JP6900380B2 - 複数の発熱体を有するエアロゾル発生システム - Google Patents

複数の発熱体を有するエアロゾル発生システム Download PDF

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Description

本発明は、エアロゾルを発生させるための電気加熱式エアロゾル発生システム、ならびにそれに関連付けられた装置、物品および方法に関連する。特に、本発明は、複数の発熱体を有する電気加熱式エアロゾル発生システムに関連する。
エアロゾル発生システムの1つのタイプは、電気的に作動する手持ち式のエアロゾル発生システムである。周知な手持ち式の電気的に作動するエアロゾル発生システムは、電池および制御電子回路を備える装置部分と、エアロゾル形成基体の供給を備える交換可能なカートリッジ部分と、電気的に動作する気化器と、を備えうる。エアロゾル形成基体の供給および気化器の両方を備えるカートリッジは、時々「カトマイザー」と呼ばれる。気化器は、液体エアロゾル形成基体に浸された細長い芯の周りに巻かれたヒーターワイヤーコイルを備えうる。カートリッジ部分は多くの場合、エアロゾル形成基体の供給および電気的に作動する気化器だけでなく、ユーザーがエアロゾルを自分の口の中へと引き出すために吸い込みうるマウスピースも備える。
複数の発熱体を含むいくつかのエアロゾル発生システムが提案されてきた。例えば、複数のコイルおよび芯要素を有する装置が提案されてきた。こうした装置は、装置上でのユーザーによる吸煙の度に生成されるエアロゾルの量を増加することを可能にしうる。
装置要素の効率的な包装は、エアロゾル発生装置に関して重要な要素でありうる。そのような装置は、一般的に手持ち式であり、多くの場合では、小型の装置が望ましくありうる。複数の発熱体の存在は、装置の寸法を不必要に増大しうる。
複数の発熱体を含み、かつ包装の効率性を向上するように構成される、手持ち式の電気的に作動するシステムなどの、エアロゾル発生システムを提供することが望ましい。システム内の液体の流れおよび気流を管理して、エアロゾルの効率的な生成を得るようなシステムがまた望ましい。
本発明の第一の態様では、エアロゾル形成基体を収容するための貯蔵部と、エアロゾル発生システムの長手方向軸の方向に、貯蔵部から間隔をおいて配置される第一の発熱体と、その長手方向軸の方向に、貯蔵部から間隔をおいて配置される第二の発熱体と、を備える、エアロゾル発生システムが提供される。エアロゾル発生システムは、第一および第二の端部、ならびに第一の発熱体における、第一の端部と第二の端部との間の部分を有する、第一の液体移動要素と、第一および第二の端部、ならびに第二の発熱体における、第一の端部と第二の端部との間の部分を有する、第二の液体移動要素と、をさらに備える。第一の液体移動要素の第一および第二の端部は、エアロゾル形成基体を貯蔵部から第一の発熱体へと送達するように配置される。第二の液体移動要素の第一および第二の端部は、エアロゾル形成基体を貯蔵部から第二の発熱体へと送達するように配置される。
エアロゾル発生システムの長手方向軸の方向に、第一および第二の発熱体を貯蔵部から間隔をあけることにより、発熱体および液体移動要素は、システム内により効率的に包装されることができ、したがって、小型のエアロゾル発生システムが許容されうる。特に、貯蔵部、発熱体、および液体移動要素は、エアロゾル発生システムの長手方向軸に沿って端と端をつないだ構成で配置されてもよく、それにより、複数の発熱体を有するその他のエアロゾル発生システムと比較して、エアロゾル発生システムが、薄くされ、または減少した幅を有することを可能にしうる。本発明の様々な態様のこれらおよびその他の利点は、本開示に基づいて明白であろう。
第一の液体移動要素の部分は、第一の発熱体に配置される。第一の発熱体に配置される第一の液体移動要素の部分は、第一の発熱体が熱を第一の液体移動要素の部分に伝達することができるように、第一の発熱体に対して配置される。同様に、第二の液体移動要素の部分は、第二の発熱体に配置される。第二の発熱体に配置される第二の液体移動要素の部分は、第二の発熱体が熱を第二の液体移動要素の部分に伝達することができるように、第二の発熱体に対して配置される。したがって、第一および第二の発熱体における第一および第二の液体移動要素の部分は、第一および第二の発熱体に熱的に近接するように記載されうる。いくつかの実施形態では、第一の発熱体は、第一の発熱体の第一の端部と第二の端部との間の第一の発熱体の部分と物理的に接触しうる。いくつかの実施形態では、第二の発熱体は、第二の発熱体の第一の端部と第二の端部との間の第二の発熱体の部分と物理的に接触しうる。
いくつかの実施形態では、第一の液体移動要素の第一および第二の端部は、貯蔵部と流体接触して配置されてもよく、第二の液体移動要素の第一および第二の端部は、貯蔵部と流体接触して配置されてもよい。第一の液体移動要素の第一および第二の端部は、第一の位置において、貯蔵部と流体接触して配置されてもよく、第二の液体移動要素の第一および第二の端部は、第二の位置において、貯蔵部と流体接触して配置されてもよい。第二の位置は、第一の位置から間隙を介する。第二の位置は、エアロゾル発生システムの幅方向に、第一の位置から間隙を介する。
いくつかの実施形態では、システムは、後でより詳細に説明されるような、液体保持媒体をさらに備えてもよい。液体保持媒体は、貯蔵部と流体接触して配置されうる。液体保持媒体は、エアロゾル形成基体を貯蔵部から第一および第二の液体移動要素へと送達するように配置されうる。第一の液体移動要素の第一および第二の端部は、液体保持媒体と流体接触して配置されてもよい。第二の液体移動要素の第一および第二の端部はまた、液体保持媒体と流体接触して配置されてもよい。第一の液体移動要素の第一および第二の端部は、第一の位置において、液体保持媒体と流体接触して配置されてもよく、液体移動要素の第一および第二の端部は、第二の位置において、液体保持媒体と流体接触して配置されてもよい。第二の位置は、第一の位置から間隙を介してもよい。第二の位置は、エアロゾル発生システムの幅方向に、第一の位置から間隙を介してもよい。
本明細書で使用される場合、「流体接触」、「流体連通」、および「液体接続」という用語は、流体が部品間、特徴間または物体間に運ばれ、またはその間に直接的に連通されうるように、互いに対して配置される部品、特徴または物体同士が、流体接触、流体連通、または流体接続することを意味する。
いくつかの実施形態では、第一の液体移動要素は、実質的にU字形状、C字形状、またはV字形状であってもよい。同様に、いくつかの実施形態では、第二の液体移動要素は、実質的にU字形状、C字形状、またはV字形状であってもよい。第一および第二の液体移動要素は、実質的に同一の形状であってもよい。第一および第二の液体移動要素は、異なる形状であってもよい。
いくつかの実施形態では、第一の発熱体における第一の液体移動要素の部分は、第一の方向に、実質的に延在していてもよく、第二の発熱体における第二の液体移動要素の部分は、第二の方向に、実質的に延在していてもよい。第一の発熱体の第一および第二の端部は、第三の方向に、実質的に延在していてもよく、第三の方向は、第一の方向と異なる。第二の発熱体の第一および第二の端部は、第四の方向に、実質的に延在していてもよく、第四の方向は、第二の方向と異なる。
いくつかの実施形態では、第一の方向は、第二の方向と同様であってもよい。それらの実施形態では、第一および第二の液体移動要素は、エアロゾル発生システムの長手方向軸に対して実質的に横断方向である方向に、間隔をおいて配置されうる。別の言い方をすると、第一および第二の液体移動要素は、エアロゾル発生システムの幅方向に、間隔をおいて配置されうる。いくつかの実施形態では、第一の方向は、以下でより詳細に説明されるように、第二の方向と異なっていてもよい。
いくつかの実施形態では、第一および第二の方向は、エアロゾル発生システムの長手方向軸に対して実質的に垂直である。いくつかの実施形態では、第三および第四の方向は、長手方向軸に対して実質的に平行である。いくつかの実施形態では、第三および第四の方向は、実質的に同様の方向である。いくつかの実施形態では、第一の液体移動要素の第一および第二の端部は、第一の発熱体から貯蔵部または液体移動媒体へと延在していてもよい。いくつかの実施形態では、第二の液体移動要素の第一および第二の端部は、第二の発熱体から貯蔵部または液体移動媒体へと延在していてもよい。
