よりも第2凸部20に近い側(第2配置領域Z2)に配置される。
第2配置領域Z2に配置される第2照明232が1つの場合は、図2Bに示すように、第2照明232の光軸が第1凸部10の内側面11の中心と略一致するように配置することができる。
また、第2配置領域Z2に配置される第2照明232として、第2配置領域Z2内の異なる位置に配置される第2A照明232Aと、第2B照明232Bとを備えることができる。第2A照明232Aと第2B照明232Bとは、図6Aに示すように、成型品100を中心として90度回転させた位置に配置することができる。あるいは、第1凸部10及び第2凸部20の中間点PCを中心として90度回転させた位置に配置する。
第1照明231と第2照明232が、それぞれ1つの場合は、図4に示すように、第1凸部10と第2凸部20との中間点PCを中心として対称となる位置に、第1照明231と第2照明232とを配置することができる。
また、第1照明231が、第1A照明231Aと第1B照明231Bを備え、第2照明232が、第2A照明232Aと第2B照明232Bとを備える場合、図6Aに示すように、第1A照明231Aと第1B照明231B、及び、第2A照明232Aと第2B照明232Bとは、それぞれ、第1凸部10と第2凸部20との中間点PCを中心として90度回転させた位置に配置することができる。さらに、第1A照明231Aと第2A照明232Aとが、第1凸部10と第2凸部20との中間点PCを中心として対称となる位置に配置させ、第1B照明231Bと第2B照明232Bとが、第1凸部10と第2凸部20との中間点PCを中心として対称となる位置に配置させる。つまり、第1凸部10と第2凸部20とを最短で結ぶ仮想線から、平面視においてそれぞれ45度回転した位置に、第1A照明231A、第1B照明231B、第2A照明232A、第2B照明232Bを、配置することができる。
第1照明231及び第2照明232は、例えば、白色発光の照明を用いることができ、例えば、蛍光灯、LED照明、ランプ等の拡散光を照射可能な照明を用いることができる。発光色は、白色のほか、赤色、青色、緑色等の単色であってもよい。それぞれ個別の照明であってもよく、あるいは、個別点灯可能な一体の照明であってもよい。例えば、図8に示すようなリング照明を用いることができ、ここでは4つの照明として第1A照明231A、第1B照明231B、第2A照明232A、第2B照明232Bを備え、それぞれ個別点灯可能なリング照明を例示している。
カメラ220は、照明230からの光を照射された成型品100を上方から認識するために、成型品100の直上に配置される。カメラ220によって認識された第1測定位置P1及び第2測定位置P2から、第1測定位置P1と第2測定位置P2との間の距離、すなわち、第1凸部10と第2凸部20との間の距離Lを算出することができる。尚、カメラ220は、画像処理装置と連動しており、カメラ220で得られた画像データをもとに、境界位置が算出される。
(測定工程)
支持台210上に配置された成型品100に対して、照明230からの光を照射して、第1測定工程と、第2測定工程と行う。第1照明231と第2照明232とは、同時に点灯させない。
例えば、2つの凸部に対して、それぞれ1つの測定位置を測定する場合について説明する。まず、図2A、図2Bに示すように、第1測定工程として、第1照明231を消灯した状態で第2照明232を照射し、第1凸部10と本体部30との境界である第1測定位置P1をカメラ220で測定する。次に、図3A、図3Bに示すように、第2測定工程として、第2照明232を消灯した状態で第1照明231を照射し、第2凸部20と本体部30との境界である第2測定位置P2をカメラ220で測定する。2つの測定位置P1、P2から、第1凸部10と第2凸部20との間の距離Lを算出し、合否を判定する。尚、照明の点灯順序は、特に限定されない。
1つの凸部の側面のうち、異なる2以上の側面の位置を測定するために、第1照明231として2以上の照明を備える場合も、それらを同時に点灯させない。つまり、1つの凸部に対して、複数の位置を測定する場合は、その測定位置ごとに、それぞれ別に照明を点灯させる。換言すると、第1測定工程のなかに、2つの測定工程があり、第2測定工程のなかに、2つの測定工程がある。例えば、成型品100が、2つの凸部として第1凸部10及び第2凸部20を備え、そのそれぞれを2か所ずつ測定する場合は、図6Aに示すように、第1A照明231A、第1B照明231B、第2A照明232A、第2B照明232Bの4つの照明を準備する。
