JP6898081B2 - 車両用電力供給システム及び車両システム - Google Patents

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本発明は、車両用電力供給システム及び車両システムに関する。
従来、車両用電力供給システムは、車両の温度センサやドアミラースイッチ等の様々な電子機器と、各電子機器に電力を供給するための電源と、電源と各電子機器とを接続するワイヤハーネス等の電線とを備えている(例えば、特許文献1)。
特開2016−60426号公報
ところで、車両用電力供給システムは、先進安全機能等によりセンサ等の負荷部が増加している。このため、車両用電力供給システムは、各負荷部に電力を供給するためのワイヤハーネス等の電線等が増加して配索性が低下し、各負荷部を設置することが困難になるおそれがある。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、負荷部を容易に設置することができる車両用電力供給システム及び車両システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両用電力供給システムは、車両に配索され第1対象と第2対象とを電気的に接続する主幹線と、前記主幹線が挿入される開口部が設けられ、前記主幹線に電流が流れることによって生じる磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、接続される負荷部に電力を供給するコイルユニットと、を備え、前記第1対象は、前記車両に搭載される車両機器であり、前記第2対象は、電源を含み、前記主幹線は、前記電源と前記車両機器とを接続する電力線を含み、前記電源は、前記車両機器に電力を供給する場合、前記車両機器に供給する電力に前記負荷部に供給する電力を重畳させて供給し、前記重畳される電力は、前記負荷部の消費電力に応じた電力であることを特徴とする。
また、上記車両用電力供給システムにおいて、前記負荷部は、前記コイルユニットから供給される電力を蓄電する蓄電部を含むことが好ましい。
また、上記車両用電力供給システムにおいて、前記コイルユニットは、環状の本体部と前記本体部に開口された前記開口部とを有する磁性体と、前記磁性体に生じた磁束を誘起電圧に変換可能なコイルと、を備えることが好ましい。
また、上記車両用電力供給システムにおいて、前記磁性体は、前記主幹線が前記開口部に挿入されるように前記本体部に巻き回されることが好ましい。
また、上記車両用電力供給システムにおいて、前記コイルユニットは、複数の前記磁性体と複数の前記コイルとを備え、前記複数のコイルが電気的に直列又は並列に接続され、前記負荷部に電力を供給することが好ましい。
本発明に係る車両システムは、車両に搭載される第1対象及び第2対象と、前記車両に搭載される負荷部と、前記車両に配索され前記第1対象と前記第2対象とを電気的に接続する主幹線と、前記主幹線が挿入される開口部が設けられ、前記主幹線に電流が流れることによって生じる磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、接続される前記負荷部に電力を供給するコイルユニットと、を備え、前記第1対象は、前記車両に搭載される車両機器であり、前記第2対象は、電源を含み、前記主幹線は、前記電源と前記車両機器とを接続する電力線を含み、前記電源は、前記車両機器に電力を供給する場合、前記車両機器に供給する電力に前記負荷部に供給する電力を重畳させて供給し、前記重畳される電力は、前記負荷部の消費電力に応じた電力であることを特徴とする。
本発明に係る車両用電力供給システム及び車両システムは、車両の主幹線に電流が流れることによって生じる磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、接続される負荷部に電力を供給するコイルユニットを備える。これにより、車両用電力供給システム及び車両システムは、車両の主幹線から負荷部に非接触で電力を供給することができるので、負荷部を容易に車両に設置することができる。