いくつかの実施形態では、第一の発熱体と貯蔵部との間の間隔または距離は、同様であってもよい。
いくつかの実施形態では、第一の発熱体と貯蔵部との間の間隔または距離は、異なっていてもよい。別の言い方をすると、第一および第二の発熱体のうちの一方は、システムの長手方向軸の方向に、他方よりも貯蔵部から離れて間隔をおいて配置されてもよい。そのため、第一および第二の発熱体のうちの一方の第一および第二の端部は、他方の発熱体の第一および第二の端部よりも長くてもよい。したがって、第一および第二の発熱体は、システムを通る気流流路の異なる長手方向の位置に位置されてもよく、第一および第二の発熱体のうちの一方が他方の発熱体の上流に配置されうる。エアロゾルのより多くの効率的な移動は、発熱体の長手方向の間隔によって起こりうる。
第一の液体移動要素の第一の端部は、第一の端を備えてもよく、第一の液体移動要素の第二の端部は、第二の端を備えてもよい。第二の液体移動要素の第一の端部は、第一の端を備えてもよく、第二の液体移動要素の第二の端部は、第二の端を備えてもよい。第一の液体移動要素の第一および第二の端は、共通の面上に実質的に置かれうる。第二の液体移動要素の第一および第二の端は、共通の面上に実質的に置かれうる。いくつかの実施形態では、第一および第二の液体移動要素の第一および第二の端は、共通の面上に実質的に置かれうる。
第一および第二の液体移動要素の端を実質的に共通の面上に配置することは、エアロゾル発生システムにおける効率的な包装をさらに向上させることができ、また小型のエアロゾル発生システムを許容することができる。特に、第一および第二の液体移動要素の端を共通の面上に配置することは、第一および第二の液体移動要素と貯蔵部との端と端をつないだ配置を容易にしうる。
いくつかの実施形態では、システムは、第一および第二の液体移動要素と、第一および第二の発熱体と、を備える、気化ユニットを含む。気化ユニットは、貯蔵部に取り外し可能に接続されるように構成されうる。気化ユニットは、エアロゾル発生システムの長手方向軸に沿って、貯蔵部と端と端をつないだ関係に配置されるように構成されうる。
本発明の第二の態様では、エアロゾル発生システムのための気化ユニットであって、液体エアロゾル形成基体の供給源に取り外し可能に接続されるように構成される、貯蔵部接続端と、気化ユニットの長手方向軸の方向に、貯蔵部接続端から間隔をおいて配置される、第一の発熱体と、長手方向軸の方向に、貯蔵部接続端から間隔をおいて配置される、第二の発熱体と、を備える、気化ユニットが提供される。気化ユニットは、第一の発熱体における第一の端部、第二の端部、および第一の端部と第二の端部との間の部分を有する第一の液体移動要素と、第二の発熱体における第一の端部、第二の端部、および第一の端部と第二の端部との間の部分を有する第二の液体移動要素と、をさらに備える。第一の液体移動要素の第一および第二の端部は、液体エアロゾル形成基体の供給源が貯蔵部接続端において気化ユニットに接続された時に、液体エアロゾル形成基体を液体エアロゾル形成基体の供給源から第一の発熱体へと送達するように配置される。第二の液体移動要素の第一および第二の端部は、液体エアロゾル形成基体の供給源が貯蔵部接続端において気化ユニットに接続された時に、液体エアロゾル形成基体を液体エアロゾル形成基体の供給源から第二の発熱体へと送達するように配置される。
気化ユニットは、液体保持媒体をさらに備えてもよい。液体保持媒体は、液体エアロゾル形成基体の供給源が貯蔵部接続端において気化ユニットに接続された時に、液体エアロゾル形成基体を液体エアロゾル形成基体の供給源から送達するように配置されうる。液体保持媒体は、気化ユニットの貯蔵部接続端に配置されうる。第一の液体移動要素の第一および第二の端部は、液体保持媒体と流体接触して配置されてもよい。第二の液体移動要素の第一および第二の端部は、液体保持媒体と流体接触して配置されてもよい。
第一の発熱体における第一の液体移動要素の部分は、第一の方向に実質的に延在していてもよい。第一の発熱体における第二の液体移動要素の部分は、第二の方向に実質的に延在していてもよい。第一の発熱体の第一および第二の端部は、第三の方向に、実質的に延在していてもよく、第三の方向は、第一の方向と異なる。第二の発熱体の第一および第二の端部は、第四の方向に、実質的に延在していてもよく、第四の方向は、第二の方向と異なる。
第一および第二の方向は、長手方向軸に対して実質的に垂直であってもよい。いくつかの実施形態では、第一の方向と第二の方向は、同様であってもよい。第一の方向と第二の方向が同様である場合、第一および第二の液体移動要素は、気化ユニットの長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に、互いから間隔をおいて配置されうる。いくつかの実施形態では、第一の方向と第二の方向は、異なっていてもよい。こうした実施形態は、本発明の第三および第四の態様に関して、以下でより詳細に説明される。
第三および第四の方向は、長手方向軸に対して実質的に平行であってもよい。いくつかの実施形態では、第三および第四の方向は、同様であってもよい。第三および第四の方向が同様である場合、第一および第二の液体移動要素の第一および第二の端は、気化ユニットの貯蔵部接続端の方へ、第一および第二の発熱体から実質的に延在していてもよい。
第一の液体移動要素の第一の端部は、第一の端を備えてもよく、第一の液体移動要素の第二の端部は、第二の端を備えてもよい。第二の液体移動要素の第一の端部は、第一の端を備えてもよく、第二の液体移動要素の第二の端部は、第二の端を備えてもよい。第一の液体移動要素の第一および第二の端は、共通の面上に実質的に置かれうる。第二の液体移動要素の第一および第二の端は、共通の面上に実質的に置かれうる。このことは、気化ユニットおよび液体エアロゾル形成基体の供給源の相対的な向きにかかわらず、気化ユニットが液体エアロゾル形成基体の供給源に取り外し可能に接続されることを可能にしうる。
本発明の第三の態様では、エアロゾル形成基体を収容する貯蔵部を備える、エアロゾル発生システムが提供される。システムは、第一および第二の発熱体と、第一および第二の液体移動要素と、を含む。第一および第二の液体移動要素は、エアロゾル発生液体を第一および第二の発熱体へと送達するように配置される。第一の液体移動要素は、第一の発熱体において第一の方向に延在する。第二の液体移動要素は、第二の発熱体において第二の方向に延在する。第一の方向と第二の方向は異なる。第一の方向は、第二の方向に対して実質的に垂直であってもよい。
本発明の第四の態様では、エアロゾル発生システムのための気化ユニットが提供される。気化ユニットは、第一および第二の発熱体と、第一および第二の液体移動要素と、を備える。第一および第二の液体移動要素は、エアロゾル発生液体を第一および第二の発熱体へと送達するように配置される。第一の液体移動要素は、第一の発熱体において第一の方向に延在する。第二の液体移動要素は、第二の発熱体において第二の方向に延在する。第一の方向と第二の方向は異なる。第一の方向は、第二の方向に対して実質的に垂直であってもよい。
液体移動要素を種々の方向に方向付けることによって、液体移動要素は、システム内により効率的に包装されることができ、したがって、小型の気化ユニットが許容されうる。さらに、種々の方向に方向付けられた液体移動要素を有する発熱体に渡る気流は、例えば、平行に配置される液体移動要素が存在する場合よりも、エアロゾルの気流へのより効率的な移動を提供しうる。本発明の様々な態様のこれらおよびその他の利点は、本開示に基づいて明白であろう。
本発明の上述の態様は、とりわけ、一般的に基体を燃焼させずに電気エネルギーを使用して基体を加熱し、それにより、ユーザーによって吸入されうるエアロゾルを形成する、システムを提供する。システムは、十分にコンパクトであり、それにより、考慮される手持ち式のシステムとなりうる。本発明のシステムのいくつかの例は、エアロゾル発生物品として特徴付けられうる。本明細書で使用される場合、「エアロゾル発生物品」という用語は、ユーザーによる吸入のためにニコチン含有エアロゾルを送達することができる物品を含む。
