JP6900532B1 - 映画推奨装置、映画推奨方法、及び映画推奨プログラム - Google Patents

映画推奨装置、映画推奨方法、及び映画推奨プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが映画館に来館したという実際の行動を考慮して、そのユーザに推奨する映画を決定することが可能な映画推奨装置、映画推奨方法及び映画推奨プログラムを提供する。【解決手段】情報提供システムSにおいて、情報提供サーバは、複数の映画館それぞれについて、映画館を識別する情報と、複数の映画のうち、映画館で上映される映画を識別する情報と、を含む映画館情報を記憶する記憶部から、映画館情報を取得し、複数の映画館のうち何れかに推奨先ユーザが来館したことを示す来館情報であって、推奨先ユーザが来館した来館映画館を示す来館情報を取得し、取得した映画館情報及び取得した来館情報に基づいて、複数の映画の中から、推奨先ユーザに推奨する映画を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザに映画を推奨する方法の技術分野に関する。
従来、映画や映画館をユーザに推奨する技術が知られている。係る技術においては、推奨する映画や映画館の決定に、コンピュータネットワーク上においてユーザにより入力された情報や、コンピュータネットワーク上におけるユーザの行動の履歴等が往々に用いられている。
例えば、特許文献1には、ユーザにより入力された場所からユーザが指定することができる半径内の映画館のリストを表示することが開示されている。また、特許文献1には、DVDレンタルにおいて、ユーザがレコメンデーションをクリックすると、以前のレンタルに基づき、ユーザ向けに映画のDVDが推奨されることが開示されている(段落[0135]〜[0141])。
特許第5032311号公報
映画館で上映される映画を鑑賞するためには、ユーザは、その映画館に足を運ぶ必要がある。この点において、映画館での映画鑑賞は、動画配信やレンタルを利用した映画鑑賞にはないプロセスを要する。そうしたプロセスを伴う映画鑑賞をユーザに推奨するためには、推奨の根拠の少なくとも一つとして相応の情報が必要になるものと考えられる。しかしながら、従来の技術において用いられている情報では、その根拠としては不十分であった。その理由は、従来の技術においては、コンピュータネットワーク上で入手可能なユーザに関する情報が用いられるものの、それらの情報は、実際にユーザが映画館に来館したという事実とは関連性がないからである。例えば動画配信等でユーザ映画を鑑賞した事実をネットワーク上におけるユーザの履歴から特定することができたとしても、それは、実際に映画館に足を運んで映画鑑賞することと同一視することはできない。
本願発明は以上の点に鑑みてなされてものであり、その課題の一例は、ユーザが映画館に来館したという実際の行動を考慮して、そのユーザに推奨する映画を決定することが可能な映画推奨装置、映画推奨方法、及び映画推奨プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の映画館それぞれについて、前記映画館を識別する情報と、複数の映画のうち、前記映画館で上映される映画を識別する情報と、を含む映画館情報を記憶する記憶手段から、前記映画館情報を取得する映画情報取得手段と、前記複数の映画館のうち何れかに推奨先ユーザが来館したことを示す来館情報であって、前記推奨先ユーザが来館した来館映画館を示す来館情報を取得する来館情報取得手段と、前記取得された映画館情報及び前記取得された来館情報に基づいて、前記複数の映画の中から、前記推奨先ユーザに推奨する映画を決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、映画館に関する映画館情報と、ユーザが来館した映画館を示す来館情報と、に基づいて、推奨する映画が決定される。従って、ユーザが映画館に来館したという実際の行動を考慮して、そのユーザに推奨する映画を決定することができる。
請求項2に記載の発明は、前記来館情報取得手段は、前記来館映画館で発券された映画チケットが撮影されることにより得られる画像データを、前記推奨先ユーザが利用する端末装置から取得し、前記取得された画像データに対する画像処理に基づいて、前記来館情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、映画館で発券された映画のチケットの画像データに基づいて、ユーザがその映画館に来館したことを示す来館情報が取得される。従って、ユーザが映画を見るために映画館に来館したという事実を適切に特定することができる。
請求項3に記載の発明は、前記複数の映画のうち、前記推奨先ユーザにより予め選択された映画及び映画館の少なくとも何れか一方を示すユーザ映画情報を取得するユーザ映画情報取得手段を更に備え、前記来館情報取得手段は、前記画像処理に基づいて前記画像データから認識された情報と、前記取得されたユーザ映画情報と、の比較に基づいて、前記来館情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、チケットの画像データに基づいて、ユーザが来館した事実を特定しようとする場合に、ユーザが来館した映画館又はユーザが映画館で見る映画が、そのユーザにより予め選択された映画館又は映画に限定される。従って、画像データから、予め選択された映画館及び映画の少なくとも何れか一方の名称を認識すればよいので、名称の認識精度を向上させることができる。従って、来館情報の認識精度を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、前記来館情報は、前記複数の映画のうち、前記来館映画館で前記推奨先ユーザが見る鑑賞映画を更に示し、前記記憶手段は、前記複数の映画それぞれについて、前記映画のジャンルを示すジャンル情報を更に記憶し、前記映画情報取得手段は、前記記憶手段から前記ジャンル情報を更に取得し、前記決定手段は、前記鑑賞映画のジャンルに基づいて、前記推奨する映画を決定することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが見る映画のジャンルに基づいて、推奨する映画が決定される。ユーザが見る映画のジャンルは、例えばユーザの嗜好や属性を示すので、推奨する映画を適切に決定することができる。
請求項5に記載の発明は、前記決定手段は、前記鑑賞映画のジャンルと同一のジャンルに属する他の映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが見る映画のジャンルと同一のジャンルの映画が推奨されるので、ユーザが、推奨される映画を見に映画館へ行く蓋然性を高めることができる。
請求項6に記載の発明は、前記来館情報取得手段は、前記推奨先ユーザを含む複数のユーザそれぞれについて、前記複数の映画館のうち何れかの映画館に前記ユーザが来館したことを示す前記来館情報であって、前記ユーザが来館した映画館で前記ユーザが見る映画を示す前記来館情報を取得し、前記取得された来館情報、及び前記取得されたジャンル情報に基づいて、前記複数のユーザそれぞれの属性を推定する鑑賞属性推定手段を更に備え、前記決定手段は、前記複数のユーザのうち、前記推奨先ユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが見る映画のジャンルに応じて、そのユーザの属性が推定される。そして、ユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画が、推奨する映画に決定される。鑑賞する映画のジャンルの傾向が同一又は類似するユーザは、同一の属性を有する蓋然性が高い。そして、同一の属性を有するユーザは、同一の映画を見る蓋然性が高い。従って、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
請求項7に記載の発明は、前記来館情報取得手段は、前記複数のユーザそれぞれについて、前記複数の映画館のうち何れかの映画館に前記ユーザが来館したことを示す前記来館情報であって、前記ユーザが来館した映画館で前記ユーザが見る映画を示す前記来館情報を取得し、コンピュータネットワーク上における複数のユーザそれぞれの行動履歴と、前記取得された来館情報と、に基づいて、前記複数の映画のうち少なくとも一の映画について、前記一の映画を見るユーザがとる傾向がある行動を特定する行動特定手段と、前記一の映画のジャンルと前記特定された行動とに関連付けられる新たなジャンルを示す前記ジャンル情報を、前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を更に備え、前記決定手段は、前記鑑賞映画について前記新たなジャンルを示す前記ジャンル情報が前記記憶手段に記憶されている場合、前記新たなジャンルに基づいて、前記推奨する映画を決定することを特徴とする。
この発明によれば、或る映画を見るユーザに特定の行動の傾向が見られる場合、その映画の本来のジャンルに、その行動が付加されることで、新たなジャンルが生じる。ジャンルは、映画が有する属性の一つである。その映画を見るユーザがコンピュータネットワーク上においてとる傾向がある行動も、その映画の属性となる可能性がある。ジャンルという属性を別の属性で限定することで生じる新たなジャンルを用いることで、推奨する映画をより適切に決定することができる。
請求項8に記載の発明は、前記記憶手段に記憶される前記映画館情報は、前記映画館の位置を示す映画館位置情報を更に含み、前記推奨先ユーザの位置を示すユーザ位置情報を取得する位置情報取得手段を更に備え、前記決定手段は、前記推奨先ユーザの位置及び前記来館映画館の位置に基づいて、前記複数の映画館のうち何れの映画館で上映される映画を推奨するかを決定することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザの位置及び映画館の位置に基づいて、何れの映画館で上映される映画を推奨するかが決定される。従って、ユーザにとって利便性が高い映画館で上映される映画を推奨することができるので、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
請求項9に記載の発明は、前記位置情報取得手段は、前記推奨先ユーザの最新の位置と、前記推奨先ユーザの位置の履歴と、のうち少なくとも何れか一方を示す前記ユーザ位置情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが現在行きやすい映画館又は普段行きやすい映画館で上映される映画を推奨することができる。
請求項10に記載の発明は、コンピュータネットワーク上における前記推奨先ユーザの行動履歴を取得する行動履歴取得手段と、前記取得された推奨先ユーザの行動履歴に基づいて、前記推奨先ユーザの属性を推定する行動属性推定手段と、を更に備え、前記決定手段は、前記推定された属性に応じた映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザがとる行動によって、そのユーザの属性が推定される。そして、ユーザの属性に応じた映画が推奨される。ユーザがとる行動は、そのユーザの属性を示す場合がある。ユーザの行動から推定される属性に応じた映画が推奨されるので、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
請求項11に記載の発明は、前記行動履歴取得手段は、前記コンピュータネットワーク上における前記推奨先ユーザを含む複数のユーザそれぞれの前記行動履歴を取得し、前記行動属性推定手段は、前記複数のユーザそれぞれの属性を推定し、前記来館情報取得手段は、前記複数のユーザそれぞれについて、前記複数の映画館のうち何れかの映画館に前記ユーザが来館したことを示す前記来館情報であって、前記ユーザが来館した映画館で前記ユーザが見る映画を示す前記来館情報を取得し、前記決定手段は、前記複数のユーザのうち、前記推奨先ユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする。
この発明によれば、行動履歴に基づいて推定されたユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画が、推奨する映画に決定される。行動の傾向が同一又は類似するユーザは、同一の属性を有する蓋然性が高い。そして、同一の属性を有するユーザは、同一の映画を見る蓋然性が高い。従って、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
請求項12に記載の発明は、前記来館情報は、前記複数の映画のうち、前記来館映画館で前記推奨先ユーザが見る鑑賞映画を更に示し、前記来館情報取得手段は、前記推奨先ユーザを含む複数のユーザそれぞれについて、前記ユーザが来館した映画館と、前記ユーザが来館した映画館で前記ユーザが見る映画と、前記映画を見るために前記ユーザに割り当てられた座席と、を示す前記来館情報を取得し、前記決定手段は、前記複数のユーザの中に、前記推奨先ユーザに割り当てられた座席に隣接する座席が割り当てられた隣接ユーザが存在する場合、前記隣接ユーザが見たことがある映画のうち、前記鑑賞映画と異なる映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする。
この発明によれば、映画を見るために推奨先のユーザが座る座席の隣に座る他のユーザが見たことがある映画が、推奨先のユーザに推奨される。推奨先のユーザの隣に座る他のユーザは、推奨先のユーザの知人である可能性がある。推奨先のユーザは、知人からの影響を受ける可能性があるので、推奨先のユーザが、知人が見たことがある映画を見る可能性がある。従って、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
請求項13に記載の発明は、前記推奨先ユーザの知人を示す知人情報を取得する知人情報取得手段を更に備え、前記決定手段は、前記隣接ユーザが、前記取得された知人情報により示される知人である場合に、前記隣接ユーザが見たことがある映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする。
この発明によれば、推奨先のユーザが座る座席の隣に座る他のユーザが知人であることを適切に特定することができる。
請求項14に記載の発明は、前記来館情報は、前記複数の映画のうち、前記来館映画館で前記推奨先ユーザが見る鑑賞映画と、前記鑑賞映画の上映時間と、を更に示し、前記来館映画館の周辺で商品及びサービスの少なくとも何れか一方を提供する複数の場所それぞれの営業時間を示す営業時間情報を取得する営業時間情報取得手段と、前記取得された営業時間情報に基づいて、前記複数の場所のうち、前記鑑賞映画の上映時間外に利用可能な場所を、前記推奨先ユーザに推奨する処理を実行する場所推奨手段と、を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが来館した映画館の周辺にある場所が、そのユーザに推奨される。推奨される場所は、ユーザが見る映画の上映時間外に利用可能な場所である。ユーザは、来館した映画館の周辺にある場所を利用する可能性がある。上映時間中は映画を鑑賞するので、ユーザは、営業時間が映画の上映時間外の時間を含む場所を利用しやすい。従って、推奨された場所をユーザが利用する蓋然性を高めることができる。
請求項15に記載の発明は、前記決定手段は、前記来館映画館及び前記複数の映画館のうち前記来館映画館から相対的に近い映画館の少なくとも何れか一方で上映される映画を、前記推奨先ユーザに推奨する映画に決定することを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが来館したことがある映画館又はその映画館から相対的に近い映画館で上映される映画が推奨される。ユーザは、映画を見るために、同じ映画館に行く蓋然性が高い。また、ユーザは、ユーザが来館したことがある映画館から近い映画館にも行く蓋然性も高い。従って、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
請求項16に記載の発明は、前記決定手段は、前記複数の映画館のうち、前記推奨先ユーザに推奨する映画館と、前記推奨する映画館で上映される映画のうち、前記推奨先ユーザに推奨する映画と、を決定することを特徴とする。
この発明によれば、何れの映画館で何れの映画を見るかを推奨することができる。
請求項17に記載の発明は、コンピュータにより実行される映画推奨方法において、複数の映画館それぞれについて、前記映画館を識別する情報と、複数の映画のうち、前記映画館で上映される映画を識別する情報と、を含む映画館情報を記憶する記憶手段から、前記映画館情報を取得する映画情報取得ステップと、前記複数の映画館のうち何れかに推奨先ユーザが来館したことを示す来館情報であって、前記推奨先ユーザが来館した来館映画館を示す来館情報を取得する来館情報取得ステップと、前記取得された映画館情報及び前記取得された来館情報に基づいて、前記複数の映画の中から、前記推奨先ユーザに推奨する映画を決定する決定ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、コンピュータを、複数の映画館それぞれについて、前記映画館を識別する情報と、複数の映画のうち、前記映画館で上映される映画を識別する情報と、を含む映画館情報を記憶する記憶手段から、前記映画館情報を取得する映画情報取得手段と、前記複数の映画館のうち何れかに推奨先ユーザが来館したことを示す来館情報であって、前記推奨先ユーザが来館した来館映画館を示す来館情報を取得する来館情報取得手段と、前記取得された映画館情報及び前記取得された来館情報に基づいて、前記複数の映画の中から、前記推奨先ユーザに推奨する映画を決定する決定手段と、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが映画館に来館したという実際の行動を考慮して、そのユーザに推奨する映画を決定することができる。