図1は、実施形態1に係る車両用電力供給システムの構成例を示す模式図である。 図2は、実施形態1に係るコイルユニットと主幹線との接続例を示す図である。 図3は、実施形態1に係る車両用電力供給システムの構成例を示すブロック図である。 図4は、実施形態1に係る車両用電力供給システムの負荷部と主幹線との接続例を示す図である。 図5は、実施形態1に係るコイルユニットの構成例を示す斜視図である。 図6は、実施形態1に係る車両用電力供給システムの動作例を示すタイミングチャートである。 図7は、実施形態1に係る車両用電力供給システムの動作例を示すシーケンス図である。 図8は、実施形態2に係る車両用電力供給システムの構成例を示すブロック図である。 図9は、実施形態2に係る車両用電力供給システムの動作例を示すタイミングチャートである。 図10は、変形例に係るコイルユニットと主幹線との接続例を示す図である。 図11は、変形例に係る複数のコイルユニットの接続例を示す図である。 図12は、変形例に係る複数のコイルユニットの接続例を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
実施形態1に係る車両システム100は、図1、図2、図3に示すように、車両用電力供給システム1により、車両101に搭載される車両機器(第1対象)3に電力を供給すると共に、センサノードやスイッチ等の様々な負荷部4に電磁誘導により非接触で電力を供給するものである。車両システム100は、制御ユニット2と、車両機器3と、複数の負荷部4と、直流電源6と、主幹線10と、複数のコイルユニット20とを備える。なお、主幹線10及び複数のコイルユニット20は、車両用電力供給システム1を構成する。
制御ユニット2は、例えば、ヒューズ5を介して直流電源6に接続され、当該直流電源6から電力が供給される。直流電源6は、第2対象である電源を構成する。制御ユニット2は、主幹線10を介して車両機器3に接続され、直流電源6から供給される電力を車両機器3に供給する。また、制御ユニット2は、無線通信により負荷部4と通信信号の送受信を行う。制御ユニット2は、RF−IC(Radio Frequency−Integrated Circuit)2aと、アンテナ2bと、スイッチング制御部2cと、抵抗2dと、給電端子2eと、マイコン2fとを備える。なお、制御ユニット2及び直流電源6は、電源ユニット8を構成する。
RF−IC2aは、UHF(Ultra High Frequency)帯域を使用した無線通信用の集積回路であり、アンテナ2b及びマイコン2fに接続される。RF−IC2aは、アンテナ2bを介して負荷部4と無線通信する。例えば、RF−IC2aは、マイコン2fから出力される通信信号をアンテナ2bを介して負荷部4に送信する。また、RF−IC2aは、アンテナ2bを介して負荷部4から受信した通信信号をマイコン2fに出力する。なお、無線通信の方式は、上述した方式に限らず種々の形式でよい。
スイッチング制御部2cは、マイコン2f及び給電端子2eに接続され、電流波形がパルス形状のパルス電流Iを抵抗2dを介して給電端子2eに出力する。なお、スイッチング制御部2cは、パルス電流Iの代わりに電流波形が正弦波の交流電流を出力してもよい。スイッチング制御部2cは、マイコン2fによる制御に基づいて、直流電源6から出力される直流電流をスイッチング素子によりON/OFFしてパルス電流Iに変換し、変換したパルス電流Iを抵抗2dを介して給電端子2eに出力する。給電端子2eは、図示しないコネクタを介して主幹線10の一端に接続される。
マイコン2fは、各部を制御するものである。マイコン2fは、CPU、記憶部を構成するROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。マイコン2fは、例えば、スイッチング制御部2cのスイッチング素子を所定の周波数でON/OFFし、パルス電流Iを出力するように制御する。また、マイコン2fは、RF−IC2aに通信信号を出力する。また、マイコン2fは、RF−IC2aから通信信号を入力する。
なお、制御ユニット2は、電磁誘導により非接触で負荷部4に電力を供給するために、従来のように車両機器3のみに電力を供給する場合と比較して大きな電力(パルス電流I)を車両機器3に供給することが好ましい。つまり、制御ユニット2は、車両機器3に電力を供給する場合、車両機器3に供給する電力に負荷部4に供給する電力を重畳させて供給する。また、制御ユニット2は、負荷部4が消費する電力が少ない場合、従来の車両機器3のみに電力を供給する場合と同等の電力を車両機器3に供給してもよい。