「エアロゾル発生システム」、「エアロゾル発生物品」、および「エアロゾル発生組立品」という用語は、揮発性化合物を放出して、ユーザーによって吸入されうるエアロゾルを形成するエアロゾル形成基体を備える、システム、物品、または組立品を意味する。「エアロゾル形成基体」という用語は、加熱に伴いエアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出する能力を有する基体を意味する。
任意の適切なエアロゾル形成基体は、システムと併用されうる。適切なエアロゾル形成基体は植物由来材料を含んでもよい。エアロゾル形成基体は、例えば、たばこ、または加熱に伴いエアロゾル形成基体から放出される揮発性のたばこ風味化合物を含むたばこ含有材料、を含みうる。さらに、または別の方法として、エアロゾル形成基体は、非たばこ含有材料を含んでもよい。エアロゾル形成基体は均質化した植物由来材料を含んでもよい。エアロゾル形成基体は少なくとも1つのエアロゾル形成体を備えてもよい。エアロゾル形成基体は、その他の添加物および成分(風味剤など)を含んでもよい。エアロゾル形成基体はニコチンを含む場合がある。エアロゾル形成基体は、室温で液体であってもよい。例えば、エアロゾル形成基体は、液体溶液、懸濁液、分散液等であってもよい。いくつかの好ましい実施形態では、エアロゾル形成基体は、グリセロール、プロピレングリコール、水、ニコチン、および随意的に1つ以上の風味剤を含む。
エアロゾル発生基体は、本発明のシステムの液体貯蔵部分内に貯蔵されうる。液体貯蔵部分は、例えば、エアロゾル形成基体を収容する貯蔵部を備えうる。貯蔵部は、例えば、液体を貯蔵するための多孔性材料などの、液体保持媒体を備えうる。多孔性材料は、例えば、繊維状または海綿状の材料(例えば、ポリマー繊維(例えば、PET)を含む)を含んでもよい。液体貯蔵部分は、例えば、貯蔵部を画定する、ハウジングを備えうる。ハウジングは、剛直なハウジングとしうる。本明細書で使用される場合、「剛直なハウジング」とは、自立型のハウジングを意味する。ハウジングは、ポリマー材料、または金属材料、またはガラスなどの、任意の適切な材料または材料の組み合わせで形成されてもよい。液体貯蔵部分またはカートリッジのハウジングは、熱可塑性プラスチック材料によって形成されうる。任意の適切な熱可塑性プラスチック材料を使用してよい。1つの適切な熱可塑性プラスチック材料は、アクリロニトリルブタジエンスチレンである。
液体貯蔵部分は、エアロゾル形成基体がそれを通じて貯蔵部内に取り入れられ、または貯蔵部から、例えば流れることによって取り出されうる、貯蔵部と連通する開口部を備えうる。開口部は遠位端にありうる。「遠位」「上流」「近位」および「下流」という用語は、エアロゾル発生システムの構成要素または構成要素の部分の相対的位置を描写するために使用される。本発明によるエアロゾル発生システムは、使用時にユーザーに送達するためにエアロゾルがシステムを抜け出る近位端を有してもよく、また対向する遠位端を有してもよい。エアロゾル発生システムの近位端は口側の端と呼ばれることもある。こうした実施例の使用において、エアロゾル発生システムによって発生したエアロゾルを吸い込むために、ユーザーはエアロゾル発生システムの近位端上で吸い出す。上流および下流という用語は、ユーザーが近位端を吸い込んだ時のエアロゾル発生システムを通るエアロゾルの移動の方向に関連する。
「長手方向」という用語は、エアロゾル発生システムの口側の端と遠位端との間の方向を記述するために使用される。システムは、長手方向における長さを有しうる。システムは、システムの長さがそれに沿って測定されうる、長手方向軸を有しうる。「長さ」という用語は、エアロゾル発生システムの長手方向における最大寸法を記述するために使用される。
「横断方向」という用語は、長手方向に対して垂直な方向を記述するために使用される。「幅」および「直径」という用語は、エアロゾル発生システムの横断寸法での最大寸法を記述するために使用される。
液体貯蔵部分は、貯蔵部内の1回分のエアロゾル形成基体が減少し、または涸渇した時に、ユーザーが廃棄することができる、消耗可能なカートリッジ、カプセル、または液体貯蔵部の部分でありうる。カートリッジまたはカプセルはその後、適切な量のエアロゾル形成基体で充填された貯蔵部を有する別のカートリッジまたはカプセルと取り替えられうる。上述した液体貯蔵部分のハウジングは、カートリッジまたはカプセルのハウジングであってもよい。
カートリッジは随意的に、液体移動要素、1つ以上の発熱体、または液体移動要素と1つ以上の発熱体との両方をさらに含んでもよい。液体移動要素および1つ以上の発熱体は、カプセルまたは液体貯蔵部から分離される気化ユニット内に存在していてもよい。別個の気化ユニットとカプセルまたは液体貯蔵部は、取り外し可能に接続可能であってもよい。本明細書で使用される場合、「取り外し可能に接続可能」という用語は、取り外し可能に接続可能な部品が、どちらの部品に対しても有意な損傷を負うことなく、互いに結合および切り離しできることを意味する。部品は、どちらの部品に対しても何らかの損傷を負うことなく、接続され、また切り離されうる。カプセルまたは液体貯蔵部は、螺合、スナップフィット係合、締まりばめ係合、磁気係合等の、任意の適切な手法で気化ユニットに接続されうる。
いくつかの実施形態では、液体移動要素は、貯蔵部と流体接触しうる。その他の実施形態では、システムは、液体保持媒体をさらに備えてもよい。液体保持媒体は、貯蔵部と流体接触しうる。液体移動要素は、液体保持媒体と流体接触しうる。第一および第二の液体移動要素の第一および第二の端部は、液体保持媒体と流体接触しうる。
システムが、別個の気化ユニットおよび液体貯蔵部分を含むカプセルまたは液体貯蔵部を備える場合、液体貯蔵部分は、遠位端部開口部に対して配置されて、カプセルが気化ユニットに接続されていない時に、エアロゾル生成材料が貯蔵部を抜け出ることを防ぐ、弁を含みうる。弁は、カプセルを気化ユニットに接続する行為が、弁を開放することを引き起こし、またカプセルを気化ユニットから切り離す行為が、弁を閉じることを引き起こすように、動作可能でありうる。任意の適切な弁が、使用されてもよい。1つの適切な弁は、回転弁組立品を記述する中国特許出願公開CN104738816A号に記載されている。回転弁組立品において、液体出口を含む回転可能な弁は、液体保持媒体または液体貯蔵要素の出口端に配置される。弁の液体出口に配置されうる接続要素が提供される。液体保持媒体または液体貯蔵要素の接続部上の接続要素の回転は、弁の回転をもたらし、それにより、弁の液体出口を液体貯蔵部の出口に位置合わせし、貯蔵部からヒーター要素と関連する液体入口への液体の通路を許容する。液体保持媒体または液体貯蔵要素が取り外された時に、接続要素の回転は、弁を逆に回転させて、貯蔵部の液体出口を封止する。
1つ以上の発熱体および液体移動要素が、カプセルから分離される気化ユニットに含まれる場合、気化ユニットは、発熱体および液体移動要素がその中に配置されるハウジングをさらに含んでもよい。気化ユニットは、カプセルが気化ユニットに接続された時に、カプセルの弁と相互作用して、弁を開放し、また貯蔵部と流体連通する液体移動要素を配置する要素を含んでもよい。気化ユニットのハウジングは、剛直なハウジングであってもよい。ハウジングの少なくとも一部分は、熱可塑性プラスチック材料、金属材料、または熱可塑性プラスチック材料および金属材料を含みうる。
カプセルが液体移動要素を含むかどうかにかかわらず、カプセルは、液体保持媒体を含みうる。液体保持媒体は、液体貯蔵または液体移動材料を含みうる。「液体移動材料」は、液体を材料の一方の部分から他方へ運ぶ材料である。液体移動材料は、毛細管材料を含んでもよい。液体移動材料は有利には、液体を貯蔵部から液体移動要素へと運ぶように配置されうる。液体移動材料は繊維質または海綿状の構造を持ってもよい。液体移動材料は、繊維またはフィラメントを含む束、マット、またはその他の構造を含んでもよい。例えば、液体移動材料は複数の繊維または糸を含んでもよい。繊維または糸は、一般的に液体を整列された方向に移動するように整列していてもよい。液体移動材料は、海綿体様または発泡体様の材料を含んでもよい。液体移動材料は、任意の適切な材料または材料の組み合わせを含んでいてもよい。適切な材料の例としては、海綿体または発泡体材料、繊維または焼結粉末の形態のセラミック系、ガラス系またはグラファイト系の材料、発泡性の金属またはプラスチックの材料、例えば紡がれたかまたは押し出された繊維(酢酸セルロース、ポリエステル、または結合されたポリオレフィン、ポリエチレン、テリレンまたはポリプロピレン繊維、ナイロン繊維またはセラミックなど)でできた繊維性材料がある。