一実施形態に係る情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。 (a)は、お得情報一覧画面100の表示例を示す図である。(b)は、登録確認ウインドウ110の表示例を示す図である。(c)は、ユーザお得情報一覧画面120の表示例を示す図である。 チケットの半券の撮影からポイント付与までの様子の一例を示す図である。 一実施形態に係る情報提供サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 データベースに記憶される内容の一例を示す図である。 一実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部11における機能ブロックの一例を示す図である。 (a)及び(b)は、推奨する映画の決定例を示す図である。 推奨する映画の決定例を示す図である。 情報提供システムSの動作例を示すシーケンス図である。 情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨映画決定処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係る情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。 (a)は、オンラインショッピングサーバ3に備えられるデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。(b)は、変換DB14h及び行動属性DB14iに記憶される内容の一例を示す図である。 推奨する映画の決定例を示す図である。 情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨映画決定処理の一例を示すフローチャートである。 推奨する映画の決定例を示す図である。 情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨映画決定処理の一例を示すフローチャートである。 鑑賞属性DB14jに記憶される内容の一例を示す図である。 推奨する映画の決定例を示す図である。 情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨映画決定処理の一例を示すフローチャートである。 新ジャンルDB14kに記憶される内容の一例を示す図である。 新たなジャンルの生成例を示す図である。 情報提供サーバ1のシステム制御部11によるジャンル細分化処理の一例を示すフローチャートである。 家族DB14lに記憶される内容の一例を示す図である。 映画館内における座席の配置と、ユーザが座る座席の一例を示す図である。 情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨映画決定処理の一例を示すフローチャートである。 施設DB14mに記憶される内容の一例を示す図である。 (a)は、映画館の周囲にある施設の例を示す図である。(b)は、推奨する施設の決定例を示す図である。 情報提供サーバ1のシステム制御部11による施設推奨処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、映画に関するお得な情報をユーザに提供し、その映画のチケットを映画館で受け取ったユーザに対して特典を付与する情報提供システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。お得情報は、映画館で特定の映画を鑑賞することを推奨する情報であり、映画を鑑賞するユーザに対して特典が付与されることを示す情報である。付与される特典は、例えば映画のチケットを購入する際に、そのチケットとの交換価値があるものであってもよい。或いは、特典は、実店舗又は所定のウェブサイトにおいてユーザが商品又はサービスを購入する際に、そのチケットとの交換価値があるものであってもよい。従って、付与される特典は、金銭的又は貨幣的な性質を有してもよい。特典の例として、ポイント、キャッシュバック、クーポン等が挙げられる。以下に説明する実施形態において、特典はポイントである。
[1.第1実施形態]
[1−1.情報提供システムの構成]
先ず、本実施形態に係る情報提供システムSの構成及び機能概要について、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、情報提供システムSは、情報提供サーバ1と、複数のユーザ端末2とを備える。情報提供サーバ1及び各ユーザ端末2は、ネットワークNWを介して互いに接続される。ネットワークNWは、例えばインターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
情報提供サーバ1は、映画のお得情報をユーザに提供するとともに、その映画のチケットを映画館で受け取ってチケット(またはその半券)を提示したユーザに対してポイントを付与するサーバ装置である。ユーザは、映画館で受け取ったチケットを撮影して、その画像を情報提供サーバ1へ送信する。これにより、ユーザに対してポイントが付与される。また、情報提供サーバ1は、チケットの画像に基づいて、来館情報を取得する。来館情報は、ユーザが何れかの映画館に来館したことを示す情報である。情報提供サーバ1は、来館情報に基づいて、そのユーザに推奨する映画を決定する。そして、情報提供サーバ1は、決定された映画のお得情報をユーザに提供する。
各ユーザ端末2は、情報提供システムSを利用するユーザにより利用される携帯用の端末装置である。ユーザ端末2には、ウェブブラウザ等のプログラムが記憶される。また、ユーザ端末2には、お得情報用のアプリケーションプログラムが記憶されてもよい。ユーザ端末2の例として、スマートフォン、タブレット式コンピュータ等の携帯情報端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等が挙げられる。
各ユーザ端末2は、そのユーザ端末2の位置を示す端末位置情報を取得する機能を有してもよい。例えば、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して、端末位置情報として経緯度が計算されてもよい。また例えば、移動体通信事業者により、基地局を利用した端末位置情報がユーザ端末2に提供されてもよい。この場合、ユーザ端末2は、そのユーザ端末2の近くにある基地局の位置に対応した経緯度、住所又は郵便番号を、端末位置情報として取得してもよい。また例えば、ユーザ端末2は、無線LAN(Local Area Network)を利用して端末位置情報が取得可能であってもよい。例えば、ユーザ端末2は、複数のアクセスポイントから無線を受信したとき、各アクセスポイントからの電波強度を測定するとともに、各アクセスポイントのSSIDを取得する。ユーザ端末2は、電波強度及びSSIDを含む情報を、図示せぬ所定のサーバ装置へ送信する。このサーバ装置には、アクセスポイントの設置位置の経緯度等が記憶されている。サーバ装置は、ユーザ端末2から受信した情報を用いて、例えば三角測量により、ユーザ端末2の位置を算出する。
また、各ユーザ端末2はデジタルカメラを備える。このデジタルカメラは、例えばCCD(Charge-Coupled Device)センサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等により構成されている。
図2(a)は、お得情報一覧画面100の表示例を示す図である。お得情報一覧画面100は、1又は複数のお得情報101を含む画面である。この画面は、例えばウェブページであってもよいし、その他の情報であってもよい。お得情報101は、映画のタイトル及び映画の画像(例えばポスター画像等)のうち少なくとも何れか一方を含む。お得情報101は、更に対象の映画を上映する映画館の名称、対象の映画のチケットをユーザが提示した場合にそのユーザに付与されるポイント数等を含んでもよい。
図2(b)は、登録確認ウインドウ110の表示例を示す図である。お得情報一覧画面100に表示された映画の中から、ユーザがポイントを獲得可能な映画のお得情報を、ユーザお得情報としてそのユーザが選択可能に、情報提供サーバ1が構成されてもよい。ユーザが、お得情報一覧画面100から何れかの映画のお得情報101を選択すると、ユーザ端末2は、図2(b)に示すように、登録確認ウインドウ110を表示する。登録確認ウインドウ110は、選択されたお得情報、登録ボタン119等を含む。ユーザが登録ボタン119を押下すると、選択された映画についてユーザお得情報が登録される。
その後、ユーザは、ユーザが選択した映画館のチケットを購入する。例えば、ユーザは、映画館でチケットを購入する。或いは、ユーザは、チケット販売所、コンビニエンスストア、チケットを予約可能なウェブサイト等でチケットを購入する。この場合、チケットは販売所又はコンビニエンスストアで発券され、或いはチケットはユーザ宛てに郵送される。これらのチケットは、映画館で発券されるチケットの交換券としての役割を有する。ユーザは、映画館外で受け取ったチケットを映画館に持っていき、そのチケットを、映画館で発券されるチケットと交換する。何れの場合であっても、ユーザは、映画館で映画のチケットを受け取る。
図2(c)は、ユーザお得情報一覧画面120の表示例を示す図である。映画館でチケットを受け取ると、ユーザは、図2(c)に示すように、ユーザお得情報一覧画面120をユーザ端末2に表示させる。ユーザお得情報一覧画面120は、1又は複数のユーザお得情報121、及び交換ボタン122を含む。ユーザは、ユーザお得情報一覧画面120から何れかのユーザお得情報121を選択して交換ボタン122を押下する。すると、ユーザ端末2のカメラが起動する。
図3は、チケットの半券の撮影からポイント付与までの様子の一例を示す図である。図3に示すように、ユーザ端末2−1を携帯するユーザU1は、映画化でチケットを購入した。そのチケットの半券T1には、例えばタイトル131、映画館名132、上映日133、上映時間134、スクリーン番号135、座席番号136、発券日時137等が印刷される。タイトル131は、チケットで鑑賞可能な映画のタイトルを示す。映画館名132は、チケットで映画を鑑賞可能な映画館を示す。上映日133は、映画が上映される日付である。上映時間134は、映画の上映が開始される時刻からその上映が終了する時刻までの時間枠又は期間を示す。スクリーン番号135は、映画を上映するスクリーンの番号を示す。座席番号136は、映画を鑑賞するためにユーザに割り当てられた座席の番号を示す。発券日時137は、チケットが発券された日時を示す。ユーザU1がユーザ端末2−1のカメラで半券T1を撮影する。ユーザ端末2は、撮影された半券T1の画像を示すチケット画像データを情報提供サーバ1へアップロードする。情報提供サーバ1は、チケット画像データに基づいて、半券T1に印字された情報を認識する。情報提供サーバ1は、認識された情報に基づいて、来館情報を生成する。情報提供サーバ1は、来館情報に基づいて、ユーザにポイントを付与する。また、情報提供サーバ1は、来館情報に基づいて、ユーザに推奨する映画を決定する。例えば、推奨される映画は、ユーザが来館したことがある映画で上映される映画であって、ユーザが鑑賞したことがない映画であってもよい。また例えば、推奨される映画は、ユーザが鑑賞したことがある映画のジャンルと同一のジャンルの映画であって、ユーザが鑑賞したことがない映画であってもよい。
[1−2.情報提供サーバの構成]
次に、情報提供サーバ1の構成について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、本実施形態に係る情報提供サーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、情報提供サーバ1は、システム制御部11と、システムバス12と、入出力インターフェース13と、記憶部14と、通信部15と、を備えている。システム制御部11と入出力インターフェース13とは、システムバス12を介して接続されている。
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c等により構成されている。
入出力インターフェース13は、記憶部14及び通信部15とシステム制御部11との間のインターフェース処理を行う。
記憶部14は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。この記憶部14には、会員DB14a、映画DB14b、映画館DB14c、上映スケジュールDB14d、端末位置情報DB14e、ユーザ映画情報DB14f、及び来館履歴DB14g等のデータベースが記憶されている。「DB」は、データベースの略語である。
図5は、データベースに記憶される内容の一例を示す図である。会員DB14aには、情報提供システムSのユーザに関する会員情報がユーザごとに記憶されている。具体的に、会員DB14aには、会員情報として、ユーザID、氏名、性別、生年月日、住所、保有ポイント数等の情報が互いに関連付けて記憶されてもよい。ユーザIDは、ユーザを識別するための識別情報である。保有ポイント数は、ユーザが現在保有しているポイントの数である。
映画DB14bには、少なくとも一の映画館で上映される映画に関する映画情報が、映画ごとに記憶されている。具体的に、映画DB14bには、映画情報として、映画ID、ジャンルID、タイトル、映画画像、及び付与ポイント数等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。映画IDは、映画を識別するための識別情報である。ジャンルIDは、対応する映画のジャンルを識別するための識別情報である。ジャンルの例として、アクション、SF、コメディ、サスペンス、スリラー等が挙げられる。また例えば、監督や出演者等でジャンル分けが行われていてもよい。映画画像は、映画宣伝用の静止画である。付与ポイント数は、対応する映画のチケット又はその半券を撮影してチケット画像データをアップロードしたユーザに対して付与されるポイントの数である。
映画館DB14cには、映画館に関する映画館情報が、映画館ごとに記憶される。具体的に、映画館DB14cには、映画館情報として、映画館ID、映画館名、映画館位置情報、座席情報等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。映画館IDは、映画館を識別するための識別情報である。映画館位置情報は、対応する映画館の位置を示す情報である。例えば、映画館位置情報は、映画館の経緯度又は住所等であってもよい。或いは、映画館位置情報は、映画館が占める区画の境界上における各頂点の経緯度を示す情報であってもよい座席情報は、映画館において映画を鑑賞するための座席の配置を示す情報である。例えば、座席情報は、例えば座席番号の二次元配列であってもよい。映画館が複数のスクリーンを有する場合、スクリーンごとに、スクリーン番号に関連付けて座席情報が記憶されてもよい。
上映スケジュールDB14dには、映画館における映画の上映予定を示す上映スケジュール情報が、映画館と上映日との組み合わせごとに記憶される。具体的に、上映スケジュールDB14dには、上映スケジュール情報として、映画館ID、上映日、及び1以上のタイムリストが、互いに関連付けて記憶されてもよい。映画館IDに示される映画館で、上映日に示される日に上映される映画ごとに、タイムリストは上映スケジュールDB14dに記憶される。タイムリストは、映画ID、スクリーン番号、及び1以上の上映時間を含んでもよい。映画IDは、上映される映画を示す。スクリーン番号は、対応する映画が上映されるスクリーンの番号を示す。各上映時間は、対応する映画の上映が開始される時刻からその上映が終了する時刻までの時間枠又は期間を示す。
端末位置情報DB14eには、各ユーザ端末2の位置を示す端末位置情報が記憶される。具体的に、情報提供サーバ1が何れかのユーザ端末2から端末位置情報を受信するごとに、情報提供サーバ1は、端末位置情報DB14eに、ユーザID、記録日時、及び端末位置情報を互いに関連付けて記憶させてもよい。ユーザIDは、端末位置情報を送信してきたユーザ端末2のユーザを示す。記録日時は、端末位置情報がユーザ端末2によって記録された日時である。例えば、各ユーザ端末2は、所定の時間が経過するごとにそのユーザ端末2の端末位置情報を取得して、情報提供サーバ1へ端末位置情報、そのユーザ端末2のユーザID及び記録日時を送信してもよい。
ユーザ映画情報DB14fには、映画のユーザお得情報に関するユーザ映画情報が、ユーザにより選択された映画、映画館、または映画と映画館との組み合わせごとに記憶される。具体的に、ユーザ映画情報DB14fには、管理情報ID、ユーザID、映画ID、映画館ID、及び獲得予定ポイント数等が、互いに関連付けて記憶される。管理情報IDは、ユーザ映画情報を識別するための識別情報である。ユーザIDは、ユーザお得情報を登録したユーザを示す。映画IDは、お得情報としてユーザが選択した映画を示す。映画館IDは、お得情報としてユーザが選択した映画館を示す。映画IDにより示される映画は、映画館IDにより示される映画館で上映される。なお、映画ID及び映画館IDのうち一方のみが、ユーザ映画情報DB14fに記憶されてもよい。獲得予定ポイント数は、対応するユーザが、対応する映画のチケットを撮影してチケット画像データをアップロードした場合に獲得するポイントの数である。
