JP6898216B2 - 多出力絶縁電源装置 - Google Patents

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本発明は、多出力絶縁電源装置に関する。
多出力絶縁電源装置としては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の多出力絶縁電源装置は、スイッチングレギュレータの後段にフォワード型コンバータを組み込み、入出力間の絶縁性を確保した構成をとっている。この多出力絶縁電源装置によれば、起動の際、コンバータ内のトランスに過電流が流れることを防止できる。
特開2010−88152号公報
従来の特許文献1に記載の多出力絶縁電源装置は、トランスの2次側から得られる信号をフィードバックして、スイッチングレギュレータの出力電圧をレギュレートしている。このように信号を1次側にフィードバックする場合、基板にフィードバック用のフォトカプラ等を実装する面積を確保する必要があるため、基板が大型化してしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、小型化を図ることが可能な多出力絶縁電源装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る多出力絶縁電源装置は、
負荷に複数の直流電圧を供給する多出力絶縁電源装置であって、
各1つの1次側巻線および2次側巻線を有し、前記1次側巻線と前記2次側巻線との間が絶縁された複数の単出力トランスと、
少なくとも1つのスイッチング素子を含み、前記複数の単出力トランスの前記1次側巻線のそれぞれに共通したスイッチング電圧を供給する1次側回路と、
前記スイッチング素子のデューティーおよび周波数を制御する制御回路と、
前記複数の単出力トランスの前記2次側巻線のそれぞれに1対1で接続された複数の2次側回路と、を備え、
前記2次側回路は、前記単出力トランスの前記2次側巻線に接続された整流回路と、前記整流回路の後段に接続され、前記直流電圧を生成する電圧レギュレータ回路とを含み、
前記制御回路は、前記デューティーを一定値に保ち、かつ前記周波数を一定値の第1スイッチング周波数に保ち、
前記負荷は、半導体スイッチを第2スイッチング周波数で駆動する駆動回路であり、
前記直流電圧は、前記駆動回路の電源電圧になり、
前記制御回路は、前記第1スイッチング周波数が前記第2スイッチング周波数と同じ周波数にならず、かつ前記第2スイッチング周波数の逓倍周波数にならないように、前記スイッチング素子を制御することを特徴とする。
この構成は、フィードバックを必要としない構成であるため、フォトカプラ等を含む1次−2次間の伝達回路が不要となる。したがって、この構成では、基板にフィードバック用のフォトカプラ等を実装する面積を確保する必要がないため、基板の小型化ひいては装置全体の小型化を図ることができる。さらに、この構成によれば、多出力絶縁電源装置におけるスイッチング素子のオン/オフによって生じる微弱の電圧振動が、負荷の半導体スイッチのターンオン/ターンオフ時に重畳するのを防ぐことができる。すなわち、この構成によれば、負荷の半導体スイッチの誤点弧による誤動作を防ぐことができる。
本発明によれば、小型化を図ることが可能な多出力絶縁電源装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る多出力絶縁電源装置の回路図である。 第1実施形態に係る多出力絶縁電源装置に接続される負荷の回路図である。 本発明の第2実施形態に係る多出力絶縁電源装置の回路図である。 本発明の第3実施形態に係る多出力絶縁電源装置の回路図である。 本発明の第4実施形態に係る多出力絶縁電源装置の回路図である。 本発明の第5実施形態に係る多出力絶縁電源装置の回路図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る多出力絶縁電源装置の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1に、本発明の第1実施形態に係るフルブリッジ方式の多出力絶縁電源装置1を示す。多出力絶縁電源装置1は、複数(本実施形態では、3つ)の単出力トランスT1,T2,T3と、1次側回路2と、制御回路3と、単出力トランスT1,T2,T3と同数の2次側回路4,5,6とを備える。