まず、図7Aに示すように、第2A照明232A以外の照明を消灯した状態で第2A照明232Aを照射し、第1凸部10と本体部30との境界である第1A測定位置P1Aをカメラ220で測定する。次に、図7Bに示すように、第2B照明232B以外の照明を消灯した状態で第2B照明232Bを照射し、第1凸部10と本体部30との境界である第1B測定位置P1Bをカメラ220で測定する。同様に、第2凸部20についても、図7C及び図7Dに示すように、第1A照明231A及び第1B照明231Bを順次点灯して、第2凸部20と本体部30との境界である第2A測定位置P2A及び第2B測定位置P2Bの位置をカメラ220で測定する。
そして、図6Bに示すように、第1A測定位置P1Aと第2A測定位置P2Aから、第1凸部10と第2凸部20のx方向の距離Lxが算出される。同様に、第1B測定位置P1Bと第2B測定位置P2Bから、第1凸部10と第2凸部20のy方向の距離Lyが算出される。そして、得られた距離Lx及びLyから、第1凸部10と第2凸部20の距離Lが算出され、合否を判定する。
成型品100として、図1Aに示すような、上面視形状が略四角形の樹脂製の成型品100を準備する。成型品100の本体部30の上面31の4隅のうち2つの隅部に略四角柱状の第1凸部10と第2凸部20とを備える。成型品100は上面視が0.597cm×0.601cmの略四角形であり、第1凸部10と第2凸部20は、それぞれ縦0.059mm×横0.059mm、本体部30の上面31からの高さが0.300mmである。第1凸部10と本体部30との間には曲面領域13を備える。第2凸部20と本体部30との間には曲面領域23を備える。これらの曲面領域13、23は、それぞれ曲率半径が0.010mmである。
照明230として、図8に示すような4分割して独立点灯可能なリング照明を準備する。分割された照明は、それぞれ白色LEDを30個備えている。リング照明の中心の直下に成型品100が位置するように、支持台210上に載置する。その後、第2A照明232A、第2B照明232B、第1A照明231A、第1B照明231Bを順次点灯することで、第1A測定位置P1A、第1B測定位置P1B、第2A測定位置P2A、第2B測定位置P2Bをカメラ220で測定する。得られた測定値は、第1凸部10と第2凸部20のx方向の距離Lxが4.783mmであり、y方向の距離Lyが4.815mmであった。これらから第1凸部10と第2凸部20との間の距離Lが6.786mmであることが算出された。この成型品100の第1凸部10と第2凸部20との間の距離Lは6.781mm±0.030mmが公差範囲であるため、この測定に用いた成型品100は合格であると判定した。
本発明に係る成型品の検査方法は、凸部を備える成型品の検査に適用することができる。
100、100A…成型品
10、10A、10B…第1凸部
11…第1凸部の側面(内側面)
12…第1凸部の側面の平面領域
13…第1凸部の側面の曲面領域
14…第1凸部の下端(P1…第1測定位置)
14A…第1凸部の下端(P1A…第1A測定位置)
14B…第1凸部の下端(P1B…第1B測定位置)
20、20A、20B…第2凸部
21…第2凸部の側面(内側面)
22…第2凸部の側面の平面領域
23…第2凸部の側面の曲面領域
24…第2凸部の下端(P2…第2測定位置)
24A…第2凸部の下端(P2A…第2A測定位置)
24B…第2凸部の下端(P2B…第2B測定位置)
30…本体部
31…上面
PC…第1凸部と第2凸部の中間点
LP…第1凸部及び第2凸部からの距離が等しい仮想線
200…検査装置
210…支持台
220…カメラ
230…照明
231…第1照明
231A…第1A照明
231B…第1B照明
232…第2照明
232A…第2A照明
232B…第2B照明
Z1…第1配置領域(第1照明の配置領域)
Z2…第2配置領域(第2照明の配置領域)
L…第1凸部と第2凸部の間の距離
Lx…第1凸部と第2凸部の間のx方向の距離
Ly…第1凸部と第2凸部の間のy方向の距離