液体移動要素が、カプセルから分離された気化ユニット内にあり、またはエアロゾル形成基体を有するカートリッジ内に含まれるかどうかにかかわらず、液体移動要素は、任意の適切な液体移動材料から形成されうる。例えば、液体移動材料は、気化器ユニットの液体移動材料が発熱体と接触して使用するのに適しうる本発明の実施例における場合を除いて、カプセルに関連してあらかじめ説明されたような毛細管材料を含んでもよい。例えば、液体移動要素は、溶融シリカまたは多孔性セラミック材料を含んでもよい。
液体移動要素はそれぞれ、貯蔵部と流体接触する第一および第二の部分と、発熱体と接触する部分と、を含んでもよい。発熱体と接触する部分は、第一の部分と第二の部分との間にある。第一および第二の部分は、システムの長手方向軸に対して実質的に平行に延在していてもよく、発熱体と接触する部分は、システムの長手方向軸に対して実質的に横断方向に延在していてもよい。
第一の発熱体における第一の液体移動要素の部分は、第二の発熱体における第二の液体移動要素の部分と異なる方向に延在する。第一の液体移動要素の部分が延在する方向は、第二の液体移動要素の部分が延在する方向に対して垂直であってもよい。第二の発熱体から貯蔵部までの距離は、第一の発熱体から貯蔵部までの距離より大きくてもよく、したがって、システムを通る気流流路の異なる長手方向の位置にそれぞれ位置され、第二の発熱体が第一の発熱体の上流に配置されうる。
エアロゾルのより多くの効率的な移動は、本発明による液体移動要素の整列されていない配置によって起こりうる。例えば、気流と効率的に接触した状態にありうる、液体移動要素の、特に発熱体における液体移動要素の部分の表面領域は、第二の発熱体における第二の液体移動要素の部分が、第一の発熱体における第一の液体移動要素の下流への、また整列された部分へのいくつかの気流を塞ぎうるので、液体移動要素が整列された向きに積み重ねられた場合よりも大きくなりうる。
いくつかの実施形態では、エアロゾル形成基体を収容するための貯蔵部と、第一の発熱体と、第二の発熱体と、を備える、エアロゾル発生システムが提供されうる。システムは、エアロゾル形成基体を貯蔵部から第一の発熱体へと送達するように配置される第一の液体移動要素であって、第一の発熱体において、第一の方向に延在する部分を有する、第一の液体移動要素をさらに備えてもよい。システムは、エアロゾル形成基体を貯蔵部から第二の発熱体へと送達するように配置される第二の液体移動要素であって、第二の発熱体において、第二の方向に延在する部分を有する、第二の液体移動要素をさらに備えてもよい。第一の方向と第二の方向は、異なっていてもよい。貯蔵部から第二の液体移動要素における第二の発熱体までの距離は、貯蔵部から第一の液体移動要素の第一の発熱体までの距離より大きくてもよい。
いくつかの実施形態では、エアロゾル発生システムのための気化ユニットであって、液体エアロゾル形成基体の供給源に取り外し可能に接続されるように構成される、貯蔵部接続端と、気化ユニットの長手方向軸の方向に、貯蔵部接続端から間隔をおいて配置される、第一の発熱体と、長手方向軸の方向に、貯蔵部接続端から間隔をおいて配置される、第二の発熱体と、を備える、気化ユニットが提供されうる。気化ユニットは、液体エアロゾル形成基体の供給源が貯蔵部接続端に取り外し可能に接続された時に、液体エアロゾル形成基体エアロゾル形成基体を液体エアロゾル形成基体の供給源から第一の発熱体へと送達するように配置される、第一の液体移動要素をさらに備えてもよい。気化ユニットは、液体エアロゾル形成基体の供給源が貯蔵部接続端に取り外し可能に接続された時に、液体エアロゾル形成基体を液体エアロゾル形成基体の供給源から第二の発熱体へと送達するように配置される、第二の液体移動要素をさらに備えてもよい。第一の液体移動要素は、第一の発熱体において、第一の方向に延在する部分を有しうる。第二の液体移動要素は、第二の発熱体において、第二の方向に延在する部分を有しうる。第一の方向と第二の方向は異なる。第二の液体移動要素における貯蔵部接続端から第二の発熱体までの距離は、第一の液体移動要素における貯蔵部接続端から第一の発熱体までの距離より大きくてもよい。
第一および第二の液体移動要素の材料、形状、寸法、および構造は、同一であってもよく、または異なっていてもよい。第一および第二の液体移動要素は、両方の液体移動要素が、貯蔵部内のエアロゾル形成基体が涸渇するまで湿った状態を保つように、適切な材料、形状、寸法、および構造を有していてもよい。例えば、液体移動要素または液体移動要素の部分の材料と断面積のうち一方または両方は、液体移動要素の部分の貯蔵部までの距離が異なっていることに関係なく、貯蔵部が涸渇するまで、両方の液体移動要素内の湿気を維持するように変化しうる。貯蔵部から第一および第二の発熱体と接触する第一および第二の液体移動要素の部分へのそれぞれの液体エアロゾル形成基体の移動の速度は、実質的に同一であってもよい。したがって、第二の発熱体における貯蔵部から遠方にありうる第二の液体移動要素の液体移動材料の容量は、第一の発熱体における貯蔵部に近接されうる第二の液体移動要素の液体移動材料の容量より多くありうる。例えば、第二の液体移動要素は、第一の液体移動要素の断面積より大きい断面積を有してもよく、または第二の移動要素は、第一の液体移動要素より多い液体移動容量を持つ材料を備えてもよい。第一および第二の液体移動要素のそれぞれの第一および第二の部分は、例えば、発熱体と接触した状態で、発熱体における第一および第二の液体移動要素の部分へと液体エアロゾル形成基体を運びうる。各液体移動要素の第一および第二の端は、繊維状スポンジまたはパッドなどの液体保持材料と接触していてもよい。使用時に、液体保持材料は、貯蔵部内の液体エアロゾル形成基体と流体連通しうる。第一の液体移動要素の第一および第二の端は、異なる位置に置かれてもよく、それにより、液体移動要素に液体エアロゾル形成基体を供給するための異なる配置を提供する。第二の液体移動要素の第一および第二の端はまた、異なる位置に置かれうる。第一の液体移動要素の第一および第二の端ならびに第二の液体移動要素の第一および第二の端は、互いに異なる位置に置かれていてもよく、したがって、各液体移動要素の各端は、異なる位置から供給される。各液体移動要素の各端は、貯蔵部と連通する開口部と長手方向に整列されうる。そのような向きは、供給位置を共有する液体移動要素に関する液体移動要素の供給を向上することができ、液体移動要素によってシステムを通る気流に運ばれる液体基体から生成されたエアロゾルの質量移動を向上することができる。
液体移動要素の少なくとも一部分は、液体移動要素によって運ばれる液体エアロゾル形成基体が発熱体によって加熱されて、エアロゾルを発生させうるように、発熱体に十分に近接して位置される。第一の端と第二の端との間の部分などの、液体移動要素の少なくとも一部分は、発熱体と接触しうる。
任意の適切な発熱体が採用されうる。例えば、発熱体は、抵抗性フィラメントを備えうる。「フィラメント」という用語は、本明細書全体を通して、2つの電気接点間に配置された電気的な経路を意味するために使用される。フィラメントは、任意にいくつかの経路またはフィラメントにそれぞれ枝分かれ・分岐させてもよく、またはいくつかの電気的な経路から1つの経路に合流させてもよい。フィラメントは、丸型、正方形、平型、またはその他の任意の断面形状を有してもよい。フィラメントは、真っ直ぐな様式または曲がった様式で配置されてもよい。1つ以上の抵抗性フィラメントは、コイル、メッシュ、アレイ、織物等を形成しうる。発熱体への電流の印加は、要素の抵抗性質による加熱をもたらす。いくつかの好ましい実施形態では、発熱体は、液体移動要素に巻かれるコイルを形成する。液体移動要素は芯を備えてもよい。
発熱体は、任意の適切な電気抵抗性フィラメントを備えうる。例えば、発熱体は、ニッケルクロム合金を含みうる。