単出力トランスT1,T2,T3は、各1つの1次側巻線および2次側巻線を有する。1次側巻線と2次側巻線との間は、絶縁されている。単出力トランスT1,T2,T3は、1次側回路2の後段に並列に接続されている。単出力トランスT1,T2,T3において、1次側巻線と2次側巻線は同極性であり、1次側巻線と2次側巻線との巻数比は、例えば1:2に設定されている。
1次側回路2は、第1スイッチング素子Q1と、第2スイッチング素子Q2と、第3スイッチング素子Q3と、第4スイッチング素子Q4とを含む、フルブリッジ回路である。第1〜第4スイッチング素子Q1〜Q4は、例えば、nチャネルMOSFETを用いることができる。
第1スイッチング素子Q1のソースと第2スイッチング素子Q2のドレインとが接続された接続点は、単出力トランスT1,T2,T3の1次側巻線の巻始め側(図1の黒丸側)に接続される。第3スイッチング素子Q3のソースと第4スイッチング素子Q4のドレインとが接続された接続点は、単出力トランスT1,T2,T3の1次側巻線の巻終り側に接続される。第1スイッチング素子Q1および第3スイッチング素子Q3のドレインは、VCC(例えば、12Vの電源電圧)に接続され、第2スイッチング素子Q2および第4スイッチング素子Q4のソースは、GNDに接続される。
1次側回路2は、制御回路3の制御下で第1〜第4スイッチング素子Q1〜Q4がオン/オフし、電源電圧VCCに基づいてスイッチング電圧(例えば、±12Vのスイッチング電圧)を生成する。生成されたスイッチング電圧は、単出力トランスT1,T2,T3の1次側巻線のそれぞれに供給される。
制御回路3は、例えば、マイコンや専用のICで構成され、第1〜第4スイッチング素子Q1〜Q4のデューティーおよび周波数を制御する。具体的には、制御回路3は、デューティーを50%以下の一定値に保ち、かつ周波数を一定値の第1スイッチング周波数に保つ。デューティーを50%以下に保つのは、フルブリッジ回路(1次側回路2)の上下アームの貫通によるスイッチング素子の破損を防止するためである。制御回路3は、第1〜第4スイッチング素子Q1〜Q4に対してPWM制御は行わない。
2次側回路4,5,6は、単出力トランスT1,T2,T3の2次側巻線のそれぞれに1対1で接続されている。すなわち、2次側回路4は単出力トランスT1の2次側巻線に接続され、2次側回路5は単出力トランスT2の2次側巻線に接続され、2次側回路6は単出力トランスT3の2次側巻線に接続されている。
2次側回路4は、単出力トランスT1の2次側巻線に接続された全波整流回路(本発明の「整流回路」に相当)と、全波整流回路の後段に接続された電圧レギュレータ回路7とを含む。全波整流回路は、ダイオードブリッジ回路DB1とLC平滑回路L1,C1とを含む。電圧レギュレータ回路7は、入力された直流電圧(例えば、24V)を降圧し、一定の直流電圧VS1(例えば、22V)を生成する。
2次側回路5は、単出力トランスT2の2次側巻線に接続された全波整流回路(本発明の「整流回路」に相当)と、全波整流回路の後段に接続された電圧レギュレータ回路8とを含む。全波整流回路は、ダイオードブリッジ回路DB2とLC平滑回路L2,C2とを含む。電圧レギュレータ回路8は、入力された直流電圧(例えば、24V)を降圧し、一定の直流電圧VS2(例えば、22V)を生成する。
2次側回路6は、単出力トランスT3の2次側巻線に接続された全波整流回路(本発明の「整流回路」に相当)と、全波整流回路の後段に接続された電圧レギュレータ回路9とを含む。全波整流回路は、ダイオードブリッジ回路DB3とLC平滑回路L3,C3とを含む。電圧レギュレータ回路9は、入力された直流電圧(例えば、24V)を降圧し、一定の直流電圧VS3(例えば、22V)を生成する。