各負荷部4は、車両101に設置されたセンサノードやスイッチ等であり、グランドGNDに接続される(車体アース)。各負荷部4は、車両101において予め決められた位置に設置される。各負荷部4は、図3に示すように、照度センサ4a、雨滴センサ4b、ルーフ関連スイッチ4c、日射センサ4d、温度センサ4e、ドアミラースイッチ4f、ステアリングスイッチ4g、外気温センサ4h等を含んで構成される。照度センサ4a、雨滴センサ4b、ルーフ関連スイッチ4c等は、車両101のルーフ7aに設置される。また、日射センサ4d、温度センサ4e、ドアミラースイッチ4f、ステアリングスイッチ4g等は、インストルメントパネル(インパネ)7bに設置される。また、外気温センサ4h等は、エンジンコンパートメント(エンコパ)7cに設置される。
温度センサ4aや雨滴センサ4b等のセンサノード4A(以下、負荷部4ともいう。)は、コイルユニット20を介して電力が供給され、RF−IC4iと、アンテナ4jと、整流回路4kと、DC−DCコンバータ4mと、受電端子4nと、蓄電部4pと、マイコン4qとを備える。RF−IC4iは、UHF帯域を使用した無線通信用の集積回路であり、アンテナ4j及びマイコン4qに接続される。RF−IC4iは、アンテナ4jを介して制御ユニット2と無線通信する。例えば、RF−IC4iは、マイコン4qから出力される通信信号をアンテナ4jを介して制御ユニット2に送信する。また、RF−IC4iは、アンテナ4jを介して制御ユニット2から受信した通信信号をマイコン4qに出力する。
整流回路4kは、受電端子4n及びDC−DCコンバータ4mに接続され、受電端子4nから出力されるパルス電流Iを整流して直流電流に変換し、当該直流電流をDC−DCコンバータ4mに出力する。
DC−DCコンバータ4mは、整流回路4k及びマイコン4qに接続され、整流回路4kから出力される直流電流の電圧を所定の電圧に変換してマイコン4qに出力する。例えば、DC−DCコンバータ4mは、マイコン4qによる制御に基づいて、スイッチング素子をON/OFFし、直流電流の電圧を所定の電圧に変換する。受電端子4nは、後述するコイルユニット20のコイル24の端部24a(図5参照)に接続され、コイルユニット20から電力が供給される。
蓄電部4pは、マイコン4qに接続され、コイルユニット20から供給される電力を蓄電する。蓄電部4pは、例えば、バックアップ用のバッテリとして用いられ、コイルユニット20から供給される電力が不足する場合に使用される。蓄電部4pは、例えば、2次電池やキャパシタ等が用いられる。
マイコン4qは、各部を制御するものである。マイコン4qは、CPU、記憶部を構成するROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。マイコン4qは、例えば、DC−DCコンバータ4mのスイッチング素子を所定の周波数でON/OFFする。また、マイコン4qは、RF−IC4iに通信信号を出力する。また、マイコン4qは、RF−IC4iから通信信号を入力する。なお、マイコン4q、蓄電部4p及びDC−DCコンバータ4mは、陰極がグランドGNDに接続されている(車体アース)。
そして、車両用電力供給システム1は、電源ユニット8から車両機器3に供給される電力を各負荷部4に非接触で供給する。つまり、車両用電力供給システム1は、主幹線10及びコイルユニット20を含んで構成され、主幹線10に電気的に接続された車両機器3に電力を供給すると共に、車両101に設置されたセンサノード4Aやスイッチ等の様々な負荷部4に電磁誘導により非接触で電力を供給する。