来館履歴DB14gには、来館情報が記憶される。具体的に、来館履歴DB14gには、来館情報として、ユーザID、映画館ID、映画ID、スクリーン番号、座席番号、上映日、及び上映時間等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。ユーザIDは、映画館に来館したユーザを示す。映画館IDは、ユーザが来館した映画館を示す。映画IDは、来館した映画館でユーザが鑑賞する又は鑑賞した映画を示す。スクリーン番号は、ユーザが鑑賞する映画が上映されるスクリーンを示す。座席番号は、ユーザが映画を鑑賞するために割り当てられた座席を示す。上映日及び上映時間は、ユーザが鑑賞する映画される日及び時間である。
記憶部14には、更に、オペレーティングシステム、DBMS(Database Management System)、サーバプログラム等の各種プログラムが記憶されている。サーバプログラムは、情報提供システムSに関する各種処理をシステム制御部11に実行させるプログラムである。特にサーバプログラムは、来館情報を取得するとともに、来館情報に基づいて映画を推奨するためのプログラムである。サーバプログラムは、例えば、他の装置からインターネットNWを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部15は、ネットワークNWを介してオンラインショッピングサーバ3やユーザ端末2と接続し、これらの装置との通信状態を制御する。
[1−3.システム制御部の機能概要]
次に、図6乃至図8を用いて、情報提供サーバ1のシステム制御部11の機能概要について説明する。図6は、本実施形態に係る情報提供サーバ1のシステム制御部11における機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部11は、CPU11aが、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図6に示すように、端末位置情報取得部111、ユーザ選択映画情報取得部112、来館情報取得部113、映画館情報取得部114、推奨映画決定部115、及び推奨部116等として機能する。
端末位置情報取得部111は、ユーザの位置を示す端末位置情報を取得する。例えば、端末位置情報取得部111は、ユーザ端末2から、そのユーザ端末2の最新の位置を示す端末位置情報を取得してもよい。或いは、端末位置情報取得部111は、端末位置情報DB14eから、推奨先のユーザのユーザIDに関連付けられた端末位置情報を取得してもよい。この場合、端末位置情報取得部111は、ユーザ端末2の最新の位置を示す端末位置情報を取得してもよいし、端末位置情報の履歴を取得してもよい。
ユーザ選択映画情報取得部112は、複数の映画のうち、ユーザにより予め選択された映画及び映画館の少なくとも何れか一方を示すユーザ選択映画情報を取得する。例えば、ユーザによる操作に基づいて、ユーザ端末2は、ユーザお得情報要求を情報提供サーバ1へ送信する。ユーザお得情報要求は、ユーザお得情報を要求したユーザのユーザIDを含む。ユーザ選択映画情報取得部112は、ユーザお得情報要求に含まれるユーザIDに関連付けられたユーザ映画情報を、ユーザ映画情報DB14fから取得する。ユーザ選択映画情報取得部112は、ユーザ映画情報に基づいて、ユーザお得情報一覧画面120をユーザ端末2に表示させるための情報を生成し、この情報をユーザ端末2へ送信する。図2(c)に示すように、ユーザ端末2に表示されたユーザお得情報一覧画面120から、ユーザは、何れかのユーザお得情報121を選択して交換ボタン122を押下する。そして、チケットの撮影後、ユーザ端末2は、チケット画像データを、選択されたユーザお得情報121に対応する管理情報IDを情報提供サーバ1へ送信する。ユーザ選択映画情報取得部112は、ユーザ端末2から受信した管理情報IDに関連付けられた映画IDをユーザ映画情報DB14fから取得する。或いは、ユーザ選択映画情報取得部112は、管理情報IDに関連付けられた映画ID及び映画館IDを取得する。ユーザ選択映画情報取得部112は、ユーザ選択映画情報として、映画IDに対応する映画のタイトルを映画DB14bから取得し、又はユーザ端末2から受信した映画館IDに対応する映画館名を映画館DB14cから取得してもよい。
或いは、ユーザ選択映画情報取得部112は、ユーザ端末2にユーザお得情報一覧画面120を表示させなくてもよい。例えば、ユーザ端末2は、映画のチケットを撮影することにより得られたチケット画像データを、そのユーザ端末2のユーザIDとともに情報提供サーバ1へアップロードする。ユーザ選択映画情報取得部112は、ユーザ端末2から受信したユーザIDに関連付けてユーザ映画情報DB14fに記憶されている全ての映画ID及び映画館IDの少なくとも何れか一方を取得する。ユーザ選択映画情報取得部112は、映画IDに対応するタイトル及び映画館IDに対応する映画館名を、お得情報として取得してもよい。
来館情報取得部113は、複数の映画館のうち何れかにユーザが来館したことを示す来館情報であって、そのユーザが来館した映画館を示す来館情報を取得する。来館情報は、映画を見るためにユーザが特定の映画館に来館したことを特定するための情報である。来館情報は、映画館に加えて、ユーザが来館した映画館でそのユーザが見る映画、上映日、上映時間、スクリーン番号、及び座席番号のうち少なくとも何れか一つを更に示してもよい。
例えば、来館した映画館で発券された映画のチケットを受け取ったユーザは、そのチケット(または半券)を、そのユーザが利用するユーザ端末2で撮影する。来館情報取得部113は、その撮影により得られたチケット画像データをユーザ端末2から取得してもよい。そして、来館情報取得部113は、取得されたチケット画像データに対する画像処理に基づいて、来館情報を取得してもよい。具体的に、来館情報取得部113、文字認識により、チケット画像データから、チケットに印刷された文字列を特定してもよい。来館情報取得部113は、特定した文字列と、映画館DB14cに記憶されている各映画館名とを比較してもよい。来館情報取得部113は、特定した文字及び映画館名のうち、特定した文字列と映画館名との間で一致する文字の割合を示す一致率を計算してもよい。そして、来館情報取得部113は、特定した文字列との一致率が所定の閾値以上である映画館名のうち、一致率が最も高い映画館名に対応する映画館IDを、ユーザが来館した映画館を示す情報として取得してもよい。また、来館情報取得部113は、映画名、上映日、上映時間、スクリーン番号、及び座席番号のうち少なくとも一つについても、映画館名と同様にチケット画像データに基づいて取得してもよい。例えば、来館情報取得部113は、特定した文字列と、映画DB14bに記憶されている各映画のタイトルとを比較してもよい。来館情報取得部113は、特定した文字列とタイトルとの間の一致率を計算し、一致率に基づいて、来館した映画館でユーザが見る映画を特定してもよい。
少なくともチケット画像データから、ユーザが来館した映画館が特定される必要がある。来館情報取得部113は、映画館を特定することができた場合にのみ、来館情報を取得し、ユーザにポイントを付与してもよい。また、映画館に加えて、映画名等、特定することが必要な情報が予め定められていてもよい。そして、来館情報取得部113は、必要な情報を全て特定することができた場合にのみ、来館情報を取得し、ユーザにポイントを付与してもよい。
チケットに印刷される情報のレイアウトは、映画館によって異なる場合がある。そこで、情報提供サーバ1の記憶部14には、各映画館に関連付けて、チケット内の情報のレイアウトを示す情報が記憶されてもよい。来館情報取得部113は、チケット画像データから、チケットを発券した映画館を特定した場合、その映画館におけるチケット内の情報のレイアウトと、チケット画像データから特定された情報のレイアウトとが一致するか否かを判定してもよい。来館情報取得部113は、レイアウトが一致する場合にのみ、来館情報を取得し、ユーザにポイントを付与してもよい。
来館情報取得部113は、画像処理に基づいてチケット画像データから認識された情報と、ユーザ選択映画情報取得部112により取得されたユーザお得情報としての、映画のタイトル及び映画館名の少なくとも何れか一方と、の比較に基づいて、来館情報を取得してもよい。例えば、ユーザ選択映画情報取得部112は、前述したように、ユーザお得情報一覧画面120から選択されたユーザお得情報121に対応する映画のタイトル及び映画館名を取得する。来館情報取得部113は、前述と同様に、特定された文字と、ユーザお得情報としての映画館名との間の一致率を計算する。来館情報取得部113は、特定した文字との一致率が所定の閾値以上である映画館名のうち、一致率が最も高い映画館名に対応する映画館IDを、ユーザが来館した映画館を示す情報として取得してもよい。また、来館情報取得部113は、特定した文字との一致率が所定の閾値以上である映画のタイトルのうち、一致率が最も高いタイトルに対応する映画IDを、来館した映画館でユーザが見る映画を示す情報として取得してもよい。
ユーザお得情報を用いる場合、比較に用いられる映画のタイトル又は映画館名が限定される。従って、来館情報の認識精度を高めることができる。ユーザは、特定の映画を見るかもしれないと思って又は特定の映画館で映画を見るかもしれないと思って、その映画及び映画館の少なくとも何れか一方についてのユーザお得情報を登録する。従って、ユーザはその特定の映画を見る蓋然性又はその特定の映画館で映画を見る蓋然性が高い。そこで、例えば一致率の比較に用いられる閾値を、全映画のタイトル又は全映画館名を比較に用いる場合の閾値よりも低くすることができる。それによって、映画のタイトル又は映画館名の認識率を高めることができる。なお、来館情報取得部113がユーザお得情報を用いない場合、ユーザ映画情報DB14f及びユーザ選択映画情報取得部112は不要である。
来館情報取得部113は、チケット画像データに対する画像処理を用いる以外の方法で、来館情報を取得してもよい。例えば、来館情報取得部113は、端末位置情報取得部111により取得された端末位置情報と、映画館DB14cに記憶された映画館位置情報と、に基づいて、来館情報を取得してもよい。来館情報取得部113は、端末位置情報により示される位置と、或る映画館の映画館位置情報により示される位置と、の間の距離が所定値未満である場合、その映画館を、そのユーザ端末2のユーザが来館した映画館であると判定してもよい。或いは、来館情報取得部113は、端末位置情報により示される位置が、或る映画館の映画館位置情報により示され区域内にある場合、その映画館を、ユーザが来館した映画館であると判定してもよい。
映画のチケットとして電子チケットが用いられる場合、来館情報取得部113は、例えば電子チケットのシステムと連携して、来館情報を取得してもよい。例えば、電子チケットを予約可能なウェブサイトで、ユーザは、電子チケットを購入して、電子チケットをユーザ端末2にダウンロードする。映画館に来館すると、ユーザは、ユーザ端末2に電子チケットを表示させ、表示された電子チケットを、映画館に設置された読み取り機に読み取らせる。すると、電子チケットのシステムは、読み取られた電子チケットから、例えばユーザID、映画館ID、映画ID等の情報を特定し、特定した情報を、来館情報として情報提供サーバ1へ送信する。
映画館情報取得部114は、複数の映画館それぞれについて、映画館IDと、その映画館IDに示される映画館で上映される映画の映画IDと、を含む、映画館関係の情報を記憶する記憶部14から、その情報を取得する。取得される映画館関係の情報は、映画館DB14cに記憶される映画館情報及び上映スケジュールDB14dに記憶される上映スケジュール情報を少なくとも含んでもよい。取得される映画館関係の情報は、映画DB14bに記憶される映画情報を更に含んでもよい。
推奨映画決定部115は、映画館情報取得部114により取得された映画館関係の情報及び来館情報取得部113により取得された来館情報に基づいて、複数の映画の中から、推奨先となるユーザに推奨する映画を決定する。また、推奨映画決定部115は、複数の映画館のうち、ユーザに推奨する映画館を決定するとともに、その映画館で上映される映画館のうち、そのユーザに推奨する映画を決定してもよい。推奨する映画及び映画館を決定するタイミングは、例えばユーザ端末2にお得情報一覧画面100を表示させるときであってもよいし、ユーザ端末2からチケット画像データを受信することに応じて来館情報を取得したときであってもよいし、毎日決まった時間であってもよい。また、推奨映画決定部115は、映画を推奨するタイミングで、推奨する映画を決定してもよい。或いは、推奨映画決定部115は、推奨する映画を予め決定して、その後所定のタイミングで推奨が行われてもよい。
推奨映画決定部115は、例えばユーザが来館したことがある映画館を、推奨する映画館に決定し、その映画館で上映される映画を、推奨する映画に決定してもよい。来館情報から、ユーザがどの映画館に来館したことがあるかを特定することができる。映画館関係の情報から、如何なる映画館で如何なる映画が上映されるかを特定することができる。ユーザが来館したことがある映画館は、ユーザが将来にも来館する蓋然性が高い映画館である。従って、ユーザが来館する蓋然性が高い映画館で上映される映画を推奨することにより、ユーザが映画を見に映画館へ行く蓋然性を高めることができる。ユーザが来館したことがある映画館が複数存在する場合がある。その場合、推奨映画決定部115は、例えば来館度合い(例えば来館回数又は来館頻度)が高い映画館ほど、推奨する映画館に優先的に決定してもよい。
推奨映画決定部115は、複数の映画館のうち、ユーザが来館したことがある映画館から相対的に近い映画館で上映される映画を、推奨する映画に決定してもよい。例えば、推奨映画決定部115は、ユーザが来館したことがある映画館から所定距離以内にある映画館、又はユーザが来館したことがある映画館からの移動時間が所定時間以内である映画館を、推奨する映画館に決定してもよい。ユーザが来館したことがある映画館から近い映画館も、将来ユーザが来館する蓋然性が高い。移動時間の推定方法は、例えば従来のナビゲーションシステムにおける移動時間の推定方法と同様であってもよい。移動時間の推定は、情報提供サーバ1が行ってもよいし、他のサーバ装置が行ってもよい。例えば、情報提供サーバ1又は他のサーバ装置に地図DB、時刻表DB等のデータベースが記憶される。地図DBには、所定地域(例えば日本)内における各道路の位置及び種類や、道路の接続関係を示す地図情報が記憶される。時刻表DBには、鉄道等の交通機関における各路線の時刻表を示す時刻表情報が記憶される。地図DB及び時刻表DB等に基づいて、ダイクストラ法等の経路探索アルゴリズムを用いて、2地点間の移動経路が探索される。そして、探索された移動経路を移動に要する時間が計算される。
映画館関係の情報が映画館位置情報を含む場合、推奨映画決定部115は、端末位置情報取得部111により取得された端末位置情報及び映画館位置情報に基づいて、複数の映画館のうち何れの映画館を推奨するかを決定してもよい。例えば、推奨映画決定部115は、端末位置情報により示されるユーザの位置から近い映画館であるほど、推奨する映画館に優先的に決定してもよい。
推奨映画決定部115は、最新の端末位置情報又はユーザ端末2の現時点における位置を示す端末位置情報を用いてもよい。すなわち、推奨映画決定部115は、ユーザの現在位置から相対的に近い映画館を、推奨する映画館に決定してもよい。或いは、端末位置情報の履歴を用いてもよい。この場合、推奨映画決定部115は、ユーザの過去の位置から相対的に近い映画館を、推奨する映画館に決定してもよい。例えば、推奨映画決定部115は、端末位置情報の履歴から、日頃におけるユーザの行動範囲を特定してもよい。例えば、推奨映画決定部115は、ユーザが行ったことがある場所を、行動範囲と定めてもよい。そして、推奨映画決定部115は、特定された行動範囲から所定距離以内にある映画館を、推奨する映画館に決定してもよい。ユーザの行動範囲から近い映画館も、将来ユーザが来館する蓋然性が高い。また、ユーザが行ったことがある回数が多い場所又は行ったことがある頻度が高い場所であるほど、その場所から近い映画館を優先的に、推奨する映画館に決定してもよい。
また、推奨映画決定部115は、複数の映画館のうち、ユーザの住所から相対的に近い映画館を、推奨する映画館に決定してもよい。例えば、推奨映画決定部115は、ユーザの住所から所定距離以内にある映画館、又は住所からの移動時間が所定時間以内である映画館を、推奨する映画館に決定してもよい。
何れの条件を優先して、推奨する映画館を決定するかについては様々な例が考えられる。例えば、推奨映画決定部115は、先ずユーザが来館したことがある映画館を優先してもよい。ユーザが来館したことがある映画館が複数存在する場合、推奨映画決定部115は、それらの映画館のうち、ユーザの現在位置から相対的に近い映画館、ユーザが頻繁に来館する映画館又はユーザが頻繁に行く場所から近い映画館を優先してもよい。ユーザの位置から、ユーザが来館したことがある映画館まで遠い場合(例えば、距離が所定値を超える場合、又は移動時間が所定時間を超える場合)、推奨映画決定部115は、それらの映画館よりも、ユーザの現在位置からより近い方の映画館を優先してもよい。端末位置情報を取得することができない場合がある。例えば、衛星測位システムを用いる場合、ユーザ端末2が通信衛星からの電波を受信することができないことが挙げられる。その場合、推奨映画決定部115は、ユーザの住所から相対的に近い映画館を優先してもよい。