上記のとおり、2次側回路4,5,6は、同じ電圧値(例えば、22V)の直流電圧VS1,VS2,VS3を生成して出力する。また、2次側回路4,5,6は、いずれもフィードバックを必要としない構成であるため、フォトカプラ等を含む1次−2次間の伝達回路を含まない。
多出力絶縁電源装置1では、第1スイッチング素子Q1および第4スイッチング素子Q4と、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3とが、制御回路3の制御下で交互にオンオフする。
第1スイッチング素子Q1および第4スイッチング素子Q4がオンした場合、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3はオフする。この場合、1次側電流は、第1スイッチング素子Q1を通過し、単出力トランスT1,T2,T3の1次側巻線の巻始め側に流入し、1次側巻線および第4スイッチング素子Q4を通過してGNDに流入する。
この場合、単出力トランスT1,T2,T3の1次側巻線の両端に発生する電圧は、内部直流抵抗により、巻始め側の方が高くなる。1次側巻線と2次側巻線は同極性であるため、2次側巻線の両端に発生する電圧も、巻始め側の方が高くなる。2次側電流は、2次側巻線の巻始め側から全波整流回路を通過して電圧レギュレータ回路7,8,9に流入する。電圧レギュレータ回路7,8,9は、同じ電圧値の直流電圧VS1,VS2,VS3を出力する。
一方、第2スイッチング素子Q2および第3スイッチング素子Q3がオンした場合、第1スイッチング素子Q1および第4スイッチング素子Q4はオフする。この場合、1次側電流は、第3スイッチング素子Q3を通過し、単出力トランスT1,T2,T3の1次側巻線の巻終り側に流入し、1次側巻線および第2スイッチング素子Q2を通過してGNDに流入する。
この場合、単出力トランスT1,T2,T3の1次側巻線の両端に発生する電圧は、内部直流抵抗により、巻終り側の方が高くなる。1次側巻線と2次側巻線は同極性であるため、2次側巻線の両端に発生する電圧も、巻終り側の方が高くなる。2次側電流は、2次側巻線の巻終り側から全波整流回路を通過して電圧レギュレータ回路7,8,9に流入する。電圧レギュレータ回路7,8,9は、同じ電圧値の直流電圧VS1,VS2,VS3を出力する。
図2に、本実施形態に係る多出力絶縁電源装置1に接続される負荷10の一例を示す。負荷10は、フルブリッジ接続された第1〜第4パワートランジスタQ5〜Q8(本発明の「半導体スイッチ」に相当)と、第1〜第4パワートランジスタQ5〜Q8を第2スイッチング周波数(例えば、100kHz)で駆動する第1〜第4駆動回路11〜14と、コンデンサC4とを含む。この場合、多出力絶縁電源装置1は、パワー半導体スイッチのゲート駆動用電源として機能する。
第1〜第4パワートランジスタQ5〜Q8は、SiCまたはGaN等のワイドバンドギャップ半導体からなるパワートランジスタである。ワイドバンドギャップ半導体からなる第1〜第4パワートランジスタQ5〜Q8は、ゲート閾値電圧が1.6V程度と非常に低いため、ノイズの影響を受けやすく、微弱の電圧振動で誤点弧を起こす可能性がある。
第1駆動回路11は、フォトカプラと2つのMOSFETとを含み、2つのMOSFETの接続点(出力端)が抵抗を介して第1パワートランジスタQ5のゲートに接続されている。同様に、第2〜第4駆動回路12〜14は、フォトカプラと2つのMOSFETとを含み、2つのMOSFETの接続点(出力端)が抵抗を介して第2〜第4パワートランジスタQ6〜Q8のゲートに接続されている。
第1駆動回路11の電源電圧として、2次側回路4の出力電圧VS1が供給される。第2駆動回路12の電源電圧として、2次側回路5の出力電圧VS2が供給される。第3駆動回路13および第4駆動回路14の電源電圧として、2次側回路6の出力電圧VS3が供給される。