主幹線10は、例えば、ワイヤハーネスから構成される。ここで、ワイヤーハーネスとは、例えば車両101の各車両機器3間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の電線を束にして集合部品としたものである。主幹線10は、例えば、同軸ケーブルであり、図4に示すように、パルス電流Iを流す通電部11と、当該通電部11を被覆し電磁波等を遮蔽するシールド部12とを有する。通電部11は、例えば、導体である芯線と、当該芯線を絶縁する絶縁層とを含んで構成される。シールド部12は、通電部11の絶縁層の周囲に設けられノイズを遮蔽するシールド層と、当該シールド層の周囲に設けられ保護被膜としてのシースとを含んで構成される。主幹線10は、制御ユニット2と車両機器3とを接続する電力線11Aを含む。主幹線10は、通電部11がシールド部12から露出した複数の露出部13を有する。各露出部13には、後述するコイルユニット20が設置される。主幹線10は、原則、通電部11がシールド部12により被覆されているが、コイルユニット20を設置する箇所については通電部11がシールド部12から露出する露出部13を構成する。主幹線10は、車両101に配索され、制御ユニット2と車両機器3とを電気的に接続する。主幹線10は、例えば、車両101のルーフ7a、インストルメントパネル7b、エンジンコンパートメント7c等を経由して制御ユニット2と車両機器3とを接続する。主幹線10は、車両101のルーフ7a等に設置された各負荷部4に電力を供給するコイルユニット20が露出部13に設置される。
コイルユニット20は、コアに巻線を施した電子部品(チョークコイル)である。コイルユニット20は、図5に示すように、磁性体(コア)23と、コイル(巻線)24とを備える。磁性体23は、環状の本体部21と、当該本体部21に開口された開口部22とを有する。磁性体23は、主幹線10の外周に生じる磁束に対し磁路を形成する。磁性体23は、例えば、透磁率の高いフェライト素材等から形成されたトロイダルコアであり、例えば閉じたリング形状である。磁性体23は、主幹線10が開口部22に挿入される。例えば、磁性体23は、主幹線10が開口部22の軸方向に沿って一回挿入される。
コイル24は、環状の磁性体23の円周方向に沿って螺旋状に巻き回された導電性の線材である。コイル24は、センサノード4Aやスイッチ等の負荷部4に接続される。コイル24は、磁性体23の磁路に生じた磁束を誘起電圧に変換し電力を負荷部4の受電端子4nに供給する。
上述のように構成されたコイルユニット20は、主幹線10の延在方向に移動可能に主幹線10に設置される。例えば、コイルユニット20は、主幹線10が当該コイルユニット20の開口部22に挿入され、挿入された主幹線10の露出部13に設置される。コイルユニット20は、例えば、一つの負荷部4に対して一つのコイルユニット20が接続され、接続されたコイルユニット20から負荷部4に電力を供給する負荷ユニット40(図4参照)を構成する。コイルユニット20は、主幹線10にパルス電流Iが流れることによって生じる磁界(磁束)の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、接続される負荷部4に電力を供給する。
次に、車両用電力供給システム1の動作例について説明する。車両用電力供給システム1は、図6、図7に示すように、車両機器3に電力を供給するために、制御ユニット2のスイッチング制御部2cからパルス電流Iを主幹線10を介して車両機器3に出力する。次に、コイルユニット20は、主幹線10にパルス電流Iが流れることによって生じる磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、接続されるセンサノード4Aの受電端子4nに電力(電流Ia)を供給する。次に、センサノード4Aは、コイルユニット20から供給される電流Iaを受電し、受電した電流Iaを整流回路4kにより直流電流に整流してDC−DCコンバータ4mに出力する。次に、センサノード4Aは、DC−DCコンバータ4mにより直流電流の電圧を所定の電圧に変換してマイコン4qに出力する。次に、センサノード4Aは、変圧された電圧でマイコン4qが駆動する。次に、制御ユニット2は、センサ情報要求コマンド等の通信信号をアンテナ2bを介してセンサノード4Aに送信する。次に、センサノード4Aは、制御ユニット2から送信されたセンサ情報要求コマンド等の通信信号をアンテナ4jを介して受信する。次に、センサノード4Aは、センサ情報レスポンス等の通信信号をアンテナ4jを介して制御ユニット2に送信する。なお、センサノード4Aは、コイルユニット20から供給される電力が余る場合は電力を蓄電部4pに蓄電する。また、制御ユニット2は、主幹線10を介して車両機器3に接続されずに、主幹線10を介してグランド(第1対象)GNDに接続され、主幹線10を介してグランドGNDにパルス電流Iを流してもよい。