来館情報が、ユーザが見た映画を示す映画IDを含む場合、推奨映画決定部115は、ユーザが見た映画とは異なる映画を、推奨する映画に決定してもよい。また、推奨映画決定部115は、ユーザが見た映画のジャンルに基づいて、推奨する映画を決定してもよい。例えば、推奨映画決定部115は、ユーザが見た映画のジャンルと同一のジャンルの映画であって、ユーザが見た映画とは異なる映画を、推奨する映画に決定してもよい。或るジャンルの映画を見たユーザは、そのジャンルの映画が好きである蓋然性が高い。従って、そのようなジャンルの映画を推奨することで、ユーザが映画を見に映画館へ行く蓋然性を高めることができる。ユーザが見た映画のジャンルが複数存在し、それら複数のジャンルそれぞれに対応する映画を推奨可能である場合がある。その場合、推奨映画決定部115は、例えば鑑賞度合い(例えば鑑賞回数又は鑑賞頻度)が高いジャンルほど、推奨する映画のジャンルに優先的に決定してもよい。
図7(a)及び(b)は、推奨する映画の決定例を示す図である。例えば、ユーザ端末2−1を携帯するユーザU1は、映画館210及び220に来館したことはある。一方、ユーザU1は、映画館230に来館したことはない。ユーザU1は、現在映画館230の近くにいる。ユーザU1の位置からは映画館210も比較的近い。映画館220は、ユーザU1の位置から相当に遠い。そこで、図7(a)に示すように、ユーザが来館したことがある映画館のうち、ユーザの位置から比較的近い映画館210で上映される映画が優先して推奨されてもよい。
図7(b)に示すように、映画館210には、ユーザが見たことがある映画のジャンルと同一のジャンルの映画は上映されていないとする。この場合、映画館210は、推奨される映画館から除外されてもよい。映画館220及び230では、そのようなジャンルの映画が上映されている。映画館220はユーザの位置から相当に遠いので、映画館210は、推奨される映画館から除外されてもよい。従って、ユーザU1の近くにある映画館230で上映される映画が推奨されてもよい。
映画館関係の情報が、上映スケジュール情報を含む場合、推奨映画決定部115は、現時点よりも後に上映される映画を、推奨する映画に決定してもよい。推奨される映画は、例えば今日上映される映画の中から選択されてもよいし、今日以降の所定期間内に上映される映画の中から選択されてもよい。端末位置情報を用いる場合、推奨映画決定部115は、ユーザが現在位置から映画館までの移動時間を推定し、現時点からこの移動時間が経過した以降に上映される映画を、推奨する映画に決定してもよい。
また、来館情報が、ユーザが見た映画の上映時間を含む場合、推奨映画決定部115は、この上映時間に基づいて、推奨する映画を決定してもよい。例えば、推奨映画決定部115は、ユーザが映画を見た時間帯と同時間帯に上映される映画を、推奨する映画に決定してもよい。ユーザが映画を見たことがある時間帯は、将来ユーザが映画館に行って映画を見る蓋然性が高い時間帯である。従って、ユーザが映画を見る蓋然性が高い時間帯に上映される映画を推奨することにより、ユーザがその映画を見に映画館へ行く蓋然性を高めることができる。時間帯の例として、午前(〜12:00)、昼間(12:00〜17:00)、晩(17:00〜22:00)、深夜(22:00〜)等が挙げられる。
図8は、推奨する映画の決定例を示す図である。図8に示すように、来館情報から、ユーザU1は、18:00〜20:00に上映された映画Xを見たことが特定される。従って、ユーザは晩に映画を見たことになる。或る映画館では、映画Y及びZが上映される。映画Yは、15:00〜23:00の間に4回上映される。映画Zは、10:00〜15:00の間に3回上映される。映画Yは晩に上映されるが、映画Zは晩に上映されない。従って、映画YがユーザU1に推奨されてもよい。ユーザが複数の時間帯に映画を見に行ったことがある場合、推奨映画決定部115は、例えば鑑賞度合いが高い時間帯に上映される映画であるほど、優先的に推奨される映画に決定してもよい。
推奨映画決定部115は、各映画館の来館度合い、各ジャンルの映画の鑑賞度合い、ユーザの位置から各映画館までの距離、上映時間帯等の情報を総合的に考慮して、各映画館又は各映画館で上映される各映画に対して、優先度を示すスコアを計算してもよい。そして、推奨映画決定部115は、スコアが高い順に所定数の映画館又は映画を、推奨する映画館又は映画に決定してもよい。
推奨部116は、推奨映画決定部115により決定された映画(または映画及び映画館)を、ユーザに推奨する処理を実行する。例えば、ユーザからの操作に基づいて、ユーザ端末2がお得情報用のウェブサイトにアクセスし、又はユーザ端末2がお得情報用のアプリケーションプログラムを起動する。このとき、推奨部116は、推奨する映画についてのお得情報101を含むお得情報一覧画面100を、ユーザ端末2に表示させる。また、推奨部116は、ユーザ端末2からチケット画像データを受信することに応じて来館情報を取得したタイミングで、推奨する映画についてのお得情報101をユーザ端末2に表示させてもよい。また、推奨部116は、プッシュ通知を用いて、所定のタイミングで、推奨する映画の情報をユーザ端末2へ通知してもよい。来館情報が、ユーザが見る映画の上映時間を含む場合、推奨部116は、その上映時間外に通知を行ってもよい。
[1−4.情報提供システムの動作]
次に、情報提供システムSの動作について、図9及び図10を用いて説明する。図9は、情報提供システムSの動作例を示すシーケンス図である。
図9に示すように、ユーザ端末2は、ユーザからの操作に応じて、お得情報要求を情報提供サーバ1へ送信する(ステップS1)。お得情報要求は、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDを含む。お得情報要求を受信した情報提供サーバ1は、推奨映画決定処理を実行する(ステップS2)。推奨映画決定処理において、推奨映画決定部115は、ユーザに推奨する映画を決定する。そして、推奨映画決定部115は、推奨する映画の映画IDを含むお得情報リストを生成する。推奨映画決定処理の詳細は後述する。
次いで、推奨部116は、決定された映画のお得情報の一覧画面100を表示するための情報を、ユーザ端末2へ送信する(ステップS3)。例えば、推奨部116は、お得情報リストに含まれる映画IDに関連付けられたタイトル、映画画像、付与ポイント数を、映画DB14bから取得する。推奨部116は、取得された情報に基づいてお得情報101を生成する。推奨部116は、生成されたお得情報で構成されるお得情報一覧画面100の情報を生成する。そして、推奨部116は、お得情報一覧画面100の情報を送信する。
ユーザ端末2は、情報提供サーバ1から受信した情報に基づいて、お得情報一覧画面100を表示する(ステップS4)。ユーザは、お得情報一覧画面100から何れかのお得情報101を選択し、登録確認ウインドウ110において登録ボタン119を押下する(ステップS5)。これに応じて、ユーザ端末2は、ユーザお得情報登録要求を情報提供サーバ1へ送信する(ステップS6)。ユーザお得情報登録要求は、選択されたお得情報101に対応する映画の映画ID、及びユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDを含む。ユーザお得情報登録要求を受信すると、ユーザ選択映画情報取得部112は、新しい管理情報IDを生成する。ユーザ選択映画情報取得部112は、ユーザお得情報登録要求に含まれるユーザID及び映画ID等を、管理情報IDに関連付けて、ユーザ映画情報としてユーザ映画情報DB14fに記憶させる(ステップS7)。
その後、ユーザは、映画を鑑賞するために映画館に行って、そこで映画のチケットを受け取る。そして、ユーザ端末2は、ユーザからの操作に応じて、ユーザお得情報要求を情報提供サーバ1へ送信する(ステップS8)。ユーザお得情報要求は、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDを含む。ユーザお得情報要求を受信すると、ユーザ選択映画情報取得部112は、ユーザお得情報一覧画面120を表示するための情報を、ユーザ端末2へ送信する(ステップS9)。例えば、ユーザ選択映画情報取得部112は、ユーザお得情報要求に含まれるユーザIDに関連付けられたユーザ映画情報を、ユーザ映画情報DB14fから取得する。ユーザ選択映画情報取得部112は、取得されたユーザ映画情報に含まれる映画IDに関連付けられたタイトル、映画画像、付与ポイント数を取得する。ユーザ選択映画情報取得部112は、取得された情報及び管理情報IDに基づいて、ユーザお得情報121を生成する。ユーザ選択映画情報取得部112は、生成されたお得情報121で構成されるお得情報一覧画面120の情報を生成する。そして、推奨部116は、お得情報一覧画面120の情報を送信する。
ユーザ端末2は、情報提供サーバ1から受信した情報に基づいて、お得情報一覧画面120を表示する(ステップS10)。ユーザは、ユーザお得情報一覧画面120から、チケットを購入した映画のユーザお得情報121を選択して、交換ボタン122を押下する(ステップS11)。これに応じて、ユーザ端末2は、デジタルカメラを起動する。ユーザがこのデジタルカメラでチケットを撮影することにより、ユーザ端末2はチケット画像データを生成する(ステップS12)。ユーザ端末2は、チケット画像データを、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザID、及び選択されたユーザお得情報121に対応する管理情報IDとともに、情報提供サーバ1へアップロードする(ステップS13)。
チケット画像データを受信すると、来館情報取得部113は、チケット画像データに基づいて、来館情報を取得する(ステップS14)。例えば、来館情報取得部113は、チケット画像データから少なくとも一の文字列を特定する。来館情報取得部113は、映画館DB14cから、特定された文字列の何れかと映画館名との間の一致率が所定値以上である映画館を検索する。該当する映画館が存在しない場合、来館情報取得部113は、来館情報を生成せず、ポイントも付与しない。該当する映画館が存在する場合、来館情報取得部113は、チケット画像データとともに受信した管理情報IDに関連付けられた映画IDを、ユーザ映画情報DB14fから取得する。来館情報取得部113は、取得された映画IDに関連付けられた映画のタイトルと、チケット画像データから特定された文字列の何れかと、の一致率が所定値以上であるか否かを判定する。一致率が所定値未満である場合、来館情報取得部113は、来館情報を生成せず、ポイントも付与しない。一致率が所定値以上である場合、来館情報取得部113は、特定した映画館の映画館ID及び特定した映画の映画IDを含む来館情報を生成する。来館情報取得部113は、上映スケジュールDB14dを参照し、特定した映画館で、特定した映画が上映される場合にのみ、来館情報を生成してもよい。来館情報取得部113は、チケット画像データから更に上映日、上映時間、スクリーン番号、座席番号、及び発券日時等の情報を特定して、特定した情報を、来館情報に含めてもよい。来館情報取得部113は、生成された来館情報を、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDに関連付けて来館履歴DB14gに記憶させる(ステップS15)。次いで、来館情報取得部113は、ユーザにポイントを付与する(ステップS16)。例えば、来館情報取得部113は、ユーザ映画情報に含まれる獲得予定ポイント数を、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザIDに関連付けて会員DB14aに記憶されている保有ポイント数に加算して、この保有ポイント数を更新する。
推奨映画決定処理において、ユーザに推奨する映画及び映画館の組み合わせが決定された場合について、簡単に説明する。この場合、推奨する映画の映画IDと推奨する映画館の映画館IDとの組み合わせを含むお得情報リストを含むお得情報リストが生成される。ステップS3において、推奨部116は、お得情報リストに含まれる映画IDに関連付けられたタイトル、映画画像及び付与ポイント数と、お得情報リストに含まれる映画館IDに関連付けられた映画館名と、に基づいて、お得情報101を生成する。ステップS5において、何れかのお得情報101が選択された場合、ユーザ端末2は、ユーザID、映画ID、及び選択されたお得情報101に対応する映画館の映画館IDを含むユーザお得情報登録要求を送信する。ユーザ選択映画情報取得部112は、ユーザお得情報登録要求に含まれるユーザID、映画ID及び映画館IDを互いに関連付けてユーザ映画情報DB14fに記憶させる。ステップS9において、ユーザ選択映画情報取得部112は、ユーザ映画情報に含まれる映画IDに関連付けられたタイトル、映画画像及び獲得予定ポイント数と、ユーザ映画情報に含まれる映画館IDに関連付けられた映画館名と、に基づいて、ユーザお得情報121を生成する。ステップS14において、来館情報取得部113は、チケット画像データとともに受信した管理情報IDに関連付けられた映画ID及び映画館IDを、ユーザ映画情報DB14fから取得する。来館情報取得部113は、取得された映画館IDに関連付けられた映画館名と、チケット画像データから特定された文字列の何れかと、の一致率が所定値以上であるか否かを判定する。一致率が所定値未満である場合、来館情報取得部113は、来館情報を生成せず、ポイントも付与しない。
図10は、情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨映画決定処理の一例を示すフローチャートである。図10に示すように、端末位置情報取得部111は、お得情報要求に含まれるユーザIDに関連付けられた端末位置情報を、端末位置情報DB14eから取得する(ステップS101)。次いで、来館情報取得部113は、このユーザIDに関連付けられた来館情報を、来館履歴DB14gから取得する(ステップS102)。次いで、映画館情報取得部114は、各映画館の映画館情報を、映画館DB14cから取得する(ステップS103)。次いで、推奨映画決定部115は、ステップS101においてユーザ端末2の現在位置を示す端末位置情報を取得することができたか否かを判定する(ステップS104)。ユーザ端末2の現在位置を示す端末位置情報を取得することができなかった場合(ステップS104:NO)、推奨映画決定部115は、ユーザの住所から所定距離内にある映画館を抽出する(ステップS105)。このとき、推奨映画決定部115は、お得情報要求に含まれるユーザIDに関連付けられた住所を取得する。推奨映画決定部115は、各映画館の映画館位置情報に基づいて、住所と映画館との間の距離を計算する。次いで、処理はステップS109に進む。
一方、ユーザ端末2の現在位置を示す端末位置情報を取得することができた場合(ステップS104:YES)、推奨映画決定部115は、ユーザ端末2の現在位置から所定距離内に、ユーザが来館したことがある映画館があるか否かを判定する(ステップS106)。このとき、推奨映画決定部115は、各映画館の映画館位置情報に基づいて、ユーザ端末2の現在位置と映画館との間の距離を計算する。推奨映画決定部115は、ユーザ端末2の現在位置から所定距離内にある映画館の映画館IDが、ステップS102で取得された来館情報の何れかに含まれているか否かを判定する。ユーザが来館したことがある映画館がない場合(ステップS106:NO)、推奨映画決定部115は、ユーザ端末2の現在位置から所定距離内にある映画館を抽出する(ステップS107)。次いで、処理はステップS109に進む。
一方、ユーザが来館したことがある映画館がある場合(ステップS106:YES)、推奨映画決定部115は、ユーザ端末2の現在位置から所定距離内にある映画館の中から、ユーザが来館したことがある映画館を抽出する(ステップS108)。次いで、処理はステップS109に進む。
ステップS109において、映画館情報取得部114は、ステップS105、S107又はS108で抽出された映画館で上映される映画の映画情報を、映画DB14bから取得する。また、映画館情報取得部114は、ユーザが鑑賞したことがある映画の映画情報を取得する。例えば、映画館情報取得部114は、抽出された映画館の上映スケジュール情報を、上映スケジュールDB14dから取得する。映画館情報取得部114は、上映スケジュール情報に基づいて、現時点よりも後に上映される映画を特定する。また、映画館情報取得部114は、来館情報から、ユーザが鑑賞した映画を特定する。映画館情報取得部114は、特定された映画の映画館情報を取得する。
次いで、映画館情報取得部114は、ユーザが鑑賞したことがある映画のジャンルを特定する(ステップS110)。例えば、映画館情報取得部114は、ユーザが鑑賞したことがある映画のジャンルIDを、映画情報から取得する。
次いで、推奨映画決定部115は、抽出された映画館で上映される映画の中から、特定されたジャンルと同一のジャンルの映画であって、推奨先のユーザが見たことがない映画を、推奨する映画に決定する(ステップS111)。例えば、推奨映画決定部115は、来館情報から、ユーザが映画を鑑賞した上映時間を取得し、時間帯ごとに、映画の鑑賞度合いを計算する。推奨映画決定部115は、鑑賞度合いが所定値以上である時間帯を、ユーザが映画を鑑賞する時間帯として特定する。推奨映画決定部115は、抽出された映画館で上映される映画のうち、ユーザが映画を鑑賞する時間帯に上映される映画を、上映スケジュール情報に基づいて特定する。推奨映画決定部115は、特定された映画のジャンルIDを、映画情報から取得する。推奨映画決定部115は、ユーザが鑑賞したことがある映画と、特定された映画との間で、ジャンルIDを比較することにより、該当する映画を特定する。推奨映画決定部115は、来館情報に基づいて、推奨先のユーザが見たことがある映画は、推奨する映画から除外する。次いで、推奨映画決定部115は、決定した映画の映画IDを含むお得情報リストを生成して(ステップS112)、推奨映画決定処理は終了する。或いは、推奨映画決定部115は、特定した映画の映画IDと、抽出された映画館のうち、この映画を上映する映画館の映画館IDと、の組み合わせを含むお得情報リストを生成してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、情報提供サーバ1が、複数の映画館それぞれについて、映画館を識別する映画館IDと、複数の映画のうち、映画館で上映される映画を識別する映画IDと、を含む映画館関係の情報を記憶する記憶部14から、映画館関係の情報を取得する。また、情報提供サーバ1が、複数の映画館のうち何れかに推奨先ユーザが来館したことを示す来館情報であって、推奨先ユーザが来館した映画館を示す来館情報を取得する。また、情報提供サーバ1が、取得された映画館関係の情報及び取得された来館情報に基づいて、複数の映画の中から、推奨先ユーザに推奨する映画を決定する。従って、ユーザが映画館に来館したという実際の行動を考慮して、そのユーザに推奨する映画を決定することができる。