上記のとおり、第1〜第4駆動回路11〜14は、第1〜第4パワートランジスタQ5〜Q8を第2スイッチング周波数(例えば、100kHz)で駆動する。これに対して、多出力絶縁電源装置1の制御回路3は、第1〜第4スイッチング素子Q1〜Q4を第1スイッチング周波数(例えば、270kHz)で駆動する。第1スイッチング周波数は、単出力トランスT1,T2,T3のコア材料に応じてインダクタンス値とコアサイズを最小にする観点から設定される。
制御回路3は、第1〜第4スイッチング素子Q1〜Q4の周波数が第2スイッチング周波数と同じ周波数(例えば、100kHz)にならず、かつ第2スイッチング周波数の逓倍周波数(例えば、200kHz、300kHz等)にならないように、第1スイッチング周波数を設定している。
結局、本実施形態に係る多出力絶縁電源装置1は、フィードバックを必要としない構成であるため、フォトカプラ等を含む1次−2次間の伝達回路が不要となる。したがって、本実施形態に係る多出力絶縁電源装置1では、基板にフィードバック用のフォトカプラ等を実装する面積を確保する必要がないため、基板の小型化ひいては装置全体の小型化を図ることができる。
本実施形態に係る多出力絶縁電源装置1は、トランスとして3つの単出力トランスT1,T2,T3を使用するため、3つの2次側巻線を有する多出力トランスを使用する場合と比較して、トランスおよびその周辺部品の配置の自由度が高くなる。つまり、1次−2次間の絶縁設計が行われていれば、2次−2次間の絶縁設計(2次側回路4,5,6間の絶縁設計)を容易かつ安価に行うことができるので、柔軟な電源設計が可能になる。さらに、単出力トランスT1,T2,T3の1つ1つが小型化可能であるため、装置全体の小型化を図ることができる。
本実施形態に係る多出力絶縁電源装置1では、単一の1次側回路2が3つの単出力トランスT1,T2,T3に共通したスイッチング電圧を供給するため、1次側回路2の設計が容易になり、実装面積の増加を抑制することができる。
本実施形態に係る多出力絶縁電源装置1では、すべての2次側回路4,5,6が電圧レギュレータ回路7,8,9を含むため、すべての出力電圧VS1,VS2,VS3を安定かつ、精度よく出力することが可能である。
本実施形態に係る多出力絶縁電源装置1では、制御回路3が第1〜第4スイッチング素子Q1〜Q4のデューティーを50%以下の一定値に保ち、かつスイッチング周波数を一定値の第1スイッチング周波数に保つため、単出力トランスT1,T2,T3のET積を一定値にすることができる。その結果、単出力トランスT1,T2,T3を必要最小限のコアサイズで設計することが可能となり、単出力トランスT1,T2,T3の小型化、低コスト化を図ることができる。なお、ET積[V・μs]は、電源電圧[V]と、スイッチング周波数[Hz]の逆数と、最大デューティー[%]との積で表される。
本実施形態に係る多出力絶縁電源装置1では、第1スイッチング周波数を第2スイッチング周波数および第2スイッチング周波数の逓倍周波数とは異なる周波数に設定しているため、第1〜第4スイッチング素子Q1〜Q4のオン/オフによって生じる微弱の電圧振動が第1〜第4パワートランジスタQ5〜Q8のターンオン/ターンオフ時に重畳するのを防ぐことができる。すなわち、本実施形態に係る多出力絶縁電源装置1では、第1〜第4パワートランジスタQ5〜Q8の誤点弧による誤動作を防ぐことができる。
[第2実施形態]
図3に、本発明の第2実施形態に係るフォワード方式の多出力絶縁電源装置20を示す。多出力絶縁電源装置20は、3つの単出力トランスT4,T5,T6と、1次側回路と、制御回路(図示略)と、3つの2次側回路とを備える。
単出力トランスT4,T5,T6は、各1つの1次側巻線および2次側巻線を有する。1次側巻線と2次側巻線は同極性であり、1次側巻線と2次側巻線との間は絶縁されている。
1次側回路は、スイッチング素子Q9のみからなる。スイッチング素子Q9のドレインは、単出力トランスT4,T5,T6の1次側巻線の巻終り側に接続され、スイッチング素子Q9のソースは、GNDに接続される。