以上のように、実施形態1に係る車両用電力供給システム1及び車両システム100は、車両101の主幹線10にパルス電流Iが流れることによって生じる磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、接続される負荷部4に電力を供給するコイルユニット20を備える。これにより、車両用電力供給システム1は、車両101の主幹線10から負荷部4に非接触で電力を供給することができる。従って、車両用電力供給システム1は、自動運転や先進安全機能等によりセンサ等の負荷部4や負荷部4を制御する装置が増加しても、各負荷部4等に電力を供給するためのワイヤハーネス等の集合部品(コネクタ含む)が増加することを抑制でき、省線化を実現することができる。これにより、車両用電力供給システム1は、ワイヤハーネス等の電線の配索性が低下することを抑制することが可能となり、負荷部4を容易に車両101に設置することができる。また、車両用電力供給システム1は、負荷部4を車両101の機能要件に基づき予め定められた場所に設置する必要があるが、ワイヤハーネス等の集合部品の増加を抑制できるため、搭載スペースを十分に確保することができる。これにより、車両用電力供給システム1は、負荷部4を設置するレイアウトの自由度を向上させることができる。従って、車両用電力供給システム1は、負荷部4の搭載要件を緩和することができ、省スペース化を実現することができる。これにより、車両用電力供給システム1は、電線配索の自由度を向上することができる。
また、車両用電力供給システム1において、主幹線10は、電源ユニット8と車両機器3又はグランドGNDとを接続する電力線11Aを含む。これにより、車両用電力供給システム1は、電力線11Aにおいてパルス電流Iが流れることによる磁界の変化に応じて電磁誘導により負荷部4に電力を供給することができる。
また、車両用電力供給システム1において、電源ユニット8は、例えば、車両機器3に電力を供給する場合、車両機器3に供給する電力に負荷部4に供給する電力を重畳させて供給する。これにより、車両用電力供給システム1は、車両機器3及び負荷部4に供給する電力が不足することを抑制することができる。
また、車両用電力供給システム1において、負荷部4は、コイルユニット20から供給される電力を蓄電する蓄電部4pを含む。これにより、車両用電力供給システム1は、コイルユニット20から供給される電力が不足する場合、蓄電部4pに蓄電された電力により駆動することができる。
また、車両用電力供給システム1において、コイルユニット20は、環状の本体部21と本体部21に開口された開口部22とを有する磁性体23と、磁性体23に生じた磁束を誘起電圧に変換可能なコイル24とを備える。これにより、車両用電力供給システム1は、コイル24が磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、負荷部4に電力を供給することができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2に係る車両用電力供給システム1Aについて説明する。実施形態2に係る車両用電力供給システム1Aは、図8に示すように、制御ユニット(第2対象)2Aが主幹線10を介してパルス電流Iと共にパルス信号を車両機器3に出力する点で実施形態1と異なる。主幹線10は、制御ユニット2Aと車両機器3との間で通信信号を送受信する通信線11Bを含む。車両用電力供給システム1Aは、実施形態1に係る車両用電力供給システム1と同様の構成には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