別個の発熱体は、各液体移動要素と関係付けられうる。システムは、第一の液体移動要素と関連する発熱体および第二の液体移動要素と関連する発熱体が、同一のまたは異なる温度で、かつ同一のまたは異なる時間量で加熱されるように、構成されうる。発熱体は、電気回路、選択された材料の性質、寸法、および形状(例えば、同調抵抗に対する)などによって、独立して制御されうる。発熱体は、直列もしくは並列に配置されてもよく、または別々に結合されて、電気回路を制御してもよい。
本発明のシステムは、1つ以上の空気吸込み口を含んでもよく、それは、ユーザーが口側の端を吸い込んだ時に、空気がシステムに入って、口側の端の開口部を通じて液体移動要素によって運ばれる基体の加熱によって生成されたエアロゾルを運ぶことを可能にする。空気吸込み口は、液体移動要素の上流にある。空気吸込み口は、カートリッジが、液体移動要素、気化ユニット、電源を含む部分、またはシステムの他の適切な部品を含む場合、カートリッジのハウジングに形成されてもよい。
液体移動要素および発熱体がカートリッジ内に含まれる場合、気化ユニットまたはカートリッジは、発熱体を電源またはシステムの別個の部品におけるその他の制御電子回路と電気的に結合するための、電気接点を備えうる。
気化ユニットまたはカートリッジは、電源を含む部品に取り外し可能に接続可能であってもよい。気化ユニットまたはカートリッジは、螺合、スナップフィット係合、締まりばめ係合、磁気係合等の、任意の適切な手法で電源を含む部品に接続されうる。
電源を含む部品は、ハウジングを備えてもよく、電源は、ハウジング内に配置されてもよい。電源は電池を備えうる。その部品はまた、ハウジング内に配置され、電源に電気的に結合される電気回路を備えうる。部品は、接点を備えてもよく、したがって、その部品の接点が、第一の部品が気化ユニットまたはカートリッジに接続された時に、気化ユニットの接点と電気的に結合する。部品の接点は、電気回路および電源と電気的に結合される。したがって、部品が気化ユニットまたはカートリッジに接続された時に、発熱体は、電源および回路と電気的に結合されうる。
電気回路は、基体の加熱の結果として生じるエアロゾルのユーザーへの送達を制御するように構成されうる。制御電気回路は任意の適した形状で提供されてもよく、および、例えば、コントローラまたはメモリおよびコントローラを含みうる。コントローラは1つ以上のApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)状態マシン、デジタル信号プロセッサ、ゲートアレイ、マイクロプロセッサ、または同等の分離または一体化された論理回路を含み得る。制御電気回路は、回路の1つ以上の構成要素に制御回路の機能または態様を実行させる命令を含むメモリを含みうる。本開示における、制御回路に起因する機能は一つ以上のソフトウエア、ファームウエア、およびハードウエアとして体現されうる。
電気回路は、発熱体または1つ以上のフィラメントの電気抵抗に依存して、発熱体への動力供給を制御するように構成されうる。
電気回路はマイクロプロセッサを備えうるが、これはプログラム可能マイクロプロセッサでもよい。電気回路は電力供給を調節するよう構成されてもよい。
電源を含む部品は、スイッチを含んでもよく、それはシステムを起動させる。例えば、部品は、ボタンを含んでもよく、それは押下されて、システムを起動させ、または随意的にシステムを停止させうる。
本発明のエアロゾル発生システムは、少なくともカプセルまたはカートリッジの上に配置可能なカバーを含みうる。例えば、カバーは、カプセルまたはカートリッジを受けるように構成される遠位端開口部を含む。カバーはまた、システムが別個の気化ユニットを含む場合、気化ユニットの少なくとも一部分にわたって延在していてもよく、電源を含む部品の少なくとも一部分にわたって延在していてもよい。好ましい実施形態では、システムは、別個のカプセルおよび気化ユニットを含み、カバーは、カプセルおよび気化ユニットにわたって延在し、電源を含む部品の近位端に当接する。別の方法として、カバーは、カプセルにわたって延在し、気化ユニットの近位端に当接していてもよい。カバーは、少なくともカプセルに対する位置に取り外し可能に固定可能でありうる。カバーは、カプセル、存在する場合、気化ユニット、または電源を含む部品に取り外し可能に接続可能されてもよく、それにより、カプセルに対する位置に保持される。カバーは、螺合、スナップフィット係合、締まりばめ係合、磁気係合等の、任意の適切な手法で、カプセル、気化ユニット、または電源を含む部品に接続されうる。
カバーが、例えば、カートリッジ、気化ユニット、または電源を含む部品内の空気吸込み口にわたって延在する場合、カバーの側壁は、1つ以上の空気吸込み口を画定することができ、それは空気が、例えば、カートリッジ、気化ユニット、または電源を備える部品内の空気吸込み口に入ることを可能にする。
カバーは、エアロゾル発生システムの口側の端を画定しうる。カバーは、概ね円筒形であり、口側の端に向かって内側へ先細となってもよい。カバーは、1つの部品または複数の部品を備えうる。例えば、カバーは、遠位部分と、マウスピースとして働きうる取り外し可能に接続可能な近位部分と、を含んでもよい。カバーは、口側の端の開口部を画定することができ、それは、エアロゾル形成基体の加熱の結果として生じるエアロゾルが装置を抜け出ることを可能にする。
カバーは、剛直な細長いハウジングを備えうる。ハウジングは適切な任意の材料または材料の組み合わせを備えてもよい。適切な材料の例としては、金属、合金、プラスチック、もしくはそれらの材料のうちの1つ以上を含有する複合材料、または、例えば、ポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)およびポリエチレンなど、食品または医薬品の用途に適切な熱可塑性樹脂が挙げられる。
本発明によるエアロゾル発生システムは、すべての部品が接続された時に、任意の適切な寸法を有しうる。例えば、システムは、約50mm〜約200mmの長さを有しうる。システムは、約100mm〜約190mmの長さを有しうる。システムは、約140mm〜約170mmの長さを有しうる。
本明細書で使用されるすべての科学的および技術的な用語は、別途指定のない限り、当業界で一般に使用される意味を持つ。本明細書で提供した定義は、本明細書で頻繁に使用される特定の用語の理解を容易にするために提供されている。
単数形(「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」)は本明細書で使用される場合、複数形の対象を有する実施形態を含蓄するが、その内容によって明らかに別途定められている場合はその限りではない。
「または」は一般的に、本明細書で使用される場合、「および/または」を含めた意味で使用されるが、その内容によって明らかに別途定められている場合はその限りではない。「および/または」という用語は、列挙された要素の1つまたはすべて、または列挙された要素のうちの任意の2つ以上の組み合わせを意味する。
「有する、持つ(have)」、「有している、持っている(having)」、「含む(include)」、「含まれる(including)」、「備える(comprise)」、「備える(comprising)」、またはこれに類するものは本明細書で使用される場合、制約のない意味で使用され、一般的に「含むが、これに限定されない」を意味する。「から本質的に成る」、「から成る」、およびこれに類するものは、「含む」およびこれに類するものに包摂されることが理解されるであろう。
「好ましい」および「好ましくは」という語は、ある特定の状況下で、ある特定のメリットをもたらし得る本発明の実施形態を指す。ただし、同一またはその他の状況下で、その他の実施形態もまた好ましいものでありうる。その上、1つ以上の好ましい実施形態の列挙は、その他の実施形態が有用ではないことを暗に意味するものではなく、請求の範囲を含む本開示の範囲からその他の実施形態を除外するものではない。
当然のことながら、上記で言及された本発明の一方の態様に関連して上述した特徴は、本発明の他方の態様にも適用されうる。