制御回路は、スイッチング素子Q9のデューティーを一定値に保ち、かつスイッチング素子Q9のスイッチング周波数を一定値に保つ。多出力絶縁電源装置20に図2に示す負荷10が接続されている場合、制御回路は、スイッチング素子Q9のスイッチング周波数を第2スイッチング周波数および第2スイッチング周波数の逓倍周波数とは異なる周波数に設定する。
単出力トランスT4に接続された2次側回路は、ダイオードD1およびコンデンサC5からなる整流回路と、電圧レギュレータ回路21とを含む。単出力トランスT5に接続された2次側回路は、ダイオードD2およびコンデンサC6からなる整流回路と、電圧レギュレータ回路22とを含む。単出力トランスT6に接続された2次側回路は、ダイオードD3およびコンデンサC7からなる整流回路と、電圧レギュレータ回路23とを含む。電圧レギュレータ回路21,22,23は、入力された直流電圧を降圧し、一定の直流電圧VS1,VS2,VS3を生成する。
[第3実施形態]
図4に、本発明の第3実施形態に係るフライバック方式の多出力絶縁電源装置30を示す。多出力絶縁電源装置30は、3つの単出力トランスT7,T8,T9と、スイッチング素子Q10のみからなる1次側回路と、制御回路(図示略)と、3つの2次側回路とを備える。
多出力絶縁電源装置30は、単出力トランスT7,T8,T9の1次側巻線と2次側巻線が異極性である点を除いて、第2実施形態に係る多出力絶縁電源装置20と共通している。
制御回路は、スイッチング素子Q10のデューティーを一定値に保ち、かつスイッチング素子Q10のスイッチング周波数を一定値に保つ。多出力絶縁電源装置30に図2に示す負荷10が接続されている場合、制御回路は、スイッチング素子Q10のスイッチング周波数を第2スイッチング周波数および第2スイッチング周波数の逓倍周波数とは異なる周波数に設定する。
[第4実施形態]
図5に、本発明の第4実施形態に係るプッシュプル方式の多出力絶縁電源装置40を示す。多出力絶縁電源装置40は、3つの単出力トランスT10,T11,T12と、1次側回路と、制御回路(図示略)と、3つの2次側回路とを備える。2次側回路は、第1実施形態と同様の構成である。
単出力トランスT10,T11,T12は、各1つの1次側巻線および2次側巻線を有する。1次側巻線と2次側巻線は同極性であり、1次側巻線と2次側巻線との間は絶縁されている。単出力トランスT10,T11,T12は、1次側巻線の巻始めと巻終りの間にタップを有する。単出力トランスT10,T11,T12の各タップに電源電圧VCCが供給される。
1次側回路は、第1スイッチング素子Q11および第2スイッチング素子Q12からなる。第1スイッチング素子Q11のドレインは、単出力トランスT10,T11,T12の1次側巻線の巻始め側に接続され、第1スイッチング素子Q11のソースは、GNDに接続される。第2スイッチング素子Q12のドレインは、単出力トランスT10,T11,T12の1次側巻線の巻終り側に接続され、第2スイッチング素子Q12のソースは、GNDに接続される。
制御回路は、第1スイッチング素子Q11および第2スイッチング素子Q12のデューティーを一定値に保ち、かつスイッチング周波数を一定値に保つ。多出力絶縁電源装置40に図2に示す負荷10が接続されている場合、制御回路は、第1スイッチング素子Q11および第2スイッチング素子Q12のスイッチング周波数を第2スイッチング周波数および第2スイッチング周波数の逓倍周波数とは異なる周波数に設定する。
[第5実施形態]
図6に、本発明の第5実施形態に係るハーフブリッジ方式の多出力絶縁電源装置50を示す。多出力絶縁電源装置50は、3つの単出力トランスT13,T14,T15と、1次側回路と、制御回路(図示略)と、3つの2次側回路とを備える。単出力トランスT13,T14,T15および2次側回路は、第1実施形態と同様の構成である。