制御ユニット2Aのスイッチング制御部20cは、マイコン20f及び給電端子2eに接続され、電流波形がパルス形状のパルス電流Iを抵抗2dを介して給電端子2eに出力する。スイッチング制御部20cは、さらに、信号波形がパルス形状のパルス信号を抵抗2dを介して給電端子2eに出力する。例えば、スイッチング制御部20cは、マイコン20fによる制御に基づいて、直流電源6から出力される直流電流をスイッチング素子によりON/OFFしてパルス電流I又はパルス信号に変換し、変換したパルス電流I又はパルス信号を抵抗2dを介して給電端子2eに出力する。パルス信号は、例えば、LF(Low Frequency)帯域の信号である。
マイコン20fは、各部を制御するものである。マイコン20fは、例えば、スイッチング制御部20cのスイッチング素子を所定の周波数でON/OFFし、パルス電流I又はパルス信号を出力するように制御する。また、マイコン20fは、RF−IC20aから通信信号を入力する。
なお、制御ユニット2Aは、電磁誘導により非接触でセンサノード4Bに電力を供給するために、従来のように車両機器3にパルス信号を出力する場合と比較して電圧レベルが高いパルス信号を車両機器3に出力することが好ましい。つまり、制御ユニット2Aは、車両機器3にパルス信号を出力する場合、車両機器3に出力するパルス信号にセンサノード4Bに供給する電圧を重畳させて出力する。また、制御ユニット2Aは、センサノード4Bが消費する電力が少ない場合、従来の車両機器3にパルス信号を出力する場合と同等の電圧レベルのパルス信号を車両機器3に供給してもよい。
センサノード4Bは、LF(Low Frequency)復調回路4rを備える。LF復調回路4rは、受電端子4n及びマイコン40qに接続され、受電端子4nから出力されるパルス信号を復調し、復調した復調信号をマイコン40qに出力する。マイコン40qは、LF復調回路4rから復調信号を入力する。
このように、実施形態2に係る車両用電力供給システム1Aは、制御ユニット2Aが主幹線10を介してパルス電流Iと共にパルス信号を車両機器3に出力する。
次に、実施形態2に係る車両用電力供給システム1Aの動作例について説明する。車両用電力供給システム1Aは、図9に示すように、車両機器3に電力を供給するために、制御ユニット2Aのスイッチング制御部20cからパルス電流Iを主幹線10を介して車両機器3に出力する。次に、コイルユニット20は、主幹線10にパルス電流Iが流れることによって生じる磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、接続されるセンサノード4Bの受電端子4nに電力(電流Ia)を供給する。次に、センサノード4Bは、コイルユニット20から供給される電流Iaを受電し、受電した電流Iaを整流回路4kにより直流電流に整流してDC−DCコンバータ4mに出力する。次に、センサノード4Bは、DC−DCコンバータ4mにより直流電流の電圧を所定の電圧に変換してマイコン40qに出力する。次に、センサノード4Bは、変圧された電圧でマイコン40qが駆動する。
次に、車両用電力供給システム1Aは、制御ユニット2Aのスイッチング制御部20cからパルス信号Pを主幹線10を介して車両機器3に出力する。次に、コイルユニット20は、主幹線10にパルス信号Pが流れることによって生じる磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、センサノード4Bの受電端子4nに電力(電流Ib)を供給する。次に、センサノード4Bは、コイルユニット20から供給される電流Ibを受電し、受電した電流Ibを整流回路4kにより直流電流に整流してDC−DCコンバータ4mに出力する。次に、センサノード4Bは、DC−DCコンバータ4mにより直流電流の電圧を所定の電圧に変換してマイコン40qに出力する。次に、センサノード4Bは、変圧された電圧でマイコン40qが駆動する。一方、センサノード4Bは、センサ情報要求コマンド等のパルス信号PをLF復調回路4rにより復調し、復調した復調信号をマイコン40pに出力する。次に、マイコン40qは、LF復調回路4rから出力された復調信号に基づいてセンサ情報レスポンス等の通信信号をアンテナ4jを介して制御ユニット2Aに送信する。