情報提供サーバ1が、推奨先のユーザが来館した映画館で発券された映画チケットが撮影されることにより得られるチケット画像データを、推奨先のユーザが利用するユーザ端末2から取得してもよい。また、情報提供サーバ1が、取得されたチケット画像データに対する画像処理に基づいて、来館情報を取得してもよい。この場合、ユーザが映画を見るために映画館に来館したという事実を適切に特定することができる。
ここで、情報提供サーバ1が、複数の映画のうち、推奨先のユーザにより予め選択された映画及び映画館の少なくとも何れか一方を示すユーザ映画情報を取得してもよい。また、情報提供サーバ1が、画像処理に基づいてチケット画像データから認識された情報と、取得されたユーザ映画情報と、の比較に基づいて、来館情報を取得してもよい。この場合、チケット画像データから、予め選択された映画館及び映画の少なくとも何れか一方の名称を認識すればよいので、名称の認識精度を向上させることができる。従って、来館情報の認識精度を向上させることができる。
また、記憶部14は、複数の映画それぞれについて、映画のジャンルを示すジャンルIDを更に記憶してもよい。また、情報提供サーバ1が、記憶部14からジャンルIDを更に取得してもよい。また、情報提供サーバ1が、来館した映画館で推奨先のユーザが見る映画のジャンルに基づいて、推奨する映画を決定してもよい。この場合、ユーザが見る映画のジャンルは、例えばユーザの嗜好や属性を示すので、推奨する映画を適切に決定することができる。
また、情報提供サーバ1が、来館した映画館で推奨先のユーザが見る映画のジャンルと同一のジャンルに属する他の映画を、推奨する映画に決定してもよい。この場合、ユーザが見る映画のジャンルと同一のジャンルの映画が推奨されるので、ユーザが、推奨される映画を見に映画館へ行く蓋然性を高めることができる。
また、記憶部14に記憶される映画館関係の情報は、映画館の位置を示す映画館位置情報を更に含んでもよい。また、情報提供サーバ1が、推奨先のユーザの位置を示す端末位置情報を取得してもよい。また、情報提供サーバ1が、推奨先のユーザの位置及び推奨先のユーザが来館した映画館の位置に基づいて、複数の映画館のうち何れの映画館で上映される映画を推奨するかを決定してもよい。この場合、ユーザにとって利便性が高い映画館で上映される映画を推奨することができるので、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
ここで、情報提供サーバ1が、推奨先のユーザの最新の位置と、推奨先のユーザの位置の履歴と、のうち少なくとも何れか一方を示す端末位置情報を取得してもよい。この場合、ユーザが現在行きやすい映画館又は普段行きやすい映画館で上映される映画を推奨することができる。
また、情報提供サーバ1が、推奨先のユーザが来館した映画館及び複数の映画館のうち推奨先のユーザが来館した映画館から相対的に近い映画館の少なくとも何れか一方で上映される映画を、推奨先のユーザに推奨する映画に決定してもよい。この場合、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
また、情報提供サーバ1が、複数の映画館のうち、推奨先のユーザに推奨する映画館と、推奨する映画館で上映される映画のうち、推奨先のユーザに推奨する映画と、を決定してもよい。この場合、何れの映画館で何れの映画を見るかを推奨することができる。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態においては、ネットワークNW等のコンピュータネットワーク上におけるユーザの行動履歴に基づいて、推奨する映画が決定される。コンピュータネットワーク上におけるユーザの行動は、例えば、ユーザ端末2等のコンピュータを介してコンピュータネットワークを利用することを通じて、ユーザがとった行動である。そのような行動の例として、ウェブページ等の情報の閲覧、ウェブページ等の情報の検索、動画等のコンテンツの視聴、商品の購入、サービスの予約、情報の投稿又は書き込み等が挙げられる。本実施形態において、コンピュータネットワーク上におけるユーザの行動は、オンラインショッピングのウェブサイトにおける商品の購入に適用される。
[2−1.情報提供システムの構成]
先ず、本実施形態に係る情報提供システムSの構成及び機能概要について、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係る情報提供システムSの概要構成の一例を示す図である。図11において、図1と同一の要素につては同一の符号が付されている。図1と図11との間で異なる点は、図11において、オンラインショッピングサーバ3が追加されている点である。オンラインショッピングサーバ3は、電子商取引が行われるオンラインショッピングサイトを管理するサーバ装置である。ユーザは、お得情報を利用する場合のユーザIDと同一のユーザIDで、オンラインショッピングサイトの利用が可能であってもよい。オンラインショッピングサイトにおいて商品を購入するとき、ユーザは、情報提供サーバ1から付与されたポイントを、購入代金の一部又は全部に充てることが可能であってもよい。オンラインショッピングサイトにおいては、単一の販売者から商品が販売されてもよいし、複数の店舗から商品が販売されてもよい。オンラインショッピングサーバ3は、商品DB31及びオンライン購入履歴DB32を備える。
[2−2.データベースの構成]
次に、各サーバに記憶されるデータベースについて、図12を用いて説明する。図12(a)は、オンラインショッピングサーバ3に備えられるデータベースに記憶される内容の一例を示す図である。商品DB31には、オンラインショッピングサイトで販売される商品に関する商品情報が、商品ごとに記憶される。具体的に、商品DB31には、商品情報として、商品ID、店舗ID、商品名、商品カテゴリID、価格等が、互いに関連付けて記憶される。商品IDは、商品を識別するための識別情報である。店舗IDは、対応する商品の販売元の店舗を示す。商品カテゴリIDは、対応する商品のカテゴリを識別するための識別情報である。商品カテゴリは階層的に定義されている。カテゴリの例として、ファッション、ファッション小物、玩具、スポーツ、家電等が挙げられる。ファッションの下位に属するカテゴリの例として、レディスファッション、メンズファッション等が挙げられる。通常、商品情報は、最下位に位置するカテゴリの商品カテゴリIDを含む。
オンライン購入履歴DB32には、オンラインショッピングサイトにおける購入履歴が記憶される。例えば、オンライン購入履歴DB32には、購入ログとして、ユーザID、商品ID、購入日時等が関連付けて記憶される。ユーザIDは、商品を購入したユーザを示す。商品IDは、購入された商品を示す。
コンピュータネットワーク上におけるユーザの行動が、商品の購入以外の行動に適用される場合、その行動に応じた履歴を記憶するデータベースが、所定のサーバ装置に記憶される。
図12(b)は、変換DB14h及び行動属性DB14iに記憶される内容の一例を示す図である。情報提供サーバ1の記憶部14には、会員DB14a〜来館履歴DB14gに加えて、変換DB14h及び行動属性DB14iが記憶される。
変換DB14hには、商品のカテゴリと映画のジャンルとを互いに変換するための変換情報が記憶される。具体的に、変換情報は、商品カテゴリID及びジャンルIDを含む。特定のカテゴリの商品を購入するユーザは、特定のジャンルの映画を見る傾向がある可能性がある。或いは、特定のジャンルの映画を見るユーザは、特定のカテゴリの商品を購入する傾向があるかもしれない。変換情報により、この傾向が示される。例えば、情報提供サーバ1の管理者により、カテゴリIDとジャンルIDとの関連付けが行われてもよい。また例えば、商品のカテゴリの少なくとも一部について、自動的に関連付けが行われてもよい。例えば、情報提供サーバ1が、来館履歴DB14g及びオンライン購入履歴DB32に基づいて、同一のユーザによる鑑賞する映画のジャンルの傾向と、購入する商品のカテゴリの傾向との関係を特定してもよい。また、或る商品のカテゴリは範囲が広いために、カテゴリと映画のジャンルとが一対一で対応しない場合がある。その場合、そのカテゴリを更に細分化したカテゴリのカテゴリIDが変換DB14hに記憶されてもよい。例えば、カテゴリ「日用品」の範囲は比較的広い。そのため、「日用品」を特定のジャンルに関連付けることは難しい。「日用品」を、例えば「包丁」、「洗剤」等のカテゴリに細分化することで、それらのカテゴリをそれぞれ特定のジャンルに関連付けることができる可能性がある。或る商品が、細分化されたカテゴリのうち何れかに属するかを判断する方法の例として、商品名その他の情報を用いることが考えられる。例えば、或る日用品の商品名が「包丁」を含む場合、その日用品をカテゴリ「包丁」に分類することができる。
ユーザの行動が、商品の購入以外の行動である場合においても、その行動と映画のジャンルを関連付けることが可能である。例えば、ユーザの行動の種類又はカテゴリが予め複数定められる。そして、種類又はカテゴリとジャンルとが関連付けられる。
行動属性DB14iには、コンピュータネットワーク上におけるユーザによる行動に基づいて特定されたそのユーザの属性を示す行動属性情報が、ユーザごとに記憶される。具体的に、行動属性DB14iには、行動属性情報として、ユーザID、及び商品カテゴリIDと購入度合いとの組み合わせが記憶される。商品カテゴリIDと購入度合いとの組み合わせは、ユーザIDにより示されるユーザが購入したことがある商品のカテゴリごとに記憶される。商品カテゴリIDは、購入された商品のカテゴリを示す。購入度合いは、対応するユーザが対応するカテゴリの商品を購入する度合い(例えば購入回数又は購入頻度)を示す。ユーザが購入する商品の傾向によって、そのユーザの特徴又は属性が特定される。例えば、ゴルフ用品を頻繁に購入するユーザは、ゴルフ好きという属性を有する蓋然性が高い。行動属性情報はそのような属性を示す。
コンピュータネットワーク上におけるユーザの行動が、商品の購入以外の行動に適用される場合、その行動に応じた行動属性情報が、行動属性DB14iに記憶される。
[2−3.システム制御部の機能概要]
次に、情報提供サーバ1のシステム制御部11の機能概要について、図13を用いて説明する。
推奨映画決定部115は、推奨先となるユーザによる行動の履歴を取得する。この行動は、コンピュータネットワーク上における行動である。例えば、推奨映画決定部115は、オンラインショッピングサーバ3から、オンライン購入履歴DB32に記憶されているユーザの購入履歴を取得する。
推奨映画決定部115は、取得された行動履歴に基づいて、推奨先となるユーザの属性を推定する。例えば、推奨映画決定部115は、行動の種類ごとに、ユーザがその種類の行動をとる度合い(回数又は頻度)を計算してもよい。推奨映画決定部115は、計算された度合いが所定値以上である行動の種類を示す行動属性情報を生成してもよい。或いは、推奨映画決定部115は、計算された度合いと行動の種類とを組み合わせた行動属性情報を生成してもよい。本実施形態においては、購入履歴に基づいて、カテゴリごとの購入度合いを計算して、行動属性情報が生成される。推奨映画決定部115は、生成された行動属性情報を、そのユーザのユーザIDに関連付けて行動属性DB14iに記憶させる。
推奨映画決定部115は、推定された属性に応じた映画を、推奨する映画に決定する。例えば、推奨映画決定部115は、ユーザの属性から、そのユーザが好きな映画を特定してもよい。本実施形態において、推奨映画決定部115は、変換DB14hを用いて、推奨する映画を決定する。例えば、推奨映画決定部115は、行動属性情報に含まれる商品カテゴリIDに関連付けられたジャンルIDを、変換DB14hから取得する。或いは、推奨映画決定部115は、行動属性情報に含まれる商品カテゴリIDのうち、購入度合いが最も高い商品カテゴリID又は購入度が所定値以上である商品カテゴリIDに関連付けられたジャンルIDを取得してもよい。そして、推奨映画決定部115は、取得されたジャンルIDにより示されるジャンルの映画を、推奨する映画に決定する。
図13は、推奨する映画の決定例を示す図である。例えば、ユーザU1は、商品カテゴリcの商品を頻繁に購入するとする。図13に示すように、変換DB14hにおいて、商品カテゴリcはジャンルCに関連付けられている。従って、推奨映画決定部115は、ジャンルCの映画を、推奨する映画に決定してもよい。
[2−4.情報提供システムの動作]
次に、情報提供システムSの動作について、図14を用いて説明する。図14は、情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨映画決定処理の一例を示すフローチャートである。図14において、図10と同一の処理については同一のステップ番号が付されている。
図14に示すように、先ず、第1実施形態の場合と同様に、ステップS101〜S109が実行される。次いで、推奨映画決定部115は、お得情報要求に含まれるユーザIDに関連付けられた行動属性情報を、行動属性DB14iから取得する(ステップS201)。次いで、推奨映画決定部115は、ユーザが購入したことがある商品のカテゴリに関連付けられたジャンルを特定する(ステップS202)。例えば、推奨映画決定部115は、行動属性情報に含まれる商品カテゴリIDに関連付けられたジャンルIDを、変換DB14hから取得する。次いで、推奨映画決定部115は、抽出された映画館で上映される映画のうち、特定されたジャンルと同一のジャンルの映画であって、推奨先のユーザが見たことがない映画を、推奨する映画に決定する(ステップS203)。そして、推奨映画決定部115は、決定した映画の映画IDを含むお得情報リストを生成する(ステップS112)。
以上説明したように、本実施形態によれば、情報提供サーバ1が、ネットワークNW上における推奨先のユーザの行動履歴を取得する。また、情報提供サーバ1が、取得された推奨先のユーザの行動履歴に基づいて、推奨先のユーザの属性を推定する。また、情報提供サーバ1が、推定された属性に応じた映画を、推奨する映画に決定する。従って、ユーザの行動から推定される属性に応じた映画が推奨されるので、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態においては、ネットワークNW等のコンピュータネットワーク上におけるユーザの行動履歴に基づいて、そのユーザの属性を推定し、その属性に基づいて、推奨する映画が決定される。この点は第2実施形態と同様である。本実施形態においては、更に、推奨先のユーザ以外のユーザの属性及び来館履歴が考慮される。
本実施形態における情報提供システムSは、第2実施形態における情報提供システムSの構成と同様の構成を有してもよい。但し、本実施形態において、変換DB14hはなくてもよい。
[3−1.システム制御部の機能概要]
次に、情報提供サーバ1のシステム制御部11の機能概要について、図15を用いて説明する。
推奨映画決定部115は、推奨先のユーザを含む複数のユーザそれぞれの行動履歴を取得する。例えば、推奨映画決定部115は、各ユーザの購入履歴をオンラインショッピングサーバ3から取得する。
推奨映画決定部115は、取得された行動履歴に基づいて、複数のユーザそれぞれの属性を推定する。例えば、推奨映画決定部115は、第2実施形態において説明した方法と同様の方法で、各ユーザの行動属性情報を生成して、各行動属性情報を行動属性DB14iに記憶させる。
来館情報取得部113は、推奨先のユーザを含む複数のユーザそれぞれについて、来館情報を取得する。例えば、来館情報取得部113は、第1実施形態において説明した方法と同様の方法で、各ユーザの来館情報を取得する。
推奨映画決定部115は、複数のユーザのうち、推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を、推奨する映画に決定する。同一の属性を有するユーザは同一の映画を見る傾向がある。そのため、同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を推奨することで、ユーザが映画を見に映画館へ行く蓋然性を高めることができる。