本開示で説明される1つ以上の態様を図示する図面をこれから参照する。ただし、図面に図示されていないその他の態様が本開示の範囲に含まれることが理解されるであろう。図内で使用されている類似した番号は、類似した構成要素、工程、およびこれに類するものに言及する。ただし、所定の図で一つの構成要素を指すために一つの番号を使用することは、別の図で同じ番号が付けられたその構成要素を制限するものではないことが理解される。さらに、異なる図面において構成要素を指すために異なる番号を使用することは、その異なる番号の付いた構成要素が他の番号の付いた構成要素と同一または類似したものであり得ないことを示すことを意図したものではない。
図1Aは、エアロゾル発生システムの一例の概略図である。図1Aは、接続されていない部品およびカバーの側面図であり、部品の内部構成要素を示す。 図1Bは、エアロゾル発生システムの一例の概略図である。図1Bは、接続された部品の側面図であり、部品の内部構成要素を示す。 図1Cは、エアロゾル発生システムの一例の概略図である。図1Cは、カバーおよび電源を含む部品の外部部分のみを示す接続された部品の側面図である。 図2Aは、エアロゾル発生システムの一例の概略透視図である。図2Aは、接続された部品、ならびに取り外されたカバーを示す。 図2Bは、エアロゾル発生システムの一例の概略透視図である。図2Bは、カバーが適所に固定された状態のシステムを示す。 図3は、接続された部品およびカバーを有するエアロゾル発生システムの一例の概略断面図であり、流路を示す。 図4は、近位端プレートの下に配置される液体移動要素を示す気化ユニットの一例の概略面図である。 図5は、気化ユニットの構成要素を示す概略透視分解図である。 図6は、気化ユニットの構成要素を示す概略透視分解図である。
概略図の縮尺は必ずしも正確なものではなく、図示の目的で提示されるものであり、限定するものではない。
ここで図1A〜図1Cを参照するが、エアロゾル発生システム100は、第一の部品10と、気化ユニット20と、カプセル30と、カバー40と、を含む。第一の部品10は、気化ユニット20に取り外し可能に接続可能である。気化ユニット20は、カプセル30に取り外し可能に接続可能である。カバー40は、気化ユニット20およびカプセル30の上に配置可能である。カバー40は、気化ユニット20およびカプセル30に対する位置に取り外し可能に固定可能である。一部の例(図示せず)では、気化ユニットおよびカプセルの構成要素は、単一のユニットを備えうる。
第一の部品10は、電源110および電気回路120がその中に配置される、ハウジング130を備える。電気回路120は、電源110に電気的に結合される。電気伝導体140は、例えば、ハウジング130を通じて露出され、その上に配置され、またはそれに組み込まれる接点(図示せず)に接続されうる。
気化ユニット20は、液体移動要素210A、210Bおよび発熱体220A、220Bがその中に配置される、ハウジング240を備える。第一の液体移動要素210Aは、実質的にU字形状であり、それは、第一および第二の端部と、第一の端部と第二の端部との間の中央部と、を有する。第一の液体移動要素210Aの中央部は、第一の発熱体220Aと熱的接続する。第二の液体移動要素210Bはまた、実質的にU字形状であり、それは、第一および第二の端部と、第一の端部と第二の端部との間の中央部と、を有する。第二の液体移動要素210Bの中央部は、第二の発熱体220Bと熱的接続する。電気伝導体230A、230Bは、発熱体220A、220Bを、ハウジング240を通じて露出され、その上に配置され、またはそれに組み込まれる接点(図示せず)に電気的に結合する。気化ユニット20が第一の部品10に接続された時(例えば、図1Bに示すように)、発熱体220は、回路120および電源110と電気的に結合する。発熱体220Aおよび220Bは、並列、直列、または電気回路120に別個に結合されるなどの任意の適切な手法で、接続されうる。
カプセル30は、液体エアロゾル形成基体(図示せず)がその中に保存される貯蔵部300を画定する、ハウジング310を備える。カプセル30が気化ユニット20に接続された時に、貯蔵部300およびひいてはエアロゾル形成基体は、液体移動要素210A、210Bと流体連通する。
カプセル30は、気化ユニット20とカプセル30が接続されていない時に(図1Aにおける場合など)、閉じるように構成され、また気化ユニット20とカプセル30が接続されている時に(図1Bにおける場合など)、開くように構成される、弁399を含みうる。弁399は、カプセル30内の遠位開口部および気化ユニット20内の近位開口部と整列され、したがって、弁が開いている時に、貯蔵部300内の液体エアロゾル形成基体は、液体移動要素210Aおよび210Bと連通する。
気化ユニット20は、カプセル30の窪み349で受けられるように構成される、近位突出要素249を含み、それは、気化ユニット20とカプセル30とを確実に結合する。弁349に結合される機構(図示せず)が、1つ以上の窪み349に配置されてもよく、したがって、突出要素249が窪み349内に挿入された時に、弁399は開き、また突出要素249が窪み349から引き出された時に、弁399は閉じる。
システム100を通じて流れる空気またはエアロゾルのための通路がまた、図1Aおよび図1Bに示される。気化ユニット20は、気化ユニット20の近位端へと延在する通路215と連通するハウジング内の入口を備える。中央通路315は、カプセル30を通じて延在し、また気化ユニット20とカプセル30が接続されている時に、気化ユニット20の通路215と連通する。カバー40は、中央通路415を備える。カバー40の中央通路415は、カバー40がカプセル30の上に配置された時に、カプセル30の中央通路315と連通する。
図1A〜図1Cに示す実施形態では、カバー40は、気化ユニット20およびカプセル30の上に配置されるように構成される。カバー40と第一の部品10との間の移動において、円滑な移動が、システム100の外側表面にわたって形成されることが好ましい。カバー40は、螺合、スナップフィット係合、締まりばめ係合、磁気係合等の、任意の適切な手法で、第一の部品10、気化ユニット20、またはカプセル30のうち任意の1つ以上に対する位置(係合は図示せず)に、維持されうる。
ここで図2Aおよび図2Bを参照するが、本発明のエアロゾル発生システム100は、第一の部品10と、気化ユニット20と、カプセル30と、カバー40と、を含む。部品は、概して図1A〜図1Cに関して説明したようなものである。一部の例(図示せず)では、気化ユニットの構成要素は、カプセル内に含まれてもよく、システムは、別個の気化ユニットを含まない。
図2Aおよび図2Bに示す接続されたシステムは、口側の端101から遠位端102へと延在する。カプセル30のハウジングは、カプセル30の長さを通じる通路と連通する開口部35を画定する。通路は、システム100を通るエアロゾル流路の一部を画定する。気化ユニット20のハウジングは、カプセル20を通る通路と連通する空気吸込み口240を画定する。気化ユニット20を通る通路は、カプセル30を通る通路と連通する。気化ユニット20およびカプセル30を覆うように構成されるカバー40は、カバー40がシステムのその他の部品に対して適所に固定された時に、気化ユニット20の空気吸込み口240と連通する空気吸込み口44を画定する側壁を備える。カバー40のハウジングはまた、カプセル30を通る通路と連通する口側の端の開口部45を画定する。したがって、ユーザーがシステム100の口側の端101で吸い込んだ時に、カバー40の入口44に入り、次に気化ユニット20の入口240に入る空気は、気化ユニット20内の通路を通って、カプセル30内の通路を通って、カプセルの近位端における開口部35を通って、さらに口側の端の開口部45を通って流れる。
一部の例では(図示せず)、空気吸込み口は、第一の部品のハウジング内に形成されてもよく、通路は、ハウジングを通じて気化ユニット内の通路へと延在する。
図2A〜図2Bに示すエアロゾル発生システムの第一の部品10は、ボタン15を含み、それは押下されて、システムを起動させ、または随意的にシステムを停止させうる。ボタン15は、第一の部品10の回路のスイッチに結合される。