1次側回路は、第1スイッチング素子Q13および第2スイッチング素子Q14と、第1コンデンサC14および第2コンデンサC15とを含む。第1スイッチング素子Q13のソースと第2スイッチング素子Q14のドレインとが接続された接続点は、単出力トランスT13,T14,T15の1次側巻線の巻始め側に接続される。第1スイッチング素子Q13のドレインと第1コンデンサC14の一端は、VCCに接続される。第1コンデンサC14の他端と第2コンデンサC15の一端とが接続された接続点は、単出力トランスT13,T14,T15の1次側巻線の巻終り側に接続される。第2スイッチング素子Q14のソースと第2コンデンサC15の他端は、GNDに接続される。
制御回路は、第1スイッチング素子Q13および第2スイッチング素子Q14のデューティーを一定値に保ち、かつスイッチング周波数を一定値に保つ。多出力絶縁電源装置50に図2に示す負荷10が接続されている場合、制御回路は、第1スイッチング素子Q13および第2スイッチング素子Q14のスイッチング周波数を第2スイッチング周波数および第2スイッチング周波数の逓倍周波数とは異なる周波数に設定する。
以上、本発明に係る多出力絶縁電源装置の実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。
本発明の1次側回路は、少なくとも1つのスイッチング素子を含み、複数の単出力トランスの1次側巻線のそれぞれに共通したスイッチング電圧を供給するのであれば、適宜構成を変更できる。
本発明の2次側回路は、単出力トランスの2次側巻線に接続された整流回路と、整流回路の後段に接続され、直流電圧を生成する電圧レギュレータ回路とを含むのであれば、適宜構成を変更できる。整流回路および/または電圧レギュレータ回路も、適宜構成を変更できる。
本発明の制御回路は、1次側回路に含まれるスイッチング素子のデューティーを一定値に保ち、かつ上記スイッチング素子の周波数を一定値(第1スイッチング周波数)に保つのであれば、適宜構成を変更できる。第1スイッチング周波数は、負荷に含まれる半導体スイッチの第2スイッチング周波数および第2スイッチング周波数の逓倍周波数とは異なる周波数に設定することが好ましい。
本発明の多出力絶縁電源装置に接続される負荷は、4つ以上の半導体スイッチ、および当該半導体スイッチを第2スイッチング周波数で駆動する4つ以上の駆動回路を含んでいてもよい。例えば、半導体スイッチの数が6つの場合、本発明の多出力絶縁電源装置は、4つの単出力トランスと、4つの2次側回路とを備えることが好ましい。
1,20,30,40,50 多出力絶縁電源装置
2 1次側回路
3 制御回路
4〜6 2次側回路
7〜9,21〜23,31〜33,41〜43,51〜53 電圧レギュレータ回路
10 負荷

Claims (1)

  1. 負荷に複数の直流電圧を供給する多出力絶縁電源装置であって、
    各1つの1次側巻線および2次側巻線を有し、前記1次側巻線と前記2次側巻線との間が絶縁された複数の単出力トランスと、
    少なくとも1つのスイッチング素子を含み、前記複数の単出力トランスの前記1次側巻線のそれぞれに共通したスイッチング電圧を供給する1次側回路と、
    前記スイッチング素子のデューティーおよび周波数を制御する制御回路と、
    前記複数の単出力トランスの前記2次側巻線のそれぞれに1対1で接続された複数の2次側回路と、を備え、
    前記2次側回路は、前記単出力トランスの前記2次側巻線に接続された整流回路と、前記整流回路の後段に接続され、前記直流電圧を生成する電圧レギュレータ回路とを含み、
    前記制御回路は、前記デューティーを一定値に保ち、かつ前記周波数を一定値の第1スイッチング周波数に保ち、
    前記負荷は、半導体スイッチを第2スイッチング周波数で駆動する駆動回路であり、
    前記直流電圧は、前記駆動回路の電源電圧になり、
    前記制御回路は、前記第1スイッチング周波数が前記第2スイッチング周波数と同じ周波数にならず、かつ前記第2スイッチング周波数の逓倍周波数にならないように、前記スイッチング素子を制御する
    ことを特徴とする多出力絶縁電源装置。
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