先ず、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザを特定する。具体的に、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザの行動属性情報と、他のユーザの行動属性情報と、を比較する。例えば、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザの行動属性情報に含まれる何れかの商品カテゴリIDと、他のユーザの行動属性情報に含まれる何れかの商品カテゴリIDと、が一致する場合、それらのユーザの属性は同一であると判定してもよい。或いは、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザの行動属性情報に含まれる商品カテゴリID、及び他のユーザの行動属性情報に含まれる商品カテゴリIDのうち、推奨先のユーザと他のユーザとの間で一致する商品カテゴリIDの数を、一致率として計算してもよい。そして、推奨映画決定部115は、一致率が所定値以上である場合、それらのユーザの属性は同一であると判定してもよい。行動属性情報が購入度合いを含む場合、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザの行動属性情報と他のユーザの行動属性情報との間のコサイン類似度を計算してもよい。この場合の購入度合いはベクトルとして扱われる。そして、推奨映画決定部115は、コサイン類似度が所定値以上である場合、それらのユーザの属性は同一であると判定してもよい。
推奨映画決定部115は、来館情報から、推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を特定する。例えば、推奨映画決定部115は、他のユーザが見たことがある映画であれば、如何なるジャンルの映画であっても、推奨する映画に決定してもよい。推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが複数存在する場合、推奨映画決定部115は、例えば、それらのユーザのうち鑑賞したユーザの割合が所定値以上である映画、又はその割合が最も高い映画を、推奨する映画に決定してもよい。
図15は、推奨する映画の決定例を示す図である。図15に示すように、グループ310は、カー用品を頻繁に購入するユーザのグループである。グループ310は、ユーザU1〜U4を含む。これらのユーザのうち、ユーザU1が、推奨先のユーザである。ユーザU2〜U4はそれぞれ映画Xを見たことがある。一方、ユーザU1はまだ映画Xを見ていない。そこで、ユーザU1に対して映画Xが推奨されてもよい。
[3−2.情報提供システムの動作]
次に、情報提供システムSの動作について、図16を用いて説明する。図16は、情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨映画決定処理の一例を示すフローチャートである。図16において、図10と同一の処理については同一のステップ番号が付されている。
図16に示すように、先ず、第1実施形態の場合と同様に、ステップS101〜S109が実行される。次いで、推奨映画決定部115は、各ユーザの行動属性情報を行動属性DB14iから取得する(ステップS301)。次いで、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザの行動属性情報と、他のユーザの行動属性情報とを比較して、複数のユーザの中から、推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザを特定する(ステップS302)。次いで、来館情報取得部113は、特定された他のユーザのユーザIDに関連付けられた来館情報を、来館履歴DB14gから取得する(ステップS303)。次いで、推奨映画決定部115は、来館情報に基づいて、抽出された映画館で上映される映画のうち、特定された他のユーザが鑑賞したことがある映画であって、推奨先のユーザが見たことがない映画を、推奨する映画に決定する(ステップS304)。例えば、推奨映画決定部115は、抽出された映画館で上映される各映画について、特定された他のユーザのうちその映画を鑑賞したユーザの人数をカウントする。推奨映画決定部115は、カウントされた人数が相対的に多い映画を、推奨する映画として決定する。そして、推奨映画決定部115は、決定した映画の映画IDを含むお得情報リストを生成する(ステップS112)。
以上説明したように、本実施形態によれば、情報提供サーバ1が、ネットワークNW上における推奨先のユーザを含む複数のユーザそれぞれの行動履歴を取得する。また、情報提供サーバ1が、複数のユーザそれぞれの属性を推定する。また、情報提供サーバ1が、複数のユーザそれぞれについて、複数の映画館のうち何れかの映画館にユーザが来館したことを示す来館情報であって、ユーザが来館した映画館でユーザが見る映画を示す来館情報を取得する。また、情報提供サーバ1が、複数のユーザのうち、推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を、推奨する映画に決定する。従って、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
[4.第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態においては、ユーザの来館情報に基づいて、そのユーザの属性が推定される。また、推奨先のユーザ以外のユーザの属性及び来館履歴を用いて、推奨する映画が決定される。
本実施形態における情報提供システムSは、第1実施形態〜第3実施形態のうち何れかの情報提供システムSの構成と同様の構成を有してもよい。
[4−1.データベースの構成]
次に、情報提供サーバ1に記憶されるデータベースについて、図17を用いて説明する。図17は、鑑賞属性DB14jに記憶される内容の一例を示す図である。情報提供サーバ1の記憶部14には、会員DB14a〜来館履歴DB14gに加えて、鑑賞属性DB14jが記憶される。
鑑賞属性DB14jには、ユーザによる映画館への来館行動に基づいて特定されたそのユーザの属性を示す鑑賞属性情報が、ユーザごとに記憶される。具体的に、鑑賞属性DB14jには、鑑賞属性情報として、ユーザID、及びジャンルIDと鑑賞度合いとの組み合わせが記憶される。ジャンルIDと鑑賞度合いとの組み合わせは、ユーザIDにより示されるユーザが鑑賞したことがある映画のジャンルごとに記憶される。ジャンルIDは、鑑賞された映画のジャンルを示す。鑑賞度合いは、対応するユーザが、対応するジャンルの映画を鑑賞する度合い(例えば鑑賞回数又は鑑賞頻度)を示す。ユーザが鑑賞する映画の傾向によっても、そのユーザの特徴又は属性が特定される。例えば、SF映画を頻繁に鑑賞するユーザは、SF好きであるという属性を有する蓋然性が高い。鑑賞属性情報はそのような属性を示す。
[4−2.システム制御部の機能概要]
次に、情報提供サーバ1のシステム制御部11の機能概要について、図18を用いて説明する。
来館情報取得部113は、推奨先のユーザを含む複数のユーザそれぞれについて、来館情報を取得する。例えば、来館情報取得部113は、第1実施形態において説明した方法と同様の方法で、各ユーザの来館情報を取得する。
推奨映画決定部115は、来館情報及び映画関係の情報に基づいて、複数のユーザそれぞれの属性を推定する。例えば、推奨映画決定部115は、ユーザが見たことがある映画のジャンルを特定する。推奨映画決定部115は、特定されたジャンルのジャンルIDを示す鑑賞属性情報を生成してもよい。また、推奨映画決定部115は、映画のジャンルごとに、ユーザによるそのジャンルの映画の鑑賞度合いを計算してもよい。推奨映画決定部115は、鑑賞度合いが所定値以上である行動の種類を示す鑑賞属性情報を生成してもよい。或いは、推奨映画決定部115は、鑑賞度合いとジャンルIDとを組み合わせた鑑賞属性情報を生成してもよい。推奨映画決定部115は、生成された鑑賞属性情報を、対応するユーザのユーザIDに関連付けて鑑賞属性DB14jに記憶させる。
推奨映画決定部115は、複数のユーザのうち、推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を、推奨する映画に決定する。同一の属性を有するユーザは同一の映画を見る傾向がある。そのため、同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を推奨することで、ユーザが映画を見に映画館へ行く蓋然性を高めることができる。
先ず、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザを特定する。同一の属性を有するユーザの特定方法は、第3実施形態において説明された方法と同様の方法であってもよい。本実施形態では、行動属性情報ではなく、鑑賞属性情報を用いることが、第3実施形態とは異なる。
推奨映画決定部115は、鑑賞属性情報及び行動属性情報の両方を用いてもよい。すなわち、推奨映画決定部115は、来館情報に基づく推奨先のユーザの属性と同一の属性を有し、且つ行動履歴に基づく推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザを特定してもよい。
推奨映画決定部115は、来館情報から、推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を特定する。他のユーザが見たことがある映画の特定方法も、第3実施形態において説明された方法と同様の方法であってもよい。
図18は、推奨する映画の決定例を示す図である。図18に示すように、グループ320は、アクション映画を頻繁に見るユーザのグループである。グループ320は、ユーザU1、U5〜U7を含む。これらのユーザのうち、ユーザU1が、推奨先のユーザである。ユーザU5〜U7はそれぞれ映画Zを見たことがある。一方、ユーザU1はまだ映画Zを見ていない。そこで、ユーザU1に対して映画Zが推奨されてもよい。
[4−3.情報提供システムの動作]
次に、情報提供システムSの動作について、図19を用いて説明する。図19は、情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨映画決定処理の一例を示すフローチャートである。図19において、図16と同一の処理については同一のステップ番号が付されている。
図19に示すように、先ず、第1実施形態の場合と同様に、ステップS101〜S109が実行される。次いで、推奨映画決定部115は、各ユーザの鑑賞属性情報を鑑賞属性DB14jから取得する(ステップ401)。次いで、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザの鑑賞属性情報と、他のユーザの鑑賞属性情報とを比較して、複数のユーザの中から、推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザを特定する(ステップS402)。次いで、来館情報取得部113は、特定された他のユーザのユーザIDに関連付けられた来館情報を、来館履歴DB14gから取得する(ステップS303)。次いで、推奨映画決定部115は、来館情報に基づいて、抽出された映画館で上映される映画のうち、特定された他のユーザが鑑賞したことがある映画であって、推奨先のユーザが見たことがない映画を、推奨する映画に決定する(ステップS304)。そして、推奨映画決定部115は、決定した映画の映画IDを含むお得情報リストを生成する(ステップS112)。
以上説明したように、本実施形態によれば、情報提供サーバ1が、推奨先のユーザを含む複数のユーザそれぞれについて、複数の映画館のうち何れかの映画館にユーザが来館したことを示す来館情報であって、ユーザが来館した映画館でユーザが見る映画を示す来館情報を取得する。また、情報提供サーバ1が、取得された来館情報、及び取得されたジャンルIDに基づいて、複数のユーザそれぞれの属性を推定する。また、情報提供サーバ1が、複数のユーザのうち、推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を、推奨する映画に決定する。従って、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
[5.第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。各映画は特定のジャンルに分類されている。本実施形態においては、少なくとも一の映画が、これまで分類されていたジャンルよりも細分化されたジャンルに分類される。
本実施形態における情報提供システムSは、オンラインショッピングサーバ3を含む。本実施形態における情報提供システムSは、第2実施形態乃至第4実施形態のうち何れかの情報提供システムSの構成と同様の構成を有してもよい。
[5−1.データベースの構成]
次に、情報提供サーバ1に記憶されるデータベースについて、図20を用いて説明する。図20は、新ジャンルDB14kに記憶される内容の一例を示す図である。情報提供サーバ1の記憶部14には、会員DB14a〜来館履歴DB14gに加えて、新ジャンルDB14kが記憶される。
新ジャンルDB14kには、映画の既存のジャンルが細分化されることにより生じた、映画の新しいジャンルに関する情報が、新しいジャンルごとに記憶される。具体的に、新ジャンルDB14kには、新ジャンルID、既存ジャンルID及び商品カテゴリIDが、互いに関連付けて記憶される。新ジャンルIDは、新しいジャンルのジャンルIDである。既存ジャンルIDは、既存から存在するジャンルのジャンルIDである。商品カテゴリIDは、既存のジャンルに付加される商品のカテゴリのカテゴリIDである。限定要素として商品のカテゴリが、既存のジャンルに付加されることで、新しいジャンルが生成される。
[5−2.システム制御部の機能概要]
次に、情報提供サーバ1のシステム制御部11の機能概要について、図21を用いて説明する。
来館情報取得部113は、複数のユーザそれぞれについて来館情報の履歴を取得する。例えば、来館情報取得部113は、第1実施形態において説明した方法と同様の方法で、各ユーザの来館情報を取得する。
推奨映画決定部115は、コンピュータネットワーク上において、推奨先となるユーザの行動履歴を取得する。例えば、推奨映画決定部115は、各ユーザの購入履歴をオンラインショッピングサーバ3から取得する。
推奨映画決定部115は、来館情報及び行動履歴に基づいて、複数の映画のうち少なくとも一の映画について、その一の映画を見るユーザがとる傾向がある行動を特定する。例えば、ユーザの行動の種類又はカテゴリが予め複数定められる。推奨映画決定部115は、来館情報に基づいて、例えば或る映画を鑑賞したことがあるユーザを特定する。推奨映画決定部115は、特定された各ユーザがとった行動の種類を、行動履歴に基づいて特定する。そして、推奨映画決定部115は、特定されたユーザがとる傾向がある行動の種類を特定する。例えば、推奨映画決定部115は、特定されたユーザのうち所定割合以上のユーザがとった行動の種類を、特定されたユーザがとる傾向がある行動に決定してもよい。
本実施形態において、推奨映画決定部115は、オンライン購入履歴に基づいて、ユーザが購入した商品のカテゴリを特定してもよい。推奨映画決定部115は、オンライン購入履歴に基づいて、行動属性DB14iを予め生成してもよい。行動属性情報は、ユーザがとった行動を示す情報又はユーザがとる傾向がある行動を示す情報でもある。推奨映画決定部115は、所定割合以上のユーザが購入した商品のカテゴリを、特定されたユーザが購入する傾向がある商品のカテゴリに決定してもよい。或いは、推奨映画決定部115は、各ユーザについて、購入度合いが所定値以上であるカテゴリを特定してもよい。そして、推奨映画決定部115は、購入度合いが所定値以上であるユーザの割合が所定割合以上であるカテゴリを、特定されたユーザが購入する傾向がある商品のカテゴリに決定してもよい。
推奨映画決定部115は、その一の映画のジャンルと特定された行動とに関連付けられた新たなジャンルを示す新ジャンルIDを、映画DB14bに記憶させてもよい。映画は、ジャンルに加えて、その映画を見たユーザがとる傾向がある行動によっても特徴付けられることがある。すなわち、その映画は、特定の行動をとる傾向があるユーザによって見られるという属性を有することとなる。そこで、その映画が分類されていた既存のジャンルを、その映画を見るユーザがとる傾向がある行動で限定することで、限定された新たなジャンルが生じる。
本実施形態においては、その映画の既存ジャンルIDと特定されたカテゴリのカテゴリIDと、新ジャンルIDが関連付けて新ジャンルDB14kに記憶される。更に、その映画の映画IDに関連付けて、新ジャンルIDが映画DB14bに記憶される。これにより、その映画が、新たなジャンルに分類されることになる。映画のジャンルが絞り込まれることにより、推奨する映画を、ジャンルを用いて決定する場合に、より適切な決定を行うことができる。
図21は、新たなジャンルの生成例を示す図である。21に示すように、ユーザU1〜U3で構成されるグループ330は、カテゴリ「アクション」に分類される映画X1を見たことがあるユーザのグループである。グループ330に属するユーザは、カー用品を購入する傾向がある。そこで、ジャンル「アクション」にカテゴリ「カー用品」が付加されることで、例えば「カーアクション」というジャンルが生成される。そして、映画X1はカテゴリ「カーアクション」に分類される。説明の便宜上、「カーアクション」というカテゴリ名を示したが、カテゴリ名自体を生成する必要はない。ジャンル「アクション」をカテゴリ「カー用品」で限定することで、新たなジャンルIDが生成されればよい。一方、ユーザU4〜U6で構成されるグループ340は、カテゴリ「アクション」に分類される映画X2を見たことがあるユーザのグループである。グループ340に属するユーザは、格闘用品を購入する傾向がある。そこで、ジャンル「アクション」にカテゴリ「格闘用品」が付加されることで、例えば「格闘」というジャンルが生成される。そして、映画X2はカテゴリ「格闘」に分類される。このように、映画X1及びX2は、本来ジャンル「アクション」に分類されるが、「アクション」に属する「カーアクション」及び「格闘」にそれぞれ分類されることになる。