図2Aに示すシステム100にまた示されるように、第一の部品10のハウジングは、近位端においてリム12を画定する。カバー40の遠位端は、カバー40が気化ユニット20およびカプセル30の上に適所に固定された時に、リム12と接触する。第一の部品10のハウジングのリム12の外側端の寸法および形状は、カバー40の遠位端の外側端の寸法および形状と実質的に同一であり、したがって、システムの外側表面に沿った滑らかな部分が、第一の部品とカバーの接合部に形成されることが好ましい。
ここで図3を参照すると、システム100を通る流路が、太い矢印によって示される。図1A〜図1Cならびに図2Aおよび図2Bでの場合のように、システムは、第一の部品10と、気化ユニット20と、カプセル30と、気化ユニット20およびカプセル30の上に配置され、第一の部品10のリムと接触する、カバー40と、を含む。一部の例(図示せず)では、気化ユニットの構成要素は、カプセル内に含まれてもよく、システムは、別個の気化ユニットを含まなくてもよい。システムの部品が接続された時に、発熱体220A、220Bは、第一の部品10の制御電子回路および電源(図示せず)に結合され、弁399が開き、液体エアロゾル発生基体が液体移動要素210A、210Bに流れることを可能にする。弁399は、突出要素249と窪み349内の機構(図示せず)との相互作用によって開けられうる。
ユーザーが口側の端101で吸い込んだ時に、新鮮な空気が、例えば、図2Aに示すように空気吸込み口44を通じて、カバーの側壁410を通じてシステム内に入る。空気は次に、例えば、図2Aに示すように入口240を通じて、さらに液体移動要素210A、210Bがそれと連通する気化ユニット20内の通路215を通じて、気化ユニット20内に流れることができる。エアロゾル形成基体運ぶ液体移動要素210A、210Bは、発熱体220A、220Bによって加熱されて、それにより、エアロゾルが加熱された基体から生成されることを引き起こしうる。エアロゾルは、カプセル30内の通路315を通じて、カバー40内の通路415を通じて、さらに例えば、図2Bに示すような口側の端の開口部45を通じて、口側の端101の中から外へと流れる、空気に混入されうる。第一の発熱体220Aおよび第二の発熱体220Bは、システムの流路内に取り付けられ、通路を通る流れの方向に、間隔をおいて配置される。
ここで図4を参照すると、気化ユニットの一例の上から見た図が示される。液体移動要素210A、210Bおよび発熱体220A、220Bが示されるが、その他の構成要素は説明のために示されない。液体移動要素210A、210Bおよび発熱体220A、220Bは、流路および開口部290A、290B、290C、290Dと連通する中央開口部215を画定する近位端プレート280の下に配置され、その流路および開口部は、気化ユニットがカプセルに接続された時に、貯蔵部の対応する遠位端開口部と長手方向に整列されるように構成される。そのため、近位端プレート280は、気化ユニットのカプセルまたは貯蔵部接続端の部分を形成する。第一および第二の発熱体220A、220Bは、気化ユニットの長手方向軸の方向に、近位端プレート280から離れて一定間隔で配置される。第一および第二の液体移動要素210A、210Bの中央部分は、長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に延在するように配置される。第一および第二の液体移動要素210A、210Bの第一および第二の端部は、実質的に気化ユニットの長手方向軸の方向に、第一および第二の発熱体220A、220Bにおける中央部分と近位端プレート280の開口部との間に延在する。そのため、第一および第二の液体移動要素210A、210Bの第一および第二の端は、気化ユニットがカプセルに接続された時に、液体エアロゾル形成基体を貯蔵部から第一および第二の発熱体220A、220Bへと送達するように配置される。液体移動要素210A、210Bの第一および第二の端は、各端が貯蔵部から少なくともある程度別々に供給されうるように、開口部290A、290B、290C、290Dと整列されるように配置される。発熱体220A、220Bは、液体移動要素210A、210Bに巻かれたコイルとして示される。
図4で図示した通り、整列されていない様式における液体移動要素210A、210Bの配置は、液体移動要素210A、210Bが平行な配置で積み重ねられる場合に露出される領域と比較して、開口部215を通じてシステムの長手方向軸に対して平行に流れるように露出される液体移動要素の領域を増大する。
ここで図5を参照すると、気化ユニットのいくつかの構成要素が示されている。気化ユニットは、近位端プレート280(図4に示すような)と、液体保持材料のパッド270(例えば、毛細管材料など)と、第一の液体移動要素210Aおよび第二の液体移動要素210Bと、を備える。端プレート280および液体保持材料270は、気化ユニットの貯蔵部接続端に配置される。環状要素216は、プレート280の内側表面から延在する。環状要素216は、環状部材216を通る流れを含む、液体エアロゾル形成基体の液体流路の構成要素をエアロゾル経路から分離するのに役立ちうる。液体保持材料270は、2つの対向する実質的な平面を持つディスクを形成し、環状部材216の周りに配置されるように構成される中央開口部275を含む。第一の液体移動要素210Aの第一の端211A、第二の端213Aおよび第二の液体移動要素210Bの第一の端211B、第二の端213Bはそれぞれ、共通の面上に実質的に置かれ、したがって、各端は、液体保持材料270の実質的な平面と接触する。第一および第二の液体移動要素210A、210Bの各端は、使用時に、開口部(開口部290Bなど)と長手方向に整列される位置において液体保持材料270と接触し、すなわち、貯蔵部と流体連通する。各液体移動要素210A、210Bの第一および第二の端部は、液体エアロゾル形成基体をそれぞれの中央部分212A、212Bに運ぶ。第二の液体移動要素210Bの中央部分212Bは、第一の液体移動要素210Aの中央部分212Aよりも、液体保持材料270から遠方に、ひいては貯蔵部から遠方に延在する。この例では、第一および第二の液体移動要素は、シリカ繊維の束を含む溶融シリカ芯を備える。第二の液体移動要素の芯の直径は、第一の液体移動要素の芯の直径より大きく、それにより、第二の発熱体への液体の輸送を容易にする。この例では、第二の液体移動要素210Bは、約3.5mmの直径を有し、一方で第一の液体移動要素210Aの直径は、約2.5mmである。
ここで図6を参照すると、気化ユニットの構成要素が示されている。気化ユニットは、遠位端プレート280と、プレート280から遠位に延在する環状の側壁282と、を含む。プレート280は、エアロゾル流路開口部275、および開口部290Bなどの液体流路開口部を画定し、それらは、貯蔵部と流体連通するように構成される。環状の側壁282は、プレート280の内側表面と接触して置かれうる、液体保持材料270を受けるように構成される。液体保持材料270は、例えば、PET繊維などのポリマー繊維のマットを備える。環状の側壁282はまた、第一の液体移動要素210Aおよび第二の液体移動要素210Bを受けるように構成される。第一の液体移動要素210Aおよび第二の液体移動要素210Bの端は、プレート280の液体開口部(開口部290Bなど)と長手方向に整列される位置において、液体保持材料270と接触するように構成される。コイルとして示される第一の発熱体220Aは、第一の液体移動要素210Aの中央部分と接触する。第一の発熱体220Aは、第一の導体230A1および第二の導体230A2と電気的に結合され、それは、最終的には電気回路および電源と電気的に結合しうる。コイルとして示される第二の発熱体220Bは、第二の液体移動要素210Bの中央部分と接触する。第二の発熱体220Bは、第一の導体230B1および第二の導体230B2と電気的に結合され、それは、最終的には電気回路および電源と電気的に結合しうる。気化ユニットは、環状の側壁282およびその他の構成要素を受け、また側壁282の周りのリムにおいてプレート280に当接するように構成される、環状の外側ハウジング284を含みうる。
本発明の様々な修正および変形が、本発明の範囲および精神を逸脱することなく、当業者に明らかになるであろう。本発明は特定の好ましい実施形態に関連して記述してきたが、当然のことながら、本発明は主張の通り、こうした特定の実施形態に不当に限定されるべきではない。実際に、機械製作技術、電子製造技術およびエアロゾル発生物品製造または関連分野の当業者にとって明らかである、本発明を実施するための記述された方法の様々な改良は、以下の特許請求の範囲内に収まるものであることが意図される。