Claims (5)

  1. 本体部と、前記本体部の上面と連続し、互いに離間する第1凸部及び第2凸部と、を含む成型品を準備する工程と、
    前記成型品が配置される支持台と、前記支持台の上方に配置されるカメラと、上面視において前記カメラよりも外側に配置される照明と、を備える検査装置を準備する工程であって、前記照明は、前記支持台の上方に配置され、かつ、平面視において前記第1凸部と前記第2凸部との中間点よりも前記第1凸部に近い側に配置される第1照明と、前記第1凸部と前記第2凸部との中間点よりも前記第2凸部に近い側に配置される第2照明と、を含む検査装置を準備する工程と、
    前記第1照明を消灯した状態で、前記第2照明を前記第1凸部の内側面及び前記本体部の前記上面に照射し、前記第1凸部と前記上面との境界として第1測定位置を測定する第2測定工程と、
    前記第2照明を消灯した状態で、前記第1照明を前記第2凸部の内側面及び前記本体部の前記上面に照射し、前記第2凸部と前記上面との境界として第2測定位置を測定する第1測定工程と、
    を備える成型品の検査方法。
  2. 前記第1照明は、前記第2凸部の異なる側面に光を照射可能な第1A照明と第1B照明とを備え、前記第2照明は、前記第1凸部の異なる側面に光を照射可能な第2A照明と第2B照明とを備える、請求項1に記載の成型品の検査方法。
  3. 前記第1照明は、前記第1凸部よりも外側に配置される、請求項1又は請求項2に記載の成型品の検査方法。
  4. 前記第2照明は、前記第2凸部よりも外側に配置される、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の成型品の検査方法。
  5. 前記照明はリング照明であり、前記第1照明及び前記第2照明は、前記リング照明の一部である、請求項1〜請求項4にいずれか1項に記載の成型品の検査方法。
JP2018214351A 2018-11-15 2018-11-15 成型品の検査方法 Active JP6900944B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018214351A JP6900944B2 (ja) 2018-11-15 2018-11-15 成型品の検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018214351A JP6900944B2 (ja) 2018-11-15 2018-11-15 成型品の検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020085450A JP2020085450A (ja) 2020-06-04
JP6900944B2 true JP6900944B2 (ja) 2021-07-14

Family

ID=70907436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018214351A Active JP6900944B2 (ja) 2018-11-15 2018-11-15 成型品の検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6900944B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6022611A (ja) * 1984-06-28 1985-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高さ測定装置
JPH07119698B2 (ja) * 1986-10-03 1995-12-20 本田技研工業株式会社 所定の位置的な関係をもって配設される部材の検査装置
JP2010003293A (ja) * 2008-05-22 2010-01-07 Seiko Precision Inc 画像表示装置及び画像表示方法
JP6408259B2 (ja) * 2014-06-09 2018-10-17 株式会社キーエンス 画像検査装置、画像検査方法、画像検査プログラム及びコンピュータで読み取り可能な記録媒体並びに記録した機器
DE102015212910A1 (de) * 2015-07-09 2017-01-12 Sac Sirius Advanced Cybernetics Gmbh Vorrichtung zur Beleuchtung von Gegenständen
JP2018112479A (ja) * 2017-01-12 2018-07-19 リコーエレメックス株式会社 外観検査システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020085450A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5703561B2 (ja) 照明装置および照明装置の製造方法
US9297511B2 (en) Member for controlling luminous flux, light-emitting device, and illumination device
CN104765248B (zh) 压印装置、压印方法以及物品的制造方法
JP5251678B2 (ja) 外観検査用照明装置および外観検査装置
US10627675B2 (en) Planar light source device, display device and light flux control member
EP2233819A1 (en) LED illumination device
US8662713B2 (en) Lens and lighting device including the same
JP2003337365A (ja) リング照明装置
WO2014178278A1 (ja) 光束制御部材、発光装置、照明装置および成形型
US20120182710A1 (en) Led flash lens unit and manufacturing method thereof
JPH1021703A (ja) Led照明器
US20120069339A1 (en) Inspection device and producing method of wired circuit board
WO2020233208A1 (zh) 检测用精准出光装置和测量仪
EP1835226A1 (en) Lighting equipment and lighting system
JP2000112151A (ja) 位置決め用マ―ク、位置決め方法および位置合わせ方法
KR101064030B1 (ko) 조명장치
US7113313B2 (en) Dome-shaped apparatus for inspecting a component or a printed circuit board device
JP6900944B2 (ja) 成型品の検査方法
US20150049463A1 (en) Lens with diffusion structure and backlight module incorporating the same
JP2012064654A (ja) 発光装置、照明装置及び表示装置
TWI648570B (zh) 光學透鏡、光學系統及製作光學透鏡的方法
TWI653445B (zh) 視覺檢查模組、視覺檢查模組的焦距修正模組以及具有該模組的元件檢查系統
JP2005294631A (ja) 照明装置
JP7151256B2 (ja) 回折光学素子、多面付け体、多面付け体の検査方法、光照射装置、光照射装置の調整方法
JP2013257245A (ja) 物品の検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6900944

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250