推奨映画決定部115は、推奨先のユーザが見たことがある映画について新ジャンルIDが映画DB14bに記憶されている場合、新ジャンルIDにより示される新たなジャンルに基づいて、推奨する映画を決定する。例えば、推奨映画決定部115は、第1実施形態で説明したように、ユーザが鑑賞したことがある映画の新しいジャンルと同一の新しいジャンルの映画を、推奨する映画に決定してもよい。或いは、推奨映画決定部115は、第4実施形態で説明したように、新たなジャンルに基づいて、鑑賞属性情報を生成してもよい。そして、推奨映画決定部は、推奨先のユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見た映画を、推奨する映画に決定してもよい。
[5−3.情報提供システムの動作]
次に、情報提供システムSの動作について、図22を用いて説明する。図22は、情報提供サーバ1のシステム制御部11によるジャンル細分化処理の一例を示すフローチャートである。ジャンル細分化処理は、例えば所定時間(例えば、1日、1週間等)が経過するごとに、各映画について実行されてもよい。
図22に示すように、来館情報取得部113は、対象となる映画の映画IDを含む来館情報を、来館履歴DB14gから検索する(ステップS501)。次いで、推奨映画決定部115は、対象の映画を見たことがあるユーザの行動属性情報を取得する(ステップS502)。例えば、推奨映画決定部115は、検索された各来館情報からユーザIDを取得する。推奨映画決定部115は、取得されたユーザIDに関連付けられた行動属性情報を、行動属性DB14iから取得する。
次いで、推奨映画決定部115は、取得された行動属性情報に基づいて、対象の映画を見たことがあるユーザのうち、所定割合以上のユーザが購入した商品のカテゴリがあるか否かを判定する(ステップS503)。所定割合以上のユーザが購入した商品のカテゴリがない場合(ステップS503:NO)、ジャンル細分化処理は終了する。
一方、所定割合以上のユーザが購入した商品のカテゴリがある場合(ステップS503:YES)、推奨映画決定部115は、対象の映画の映画IDに関連付けられたジャンルIDを、映画DB14bから取得する。そして、推奨映画決定部115は、取得されたジャンルIDと、所定割合以上のユーザが購入した商品のカテゴリのカテゴリIDと、の組み合わせが既に新ジャンルDB14kに記憶されているか否かを判定する(ステップS504)。組み合わせが新ジャンルDB14kに記憶されていない場合(ステップS504:NO)、推奨映画決定部115は、新ジャンルIDを生成する(ステップS505)。次いで、推奨映画決定部115は、新ジャンルID、対象の映画のカテゴリID、及び所定割合以上のユーザが購入した商品のカテゴリのカテゴリIDを互いに関連付けて、新ジャンルDB14kに記憶させ(ステップS506)、処理はステップS508に進む。一方、組み合わせが新ジャンルDB14kに記憶されている場合(ステップS504:YES)、推奨映画決定部115は、その組み合わせに関連付けて新ジャンルDB14kに記憶されている新ジャンルIDを取得して(ステップS507)、処理はステップS508に進む。ステップS508において、推奨映画決定部115は、ステップS505で生成された新ジャンルID又はステップS507で取得された新ジャンルIDを、対象の映画の映画IDに関連付けて、映画DB14bに記憶させて、ジャンル細分化処理は終了する。
推奨映画決定処理は、例えば第1実施形態又は第4実施形態で説明された処理(図10又は図19)と同様であってもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、情報提供サーバ1が、複数のユーザそれぞれについて、複数の映画館のうち何れかの映画館にユーザが来館したことを示す来館情報であって、ユーザが来館した映画館でユーザが見る映画を示す来館情報を取得する。また、情報提供サーバ1が、ネットワークNW上における複数のユーザそれぞれの行動履歴を取得する。また、情報提供サーバ1が、取得された行動履歴と、取得された来館情報と、に基づいて、複数の映画のうち少なくとも一の映画について、その映画を見るユーザがとる傾向がある行動を特定する。また、情報提供サーバ1が、その映画のジャンルと特定された行動とに関連付けられる新たなジャンルを示すジャンルIDを、記憶部14に記憶させる。また、情報提供サーバ1が、来館した映画館で推奨先のユーザが見る映画について新たなジャンルを示すジャンルIDが記憶部14に記憶されている場合、新たなジャンルに基づいて、推奨する映画を決定する。従って、ジャンルという属性を別の属性で限定することで生じる新たなジャンルを用いることで、推奨する映画をより適切に決定することができる。
[6.第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明する。本実施形態においては、映画館において、推奨先のユーザが座る座席の隣の座席に座る他のユーザの来館情報に基づいて、推奨する映画が決定される。
本実施形態における情報提供システムSは、第1実施形態乃至第5実施形態のうち何れかの情報提供システムSの構成と同様の構成を有してもよい。
[6−1.データベースの構成]
次に、情報提供サーバ1に記憶されるデータベースについて、図23を用いて説明する。図23は、家族DB14lに記憶される内容の一例を示す図である。情報提供サーバ1の記憶部14には、会員DB14a〜来館履歴DB14gに加えて、家族DB14lが記憶される。情報提供サーバ1が家族DB14lを記憶するのではなく、オンラインショッピングサーバ3等の他のサーバ装置が家族DB14lを記憶してもよい。家族DB14lには、ユーザの家族を示す家族情報が、ユーザごとに記憶される。具体的に、家族DB14lには、家族情報として、本人ユーザID、及び1又は複数の家族ユーザIDが、互いに関連付けて記憶される。本人ユーザIDは、対象となるユーザ本人のユーザIDである。各家族ユーザIDは、対応するユーザの何れかの家族のユーザIDである。家族は、例えば親、兄弟、子供、配偶者を含んでもよい。また、家族は、対応するユーザと同居する親族を更に含んでもよい。ユーザが家族を登録することにより、家族DB14lに家族ユーザIDが記憶される。
[6−2.システム制御部の機能概要]
次に、情報提供サーバ1のシステム制御部11の機能概要について、図24を用いて説明する。
来館情報取得部113は、推奨先ユーザを含む複数のユーザそれぞれについて、ユーザが来館した映画館で映画を見るためにそのユーザに割り当てられた座席を更に示す来館情報を取得する。例えば、来館情報は座席番号を含む。
推奨映画決定部115は、複数のユーザの中に、推奨先のユーザに割り当てられた座席に隣接する座席が割り当てられたユーザが存在する場合、そのユーザが見たことがある映画のうち、推奨先のユーザが見る映画と異なる映画を、推奨する映画に決定する。ユーザが、一人以上の知人と一緒に映画を見る場合、それらの知人のうち少なくとも一人は、そのユーザの隣の座席に座る蓋然性が高い。ユーザは、知人の影響を受ける可能性がある。例えば、ユーザは、知人が見た映画を知人から薦められる場合がある。従って、知人が見た映画をユーザが見る蓋然性は比較的に高い。そのような映画を推奨することで、ユーザが映画を見に映画館へ行く蓋然性を高めることができる。推奨映画決定部115は、推奨先のユーザに割り当てられた座席に隣接する座席が割り当てられた他のユーザが見た映画のジャンルと同一のジャンルに属する映画を、推奨する映画に決定してもよい。
図24は、映画館内における座席の配置と、ユーザが座る座席の一例を示す図である。図24に示すように、映画館210において、映画Xを上映するスクリーンにおいては、A〜Fの6列の座席がある。各列は1〜8番の8個の座席を含む。ユーザU1は、ユーザU2と一緒に映画Xを見に映画館210に来た。そこで、ユーザU1は2枚のチケットを購入した。ユーザU1は、ユーザ端末2−1で、2枚のチケットのうちユーザU1のチケットを撮影して、チケット画像データをアップロードした。ユーザU2は、ユーザU2が携帯するユーザ端末2−2でユーザU2のチケットを撮影して、チケット画像データをアップロードした。来館情報取得部113は、チケット画像データに基づいて、ユーザU1には座席番号C−4が割り当てられ、ユーザU2には座席番号C−5が割り当てられたと特定する。すなわち、ユーザU1及びU2の座席は隣同士である。ユーザU2は映画Zを見たことがある。一方、ユーザU1は映画Zを見たことがない。そこで、ユーザU1に対して映画Zが推奨されてもよい。
ユーザの隣に座る人物が必ずしもそのユーザの知人であるとは限らない。そのため、推奨映画決定部115は、その人物が知人である蓋然性が高いときにのみ、ユーザの隣に座る人物を考慮してもよい。例えば、推奨映画決定部115は、ユーザとその人物との間で、チケットの発券日時が同一又は発券日時の差が所定時間内である場合に、その人物はユーザの知人であると判定してもよい。知人同士で映画を見に行く場合、一人のユーザが代表して全員分のチケットを購入したり、それらのユーザは並んでチケットを購入したりする蓋然性が高いからである。或いは、推奨映画決定部115は、推奨先ユーザの知人を示す知人情報を取得してもよい。家族DB14lに記憶される家族情報は、知人情報の一例である。推奨映画決定部115は、推奨先のユーザに割り当てられた座席に隣接する座席が割り当てられたユーザが、知人情報により示される知人である場合に、その知人が見たことがある映画を、推奨する映画に決定してもよい。
[6−3.情報提供システムの動作]
次に、情報提供システムSの動作について、図25を用いて説明する。図25は、情報提供サーバ1のシステム制御部11による推奨映画決定処理の一例を示すフローチャートである。図25において、図10と同一の処理については同一のステップ番号が付されている。
図25に示すように、先ず、第1実施形態の場合と同様に、ステップS101〜S109が実行される。次いで、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザの座席の隣にある座席に座ったことがある他のユーザを特定する(ステップS601)。例えば、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザの各来館情報から、上映日、上映時間、映画館ID、スクリーン番号及び座席番号を取得する。推奨映画決定部115は、推奨先のユーザについて取得された上映日、上映時間、映画館ID及びスクリーン番号と同一の上映日、上映時間、映画館ID及びスクリーン番号を含む来館情報であって、推奨先のユーザの座席の隣にある座席を示す座席番号を含む来館情報を、来館履歴DB14gから検索する。そして、推奨映画決定部115は、検索された来館情報からユーザIDを取得する。
次いで、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザのユーザIDに関連付けられた家族情報を、家族DB14lから取得する(ステップS602)。次いで、推奨映画決定部115は、推奨先のユーザの座席の隣にある座席に座ったことがある他のユーザの中に、推奨先のユーザの家族がいるか否かを判定する(ステップS603)。例えば、推奨映画決定部115は、ステップS601で取得されたユーザIDの中に、家族情報に含まれる何れかの家族ユーザIDと一致するユーザIDが存在するか否かを判定する。家族がいる場合(ステップS603:YES)、来館情報取得部113は、推奨先のユーザの座席の隣にある座席に座ったことがある家族のユーザIDに関連付けられた来館情報を、来館履歴DB14gから取得する(ステップS604)。次いで、推奨映画決定部115は、その家族が見たことがある映画であって、推奨先のユーザが見たことがない映画を、推奨先の映画に決定して(ステップS605)、処理はステップS112に進む。例えば、推奨映画決定部115は、家族の来館履歴から、抽出された映画館で上映される映画のうち、家族が見たことがある映画を、候補として特定する。推奨映画決定部115は、候補の中から、推奨先のユーザが見たことがある映画以外の少なくとも一の映画を、推奨する映画に決定してもよい。推奨先のユーザの座席の隣にある座席に座ったことがある家族が2人以上いる場合、推奨映画決定部115は、家族ごとに、推奨する映画を決定してもよい。一方、家族がいない場合(ステップS603:NO)、推奨映画決定部115は、他の方法で、推奨する映画を決定して(ステップS606)、処理はステップS112に進む。例えば、推奨映画決定部115は、第1実施形態〜第5実施形態のうち何れかの方法で決定してもよい。ステップS112において、推奨映画決定部115は、ステップS605又はS605で決定した映画の映画IDを含むお得情報リストを生成する。
以上説明したように、本実施形態によれば、情報提供サーバ1が、推奨先のユーザを含む複数のユーザそれぞれについて、ユーザが来館した映画館と、ユーザが来館した映画館でユーザが見る映画と、映画を見るためにユーザに割り当てられた座席と、を示す来館情報を取得する。また、情報提供サーバ1が、複数のユーザの中に、推奨先のユーザに割り当てられた座席に隣接する座席が割り当てられたユーザが存在する場合、そのユーザが見たことがある映画のうち、来館した映画館で推奨先のユーザが見る映画と異なる映画を、推奨する映画に決定する。従って、推奨された映画をユーザが見に映画館に行く蓋然性を高めることができる。
ここで、情報提供サーバ1が、推奨先のユーザの知人を示す知人情報を取得してもよい。また、情報提供サーバ1が、推奨先のユーザに割り当てられた座席に隣接する座席が割り当てられた他のユーザが、取得された知人情報により示される知人である場合に、そのユーザが見たことがある映画を、推奨する映画に決定してもよい。この場合、推奨先のユーザが座る座席の隣に座る他のユーザが知人であることを適切に特定することができる。
[7.第7実施形態]
次に、第7実施形態について説明する。本実施形態においては、映画館に来館したユーザに対して、その映画館の周辺にある施設が推奨される。
本実施形態における情報提供システムSは、第1実施形態〜第6実施形態のうち何れかの情報提供システムSの構成と同様の構成を有してもよい。
[7−1.データベースの構成]
次に、情報提供サーバ1に記憶されるデータベースについて、図26を用いて説明する。図26は、施設DB14mに記憶される内容の一例を示す図である。情報提供サーバ1の記憶部14には、会員DB14a〜来館履歴DB14gに加えて、施設DB14mが記憶される。施設DB14mには、商品又はサービスを提供する施設に関する施設情報が、施設ごとに記憶される。具体的に、施設DB14mには、施設ID、施設名、施設画像、施設カテゴリID、施設位置情報、営業時間情報、商品サービス情報等が、互いに対応付けて記憶される。施設IDは、施設を識別するための識別情報である。施設画像は、施設に関する画像である。施設カテゴリは、対応する施設が分類されるカテゴリを識別する識別情報である。施設位置情報は、対応する施設の位置を示す情報である。例えば、施設位置情報、施設の経緯度又は住所等であってもよい。営業時間情報は、対応する施設の営業時間を示す情報である。営業時間は、1日において、施設が営業を開始する時刻から営業を終了する時刻までの時間枠又は期間である。営業時間情報は、定休日を示す情報を更に含んでもよい。また、営業時間情報は、曜日ごとの営業時間を示してもよい。商品サービス情報は、対応する施設で提供される商品又はサービスに関する情報である。例えば、商品サービス情報は、商品若しくはサービスの名称、商品若しくはサービスに関する画像、商品若しくはサービスのカテゴリ、価格若しくは料金、及び説明等を含んでもよい。
[7−2.システム制御部の機能概要]
次に、情報提供サーバ1のシステム制御部11の機能概要について、図27を用いて説明する。
来館情報取得部113は、来館した映画館でユーザが見る映画の上映時間を更に示す来館情報を取得する。
映画館情報取得部114は、推奨先のユーザが来館した映画館の周辺で商品及びサービスの少なくとも何れか一方を提供する複数の場所それぞれの営業時間を示す営業時間情報を取得する。例えば、映画館情報取得部114は、推奨先のユーザが来館した映画館の映画館位置情報と、各施設の施設位置情報とに基づいて、推奨先のユーザが来館した映画館から所定距離以内にある施設を検索する。映画館情報取得部114は、検索された施設の営業時間情報を、施設DB14mから取得する。
推奨部116は、映画館情報取得部114により取得された営業時間情報に基づいて、複数の場所のうち、来館した映画館で推奨先のユーザが見る映画の上映時間外に利用可能な場所を、推奨先のユーザに推奨する処理を実行する。ユーザが映画館に行った場合、ユーザは、その場所の周辺にある施設を利用する可能性がある。そこで、映画館の周辺にある施設を推奨することで、ユーザが施設を利用する蓋然性を高めることができる。しかしながら、定休日や営業時間外である施設を推奨しても、ユーザはその施設を利用することができない。また、映画の上映時間中にのみ利用可能な施設を推奨しても、ユーザは実質的にその施設を利用することができない。そこで、推奨部116は、ユーザが見る映画の上映時間及び施設の営業時間を考慮して、推奨する施設を決定する。