以上のように、実施形態2に係る車両用電力供給システム1Aにおいて、主幹線10は、制御ユニット2Aと車両機器3との間で通信信号を送受信する通信線11Bを含む。これにより、車両用電力供給システム1Aは、主幹線10にパルス電流I及びパルス信号Pが流れることによって生じる磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、接続される負荷部4に電力を供給することができる。従って、車両用電力供給システム1Aは、パルス電流Iに加えてさらにパルス信号Pから電力を回収することができる。
〔変形例〕
次に、実施形態1、2の変形例について説明する。車両用電力供給システム1において、磁性体23は、主幹線10が開口部22の軸方向に沿って一回挿入される例について説明したが、これに限定されない。例えば、磁性体23は、主幹線10が開口部22に複数回挿入されるように本体部21に巻き回されてもよい。例えば、磁性体23は、図10に示すように、主幹線10の通電部11が開口部22に挿入されるように本体部21に一回巻き回されている。これにより、磁性体23は、主幹線10が開口部22に一回挿入されるよりも磁界が強くなり誘起電圧を高めることができる。従って、車両用電力供給システム1は、主幹線10の巻き数を変更することにより、負荷部4の消費する電力に応じて誘起電圧を調整することができる。
また、コイルユニット20は、複数の磁性体23と複数のコイル24とを備え、複数のコイル24が電気的に直列に接続され、負荷部4に電力を供給してもよい。例えば、コイルユニット20Aは、図11に示すように、二つの磁性体23と二つのコイル24とを有し、二つのコイル24が電気的に直列に接続され、当該コイル24に接続される負荷部4に電力を供給する。これにより、コイルユニット20Aは、図6、図9に示す電流Icのように起電力が重畳されるので一つのコイル24の電流Iaと比較して二倍程度の起電力を生じることができる。また、コイルユニット20Aは、図9に示す電流Idのように起電力が重畳されるので一つのコイル24の電流Ibと比較して二倍程度の起電力を生じることができる。なお、コイルユニット20Aは、磁束密度がコイルユニット20と同程度である。
また、コイルユニット20Bは、複数の磁性体23と複数のコイル24とを備え、複数のコイル24が電気的に並列に接続され、負荷部4に電力を供給してもよい。例えば、図12に示すように、コイルユニット20Bは、二つの磁性体23と二つのコイル24とを有し、二つのコイル24が電気的に並列に接続され、当該コイル24に接続される負荷部4に電力を供給する。コイルユニット20Bは、起電力が重畳されないのでコイルユニット20と同程度の起電力が生じる。なお、コイルユニット20Bは、磁束密度が一つのコイルユニット20と同程度である。
また、制御ユニット2は、外部の直流電源6から供給される電力を主幹線10を介して車両機器3又はグランドGNDに供給する例について説明したが、これに限定されない。例えば、制御ユニット2は、図示しない電源(第2対象)を備え、当該電源の電力を主幹線10を介して車両機器3に供給したりグランドGNDに逃がしてもよい。
また、負荷部4は、蓄電部4pが設けられる例について説明したが、蓄電部4pを設けなくてもよい。
磁性体23は、閉じたリング形状の他に、開閉構造を有するようにしてもよい。例えば、磁性体23は、図示しないヒンジと、開閉部とを備え、ヒンジを回動軸にして開閉部が開閉するように構成してもよい。磁性体23は、開状態で主幹線10に取り付けられ、閉状態で主幹線10に設置される。これにより、磁性体23は、主幹線10に容易に装着することができる。
また、車両用電力供給システム1Aは、制御ユニット2Aと車両機器3とが通信線11Bのみにより接続され、制御ユニット2Aが主幹線10を介してパルス信号を車両機器3に出力し、コイルユニット20は、通信線11Bにパルス信号が流れることによって生じる磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、センサノード4Bの受電端子4nに電力(電流Ib)を供給してもよい。
また、車両用電力供給システム1、1Aは、参考例として、主幹線10に生じる磁界の変化に応じて起電力を生じる例について説明したが、これに限定されない。車両用電力供給システム1、1Aは、定量的な電流変化が期待できたり、自然発生的に生じる磁界を起電力を生じるエネルギー源としてもよい。