Claims (17)

  1. エアロゾル発生システムであって、
    エアロゾル形成基体を収容するための貯蔵部と、
    前記エアロゾル発生システムの長手方向軸の方向に、前記貯蔵部から間隔をおいて配置される、第一の発熱体と、
    前記エアロゾル発生システムの長手方向軸の方向に、前記貯蔵部から間隔をおいて配置される、第二の発熱体と、
    第一の液体移動要素であって、
    第一および第二の端部と、
    前記第一の発熱体において、前記第一の端部と前記第二の端部との間にある部分と、を有し、
    前記第一の液体移動要素の前記第一および第二の端部が、エアロゾル形成基体を前記貯蔵部から前記第一の発熱体へと送達するように配置される、第一の液体移動要素と、
    第二の液体移動要素であって、
    第一および第二の端部と、
    前記第二の発熱体において、前記第一の端部と前記第二の端部との間にある部分と、を有し、
    前記第二の液体移動要素の前記第一および第二の端部が、エアロゾル形成基体を前記貯蔵部から前記第二の発熱体へと送達するように配置される、第二の液体移動要素と、を備える、エアロゾル発生システム。
  2. 前記第一の液体移動要素の前記第一および第二の端部が、前記貯蔵部と流体接触して配置され、
    前記第二の液体移動要素の前記第一および第二の端部が、前記貯蔵部と流体接触して配置される、請求項1に記載のエアロゾル発生システム。
  3. 前記第一の液体移動要素の前記第一および第二の端部が、第一の位置において、前記貯蔵部と流体接触して配置され、
    前記第二の液体移動要素の前記第一および第二の端部が、第二の位置において、前記貯蔵部と流体接触して配置され、前記第二の位置が、前記第一の位置から間隙を介する、請求項2に記載のエアロゾル発生システム。
  4. 前記エアロゾル発生システムが、前記貯蔵部と流体接触して配置される液体保持媒体、をさらに備え、前記第一の液体移動要素の前記第一および第二の端部が、前記液体保持媒体と流体接触して配置され、
    前記第二の液体移動要素の前記第一および第二の端部が、前記液体保持媒体と流体接触して配置される、請求項3に記載のエアロゾル発生システム。
  5. 前記第一の液体移動要素の前記第一および第二の端部が、第一の位置において、前記液体保持媒体と流体接触して配置され、
    前記液体移動要素の前記第一および第二の端部が、第二の位置において、前記液体保持媒体と流体接触して配置され、前記第二の位置が、前記第一の位置から間隙を介する、請求項4に記載のエアロゾル発生システム。
  6. 前記第一の液体移動要素が、実質的にU字形状、C字形状、またはV字形状であり、
    前記第二の液体移動要素が、実質的にU字形状、C字形状、またはV字形状である、請求項1〜5のいずれかに記載のエアロゾル発生システム。
  7. 前記第一の発熱体における前記第一の液体移動要素の前記部分が、第一の方向に、実質的に延在し、
    前記第二の発熱体における前記第二の液体移動要素の前記部分が、第二の方向に、実質的に延在し、
    前記第一の発熱体の第一および第二の端部が、第三の方向に、実質的に延在し、前記第三の方向が、前記第一の方向と異なり、
    前記第二の発熱体の第一および第二の端部が、第四の方向に、実質的に延在し、前記第四の方向が、前記第二の方向と異なる、請求項1〜6のいずれかに記載のエアロゾル発生システム。
  8. 前記第一および第二の方向が、前記長手方向軸に対して実質的に垂直であり、
    前記第三および第四の方向が、前記長手方向軸に対して実質的に平行である、請求項7に記載のエアロゾル発生システム。
  9. 前記第一の液体移動要素の前記第一の端部が、第一の端を備え、前記第一の液体移動要素の前記第二の端部が、第二の端を備え、
    前記第二の液体移動要素の前記第一の端部が、第一の端を備え、前記第二の液体移動要素の前記第二の端部が、第二の端を備え、
    前記第一の液体移動要素の前記第一および第二の端が、共通の面上に実質的に置かれ、 前記第二の液体移動要素の前記第一および第二の端が、共通の面上に実質的に置かれる、請求項1〜8のいずれかに記載のエアロゾル発生システム。
  10. 前記エアロゾル発生システムが、気流通路を含み、前記第一および第二の発熱体が、前記気流通路内に取り付けられる、請求項1〜9のいずれかに記載のエアロゾル発生システム。
  11. 前記第一の発熱体が、前記第一の発熱体における前記第一の液体移動要素の前記部分に巻かれたコイルを備え、
    前記第二の発熱体が、前記第二の発熱体における前記第二の液体移動要素の前記部分に巻かれたコイルを備える、請求項1〜10のいずれかに記載のエアロゾル発生システム。
  12. 前記エアロゾル発生システムが、第一および第二の取り外し可能に接続可能な部品を備え、前記第一の部品が、前記貯蔵部を備え、前記第二の部品が、前記第一および第二の発熱体と、前記第一および第二の液体移動要素と、を備える、請求項1〜11のいずれかに記載のエアロゾル発生システム。
  13. 前記エアロゾル発生システムが、第三の部品をさらに備え、前記第三の部品が、前記第二の部品に取り外し可能に接続可能であり、前記第三の部品が、電源を備える、請求項12に記載のエアロゾル発生システム。
  14. エアロゾル発生システム用の気化ユニットであって、前記気化ユニットが、
    液体エアロゾル形成基体の供給源に取り外し可能に接続されるように構成される、貯蔵部接続端と、
    前記気化ユニットの長手方向軸の方向に、前記貯蔵部接続端から間隔をおいて配置される、第一の発熱体と、
    前記長手方向軸の方向に、前記貯蔵部接続端から間隔をおいて配置される、第二の発熱体と、
    第一および第二の端部と、前記第一の発熱体において、前記第一の端部と前記第二の端部との間にある部分と、を有する、第一の液体移動要素であって、前記第一および第二の端部が、液体エアロゾル形成基体を、前記貯蔵部接続端において、前記気化ユニットに接続された液体エアロゾル形成基体の供給源から前記第一の発熱体へと送達するように配置される、第一の液体移動要素と、
    第一および第二の端部と、前記第二の発熱体において、前記第一の端部と前記第二の端部との間にある部分と、を有する、第二の液体移動要素であって、前記第一および第二の端部が、液体エアロゾル形成基体を、前記貯蔵部接続端において、前記気化ユニットに接続された液体エアロゾル形成基体の供給源から前記第二の発熱体へと送達するように配置される、第二の液体移動要素と、を備える、気化ユニット。
  15. 前記気化ユニットが、液体保持媒体をさらに備え、前記液体保持媒体が、液体エアロゾル形成基体の供給源が前記貯蔵部接続端において前記気化ユニットに接続された時に、液体エアロゾル形成基体を液体エアロゾル形成基体の供給源から送達するように配置され、 前記第一の液体移動要素の前記第一および第二の端部が、前記液体保持媒体と流体接触して配置され、
    前記第二の液体移動要素の前記第一および第二の端部が、前記液体保持媒体と流体接触して配置される、請求項14に記載の気化ユニット。
  16. 前記第一の発熱体における前記第一の液体移動要素の前記部分が、第一の方向に、実質的に延在し、
    前記第一の発熱体における前記第二の液体移動要素の前記部分が、第二の方向に、実質的に延在し、
    前記第一の発熱体の第一および第二の端部が、第三の方向に、実質的に延在し、前記第三の方向が、前記第一の方向と異なり、
    前記第二の発熱体の第一および第二の端部が、第四の方向に、実質的に延在し、前記第四の方向が、前記第二の方向と異なる、請求項14または15に記載の気化ユニット。
  17. 前記第一および第二の方向が、前記長手方向軸に対して実質的に垂直であり、
    前記第三および第四の方向が、前記長手方向軸に対して実質的に平行である、請求項16に記載の気化ユニット。
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