図27(a)は、映画館の周囲にある施設の例を示す図である。図27(a)に示すように、映画館210の周辺には、施設410、420及び430がある。ユーザU1は、映画Xを見るために映画館210に来館した。ユーザU1は、映画館210で購入した映画Xのチケットを、ユーザ端末2−1で撮影して、チケット画像データをアップロードした。これにより、来館情報取得部113は、ユーザU1が映画館210に来館し、映画Xを見ることを特定する。図27(b)は、推奨する施設の決定例を示す図である。図27(b)に示すように、来館情報取得部113は、ユーザが購入したチケットでユーザが見ることができる映画Xの上映時間は、18:00〜20:00であることを認識する。映画館情報取得部114は、施設410〜430の営業時間情報を取得する。施設410の営業時間は10:00〜17:00である。施設420の営業時間は18:00〜20:00である。施設430の営業時間は19:00〜23:00である。現在時刻は17:30であるとする。施設410は、今日の営業を既に終えている。従って、施設410は、推奨する施設から除外される。18:00〜20:00の間、ユーザU1は映画Xを見るので、その間、施設420の利用は不可能である。そのため、施設420は、推奨する施設から除外されてもよい。20:00〜22:00までの間、ユーザU1は施設430を利用することができる。従って、推奨部116は、施設430を推奨してもよい。
例えば、ユーザからの操作に基づいて、ユーザ端末2がお得情報用のウェブサイトにアクセスし、又はユーザ端末2がお得情報用のアプリケーションプログラムを起動する。このとき、推奨部116は、推奨する施設についてのお得情報を含むお得情報一覧画面100を、ユーザ端末2に表示させてもよい。施設のお得情報は、例えば、施設名、施設に関する画像、付与ポイント数等を含んでもよい。ユーザが、施設のお得情報を、ユーザお得情報として登録する。その後、ユーザは、施設で商品を購入し又はサービスを利用する。このとき、ユーザは商品又はサービスの代金を支払うことで、施設からレシートを受け取る。ユーザは、このレシートをユーザ端末2で撮影して、レシートの画像データを情報提供サーバ1にアップロードすることにより、ユーザにポイントが付与されてもよい。推奨部116は、別のタイミングで施設のお得情報をユーザ端末2に表示させてもよい。例えば、推奨部116は、ユーザが映画のチケットを撮影することによりユーザ端末2からチケット画像データを受信することに応じて来館情報を取得したタイミングで、その来館情報から特定された映画館の周辺の施設を推奨してもよい。また、推奨部116は、プッシュ通知を用いて、所定のタイミングで、推奨する施設の情報をユーザ端末2へ通知してもよい。推奨部116は、推奨先のユーザが見る映画の上映時間外に通知を行ってもよい。
また、第6実施形態で説明されたように、知人情報に基づいて、推奨先のユーザの隣にある座席にそのユーザの知人が座ることを特定した場合、推奨部116は、推奨先のユーザに、その知人へのプレゼント用の商品を、周辺の施設で購入することを推奨したり、そのユーザと知人とがともに、周辺の施設でサービスを利用したりすることを推奨してもよい。例えば、推奨部116は、知人の購入履歴若しくは行動属性情報に基づいて、知人による購入度合いが相対的に高い商品のカテゴリを特定してもよい。推奨部116は、映画館の周辺にある利用可能な施設の商品カテゴリ情報に基づいて、その施設で販売される商品の中から、知人による購入度合いが高いカテゴリの商品を特定してもよい。そして、推奨部116は、特定した商品を知人のためのその施設で購入することを推奨するお得情報をユーザ端末2へ送信してもよい。或いは、推奨部116は、映画館の周辺にある利用可能な施設の商品カテゴリ情報に基づいて、その施設が提供するサービスのうち、ユーザと知人とが一緒に利用可能なサービスを特定してもよい。そして、推奨部116は、特定したサービスを知人と一緒にその施設で利用することを推奨するお得情報を、ユーザ端末2へ送信してもよい。例えば、図24に示すように、映画館210において、ユーザU1及びU2が隣同士で座って映画Xを鑑賞する。この場合、推奨部116は、例えばユーザU1に対して、施設430で購入可能な商品を、ユーザU2に対するプレゼント用の商品として推奨してもよい。
[7−3.情報提供システムの動作]
次に、情報提供システムSの動作について、図28を用いて説明する。図28は、情報提供サーバ1のシステム制御部11による施設推奨処理の一例を示すフローチャートである。
図28に示すように、推奨部116は、推奨先のユーザについての最新の来館情報を、来館履歴DB14gから取得する。そして、推奨部116は、取得した来館情報から、ユーザが来館した映画館、並びにユーザが見る映画の上映日及び上映時間を特定する(ステップS701)。次いで、推奨部116は、今日が映画の上映日であって、且つ現在が上映時間外であるか否かを判定する(ステップS702)。今日が上映日ではなく又は現在が上映時間内である場合(ステップS702:NO)、施設推奨処理は終了する。
一方、今日が上映日であって且つ現在が上映時間外である場合(ステップS702:YES)、推奨部116は、ユーザが来館した映画館から所定距離以内にある施設を検索する(ステップS703)。例えば、推奨部116は、ユーザが来館した映画館の映画館IDに関連付けられた映画館位置情報を、映画館DB14cから取得する。また、推奨部116は、各施設の施設位置情報を、施設DB14mから取得する。そして、推奨部116は、映画館と各施設との間の距離を計算して、所定距離以内にある施設を検索する。
次いで、推奨部116は、ユーザが来館した映画館から所定距離以内にある施設の施設IDに関連付けられた営業時間情報を取得する。おして、推奨部116は、営業時間情報に基づいて、ユーザが来館した映画館から所定距離以内にある施設の中から、現在時刻以降営業している施設を抽出する(ステップS704)。次いで、推奨部116は、抽出された施設の中から、現在時刻以降であって、且つユーザが見る映画の上映時間外に営業している施設を、推奨する施設に決定する(ステップS705)。次いで、推奨部116は、決定された施設のお得情報を、推奨先のユーザのユーザ端末2へ送信して(ステップS706)、施設推奨処理が終了する。例えば、推奨部116は、決定された施設の施設IDに関連付けられた施設名、施設画像及び商品サービス情報等の情報を、施設DB14mから取得する。推奨部116は、取得された情報に基づいて、お得情報を生成する。
以上説明したように、本実施形態によれば、情報提供サーバ1が、推奨先のユーザが来館した映画館の周辺で商品及びサービスの少なくとも何れか一方を提供する複数の場所それぞれの営業時間を示す営業時間情報を取得する。また、情報提供サーバ1が、取得された営業時間情報に基づいて、複数の場所のうち、来館した映画館で推奨先のユーザが見る映画の上映時間外に利用可能な場所を、推奨先のユーザに推奨する処理を実行する。従って、推奨された場所をユーザが利用する蓋然性を高めることができる。
1 情報提供サーバ
2 ユーザ端末
3 オンラインショッピングサーバ
11 システム制御部
12 システムバス
13 入出力インターフェース
14 記憶部
14a 会員DB
14b 映画DB
14c 映画館DB
14d 上映スケジュールDB
14e 端末位置情報DB
14f ユーザ映画情報DB
14g 来館履歴DB
14h 変換DB
14i 行動属性DB
14j 鑑賞属性DB
14k 新ジャンルDB
14l 家族DB
14m 施設DB
15 通信部
31 商品DB
32 オンライン購入履歴DB
111 端末位置情報取得部
112 ユーザ選択映画情報取得部
113 来館情報取得部
114 映画館情報取得部
115 推奨映画決定部
116 推奨部
NW ネットワーク
S 情報提供システム

Claims (18)

  1. 複数の映画館それぞれについて、前記映画館を識別する情報と、複数の映画のうち、前記映画館で上映される映画を識別する情報と、を含む映画館情報を記憶する記憶手段から、前記映画館情報を取得する映画情報取得手段と、
    前記複数の映画館のうち何れかに推奨先ユーザが来館したことを示す来館情報であって、前記推奨先ユーザが来館した来館映画館を示す来館情報を取得する来館情報取得手段と、
    前記取得された映画館情報及び前記取得された来館情報に基づいて、前記複数の映画の中から、前記推奨先ユーザに推奨する映画を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする映画推奨装置。
  2. 前記来館情報取得手段は、前記来館映画館で発券された映画チケットが撮影されることにより得られる画像データを、前記推奨先ユーザが利用する端末装置から取得し、前記取得された画像データに対する画像処理に基づいて、前記来館情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の映画推奨装置。
  3. 前記複数の映画のうち、前記推奨先ユーザにより予め選択された映画及び映画館の少なくとも何れか一方を示すユーザ映画情報を取得するユーザ映画情報取得手段を更に備え、
    前記来館情報取得手段は、前記画像処理に基づいて前記画像データから認識された情報と、前記取得されたユーザ映画情報と、の比較に基づいて、前記来館情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の映画推奨装置。
  4. 前記来館情報は、前記複数の映画のうち、前記来館映画館で前記推奨先ユーザが見る鑑賞映画を更に示し、
    前記記憶手段は、前記複数の映画それぞれについて、前記映画のジャンルを示すジャンル情報を更に記憶し、
    前記映画情報取得手段は、前記記憶手段から前記ジャンル情報を更に取得し、
    前記決定手段は、前記鑑賞映画のジャンルに基づいて、前記推奨する映画を決定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の映画推奨装置。
  5. 前記決定手段は、前記鑑賞映画のジャンルと同一のジャンルに属する他の映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする請求項4に記載の映画推奨装置。
  6. 前記来館情報取得手段は、前記推奨先ユーザを含む複数のユーザそれぞれについて、前記複数の映画館のうち何れかの映画館に前記ユーザが来館したことを示す前記来館情報であって、前記ユーザが来館した映画館で前記ユーザが見る映画を示す前記来館情報を取得し、
    前記取得された来館情報、及び前記取得されたジャンル情報に基づいて、前記複数のユーザそれぞれの属性を推定する鑑賞属性推定手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記複数のユーザのうち、前記推奨先ユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする請求項4又は5に記載の映画推奨装置。
  7. 前記来館情報取得手段は、前記複数のユーザそれぞれについて、前記複数の映画館のうち何れかの映画館に前記ユーザが来館したことを示す前記来館情報であって、前記ユーザが来館した映画館で前記ユーザが見る映画を示す前記来館情報を取得し、
    コンピュータネットワーク上における複数のユーザそれぞれの行動履歴と、前記取得された来館情報と、に基づいて、前記複数の映画のうち少なくとも一の映画について、前記一の映画を見るユーザがとる傾向がある行動を特定する行動特定手段と、
    前記一の映画のジャンルと前記特定された行動とに関連付けられる新たなジャンルを示す前記ジャンル情報を、前記記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    を更に備え、
    前記決定手段は、前記鑑賞映画について前記新たなジャンルを示す前記ジャンル情報が前記記憶手段に記憶されている場合、前記新たなジャンルに基づいて、前記推奨する映画を決定することを特徴とする請求項4乃至6の何れか一項に記載の映画推奨装置。
  8. 前記記憶手段に記憶される前記映画館情報は、前記映画館の位置を示す映画館位置情報を更に含み、
    前記推奨先ユーザの位置を示すユーザ位置情報を取得する位置情報取得手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記推奨先ユーザの位置及び前記来館映画館の位置に基づいて、前記複数の映画館のうち何れの映画館で上映される映画を推奨するかを決定することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の映画推奨装置。
  9. 前記位置情報取得手段は、前記推奨先ユーザの最新の位置と、前記推奨先ユーザの位置の履歴と、のうち少なくとも何れか一方を示す前記ユーザ位置情報を取得することを特徴とする請求項8に記載の映画推奨装置。
  10. コンピュータネットワーク上における前記推奨先ユーザの行動履歴を取得する行動履歴取得手段と、
    前記取得された推奨先ユーザの行動履歴に基づいて、前記推奨先ユーザの属性を推定する行動属性推定手段と、
    を更に備え、
    前記決定手段は、前記推定された属性に応じた映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の映画推奨装置。
  11. 前記行動履歴取得手段は、前記コンピュータネットワーク上における前記推奨先ユーザを含む複数のユーザそれぞれの前記行動履歴を取得し、
    前記行動属性推定手段は、前記複数のユーザそれぞれの属性を推定し、
    前記来館情報取得手段は、前記複数のユーザそれぞれについて、前記複数の映画館のうち何れかの映画館に前記ユーザが来館したことを示す前記来館情報であって、前記ユーザが来館した映画館で前記ユーザが見る映画を示す前記来館情報を取得し、
    前記決定手段は、前記複数のユーザのうち、前記推奨先ユーザの属性と同一の属性を有する他のユーザが見たことがある映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする請求項10に記載の映画推奨装置。
  12. 前記来館情報は、前記複数の映画のうち、前記来館映画館で前記推奨先ユーザが見る鑑賞映画を更に示し、
    前記来館情報取得手段は、前記推奨先ユーザを含む複数のユーザそれぞれについて、前記ユーザが来館した映画館と、前記ユーザが来館した映画館で前記ユーザが見る映画と、前記映画を見るために前記ユーザに割り当てられた座席と、を示す前記来館情報を取得し、
    前記決定手段は、前記複数のユーザの中に、前記推奨先ユーザに割り当てられた座席に隣接する座席が割り当てられた隣接ユーザが存在する場合、前記隣接ユーザが見たことがある映画のうち、前記鑑賞映画と異なる映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の映画推奨装置。
  13. 前記推奨先ユーザの知人を示す知人情報を取得する知人情報取得手段を更に備え、
    前記決定手段は、前記隣接ユーザが、前記取得された知人情報により示される知人である場合に、前記隣接ユーザが見たことがある映画を、前記推奨する映画に決定することを特徴とする請求項12に記載の映画推奨装置。
  14. 前記来館情報は、前記複数の映画のうち、前記来館映画館で前記推奨先ユーザが見る鑑賞映画と、前記鑑賞映画の上映時間と、を更に示し、
    前記来館映画館の周辺で商品及びサービスの少なくとも何れか一方を提供する複数の場所それぞれの営業時間を示す営業時間情報を取得する営業時間情報取得手段と、
    前記取得された営業時間情報に基づいて、前記複数の場所のうち、前記鑑賞映画の上映時間外に利用可能な場所を、前記推奨先ユーザに推奨する処理を実行する場所推奨手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至13の何れか一項に記載の映画推奨装置。
  15. 前記決定手段は、前記来館映画館及び前記複数の映画館のうち前記来館映画館から相対的に近い映画館の少なくとも何れか一方で上映される映画を、前記推奨先ユーザに推奨する映画に決定することを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の映画推奨装置。
  16. 前記決定手段は、前記複数の映画館のうち、前記推奨先ユーザに推奨する映画館と、前記推奨する映画館で上映される映画のうち、前記推奨先ユーザに推奨する映画と、を決定することを特徴とする請求項1乃至15の何れか一項に記載の映画推奨装置。
  17. コンピュータにより実行される映画推奨方法において、
    複数の映画館それぞれについて、前記映画館を識別する情報と、複数の映画のうち、前記映画館で上映される映画を識別する情報と、を含む映画館情報を記憶する記憶手段から、前記映画館情報を取得する映画情報取得ステップと、
    前記複数の映画館のうち何れかに推奨先ユーザが来館したことを示す来館情報であって、前記推奨先ユーザが来館した来館映画館を示す来館情報を取得する来館情報取得ステップと、
    前記取得された映画館情報及び前記取得された来館情報に基づいて、前記複数の映画の中から、前記推奨先ユーザに推奨する映画を決定する決定ステップと、
    を含むことを特徴とする映画推奨方法。
  18. コンピュータを、
    複数の映画館それぞれについて、前記映画館を識別する情報と、複数の映画のうち、前記映画館で上映される映画を識別する情報と、を含む映画館情報を記憶する記憶手段から、前記映画館情報を取得する映画情報取得手段と、
    前記複数の映画館のうち何れかに推奨先ユーザが来館したことを示す来館情報であって、前記推奨先ユーザが来館した来館映画館を示す来館情報を取得する来館情報取得手段と、
    前記取得された映画館情報及び前記取得された来館情報に基づいて、前記複数の映画の中から、前記推奨先ユーザに推奨する映画を決定する決定手段と、
    として機能させることを特徴とする映画推奨プログラム。
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