また、コイルユニット20が設置される各露出部13は、芯線が絶縁層により絶縁された通電部11がシールド部12から露出する例について説明したが、これに限定されない。各露出部13は、通電部11の芯線が絶縁層により絶縁されずに芯線自体をシールド部12から露出するように形成してもよい。
また、主幹線10は、同軸ケーブルである例について説明したが、これに限定されない。例えば、主幹線10は、パルス電流Iを流す電線と、当該電線の周囲に設けられ電磁波等を遮蔽するシールド層とを含んで構成してもよい。電線は、導体である芯線と、当該芯線を絶縁する絶縁層とから構成される。この場合、各露出部13は、芯線が絶縁層により絶縁された電線がシールド層から露出することにより形成される。なお、各露出部13は、電線の芯線が絶縁層により絶縁されずに芯線自体をシールド層から露出するように形成してもよい。
また、主幹線10は、電線と、当該電線の周囲に設けられ電磁波等を遮蔽するシールド層と、さらに当該シールド層を保護する保護被膜とを含んで構成してもよい。この場合、各露出部13は、芯線が絶縁層により絶縁された電線がシールド層及び保護被膜から露出することにより形成される。なお、各露出部13は、電線の芯線が絶縁層により絶縁されずに芯線自体をシールド層及び保護被膜から露出するように形成してもよい。
1、1A 車両用電力供給システム
2、2A 制御ユニット(電源、第2対象)
3 車両機器(第1対象)
4、4A、4B 負荷部
4p 蓄電部
6 直流電源(電源、第2対象)
8 電源ユニット(電源、第2対象)
10 主幹線
11A 電力線
11B 通信線
20、20A、20B コイルユニット
21 本体部
22 開口部
23 磁性体
24 コイル
GND グランド(第1対象)

Claims (5)

  1. 車両に配索され第1対象と第2対象とを電気的に接続する主幹線と、
    前記主幹線が挿入される開口部が設けられ、前記主幹線に電流が流れることによって生じる磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、接続される負荷部に電力を供給するコイルユニットと、を備え
    前記第1対象は、前記車両に搭載される車両機器であり、
    前記第2対象は、電源を含み、
    前記主幹線は、前記電源と前記車両機器とを接続する電力線を含み、
    前記電源は、前記車両機器に電力を供給する場合、前記車両機器に供給する電力に前記負荷部に供給する電力を重畳させて供給し、
    前記重畳される電力は、前記負荷部の消費電力に応じた電力であることを特徴とする車両用電力供給システム。
  2. 前記負荷部は、
    前記コイルユニットから供給される電力を蓄電する蓄電部を含む請求項に記載の車両用電力供給システム。
  3. 前記コイルユニットは、
    環状の本体部と前記本体部に開口された前記開口部とを有する磁性体と、
    前記磁性体に生じた磁束を誘起電圧に変換可能なコイルと、
    を備える請求項1又は2に記載の車両用電力供給システム。
  4. 前記磁性体は、前記主幹線が前記開口部に挿入されるように前記本体部に巻き回される請求項3に記載の車両用電力供給システム。
  5. 車両に搭載される第1対象及び第2対象と、
    前記車両に搭載される負荷部と、
    前記車両に配索され前記第1対象と前記第2対象とを電気的に接続する主幹線と、
    前記主幹線が挿入される開口部が設けられ、前記主幹線に電流が流れることによって生じる磁界の変化に応じて電磁誘導により起電力を生じ、接続される前記負荷部に電力を供給するコイルユニットと、を備え
    前記第1対象は、前記車両に搭載される車両機器であり、
    前記第2対象は、電源を含み、
    前記主幹線は、前記電源と前記車両機器とを接続する電力線を含み、
    前記電源は、前記車両機器に電力を供給する場合、前記車両機器に供給する電力に前記負荷部に供給する電力を重畳させて供給し、
    前記重畳される電力は、前記負荷部の消費電力に応じた電力であることを特徴とする車両システム。
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